JPH07117975A - 昇降吊下装置付き搬送装置 - Google Patents
昇降吊下装置付き搬送装置Info
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- JPH07117975A JPH07117975A JP26498193A JP26498193A JPH07117975A JP H07117975 A JPH07117975 A JP H07117975A JP 26498193 A JP26498193 A JP 26498193A JP 26498193 A JP26498193 A JP 26498193A JP H07117975 A JPH07117975 A JP H07117975A
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- suspension
- belts
- lowering
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 搬送物の揺れを抑制して、搬送物の破損防止
や位置決め精度及び安定性の向上を図る。 【構成】 本発明に係る昇降吊下装置付き搬送装置は、
搬送物を三点吊りの状態で昇降させるとともに、所定の
位置まで横行させる昇降吊下装置付き搬送装置におい
て、搬送物を吊るための三本の吊ベルト１２ａ，１２
ｂ，１２ｃは、各々のベルト面が、平面視において、そ
の三本の吊ベルト１２ａ，１２ｂ，１２ｃに接する仮想
円の中心Ｏを向くように位置決めされている。このた
め、三本の吊ベルト１２ａ，１２ｂ，１２ｃの揺れ方向
が前記仮想円の中心Ｏを向くようになり、各々の吊ベル
ト１２ａ，１２ｂ，１２ｃの揺れが互いに打ち消され
る。この結果、搬送装置の発進時、停止時や、搬送物ｗ
の昇降時に、その搬送物ｗの揺れが抑制される。
や位置決め精度及び安定性の向上を図る。 【構成】 本発明に係る昇降吊下装置付き搬送装置は、
搬送物を三点吊りの状態で昇降させるとともに、所定の
位置まで横行させる昇降吊下装置付き搬送装置におい
て、搬送物を吊るための三本の吊ベルト１２ａ，１２
ｂ，１２ｃは、各々のベルト面が、平面視において、そ
の三本の吊ベルト１２ａ，１２ｂ，１２ｃに接する仮想
円の中心Ｏを向くように位置決めされている。このた
め、三本の吊ベルト１２ａ，１２ｂ，１２ｃの揺れ方向
が前記仮想円の中心Ｏを向くようになり、各々の吊ベル
ト１２ａ，１２ｂ，１２ｃの揺れが互いに打ち消され
る。この結果、搬送装置の発進時、停止時や、搬送物ｗ
の昇降時に、その搬送物ｗの揺れが抑制される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、搬送物を三点吊りの状
態で昇降させるとともに、所定の位置まで横行させる昇
降吊下装置付き搬送装置に関する。
態で昇降させるとともに、所定の位置まで横行させる昇
降吊下装置付き搬送装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】これに関する従来の昇降吊下装置付き搬
送装置が特開平５−９２７６４号公報に記載されてい
る。前記昇降吊下装置付き搬送装置は、その模式図が、
図４に示されるように、搬送物ｗを三本の吊ベルト２
ａ，２ｂ，２ｃで吊った状態で昇降させるとともに、所
定の位置まで横行させる装置であり、図示されていない
搬送台車上に各々の吊ベルト２ａ，２ｂ，２ｃを巻き取
るための巻き取りドラム４ａ，４ｂ，４ｃが載置されて
いる。ここで、前記吊ベルト２ａ，２ｂ，２ｃの端部
は、搬送物ｗの前部中央と後部両側に接続されており、
それらの吊ベルト２ａ，２ｂ，２ｃのベルト面は互いに
平行な状態で前記搬送台車の進行方向に向けられてい
る。
送装置が特開平５−９２７６４号公報に記載されてい
る。前記昇降吊下装置付き搬送装置は、その模式図が、
図４に示されるように、搬送物ｗを三本の吊ベルト２
ａ，２ｂ，２ｃで吊った状態で昇降させるとともに、所
定の位置まで横行させる装置であり、図示されていない
搬送台車上に各々の吊ベルト２ａ，２ｂ，２ｃを巻き取
るための巻き取りドラム４ａ，４ｂ，４ｃが載置されて
いる。ここで、前記吊ベルト２ａ，２ｂ，２ｃの端部
は、搬送物ｗの前部中央と後部両側に接続されており、
それらの吊ベルト２ａ，２ｂ，２ｃのベルト面は互いに
平行な状態で前記搬送台車の進行方向に向けられてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、前記吊ベル
ト２ａ，２ｂ，２ｃはベルト面の向く方向に揺れが発生
し易い。このため、上記した昇降吊下装置付き搬送装置
では、搬送台車の発進、停止時や搬送物ｗを昇降すると
きに、各々の吊ベルト２ａ，２ｂ，２ｃが搬送台車の進
行方向に揺れ易い。この結果、搬送物ｗの揺れが大きく
なり、搬送物ｗの破損や降下点での位置決め不能あるい
は安定性不良等の問題が発生する。また、前記搬送物ｗ
が大型化すれば、その搬送物ｗの後部両側に接続されて
いる吊ベルト２ｂ，２ｃのピッチを広げ、さらに、前部
中央に接続されている吊ベルト２ａと後部の吊ベルト２
ｂ，２ｃ間のピッチも大きくする必要がある。しかしな
がら、上記した従来の昇降吊下装置で、前記吊ベルト２
ｂ，２ｃ（後部両側）のピッチを広げようとすれば、巻
き取りドラム４ｂ，４ｃの配置変えを行うしか方法がな
い。このため、搬送物ｗのサイズ変更に合わせて前記吊
ベルト１ｂ，２ｃのピッチを変更するのは困難である。
本発明の技術的課題は、吊ベルト２ａ，２ｂ，２ｃのベ
ルト面が、平面視において各々の吊ベルト２ａ，２ｂ，
２ｃに接する仮想円の中心を向くようにすることによ
り、各々の吊ベルト２ａ，２ｂ，２ｃの揺れ方向が前記
仮想円の中心を向くようにして、その揺れを互いに打ち
消すようにすること、さらに、搬送物ｗのサイズに合わ
せて吊ベルト２ａ，２ｂ，２ｃのピッチ変更を可能にす
ることにより、搬送物ｗのサイズ変更に簡単に対応がで
きるようにするものである。
ト２ａ，２ｂ，２ｃはベルト面の向く方向に揺れが発生
し易い。このため、上記した昇降吊下装置付き搬送装置
では、搬送台車の発進、停止時や搬送物ｗを昇降すると
きに、各々の吊ベルト２ａ，２ｂ，２ｃが搬送台車の進
行方向に揺れ易い。この結果、搬送物ｗの揺れが大きく
なり、搬送物ｗの破損や降下点での位置決め不能あるい
は安定性不良等の問題が発生する。また、前記搬送物ｗ
が大型化すれば、その搬送物ｗの後部両側に接続されて
いる吊ベルト２ｂ，２ｃのピッチを広げ、さらに、前部
中央に接続されている吊ベルト２ａと後部の吊ベルト２
ｂ，２ｃ間のピッチも大きくする必要がある。しかしな
がら、上記した従来の昇降吊下装置で、前記吊ベルト２
ｂ，２ｃ（後部両側）のピッチを広げようとすれば、巻
き取りドラム４ｂ，４ｃの配置変えを行うしか方法がな
い。このため、搬送物ｗのサイズ変更に合わせて前記吊
ベルト１ｂ，２ｃのピッチを変更するのは困難である。
本発明の技術的課題は、吊ベルト２ａ，２ｂ，２ｃのベ
ルト面が、平面視において各々の吊ベルト２ａ，２ｂ，
２ｃに接する仮想円の中心を向くようにすることによ
り、各々の吊ベルト２ａ，２ｂ，２ｃの揺れ方向が前記
仮想円の中心を向くようにして、その揺れを互いに打ち
消すようにすること、さらに、搬送物ｗのサイズに合わ
せて吊ベルト２ａ，２ｂ，２ｃのピッチ変更を可能にす
ることにより、搬送物ｗのサイズ変更に簡単に対応がで
きるようにするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、以下の
特徴を有する昇降吊下装置付き搬送装置によって解決さ
れる。即ち、請求項１にかかる昇降吊下装置付き搬送装
置は、搬送物を三点吊りの状態で昇降させるとともに、
所定の位置まで横行させる昇降吊下装置付き搬送装置に
おいて、前記搬送物を吊るための三本の吊ベルトは、各
々のベルト面が、平面視において、その三本の吊ベルト
に接する仮想円のほぼ中心を向くように位置決めされて
いる。また、請求項２に係る昇降吊下装置付き搬送装置
は、請求項１に記載された昇降吊下装置付き搬送装置に
おいて、各々の吊ベルトは、その途中部分がガイドロー
ラによって支持されており、それらのガイドローラは前
記仮想円の半径方向に移動可能な構造になっている。
特徴を有する昇降吊下装置付き搬送装置によって解決さ
れる。即ち、請求項１にかかる昇降吊下装置付き搬送装
置は、搬送物を三点吊りの状態で昇降させるとともに、
所定の位置まで横行させる昇降吊下装置付き搬送装置に
おいて、前記搬送物を吊るための三本の吊ベルトは、各
々のベルト面が、平面視において、その三本の吊ベルト
に接する仮想円のほぼ中心を向くように位置決めされて
いる。また、請求項２に係る昇降吊下装置付き搬送装置
は、請求項１に記載された昇降吊下装置付き搬送装置に
おいて、各々の吊ベルトは、その途中部分がガイドロー
ラによって支持されており、それらのガイドローラは前
記仮想円の半径方向に移動可能な構造になっている。
【０００５】
【作用】請求項１に記載された発明によると、三本の吊
ベルトは、各々のベルト面が、平面視においてその三本
の吊ベルトに接する仮想円のほぼ中心を向くように設置
されている。このため、三本の吊ベルトの揺れ方向が前
記仮想円の中心を向くようになり、各々の吊ベルトの揺
れが互いに打ち消される。この結果、搬送台車の発進、
停止時や、搬送物ｗの昇降時に、その搬送物ｗの揺れが
抑制される。また、請求項２に記載された発明による
と、三本のガイドローラを等しい距離だけ前記仮想円の
半径方向に移動させることにより、吊りバランスを確保
した状態で、三本の吊ベルトのピッチを簡単に変えるこ
とができる。このため、サイズの異なる種々の搬送物ｗ
に対して本発明に係る昇降吊下装置を使用できるように
なる。
ベルトは、各々のベルト面が、平面視においてその三本
の吊ベルトに接する仮想円のほぼ中心を向くように設置
されている。このため、三本の吊ベルトの揺れ方向が前
記仮想円の中心を向くようになり、各々の吊ベルトの揺
れが互いに打ち消される。この結果、搬送台車の発進、
停止時や、搬送物ｗの昇降時に、その搬送物ｗの揺れが
抑制される。また、請求項２に記載された発明による
と、三本のガイドローラを等しい距離だけ前記仮想円の
半径方向に移動させることにより、吊りバランスを確保
した状態で、三本の吊ベルトのピッチを簡単に変えるこ
とができる。このため、サイズの異なる種々の搬送物ｗ
に対して本発明に係る昇降吊下装置を使用できるように
なる。
【０００６】
【実施例】以下、図１〜図３に基づいて本発明の一実施
例に係る昇降吊下装置付き搬送装置の説明を行う。ここ
で、図３は本実施例に係る昇降吊下装置付き搬送装置１
０の全体斜視図、図１は本実施例に係る昇降吊下装置付
き搬送装置１０の昇降吊下装置２０の要部平面図、図２
は前記昇降吊下装置２０の模式図である。前記昇降吊下
装置付き搬送装置１０は、図３に示されるように、モノ
レール３２に係合した状態で前記モノレール３２に倣っ
て走行する走行体３０（搬送台車）を備えており、その
走行体３０の下部に昇降吊下装置２０が装着されてい
る。
例に係る昇降吊下装置付き搬送装置の説明を行う。ここ
で、図３は本実施例に係る昇降吊下装置付き搬送装置１
０の全体斜視図、図１は本実施例に係る昇降吊下装置付
き搬送装置１０の昇降吊下装置２０の要部平面図、図２
は前記昇降吊下装置２０の模式図である。前記昇降吊下
装置付き搬送装置１０は、図３に示されるように、モノ
レール３２に係合した状態で前記モノレール３２に倣っ
て走行する走行体３０（搬送台車）を備えており、その
走行体３０の下部に昇降吊下装置２０が装着されてい
る。
【０００７】前記昇降吊下装置２０は、搬送物ｗを三点
吊りの状態で昇降させるための装置であり、図２、図３
に示されるように、前記搬送物ｗを吊るための第１吊ベ
ルト１２ａ、第２吊ベルト１２ｂ及び第３吊ベルト１２
ｃを備えている。前記第１吊ベルト１２ａ、第２吊ベル
ト１２ｂ及び第３吊ベルト１２ｃは一端が搬送物ｗの所
定位置に連結されており、他端がそれぞれ第１巻き取り
ドラム２４ａ、第２巻き取りドラム２４ｂ及び第３巻き
取りドラム２４ｃに固定されている。そして、各々の巻
き取りドラム２４ａ，２４ｂ，２４ｃが所定方向に等速
回転することにより、各々の吊ベルト１２ａ，１２ｂ，
１２ｃがドラムに巻き取られて、前記搬送物ｗは水平に
保持された状態で上昇する。また、各々の巻き取りドラ
ム２４ａ，２４ｂ，２４ｃが逆方向に等速回転すること
により、各々の吊ベルト１２ａ，１２ｂ，１２ｃがドラ
ムから解かれて、前記搬送物ｗは下降する。
吊りの状態で昇降させるための装置であり、図２、図３
に示されるように、前記搬送物ｗを吊るための第１吊ベ
ルト１２ａ、第２吊ベルト１２ｂ及び第３吊ベルト１２
ｃを備えている。前記第１吊ベルト１２ａ、第２吊ベル
ト１２ｂ及び第３吊ベルト１２ｃは一端が搬送物ｗの所
定位置に連結されており、他端がそれぞれ第１巻き取り
ドラム２４ａ、第２巻き取りドラム２４ｂ及び第３巻き
取りドラム２４ｃに固定されている。そして、各々の巻
き取りドラム２４ａ，２４ｂ，２４ｃが所定方向に等速
回転することにより、各々の吊ベルト１２ａ，１２ｂ，
１２ｃがドラムに巻き取られて、前記搬送物ｗは水平に
保持された状態で上昇する。また、各々の巻き取りドラ
ム２４ａ，２４ｂ，２４ｃが逆方向に等速回転すること
により、各々の吊ベルト１２ａ，１２ｂ，１２ｃがドラ
ムから解かれて、前記搬送物ｗは下降する。
【０００８】図１に示されるように、前記第１巻き取り
ドラム２４ａ、第２巻き取りドラム２４ｂ及び第３巻き
取りドラム２４ｃは、中央に第１シャフト２５ａ、第２
シャフト２５ｂ及び第３シャフト２５ｃをそれぞれ備え
る車輪状の巻き取り部材であり、それらのシャフト２５
ａ，２５ｂ，２５ｃがフレーム２７に設けられた軸受け
２７ａ，２７ｂ，２７ｃによって両側から回転可能な状
態で支持されている。ここで、前記第２巻き取りドラム
２４ｂは第１巻き取りドラム２４ａの位置から水平方向
に右回り（図中右回り）に角度60°だけ回動した位置に
位置決めされており、第３巻き取りドラム２４ｃは第１
巻き取りドラム２４ａの位置から水平方向に左回り（図
中左回り）に角度60°だけ回動した位置に位置決めされ
ている。これによって、各々の巻き取りドラム２４ａ，
２４ｂ，２４ｃに巻き取られている吊ベルト１２ａ，１
２ｂ，１２ｃのベルト面は、平面視において各々の成す
角が 60 °となり、正三角形の各々の辺の上に位置する
ことになる。即ち、前記吊ベルト１２ａ，１２ｂ，１２
ｃは、各々のベルト面が、それらの吊ベルト１２ａ，１
２ｂ，１２ｃに接する仮想円の中心Ｏを向くように位置
決めされている。
ドラム２４ａ、第２巻き取りドラム２４ｂ及び第３巻き
取りドラム２４ｃは、中央に第１シャフト２５ａ、第２
シャフト２５ｂ及び第３シャフト２５ｃをそれぞれ備え
る車輪状の巻き取り部材であり、それらのシャフト２５
ａ，２５ｂ，２５ｃがフレーム２７に設けられた軸受け
２７ａ，２７ｂ，２７ｃによって両側から回転可能な状
態で支持されている。ここで、前記第２巻き取りドラム
２４ｂは第１巻き取りドラム２４ａの位置から水平方向
に右回り（図中右回り）に角度60°だけ回動した位置に
位置決めされており、第３巻き取りドラム２４ｃは第１
巻き取りドラム２４ａの位置から水平方向に左回り（図
中左回り）に角度60°だけ回動した位置に位置決めされ
ている。これによって、各々の巻き取りドラム２４ａ，
２４ｂ，２４ｃに巻き取られている吊ベルト１２ａ，１
２ｂ，１２ｃのベルト面は、平面視において各々の成す
角が 60 °となり、正三角形の各々の辺の上に位置する
ことになる。即ち、前記吊ベルト１２ａ，１２ｂ，１２
ｃは、各々のベルト面が、それらの吊ベルト１２ａ，１
２ｂ，１２ｃに接する仮想円の中心Ｏを向くように位置
決めされている。
【０００９】前記第１巻き取りドラム２４ａの第１シャ
フト２５ａには、その一端にモータ駆動式減速機２８ｗ
の回転軸（図示されていない）が連結されており、他端
に第１傘歯車２９ａが取付けられている。また、前記第
２巻き取りドラム２４ｂの第２シャフト２５ｂには、両
端に第２傘歯車２９ｂが取付けられており、一方の第２
傘歯車２９ｂが前記第１シャフト２５ａの第１傘歯車２
９ａと嵌合している。さらに、前記第３巻き取りドラム
２４ｃの第３シャフト２５ｃには、一端に第３傘歯車２
９ｃが取付けられており、その第３傘歯車２９ｃが第２
シャフト２５ｂの他方の第２傘歯車２９ｂと嵌合してい
る。なお、前記第１傘歯車２９ａ、第２傘歯車２９ｂ及
び第３傘歯車２９ｃは、等しい形状、等しいサイズで製
作されている。この構造により、前記モータ駆動式減速
機２８ｗが駆動されると第１巻き取りドラム２４ａが回
転され、さらに、第１傘歯車２９ａ、第２傘歯車２９ｂ
及び第３傘歯車２９ｃの働きにより第２巻き取りドラム
２４ｂ及び第３巻き取りドラム２４ｃが第１巻き取りド
ラム２４ａと同時に等速で回転される。
フト２５ａには、その一端にモータ駆動式減速機２８ｗ
の回転軸（図示されていない）が連結されており、他端
に第１傘歯車２９ａが取付けられている。また、前記第
２巻き取りドラム２４ｂの第２シャフト２５ｂには、両
端に第２傘歯車２９ｂが取付けられており、一方の第２
傘歯車２９ｂが前記第１シャフト２５ａの第１傘歯車２
９ａと嵌合している。さらに、前記第３巻き取りドラム
２４ｃの第３シャフト２５ｃには、一端に第３傘歯車２
９ｃが取付けられており、その第３傘歯車２９ｃが第２
シャフト２５ｂの他方の第２傘歯車２９ｂと嵌合してい
る。なお、前記第１傘歯車２９ａ、第２傘歯車２９ｂ及
び第３傘歯車２９ｃは、等しい形状、等しいサイズで製
作されている。この構造により、前記モータ駆動式減速
機２８ｗが駆動されると第１巻き取りドラム２４ａが回
転され、さらに、第１傘歯車２９ａ、第２傘歯車２９ｂ
及び第３傘歯車２９ｃの働きにより第２巻き取りドラム
２４ｂ及び第３巻き取りドラム２４ｃが第１巻き取りド
ラム２４ａと同時に等速で回転される。
【００１０】前記フレーム２７には、第１巻き取りドラ
ム２４ａより外側に、その第１巻き取りドラム２４ａと
平行に一対の第１ガイドローラ２２ａが装着されてお
り、その第１ガイドローラ２２ａの間に第１吊ベルト１
２ａが通されるようになっている。ここで、前記第１ガ
イドローラ２２ａの両端は、前記フレーム２７に形成さ
れた長孔（図示されていない）に通されて支持されてお
り、その長孔に沿って前記仮想円の半径方向に移動でき
るようになっている。また、前記フレーム２７には、第
１ガイドローラ２２ａの回転を許容した状態でその第１
ガイドローラ２２ａを長孔の所定位置に位置決めするた
めのロック機構（図示されていない）が設けられてい
る。同様に、第２巻き取りドラム２４ｂ、第３巻き取り
ドラム２４ｃの外側にも、それらの巻き取りドラム２４
ｂ，２４ｃと平行に一対の第２ガイドローラ２２ｂ及び
一対の第３ガイドローラ２２ｃが装着されており、前記
第２ガイドローラ２２ｂ及び第３ガイドローラ２２ｃの
間にそれぞれ第２吊ベルト１２ｂ及び第３吊ベルト１２
ｃが通されるようになっている。そして、前記第２ガイ
ドローラ２２ｂ及び第３ガイドローラ２２ｃも第１ガイ
ドローラ２２ａと同様に、長孔及びロック機構の作用に
より、前記仮想円の半径方向に移動できるようになって
いる。この構造により、前記巻き取りドラム２４ａ，２
４ｂ，２４ｃに対する各々のガイドローラ２２ａ，２２
ｂ，２２ｃの位置を調整することにより、吊ベルト１２
ａ，１２ｂ，１２ｃのピッチを調整することができる。
ム２４ａより外側に、その第１巻き取りドラム２４ａと
平行に一対の第１ガイドローラ２２ａが装着されてお
り、その第１ガイドローラ２２ａの間に第１吊ベルト１
２ａが通されるようになっている。ここで、前記第１ガ
イドローラ２２ａの両端は、前記フレーム２７に形成さ
れた長孔（図示されていない）に通されて支持されてお
り、その長孔に沿って前記仮想円の半径方向に移動でき
るようになっている。また、前記フレーム２７には、第
１ガイドローラ２２ａの回転を許容した状態でその第１
ガイドローラ２２ａを長孔の所定位置に位置決めするた
めのロック機構（図示されていない）が設けられてい
る。同様に、第２巻き取りドラム２４ｂ、第３巻き取り
ドラム２４ｃの外側にも、それらの巻き取りドラム２４
ｂ，２４ｃと平行に一対の第２ガイドローラ２２ｂ及び
一対の第３ガイドローラ２２ｃが装着されており、前記
第２ガイドローラ２２ｂ及び第３ガイドローラ２２ｃの
間にそれぞれ第２吊ベルト１２ｂ及び第３吊ベルト１２
ｃが通されるようになっている。そして、前記第２ガイ
ドローラ２２ｂ及び第３ガイドローラ２２ｃも第１ガイ
ドローラ２２ａと同様に、長孔及びロック機構の作用に
より、前記仮想円の半径方向に移動できるようになって
いる。この構造により、前記巻き取りドラム２４ａ，２
４ｂ，２４ｃに対する各々のガイドローラ２２ａ，２２
ｂ，２２ｃの位置を調整することにより、吊ベルト１２
ａ，１２ｂ，１２ｃのピッチを調整することができる。
【００１１】次に、本実施例に係る昇降吊下装置付き搬
送装置１０の動作を説明する。先ず、搬送物ｗのサイズ
に合わせて第１ガイドローラ２２ａ、第２ガイドローラ
２２ｂ及び第３ガイドローラ２２ｃと、各々の巻き取り
ドラム２４ａ，２４ｂ，２４ｃとの間の距離が規定値と
なるように調整される。次に、各々のガイドローラ２２
ａ，２２ｂ，２２ｃに通された各々の吊ベルト１２ａ，
１２ｂ，１２ｃの先端が前記搬送物ｗの規定位置に連結
される。この状態で、前記モータ駆動式減速機２８ｗが
作動されると、各々の巻き取りドラム２４ａ，２４ｂ，
２４ｃが等速で所定方向に回転し、前記吊ベルト１２
ａ，１２ｂ，１２ｃが各々の巻き取りドラム２４ａ，２
４ｂ，２４ｃに巻き取られて前記搬送物ｗが上昇する。
このようにして、前記搬送物ｗが所定の高さまで上昇す
るとモータ駆動式減速機２８ｗが停止し、次に、前記走
行体３０がモノレール３２に倣って走行する。
送装置１０の動作を説明する。先ず、搬送物ｗのサイズ
に合わせて第１ガイドローラ２２ａ、第２ガイドローラ
２２ｂ及び第３ガイドローラ２２ｃと、各々の巻き取り
ドラム２４ａ，２４ｂ，２４ｃとの間の距離が規定値と
なるように調整される。次に、各々のガイドローラ２２
ａ，２２ｂ，２２ｃに通された各々の吊ベルト１２ａ，
１２ｂ，１２ｃの先端が前記搬送物ｗの規定位置に連結
される。この状態で、前記モータ駆動式減速機２８ｗが
作動されると、各々の巻き取りドラム２４ａ，２４ｂ，
２４ｃが等速で所定方向に回転し、前記吊ベルト１２
ａ，１２ｂ，１２ｃが各々の巻き取りドラム２４ａ，２
４ｂ，２４ｃに巻き取られて前記搬送物ｗが上昇する。
このようにして、前記搬送物ｗが所定の高さまで上昇す
るとモータ駆動式減速機２８ｗが停止し、次に、前記走
行体３０がモノレール３２に倣って走行する。
【００１２】そして、前記走行体３０が予め決められた
位置に到達すると、走行体３０がその位置で停止し、モ
ータ駆動式減速機２８ｗが前回とは逆方向に作動され
る。これによって、各々の巻き取りドラム２４ａ，２４
ｂ，２４ｃが等速で逆方向に回転され、前記吊ベルト１
２ａ，１２ｂ，１２ｃが各々の巻き取りドラム２４ａ，
２４ｂ，２４ｃから解かれて前記搬送物ｗが下降する。
そして、前記搬送物ｗが所定の位置に降ろされる。この
ように、本実施例に係る昇降吊下装置付き搬送装置１０
によると、三本の吊ベルト１２ａ，１２ｂ，１２ｃは、
各々のベルト面が、平面視においてそれらの吊ベルト１
２ａ，１２ｂ，１２ｃに接する仮想円のほぼ中心を向く
ように位置決めされている。このため、三本の吊ベルト
１２ａ，１２ｂ，１２ｃの揺れ方向が前記仮想円の中心
を向くようになり、各々の吊ベルト１２ａ，１２ｂ，１
２ｃの揺れが互いに打ち消される。この結果、走行体３
０の発進、停止時や、搬送物ｗの昇降時に、その搬送物
ｗの揺れが抑制される。また、三組のガイドローラ２２
ａ，２２ｂ，２２ｃを等しい距離だけ前記仮想円の半径
方向に移動させることにより、吊りバランスを確保した
状態で、三本の吊ベルト１２ａ，１２ｂ，１２ｃのピッ
チを簡単に変えることができる。このため、サイズの異
なる種々の搬送物ｗに対して本実施例に係る昇降吊下装
置２０を使用できるようになる。
位置に到達すると、走行体３０がその位置で停止し、モ
ータ駆動式減速機２８ｗが前回とは逆方向に作動され
る。これによって、各々の巻き取りドラム２４ａ，２４
ｂ，２４ｃが等速で逆方向に回転され、前記吊ベルト１
２ａ，１２ｂ，１２ｃが各々の巻き取りドラム２４ａ，
２４ｂ，２４ｃから解かれて前記搬送物ｗが下降する。
そして、前記搬送物ｗが所定の位置に降ろされる。この
ように、本実施例に係る昇降吊下装置付き搬送装置１０
によると、三本の吊ベルト１２ａ，１２ｂ，１２ｃは、
各々のベルト面が、平面視においてそれらの吊ベルト１
２ａ，１２ｂ，１２ｃに接する仮想円のほぼ中心を向く
ように位置決めされている。このため、三本の吊ベルト
１２ａ，１２ｂ，１２ｃの揺れ方向が前記仮想円の中心
を向くようになり、各々の吊ベルト１２ａ，１２ｂ，１
２ｃの揺れが互いに打ち消される。この結果、走行体３
０の発進、停止時や、搬送物ｗの昇降時に、その搬送物
ｗの揺れが抑制される。また、三組のガイドローラ２２
ａ，２２ｂ，２２ｃを等しい距離だけ前記仮想円の半径
方向に移動させることにより、吊りバランスを確保した
状態で、三本の吊ベルト１２ａ，１２ｂ，１２ｃのピッ
チを簡単に変えることができる。このため、サイズの異
なる種々の搬送物ｗに対して本実施例に係る昇降吊下装
置２０を使用できるようになる。
【００１３】
【発明の効果】本発明によると、三本の吊ベルトの揺れ
方向が前記仮想円の中心を向くようになり、各々の吊ベ
ルトの揺れが互いに打ち消されために、搬送台車の発
進、停止時や、搬送物ｗの昇降時に、その搬送物ｗの揺
れが抑制される。このため、搬送物の破損防止や位置決
め精度の向上及び安定性の向上が図られる。また、三本
のガイドローラの働きにより、吊りバランスを確保した
状態で三本の吊ベルトのピッチを簡単に変えることがで
きる。このため、サイズの異なる種々の搬送物ｗに対応
できるようになり、昇降吊下装置の汎用性が高くなる。
方向が前記仮想円の中心を向くようになり、各々の吊ベ
ルトの揺れが互いに打ち消されために、搬送台車の発
進、停止時や、搬送物ｗの昇降時に、その搬送物ｗの揺
れが抑制される。このため、搬送物の破損防止や位置決
め精度の向上及び安定性の向上が図られる。また、三本
のガイドローラの働きにより、吊りバランスを確保した
状態で三本の吊ベルトのピッチを簡単に変えることがで
きる。このため、サイズの異なる種々の搬送物ｗに対応
できるようになり、昇降吊下装置の汎用性が高くなる。
【図１】本発明の一実施例に係る昇降吊下装置付き搬送
装置の昇降吊下装置の平面図である。
装置の昇降吊下装置の平面図である。
【図２】前記昇降吊下装置の模式図である。
【図３】本発明の一実施例に係る昇降吊下装置付き搬送
装置の昇降吊下装置の全体斜視図である。
装置の昇降吊下装置の全体斜視図である。
【図４】従来の昇降吊下装置の模式図である。
ｗ 搬送物 １２ａ 第１吊ベルト １２ｂ 第２吊ベルト １２ｃ 第３吊ベルト ２２ａ 第１ガイドローラ ２２ｂ 第２ガイドローラ ２２ｃ 第３ガイドローラ ２４ａ 第１巻き取りドラム ２４ｂ 第２巻き取りドラム ２４ｃ 第３巻き取りドラム ２８ｗ モータ駆動式減速機 ２９ａ 第１傘歯車 ２９ｂ 第２傘歯車 ２９ｃ 第３傘歯車
Claims (2)
- 【請求項１】 搬送物を三点吊りの状態で昇降させると
ともに、所定の位置まで横行させる昇降吊下装置付き搬
送装置において、 前記搬送物を吊るための三本の吊ベルトは、各々のベル
ト面が、平面視において、その三本の吊ベルトに接する
仮想円のほぼ中心を向くように位置決めされていること
を特徴とする昇降吊下装置付き搬送装置。 - 【請求項２】 請求項１に記載された昇降吊下装置付き
搬送装置において、 各々の吊ベルトはその途中部分がガイドローラによって
支持されており、それらのガイドローラは前記仮想円の
半径方向に移動可能な構造であることを特徴とする昇降
吊下装置付き搬送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26498193A JPH07117975A (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | 昇降吊下装置付き搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26498193A JPH07117975A (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | 昇降吊下装置付き搬送装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07117975A true JPH07117975A (ja) | 1995-05-09 |
Family
ID=17410910
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26498193A Pending JPH07117975A (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | 昇降吊下装置付き搬送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07117975A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08295484A (ja) * | 1995-04-27 | 1996-11-12 | Murata Mach Ltd | 天井走行車 |
| JP2017007586A (ja) * | 2015-06-25 | 2017-01-12 | 上田技研産業株式会社 | 単軌条用台車及び軌道運搬装置 |
| CN113003433A (zh) * | 2021-01-29 | 2021-06-22 | 中铁十六局集团第二工程有限公司 | 一种节段梁起吊装置 |
-
1993
- 1993-10-22 JP JP26498193A patent/JPH07117975A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08295484A (ja) * | 1995-04-27 | 1996-11-12 | Murata Mach Ltd | 天井走行車 |
| JP2017007586A (ja) * | 2015-06-25 | 2017-01-12 | 上田技研産業株式会社 | 単軌条用台車及び軌道運搬装置 |
| CN113003433A (zh) * | 2021-01-29 | 2021-06-22 | 中铁十六局集团第二工程有限公司 | 一种节段梁起吊装置 |
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