JPH07117640A - 自走クレーンのアウトリガー装置 - Google Patents

自走クレーンのアウトリガー装置

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JPH07117640A
JPH07117640A JP26230993A JP26230993A JPH07117640A JP H07117640 A JPH07117640 A JP H07117640A JP 26230993 A JP26230993 A JP 26230993A JP 26230993 A JP26230993 A JP 26230993A JP H07117640 A JPH07117640 A JP H07117640A
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pontoon
crane
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ground
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Tetsuo Sonoda
徹夫 薗田
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Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自走クレーンの作業現場における地盤強度
を、客観的、且つ安全に判断できるようにする。 【構成】 アウトリガー装置のポンツーンを上下に分割
し、下部ポンツーン15を着脱自在とする。上部ポンツ
ーン14と下部ポンツーン15の接地面積の比率は、ク
レーン作業時において油圧ジャッキ12にかかる最大荷
重とクレーン格納時における荷重との比率に等しく設定
されている。クレーン作業に入る前に、クレーン格納状
態で下部ポンツーン15を取外し、アウトリガー装置を
作動させて車体を支持すると、クレーン作業時に発生し
うる最大圧力と同等の接地圧が地盤に加わる。転倒の危
険がないクレーン格納状態のまま、上部ポンツーン14
の沈下量によって地盤強度の適否が判断できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自走クレーンに関す
るものであり、特に、自走クレーンのアウトリガー装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自走クレーンのアウトリガー装置
を図4に従って説明する。同図は、トラッククレーン1
を示し、下部走行体2に搭載した上部旋回体3にクレー
ン装置4が設けられている。下部走行体2にはクレーン
作業時における安定性を増加させるためにアウトリガー
装置5,5,5,5が装備されている。
【0003】アウトリガー装置5,5,5,5は、下部
走行体のシャーシ2aの前部と後部とに設けた左右方向
へ伸縮するスライドビーム6,6,6,6と、スライド
ビーム6,6,6,6の外側端部に固設した油圧ジャッ
キ7,7,7,7と、下方に向けて配設された油圧ジャ
ッキ7,7,7,7のロッド部7a,7a,7a,7a
の下端に枢着されたポンツーン8,8,8,8とによっ
て構成されている。
【0004】荷役作業時においては、スライドビーム
6,6,6,6を外側へ伸長し、油圧ジャッキ7,7,
7,7を伸長してポンツーン8,8,8,8を地盤に圧
接し、その反力によりトラッククレーン1を浮上させた
後にクレーン装置4を起立させて作業可能な状態とな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】アウトリガー装置を備
えた自走クレーンの揚重能力に対して作業現場の地盤強
度が不足している場合は、揚重作業時にポンツーンが陥
没して自走クレーンが転倒する虞れがある。従って、地
盤強度の不足が予想される場合は、一般的にポンツーン
と地盤との間に鉄板等を敷いてポンツーンの陥没を防止
する手段が採られるが、現場の状況によっては鉄板等の
敷設が不可能な場合がある。かかる場合は、運転者が作
業可能か否かを主観によって判断しているが、判断を誤
まって地盤の耐力以上の吊荷作業を行ったときは、転倒
事故に到る危険がある。
【0006】そこで、クレーン作業によって地盤に作用
する荷重に対する地盤強度の適否を運転者の主観によら
ず客観的に判断できるようにして転倒事故の虞れを解消
し、安全性を確保するために解決すべき技術的課題が生
じてくるのであり、本発明は上記課題を解決することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために提案するものであり、車体のシャーシに
水平方向へ伸縮自在なスライドビームを設け、該スライ
ドビームの先端部に油圧ジャッキを下方へ向けて固設
し、該油圧ジャッキの下端部に車体支持用のポンツーン
を枢着した自走クレーンのアウトリガー装置に於て、前
記ポンツーンを上下に二分割して下部ポンツーンを着脱
自在に形成し、下部ポンツーンと上部ポンツーンとの接
地面積の比率を、クレーン作業状態におけるポンツーン
の最大定格荷重とクレーン格納状態におけるポンツーン
の荷重との比率に等しく設定した自走クレーンのアウト
リガー装置を提供するものである。
【0008】
【作用】アウトリガー装置のポンツーンは、上下に分割
されており、下部ポンツーンは着脱自在となっている。
下部ポンツーンの接地面積に対して上部ポンツーンの接
地面積は小面積に形成され、その接地面積の比率は、揚
重作業時に発生し得る油圧ジャッキの最大荷重と、クレ
ーンを格納した状態で油圧ジャッキに作用する荷重との
比率に等しく設定されている。従って、下部ポンツーン
を取外し、クレーン格納状態で上部ポンツーンにより車
体を支持すると、地盤に作用する単位面積あたりの荷重
は、下部ポンツーンを装着してクレーン作業を行う際の
最大荷重とほぼ等しくなる。よって、転倒の危険がない
クレーン格納状態で、クレーン作業時に発生し得る最大
荷重と等しい圧力を地盤に作用させることができ、上部
ポンツーンの沈下量から地盤強度の適否を客観的に判断
することができる。
【0009】
【実施例】以下、この発明一実施例を図1乃至図3に従
って詳述する。図1において符号11はスライドビーム
であり、スライドビーム11の先端部位に油圧ジャッキ
12のシリンダ12aが取付けられている。油圧ジャッ
キ12のロッド12bの下端部には支持軸13が固設さ
れ、支持軸13の下端部には球面部13aが形成されて
いる。支持軸13の球面部13aは、上部ポンツーン1
4の上面中央部に設けた球面軸受14aに嵌合し、上部
ポンツーン14の上部周縁部に設けたカバーフランジ1
4bが支持軸13の小径部13bに係合して上部ポンツ
ーン14は揺動自在に連結されている。
【0010】上部ポンツーン14の下面に装着される大
径の下部ポンツーン15は、あり溝状の嵌合部16aを
形成した連結板16を上部に固着し、上部ポンツーン1
4の下部フランジ部13cに対応する嵌合部16aに前
記下部フランジ部13cが遊嵌されて上部ポンツーン1
4と下部ポンツーン15が連結されている。そして、下
部ポンツーン15を同図の紙面に向かって前後方向へス
ライドさせることによって上部ポンツーン14から下部
ポンツーン15を脱着することができる。
【0011】上部ポンツーン14の接地面積は、以下の
ようにして設定する。まず、クレーン作業時において下
部ポンツーン15を装着し、最大定格揚重重量を吊上げ
てクレーンを旋回させた場合に、車体の四方に突出した
アウトリガー装置の油圧ジャッキ12,12,12,1
2にかかる反力の最大値P1max,P2max,P3max,P
4maxを求める。
【0012】また、図2に示すクレーン装置4を格納し
た走行姿勢においてアウトリガー装置によって車体を浮
上させた場合の油圧ジャッキ12,12,12,12に
かかる反力P1 ,P2 ,P3 ,P4 を求め、反力Pi
最大値Pimaxとの比率によって上部ポンツーン14の接
地面積Bi を求める。 Bi =A・Pi /Pimax(i=1,2,3,4)……但
し、A=下部ポンツーンの接地面積 即ち、図2に示すように走行姿勢で上部ポンツーン1
4,14,14,14を接地させてトラッククレーン1
7本体を支持したときの単位面積あたりの接地圧は、下
部ポンツーン15,15,15,15を装着して、従来
例として示した図4と同様の作業姿勢で揚重及び旋回作
業を行った場合の最大接地圧と等しくなる。
【0013】図3に示すように上部ポンツーン14に
は、沈下量の目安となるマーク18を設け、図2に示す
走行姿勢において、例えばマーク位置の沈下量A以上の
沈下量をもって地盤降伏と判断する。このように、クレ
ーン作業に入る前に転倒の危険がない走行姿勢のままで
地盤強度の確認が行えるようにしたものである。尚、本
発明は上記一実施例に限定するものではなく、アウトリ
ガー装置を備えた種々の建設機械に応用することができ
る。また、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を
為すことができ、本発明がそれらの改変されたものに及
ぶことは当然である。
【0014】
【発明の効果】この発明は、上記一実施例において詳述
したように、アウトリガー装置のポンツーンを上下に2
分割して下部ポンツーンを着脱自在とし、クレーンを格
納した走行姿勢で小径の上部ポンツーンにより車体の自
重を支持することにより、クレーン作業において発生す
る最大接地圧と同等の接地圧を地盤に作用させることが
できる。従って、クレーン作業に入る以前に、転倒する
危険がない走行姿勢で地盤強度を客観的に確認すること
ができ、地盤強度の誤認によって転倒事故に到る虞れが
解消されて安全性の向上に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアウトリガー装置の要部正面図。
【図2】本発明のアウトリガー装置による地盤強度確認
の方法を示すトラッククレーンの側面図。
【図3】上部ポンツーンを接地させた状態の要部正面
図。
【図4】従来例を示し、トラッククレーンの側面図。
【符号の説明】
11 スライドビーム 12 油圧ジャッキ 13 支持軸 14 上部ポンツーン 15 下部ポンツーン 16 連結板 17 トラッククレーン 18 マーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のシャーシに水平方向へ伸縮自在な
    スライドビームを設け、該スライドビームの先端部に油
    圧ジャッキを下方へ向けて固設し、該油圧ジャッキの下
    端部に車体支持用のポンツーンを枢着した自走クレーン
    のアウトリガー装置に於て、前記ポンツーンを上下に二
    分割して下部ポンツーンを着脱自在に形成し、下部ポン
    ツーンと上部ポンツーンとの接地面積の比率を、クレー
    ン作業状態におけるポンツーンの最大定格荷重とクレー
    ン格納状態におけるポンツーンの荷重との比率に等しく
    設定したことを特徴とする自走クレーンのアウトリガー
    装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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