JPH07117065B2 - 送風装置 - Google Patents

送風装置

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JPH07117065B2
JPH07117065B2 JP1198487A JP19848789A JPH07117065B2 JP H07117065 B2 JPH07117065 B2 JP H07117065B2 JP 1198487 A JP1198487 A JP 1198487A JP 19848789 A JP19848789 A JP 19848789A JP H07117065 B2 JPH07117065 B2 JP H07117065B2
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JP
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fan
casing
air
plate
suction
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JP1198487A
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昇平 野村
祐治 大桑
芳之 北村
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は空気調和機等に組み込まれる送風装置に関す
る。
(ロ)従来の技術 空気調和機の空気清浄能力を向上させるため、実開昭53
−103752号公報で示されるように空気清浄フィルタを空
気調和機に組み込むようになってきた。
このような空気調和機において、室内のわたぼこりを除
去するためのプレフィルタの大きさは熱交換器の大きさ
と略同一に設定されているものの、空気清浄フィルタの
大きさは熱交換器の大きさよりも小さく設定されてい
る。そして、この空気清浄フィルタはプレフィルタの一
次側に配置されている。
すなわち、熱交換器の吸込側において、プレフィルタの
みが配置された部分と、このプレフィルタと空気清浄フ
ィルタとの両方が配置された部分とに分かれている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 ここで、特にプレフィルタと空気清浄フィルタとの両方
が配置された部分の通風抵抗は、プレフィルタのみが配
置された部分の通風抵抗よりも大きいので、熱交換器の
吸込側の通風抵抗が不均一になる。これによって、熱交
換器から送風機に至る通風路内の空気の流れが乱れた
り、この通風路内で空気がよどんで低周波音(「ゴロゴ
ロ」)という騒音)が発生することがあった。
又、エアフィルタ等の通風抵抗が略均一であっても、こ
のエアフィルタと送風機との通風路の空間が大きいと、
この通風路内の空気の流れが乱れやすくなり、上述の低
周波音が発生することがあった。
本発明は通風路内の空気の流れを整えて、この空気を送
風機に吸込まれやすくし、低周波音や高周波音などの騒
音を低く抑えるようにするものである。
(ニ)課題を解決するための手段 前記課題を解決するために、第1の発明は、多数枚の羽
根をプレートで連結したクロスフローファンと、このフ
ァンのケーシングとを備えた送風装置において、このケ
ーシングの吸込部には前記プレートとずらせた位置に、
前記ケーシングの一部を一辺としこのケーシングから吸
込口側へ突出させた略三角形状の整流板を設け、この整
流板のファン側の辺とファンとの間隔をその吸込口側が
ケーシング側より大きくなるように設定したものであ
る。
また、第2の発明は、ファンとこのファンの風上側に設
けられたエアフィルタおよび/又は熱交換器と前記ファ
ンのケーシングとを備えた送風装置において、このフィ
ルタおよび/又は熱交換器の通風抵抗の大きな部分の風
下側に、前記ケーシングの一部を一辺としこのケーシン
グから吸込口側へ突出させた略三角形状の整流板を設
け、この整流板のファン側の辺とファンとの間隔をその
吸込口側がケーシング側より大きくなるように設定した
ものである。
(ホ)作用 この発明によれば、整流板のファン側の辺とファンとの
間隔をその吸込口側がケーシング側より大きくなるよう
に設定した構成により、整流板に沿った空気ができるだ
けクロスフローファンの前部へ流れ込まないようにする
ことができる。
第1の発明によれば、特にケーシングの吸込部にはプレ
ートとずらせた位置に整流板を設けた構成により、吸込
部内の空気は、この整流板によって整えられた状態でク
ロスフローファンのプレート間に吸込まれる。
また、第2の発明によれば、特にエアフィルタおよび/
又は熱交換器の通風抵抗の大きな部分の風下側に整流板
を設ける構成により、この風下側空間での空気の流れが
整えられる。
(ヘ)実施例 第1図は本発明の実施例を示す分離型空気調和機の室内
ユニットの分解斜視図で、このユニット1の外装体は、
本体2と、この本体2の前面に取り付けられる外装カバ
ー3と、このカバー3に取り付けられる吸込パネル4と
から構成されている。ここで吸込パネル4は、外装カバ
ー3に対し、実線矢印方向に回動する。5はプレフィル
タ、6は空気清浄フィルタで共に吸込パネル4を回動さ
せた状態で、この外装カバー3の前面に取り付けられる
ものである。このプレフィルタ5の大きさは後述する室
内熱交換器の大きさと略一致しており、空気清浄フィル
タ6の大きさはこのプレフィルタの大きさの略半分程度
に設定されている。
7は本体2内に収納されるクロスフローファン、8はこ
のファンを駆動するモータ、9はこのクロスフローファ
ンの非駆動軸を受ける第1の軸受、10はこの軸受のゴム
製のカバーで、軸受9が取り付けられるようになってい
る。11,12はモータ8の両端の軸を受ける第2並びに第
3の軸受である。そして、この第1の軸受9を本体2の
孔13に挿入し、第2並びに第3の軸受11,12を本体2の
U字溝14に嵌合させ、この第2並びに第3の軸受11,12
を軸受押え具15で本体2に固定する。
16は室内熱交換器で、略くの字状に折り曲げられて、上
部熱交換器17と下部熱交換器18とから構成されている。
34は電装箱で、電装部品(図示せず)が収納された状態
で、本体2の電装室35に装着される。
19はドレンパンで、室内熱交換器16の下方に配置される
ものである。このドレンパン19の下部には吹出枠20が一
体に成型されている。21はこの吹出枠20より前方に吐出
した支持片で、後述する横羽根が取り付けられる。
22はクロスフローファン7のケーシング23の一部を構成
する吐出側スクロール板で、この板23には弓形の下部整
流板24が10個横方向に並べられている。25はクロスフロ
ーファン7のケーシング23の吸込側板で、この板にも弓
形の上部整流板26が10個横方向に並べられている。ここ
で夫々の上部整流板26はいずれも夫々の下部整流板24の
上方に位置している。これら両整流板24,26とクロスフ
ローファン7の羽根27同志を連結するプレート28との関
係は第2図に示すようになっている。すなわち、第2図
は、ケーシング22とクロスフローファン7との関係を示
す説明図で、上下両整流板24,26はいずれも隣り合うプ
レート28や端板29同志の間の略中間に、すなわち、両整
流板24,26をプレート28とずらせた位置に配置させてい
る。
第3図は室内ユニット1の縦断面図で、30,31は吹出口3
2に配置された横羽根並びに縦羽根である。33は上部熱
交換器17の吸込側に取り付けられたフィルタ取付枠で、
上述した空気清浄フィルタ6が挿入されている。ここで
上部整流板26はその斜辺36が上部熱交換器17の後縁37と
平行に形成されており、下辺38,39は前方へ行くに従っ
てやや上向きに傾斜している。すなわち、クロスフロー
ファン7の中心角αにおいてはその下辺38はこのファン
7と同心円状の円弧を描くように形成されており、一方
中心角βにおいては前方へ行くに従ってその下辺39とフ
ァン7の縁40との距離Aが広がっている。即ち整流板26
のファン40側の辺39とファン40との間隔を、その吸込口
41側(A2)をケーシング25側(A1)より大きく設定して
いる。(第3図参照、尚、第6〜第8図にはA、A1、A2
の関係が明らかなので図示しない)。尚、両整流板24,2
6の縁は先が鋭っており、空気がこの整流板24,26の両側
に分流しやすくしている(第1図では省略した。) このような構成を備えた室内ユニット1において、クロ
スフローファン7を回転させると(第3図参照)、室内
空気は化粧パネル4の主吸込口41と外装カバーの上面3
の補助吸込口42からこの室内ユニット1内に導びかれ
る。ここで上部熱交換器17の吸込側面には空気清浄フィ
ルタ6や、このフィルタの取付枠33がある。このため例
えば上部並びに下部熱交換器17,18の吸込側部分のB〜
G地点の通風抵抗は下式のようになる。
C>D>E>B≒F≒G このように、通風抵抗は、特に上部熱交換器17の吸込部
分(B〜E点)においては、下部熱交換器18の吸込部分
(E点,G点)よりも大きく且つ不均一となる。このため
上部熱交換器17を通過した後の空気はその量が少なく且
つ流速が遅いために上部熱交換器17からクロスフローフ
ァン7に至る通風路43内でよどみやすくなったり空気の
流れが蛇行したりしようとするが、上部整流板26によっ
て、その空気の流れが整えられる。すなわち、第2図の
実線矢印で示すように上部整流板26によって区画された
個々の通風路43に導びかれた空気は、この上部整流板26
に沿って流れる。ここで、上部整流板26はクロスフロー
ファン7のプレート28同志の間に位置させたので、上部
整流板26に沿って流れた空気は、このクロスフローファ
ン7のプレート28間へスムーズに流れ込む。又、上部整
流板26の下辺39を前方へ行くに従って斜め上方へ傾斜さ
せたのは、この上部整流板26に沿った空気ができるだけ
クロスフローファン7の前部44へ流れ込まないようにす
る(上部整流板26に沿った空気ができるだけケーシング
22の吸込側板25へ沿って流れるようにする)ためである
(実線矢印参照)。ここでクロスフローファンの前部44
へ空気が流れ込む(一点鎖線矢印参照)と、この流れ込
んだ空気によって、舌部付近の渦流45(一点鎖線参照)
の流れが加速されて、高周波音が発生することがある。
このような上部整流板を設けた場合の周波数分析を第4
図に、上部整流板26を設けなかった場合の周波数分析を
第5図に更に上部整流板の形状を第6図ないし第8図の
ように変えた場合の周波数分析を第9図ないし第11図に
示した。詳述すれば、上部整流板26を設けなかった場合
は第5図に示すよう300Hz〜400Hz付近で低周波波音のピ
ークが発生したものの、上部整流板26を設けた場合は第
4図に示すよう低周波音のピークはほとんど発生しなく
なった。更に、第6図に示すよう上部整流板46の下辺47
を吸込側板25から直ちに斜め上方へ傾斜させた場合は、
300Hz〜400Hz(第9図参照)付近で20dB程度の低周波音
のピークが発生し、第7図や第8図で示すよう上部整流
板48,49の下辺50,51を吸込側板25に対し75°や45°傾斜
させた場合も400Hz付近で20dBを少し超えた程度の低周
波音が発生した。しかしながら第6図ないし第8図で示
すような形状の上部整流板46,48,49でも、上部整流板を
設けなかったものと比較して、低周波音の発生は抑えら
れた。
尚、この上部整流板26,46,48,49はクロスフローファン
7のプレート28間の略中央に設けたが、プレート間の距
離が大きい場合は必要に応じてこの上部整流板をこのプ
レート間に複数個設けても良い。
(ト)発明の効果 以上詳述したように、本発明は、整流板におけるこの整
流板のファン側の辺とファンとの間隔をその吸込口側が
ケーシング側より大きくなるように設定した構成によ
り、整流板に沿った空気ができるだけクロスフローファ
ンの前部へ流れ込まないようにすることができ、高周波
音の発生を抑制することができる。
第1の発明によれば、特にケーシングの吸込部には前記
プレートとずらせた位置に整流板を設けた構成により、
吸込部内の空気は、この整流板によって整えられた状態
でクロスフローファンのプレート間に吸込まれ、これに
よって低周波音の発生を小さく抑えることができる。
第2の発明によれば、特にエアフィルタおよび/又は熱
交換器の通風抵抗の大きな部分の風下側に整流板を設け
る構成により、この風下側空間での空気の流れが整えら
れ、これによって低周波音の発生を小さく抑えることが
できる。
従って、この発明によれば、高周波音と低周波音とを同
時に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す空気調和機の室内ユニッ
トの分解斜視図、第2図はこの室内ユニットのクロスフ
ローファンと整流板との関係を示す説明図、第3図はこ
の室内ユニットの断面図、第4図は第3図で示した室内
ユニットの騒音の周波数分析を示す図、第5図は上部整
流板のない従来の室内ユニットの騒音の周波数分析を示
す図、第6図ないし第8図は夫々異なる上部整流板の形
状を示す説明図、第9図ないし第11図は夫々第6図ない
し第8図で示したクロスフローファンと上部整流板との
関係を有する送風装置の騒音の周波数分析を示す図であ
る。 1…室内ユニット(送風装置)、5…(プレ)フィル
タ、6…(空気清浄)フィルタ、7…クロスフローファ
ン、16…熱交換器、22…ケーシング、25…吸込側面、26
…(上部)整流板、27…羽根、28…プレート。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数枚の羽根をプレートで連結したクロス
    フローファンと、このファンのケーシングとを備えた送
    風装置において、このケーシングの吸込部には前記プレ
    ートとずらせた位置に、前記ケーシングの一部を一辺と
    しこのケーシングから吸込口側へ突出させた略三角形状
    の整流板を設け、この整流板のファン側の辺とファンと
    の間隔をその吸込口側がケーシング側より大きくなるよ
    うに設定したことを特徴とする送風装置。
  2. 【請求項2】ファンとこのファンの風上側に設けられた
    エアフィルタおよび/又は熱交換器と前記ファンのケー
    シングとを備えた送風装置において、このフィルタおよ
    び/又は熱交換器の通風抵抗の大きな部分の風下側に、
    前記ケーシングの一部を一辺としこのケーシングから吸
    込口側へ突出させた略三角形状の整流板を設け、この整
    流板のファン側の辺とファンとの間隔をその吸込口側が
    ケーシング側より大きくなるように設定したことを特徴
    とする送風装置。
JP1198487A 1989-07-31 1989-07-31 送風装置 Expired - Lifetime JPH07117065B2 (ja)

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JPH0363427A JPH0363427A (ja) 1991-03-19
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