JPH0711721B2 - 電子写真用緑色トナ− - Google Patents

電子写真用緑色トナ−

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JPH0711721B2
JPH0711721B2 JP61010218A JP1021886A JPH0711721B2 JP H0711721 B2 JPH0711721 B2 JP H0711721B2 JP 61010218 A JP61010218 A JP 61010218A JP 1021886 A JP1021886 A JP 1021886A JP H0711721 B2 JPH0711721 B2 JP H0711721B2
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    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/09Colouring agents for toner particles
    • G03G9/0906Organic dyes
    • G03G9/0908Anthracene dyes

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は電子写真用カラートナーに関し、詳しくは、特
定の二種の化合物を着色剤として含有せしめてなる電子
写真用緑色トナーに関する。
従来技術 電子写真感光体や静電記録体などのうえに形成された静
電潜像を現像する手段としては、液体現像剤を用いる
(湿式現像法)と、結着樹脂中に着色剤を分散させたト
ナー或いはこのトナーを固体キヤリヤと混合した一成分
型乃至二成分型乾式現像剤を用いる方式(乾式現像法)
とが一般に採用されている。そして、これら方式にはそ
れぞれ長所・短所があるが、現在では乾式現像法特に二
成分型現像剤が多く利用されている。
二成分型現像剤用トナーは従来結着樹脂に着色剤(染
料、顔料)を添加し二本ロールミルなどで溶融混練した
後粒径1〜30μm程度に微粉砕して得られたものが用い
られている。そして、かかるトナーは粒径50〜100μm
程度の担体物質(キャリア)と混合され静電潜像の現像
に用いられる。
ところで、トナー及びキャリアが現像に供されるために
はこれらが複写機内において常に一定の摩擦帯電を生ぜ
しめ、安定した帯電量を有したトナーが静電潜像に供給
なされねばならない。このため、所望の摩擦帯電性が得
られるように、(i)トナーの結着樹脂及び/又は着色
剤を適当に選択するか、あるいは(ii)荷電制御剤(キ
ャリアとの摩擦に対してトナーの帯電特性を制御する物
質)をトナー中に添加する等の手段が通常採られてい
る。
しかしながら、上記(i)での結着樹脂の選択はいまだ
思うようには捗っていないのが実情である。例えばトナ
ーを負帯電に制御するために結着樹脂として塩素化パラ
フィン、不飽和ポリエステルなどを使用することや、当
初から一種の架橋構造を有した特定のポリエステル樹脂
(非線状化低融点芳香族樹脂とサリチル酸キレート化物
との反応物のごときもの)を使用することは知らている
が、これらの樹脂ではバインダーとしての所望の分子量
が得られにくく、そのためトナーとしての重要な熱特性
(定着時ヒートロールでの溶融特性)が得られずヒート
ローラへのコピー巻き付きによるコピー排出ミス、ペー
パー上のトナー像がローラー面へ移行し文字が不鮮明と
なるオフセツト現象を起こしやすいといった不都合があ
る。
上記(i)の着色剤の選択については液体現像剤用トナ
ーの例であるが多くの種類の染料例えばアントラキノン
誘導体(長鎖アルキルフェニル基、長鎖アルキルアミノ
基などを導入したもの、レーキ化した或いは帯電性にし
たもの、界面活性剤と反応させて得られたもの、酸性基
含有水溶液染料にアントラキノン基を導入したもの)等
が提案されている。だが、これらアントラキノン誘導体
に代表される染料の添加も乾式トナー特に二成分系現像
剤用トナー製造のうえで良好な効果を示すことが少ない
のが実情である。
一方、上記(ii)の荷電制御剤としては、トナーに正電
荷を与えるものとして例えばニグロシン系染料が知ら
れ、またトナーに負電荷を与えるものとして例えば含ク
ロムモノアゾ錯体、含クロムサリチル酸化合物錯体、含
クロル有機染料(銅フタロシアニングリーン、含クロモ
ノアゾ染料)、フタロシアニン系染料のごとき含金属染
料、ニトロフミン酸(塩)などが知られている。だが、
こうした従来の荷電制御剤は、大方黒色物質であるか結
着樹脂との相溶性或いは漏れ性に劣り、更には、昇華性
である等の理由から長期にわたって良好な荷電制御性を
もたない物質であるか等のため、カラー電子写真用トナ
ーには不向きなものがほとんどである。二色ないし多色
原稿(表、グラフ、図を含む)から二色ないし多色コピ
ーを得る要請が近年ますます強まっていることを考えあ
わせれば、従来の荷電制御剤の使用には問題がある。加
えて、こうした従来の荷電制御剤を含有したトナーは初
期には良好な現像特性を示すものの、寿命が短かくかつ
環境安定性(温湿度変化に対する安定度合い)が悪く画
像濃度低下を起したり、カブリや地汚れを発生させると
いった欠点をもっている。
なお、前記従来の着色剤及び荷電制御剤は特公昭48−25
941号、特公昭48−26784号、特公昭49−20225号、特開
昭50−140137号、特開昭50−142037号、特開昭50−1420
38号、特公昭46−43440号、特公昭48−30899号、特公昭
49−46423号、特公昭49−26909号、特開昭49−51949
号、特開昭49−134303号などの公報に開示されている。
目的 本発明の第一の目的は、均一な画像濃度が得られ、周辺
効果やカブリのほとんど生じない電子写真用負極性緑色
トナーを提供するものである。本発明の第二の目的は、
高速現像に適し、耐久性かつ環境安定性にすぐれた一成
分型乃至二成分型乾式現像剤における緑色トナーを提供
するものである。本発明の第三の目的は、温湿度変化に
左右されず、またオフセツト現象を起こすことのない乾
式トナーを提供するものである。
構成 本発明は、着色剤及び結着樹脂を主成分とした電子写真
用カラートナーにおいて前記着色剤として下記一般式
(I) (但し、R1は水素原子又は炭素数6以上のアルキル基、
R2は水素原子、炭素数6以上のアルキル基又はフェニル
基である。) で表わされる化合物と下記構造式(II)及び/又は(II
I) で表わされる化合物とを用いたことを特徴としている。
前記一般式(I)で表わされた化合物は青色であり、前
記一般式(II)で表わされた化合物(C.I.ソルベント
イエロー162)及び一般式(III)で表わされた化合物
(C.I.ピグメント イエロー17)はともに黄色であるこ
とから、本発明トナーはこれらの混合即ちグリーン色
(緑色)となっている。
なお、グリーン色トナーを得るためには着色剤としてフ
タロシアニングリーン、トリフェニルメタン系などの染
顔料を使用することや、フタロシアニン系、インダンス
ロン系、トリフェニルメタン系などブルー色の染顔料と
アゾ系などイエロー色の染顔料とを混合(組合せ)する
こと等が知られているが、これらをトナー用着色剤とし
て使用した場合には感光体へのトナーフィルミング等が
発生しやすく、また、長時間現像を行なった場合には地
肌部画像の汚れなどが目立つようになったり、使用環境
(温湿度変化)により画像濃度がちがってきたりする等
の不都合な現像がしばしば見受けられていたが、本発明
者らは前記一般式(I)で表わされた特定化合物を(ブ
ルー色の着色剤)と前記構造式(II)及び/又は(II
I)で表わされた特定化合物(イエロー色着色剤)とを
併用して採用すれば、そうした不都合な現象が認められ
ないことを確め、本発明を完成に導いたものである。
本発明で一方の着色剤として用いられる前記一般式
(I)で表わされたアントラキノン誘導体の具体例のい
くつかをあげれば次のとおりである。
これらブルー色着色剤は単独で用いられても二種以上が
併用されてもかまわない。また、他の一方のイエロー色
着色剤(C.I.ソルベント イエロー162、C.I.ピグメン
ト イエロー17)もそれらがともに用いられいもかまわ
ない。
ブルー色着色剤とイエロー色着色剤との混合重量割合
(含有量重量比)は2:8〜8:2が好ましく、この範囲を外
れるとグリーン色としての色相が失なわれていまう。着
色剤(ブルー色着色剤とイエロー色着色剤との総計)の
トナー中への添加量は、結着樹脂100重量部に対し0.5〜
30重量部望ましくは1〜20重量部である。添加量がこれ
より少ないと緑色としての着色効果に乏しくなり、逆に
これより多いと定着性に劣るようになり好ましくない。
本発明らは乾式トナー用着色剤の研究とともにトナーの
荷電制御についてもいろいろ研究し検討してきたが、サ
リチル酸の金属塩(特に亜鉛塩、クロム塩)又はサリチ
ル酸誘導体の金属塩(特に亜鉛塩、クロム塩)が荷電制
御剤としてきわめて有効であることを確かめた。従っ
て、前記一般式(I)で表わされた着色剤とこうした荷
電制御剤とを組合わせた場合には一層望ましいトナーが
製造できる。
サリチル酸又はサリチル酸誘導体の金属塩は下記の一般
式(IV)によって表すことができる。
(但しR3、R4およびR5は水素又は炭素数1〜10のアルキ
ル基或いはアリル基である特に水素又は炭素数1〜6の
アルキル基或いはアリル基が望ましい。ここでR3、R4
よびR5は同時に同じであっても異なっていてもよい。ま
た、Meは亜鉛、ニッケル、コバルト、銅、クロムから選
ばれるいずれかの金属であるが特に亜鉛、クロムが望ま
しい。) かかる一般式で表わされた金属塩は、CLARK,J.L.Kao,H.
(1948)J.Amer.Chem.Soc.70,2151に記載された方法に
よって容易に合成することができる。例えば、溶媒中に
2モルのサリチル酸ナトリウム塩(サリチル酸誘導体の
ナトリウム塩を含む)と、1モルの塩化亜鉛とを添加し
混合し、加温して撹拌することにより亜鉛塩として得る
ことができる。この金属塩は白色を呈する結晶であり、
トナーバインダー中に分散させた場合にも着色を示さな
いものである。金属塩が亜鉛塩以外のものについても上
記の方法に準じて製造することができる。これら金属塩
は単独で用いられても二種以上の併用であってもかまわ
ない。
トナー中に占める前記金属塩の量は結着樹脂100重量部
に対し0.1〜10重量部好ましくは0.5〜7重量部程度であ
る。また、トナー中に占める着色剤の量は、結着樹脂10
0重量部に対し0.5〜10重量部、好ましくは1〜7重量部
程度である。
本発明のトナーは前記一般式(I)で表わされた着色剤
と、前記構造式(II)で表わされたC.I.ソルベント イ
エロー162及び/又は構造式(III)で表わされたC.I.ピ
グメント イエロー17と、結着樹脂とを必須成分とし、
好ましくはこれらに前記一般式(IV)で表わされた荷電
制御剤を添加してつくられる。
本発明で用いられる着色剤は一般式(I)と構造式(I
I)及び/又は(III)で表わされたものに限られるが、
幾分かの同系色(青色、黄色、緑色)の着色剤が加えら
れることは可能である。
また、本発明で用いられる結着樹脂も上記着色剤と同様
にこれまでトナー用結着樹脂として使用されてきたもの
の全てが適用できる。具体的には、ポリスチレン、スチ
レン−アクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸共
重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、スチ
レン−メタクリル酸エステル共重合体、スチレン−ブタ
ジエン共重合体などのスチレン系樹脂をはじめ、飽和ポ
リエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹
脂、フェノール樹脂、マレイン酸樹脂、クマロン樹脂、
塩素化パラフィン、キシレン樹脂、塩化ビニル系樹脂、
ポリプロピレン、ポリエチレンなどが例示できる。これ
ら結着樹脂の二種以上が適宜混合されて用いられてよい
ことはいうまでもない。なお、これらのうちでもポリス
チレン、スチレン系樹脂及びエポキシ系樹脂の使用が有
利である。
本発明のトナーには上記成分のほかに必要に応じてトナ
ーの熱特性、電気特性、物理特性などを調整する目的で
各種の可塑剤(フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチル
など)、抵抗調整剤(酸化スズ、酸化鉛、酸化アンチモ
ンなど)等の助剤を添加することも可能である。
更に、本発明においてはトナー粒子(5〜20μm)の製
造後、これにTiO2,Al2O3,SiO2などの微粉末を添加しこ
れらでトナー粒子表面を被覆せしめることによってトナ
ーの流動性の改質を図ったり、ステアリン酸亜鉛、フタ
ル酸などを添加して感光体の劣化防止を図ったりするこ
とも効果的である。
記述のように、本発明トナーはキャリアと混合されて二
成分型現像剤として使用することが望ましいが、タッチ
ダウン方式の一成分型現像剤として使用できることは勿
論、場合によっては磁性体(マグネタイト粉末など)を
添加分散させて通常の一成分型トナーとして使用するこ
とが可能でる。
キャリアとしては粒径50〜300μmくらいの芯材(鉄
粉、ニッケル粉、フェライト粉、ガラスビーズなど)の
表面にスチレン−アクリル酸エステル共重合体、スチレ
ン−メタクリル酸エステル共重合体、アクリル酸エステ
ル重合体、メタクリル酸エステル重合体、シリコーン樹
脂、ポリアミド樹脂、アイオノマー樹脂、ポリフェニレ
ンサルファイド樹脂など或いはこれら樹脂の混合物をコ
ーテイングしたものが使用される。特に、トナー中に特
定の金属塩(サリチル酸の亜鉛塩及び/又はサリチル酸
誘導体の亜鉛塩のごとき化合物)が添加されている場合
には、その金属塩に対してより所望の安定した負帯電を
与えるうえから、前記キャリアの被覆樹脂としてはシリ
コーン樹脂ないしシリコーン樹脂中に導電性微粉末を分
散させたものの使用が有利である。
なお、前記一般式(I)におけるR1,R2の炭素数を5以
下として荷電制御剤に使用したもの(特公昭57−42860
号公報)又はこれを着色剤として用いたものでは良質の
乾式トナーが得られないことは下記の比較例にみられる
とおりである。
次に実施例及び比較例を示す。ここでの部はすべて重量
部である。
実施例1 スチレン−n−ブチルメタクリレート共重合体 100部 前記No.1のブルー色着色剤 5部 C.I.ソルベント イエロー162 5部 サリチル酸亜鉛塩 3部 を熱ロールミルで溶融混練し、冷却後ハンマーミルを用
いて粗粉砕し、次いでエアージェット方式による微粉砕
機で微粉砕する。得られた微粉末を分級して粒径3〜25
μmを選別し緑色トナーとした。
このトナー3.5部にキャリヤー(シリコン樹脂を約1μ
m厚にコートした100μ球状フェライト粉)100部を混合
し現像剤とした。
この現像剤を用い、乾式普通紙複写機(リコー社製FT-5
050)で10℃15%RH、20℃60%RH及び30℃90%RHの環境
下で現像を行なったところカブリ及び地肌汚れのない緑
色トナー画像が得られ、連続複写2万枚後においても複
写品質の低下は見られなかった〔画像濃度(マスベス濃
度計で測定、以下同じ)は複写初期が1.35であり、2万
枚コーピー後は1.36であった〕。なお、このトナーの帯
電量(現像剤をブローオフ装置にてトナーのみを飛ばし
ケースレーにて電荷量を測定、以下同じ)は複写初期が
−17.0μc/g、2万枚コピー後は−17.1μc/gであった。
また、前記サリチル酸亜鉛塩の代りにサリチル酸クロム
塩を用いトナー、現像剤をつくり、これを同様に試験し
たところ、ほぼ同じような効果が認められた。
比較例1 前記No.1のブルー色着色剤をフタロシアニン系ブルー顔
料(東洋インキ社製リオノールブルーKL)に代えた以外
は全て実施例1と同様にしてトナー、現像剤をつくっ
た。
この現像剤を用い乾式普通紙複写機(リコー社製FT-505
0)で10℃15%RH、20℃60%RH及び30℃90%RHの環境下
で現像を行なったところ、緑色色調の画像が得られた
が、連続複写では7000枚で地汚れが発生した(初期コピ
ー及び2万枚コピー後の画像濃度は1.21及び1.01であっ
た)。また、トナーの帯電量の複写初期が−12.0μc/
g、2万枚コピー後が−5.5μc/gであった。
比較例2 前記No.1のブルー色着色剤を下記の物質に変えた以外に
は全て実施例1と同様にしてトナー、現像剤をつくった
ところ、混練時に下記物質が溶解し樹脂との分散性が不
分であり、このため色調が鮮明でなく、画像の濃度が低
く地肌汚れが生じるのが認められた。
この現像剤を用い乾式普通紙複写機(リコー社製FT-505
0)で10℃15%RH、20℃60%RH及び30℃90%RHの環境下
で現像を行なったところ、緑色色調の画像が得られた
が、連続複写では7000枚で地汚れが発生した。また、こ
のトナーの帯電量(複写初期及び2万枚コーピ後)は比
較例1とほぼ同程度を示した。
実施例2 樹脂をスチレン−アクリル酸共重合体(三洋化成社製SB
M−73)に代えた以外は全て実施例1と同様にしてトナ
ー、現像剤をつくった。
この現像剤を用い、乾式普通紙複写機(リコー社製FT-5
050)で10℃15%RH、20℃60%RH及び30℃90%RHの環境
下で現像を行なったところ地肌汚れのない緑色トナー画
像が得られ、連続複写2万枚後においても複写品質の低
下は見られなかった。
実施例3 C.I.ソルベント イエロー162の代りにC.I.ピグメント
イエロー17を用いた以外は全て実施例1と同様にして
トナー、現像剤をつくった。この現像剤を用い乾式電子
複写機(リコー社製FT-5050)で10℃15%RH、20℃60%R
H及び30℃90%RHの環境下において現像を行なったとこ
ろ、地肌汚れのない緑色トナー画像が得られた。連続複
写を2万枚行なっても複写品質の低下はみられなかっ
た。なお、初期コピー及び2万枚コピー後の画像濃度は
1.36及び1.37であり、また、このトナーの帯電量は複写
初期及び2万枚コピー後で−15.5μc/gおよび−15.9μc
/gであった。
実施例4 ブルー色着色剤を前記No.2のものに変えた以外には全て
実施例1と同様にしてトナー、現像剤をつくった。
この現像剤を用い乾式電子複写機(リコー社製FT-505
0)で10℃15%RH、20℃60%RH及び30℃90%RHの環境下
において現像を行なったところ、地肌汚れのない緑色ト
ナー画像が得られた。また、連続複写を2万枚行なって
も複写品質の低下はみられなかった(画像濃度は複写初
期が1.38であり、2万枚コピー後は1.49であった)。な
お、このトナーの帯電量は複写初期が−16.0μc/g、2
万枚コピー後が−16.5μc/gであった。
実施例5 ブルー色着色剤を前記No.3のものに変えた以外には全て
実施例1と同様にしてトナー、現像剤をつくった。
この現像剤を用い乾式電子複写機(リコー社製FT-505
0)で10℃15%RH、20℃60%RH及び30℃90%RHの環境下
において2万枚の連続複写を行なたところ、地肌汚れの
ない緑色トナー画像が得られた。また、このトナーの帯
電量(複写初期及び2万枚コピー後)は実施例1とほぼ
同程度であった。
比較例3 C.I.ソルベント イエロー162の代りにC.I.ピグメント
イエロー12を用いた以外は全て実施例1と同様にして
現像剤をつくり、同様の現像を行なったところ、緑色色
調の画像が得られたが連続複写においては5000枚で地肌
汚れが発生した。なお、初期コピー及び2万枚コピー後
の画像濃度は1.20及び0.96であり、また、このトナーの
帯電量は複写初期及び2万枚コピー後で−10.0μc/g及
び−4.8μc/gであった。
効果 実施例の記載から明らかなように、着色剤として一般式
(I)に表わされた特定の青色着色剤と構造式(II)及
び/又は(III)で表わされた特定の黄色着色剤とを併
用させた乾式トナーの使用によれば、少量の着色剤の添
加で高着色かつ鮮明な緑色画像が温湿度変化に左右され
ることなく多数枚得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】着色剤及び結着樹脂を主成分とした電子写
    真用カラートナーにおいて、前記着色剤が下記一般式
    (I) (但し、R1は水素原子又は炭素数6以上のアルキル基、
    R2は水素原子、炭素数6以上のアルキル基又はフェニル
    基である。) で表わされる化合物と下記構造式(II)及び/又は(II
    I) で表わされる化合物との混合からなることを特徴とする
    電子写真用青色トナー。
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