JPH0711703U - 車両用灯具のレンズ - Google Patents

車両用灯具のレンズ

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JPH0711703U
JPH0711703U JP4211493U JP4211493U JPH0711703U JP H0711703 U JPH0711703 U JP H0711703U JP 4211493 U JP4211493 U JP 4211493U JP 4211493 U JP4211493 U JP 4211493U JP H0711703 U JPH0711703 U JP H0711703U
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light transmitting
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孝行 田口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 全長が長くてもレンズの光透過部の範囲が狭
まるような虞がないこと。 【構成】 一次成形21品の開口部210の縁に二次成
形品22の一部の凸部24を設ける。この結果、二次成
形加工の際に、一次成形品21の溶け込み部212が二
次成形品22の凸部24中とプリズム面220の光透過
部中とに分流して溶け込むので、二次成形品22の光透
過部中に溶け込む一次成形品21の溶け込み量を少なく
することができ、一次成形品21の溶け込み部212が
二次成形品22の光透過部の中央付近まで侵入するのを
防ぐことができ、全長が長くても一次成形品21の溶け
込みによりレンズ2の光透過部の範囲Wが大きく狭まる
ような虞がない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばリヤーフィニッシャーなどの車両用灯具のレンズであって、 不透明な材料の一次成形品と透明な材料の二次成形品とからなり、光源バルブか らの光が外部に照射される光透過部(一次成形品の開口部及び二次成形品)を一 部に有するレンズに係り、特に全長が長くても一次成形品の溶け込みによりレン ズの光透過部の範囲が大きく狭まるような虞がない車両用灯具のレンズに関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の車両用灯具のレンズを、図5乃至図8を参照して説明する。こ の例はリヤーフィニッシャーのレンズに使用した例について説明する。 図においては、1は例えば合成樹脂製のハウジングである。このハウジング1 は、前面に開口部10を開設し、この前面開口部10の全周縁にシール凹部11 を設ける。このハウジング1の後部の中央に円筒形状のボス部12を一体に突設 し、そのボス部12に取付孔13を設ける。前記ハウジング1の内面に反射面1 4を設ける。
【0003】 図において、2は横長のレンズである。このレンズ2は、不透明な合成樹脂製 からなる一次成形品(図中、格子ハッチングを施した部分)21と、透明な合成 樹脂製からなる二次成形品(図6中、実線と破線とを交互に施した部分)22と 、から構成されている。 前記一次成形品21は、正面から見ると横長形状をなし、左右両端部に開口部 210をそれぞれ設ける。この一次成形品21の背面の周縁にシール脚部211 を一体に突設する。 前記二次成形品22は、同じく正面から見ると横長形状をなし、左右両端部に プリズム素子群の面(以下、プリズム面と称する)220を前記一次成形品21 の開口部210と対応して設ける。 かかるレンズ2は、まず一次成形加工で不透明な合成樹脂の一次成形品21を 一次成形し、次に二次成形加工で前記一次成形品21の表面に透明な合成樹脂の 二次成形品22を二次成形してなるもの(所謂スキン成形加工してなるもの)で ある。なお、前記二次成形品22の金型成形におけるゲートは製品(リヤーフィ ニッシャー)価値を下げないために、外周縁等の目立たない箇所に配置されてい る。従って、二次成形品22の溶融樹脂は二次成形品22の外周縁等から中央部 に流動する。 このレンズ2のシール脚部211を前記ハウジング1のシール凹部11にホッ トメルトなどの接着剤20によりシールして灯室23を画成する。
【0004】 図において、3はソケットである。このソケット3は、一端部側に設けた挿入 部30と、中央部に設けた挟持鍔31と、他端部側に設けた外部32とからなる 。前記挿入部30はその外径が前記取付孔13の内径より小さい円筒形状をなし 、一方前記挟持鍔31はその外径が前記取付孔13の内径より大きい円板形状を なす。このソケット3の挿入部30に複数個の挟持爪(図示せず)を設ける。な お、図において、33はソケット3の内部に設けたターミナル(図示せず)に接 続したリード線である。
【0005】 図において、4は光源バルブである。この光源バルブ4は、ガラス管球40中 にフィラメント41を封入し、そのガラス管球40の後部に端子(図示せず)を 設けてなる。この光源バルブ4のガラス管球40の後部を前記ソケット3の挿入 部30の挿入孔(図示せず)に着脱可能に装着し、この光源バルブ4の端子を前 記ソケット3のターミナルに接続させる。この光源バルブ4を装着したソケット 3を前記ハウジング1に着脱可能に取り付けて、前記光源バルブ4を前記灯室2 3内の所定の位置に配設する。
【0006】 かくして、光源バルブ4を点灯すると、この光源バルブ4からの光の一部は、 図6中の矢印Aに示すように、レンズ2の一次成形品21の開口部210及び二 次成形品22のプリズム面220を経て外部に照射される。一方、光源バルブ4 からの光の他部は、図6中の矢印Bに示すように、レンズ2の一次成形品21に より外部に照射されるのを遮断される。
【0007】 かかるリヤーフィニッシャーにおいては、レンズ2の中央部は表示を施すため に不透明であり、またレンズ2の周縁部はシール脚部211やシール凹部11を 見え難くするために不透明であり、一方レンズ2の左右両端部は光源バルブ4か らの光を外部に照射するために透明である。上述の不透明部分はレンズ2の一次 成形品21で得られ、また透明部分はレンズ2の一次成形品21の開口部210 及び二次成形品22のプリズム面220で得られる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述の従来の車両用灯具のレンズは、不透明な一次成形品21の表 面に透明な二次成形品22をスキン成形加工してなるものであるから、そのスキ ン成形加工の二次成形加工の際に、二次成形品22の溶融樹脂が一次成形品21 の表面に沿って二次成形品22の外周縁等から中央部に流動するので、その二次 成形品22の溶融樹脂の熱で一次成形品21が溶融する場合がある。特に、上述 のリヤーフィニッシャーのレンズ2のように長尺のものの場合、二次成形加工の 時間がかかるので、図7の矢印に示すように、一次成形品21が溶融して二次成 形品22の溶融樹脂の流動に誘い込まれてその二次成形品22中に混入する場合 がある。この二次成形加工時において、不透明な一次成形品21が透明な二次成 形品22中に混入してしまう(以下、溶け込み、と称する)と、図8に示すよう に、この一次成形品21の溶け込み部212が二次成形品22のプリズム面22 0の光透過部の中央付近まで侵入し、その溶け込み部212により光源バルブ4 からの光が遮られるので、レンズ2の光透過部(一次成形品21の開口部210 及び二次成形品22のプリズム面220)の範囲Sが大きく狭まるなどの問題が ある。
【0009】 本考案の目的は、全長が長くても一次成形品の溶け込みによりレンズの光透過 部の範囲が大きく狭まるような虞がない車両用灯具のレンズを提供することにあ る。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、一次成形品の開口部の縁に、二次成形 品の一部であって、二次成形加工の際に前記一次成形品の溶け込みを誘い込む凸 部を、設けたことを特徴とする。
【0011】
【作用】
本考案は、上記の構成により、二次成形加工の際に、一次成形品が二次成形品 中に溶け込もうとすると、その一次成形品の溶け込み部が二次成形品の凸部中と 二次成形品の光透過部中とに分流して溶け込むので、二次成形品の光透過部中に 溶け込む一次成形品の溶け込み量を少なくすることができ、一次成形品の溶け込 み部が二次成形品の光透過部の中央付近まで侵入するのを防ぐことができる。こ の結果、全長が長くても一次成形品の溶け込みによりレンズの光透過部の範囲が 大きく狭まるような虞がない。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の車両用灯具のレンズの一実施例を図1乃至図4を参照して説明 する。この例はリヤーフィニッシャーのレンズに使用した例について説明する。 図中、図5乃至図8と同符号は同一のものを示す。 図において、24は凸部である。この凸部24は、二次成形品22の一部であ って、二次成形加工の際に一次成形品21の溶け込みを誘い込むもので、一次成 形品21の開口部210の縁、すなわち二次成形品22の溶融樹脂の流動方向の 下流側に、一体に突設する。
【0013】 なお、この実施例において、一次成形品(図中、格子ハッチングを施した部分 )21は、不透明な合成樹脂、例えばABS(例えば、三菱レイヨン株式会社の 商品名「TM20」)製のもので、肉厚を2.5mmとする。 一方、二次成形品(図2中、実線と破線とを交互に施した部分)22は、透明 な合成樹脂、例えばPMMA(ポリメタクリル酸メチル.メタクリル樹脂)製の ものであって、熱変形温度(HDT 4.6kg荷重 90°C以上)、熱過塑 性樹脂流動速度(MFR 230°C 3.8kg 9g/10MIN以上)の 条件を満足する合成樹脂製のもので、肉厚を2.7mmとする。
【0014】 この実施例における本考案の車両用灯具のレンズは、以上の如き構成からなる ので、二次成形加工の際に、その二次成形品22の溶融樹脂がまず図3中の実線 矢印方向の凸部24側に流動し、次いで図3中の破線矢印方向のプリズム面22 0側に流動する。このために、二次成形加工の際に、一次成形品21が二次成形 品22中に溶け込もうとすると、図3中の実線矢印方向に示すように、その一次 成形品21の溶け込み部212が二次成形品22の凸部24中に溶け込んでその 凸部24中において二次成形品22の溶融樹脂の乱流と一次成形品21及び二次 成形品22の合成樹脂の高粘性により留り、一次成形品21の溶け込み部212 が二次成形品22のプリズム面220の光透過部の中央付近まで侵入するのを防 ぐことができる。この結果、全長が長くても一次成形品21の溶け込みによりレ ンズ2の光透過部の範囲Wが、従来のものSと比較して大きく狭まるような虞が ない。なお、上述の一次成形品21の溶け込み部212の量は図で示す程多くは なく、実際には少量である。
【0015】 なお、上述の実施例においては、全長が長いリヤーフィニッシャーのレンズに ついて説明したが、本考案はその他の車両用灯具のレンズにも使用することがで きる。
【0016】
【考案の効果】
以上から明らかなように、本考案の車両用灯具のレンズは、全長が長くても一 次成形品の溶け込みによりレンズの光透過部の範囲が大きく狭まるような虞がな い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の車両用灯具のレンズの一実施例を示
し、本考案のレンズを使用したリヤーフィニッシャーの
正面図である。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】図2におけるIII部の拡大断面図である。
【図4】本考案の車両用灯具のレンズによる光透過部の
(発光範囲)を示した説明図である。
【図5】従来の車両用灯具のレンズを示し、従来のレン
ズを使用したリヤーフィニッシャーの正面図である。
【図6】図5におけるVI−VI線断面図である。
【図7】図6におけるVII部の拡大断面図である。
【図8】従来の車両用灯具のレンズによる光透過部の範
囲(発光範囲)を示した説明図である。
【符号の説明】
1…ハウジング、2…レンズ、21…一次成形品(不透
明)、210…開口部、212…溶け込み部、22…二
次成形品(透明)、220…プリズム面、23…灯室、
24…溶け出し部誘い込み用の凸部、3…ソケット、4
…光源バルブ、W…本考案の車両用灯具のレンズによる
光透過部の(発光範囲)、S…従来の車両用灯具のレン
ズによる光透過部の(発光範囲)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 11:00

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズとハウジングとにより灯室を画成
    し、その灯室内に光源バルブを配設してなる車両用灯具
    であって、前記レンズは、開口部を有する不透明な材料
    の一次成形品と、その一次成形品に透明な材料を二次成
    形加工してなる二次成形品とから構成されており、前記
    光源バルブからの光が前記一次成形品の開口部及び前記
    二次成形品を経て外部に照射される車両用灯具のレンズ
    において、 前記一次成形品の開口部の縁には、前記二次成形品の一
    部であって、前記二次成形加工の際に前記一次成形品の
    溶け込みを誘い込む凸部を、有することを特徴とする車
    両用灯具のレンズ。
JP1993042114U 1993-07-30 1993-07-30 車両用灯具のレンズ Expired - Fee Related JP2600448Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05213344A (ja) * 1991-12-12 1993-08-24 Tetra Alfa Holdings Sa 容器の蓋体及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH05213344A (ja) * 1991-12-12 1993-08-24 Tetra Alfa Holdings Sa 容器の蓋体及びその製造方法

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