JPH07117094B2 - ボルト締付け用プラスチッククリップ - Google Patents

ボルト締付け用プラスチッククリップ

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JPH07117094B2
JPH07117094B2 JP11258487A JP11258487A JPH07117094B2 JP H07117094 B2 JPH07117094 B2 JP H07117094B2 JP 11258487 A JP11258487 A JP 11258487A JP 11258487 A JP11258487 A JP 11258487A JP H07117094 B2 JPH07117094 B2 JP H07117094B2
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JP
Japan
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semi
bolt
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cylindrical bodies
cylindrical
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JP11258487A
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敏夫 広幡
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Nifco Inc
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  • Clamps And Clips (AREA)
  • Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、スタッドボルトその他のボルトにワークを
固定するためのボルト締付け用プラスチッククリップに
関する。
〈従来の技術〉 このようなプラスチック製のクリップは特開昭52−6036
9号公報、特開昭61−2912号公報、特開昭61−59012号公
報、実開昭59−81872号公報、実開昭61−52710号公報で
公知である。
〈発明が解決しようとする問題点〉 上記従来の各クリップはいずれもボルトに上から押し被
せて取付けるが、押し被せるために要する力が大きい。
そして、一旦ボルトに取付けると、ボルトから外すには
ナット式にグルグルと回さなければならず、取り外しに
手数がかゝる。
〈問題点を解決するための手段〉 そこで本発明のボルト締付け用プラスチッククリップは
薄肉のヒンジで開閉可能に螺着された一対の半円筒体
と、上記半円筒体の一方の上端部に延長状に連接した円
筒体と、上記円筒体の外周に嵌合する操作筒を備え、上
記対の半円筒体の内周の一方又は双方にボルトの雄ねじ
に噛み合うねじ条を設けたことを特徴とする。
〈作 用〉 対の半円筒体を開いている状態でボルトに被せ、それか
ら両半円筒体を閉じてボルトの回りを包むことにより半
円筒体の内周のねじ条をボルトの雄ねじに噛み合わせ、
次いで一方の半円筒体の上端部の円筒体外周に嵌合して
いる操作筒を降し、この操作筒により閉じた対の円筒体
の回りを包む。
〈実 施 例〉 図示の各実施例において、AとBは薄肉のヒンジ1でつ
ながり、第2,3図に示す開いた状態にプラスチックで一
体に成形した対の半円筒体を示す。
半円筒体Aの上端部には、両半円筒体A,Bを閉じたとき
の外径に対応した内周を有する円筒体2が一体に連接し
てある。つまり、半円筒体Aの上端に円筒体2の半周が
連なっている。又、他方の半円筒体Bの上端部外周には
外向きに傾斜したカム面3が設けてある。
そして、この実施例では上記円筒体2の上端外周に薄肉
部4を介して円筒体2の外周に嵌合する操作筒5が更に
連接してある。
更に、半円筒体Bの自由端bからは爪片6が突出し、他
方の半円筒体Bの自由端bには上記爪片6を通して引っ
掛ける係合孔7が設けてある。
各半円筒体A,Bは下端に外周から張出す鍔片8a,8bを備
え、この実施例では両半円筒体A,Bの内周にボルトBの
外周の雄ねじに噛み合うねじ条9a,9bが形成してある。
前述の係合孔7は半円筒体Aの自由端aの端面に開口
し、係合孔7の裏には半円筒体Aの筒壁外周部を円周方
向に窪ませた弧状断面の溝10を設けてある。又、爪片6
は円弧状に彎曲し、先端の爪6′は係合孔7に通すとき
には孔壁に押されて閉じ、係合孔7を通過すると開く様
に弾性変形するか、或いは係合孔7に無理に通過できる
様にして係合孔の裏に第4図に示す如く引っ掛かること
ができる様にする。そして、この様に爪片6の爪6′を
係合孔7に通してその裏に引っ掛けると成形状態で開い
ていた対の半円筒体AとBはヒンジ1を撓めて半開きの
状態になる。
又、前記半円筒体Bの上端部外周に設けた外向きに傾斜
したカム面3は、上述の様に両半円筒体AとBが半開き
の状態になったとき、半円筒体Aの上に連接した円筒体
2が半円筒体Bの上端面を覆う領域2′の外、つまり円
筒体2の外周の外ないし操作筒5が半円筒体Bの上端面
を覆う領域に設けてある(第4図参照)。
従って、例えば自動車の車体の床パネル上にスタッドボ
ルトBを溶接して起立させ、カーペットにスタッドボル
トBに対応した孔をあけてその孔をスタッドボルトBに
通すことによりカーペットを床パネル上に敷き、各スタ
ッドボルトをこのクリップで締付けてカーペットの孔の
縁を床パネル上に押し付けるには、上記の様に半開きの
状態の半円筒体AとBをボルトに上から嵌め、その下
端、つまり鍔8a,8bの下面でカーペットを床パネル上に
押し付ける。この操作は両半円筒体が半開きで、ねじ条
9a,9bはスタッドボルトBに接触しないため、カーペッ
トを床パネルに押し付ける力が必要なだけである。
それから薄肉部4を千切って操作筒鍔8a,8bの上面に当
接するまで下に押す。これにより操作筒5の内周下端は
半円筒体Bのカム面3に乗り上げて半円筒体Bを内向き
に押し、両半円筒体A,Bの外面に摺接する。この状態で
操作筒5は両半円筒体A,Bの外周に嵌合するため両半円
筒体の自由端aとbは当接し、各半円筒体の内周のねじ
条9a,9bはスタッドボルトBの対向した側面のねじ山に
噛み合う。
こうしてカーペットは両半円筒体の下面で床パネル上に
押し付けられた状態に固定される。
カーペットを外すには、操作筒5を引上げ円筒体2の外
周に嵌合した状態にすればよい。これにより両半円筒体
は自身の弾性で外方に開き、ねじ条9a,9bはスタッドボ
ルトBの側面から離れるためスタッドボルトBから上に
引抜きカーペットを外すことができる。
円筒体2や、操作筒5の内周は上面に開口していてもよ
いが、そのどちらかを上面が塞がれた盲筒形にし、ボル
トBの上端部をかくすようにすることが好ましい。
更に、この実施例では操作筒5を円筒体2上に連接した
が、操作筒5は別体に成形して円筒体2に嵌合してもよ
い。
以上、本発明のクリップを自動車の車体の床パネルから
立つスタッドボルトに取付け、カーペットを床パネル上
に押えて固定する用途に使用する場合に付いて述べた
が、用途はこれに限定されず、車室内のダッシュ部、エ
ンジンルームにインシュレータを固定したり、エンジン
ルーム、車室内にパイプ、ハーネス、ハーネスプロテク
タを固定したり、その他種々の用途に使用できる。
〈発明の効果〉 本発明によればボルトに嵌めたのち操作筒を下げて可撓
アームを内向きに撓ませ、可撓アームのねじ条をボルト
の雄ねじに側面から噛み合わせるので、ボルトに装着す
るのに抵抗力が全くないため容易に装着できると共に、
ボルトから外すことも容易に行え、再使用可能なクリッ
プを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のクリップの一実施例の半開き状態の斜
視図、第2図は第1図のクリップの成形状態の斜視図、
第3図は第2図の平面図、第4図は第1図の要部の横断
平面図、第5図はボルトに固定した状態での要部の横断
平面図であり; 図中、AとBは半円筒体、2は円筒、3はカム面、5は
操作筒、9a,9bははねじ条を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄肉のヒンジで開閉可能に螺着された一対
    の半円筒体と、上記半円筒体の一方の上端部に延長状に
    連接した円筒体と、上記円筒体の外周に嵌合する操作筒
    を備え、上記対の半円筒体の内周の一方又は双方にボル
    トの雄ねじに噛み合うねじ条を設けたことを特徴とする
    ボルト締付け用プラスチッククリップ。
  2. 【請求項2】対の半円筒体は下端部外周から張出した鍔
    片を一体に備えている特許請求の範囲第1項記載のボル
    ト締付け用プラスチッククリップ。
  3. 【請求項3】対の半円筒体を半開き状態に保持するた
    め、各半円筒体の自由端の一方には爪片、他方には上記
    爪片を通して引っ掛ける係合孔を設けた特許請求の範囲
    第1項又は第2項のどれか1項記載のボルト締付け用プ
    ラスチッククリップ。
  4. 【請求項4】操作筒は円筒体の上端に薄肉部を介して一
    体に連接されている特許請求の範囲第1項から第3項の
    どれか1項記載のボルト締付け用プラスチッククリッ
    プ。
JP11258487A 1987-05-11 1987-05-11 ボルト締付け用プラスチッククリップ Expired - Lifetime JPH07117094B2 (ja)

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JPS63280910A JPS63280910A (ja) 1988-11-17
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JPH08145031A (ja) * 1994-11-16 1996-06-04 Hirata Kogyo Kk 分割ナットおよびその製造方法
JP3319566B2 (ja) * 1995-03-31 2002-09-03 株式会社イナックス 連結用クリップ
JP2015068357A (ja) * 2013-09-26 2015-04-13 フソー化成株式会社 合成樹脂製ナットを作るためのナット素材

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