JPH07117674A - テーブル昇降式運搬台車 - Google Patents

テーブル昇降式運搬台車

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JPH07117674A
JPH07117674A JP26755393A JP26755393A JPH07117674A JP H07117674 A JPH07117674 A JP H07117674A JP 26755393 A JP26755393 A JP 26755393A JP 26755393 A JP26755393 A JP 26755393A JP H07117674 A JPH07117674 A JP H07117674A
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JP
Japan
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arm
lifting
carriage
lowering
elevating
Prior art date
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Application number
JP26755393A
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English (en)
Inventor
Sadao Tagaki
貞夫 田垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OKAMOTO KOKI CO Ltd
OKAMOTO KOKI KK
Original Assignee
OKAMOTO KOKI CO Ltd
OKAMOTO KOKI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】油圧により載置テーブルを昇降させず、かつ安
定して載置テーブルを昇降させるテーブル昇降式運搬台
車を提供する。 【構成】スクリュージャッキによりスクリューシャフト
56が回動されると、昇降体62がその回動に基づいて
上下動される。すると、昇降体62と連結ブラケット7
0を介して連結された昇降アーム75は、内側アーム部
材と一体に且つアーム固定ピンを18a中心に回動され
る。その結果、クロスアームの上下方向長さが変化して
載置テーブルは昇降される。また、連結ブラケット70
は昇降アーム75の回動に基づいて昇降体62の上面を
昇降体の長手方向に往復動される。従って、載置テーブ
ルは引っ掛かることなくスムーズに昇降される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテーブル昇降式運搬台車
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、テーブル昇降式運搬台車は、運搬
物を載置するテーブルの昇降を油圧により行っていた。
即ち、台車フレームに載置テーブルを昇降可能に支持す
るクロスアーム等の伸縮機構を設け、この伸縮機構に油
圧ジャッキをリンク機構を介して連結する。油圧ジャッ
キは作動油を給排することにより伸縮し、油圧ジャッキ
の伸縮に基づいて前記伸縮機構により載置テーブルが昇
降されるようになっていた。
【0003】ところが、上記テーブル昇降式運搬台車
は、載置テーブルの昇降に作動油を用いているため、油
分が漏れて運搬台車の使用されている場所を汚してしま
う恐れがある。従って、繊維工場、電子加工工場及び食
料品売場等の油分を嫌う場所ではテーブル昇降式運搬台
車を使用することができなかった。
【0004】そこで、実開昭54─74453公報及び
実開昭55─91764公報に示すテーブル昇降式運搬
台車が提案されている。実開昭54─74453公報の
テーブル昇降式運搬台車には、載置テーブルを昇降可能
に支持する左右一対の交差型リフトアーム又はパンタグ
ラフ型リフトアームが台車フレームに設けられている。
左右一対のリフトアームは2つの連結アームにて連結さ
れ、各連結アームは台車フレームに対して同じ高さ位置
とされる。
【0005】そして、一方の連結アームにはボルト孔が
台車フレームと平行に形成され、このボルト孔には雄ネ
ジが形成されたスクリューシャフトが他方の連結アーム
の方向に向かって螺入される。このスクリューシャフト
の先端は他方の連結アームに連結され、スクリューシャ
フトをその軸線を中心に回転させるとリフトアームが上
下方向に伸縮し、その結果、載置テーブルが昇降するよ
うになっている。
【0006】また、実開昭55─91764公報のテー
ブル昇降式運搬台車には、前側パンタグラフ型リフトア
ームと後側パンタグラフ型リフトアームが、それぞれ台
車フレームの前部、後部に設けられている。そして、載
置テーブルは各パンタグラフ型リフトアームにより昇降
可能に支持されている。各パンタグラフ型リフトアーム
は、左右一対の上部アームと下部アームを連結回動軸に
より連結してくの字型に構成され、左右一対の下部アー
ムは連結アームにより連結されている。
【0007】また、台車フレーム中央には、上下方向に
延出するスクリューシャフトを備えたジャッキが設けら
れている。前記スクリューシャフトには上下動可能な受
台が設けられ、この受台には前側,後側の各下部アーム
を直立する方向へ持ち上げる2つの持上アームの一端が
それぞれ連結されている。各持上アームの他端はそれぞ
れ前側,後側の連結アームに連結されている。即ち、受
台をスクリューショフトに沿って上下動させると各持上
アームにより前側,後側の各パンタグラフ型リフトアー
ムが上下方向に伸縮し、その結果載置テーブルが昇降す
るようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開昭
54─74453公報のテーブル昇降式運搬台車では、
スクリューシャフトが長いため載置テーブルにかかる荷
重によりスクリューシャフトが変形し易い。スクリュー
シャフトは連結アームのボルト孔に螺入されているた
め、スクリューシャフトが変形すると同ジャフトがスム
ーズに回転されず、リフトアームが安定して伸縮されな
くなる。従って、載置テーブルを安定して昇降させるこ
とができないという問題点があった。
【0009】また、実開昭55─91764公報のテー
ブル昇降式運搬台車の場合、前側,後側の各上部アーム
は、下部アームに対して回動可能に支持されているだけ
である。従って、受台が上下動してリフトアームを伸縮
させるとき載置テーブルががたつくため、載置テーブル
を安定して昇降させることができないという問題点があ
った。
【0010】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、油圧により載置テーブ
ルを昇降させず、かつ安定して載置テーブルを昇降させ
ることのできるテーブル昇降式運搬台車を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1記載の発明は、四角型の枠状に形成された
台車フレームの両側に、それぞれフレームに沿って平行
に延びる一対の案内部を設け、前記台車フレームには載
置テーブルを昇降可能に支持するとともに、回動アーム
と変位アームとを交差させて軸着することにより構成さ
れたクロスアームを各案内部側に一対配置し、前記回動
アームの下端を案内部の端部に回動可能に連結するとと
もに、前記変位アームの下端を案内部に沿って往復動可
能に係合し、回動アームがその下端を中心に回動するこ
とによりクロスアームの上下方向長さが変化して載置テ
ーブルを昇降させるテーブル昇降式運搬台車において、
前記台車フレームに、上下方向に延びるスクリューシャ
フトをその軸線を中心に回転させるためのスクリュージ
ャッキを設け、前記スクリューシャフトを昇降体に螺入
することにより、同昇降体をシャフトの回転に基づいて
上下動可能とし、前記回動アームに一体移動可能に固着
した昇降アームを、昇降体の上面を前記案内部の延びる
方向に往復動する連結ブラケットを介して昇降体に連動
したことをその要旨とする。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載のテ
ーブル昇降式運搬台車において、台車フレームの下側に
スクリュージャッキを駆動する電動モータを設けたこと
をその要旨とする。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1記載のテ
ーブル昇降式運搬台車において、台車フレームの下側に
台車を走行させる電動モータを設けたことをその要旨と
する。
【0014】
【作用】従って、請求項1の発明では、スクリュージャ
ッキによりスクリューシャフトが回転されると、昇降体
がその回転に基づいて上下動される。すると、昇降体と
連結ブラケットを介して連結された昇降アームは、回動
アームと一体に且つ回動アームの下端を中心に回動され
る。このとき、変位アームの下端は案内部に沿って往復
動され、その結果、クロスアームの上下方向長さが変化
して載置テーブルは昇降される。また、連結ブラケット
は回動アームの回動に基づいて昇降体の上面を案内部の
延びる方向に往復動される。従って、載置テーブルは引
っ掛かることなくスムーズに昇降される。
【0015】請求項2の発明では、スクリューシャフト
は台車フレームの下側に設けられた電動モータにより回
転される。請求項3の発明では、テーブル式運搬台車は
台車フレームの下側に設けられた電動モータにより走行
される。
【0016】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図6に従って説明する。図1〜3に示すように、テーブ
ル昇降式運搬台車1の台車フレーム2は、左右一対のサ
イドフレーム2aと前後一対のフロントフレーム2b及
びエンドフレーム2cとから構成されている。左右一対
のサイドフレーム2aは断面コの字状に形成され、その
開口部が互いに対向するように配設されている。そし
て、このサイドフレーム2aの長手方向に延びる凹部を
フレームローラガイド3としている。また、サイドフレ
ーム2aの先端部間及び後部間には、それぞれフロント
フレーム2b及びエンドフレーム2cが配設されてい
る。前記サイドフレーム2aの下面前部及び後部には、
それぞれ左右方向に延びる前部固定板4,後部固定板5
が設けられている。尚、図2において紙面上側を左、紙
面下側を右とし、紙面右側を前、紙面左側を後とする。
【0017】前部固定板4の下面における左右両端には
それぞれ固定キャスター6が固着され、後部固定板5の
下面における左右両端にはそれぞれ自由キャスター8が
固着されている。そして、台車フレーム2は固定キャス
ター6及び自由キャスター8により支持されている。ま
た、前部固定板4の下面における両固定キャスター6の
間には運搬台車1を移動させるための駆動輪10が設け
られている。
【0018】前記台車フレーム2の上面後部には、略コ
の字型に屈曲形成されたハンドル11が上方に向けて固
定されている。また、ハンドル11の上部は台車フレー
ム2の後方に向かってほぼ90°屈曲され、作業車が運
搬台車1の進行方向等を操作するための把持部11aを
形成している。把持部11aにはアクセルグリップ12
が設けられている。
【0019】台車フレーム2の後端中央下側には運搬台
車1の移動を規制するためのストッパ装置13が配設さ
れている。ストッパ装置13はストッパ装置本体14
と、ストッパ装置本体14から上下方向に進退するスト
ッパ体15と、ストッパぺダル16と、ストッパ解除ペ
ダル17とから構成されている。ストッパ装置13はス
トッパペダル16が踏み込まれると、ストッパ体15が
ストッパ装置本体14から伸長し、その先端が床面に当
接される。即ち、ストッパ体15と床面との摩擦力によ
り運搬台車1の移動を規制するようになっている。ま
た、ストッパ解除ペダル17が踏み込まれると、ストッ
パ体15はストッパ装置本体14に収容され、その先端
が床面から離間するようになっている。
【0020】図1〜図3に示すように、前記左右一対の
サイドフレーム2aに形成されたフレームローラガイド
3の後部には、それぞれフレーム側軸受18が固着され
ている。各フレーム側軸受18には、アーム固定ピン1
8aにて内側アーム部材19aの基端が回動可能に軸支
されている。左右一対の内側アーム部材19aにおい
て、その中間部先端寄りの部分間には第1連結アーム2
0が取着され、第1連結アーム20にて両アーム部材1
9aは互いに連結されている。
【0021】内側アーム部材19aの中間部外側面に
は、外側アーム部材19bの中間部がセンターピン21
にて回動可能に軸支されている。外側アーム部材19b
の基端部には移動ローラ22が回転可能に取着され、そ
の移動ローラ22はフレームローラガイド3に嵌合し同
ガイド3に沿って転動するようになっている。左右一対
の外側アーム部材19bにおいて、その先端部分間には
第2連結アーム23が取着され、第2連結アーム23に
て両アーム部材19bは互いに連結されている。そし
て、この左右一対の内側アーム部材19aと外側アーム
部材19bとで左右一対のクロスアーム24を形成して
いる。
【0022】前記各クロスアーム24の上側には載置テ
ーブル25が配設されている。載置テーブル25は長方
形の板状に形成され、その下面の前記各フレームローラ
ガイド3に対応する位置には、それぞれテーブルローラ
ガイド26が設けられている。左右一対のテーブルロー
ラガイド26は断面コの字型に形成され、開口部が互い
に相対されている。また、左右一対のテーブルローラガ
イド26の後部には、それぞれテーブル側軸受27が固
着され、各テーブル側軸受27には、前記外側アーム部
材19bの先端部がテーブル固定ピン28を介して回動
可能に軸支されている。また、前記内側アーム部材19
aの先端部には移動ローラ29が回動可能に取着され、
その移動ローラ29はテーブルローラガイド26に嵌合
し同カイド26に沿って転動するようになっている。
【0023】従って、内側アーム部材19aが前記アー
ム固定ピン18aを中心に回動すると、内側アーム部材
19aの先端に取着した移動ローラ29はテーブルロー
ラガイド26に沿って回転しながら移動する。また、内
側アーム部材19aが回動すると、外側アーム部材19
bは テーブル固定ピン28を中心に回動する。そし
て、外側アーム部材19bに取着した移動ローラ22は
フレームローラガイド3に沿って回転しながら移動し、
内側アーム部材19aと外側アーム部材19bとが起立
したり寝たりする。その結果、各アーム部材19a,1
9bの上側に配設された載置テーブル25が昇降される
ことになる。
【0024】また、図1,図2に示すように、前記前部
固定板4及び後部固定板5の上面における載置テーブル
25の四隅に対応する位置には、ストッパピン30が突
設されている。従って、載置テーブル25が最下降位置
まで下降するときには、ストッパピン30により載置テ
ーブル25の下降が規制される。
【0025】台車フレーム2には、運搬台車1を駆動さ
せる駆動装置が配設され、駆動装置は電動モータ35,
無段変速機36,電磁クラッチ37から構成されてい
る。図1,図2に示すように、台車フレーム2の下面や
や前寄りには、左右方向に延びるように前後一対のマウ
ント板支持部38が設けられ、各マウント板支持部38
には、略正方形のマウント板39の前後両端が固着され
ている。このマウント板39の下面にはそれぞれ電動モ
ータ35,無段変速機36,電磁クラッチ37が固設さ
れている。尚、電動モータ35,無段変速機36及び電
磁クラッチ37は、台車フレーム2の下面にカバー40
を配設することにより被覆される。
【0026】前記電動モータ35は無断変速機36に連
結され、電動モータ35が駆動すると無断変速機36の
出力軸41が回転される。また、電動モータ35はその
回転方向を逆転可能とされ、電動モータ35の回転方向
が逆転すると出力軸41の回転方向も逆転するようにな
っている。前記無段変速機36には棒状の変速レバー4
2が設けられ、変速レバー42は第1ロッド43,連結
器44及び第2ロッド45を介してアクセルグリップ1
2に連結されている。即ち、アクセルグリップ12の回
動量に基づいて無段変速機36の出力軸41の回転速度
が、無段階に調節されるようになっている。
【0027】無段変速機36の出力軸41は、第1チェ
ーン46を介して電磁クラッチ37の回転軸47に連結
されている。前記電磁クラッチ37は、電磁クラッチ3
7の左側に設けられた走行用クラッチ48と、右側に設
けられた昇降用クラッチ49とから構成されている。走
行用クラッチ48は第2チェーン50を介して前記駆動
輪10に連結され、この走行用クラッチ48により電動
モータ35の駆動力を駆動輪10に伝達遮断するように
なっている。また、昇降用クラッチ49は電動モータ3
5の駆動力をスクリュージャッキ55に伝達遮断するよ
うになっている。このスクリュージャッキ55は前記載
置テーブル25を昇降させるためのものである。
【0028】スクリュージャッキ55は、上下方向に延
びる雄ネジを切ったスクリューシャフト56と、入力軸
57とを備えている。また、台車フレーム2の下面やや
後寄りには、スクリュージャッキ55を設置するための
保持板58が固着され、保持板58の中央には、その開
口端が上方を向くように凹部59が屈曲形成されてい
る。そして、スクリュージャッキ55は凹部59の底面
に固設され、その入力軸57は第3チェーン60を介し
て前記昇降用クラッチ49に接続されている。尚第3チ
ェーン60はマウント板39に固設されたアイドラ61
により弛むことなく張設される。従って、昇降用クラッ
チ49により電動モータ35の駆動力がスクリュージャ
ッキ55の入力軸57に伝達されると、スクリューシャ
フト56がその軸線を中心に回転するようになってい
る。
【0029】次に、図5,図6に示すように、スクリュ
ージャッキ55のスクリューシャフト56には、スクリ
ューシャフト56の軸線に沿って上下動する昇降体62
が設けられている。前記昇降体62の昇降体ベース63
は略長方形の板状に形成され、その中央部には昇降ネジ
部64を嵌着するための段付収容孔65が形成されてい
る。また、昇降体ベース63の長手方向の一端にはガイ
ド孔66が形成されている。
【0030】前記昇降ネジ部64は段付収容孔65に対
応した外径の円柱状に形成され、昇降ネジ部64の軸線
上には、内周面に雌ネジを切ったネジ孔67が形成され
ている。この昇降ネジ部64は前記昇降体ベース63の
段付収容孔65に嵌入固着され、その状態において昇降
ネジ部64の上端が昇降体ベース63の上面から突出さ
れる。そして、昇降ネジ部64のネジ孔67には前記ス
クリュージャッキ55のスクリューシャフト56が螺入
されている。また、図1に示すように、台車フレーム2
に固着された後側マウント板支持部38には支持台68
が設けられ、この支持台68から上方に向かって延設さ
れた回転防止棒69が前記ガイド孔66に挿通されてい
る。
【0031】従って、スクリューシャフト56がスクリ
ュージャッキ55側から見て時計方向に回転すると、昇
降体62がスクリューシャフト56の軸線に沿って下方
に移動する。また、スクリューシャフト56が反時計方
向に回転すると、昇降体62はスクリューシャフト56
の軸線に沿って上方に移動する。このとき、昇降体ベー
ス63に形成されたガイド孔66には前記回転防止棒6
9が挿通されているため、スクリューシャフト56の回
転により昇降体62自体が回転することがなく、昇降体
62は確実に上下動される。
【0032】図5,図6に示すように、昇降体62の上
側には連結ブラケット70が配設されている。連結ブラ
ケット70のブラケット本体71は断面コの字型に形成
され、前記昇降体62をその上側から収容するように配
設されている。ブラケット本体71の昇降ネジ部64に
対応する位置には、昇降ネジ部64の露出している部分
の外径より大きい径の昇降ネジ部挿通孔72が形成され
ている。そして、昇降ネジ部挿通孔72には昇降ネジ部
64の上端が挿通され、昇降ネジ部64と昇降ネジ部挿
通孔72との間には隙間Lが形成されている。この隙間
Lにより連結ブラケット70は昇降体62の長手方向に
往復動可能とされている。
【0033】また、昇降体62の上面とブラケット本体
71との間には、昇降ネジ部64を挟んで前後一対の円
筒ローラ73が配設され、各円筒ローラ73はブラケッ
ト本体71の内側に転動可能に軸支されている。この状
態において各円筒ローラ73と昇降ネジ部64との間に
は所定間隔が設けられ、この間隔により連結ブラケット
70が往復動しても円筒ローラ73が昇降ネジ部64に
干渉しないようようになっている。
【0034】前記連結ブラケット70は、図4に示す昇
降アーム75に連結され、昇降アーム75は連結棒7
6,支持片77,固定片78とから構成されている。固
定片78はそれぞれ前記内側アーム部材19aの基端部
内周面に固着され、その固定片78の下部に形成したア
ーム側連結孔79には前記アーム固定ピン18aが挿入
されている。従って、内側アーム部材19aとその基端
部内周面に固着された固定片78は、アーム固定ピン1
8aによりフレーム側軸受18に対して回動可能に軸支
されている。左右一対の固定片78間は連結棒76にて
互いに連結され、その連結棒76上には左右一対の支持
片77が固設されている。また、左右一対の支持片77
の先端にはブラケット側連結孔80がそれぞれ形成さ
れ、前記両支持片77の間には、図5に示すように、連
結ブラケット70が挿入されている。この状態で支持片
77のブラケット側連結孔80にボルト81が挿通され
るとともに、このボルト81により連結ブラケット70
が支持片77に対して回動可能に連結されている。
【0035】従って、図6に示すように、昇降体62が
スクリューシャフト56の回動に基づいて連結ブラケッ
ト70と一体に上下動すると、連結ブラケット70に連
結された昇降アーム75はアーム固定ピン18aを中心
に回動される。そして、昇降アーム75は内側アーム部
材19aに固着されているため、内側アーム部材19a
も昇降アーム75と一体に回動して起立したり寝たりす
る。その結果、クロスアーム24の上側に設置された載
置テーブル25が昇降するようになっている。
【0036】また、連結ブラケット70は、昇降アーム
75に連結されているため、昇降体62の上下動により
アーム固定ピン18aを中心とする円弧状の軌跡を描
く。従って、昇降体62が上下動すると、連結ブラケッ
ト70は昇降体62の上面を長手方向に距離Lの範囲で
往復動し、昇降体62の上下動を昇降アーム75の回動
に変換するようになっている。
【0037】即ち、図6に示すように、昇降体62がそ
の移動範囲の中間地点に位置するときは、連結ブラケッ
ト70が昇降アーム75から最も離れ、隙間Lは昇降ア
ーム75の反対側で最も大きくなる。そして、昇降体6
2がその移動範囲の中間部から上昇又は下降すると、連
結ブラケット70は昇降アーム75と連結されているた
め、徐々に昇降アーム75側に移動する。そして、昇降
体62がその移動範囲の上限又は下限に到達したとき
は、連結ブラケット70が昇降アーム75に最も近づ
き、隙間Lは昇降アーム75側で最も大きくなる。尚、
図6には、昇降体62がその移動範囲の中間地点に位置
する状態を実線で示し、移動範囲の下限に位置する状態
を2点鎖線で示す。
【0038】一方、台車フレーム2の上面後部にはバッ
テリ電気回路ボックス85が配設されている。このバッ
テリ電気回路ボックス85には、前記電動モータ35の
電源としてのバッテリと電動モータ35及び電磁クラッ
チ37を駆動制御するための電気回路が内蔵されてい
る。また、バッテリ電気回路ボックス85には前記電動
モータ35及び電磁クラッチ37の電気配線が接続さ
れ、電動モータ35及び電磁クラッチ37を駆動制御す
るようになっている。
【0039】また、バッテリ電気回路ボックス85の上
面には、図2に示すように、電源ランプ85a,電源キ
ースイッチ86,走行昇降切換スイッチ87,昇降前後
進切換スイッチ88が設けられている。電源キースイッ
チ86にはオンとオフの2つの切換位置が設定され、電
源キースイッチ86の切り換えに基づいて前記電動モー
タ35が駆動可能な状態とされる。走行昇降切換スイッ
チ87には走行と昇降の2つの切換位置が設定され、走
行昇降切換スイッチ87の切り換えに基づいて電動モー
タ35の駆動力が電磁クラッチ37により伝達遮断され
る。また、昇降前後進切換スイッチ88には上昇又は前
進と下降又は後進の2つの切換位置が設定され、昇降前
後進切換スイッチ88の切り換えに基づいて電動モータ
35の回転方向が逆転するようになっている。
【0040】次に、このように構成されたテーブル昇降
式運搬台車1の作用を説明する。まず、図2に示すバッ
テリ電気回路ボックス85の電源キースイッチ86をオ
ン位置に切り換えると、電源ランプ85aが点灯して電
動モータ35は駆動可能な状態とされる。このとき、運
搬台車1を前進させる場合には、走行昇降切換スイッチ
87を走行位置に切り換えるとともに、昇降前後進切換
スイッチ88を前進位置に切り換える。前記走行昇降切
換スイッチ87を走行位置に切り換えると、電磁クラッ
チ37を構成する走行用クラッチ48が連結状態とな
り、電動モータ35により発生する駆動力を駆動輪10
に伝達可能とされる。そして、ハンドル11の把持部1
1aに設けられたアクセルグリップ12を回動させると
電動モータ35が駆動される。電動モータ35により発
生する駆動力は、無段変速機36,第1チェーン46,
電磁クラッチ37,第2チェーン50を介して駆動輪1
0に伝達され、その結果、運搬台車1が前進される。
【0041】また、運搬台車1の前進速度はアクセルグ
リップ12の回動量に基づいて決定される。即ち、図1
に示すように、アクセルグリップ12の回動は第2ロッ
ド45,連結器44,第1ロッド43を介して無段変速
機36に伝達される。無段変速機36は、アクセルグリ
ップ12の回動量に基づいてその出力軸41の回転速度
を無段階に変化させ、その結果、運搬台車1の前進速度
が変化する。また、無段変速機36はその出力軸41の
回転速度を無段階に変化させるため、スムーズに運搬台
車1の前進速度を変化させる。
【0042】次に、運搬台車1を後進させるためには、
昇降前後進切換スイッチ88を後進位置に切り換える。
そして、アクセルグリップ12を回動させると、電動モ
ータ35は前進する場合の回転方向と逆方向に回転して
駆動される。電動モータ35により発生する駆動力は無
段変速機36,第1チェーン46,電磁クラッチ37,
第2チェーン50を介して駆動輪10に伝達される。従
って、駆動輪10は前進する場合の回転方向と逆方向に
回転され、その結果、運搬台車1が後進される。
【0043】また、運搬台車1の後進速度は、前進の時
と同様に、アクセルグリップ12の回動量に基づいて決
定される。更に、運搬台車を後進させる場合にも無段変
速機36はその出力軸41の回転速度を無段階に変化さ
せるため、スムーズに運搬台車1の前進速度を変化させ
る。
【0044】次に、運搬台車1における載置テーブル2
5の昇降は、運搬台車1の停止状態において、台車フレ
ーム2の後端中央下側に設けられたストッパ装置13に
より運搬台車1を固定して行う。尚、説明の便宜上、初
期状態において載置テーブル25は最下端に位置してい
るものとする。
【0045】まず、操作者が足で、図1に示すストッパ
装置13のストッパペダル16を踏み込むと、ストッパ
装置本体14からストッパ体15が伸長し、ストッパ体
15の先端は床面に当接される。従って、ストッパ体1
5と床面との間に摩擦力がかかり、この摩擦力により運
搬台車1が固定される。また、操作者が足でストッパ解
除ペダル17を踏み込むと、ストッパ体15は床面から
離間してストッパ装置本体14に収容され、運搬台車1
は移動可能とされる。
【0046】運搬台車1の載置テーブル25を上昇させ
るには、まず、走行昇降切換スイッチ87を昇降位置に
切り換えるとともに、昇降前後進切換スイッチ88を上
昇位置に切り換える。前記走行昇降切換スイッチ87を
昇降位置に切り換えると、電磁クラッチ37を構成する
昇降用クラッチ49が連結状態となり、電動モータ35
により発生する駆動力をスクリュージャッキ55に伝達
可能な状態とされる。そして、アクセルグリップ12を
回動させると電動モータ35が駆動され、電動モータ3
5により発生する駆動力は、無段変速機36,第1チェ
ーン46,電磁クラッチ37,第3チェーン60を介し
てスクリュージャッキ55に伝達される。
【0047】スクリュージャッキ55は電動モータ35
により発生する駆動力が伝達されると、その駆動力に基
づいてスクリューシャフト56を回転させる。スクリュ
ーシャフト56が回転されると、図6において2点鎖線
で示す昇降体62が、スクリューシャフト56の回転速
度に基づいた速さで連結ブラケット70とともに上昇さ
れる。このとき、昇降体62は、前記マウント板支持部
38に設けられた回転防止棒69をガイド孔66に挿通
させた状態で上昇される。従って、スクリューシャフト
56の回転により昇降体62自体が回転することはな
く、昇降体62は安定して上昇される。
【0048】また、連結ブラケット70は昇降アーム7
5に連結されているため、アーム固定ピン18aを中心
とする円弧状の軌跡を描いて昇降体62とともに上昇す
る。従って、図6に示すように、昇降体62が、その移
動範囲の下限に位置するとき、連結ブラケット70は最
も昇降アーム75寄りに位置し、昇降体62が上昇する
に従って昇降アーム75から離間する方向に移動する。
この連結ブラケット70の移動は、その内側に設けられ
た円筒ローラ73が昇降体62の上面を転動することに
より行われる。
【0049】そして、昇降体62がその移動範囲の中間
地点、即ち、図6において実線で示す位置に到達する
と、連結ブラケット70は最も昇降アーム75から最も
離れる。更に昇降体62が上昇すると、連結ブラケット
70は昇降体62の上昇に従って昇降アーム75に接近
する方向に移動し、昇降体62がその移動範囲の上限に
到達すると、連結ブラケット70は再び最も昇降アーム
75よりに位置する。従って、連結ブラケット70はそ
の上昇の際に昇降体62の長手方向に沿って往復動する
ため、昇降体62の上昇運動が昇降アーム75の回動に
スムーズに変換される。その結果、昇降アーム75は引
っ掛かることなく安定して回動される。
【0050】また、昇降アーム75は、前記内側アーム
部材19aに固着されているため、内側アーム部材19
aもアーム固定ピン18aを中心に回動して起立する。
このとき、内側アーム部材19aに取着された移動ロー
ラ22はフレームローラガイド3に沿って回転しながら
後方に移動する。また、内側アーム部材19aがアーム
固定ピン18aを中心に回動すると、外側アーム部材1
9bはテーブル固定ピン28を中心に回動して起立す
る。このとき、外側アーム部材19bに取着された移動
ローラ29はテーブルローラガイド26に沿って回転し
ながら後方に移動する。従って、昇降体62の上昇に基
づいて両アーム部材19a,19bが起立し、両アーム
部材19a,19bの上側に配設された載置テーブル2
5が上昇される。
【0051】そして、載置テーブル25の上昇速度を変
化させるには、アクセルグリップ12を回動させて行
う。アクセルグリップ12を回動させると、無段変速機
36はその回動量に基づいて出力軸41の回転速度を変
化させる。即ち、アクセルグリップ12を回動させると
スクリューシャフト56の回転速度が変化して昇降体6
2の上昇速度が変化するため、載置テーブル25の上昇
速度も変化する。また、無段変速機36はその出力軸4
1の回転速度を無段階に変化させるため、載置テーブル
25の上昇速度はスムーズに変化される。
【0052】次に、載置テーブル25を下降させるに
は、昇降前後進切換スイッチ88を下降位置に切り換え
る。そして、アクセルグリップ12を回動させると、電
動モータ35は、載置テーブル25を上昇させる時と逆
方向に回転して駆動される。電動モータ35により発生
する駆動力は、上昇時と同様にスクリュージャッキ55
に伝達される。従って、昇降体62はスクリューシャフ
ト56の回転速度に基づいた速さで連結ブラケット70
とともに下降される。そして、連結ブラケット70の動
きも上昇時の逆順に行われる。
【0053】また、昇降アーム75は、前記内側アーム
部材19aに固着されているため、内側アーム部材19
aもアーム固定ピン18aを中心に回動して倒れる。こ
のとき、内側アーム部材19aに取着された移動ローラ
22はフレームローラガイド3に沿って回転しながら前
方に移動する。また、内側アーム部材19aがアーム固
定ピン18aを中心に回動すると、外側アーム部材19
bはテーブル固定ピン28を中心に回動して横倒する。
このとき、外側アーム部材19bに取着された移動ロー
ラ29はテーブルローラガイド26に沿って回転しなが
ら前方に移動する。従って、昇降体62の下降に基づい
て両アーム部材19a,19bが横倒し、両アーム部材
19a,19bの上側に配設された載置テーブル25が
下降される。
【0054】そして、載置テーブル25の下降速度を変
化させるには、上昇速度の調節と同様にアクセルグリッ
プ12を回動させて行う。以上詳述したように本実施例
では、昇降体62の上面に、昇降体62の長手方向に沿
って往復動可能な連結ブラケット70を配設し、この連
結ブラケット70にクロスアーム24に固着した昇降ア
ーム75を連結した。前記連結ブラケット70は昇降体
62の長手方向に往復動可能としているため、昇降体6
2の上下動がスムーズに昇降アーム75の回動に変換さ
れる。従って、クロスアーム24の上側に配設された載
置テーブル25を、昇降体62の上下動に基づいて安定
して昇降させることができる。
【0055】本実施例では、連結ブラケット70の内側
に円筒ローラ73を配設し、連結ブラケット70の往復
動の際に円筒ローラ73が昇降体62の上面を転動する
ようにした。従って、連結ブラケット70の往復動がス
ムーズに行われ、安定して載置テーブル25を昇降する
ことができる。
【0056】また、昇降体62は、ガイド孔66に回転
防止棒69が挿通された状態にてスクリューシャフト5
6に沿って上下動する。従って、スクリューシャフト5
6の回転により昇降体62自体が回転することがなく、
昇降体62は確実にスクリューシャフト56に沿って上
下動される。即ち、昇降体62が確実に上下動するた
め、載置テーブル25を安定して昇降させることができ
る。
【0057】本実施例では、スクリュージャッキ55を
昇降アーム75の近傍に設置して昇降アーム75の回動
半径を小さくした。その結果、昇降アーム75に連結さ
れた昇降体62の上下動の範囲を小さくしても載置テー
ブル25を十分昇降できるため、スクリューシャフト5
6を短くすることができる。また、その結果、スクリュ
ーシャフト56の耐荷重性が向上するため、スクリュー
シャフト56が荷重により変形することがなく、載置テ
ーブル25に大荷重のものを載置した場合でもスムーズ
に載置テーブル25を昇降させることができる。
【0058】本実施例では、載置テーブル25の昇降速
度を調節する手段として無段変速機36を用いたため、
載置テーブル25の昇降速度を無段階に変化させること
ができ、スムーズに昇降速度を変化させることができ
る。また、運搬台車1を走行させる場合においても無段
変速機36により運搬台車1の走行速度を変化させる。
従って、スムーズに運搬台車1の走行速度を変化させる
ことができる。
【0059】また、電動モータ35により載置テーブル
25の昇降、及び運搬台車1の走行を行った。即ち、油
圧により載置テーブル25を昇降させないため作動油が
漏れる恐れがなく、油分を嫌う場所でも運搬台車1を使
用することができる。
【0060】本実施例では、電動モータ35等の駆動装
置を運搬台車1の下側に配設したため、電動により駆動
されるにも拘わらず運搬台車1をコンパクトにすること
ができ、狭い場所でも使用可能となる。
【0061】更に、台車フレーム2の後端中央下側に
は、運搬台車1の移動を規制するストッパ装置13を設
けたため、載置テーブル25を昇降させる時には運搬台
車1を移動しないように固定することができる。従っ
て、載置テーブル25の昇降を安定して行うことができ
る。また、台車フレーム2の上面四隅には載置テーブル
25の下降を規制するためのストッパピン30を突設し
たため、載置テーブル25が下降する際に、スクリュー
シャフト56と接触することがなく破損を防止すること
ができる。
【0062】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば以下のように変更して具体化してもよ
い。 (1)本実施例では、電動モータ35により発生する駆
動力で運搬台車1の前後進及び載置テーブル25の昇降
を行ったが、本発明はこれに限定されない。即ち、駆動
輪10,電磁クラッチ37を省略し、無断変速機36の
出力軸41を直接スクリュージャッキ55の入力軸57
に連結してもよい。この場合、電動モータ35は載置テ
ーブル25の昇降専用となり、運搬台車1の走行は操作
者がハンドル11を手で押すことにより行われる。そし
て、駆動輪10,電磁クラッチ37を省略することによ
り、運搬台車1の部品点数が少なくなり低コストで実施
することができる。
【0063】(2)また、電動モータ35を走行専用と
してもよい。この場合、電磁クラッチ37を省略し、無
段変速機36の出力軸41を直接駆動輪10に連結す
る。そして、スクリュージャッキ55の入力軸57に回
転ハンドルを設け、このハンドルにより載置テーブル2
5を昇降させる。この場合も電磁クラッチ37を省略す
ることにより、運搬台車1の部品点数が少なくなり低コ
ストで実施することができる。
【0064】(3)また、運搬台車1の走行と載置テー
ブル25の昇降の両方を操作者自身が行うようにしても
よい。この場合、更に多くの部品を省略することがで
き、更に低コストで実施することができる。
【0065】(4)本実施例では、運搬台車1の走行及
び載置テーブル25の昇降を1つの電動モータ35によ
り行ったが、走行用電動モータと昇降用電動モータの2
つの電動モータを設け、走行と昇降を別々の電動モータ
で行ってもよい。この場合、電磁クラッチ37を省略で
きるため、運搬台車1の部品点数が少なくなり低コスト
で実施することができる。また、走行と昇降を別の電動
モータで行うため、運搬台車1の走行中に載置テーブル
25の昇降を行うことができる。
【0066】(5)本実施例では、クロスアーム24
を、台車フレーム2の左右一対に配設したが、クロスア
ーム24を台車フレーム2の前後一対に配設してもよ
い。この場合、フレームローラガイド3及びテーブルロ
ーラガイド26を左右方向に形成する。そして、各ガイ
ド3,26の一端にクロスアーム24の内側アーム部材
19aの基端部を回動可能に軸支するとともに、クロス
アーム24の各移動ローラ22,29を各ガイド3,2
6に嵌入すればよい。
【0067】(6)本実施例では、連結ブラケット70
に転動体として円筒ローラ73を配設したが、これに代
えて球状転動体を配設してもよい。 (7)連結ブラケット70における昇降ネジ部挿通孔7
2の内径は、昇降アーム75の回動半径にあわせて適宜
変更してもよい。
【0068】(8)昇降アーム75を、内側アーム部材
19aに沿って多少ずらして固着してもよい。この場
合、連結ブラケット70における昇降ネジ部挿通孔72
の内径を大きくし、連結ブラケット70の移動範囲を大
きくすればよい。
【0069】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、油
圧により載置テーブルを昇降させず、かつ安定して載置
テーブルを昇降させることのできる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】テーブル昇降式運搬台車の構成を示す切り欠き
断面図である。
【図2】テーブル昇降式運搬台車の駆動装置部分を示す
切り欠き断面図である。
【図3】テーブル昇降式運搬台車の正面図である。
【図4】昇降アームを示す斜視図である。
【図5】昇降体及び連結ブラケットを示す斜視図であ
る。
【図6】昇降体及び連結ブラケットの動きを示す説明図
である。
【符号の説明】
2…台車フレーム、3…案内部としてのフレームローラ
ガイド、19a…回動アームとしての内側アーム部材、
19b…変位アームとしての外側アーム部材、24…ク
ロスアーム、25…載置テーブル、35…電動モータ、
62…昇降体、70…連結ブラケット、75…昇降アー
ム。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四角型の枠状に形成された台車フレーム
    (2)の両側に、それぞれフレーム(2)に沿って平行
    に延びる一対の案内部(3)を設け、前記台車フレーム
    (2)には載置テーブル(25)を昇降可能に支持する
    とともに、回動アーム(19a)と変位アーム(19
    b)とを交差させて軸着することにより構成されたクロ
    スアーム(24)を各案内部(3)側に一対配置し、前
    記回動アーム(19a)の下端を案内部(3)の端部に
    回動可能に連結するとともに、前記変位アーム(19
    b)の下端を案内部(3)に沿って往復動可能に係合
    し、回動アーム(19a)がその下端を中心に回動する
    ことによりクロスアーム(24)の上下方向長さが変化
    して載置テーブル(25)を昇降させるテーブル昇降式
    運搬台車において、 前記台車フレーム(2)に、上下方向に延びるスクリュ
    ーシャフト(56)をその軸線を中心に回転させるため
    のスクリュージャッキ(55)を設け、前記スクリュー
    シャフト(56)を昇降体(62)に螺入することによ
    り、同昇降体(62)をシャフト(56)の回転に基づ
    いて上下動可能とし、前記回動アーム(19a)に一体
    移動可能に固着した昇降アーム(75)を、昇降体(6
    2)の上面を前記案内部(3)の延びる方向に往復動す
    る連結ブラケット(70)を介して昇降体(62)に連
    動したことを特徴とするテーブル昇降式運搬台車。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のテーブル昇降式運搬台車
    において、 台車フレーム(2)の下側にスクリュージャッキ(5
    5)を駆動する電動モータ(35)を設けたことを特徴
    とするテーブル昇降式運搬台車。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のテーブル昇降式運搬台車
    において、 台車フレーム(2)の下側に台車を走行させる電動モー
    タ(35)を設けたことを特徴とするテーブル昇降式運
    搬台車。
JP26755393A 1993-10-26 1993-10-26 テーブル昇降式運搬台車 Pending JPH07117674A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013054843A1 (ja) * 2011-10-13 2013-04-18 カヤバ工業株式会社 電動アシスト台車
CN109250645A (zh) * 2018-10-10 2019-01-22 高明芳 一种管道托架
JP2021062764A (ja) * 2019-10-15 2021-04-22 タイムオートマシン株式会社 台車
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