JP2015533670A - 複合組成物からなる研磨粒子を含む研磨物品 - Google Patents

複合組成物からなる研磨粒子を含む研磨物品 Download PDF

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Abstract

研磨物品は、研磨部を含む本体において、研磨部が、結合材と、結合材に含有される研磨粒子と、本体に含有される補強部材とを含む、上記本体を有する。研磨部は、少なくとも約5kJ/m2の破壊伝播靱性WOFを有することができる。補強部材は、補強部材の主面内に開口面積が約100mm2以下の開口部を有することができる。【選択図】 図4A

Description

以下は、研磨物品、特に、複合組成物を含む研磨粒子を含む結合研磨物品を対象とする。
研磨ホイールは、種々の材料、例えば、他の材料の中でも、石、金属、ガラス、プラスチックを切削し、研磨し、形作るのに典型的には用いられる。研磨ホイールは、一般に、砥粒や結合剤を含む種々の材料相を有し、また、いくらかの多孔性を有することができる。研磨ホイールは、目的とする用途に応じて、種々の設計および構成を有することができる。例えば、ワークピースの研削を対象とする用途では、いくつかの研磨ホイールが、効率的な研削のために比較的厚い外形を有するように作られている。
しかし、かかるホイールの用途を考えると、研磨物品は、疲労および破損されがちである。実際、これらのホイールは、使用頻度に応じて、1日未満の制限された使用時間を有する場合がある。したがって、当該業界では、改良された性能が可能である研磨ホイールが望まれ続けている。
研磨物品の実施形態は、研磨部を含む本体において、研磨部が、結合材と、結合材に含有される研磨粒子と、本体に含有される補強部材とを含む、上記本体を含むことができる。研磨部は、少なくとも約5kJ/mの破壊伝播靱性WOFを有することができる。補強部材は、補強部材の主面内に約100mm以下の開口面積を有する開口部を有することができる。
いくつかの実施形態において、研磨物品は、研磨部を含む本体において、研磨部が、結合材と、結合材に含有される研磨粒子と、本体に含有される補強部材とを含む、上記本体を含むことができる。本体は、少なくとも約1700lbfの付着力、および約10%以下の付着力変動因子(AVF)を有することができる。
さらに他の実施形態において、研磨物品は、研磨部を含む本体において、研磨部が、結合材と、結合材に含有される研磨粒子と、研磨部内に含有され、約40μm以下の平均粒径を有する鉄および硫黄を含む第1充填剤と、本体に含有される補強部材とを含む、上記本体を含むことができる。補強部材は、約950g/m以下の生地重量(もしくは非コーティング重量);および/または約2mm以下の厚さ;および/または間に開口部を含む繊維束において、1つの繊維束と1つの開口部とが、約15mm以下の単位セル(UC)として定義される組み合わせ寸法を有している、繊維束;および/または約100mm以下の開口面積を有する開口部を含むことができる。
本開示は、より良好に理解され得、その多くの特徴および利点は、添付の図を参照することによって当業者に明らかとなる。
図1は、実施形態による研磨ツールの概略側面図を含む。 図2は、実施形態による研磨ツールの一部の概略放射断面図を含む。 図3は、別の実施形態による研磨ツールの一部の概略放射断面図を含む。 図4Aは、補強部材の実施形態の平面図を含む。 図4Bは、補強部材の実施形態の平面図を含む。 図4Cは、従来の補強部材および補強部材の実施形態の種々の寸法の表を含む。 図5は、実施形態による研磨物品および種々の従来の研磨物品の付着性能のプロットを含む。
研磨ツールは、マトリクス材中に含有される砥粒の研磨部を利用して、ワークピースを研削し、研磨し、仕上げることができる。本明細書におけるある一定の実施形態は、金属を研削しおよび/または形作るのに特に適合するツールの本体内に1つ以上の補強部材を組み込んでいる研磨ホイールを対象とする。研磨物品は、少なくとも約10,000sfpm、少なくとも約11,000sfpm、またはさらに少なくとも約12,000sfpmの速度で作動するように構成されていてよい。
図1は、実施形態による研磨ツールの図を含む。とりわけ、研磨ツール100は、2次元で見たときに略円形を有する本体101を含む。ツールは、三次元においては、本体101がディスク状または円筒の形状を有するようにある一定の厚さを有することが認識されよう。示すように、本体は、ツールの中心を通して延在し、特に大きくてよく、少なくとも約20cmの寸法を有する外径103を有することができる。他の適用において、本体101は、例えば、およそ、少なくとも約30cm、少なくとも約40cm、少なくとも約50cm、少なくとも約60cm、少なくとも約70cm、少なくとも約80cm、またはさらに少なくとも90cmの外径103を有することができる。外径103の実施形態は、約120cm以下、例えば、約110cm以下、約100cm以下、約90cm以下、またはさらに約80cm以下であってよい。特定の研磨ツールは、先の最小および最大値のいずれかの範囲内にある外径103を有する本体101を利用する。
さらに示すように、研磨ツール100は、本体101の中心の周りの内周面102によって画定される中心開口部105を含むことができる。中心開口部105は、研磨ツール100がスピンドルまたは他の機械に取り付けられて作動中に研磨ツール100が回転することができるように、本体101の厚さ全体を通して延在することができる。
図2は、実施形態による研磨ツールの一部の断面図を含む。研磨本体201は、異なる種の材料の部分の組み合わせを含む複合物品であってよい。特に、本体201は、研磨部204、206、208、および210ならびに補強部材205、207、および209を含むことができる。研磨ツール200は、補強部材205、207、および209が、互いから離間され、かつこれらを中にして、研磨部204、206、208、および210の各々が互いから離れるように本体内に置かれ得るように設計され得る。すなわち、研磨ツール200は、補強部材205、207、および209が、本体201の厚さ212を通して横方向に互いから離間され、かつ研磨部206および208によって分離されるように形成され得る。認識されるように、かかる設計では、研磨部206および208は、補強部材205、207、および209の間に設置され得る。
さらに示すように、補強部材205、207、および209は、第1平面および第2平面を有する略平面部材であってよい。例えば、補強部材205は、第1主表面215および第2主表面216を有する平面部材であるように形成され得る。さらに、本体201は、研磨部204、206、208、および210が補強部材205、207、および209の主表面を覆うことができるような設計を有することができる。例えば、研磨部204は、補強部材205の第1主表面215を覆うことができ、研磨部206は、補強部材205の第2主表面216を覆う。特定の例において、本体201は、研磨部204および206が、第1主表面215および第2主表面216の全面積を実質的にそれぞれ被覆するように形成され得る。したがって、研磨部204および206は、第1および第2主表面215および216において補強部材205と両側で直接接触(すなわち、当接)することができる。
とりわけ、研磨本体201は、補強部材205、207、および209が、本体201の直径103の大部分を通して延在することができるように設計され得る。特定の例において、補強部材205、207、および209は、本体201の少なくとも約75%、例えば、少なくとも約80%、またはさらに全直径103を通して延在するように形成され得る。
図3の実施形態において示すように、補強部材303、305は、研磨本体301全体にわたって長さおよび位置が変動してよい。例えば、研磨本体301は、1つ以上の比較的短い補強部材303(例えば、6つ示されている)、ならびに1つ以上の比較的長い補強部材305(例えば、4つ示されている)を含んでいてよい。部材303の実施形態は、研磨本体301の外側セクション311のみを通して、しかし、内側セクション313を通さずに延在していてよい。部材305の実施形態は、研磨本体301の全直径、例えば、外側セクション311および内側セクション313を通して延在していてよい。これらの補強部材303、305は、種々のパターンで中心軸350に対して軸方向に配置されていてもよい。例えば、図3に示すように、2つの部材303が、隣接する部材305間に位置していてよい。金属製の補強リング355が内側セクション313に設けられていてもよい。
本明細書において記述されているように、補強部材の数は、用途に応じて変動してよい。例えば、研磨本体は、いくつかの実施形態において、1〜15個の補強部材を有していてよい。他の実施形態において、研磨本体は、少なくとも2個の補強部材、例えば、少なくとも4個の補強部材、少なくとも6個の補強部材、少なくとも8個の補強部材、またはさらに少なくとも10個の補強部材を有していてよい。他の例において、研磨本体は、14個以下の補強部材、例えば、12個以下の補強部材、10個以下の補強部材、またはさらに8個以下の補強部材を有していてよい。補強部材の数は、上記値のいずれかの間の範囲であってよい。
図2の実施形態によると、本体201は、中心開口部105の中心を通して延在している軸250と平行の方向に測定される平均厚さ212を有することができるように形成され得る。本体201の平均厚さ212は、少なくとも約3cm、例えば、少なくとも約5cm、少なくとも約7cm、少なくとも約9cm、またはさらに少なくとも約11cmであってよい。他の実施形態において、平均厚さ212は、約18cm以下、例えば、約16cm以下、約14cm以下、約12cm以下、またはさらに約10cm以下であってよい。さらなるある一定の実施形態は、上記最小および最大値のいずれかの間の範囲内にある平均厚さ212を利用してよい。
ディスクは、少なくとも約2、例えば、少なくとも約5、少なくとも約7、少なくとも約10、またはさらに少なくとも約20の、外径OD対軸方向厚さATとして定義されるアスペクト比(OD:AT)を有していてよい。他の実施形態において、アスペクト比は、約40以下、例えば、約30以下、約20以下、約15以下、またはさらに約10以下であってよい。ある一定の実施形態は、上記で付与された最小および最大値のいずれかの間の範囲内のアスペクト比を利用してよい。
補強部材205、207、および209をさらに参照すると、かかる部材は、有機材料、無機材料、およびこれらの組み合わせからなっていてよい。例えば、補強部材205、207、および209は、無機材料、例えば、セラミック、ガラス、石英、またはこれらの組み合わせからなっていてよい。補強部材205、207、および209として用いられる特に好適な材料として、酸化物系ガラス材料を挙げることができる、ガラス材料のファイバを組み込んだガラス材料を挙げることができる。
補強部材205、207、および209において用いられるいくつかの好適な有機材料として、フェノール樹脂、ポリイミド、ポリアミド、ポリエステル、アラミド、およびこれらの組み合わせを挙げることができる。例えば、1つの特定の実施形態において、補強部材205、207、および209は、特定の種のアラミドであるKevlar(商標)を含むことができる。さらに、補強部材の実施形態は、フェノール樹脂系結合剤を含んでいてよい。
補強部材205、207、および209は、一緒に織られている複数の繊維を含むことができる。該繊維は、種々の方法で一緒に織られていても縫い合わされていてもよい。ある一定の例において、補強部材は、主として2つの垂直方向に延在している繊維を含むパターンが形成されるように一緒に織られていてよい。
補強部材205、207、および209は、補強部材205の第1主表面215と第2主表面216との間の距離として定義される最大厚さ218を有することができる。各補強部材の最大厚さ218は、少なくとも約1mm、例えば、少なくとも約1.1mm、少なくとも約1.2mm、またはさらに少なくとも約1.3mmであってよい。他の実施形態において、最大厚さ218は、約2mm以下、例えば、約1.8mm以下、約1.5mm以下、またはさらに約1.4mm以下であってよい。ある一定の実施形態は、上記で付与された最小および最大値のいずれかの間の範囲内の厚さを利用してよい。
補強部材は、相対的な百分率において、研磨物品の設計に応じて、本体の全平均厚さのある一定の百分率を構成するようにある一定の寸法を有するように形成され得る。例えば、補強部材は、本体201の全体積の少なくとも約3体積%であってよい。他の例において、補強部材205は、本体201の全体積の少なくとも約5体積%、例えば、少なくとも約7体積%、またはさらに少なくとも約9体積%であってよい。さらに他の実施形態において、補強部材は、本体の全体積の約17体積%以下、例えば、約15体積%以下であってよい。研磨物品のある一定の実施形態は、上記で付与された最小および最大値の間の範囲内で補強部材を有することができる。
いくつかの実施形態において、研磨部対補強部材の体積比は、少なくとも約5、例えば、少なくとも約10、またはさらに少なくとも約15である。他の実施形態は、約20以下、例えば、約15以下、またはさらに約10以下の体積比を有する。研磨物品のある一定の実施形態は、上記で付与された最小および最大値の間の範囲内で補強部材を有することができる。
本明細書における実施形態によると、研磨ツール200は、本体201が研磨部204、206、208、および210を含むように形成される。しかし、研磨部204に対する以下の段落を参照すると、特定された研磨部の全てが同じ特徴を含んでいることが認識されよう。研磨部204は、マトリクス材中に含有される砥粒を有しかつ特定の組成および種の多孔性をさらに含む複合材料であってよい。
砥粒は、研磨および材料除去用途に好適な特に硬質の材料を含むことができる。例えば、砥粒は、少なくとも約5GPaのビッカース硬度を有することができる。砥粒の硬度は、いくつかのツールにおいて、より大きくてよく、これにより、砥粒が、少なくとも約10GPa、少なくとも約20GPa、少なくとも約30GPa、またはさらに少なくとも約50GPaのビッカース硬度を有している。
図2にさらに示すように、本体は、中心開口部105の周りの研磨部204および210の外側表面に当接する補強部材202および203を組み込むように形成され得る。ある一定の設計において、補強部材202および203は、外径103の一部、例えば、研磨本体201の外径103の半分に延在していてよい。中心開口部105の周りに補強部材202および203が設けられていることで、研磨ツール200がスピンドルまたは機械に固定されることが意図される箇所において本体201の補強を容易にする。認識されるように、補強部材202および203は、補強部材205、207、および209と同じ特徴を有することができる。
研磨物品の本体の実施形態は、補強部材、例えば、第1補強部材を含んでいてよい。第1補強部材は、研磨部と当接していてよい。第1補強部材は、研磨部内に設置されていてよい。代替的には、第1補強部材は、本体の外部表面を画定していてよい。また、第1補強部材は、本体内で内部に設置されていてよい。
第1補強部材のいくつかの実施形態は、有機材料を含んでいてよい。特定の実施形態において、第1補強部材は、ポリイミド、ポリアミド、ポリエステル、アラミド、およびこれらの組み合わせを含んでいてよい。代替的には、第1補強部材は、無機材料を含んでいてよい。例えば、無機材料は、セラミック材料、ガラス材料、ガラス−セラミック材料、またはこれらの組み合わせを含んでいてよい。代替的には、第1補強部材は、ガラスファイバを含んでいてよい。
さらに他のバージョンにおいて、第1補強部材は、本体の全直径を通して延在していてよい。第1補強部材は、第1主表面および第2主表面を含む平面部材を含んでいてよい。研磨部は、第1主表面を覆っていてよい。代替的には、研磨部は、第1補強部材の第1主表面と直接接触することができる。
研磨物品の本体の代替の実施形態は、第1補強部材および第2補強部材を含んでいてよい。第1補強部材および第2補強部材は、本体内で互いから離間されていてよい。代替的には、研磨部の少なくとも一部が、第1補強部材と第2補強部材との間に設置されていてよい。
研磨物品の特定の実施形態において、第1補強部材は、本体の平均厚さの少なくとも約0.5%であってよい。例えば、第1補強部材は、本体の平均厚さの少なくとも約1%、例えば、少なくとも約1.1%、またはさらに少なくとも約1.2%であってよい。他の非限定的な実施形態において、第1補強部材は、本体の平均厚さの約5%以下、例えば、約2%以下、またはさらに約1.5%以下であってよい。本体の平均厚さは、上記で記述した最小および最大値のいずれかの間の範囲内の第1補強部材分を有していてよい。
研磨物品は、最終的な研磨物品の部分であってよい成分または前駆体成分の混合物を形成することによって形成され得る。一実施形態において、混合物は、研磨粒子を含むことができる。特定の例において、研磨粒子は、アルミナ(Al)、酸化鉄(Fe)、シリカ(SiO)、カルシア(CaO)、チタニア(TiO)などを含む複合組成物を有することができる。ある一定の状況において、複合組成物は、多くの含量のアルミナを含むことができる。例えば、複合組成物は、複合組成物内の化合物(または元素)の合計含量に関して少なくとも約82%のアルミナを有することができる。他の例において、アルミナの含量は、より多くてよく、例えば、少なくとも約83%、少なくとも約84%、少なくとも約85%、少なくとも約86%、またはさらに少なくとも約87%、少なくとも約88%であってよい。さらに、少なくとも1つの非限定的な実施形態において、複合組成物は、約95%以下のアルミナ、例えば、約92%以下のアルミナ、約91%以下のアルミナ、約90%以下のアルミナ、またはさらに約89%以下のアルミナを含有することができる。複合組成物は、上記に記述した最小および最大百分率のいずれかの間の範囲内のアルミナの含量を有することができることが認識されよう。
一実施形態によると、複合組成物は、少ない含量のシリカを有することができる。例えば、一例において、複合組成物は、アルミナの含量と比較してより少ない含量のシリカを有することができる。特定の実施形態において、複合組成物は、約6.6%以下のシリカ、例えば、約6.5%以下のシリカ、約6%以下のシリカ、約5%以下のシリカ、約4%以下のシリカ、またはさらに約3%以下のシリカを有することができる。さらに、少なくとも1つの非限定的な実施形態において、複合組成物は、少なくとも約1%のシリカ、例えば、少なくとも約2%のシリカ、またはさらに少なくとも約3%のシリカを有することができる。複合組成物は、上記に記述した最小および最大百分率のいずれかの間の範囲内のシリカ含量を有することができることが認識されよう。
別の実施形態によると、複合組成物は、少ない含量の酸化鉄を含むことができる。例えば、複合組成物は、アルミナの含量と比較してより少ない含量の酸化鉄を含むことができる。さらに、他の例において、複合組成物は、シリカの含量と比較してより少ない含量の酸化鉄を含んでいてよい。さらに、別の代替の実施形態において、複合組成物は、シリカの含量と比較してより多い含量の酸化鉄を有することができる。1つの特定の実施形態では、研磨粒子の複合組成物は、約7%以下の酸化鉄、例えば、約6%以下の酸化鉄、約5%以下の酸化鉄、約4.5%以下の酸化鉄、またはさらに約4%以下の酸化鉄を有することができる。さらに、他の非限定的な例において、複合組成物は、少なくとも約1%の酸化鉄、例えば、少なくとも約2%の酸化鉄、またはさらに少なくとも約3%の酸化鉄を有していてよい。複合組成物は、上記に記述した最小および最大百分率のいずれかの間の範囲内のシリカ含量を有することができることが認識されよう。
研磨粒子のある一定の例示的な複合組成物は、いくらかの含量のチタニア(TiO)をさらに含んでいてよい。例えば、1つの複合組成物は、少ない含量のチタニアを含んでいてよい。他の特定の例において、複合組成物は、アルミナの含量と比較してより少ない含量のチタニアを有することができる。なお別の実施形態において、複合組成物は、シリカの含量と比較してより少ない含量のチタニアを有することができる。また、なお別の実施形態において、複合組成物は、酸化鉄の含量と比較してより少ない含量のチタニアを有することができる。少なくとも1つの非限定的な実施形態では、複合組成物は、約5%以下のチタニア、例えば、約4%以下のチタニアを有することができる。さらに、1つの非限定的な実施形態では、複合組成物は、少なくとも約3.8%のチタニア、例えば、少なくとも約3.9%のチタニアを含むことができる。複合組成物は、上記に記述した最小および最大百分率のいずれかの間の範囲内のチタニア含量を有することができることが認識されよう。
複合組成物は、ある一定の例において、ある含量のカルシア(CaO)を含んでいてよい。例えば、複合組成物は、少ない含量のカルシアを含んでいてよい。より詳細には、1つの特定の実施形態において、複合組成物は、アルミナの含量と比較してより少ない含量のカルシアを有することができる。また、ある一定の複合組成物は、シリカの含量と比較してより少ない含量のカルシアを有することができる。なお別の実施形態において、複合組成物は、酸化鉄の含量と比較してより少ない含量のカルシアを含むことができる。1つの特定の複合組成物では、カルシアの含量は、チタニアの含量よりも少なくてよい。1つの特定の実施形態によると、複合組成物は、約5%以下のカルシア、例えば、約4%以下のカルシア、約3%以下のカルシア、約2%以下のカルシア、またはさらに約1%以下のカルシアを有することができる。少なくとも1つの非限定的な実施形態において、複合組成物は、少なくとも約0.3%のカルシア、例えば、少なくとも約0.4%のカルシア、少なくとも約0.5%のカルシア、少なくとも約0.6%のカルシア、またはさらに少なくとも約0.7%のカルシア、少なくとも約0.8%のカルシアを有することができる。複合組成物は、上記に記述した最小および最大百分率のいずれかの間の範囲内のカルシア含量を有することができることが認識されよう。
研磨粒子のある一定の複合組成物は、いくらかの含量のマグネシア(MgO)を含んでいてもよい。一実施形態によると、複合組成物は、少ない含量のマグネシアを含むことができる。特定の例において、複合組成物は、アルミナの含量と比較してより少ない含量のマグネシアを有することができる。別の実施形態では、複合組成物は、シリカの含量と比較してより少ない含量のマグネシアを有していてよい。別の実施形態によると、複合組成物は、酸化鉄の含量と比較してより少ない含量のマグネシアを有していてよい。ある一定の他の例において、複合組成物は、チタニアの含量と比較してより少ない含量のマグネシアを有していてよい。さらに、複合組成物は、カルシアの含量と比較してより少ない含量のマグネシアを有していてよい。さらに、少なくとも1つの非限定的な実施形態において、複合組成物は、カルシアの含量と比較してより多い含量のマグネシアを有することができる。1つの特定の実施形態によると、複合組成物は、約40%以下のマグネシア、例えば、約30%以下のマグネシア、約20%以下のマグネシア、約15%以下のマグネシア、約10%以下のマグネシア、約8%以下のマグネシア、約5%以下のマグネシア、またはさらに約2%以下のマグネシアを有することができる。さらに、少なくとも1つの非限定的な実施形態において、複合組成物は、少なくとも約0.05%のマグネシア、例えば、少なくとも約0.1%のマグネシアを含んでいてよい。複合組成物は、上記に記述した最小および最大百分率のいずれかの間の範囲内のマグネシア含量を有することができることが認識されよう。
一実施形態によると、複合組成物は、アルミナ、シリカ、酸化鉄、マグネシア、カルシア、およびチタニアの組み合わせを含むことができる。一態様において、該組成物は、採掘され、概して再精製されていない原鉱であってよい。一実施形態によると、研磨粒子は、結晶性材料からなっていてよく、より特定的には、結晶性材料から本質的になっていてよい。1つの特定の実施形態において、複合組成物は、ボーキサイトであってよく、より特定的には、研磨粒子が、ボーキサイトから本質的になっていてよい。
研磨粒子は、他の特定の特徴を有していてよい。例えば、研磨粒子は、細長く形作られたものを有していてよい。特定の例において、研磨粒子は、長さ:幅の比として定義されるアスペクト比が少なくとも約1:1であってよく、ここで、長さは、粒子の最長寸法であり、幅は、長さの寸法に垂直な、粒子の2番目に長い寸法(または直径)である。他の実施形態において、研磨粒子のアスペクト比は、少なくとも約2:1、例えば、少なくとも約2.5:1、少なくとも約3:1、少なくとも約4:1、少なくとも約5:1、またはさらに少なくとも約10:1であってよい。1つの非限定的な実施形態において、研磨粒子は、約5000:1以下のアスペクト比を有していてよい。
少なくとも1つの実施形態において、研磨粒子は、押し出されていてよく、これにより、複合組成物が押し出されかつセグメント化されて、所望のサイズおよび形状の研磨粒子を作製する。研磨粒子は、焼結されていてよく、また、本明細書における実施形態に記載されているある一定の特性および組成物を確保するような特定の方法で焼結されていてよい。一実施形態によると、研磨粒子は、楕円状の断面形状を有するように形成され得る。楕円形状は、円形、楕円形および任意の他の曲線形状を含むことができる。代替的には、他の例において、研磨粒子は、多角形の断面形状を有することができる。多角形の断面形状のいくらかの好適な非限定的な例として、三角形、矩形、五角形、六角形、七角形、八角形などが挙げられる。
研磨粒子の実施形態は、粒の靱性(K1C)および硬度に関して特性決定されてよい。例えば、研磨粒子の硬度は、約12GPa未満であってよい。いくつかの実施形態において、研磨粒子の硬度は、約11.5GPa未満、例えば、約11GPa未満、約10.5GPa未満、約10GPa未満、またはさらに約9.5GPa未満であってよい。他の実施形態において、研磨粒子の硬度は、少なくとも約8.75GPa、例えば、少なくとも約9GPa、少なくとも約9.5GPa、少なくとも約10GPa、少なくとも約10.5GPa、またはさらに少なくとも約11GPaであってよい。研磨粒子は、上記に記述した最小および最大値のいずれかの間の範囲内の硬度を有することができることが認識されよう。
研磨粒子の実施形態は、少なくとも約4.6MPa−m0.5の靱性を有することもできる。例えば、研磨粒子は、少なくとも約4.7MPa−m0.5、例えば、少なくとも約4.8MPa−m0.5、少なくとも約4.9MPa−m0.5、またはさらに少なくとも約5MPa−m0.5の靱性を有していてよい。さらに他のバージョンにおいて、研磨粒子は、約5.4MPa−m0.5以下、例えば、約5.3MPa−m0.5以下、約5.2MPa−m0.5以下、約5.1MPa−m0.5以下、またはさらに約5MPa−m0.5以下の靱性を有することができる。研磨粒子は、上記に記述した最小および最大値のいずれかの間の範囲内の靱性を有することができることが認識されよう。
単一の粒の破砕強度の絶対値に関して、粒を破壊させるのに必要とされる力(ニュートン)が、破壊力に伏されたときに破壊される粒の百分率で付与され得る。例えば、一実施形態において、約500N〜約800Nは、1種以上の研磨粒子の50%を破壊させるのに必要とされ得る。一実施形態において、研磨粒子の50%を破壊させるために、少なくとも約500N、例えば、少なくとも約600N、またはさらに少なくとも約700Nが必要とされる。別の非限定的な実施形態において、研磨粒子を破壊させるのに約1000N以下、例えば、約900N以下、またはさらに約800N以下が必要とされる。各種の研磨粒子は、上記に記述した最小および最大値の間の範囲内の絶対破砕強度を有することができることが認識されよう。
別の実施形態において、各種の研磨粒子の90%を破壊させるために、約850N〜約1350Nの力が必要とされ得る。一実施形態において、研磨粒子の50%を破壊させるために、少なくとも約800N、例えば、少なくとも約850N、またはさらに少なくとも約900Nが必要とされる。別の非限定的な実施形態において、研磨粒子を破壊するために、約1500N以下、例えば、約1400N以下、またはさらに約1300N以下が必要とされる。各種の研磨粒子は、上記に記述した最小および最大値の間の範囲内の絶対破砕強度を有することができることが認識されよう。
1つの特定の実施形態によると、研磨粒子は、少なくとも約20μm、例えば、少なくとも約50μm、少なくとも約80μm、少なくとも約100μm、少なくとも約150μm、少なくとも約200μm、少なくとも約300μm、少なくとも約400μm、少なくとも約500μm、少なくとも約600μm、少なくとも約800μm、少なくとも約1000μm、少なくとも約1200μm、少なくとも約1500μm、少なくとも約1600μm、少なくとも約1700μm、またはさらに少なくとも約1800μmの平均粒径を有することができる。さらに、別の非限定的な実施形態において、研磨粒子は、約10mm以下、例えば、約5mm以下、約4mm以下、約3mm以下、約2mm以下、またはさらに約1mm以下の平均粒径を有することができる。平均粒径は、粒子の最長寸法(すなわち、長さ)を測定および平均化することによって求められ得ることが認識されよう。研磨粒子は、上記で記述した最小および最大値のいずれかの間の範囲内の平均粒径を有することができる。
一実施形態によると、研磨粒子は、性能の改良を容易にし得る、特定の多孔率を有することができる。例えば、研磨粒子の平均多孔率は、研磨粒子の全体積について少なくとも約0体積%であってよい。一実施形態において、研磨粒子の平均多孔率は、少なくとも約2体積%、例えば、少なくとも約2.5体積%、少なくとも約3体積%、少なくとも約3.5体積%、少なくとも約4体積%、少なくとも約5体積%、少なくとも約7体積%、少なくとも約9体積%、少なくとも約11体積、またはさらに少なくとも約13体積%であってよい。さらに、1つの非限定的な実施形態において、研磨粒子の平均多孔率は、研磨粒子の全体積について、約15体積%以下、例えば、約14体積%以下、約12体積%以下、約10体積%以下、約8体積%以下、約6体積%以下、約4体積%以下、約2体積%以下、またはさらに約1体積%以下であってよい。研磨粒子の平均多孔率は、上記に記述した最小および最大百分率のいずれかの間の範囲内であってよいことが認識されよう。
さらに、研磨粒子は、特定の平均孔径を有していてよい。例えば、研磨粒子の平均孔径は、約6μm以下、例えば、約5μm以下、約4μm以下、約3μm以下、約2μm以下、またはさらに約1.5μm以下であってよい。別の非限定的な実施形態によると、研磨粒子の平均孔径は、少なくとも約0.01μm、例えば、少なくとも約0.1μmであってよい。研磨粒子の平均孔径は、上記に記述した最小および最大百分率のいずれかの間の範囲内であってよいことが認識されよう。
研磨粒子は、結晶性粒からなっていてよい。特定の例において、研磨粒子は、約1.2μm以下のメジアン粒径を有する結晶性粒を含むことができる。他の例において、メジアン粒径は、約1μm以下、例えば、約0.9μm以下、約0.8μm以下、またはさらに約0.7μm以下であってよい。1つの非限定的な実施形態によると、研磨粒子のメジアン粒径は、少なくとも約0.01μm、例えば、少なくとも約0.05μm、少なくとも約0.1μm、少なくとも約0.2μm、またはさらに少なくとも約0.4μmであってよい。研磨粒子のメジアン粒径は、上記に記述した最小および最大百分率のいずれかの間の範囲内であってよいことが認識されよう。
結晶性粒のサイズを、SEM顕微鏡写真から測定した。粒をエポキシブロックに埋め込み、次いで研磨して平坦な断面を得る。次いで、該断面をHF酸によって2分間エッチングし、微細なミクロ構造を顕在化させて、メジアン粒径を測定する。
本明細書において記載されているように、混合物は、研磨粒子に加えて、研磨物品の形成を容易にする他の成分または前駆体を含んでいてもよい。例えば、混合物は、研磨粒子および結合材を含んでいてよい。一実施形態によると、結合材は、有機材料、有機前駆体材料、無機材料、無機前駆体材料、天然材料、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される材料を含んでいてよい。特定の例において、結合材は、さらなる加工の際の金属結合マトリクス材の形成に好適な、金属もしくは金属合金、例えば、粉末金属材料、または金属材料に対する前駆体を含んでいてよい。
別の実施形態によると、混合物は、さらなる加工の際のガラス質結合材の形成に好適な、ガラス質材料、またはガラス質材料の前駆体を含んでいてよい。例えば、混合物は、例えば、酸素含有材料、酸化物化合物または錯体、フリット、およびこれらの任意の組み合わせを含めた、粉末の形態のガラス質材料を含んでいてよい。
なお別の実施形態において、混合物は、さらなる加工の際のセラミック結合材の形成に好適な、セラミック材料、またはセラミック材料の前駆体を含んでいてよい。例えば、混合物は、例えば、酸素含有材料、酸化物化合物または錯体、フリット、およびこれらの任意の組み合わせを含めた、粉末の形態のセラミック材料を含んでいてよい。
別の実施形態によると、混合物は、さらなる加工の際の有機結合材の形成に好適な、有機材料、または有機材料の前駆体を含んでいてよい。かかる有機材料として、1つ以上の天然有機材料、合成有機材料、およびこれらの組み合わせを挙げることができる。特定の例において、有機材料は、熱硬化性、熱可塑性、およびこれらの組み合わせを含んでいてよい樹脂からなっていてよい。例えば、いくつかの好適な樹脂として、フェノール性物質、エポキシ、ポリエステル、シアネートエステル、セラック、ポリウレタン、ゴム、およびこれらの組み合わせを挙げることができる。1つの特定の実施形態において、混合物は、さらなる加工を通してフェノール樹脂結合材を形成するように構成されている未硬化樹脂材料を含む。
いくつかの実施形態において、樹脂は、少なくとも1.05の高温曲げ弾性率を有していてよい。代替的には、樹脂は、増加する高温曲げ弾性率を有していてよい。フェノール樹脂は、硬化または架橋剤、例えば、ヘキサメチレンテトラミンによって変性されていてよい。約90℃を超える温度では、ヘキサメチレンテトラミンのいくらかの例が架橋を形成して、樹脂の硬化を助けるメチレンおよびジメチレンアミノ橋架けを形成することができる。ヘキサメチレンテトラミンは、樹脂内に均一に分散されていてよい。より特定的には、ヘキサメチレンテトラミンは、架橋剤として、樹脂領域内に均一に分散されていてよい。さらにより特定的には、フェノール樹脂は、サブミクロンサイズを有する架橋ドメインを含む樹脂領域を含有していてよい。
他の材料、例えば、充填剤が、混合物に含まれ得る。充填剤は、最終的に形成される研磨物品に存在していても存在していなくてもよい。充填剤は、粉末、顆粒、球体、繊維、ストランド短繊維(CSF)およびこれらの組み合わせからなる群から選択される材料を含んでいてよく、ここで、充填剤は、無機材料、有機材料、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される材料を含み、充填剤は、砂、バブルアルミナ、クロマイト、マグネサイト、ドロマイト、バブルムライト、ホウ化物、二酸化チタン、炭素製品、炭化ケイ素、木粉、クレイ、タルク、六方晶窒化ホウ素、二硫化モリブデン、長石、霞石閃長岩、ガラス球体、ガラス繊維、CaF、KBF、氷晶石(NaAlF)、カリウム氷晶石(KAlF)、黄鉄鉱、ZnS、硫化銅、鉱物油、フッ化物、炭酸塩、炭酸カルシウム、サラン、フェノキシ樹脂、CaO、KSO、ミネラルウール、MnCl、KCl、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される材料を含み、充填剤は、帯電防止剤、潤滑剤、多孔性誘導剤、着色剤、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される材料を含む。充填剤は、約40μm以下の平均粒径を有する鉄および硫黄を含んでいてよい。充填剤は、黄鉄鉱(FeS)を含んでいてよく、または黄鉄鉱から本質的になっていてよい。充填剤は、帯電防止剤、潤滑剤、多孔性誘導剤、着色剤、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される材料を含んでいてよい。特定の例において、充填剤は、粒子状材料であってよく、研磨粒子よりも平均粒径が有意に小さい、研磨粒子とは異なっていてよい。
混合物を形成した後、研磨物品を形成するプロセスは、結合材に含有される研磨粒子を含むグリーン体を形成することをさらに含むことができる。グリーン体とは、仕上げられておらず、最終的に形成される研磨物品が形成される前にさらなる加工を受け得るものである。例えば、グリーン体の形成は、プレス、ホットプレス、成形、鋳造、印刷、噴霧、およびこれらの組み合わせなどの技術を含むことができる。1つの特定の実施形態において、グリーン体の形成は、混合物をプレスして特定の形状にすることを含むことができる。
グリーン体を形成した後、該プロセスは、グリーン体を処理して、本体を含む最終的に形成される研磨物品を形成することによって継続できる。処理のいくつかの好適な例として、硬化、加熱、焼結、結晶化、重合、プレス、およびこれらの組み合わせを挙げることができる。一例において、該プロセスは、結合バッチ、研磨材と接着剤の混合、金型の充填、プレス、ホイールの焼き付けまたは硬化、仕上げ、検査、速度試験、ならびに包装および出荷を含んでいてよい。
処理後、研磨物品は、特定の結合材含量を含む本体を有するように形成される。例えば、本体は、本体の全体積について少なくとも約30体積%の結合材を有することができる。他の例において、本体中の結合材の含量は、より多くてよく、例えば、少なくとも約35体積%、少なくとも約40体積%、少なくとも約45体積%、少なくとも約50体積%、少なくとも約55体積%、少なくとも約60体積%、またはさらに少なくとも約65体積%であってよい。さらに、少なくとも1つの非限定的な実施形態において、本体中の結合材の含量は、約70体積%以下、例えば、約65体積%以下、約60体積%以下、約55体積%以下、約50体積%以下、約45体積%以下、約40体積%以下、またはさらに約35体積%以下であってよい。本体中の結合材の含量は、上記に記述した最小および最大百分率のいずれかの間の範囲内であってよいことが認識されよう。
特定の実施形態によると、本体は、特定の多孔率分を有することができる。例えば、本体は、約40体積%以下の、本体の全体積での多孔率を有することができる。特定の例において、本体は、約35体積%以下、例えば、約30体積%以下、約25体積%以下、約20体積%以下、約15体積%以下、約10体積%以下、約5体積%以下、約4体積%以下、約3体積%以下、約2体積%以下、約1.5体積%以下、約1体積%以下、約0.8体積%以下、約0.5体積%以下、約0.3体積%以下、またはさらに約0.1体積%以下の、本体の全体積での多孔率を有することができる。本体は、少なくとも約0.001体積%の多孔率、例えば、少なくとも約0.01体積%の多孔率を有することもできる。本体の多孔率は、上記に記述した最小および最大百分率のいずれかの間の範囲内であってよいことが認識されよう。
本明細書における実施形態のある一定の研磨物品では、本体は、特定の含量の研磨粒子を有することができる。例えば、一実施形態において、本体は、本体の全体積について少なくとも約30体積%の研磨粒子を含むことができる。別の実施形態において、本体は、少なくとも約35体積%、少なくとも約40体積%、少なくとも約45体積%、少なくとも約50体積%、少なくとも約55体積%、少なくとも約60体積%、またはさらに少なくとも約65体積%の研磨粒子を有することができる。少なくとも1つの非限定的な実施形態において、本体は、約70体積%以下、例えば、約65体積%以下、約60体積%以下、約55体積%以下、約50体積%以下、約45体積%以下、約40体積%以下、またはさらに約35体積%以下の研磨粒子含量を有することができる。本体中の研磨粒子の含量は、上記に記述した最小および最大百分率のいずれかの間の範囲内であってよいことが認識されよう。
本明細書における実施形態の研磨物品は、ホーン、コーン、カップ、フランジ形状、シリンダー、ホイール、リング、およびこれらの組み合わせなどの形状を有する結合研磨材の形態であってよい本体を有することができる。1つの特定の実施形態において、本体は、結合研磨材のスナッギングホイールであってよい。
一実施形態によると、研磨物品は、ワークピースを研削およびコンディショニングするのに特に適合し得る。ある一定の好適なワークピースとして、無機材料、より特定的には、金属または金属合金からなるワークピースを挙げることができる。一実施形態によると、研磨物品は、ステンレス鋼またはチタンなどの研削材料に特に適合し得る。
研磨部の実施形態は、少なくとも約5kJ/mの破壊伝播靱性または破壊仕事(WOF)を有することができる。破壊伝播靱性WOFは、少なくとも約6kJ/m、少なくとも約7kJ/m、少なくとも約8kJ/m、少なくとも約9kJ/m、またはさらに少なくとも約10kJ/mであってもよい。さらに他のバージョンにおいて、破壊伝播靱性WOFは、約13kJ/m以下、約12kJ/m以下、約11kJ/m以下、またはさらに約10kJ/m以下であってよい。研磨部は、上記で記述した最小および最大値のいずれかの間の範囲内の破壊伝播靱性WOFを有することができることが認識されよう。
補強部材の実施形態は、補強部材の主面内に約100mm以下の開口面積を有する開口部を有することができる。他の実施形態において、開口面積は、補強部材の主面内で約80mm以下、約60mm以下、約40mm以下、約35mm以下、またはさらに約30mm以下であってよい。開口面積は、少なくとも約5mm、少なくとも約8mm、少なくとも約10mm、またはさらに少なくとも約12mmであってもよい。開口面積は、上記で記述した最小および最大値のいずれかの間の範囲内であってよいことが認識されよう。
開口部の実施形態は、その厚さの少なくとも一部を通して軸方向に延在していてよい。開口部は、補強部材の厚さを通して全体に延在していてよい。開口部は、境界を有して、多角形の二次元形状を画定していてもよい。
補強部材のさらに他の実施形態は、約950g/m以下の生地重量(または被コーティング重量)を有することができる。例えば、生地重量は、約800g/m以下、約600g/m以下、またはさらに約500g/m以下であってよい。代替的には、生地重量は、約400g/m以上、約450g/m以上、またはさらに約490g/m以上であってよい。生地重量は、上記で記述した最小および最大値のいずれかの間の範囲内であってもよい。
また、図4Aおよび4Bに示すように、補強部材は、間に開口部を含む繊維束を含んでいてよい。補強部材の種々の寸法(図4C)は、多くの因子、例えば、糸、コーティングの厚さ、および織り方に依存する。例えば、補強部材のいくつかの実施形態は、設定距離当たり選択された数の糸を有することができる。縦および横方向において、選択された糸の数は、いくつかの実施形態において、縦および横方向のいずれかまたは両方において、100mm当たり約10〜約15本であってよい。糸の中心間の理論上の距離または「s」(縦および横方向の両方で)は、いくつかの実施形態において、約5mm〜約17mmであってよい。格子寸法または「h」(すなわち、2本の糸間の距離)の例として、約2mm〜約9mmであってよい。格子寸法は、約8mm以下、例えば、約6mm以下、またはさらに約5mm以下であってもよい。格子寸法は、少なくとも約2mm、少なくとも約2.5mm、またはさらに少なくとも約3mmであってもよい。構成パラメータは、それぞれ、上記に記述したおおよその最小および最大値のいずれかの間の範囲内であってよい。
いくつかの実施形態において、糸の太さ「y」は、横方向において約2mm〜約4mm、縦方向において約1mm〜約3mmであってよい。糸の太さは、約6mm以下、例えば、約5mm以下、またはさらに約4mm以下であってもよい。同様に、構成パラメータは、それぞれ、上記に記述したおおよその最小および最大値のいずれかの間の範囲内であってよい。
糸のいくつかの実施形態は、約1mm以上、例えば、約1.2mm以上、約1.4mm以上、約1.6mm以上、約1.8mm以上、約2mm以上、約2.2mm以上、約2.4mm以上、約2.6mm以上、またはさらに約2.8mm以上の幅「y」を有することができる。他の実施形態において、繊維束の幅は、約4.5mm以下、例えば、約4mm以下、約3.5mm以下、約3mm以下、約2.5mm以下、またはさらに約2mm以下であってよい。該構造もまた、上記で記述した最小および最大値のいずれかの間の範囲内であってよい。
補強部材の実施形態は、少なくとも約2mm、例えば、少なくとも約2.5mm、少なくとも約3mm、少なくとも約3.5mm、少なくとも約4mm、少なくとも約4.2mm、少なくとも約4.4mm、またはさらに少なくとも約4.4mmである、1つの繊維束から隣接する繊維束までの格子距離「h」を含んでいてよい。他の実施形態において、繊維束間の距離は、約10mm以下、例えば、約8mm以下、約6mm以下、またはさらに約5mm以下である。繊維束間の距離もまた、上記で記述した最小および最大値のいずれかの間の範囲内であってよい。
図5を参照すると、本体の実施形態は、例えば、1インチバールで、少なくとも約1700lbfの付着力を有することができる。本体の付着力の実施形態は、少なくとも約1800lbf、例えば、少なくとも約1900lbfであってよい。他の実施形態において、付着力は、少なくとも約2200lbf以下、例えば、約2100lbf以下、またはさらに約2000lbf以下であってよい。付着力もまた、上記で記述した最小および最大値のいずれかの間の範囲内であってよい。
図5はまた、付着力変動因子(AVF)を含む本体を有する研磨切削ツールを表す。AVFは、各サンプルについての(図5における縦方向に)データ点の相対的な「広がり」として定義され得る。本明細書に開示されている実施形態は、約10%以下、例えば、約8%以下、約6%以下、またはさらに約4%以下のAVFを有していてよい。さらに他の実施形態は、少なくとも1%、例えば、少なくとも2%であるAVFを有する。AVFもまた、上記で記述した最小および最大値のいずれかの間の範囲内であってよい。
補強部材の実施形態は、少なくとも約3.3kJ/m、例えば、少なくとも約3.4kJ/m、少なくとも約3.6kJ/m、少なくとも約3.8kJ/m、少なくとも約4kJ/m、またはさらに少なくとも約4.2kJ/mの破砕開始靱性(G1C)を有することができる。他の実施形態は、約5kJ/m以下、例えば、約4.8kJ/m以下、またはさらに約4.6kJ/m以下のG1Cを有することができる。G1Cもまた、上記で記述した最小および最大値のいずれかの間の範囲内であってよい。
破砕開始靱性(G1C)および破壊伝播靱性WOFの両方の比較を、3つの従来のサンプルおよび本明細書における実施形態によるサンプルについて行った。G1CおよびWOF試験は、クラック開始エネルギーおよびクラック伝播安定性をそれぞれ測定するものである。G1C値は、事前の欠陥によってサンプルにおいてクラックが開始する点を測定することによって求める。WOFは、サンプル全体を通してクラックを伝播させるのに要する全エネルギーを測定することによって算出する。クラックが安定して成長すると、G1CがWOFと等しくなる。不安定な破砕が存在すると、初期のクラックが、安定な成長よりも遠くに伝播する。結果として、不安定なWOFは、G1C未満である。繊維強化複合体のような材料では、クラックが成長するにつれてクラックを伝播させることがより難しくなるため、WOFは、G1Cよりも大きい。
1CおよびWOFは、いずれも、単一のサンプル、例えば、矩形のバーから求めることができる。試験において、片側縁切欠(SEN)幾何学形状を採用する。サンプルの幅(例えば、0.5〜1.5インチ)は、ウエブの数および間隔に依存する。0.14インチの切欠は、0.005インチ厚のダイヤモンドホイールによってバーの縁に沿って切断される。試料の厚さは0.5インチであり、0.36インチのクラックされていないリガメントを残す。切欠されたサンプルを、2インチの荷重スパンで3点屈曲治具に置く。該荷重は、0.02インチ/分で適用する。クラックが開始する点において、G1Cを、JG Williams (Fracture Mechanics of Polymers、Ellis Horwood Ltd、chapter 4 (1984))によって開発された技術を用いて算出する。開始後、バー全体が破砕されるまで荷重を続ける。元のクラックされていないリガメントの面積で割った全積分エネルギーがWOFである。また、WOFは、ウエブ間隔(例えば、ウエブ間で約0.2〜約1インチ)によっても変化し、同じくサンプルの幅によって求められる。
従来のサンプルCS11、CS12およびCS13を、市販されているIPAC繊維ガラスウエブ103、24および717によってそれぞれ形成した。サンプルS11を、Adforsから市販されているウエブT700LLを用いて形成した。サンプルS11は、ロック絡み織りを含み、これは、標準の絡み織りに、絡み織り模様をロックしてさらに高い繊維安定性を付与するための縦方向のさらなる糸を加えたものである。サンプルの他の可変物はいずれも同一であった。この例の結果は、表1に表される。
また、図4Aおよび4Bに示すように、サンプルS11、CS11およびCS12を、糸幅および開口部幅などの種々のパラメータについて測定した。サンプルS11、CS11およびCS12の種々の寸法を図4Cの表に示す。サンプルS11の理論寸法および実測値の両方が含まれている。
図5を再び参照すると、付着力変動因子(AVF)を種々のサンプルについて計算することができる。AVFを、各サンプルについての(図5における縦方向に)データ点の相対的な「広がり」として定義する。サンプルCS11、CS12、CS13およびS11は、本明細書において先に記載されているものと同じである。サンプルCS14は、T350L型としてAdforsから市販されている従来のサンプルである。この試験では、1インチ幅の試料を切欠させる。切欠の根元は、ガラスウエブの縁にある。くさびを切欠内で駆動させ、試料を裂く。これは、「くさび駆動式層間剥離試験」と呼ばれる層間剥離試験の種である。
S11に関する付着力(lbf)データ点の全てが約1835〜1950lbfの間にあり、平均が約1892lbfである。このように、S11のAVFは、上端で(1950−1892)/1892=3%であり、下端で(1892−1835)/1892=3%であり、合計が約6%である。
対照的に、CS11の上下端におけるAVFは、それぞれ、(1981−1900)/1900=4%、(1900−1613)/1900=15%であり、またはCS11に関する合計AVFが19%である。
CS12の上下端におけるAVFは、それぞれ、(2037−1875)/1875=9%、(1875−1346)/1875=28%であり、またはCS12に関する合計AVFが37%である。
CS13の上下端におけるAVFは、それぞれ、(2035−1625)/1625=25%、(1625−817)/1625=50%であり、またはCS13に関する合計AVFが75%である。
CS14の上下端におけるAVFは、それぞれ、(1749−1450)/1450=21%、(1450−1028)/1450=29%であり、またはCS14に関する合計AVFが50%である。
このように、AVFは、従来のサンプルに関するものよりも、本明細書に開示されている実施形態とはるかに整合性が取れている。
他の実施形態は、以下の項を含んでいてよい:
項1.研磨部を含む本体において、研磨部が:
結合材と;
結合材に含有される研磨粒子と;
本体に含有される補強部材と
を含む、上記本体を含む研磨物品であって、研磨部が少なくとも約5kJ/mの破壊伝播靱性WOFを有し、補強部材が、補強部材の主面内に開口面積が約100mm以下である開口部を有する、研磨物品。
項2.破壊伝播靱性WOFが、少なくとも約6kJ/m、少なくとも約7kJ/m、少なくとも約8kJ/m、少なくとも約9kJ/m、少なくとも約10kJ/mであり、約13kJ/m以下、約12kJ/m以下、約11kJ/m以下、約10kJ/m以下である、項1の研磨物品。
項3.補強部材が、約950g/m以下、約800g/m以下、約600g/m以下、約500g/m以下であり、約400g/m以上、約450g/m以上、約490g/m以上である生地重量を含む、項1の研磨物品。
項4.補強部材が、少なくとも約1mm、例えば、少なくとも約1.1mm、少なくとも約1.2mm、少なくとも約1.3mmであり、約2mm以下、約1.8mm以下、約1.5mm以下、約1.4mm以下である最大厚さを含む、項1の研磨切削ツール。
項5.補強部材が、間に開口部を有する糸を含み、糸が、約1mm以上、約1.2mm以上、約1.4mm以上、約1.6mm以上、かつ約4mm以下、約3.5mm以下、約3mm以下の幅を有する、項1の研磨物品。
項6.開口面積が、補強部材の主面内で約80mm以下、約60mm以下、約40mm以下、約35mm以下、約30mm以下であり、開口面積が、少なくとも約5mm、少なくとも約8mm、少なくとも約10mm、少なくとも約12mmである、項1の研磨切削ツール。
項7.補強部材が、間に開口部を含む繊維束を含み、1つの繊維束から隣接する繊維束までの距離が、少なくとも約2mm、少なくとも約3mm、少なくとも約3.5mm、かつ約10mm以下、約8mm以下、約6mm以下である、項1の研磨物品。
項8.開口部が、その厚さの少なくとも一部を通して軸方向に延在しており、開口部が、補強部材の厚さを通して全体に延在しており、開口部が、境界を有し、多角形の二次元形状を画定している、項1の研磨切削ツール。
項9.補強部材が、約0.5%以下、少なくとも約1%、少なくとも約1.1%、少なくとも約1.2%、かつ約5%以下、約2%以下、約1.5%以下の、本体の平均厚さを含む、項1の研磨切削ツール。
項10.研磨部対補強部材の体積比が、少なくとも約5、少なくとも約10、少なくとも約15、かつ約20以下、約15以下、約10以下である、項1の研磨切削ツール。
項11.本体が、少なくとも約1700lbfの付着力を有する、項1の研磨切削ツール。
項12.本体の付着力が、少なくとも約1800lbf、少なくとも約1900lbf、少なくとも約2200lbf以下、約2100lbf以下、約2000lbf以下である、項11の研磨物品。
項13.本体が、約10%以下の付着力変動因子(AVF)を有する、項1の研磨切削ツール。
項14.本体のAVFが、約8%以下、約6%以下、約4%以下;少なくとも1%、少なくとも2%である、項13の研磨物品。
項15.補強部材が、少なくとも約3.3kJ/m、少なくとも約3.4kJ/m、少なくとも約3.6kJ/m、少なくとも約3.8kJ/m、少なくとも約4kJ/m、少なくとも約4.2kJ/m、かつ約5kJ/m以下、約4.8kJ/m以下、約4.6kJ/m以下の破砕開始靱性(G1C)を有する、項1の研磨物品。
項16.研磨物品が、少なくとも約50cm、少なくとも約60cm、少なくとも約70cm、少なくとも約80cm、少なくとも約90cm、かつ約120cm以下、約110cm以下、約100cm以下、約90cm以下、約80cm以下の外径を有する、項1の研磨物品。
項17.研磨物品が、少なくとも約3cm、少なくとも約5cm、少なくとも約7cm、少なくとも約9cm、少なくとも約11cm、かつ約18cm以下、約16cm以下、約14cm以下、約12cm以下、約10cm以下の軸方向厚さを有する、項1の研磨物品。
項18.研磨物品が、少なくとも約2、少なくとも約5、少なくとも約7、少なくとも約10、少なくとも約20、かつ約40以下、約30以下、約20以下、約15以下、約10以下の、外径OD対軸方向厚さATのアスペクト比(OD:AT)を有する、項1の研磨物品。
項19.本体が、約10体積%以下、約5体積%以下、約4体積%以下、約3体積%以下、約2体積%以下、約1.5体積%以下、約1体積%以下、約0.8体積%以下、約0.5体積%以下、約0.3体積%以下、約0.1体積%以下、少なくとも約0.001体積%、少なくとも約0.01体積%の、本体の全体積での多孔率を含む、項1の研磨物品。
項20.研磨物品が、少なくとも約10,000sfpm、少なくとも約11,000sfpm、少なくとも約12,000sfpmの速度で作動するように構成されている、項1の研磨物品。
項21.研磨物品がホットプレスされている、項1の研磨物品。
項22.補強部材が、第1補強部材を含み、第1補強部材が、研磨部に当接しており、第1補強部材が、研磨部内に設置されており、第1補強部材が、本体の外部表面を画定しており、第1補強部材が、本体内で内部に設置されている、項1の研磨物品。
項23.第1補強部材が、本体の全直径を通して延在しており、第1補強部材が、第1主表面および第2主表面を含む平面部材を含み、研磨部が、第1主表面を覆っており、研磨部が、第1補強部材の第1主表面と直接接触している、項22の研磨物品。
項24.第2補強部材をさらに含み、第1補強部材および第2補強部材が、本体内で互いから離間されており、研磨部の少なくとも一部が、第1補強部材と第2補強部材との間に設置されている、項22の研磨物品。
項25.第1補強部材が、本体の平均厚さの少なくとも約0.5%、少なくとも約1%、少なくとも約1.1%、少なくとも約1.2%、かつ約5%以下、約2%以下、約1.5%以下である、項22の研磨物品。
項26.結合材が、有機材料、無機材料、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される材料を含み、結合材が、金属、ガラス質材料、セラミック、樹脂、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される材料を含み、結合材が、フェノール樹脂を含む、項1の研磨物品。
項27.本体が、充填剤をさらに含み、結合材が、充填剤をさらに含み、充填剤が、粉末、顆粒、球体、繊維、ストランド短繊維(CSF)およびこれらの組み合わせからなる群から選択される材料を含み、充填剤が、有機材料、無機材料、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される材料を含み、充填剤が、砂、バブルアルミナ、クロマイト、マグネサイト、ドロマイト、バブルムライト、ホウ化物、二酸化チタン、炭素製品、炭化ケイ素、木粉、クレイ、タルク、六方晶窒化ホウ素、二硫化モリブデン、長石、霞石閃長岩、ガラス球体、ガラス繊維、CaF、KBF、氷晶石(NaAlF)、カリウム氷晶石(KAlF)、黄鉄鉱、ZnS、硫化銅、鉱物油、フッ化物、炭酸塩、炭酸カルシウム、サラン、フェノキシ樹脂、CaO、KSO、ミネラルウール、MnCl、KCl、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される材料を含み、充填剤が、帯電防止剤、潤滑剤、多孔性誘導剤、着色剤、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される材料を含む、項1の研磨物品。
項28.研磨部内に含有され、約40μm以下の平均粒径を有する鉄および硫黄を含む第1充填剤をさらに含み、第1充填剤が、黄鉄鉱(FeS)を含み、第1充填剤が、黄鉄鉱から本質的になる、項1の研磨物品。
項29.本体が、本体の全体積について少なくとも約30体積%、少なくとも約35体積%、少なくとも約40体積%、少なくとも約45体積%、少なくとも約50体積%、少なくとも約55体積%、少なくとも約60体積%、少なくとも約65体積%、かつ約70体積%以下、約65体積%以下、約60体積%以下、約55体積%以下、約50体積%以下、約45体積%以下、約40体積%以下、約35体積%以下の結合材を含む、項1の研磨物品。
項30.本体が、本体の全体積について少なくとも約30体積%、少なくとも約35体積%、少なくとも約40体積%、少なくとも約45体積%、少なくとも約50体積%、少なくとも約55体積%、少なくとも約60体積%、少なくとも約65体積%、かつ約70体積%以下、約65体積%以下、約60体積%以下、約55体積%以下、約50体積%以下、約45体積%以下、約40体積%以下、約35体積%以下の研磨粒子を含む、項1の研磨物品。
項31.本体が、ホーン、コーン、カップ、フランジ形状、シリンダー、ホイール、リング、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される形状を有する結合研磨本体の形態であり、本体が、結合研磨材のスナッギングホイールである、項1の研磨物品。
項32.補強部材が、有機材料、ポリイミド、ポリアミド、ポリエステル、アラミド、またはこれらの組み合わせを含む、項1の研磨物品。
項33.補強部材が、無機材料、セラミック、ガラス、ガラス−セラミック、またはこれらの組み合わせを含み、補強部材が、フェノール樹脂系結合剤を含む、項1の研磨物品。
項34.研磨部を含む本体において、研磨部が:
結合材と;
結合材に含有される研磨粒子と;
本体に含有される補強部材と;
を含む、上記本体を含む研磨物品であって、本体が、少なくとも約1700lbfの付着力、および約10%以下の付着力変動因子(AVF)を有する、研磨物品。
項35.本体の付着力が、少なくとも約1800lbf、少なくとも約1900lbf、少なくとも約2200lbf以下、約2100lbf以下、約2000lbf以下である、項34の研磨物品。
項36.本体の付着力変動因子(AVF)が、約8%以下、約6%以下、約4%以下;少なくとも1%、少なくとも2%である、項34の研磨物品。
項37.研磨部を含む本体において、研磨部が:
結合材と;
結合材に含有される研磨粒子と;
研磨部内に含有され、約40μm以下の平均粒径を有する鉄および硫黄を含む第1充填剤と;
本体に含有される補強部材において、補強部材が:
(a)約950g/m以下の生地重量;または
(b)約2mm以下の厚さ;または
(c)間に開口部を含む繊維束において、1つの繊維束と1つの開口部とが、約15mm以下の組み合わせ寸法を有する、上記繊維束;または
(d)開口面積が約100mm以下である開口部
を有する、上記補強部材と
を含む、上記本体を含む研磨物品。
項38.補強部材が、ロック絡み織りを含む、項1の研磨物品。
本明細書に開示されているプロセスおよび研磨物品は、最新式からの脱却を表している。本明細書における研磨物品は、特徴の組み合わせを利用することができ、例えば、研磨粒子は、限定されないが、組成、平均孔径、平均多孔率、平均結晶径、結晶形状、およびこれらの組み合わせを含めた、ある一定の特徴を有している。また、研磨物品は、結合材、結合材の含量、研磨粒子の含量、充填剤などのさらなる特徴を利用して良い。全体が理解されるわけではないが、特徴を組み合わせることにより、予想外の顕著な改良された性能を実証する研磨物品の形成が容易になる。
上記開示されている主題は、例示的であって、限定的ではないとみなされるべきであり、添付の特許請求の範囲は、本発明の真の範囲内にある全てのかかる変更、改善、および他の実施形態を包含することが意図される。このように、本発明の範囲は、法によって許容される最大限の程度まで、以下の特許請求の範囲およびその等価物の最も広範な許容される解釈によって決定されるべきであり、上記の詳細な説明によって制限または限定されてはならない。
要約は、特許法に応じるべく提供しており、特許請求の範囲または意味を解釈または限定するのに用いられないという理解を以て提出している。また、上記の詳細な説明において、種々の特徴が、開示内容を簡潔化する目的で単一の実施形態において一緒にグループ化されまたは記載されていることがある。本開示内容は、特許請求の範囲の実施形態が、各請求項において明確に記載されているよりも多くの特徴を必要とするという意図を反映するとして解釈されてはならない。むしろ、以下の特許請求の範囲が反映しているように、発明の主題が、開示されている実施形態のいずれの全特徴よりも少ないものを対象としていることがある。このように、以下の特許請求の範囲は、各請求項が、別々に特許請求されている主題を定義するものとして自身に基づいて、詳細な説明に組み込まれる。

Claims (15)

  1. 研磨部を含む本体において、前記研磨部が:
    結合材と;
    前記結合材に含有される研磨粒子と;
    前記本体に含有される補強部材と
    を含む、前記本体を含む研磨物品であって、前記研磨部が少なくとも約5kJ/mの破壊伝播靱性WOFを有し、前記補強部材が、前記補強部材の主面内に開口面積が約100mm以下である開口部を有する、研磨物品。
  2. 研磨部を含む本体において、前記研磨部が:
    結合材と;
    前記結合材に含有される研磨粒子と;
    前記本体に含有され、開口部を有する補強部材と
    を含む、前記本体を含む研磨物品であって、前記本体が、少なくとも約1700lbfの付着力、および約10%以下の付着力変動因子(AVF)を有する、研磨物品。
  3. 破壊伝播靱性WOFが、少なくとも約6kJ/mかつ約13kJ/m以下である、請求項1または2に記載の研磨物品。
  4. 前記補強部材が、約950g/m以下かつ約400g/m以上の生地重量を含む、上記請求項のいずれか一項に記載の研磨物品。
  5. 前記補強部材が、少なくとも約1mmかつ約2mm以下の最大厚さを含む、上記請求項のいずれか一項に記載の研磨物品。
  6. 前記補強部材が、間に前記開口部を含む糸を含み、前記糸が、約1mm以上かつ約4mm以下の幅を有する、上記請求項のいずれか一項に記載の研磨物品。
  7. 前記開口面積が、前記補強部材の前記主面内で約80mm以下であり、少なくとも約5mmである、上記請求項のいずれか一項に記載の研磨物品。
  8. 前記補強部材が、間に前記開口部を含む繊維束を含み、1つの繊維束から隣接する繊維束までの距離が、少なくとも約2mmかつ約10mm以下である、上記請求項のいずれか一項に記載の研磨物品。
  9. 前記研磨部対前記補強部材の体積比が、少なくとも約5かつ約20以下である、上記請求項のいずれか一項に記載の研磨物品。
  10. 前記補強部材が、少なくとも約3.3kJ/mかつ約5kJ/m以下の破砕開始靱性(G1C)を有する、上記請求項のいずれか一項に記載の研磨物品。
  11. 前記本体が、約10体積%以下かつ少なくとも約0.001体積%の、前記本体の全体積での多孔率を含む、上記請求項のいずれか一項に記載の研磨物品。
  12. 前記研磨部内に含有され、約40μm以下の平均粒径を有する鉄および硫黄を含む第1充填剤をさらに含み、前記第1充填剤が、黄鉄鉱(FeS)を含む、上記請求項のいずれか一項に記載の研磨物品。
  13. 前記本体の付着力が、少なくとも約1800lbfかつ少なくとも約2200lbf以下である、上記請求項のいずれか一項に記載の研磨物品。
  14. 前記本体の付着力変動因子(AVF)が、約8%以下かつ少なくとも約1%である、上記請求項のいずれか一項に記載の研磨物品。
  15. 前記補強部材が、ロック絡み織りを含む、上記請求項のいずれか一項に記載の研磨物品。
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