JPH07116962A - 研削砥石 - Google Patents
研削砥石Info
- Publication number
- JPH07116962A JPH07116962A JP26900693A JP26900693A JPH07116962A JP H07116962 A JPH07116962 A JP H07116962A JP 26900693 A JP26900693 A JP 26900693A JP 26900693 A JP26900693 A JP 26900693A JP H07116962 A JPH07116962 A JP H07116962A
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- JP
- Japan
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- grinding wheel
- inorganic particles
- knoop hardness
- grinding
- sheet
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 摩耗量が少なく、機械的特性、耐熱性等に優
れた研削砥石を提供する。 【構成】 ヌープ硬度300kg/mm2 以上の無機粒
子を含有する炭素繊維強化炭素複合材からなることを特
徴とする研削砥石。
れた研削砥石を提供する。 【構成】 ヌープ硬度300kg/mm2 以上の無機粒
子を含有する炭素繊維強化炭素複合材からなることを特
徴とする研削砥石。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、研削特性、機械特性、
耐熱性及び熱特性に優れたヌープ硬度300kg/mm
2 以上の無機粒子を含有する炭素繊維強化炭素複合材
(以下、C/C複合材という)からなる研削砥石に関す
るものである。
耐熱性及び熱特性に優れたヌープ硬度300kg/mm
2 以上の無機粒子を含有する炭素繊維強化炭素複合材
(以下、C/C複合材という)からなる研削砥石に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、研削砥石はダイアモンド、エメリ
ー、ザクロ石等の天然鉱物や溶融アルミナ、炭化珪素、
立方晶窒化硼素等の人造鉱物からなる研削砥粒に有機又
は無機結合剤を加え結合成形した物や、鋳鉄等の金属や
紙、布、不織布等に塗布した物が用いられてきた。更
に、近年無機繊維で補強した研削砥石が提案されてい
る。例えば、特開昭52−3796号公報では、炭化珪
素繊維で補強した樹脂結合剤研削砥石が、特開昭54−
82786号公報、特開昭55−131474号公報で
は、ガラス繊維で補強した樹脂結合剤研削砥石が、特開
昭50−160897号公報では、炭素繊維で補強した
樹脂結合剤研削砥石が、特開昭63−52972号公報
では、硬化樹脂中に高強度の短繊維を分散含有した樹脂
結合剤研削砥石が、特開平5−11876号公報では、
アルミナ質繊維で補強した樹脂結合剤研削砥石が、特開
昭63−144968号公報では、炭素繊維又はガラス
繊維に金属メッキと共に砥粒を電着する研削砥石が提案
されている。
ー、ザクロ石等の天然鉱物や溶融アルミナ、炭化珪素、
立方晶窒化硼素等の人造鉱物からなる研削砥粒に有機又
は無機結合剤を加え結合成形した物や、鋳鉄等の金属や
紙、布、不織布等に塗布した物が用いられてきた。更
に、近年無機繊維で補強した研削砥石が提案されてい
る。例えば、特開昭52−3796号公報では、炭化珪
素繊維で補強した樹脂結合剤研削砥石が、特開昭54−
82786号公報、特開昭55−131474号公報で
は、ガラス繊維で補強した樹脂結合剤研削砥石が、特開
昭50−160897号公報では、炭素繊維で補強した
樹脂結合剤研削砥石が、特開昭63−52972号公報
では、硬化樹脂中に高強度の短繊維を分散含有した樹脂
結合剤研削砥石が、特開平5−11876号公報では、
アルミナ質繊維で補強した樹脂結合剤研削砥石が、特開
昭63−144968号公報では、炭素繊維又はガラス
繊維に金属メッキと共に砥粒を電着する研削砥石が提案
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記樹
脂結合剤研削砥石は耐熱性・熱伝導性に劣り、現在望ま
れている高速研削(例えば周速100m/s以上)には
適応が困難である。また金属メッキを施すと重量が増加
する為に、研削時のエネルギー損失が増大し、且つ次の
式で示される遠心力破壊に関し不利なものとなる。
脂結合剤研削砥石は耐熱性・熱伝導性に劣り、現在望ま
れている高速研削(例えば周速100m/s以上)には
適応が困難である。また金属メッキを施すと重量が増加
する為に、研削時のエネルギー損失が増大し、且つ次の
式で示される遠心力破壊に関し不利なものとなる。
【0004】
【数1】 VBel :破壊周速度(cm/s)、g:重力加速度(c
m/s2 )、γ:砥石密度(g/cm3 ) ν:ポアソン比、Q:砥石内径/砥石外径、σ:砥石の
曲げ強度(g/cm2)
m/s2 )、γ:砥石密度(g/cm3 ) ν:ポアソン比、Q:砥石内径/砥石外径、σ:砥石の
曲げ強度(g/cm2)
【0005】また、殆どの上記公報では強度を確保する
ために無機繊維織物を使用しており、このものは短繊維
状の無機繊維に比べ高価なものとなる。そこで、耐熱性
及び熱特性に優れ、且つ高強度、軽量、安価な研削性に
優れる研削砥石について鋭意検討した。
ために無機繊維織物を使用しており、このものは短繊維
状の無機繊維に比べ高価なものとなる。そこで、耐熱性
及び熱特性に優れ、且つ高強度、軽量、安価な研削性に
優れる研削砥石について鋭意検討した。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明者等は上記課題に関
し、ブレーキ等の摺動材の用いられているC/C複合材
が優れた潤滑性を有し、且つ機械特性、耐熱性、熱伝導
性に優れ更に軽量であることに着目し、このものに砥粒
を含有させることによって、耐熱性及び熱特性に優れ、
且つ高強度、軽量な研削性に優れる研削砥石になると考
え、鋭意検討を繰り返した結果、ヌープ硬度300kg
/mm2 以上の無機粒子を含有するC/C複合材からな
る研削砥石により、かかる課題を解決できることを見い
出し、本発明を完成するに到った。
し、ブレーキ等の摺動材の用いられているC/C複合材
が優れた潤滑性を有し、且つ機械特性、耐熱性、熱伝導
性に優れ更に軽量であることに着目し、このものに砥粒
を含有させることによって、耐熱性及び熱特性に優れ、
且つ高強度、軽量な研削性に優れる研削砥石になると考
え、鋭意検討を繰り返した結果、ヌープ硬度300kg
/mm2 以上の無機粒子を含有するC/C複合材からな
る研削砥石により、かかる課題を解決できることを見い
出し、本発明を完成するに到った。
【0007】更に本発明では、安価な短繊維強化型のC
/C複合材からなる研削砥石でも充分な強度を有するこ
とを見い出した。即ち、本発明は研削特性、機械特性、
耐熱性及び熱特性に優れたヌープ硬度300kg/mm
2 以上の無機粒子を含有するC/C複合材からなる研削
砥石に関する。
/C複合材からなる研削砥石でも充分な強度を有するこ
とを見い出した。即ち、本発明は研削特性、機械特性、
耐熱性及び熱特性に優れたヌープ硬度300kg/mm
2 以上の無機粒子を含有するC/C複合材からなる研削
砥石に関する。
【0008】尚、本発明での研削砥石とは各種材料を研
磨、研削の他、切断に供されるものを言う。以下、本発
明の詳細を説明する。本発明で用いる炭素繊維として
は、ピッチ系、PAN系、或いはレーヨン系炭素繊維等
の公知のものが使用できる。炭素繊維の形態としては通
常2000〜8000本の単繊維束からなるトウ、スト
ランド、ロービング、ヤーン等であり、これらをカッテ
ィングすることによって得られる短繊維状のものを使用
するが、更に必要に応じて長繊維の状態で織布として使
用しても良い。本発明においては、通常0.3〜100
mm、好ましくは5〜50mm程度の短繊維束を使用す
る。炭素繊維自体の径や弾性率は、一般に複合材として
用いられる範囲で差し支えないが、好ましくは炭素繊維
直径が20μm以下のものを使用し、弾性率は高過ぎる
と解繊工程時に切損する可能性があるため、通常5〜4
0T/mm2 程度のものを使用する。ここで乾式解繊
し、二次元ランダムに配向したシートの製造方法として
は、例えば紡績において一般的な機械的に炭素繊維をモ
ノフィラメント化し、シートを作製するランダムウェバ
ーを使用して製造したり、またはエアーにより解繊し、
シートを製造する方法等がある。
磨、研削の他、切断に供されるものを言う。以下、本発
明の詳細を説明する。本発明で用いる炭素繊維として
は、ピッチ系、PAN系、或いはレーヨン系炭素繊維等
の公知のものが使用できる。炭素繊維の形態としては通
常2000〜8000本の単繊維束からなるトウ、スト
ランド、ロービング、ヤーン等であり、これらをカッテ
ィングすることによって得られる短繊維状のものを使用
するが、更に必要に応じて長繊維の状態で織布として使
用しても良い。本発明においては、通常0.3〜100
mm、好ましくは5〜50mm程度の短繊維束を使用す
る。炭素繊維自体の径や弾性率は、一般に複合材として
用いられる範囲で差し支えないが、好ましくは炭素繊維
直径が20μm以下のものを使用し、弾性率は高過ぎる
と解繊工程時に切損する可能性があるため、通常5〜4
0T/mm2 程度のものを使用する。ここで乾式解繊
し、二次元ランダムに配向したシートの製造方法として
は、例えば紡績において一般的な機械的に炭素繊維をモ
ノフィラメント化し、シートを作製するランダムウェバ
ーを使用して製造したり、またはエアーにより解繊し、
シートを製造する方法等がある。
【0009】また湿式解繊し、二次元ランダムに配向し
たシートを製造する方法としては、例えばパルプ等の叩
解処理に通常使用されているビーターや解繊処理に用い
られるパルパーを使用し、溶媒中で短繊維状炭素繊維を
解繊後、例えば底部にスクリーンを有する型枠等に少量
ずつ供給したり、解繊後攪拌等の手段で均一に分散さ
せ、金網等で抄紙後、乾燥させて作製する方法がある。
短繊維状の炭素繊維を均一に分散させる溶媒としては、
好ましくは水、或いはアセトン、炭素数1〜5のアルコ
ール、アントラセン油等を用いるがその他の有機溶剤を
用いてもよい。又該溶媒中にフェノール樹脂、フラン樹
脂或いはピッチ等を分散もしくは溶解させておくと、炭
素繊維同士が接着された状態となり、次工程での取り扱
いをより容易とするので好ましい。また、繊維素グリコ
ール酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、ヒドロキシ
セルロース、ポリエチレンオキサイド等の増粘剤を溶媒
中に加えておくと、その効果が更に増大となるので好ま
しい。シートの目付(1m2当りの重量)としては、種
々のものが取り得るが、取り扱い性、含浸性、均一性を
考えると10〜500g/m2 が最適である。
たシートを製造する方法としては、例えばパルプ等の叩
解処理に通常使用されているビーターや解繊処理に用い
られるパルパーを使用し、溶媒中で短繊維状炭素繊維を
解繊後、例えば底部にスクリーンを有する型枠等に少量
ずつ供給したり、解繊後攪拌等の手段で均一に分散さ
せ、金網等で抄紙後、乾燥させて作製する方法がある。
短繊維状の炭素繊維を均一に分散させる溶媒としては、
好ましくは水、或いはアセトン、炭素数1〜5のアルコ
ール、アントラセン油等を用いるがその他の有機溶剤を
用いてもよい。又該溶媒中にフェノール樹脂、フラン樹
脂或いはピッチ等を分散もしくは溶解させておくと、炭
素繊維同士が接着された状態となり、次工程での取り扱
いをより容易とするので好ましい。また、繊維素グリコ
ール酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、ヒドロキシ
セルロース、ポリエチレンオキサイド等の増粘剤を溶媒
中に加えておくと、その効果が更に増大となるので好ま
しい。シートの目付(1m2当りの重量)としては、種
々のものが取り得るが、取り扱い性、含浸性、均一性を
考えると10〜500g/m2 が最適である。
【0010】この様にして得られた二次元ランダムに配
向したシートにフェノール樹脂、フラン樹脂、或いは石
油系、石炭系ピッチ等のマトリックスを含浸させる。そ
の際、マトリックスはアルコール、アセトン、アントラ
セン油等の溶媒に溶解して適正な粘度に調整したものを
使用する。次いで、ヌープ硬度300kg/mm2 以
上、好ましくは1000kg/mm2 以上、更に好まし
くは1800kg/mm 2 以上の無機粒子を散布する。
散布する方法としては、シートヘマトリックス含浸後に
散布してシートに付着させる方法や、該含浸シート乾燥
後にマトリックスを付着した無機粒子を散布する方法、
更に、樹脂やピッチへヌープ硬度300kg/mm2 以
上の無機粒子を予め分散し、未含浸のシートへ該マトリ
ックスを含浸させる方法がある。また、必要な部分だけ
に該無機粒子を付着するために、不要部分にマスキング
することもできる。
向したシートにフェノール樹脂、フラン樹脂、或いは石
油系、石炭系ピッチ等のマトリックスを含浸させる。そ
の際、マトリックスはアルコール、アセトン、アントラ
セン油等の溶媒に溶解して適正な粘度に調整したものを
使用する。次いで、ヌープ硬度300kg/mm2 以
上、好ましくは1000kg/mm2 以上、更に好まし
くは1800kg/mm 2 以上の無機粒子を散布する。
散布する方法としては、シートヘマトリックス含浸後に
散布してシートに付着させる方法や、該含浸シート乾燥
後にマトリックスを付着した無機粒子を散布する方法、
更に、樹脂やピッチへヌープ硬度300kg/mm2 以
上の無機粒子を予め分散し、未含浸のシートへ該マトリ
ックスを含浸させる方法がある。また、必要な部分だけ
に該無機粒子を付着するために、不要部分にマスキング
することもできる。
【0011】ヌープ硬度300kg/mm2 以上として
は例えば天然ダイアモンド、天然コランダム、エメリ
ー、ザクロ石、ケイ砂、浮石、火山灰、ケイソウ土、石
英、長石、スピネル、リン灰石、螢石、人造ダイアモン
ド、立方晶窒化硼素、炭化硼素、酸化クロム、ベンガ
ラ、酸化セリウム、酸化ジルコニウム、酸化チタン、窒
化珪素、アルミナ−炭化チタン、アルミナ−ジルコニ
ア、溶融アルミナ、焼結アルミナ、炭化珪素、酸化珪素
等があり、これらのものを単独或いは組み合わせて使用
することが出来る。これらの無機粒子の粒径は0.1〜
800μm好ましくは0.5〜500μm更に好ましく
は1〜400μmであり、粒径が小さすぎると添加剤の
効果が無くなり、大きすぎると機械強度が低下する。ま
た、無機粒子の散布量は、研削時に使用される砥石の部
分の体積含有量が1〜50vol%好ましくは1〜30
vol%となるように調整する。含有量が少なすぎると
添加剤の効果が無くなり、多すぎると機械強度が低下す
る。
は例えば天然ダイアモンド、天然コランダム、エメリ
ー、ザクロ石、ケイ砂、浮石、火山灰、ケイソウ土、石
英、長石、スピネル、リン灰石、螢石、人造ダイアモン
ド、立方晶窒化硼素、炭化硼素、酸化クロム、ベンガ
ラ、酸化セリウム、酸化ジルコニウム、酸化チタン、窒
化珪素、アルミナ−炭化チタン、アルミナ−ジルコニ
ア、溶融アルミナ、焼結アルミナ、炭化珪素、酸化珪素
等があり、これらのものを単独或いは組み合わせて使用
することが出来る。これらの無機粒子の粒径は0.1〜
800μm好ましくは0.5〜500μm更に好ましく
は1〜400μmであり、粒径が小さすぎると添加剤の
効果が無くなり、大きすぎると機械強度が低下する。ま
た、無機粒子の散布量は、研削時に使用される砥石の部
分の体積含有量が1〜50vol%好ましくは1〜30
vol%となるように調整する。含有量が少なすぎると
添加剤の効果が無くなり、多すぎると機械強度が低下す
る。
【0012】また、本発明に於いては、更に潤滑性を向
上させるために、一般に固体潤滑剤として用いられてい
る、二硫化モリブデン、黒鉛粉、フッ化黒鉛等を0.1
〜10vol%を添加しても良い。この様にして得られ
た無機粒子含有シートを、乾燥後積層して金型へ充填し
100〜500℃の温度で加圧成形してVf(繊維含有
量)=5〜65%、好ましくは10〜55%程度である
成形体を得る。その後N2 ガスなどの不活性ガス雰囲気
中で1〜200℃/hの昇温速度で800℃以上280
0℃以下、好ましくは緻密化を繰り返す際の最高温度以
上2500℃以下、さらに好ましくは緻密化を繰り返す
際の最高温度以上、無機粒子が炭素と反応する温度また
は無機粒子が分解する温度以下の温度で焼成し、無機粒
子含有C/C複合材を得る。
上させるために、一般に固体潤滑剤として用いられてい
る、二硫化モリブデン、黒鉛粉、フッ化黒鉛等を0.1
〜10vol%を添加しても良い。この様にして得られ
た無機粒子含有シートを、乾燥後積層して金型へ充填し
100〜500℃の温度で加圧成形してVf(繊維含有
量)=5〜65%、好ましくは10〜55%程度である
成形体を得る。その後N2 ガスなどの不活性ガス雰囲気
中で1〜200℃/hの昇温速度で800℃以上280
0℃以下、好ましくは緻密化を繰り返す際の最高温度以
上2500℃以下、さらに好ましくは緻密化を繰り返す
際の最高温度以上、無機粒子が炭素と反応する温度また
は無機粒子が分解する温度以下の温度で焼成し、無機粒
子含有C/C複合材を得る。
【0013】しかしこの状態では気孔が多く、このまま
では特性的に実用に供することが出来ない。そこでこの
気孔を低減するために、例えば以下の緻密化処理を、単
独或いは組み合わせて実施する。
では特性的に実用に供することが出来ない。そこでこの
気孔を低減するために、例えば以下の緻密化処理を、単
独或いは組み合わせて実施する。
【0014】(1)CVDによる緻密化処理 誘導加熱コイル等により反応器内に載置した上記無機粒
子含有C/C複合材を加熱し、CVD原料ガスをキャリ
アガスとともに供給する。CVDの原料としては、メタ
ン、プロパン等の炭化水素系及びジクロロエチレン等の
ハロゲン化炭化水素系のいずれのものも使用できる。キ
ャリアガスとしては、アルゴン、窒素、ヘリウム等の不
活性ガスや水素等一般に使用されているものが使用でき
る。圧力としては1torr〜常圧で反応できる。生成
する熱分解炭素により気孔を含浸し、緻密化を実施す
る。更に必要に応じて2800℃以下、好ましくは緻密
化を繰り返す場合の最高温度以上2500℃以下、さら
に好ましくは緻密化を繰り返す場合の最高温度以上、無
機粒子が炭素と反応する温度または無機粒子が分解する
温度以下の温度で焼成することが出来る。
子含有C/C複合材を加熱し、CVD原料ガスをキャリ
アガスとともに供給する。CVDの原料としては、メタ
ン、プロパン等の炭化水素系及びジクロロエチレン等の
ハロゲン化炭化水素系のいずれのものも使用できる。キ
ャリアガスとしては、アルゴン、窒素、ヘリウム等の不
活性ガスや水素等一般に使用されているものが使用でき
る。圧力としては1torr〜常圧で反応できる。生成
する熱分解炭素により気孔を含浸し、緻密化を実施す
る。更に必要に応じて2800℃以下、好ましくは緻密
化を繰り返す場合の最高温度以上2500℃以下、さら
に好ましくは緻密化を繰り返す場合の最高温度以上、無
機粒子が炭素と反応する温度または無機粒子が分解する
温度以下の温度で焼成することが出来る。
【0015】(2)樹脂又はピッチによる緻密化処理 所定温度に加熱された槽内に上記無機粒子含有C/C複
合材を載置し、槽内を真空とした後、樹脂又は溶融ピッ
チを供給し、焼成により生じた気孔にマトリックスを含
浸する。この後再度800℃以上2800℃以下、好ま
しくは緻密化を繰り返す際の最高温度以上2500℃以
下、さらに好ましくは緻密化を繰り返す際の最高温度以
上、無機粒子が炭素と反応する温度または無機粒子が分
解する温度以下の温度で焼成する。該工程を繰り返すこ
とにより目的の無機粒子含有C/C複合材の緻密化を実
施する。尚、好ましいピッチとしては、軟化点70〜1
20℃、更に好ましくは80〜90℃、トルエン不溶分
10〜30%、更に好ましくは13〜20%、キノリン
不溶分1%以下、固定炭素40%以上更に好ましくは5
0%以上のものである。更に、より一層緻密化効発揮す
るために、特開平1−298013号公報に記載の方法
で含浸炭化する緻密化処理を実施するとより効率的であ
る。
合材を載置し、槽内を真空とした後、樹脂又は溶融ピッ
チを供給し、焼成により生じた気孔にマトリックスを含
浸する。この後再度800℃以上2800℃以下、好ま
しくは緻密化を繰り返す際の最高温度以上2500℃以
下、さらに好ましくは緻密化を繰り返す際の最高温度以
上、無機粒子が炭素と反応する温度または無機粒子が分
解する温度以下の温度で焼成する。該工程を繰り返すこ
とにより目的の無機粒子含有C/C複合材の緻密化を実
施する。尚、好ましいピッチとしては、軟化点70〜1
20℃、更に好ましくは80〜90℃、トルエン不溶分
10〜30%、更に好ましくは13〜20%、キノリン
不溶分1%以下、固定炭素40%以上更に好ましくは5
0%以上のものである。更に、より一層緻密化効発揮す
るために、特開平1−298013号公報に記載の方法
で含浸炭化する緻密化処理を実施するとより効率的であ
る。
【0016】更に、機械的特性向上、耐酸化性及び熱特
性向上のために最終気孔率が20%以下となるまで該緻
密化処理を実施する。このようにして、ヌープ硬度30
0kg/mm2 以上の無機粒子を1〜50vol%好ま
しくは1〜30vol%含有する本発明のC/C複合材
研削砥石を得る。
性向上のために最終気孔率が20%以下となるまで該緻
密化処理を実施する。このようにして、ヌープ硬度30
0kg/mm2 以上の無機粒子を1〜50vol%好ま
しくは1〜30vol%含有する本発明のC/C複合材
研削砥石を得る。
【0017】本発明の研削砥石は、ヌープ硬度300k
g/mm2 以上の無機粒子を含有するC/C複合材をそ
のまま供する事もできるし、各種パラフィンワックスや
ステアリン酸等の高級脂肪酸等や硫黄を含浸し、砥石の
研削性や強度、温度特性を向上させることが出来る。ま
た、ヌープ硬度300kg/mm2 以上の無機粒子を含
有するC/C複合材全体を砥石として使用する事も出来
るし、チップ状にして、例えばFRP、セラミックス、
金属と溶接したり、接着剤等による一般的な接合をして
使用する事が出来る。更に他の公知の砥石と組み合わせ
て使用する事もできる。このようにして、研削特性、機
械特性、耐熱性及び熱特性に優れたヌープ硬度300k
g/mm2 以上の無機粒子を含有する無機粒子含有C/
C複合材からなる研削砥石を製造することが出来る。
g/mm2 以上の無機粒子を含有するC/C複合材をそ
のまま供する事もできるし、各種パラフィンワックスや
ステアリン酸等の高級脂肪酸等や硫黄を含浸し、砥石の
研削性や強度、温度特性を向上させることが出来る。ま
た、ヌープ硬度300kg/mm2 以上の無機粒子を含
有するC/C複合材全体を砥石として使用する事も出来
るし、チップ状にして、例えばFRP、セラミックス、
金属と溶接したり、接着剤等による一般的な接合をして
使用する事が出来る。更に他の公知の砥石と組み合わせ
て使用する事もできる。このようにして、研削特性、機
械特性、耐熱性及び熱特性に優れたヌープ硬度300k
g/mm2 以上の無機粒子を含有する無機粒子含有C/
C複合材からなる研削砥石を製造することが出来る。
【0018】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はその要旨を越えない限り、下記実施例に
よって限定されるものではない。
るが、本発明はその要旨を越えない限り、下記実施例に
よって限定されるものではない。
【0019】(実施例1)30mm長に切断したフィラ
メント数4000のサイジング剤が付着していないピッ
チ系炭素繊維束をランダムウェバーにて解繊し、目付=
140g/m2 の2次元ランダムに配向したシートを作
製した。更に該シートにエタノールで希釈したフェノー
ル樹脂を含浸させた後乾燥した125g/m2 のフェノ
ール樹脂を含浸したシートを作製した。
メント数4000のサイジング剤が付着していないピッ
チ系炭素繊維束をランダムウェバーにて解繊し、目付=
140g/m2 の2次元ランダムに配向したシートを作
製した。更に該シートにエタノールで希釈したフェノー
ル樹脂を含浸させた後乾燥した125g/m2 のフェノ
ール樹脂を含浸したシートを作製した。
【0020】このシートを金型と同寸法(215mmφ
×30mmφ)に切り抜いた物に、希釈したフェノール
樹脂で湿らせたローラーを用い、100メッシュ(約1
50μm)の溶融アルミナ(ヌープ硬度2000kg/
mm2 )をシート1枚当たり3gの割合で全体に均一に
付着した。該シートを約40枚積層し、金型へ充填して
250℃にて加圧成形し、Vf≒40%の成形体を得
た。この成形体を加熱炉で不活性雰囲気中1000℃ま
で焼成し、Val(アルミナ体積含有率)≒10%、気
孔率45%の焼成体を得た。得られた焼成体と固形のピ
ッチを圧力容器内に入れ減圧状態のまま250℃まで昇
温し、次いで窒素を入れることにより雰囲気を陽圧とし
た後、昇温し8時間で500℃迄到達させた後、500
℃で5時間保持した。昇温時の圧力はバルブにより一定
に保持した。容器を冷却後C/C複合材を取り出し、1
000℃まで昇温した。この操作を5回繰り返し、嵩密
度1.9g/cm3 、気孔率9%、Val=10%、W
al(アルミナ重量含有率)≒20%のアルミナ粒子含
有C/C複合材を得た。
×30mmφ)に切り抜いた物に、希釈したフェノール
樹脂で湿らせたローラーを用い、100メッシュ(約1
50μm)の溶融アルミナ(ヌープ硬度2000kg/
mm2 )をシート1枚当たり3gの割合で全体に均一に
付着した。該シートを約40枚積層し、金型へ充填して
250℃にて加圧成形し、Vf≒40%の成形体を得
た。この成形体を加熱炉で不活性雰囲気中1000℃ま
で焼成し、Val(アルミナ体積含有率)≒10%、気
孔率45%の焼成体を得た。得られた焼成体と固形のピ
ッチを圧力容器内に入れ減圧状態のまま250℃まで昇
温し、次いで窒素を入れることにより雰囲気を陽圧とし
た後、昇温し8時間で500℃迄到達させた後、500
℃で5時間保持した。昇温時の圧力はバルブにより一定
に保持した。容器を冷却後C/C複合材を取り出し、1
000℃まで昇温した。この操作を5回繰り返し、嵩密
度1.9g/cm3 、気孔率9%、Val=10%、W
al(アルミナ重量含有率)≒20%のアルミナ粒子含
有C/C複合材を得た。
【0021】また、別途同様に製造したサンプルについ
て、曲げ強度を測定したところ8kg/mm2 であっ
た。このサンプルを200mmφ×60mm×7mmt
に加工し、横型平面研削盤にて、砥石周速:1600m
/分、テーブル速度5m/分、切込み量:10μm、総
切込み量:8mmの条件にてS45Cの湿式研削試験を
実施した。比較として市販のCBN含有ビトリファイド
砥石(CBN200N75V)及びCBN含有レジノイ
ド砥石(CBN200N75B)も同様な研削試験を実
施した。その結果、各々の研削比(被削材の除去体積/
砥石の減耗体積:値が大きい程、砥石寿命が長い)は表
1の様になり、本実施例の砥石は優れた研削性能を示し
た。
て、曲げ強度を測定したところ8kg/mm2 であっ
た。このサンプルを200mmφ×60mm×7mmt
に加工し、横型平面研削盤にて、砥石周速:1600m
/分、テーブル速度5m/分、切込み量:10μm、総
切込み量:8mmの条件にてS45Cの湿式研削試験を
実施した。比較として市販のCBN含有ビトリファイド
砥石(CBN200N75V)及びCBN含有レジノイ
ド砥石(CBN200N75B)も同様な研削試験を実
施した。その結果、各々の研削比(被削材の除去体積/
砥石の減耗体積:値が大きい程、砥石寿命が長い)は表
1の様になり、本実施例の砥石は優れた研削性能を示し
た。
【0022】ここで、(1)式を用いてこのものの、破
壊周速度VBel (cm/s)を求めると、g:980
(cm/s2 )、γ:1.9(g/cm3 )、ν:0.
2、Q:60/200=0.3、σ:8×105 (g/
cm2 )より、VBel =22345(cm/s)=22
3(m/s)となり、高速研削砥石として充分な強度を
有している。
壊周速度VBel (cm/s)を求めると、g:980
(cm/s2 )、γ:1.9(g/cm3 )、ν:0.
2、Q:60/200=0.3、σ:8×105 (g/
cm2 )より、VBel =22345(cm/s)=22
3(m/s)となり、高速研削砥石として充分な強度を
有している。
【0023】(実施例2)実施例1において、同様の溶
融アルミナをシート1枚当たり5gの割合で全体に均一
に付着した以外は同様な方法で嵩密度2.0g/c
m3 、気孔率9%、Val=15%、Wal≒30%の
アルミナ粒子含有C/C複合材を得た。また、別途同様
に製造したサンプルについて、曲げ強度を測定したとこ
ろ8kg/mm2 であった。このサンプルを200mm
φ×60mm×7mmtに加工し、実施例1と同様の条
件にて湿式研削試験を実施した。その結果を表1に示
す。本実施例の砥石は優れた研削性能を示した。
融アルミナをシート1枚当たり5gの割合で全体に均一
に付着した以外は同様な方法で嵩密度2.0g/c
m3 、気孔率9%、Val=15%、Wal≒30%の
アルミナ粒子含有C/C複合材を得た。また、別途同様
に製造したサンプルについて、曲げ強度を測定したとこ
ろ8kg/mm2 であった。このサンプルを200mm
φ×60mm×7mmtに加工し、実施例1と同様の条
件にて湿式研削試験を実施した。その結果を表1に示
す。本実施例の砥石は優れた研削性能を示した。
【0024】ここで、(1)式を用いてこのものの、破
壊周速度VBel (cm/s)を求めると、g:980
(cm/s2 )、γ:2.0(g/cm3 )、ν:0.
2、Q:60/200=0.3、σ:8×105 (g/
cm2 )より、VBel =21779(cm/s)=21
8(m/s)となり、高速研削砥石として充分な強度を
有している。
壊周速度VBel (cm/s)を求めると、g:980
(cm/s2 )、γ:2.0(g/cm3 )、ν:0.
2、Q:60/200=0.3、σ:8×105 (g/
cm2 )より、VBel =21779(cm/s)=21
8(m/s)となり、高速研削砥石として充分な強度を
有している。
【0025】(実施例3)実施例1において、溶融アル
ミナの代わりに、140メッシュ(約100μm)の立
方晶窒化硼素を、シート1枚当たり0.4gの割合で2
00φ×180φの範囲に、均一に塗布した後に積層成
形した以外は同様な方法で嵩密度1.8g/cm3 、気
孔率9%VCBN (立方晶窒化硼素重量含有率)=11
%、WCBN (立方晶窒化硼素体積含有率)≒20%の立
方晶窒化硼素粒子含有C/C複合材を得た。
ミナの代わりに、140メッシュ(約100μm)の立
方晶窒化硼素を、シート1枚当たり0.4gの割合で2
00φ×180φの範囲に、均一に塗布した後に積層成
形した以外は同様な方法で嵩密度1.8g/cm3 、気
孔率9%VCBN (立方晶窒化硼素重量含有率)=11
%、WCBN (立方晶窒化硼素体積含有率)≒20%の立
方晶窒化硼素粒子含有C/C複合材を得た。
【0026】また、別途同様に製造したサンプルについ
て、曲げ強度を測定したところ10kg/mm2 であっ
た。このサンプルを200mmφ×60mm×7mmt
に加工し、実施例1と同様の条件にて湿式研削試験を実
施した。その結果を表1に示す。本実施例の砥石は優れ
た研削性能を示した。更に、実施例1と同様な条件で、
湿式及び乾式でSKD11、SKH9の研削試験を実施
した所、優れた研削性能を示した。
て、曲げ強度を測定したところ10kg/mm2 であっ
た。このサンプルを200mmφ×60mm×7mmt
に加工し、実施例1と同様の条件にて湿式研削試験を実
施した。その結果を表1に示す。本実施例の砥石は優れ
た研削性能を示した。更に、実施例1と同様な条件で、
湿式及び乾式でSKD11、SKH9の研削試験を実施
した所、優れた研削性能を示した。
【0027】ここで、(1)式を用いてこのものの、破
壊周速度VBel (cm/s)を求めると、g:980
(cm/s2 )、γ:1.8(g/cm3 )、ν:0.
2、Q:60/200=0.3、σ:10×105 (g
/cm2 )より、VBel =25667(cm/s)=2
57(m/s)となり、高速研削砥石として充分な強度
を有している。
壊周速度VBel (cm/s)を求めると、g:980
(cm/s2 )、γ:1.8(g/cm3 )、ν:0.
2、Q:60/200=0.3、σ:10×105 (g
/cm2 )より、VBel =25667(cm/s)=2
57(m/s)となり、高速研削砥石として充分な強度
を有している。
【0028】(実施例4)実施例1において、溶融アル
ミナの代わりに、140メッシュ(約100μm)のニ
ッケルコーティング立方晶窒化硼素を、シート1枚当た
り0.6gの割合で200φ×180φの範囲に均一に
塗布した後に積層成形した以外は同様な方法で嵩密度
1.8g/cm3 、気孔率9%、VNi-CBN(ニッケルコ
ーティング立方晶窒化硼素体積含有率)=11%、W
Ni-CBN(ニッケルコーティング立方晶窒化硼素重量含有
率)≒30%のニッケルコーティング立方晶窒化硼素粒
子含有C/C複合材を得た。
ミナの代わりに、140メッシュ(約100μm)のニ
ッケルコーティング立方晶窒化硼素を、シート1枚当た
り0.6gの割合で200φ×180φの範囲に均一に
塗布した後に積層成形した以外は同様な方法で嵩密度
1.8g/cm3 、気孔率9%、VNi-CBN(ニッケルコ
ーティング立方晶窒化硼素体積含有率)=11%、W
Ni-CBN(ニッケルコーティング立方晶窒化硼素重量含有
率)≒30%のニッケルコーティング立方晶窒化硼素粒
子含有C/C複合材を得た。
【0029】また、別途同様に製造したサンプルについ
て、曲げ強度を測定したところ10kg/mm2 であっ
た。このサンプルを200mmφ×60mm×7mmt
に加工し、実施例1と同様の条件にて湿式研削試験を実
施した。その結果を表1に示す。本実施例の砥石は優れ
た研削性能を示した。更に、実施例1と同様な条件で、
湿式及び乾式でSKD11、SKH9の研削試験を実施
した所、優れた研削性能を示した。g:980(cm/
s2 )、γ:1.8(g/cm3 )、ν:0.2、Q:
60/200=0.3、σ:10×105 (g/c
m2 )より、VBel =25667(cm/s)=257
(m/s)となり、高速研削砥石として充分な強度を有
している。
て、曲げ強度を測定したところ10kg/mm2 であっ
た。このサンプルを200mmφ×60mm×7mmt
に加工し、実施例1と同様の条件にて湿式研削試験を実
施した。その結果を表1に示す。本実施例の砥石は優れ
た研削性能を示した。更に、実施例1と同様な条件で、
湿式及び乾式でSKD11、SKH9の研削試験を実施
した所、優れた研削性能を示した。g:980(cm/
s2 )、γ:1.8(g/cm3 )、ν:0.2、Q:
60/200=0.3、σ:10×105 (g/c
m2 )より、VBel =25667(cm/s)=257
(m/s)となり、高速研削砥石として充分な強度を有
している。
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】本発明により、研削特性、機械特性、耐
熱性及び熱特性に優れたヌープ硬度300kg/mm2
以上の無機粒子含有C/C複合材からなる研削砥石を容
易に製造する事が出来る。
熱性及び熱特性に優れたヌープ硬度300kg/mm2
以上の無機粒子含有C/C複合材からなる研削砥石を容
易に製造する事が出来る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深川 敏之 香川県坂出市番の州町1番地 三菱化成株 式会社坂出工場内 (72)発明者 勝目 秀登 香川県坂出市番の州町1番地 三菱化成株 式会社坂出工場内
Claims (4)
- 【請求項1】 ヌープ硬度300kg/mm2 以上の無
機粒子を含有する炭素繊維強化炭素複合材からなること
を特徴とする研削砥石。 - 【請求項2】 無機粒子の粒径が0.1〜800μmで
ある請求項1に記載された研削砥石。 - 【請求項3】 無機粒子の体積含有量が1〜50vol
%である請求項1又は請求項2に記載された研削砥石。 - 【請求項4】 複数の単繊維からなる短繊維状の炭素繊
維束を解繊し、繊維が2次元ランダムに配向したシート
を作製し、樹脂又はピッチを含浸後、該含浸シート上に
ヌープ硬度300kg/mm2 以上の無機粒子を散布す
るか、或いはヌープ硬度300kg/mm2 以上の無機
粒子を含有する樹脂又はピッチをシートに含浸した後、
該無機粒子含有シートを積層成形後、焼成・緻密化する
ことによって得られるものであることを特徴とする研削
砥石。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26900693A JPH07116962A (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | 研削砥石 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26900693A JPH07116962A (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | 研削砥石 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07116962A true JPH07116962A (ja) | 1995-05-09 |
Family
ID=17466358
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26900693A Pending JPH07116962A (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | 研削砥石 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07116962A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007138048A (ja) * | 2005-11-18 | 2007-06-07 | Bussan Nanotech Research Institute Inc | 研磨材 |
JP2009073940A (ja) * | 2007-09-20 | 2009-04-09 | Toyota Motor Corp | 研削材及び研削材の製造方法。 |
JP2013534257A (ja) * | 2010-07-21 | 2013-09-02 | バンベルガー カリコ ジーエムビーエイチ | 平たい研磨製品の中に加工するための複合材料とその製造方法 |
CN104924223A (zh) * | 2015-05-29 | 2015-09-23 | 贵州格勒尔高新材料有限公司 | 一种砂轮的磨料配方 |
-
1993
- 1993-10-27 JP JP26900693A patent/JPH07116962A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007138048A (ja) * | 2005-11-18 | 2007-06-07 | Bussan Nanotech Research Institute Inc | 研磨材 |
JP2009073940A (ja) * | 2007-09-20 | 2009-04-09 | Toyota Motor Corp | 研削材及び研削材の製造方法。 |
JP2013534257A (ja) * | 2010-07-21 | 2013-09-02 | バンベルガー カリコ ジーエムビーエイチ | 平たい研磨製品の中に加工するための複合材料とその製造方法 |
CN104924223A (zh) * | 2015-05-29 | 2015-09-23 | 贵州格勒尔高新材料有限公司 | 一种砂轮的磨料配方 |
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