JPH07116816B2 - 外壁の目地構造 - Google Patents

外壁の目地構造

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JPH07116816B2
JPH07116816B2 JP3651593A JP3651593A JPH07116816B2 JP H07116816 B2 JPH07116816 B2 JP H07116816B2 JP 3651593 A JP3651593 A JP 3651593A JP 3651593 A JP3651593 A JP 3651593A JP H07116816 B2 JPH07116816 B2 JP H07116816B2
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JP
Japan
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panel
caulking
joint groove
joint
wall
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Inventor
英男 岡本
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ナショナル住宅産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート系パネル
を並べて形成される家屋の外壁の目地構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】家屋等の外壁は複数枚のパネル1を上下
或いは左右に並べて形成されるものであり、それらパネ
ル1の端部が対向する突き合わせ部分には防水のために
コーキング3を充填するようにしてある。しかしながら
コーキング3のみで防水効果を得ることは困難であり、
従来より種々の目地構造を採用することによってパネル
1の突き合わせ部分の防水効果を向上させている。図2
(a)にはその一例が示してあり、外壁を形成するパネ
ル1、1を端部を対向させて上下に配設し、端部間の目
地空間9の屋内側に2次防水材として水密材11を設け
ると共に端部間の目地空間9の屋外側に1次防水材とし
てコーキング3を充填したものである。このような目地
構造にすると、コーキング3が亀裂等の発生によって防
水機能を失っても水密材11で防水することができるも
のである。また図2(b)には別の例が示してあり、上
側のパネル1aの下端部の屋内側に切欠部6を設け、下
側のパネル1bの上端部の屋内側に突出部7を形成する
と共にパネル1bの上端面の屋外側を屋外側に下り傾斜
する傾斜面8として形成し、パネル1aの切欠部6にパ
ネル1bの突出部7を挿入することによってパネル1
a、1bを上下に配設し、端部間の目地空間9の屋外側
にコーキング3を充填したものである。このような目地
構造にすると、コーキング3が亀裂等の発生によって防
水機能を失って雨水等が侵入しても、雨水は傾斜面8を
上って屋内側に入り込むことができず、防水ができるも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし図2(a)に示
すものではパネル1、1の端部間の目地空間9の間隔が
場所によって一定ではなく、目地空間9の間隔が狭い場
合には水密材11を配設することができず、目地空間9
に高い防水機能を付与することができなかった。また図
2(b)に示すものではパネル1a、1bを複雑に加工
しなければならず、手間がかかるものであり、また突出
部7等が欠け易かったり、パネル1a、1bの厚みを厚
くする必要があった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、加工が簡単で高い防水機能を有する外壁の目地構
造を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る外壁の目地
構造は、パネル1の端部に他のパネル1の端部を突き合
わせると共にこの突き合わせ部分に屋外側に開口する目
地溝2を設け、目地溝2内にコーキング3を充填すると
共に目地溝2の底部5にコーキング3よりも伸縮率の大
きい防水材4を設けて成ることを特徴とするものであ
る。
【0006】
【作用】パネル1の端部に他のパネル1の端部を突き合
わせると共にこの突き合わせ部分に表面に開口する目地
溝2を設け、目地溝2内にコーキング3を充填すると共
に目地溝2の底部5にコーキング3よりも伸縮率の大き
い防水材4を設けたので、パネル1の振動や伸縮等によ
ってコーキング3に亀裂が発生しても、防水材4は伸縮
率が大きいので破損することがなく、コーキング3の亀
裂から雨水等が侵入しても防水材4によって防水するこ
とができる。
【0007】
【実施例】以下本発明を実施例によって詳述する。パネ
ル1はALC等の軽量コンクリートで形成してあり、そ
の上端部には屋外側と上側に開口する上切欠部2bがパ
ネル1の幅方向の全長に亘って形成してあると共に下端
部には屋外側と下側に開口する下切欠部2aがパネル1
の幅方向の全長に亘って設けてある。パネル1はALC
に限るものではなく、外壁を形成できるものであれば何
れでもよい。
【0008】コーキング3は1次防水として用いるもの
であり、水密性のあるパテ等で形成されるものである。
防水材4は2次防水として用いるものであり、水密性が
あり且つ上記コーキング3よりも伸縮率の大きいもので
形成してある。その一例としてはブチルテープ等が挙げ
られる。
【0009】そしてパネル1をパネル枠等の外壁下地に
取り付けると共にパネル1の上端部に他のパネル1の下
端部を突き合わせて配設する。このとき下側のパネル1
の上切欠部2bと上側のパネル1の下切欠部2aを対向
させることによって屋外側に開口する目地溝2が形成さ
れるものである。次に目地溝2の底部5に防水材4を張
り付けると共に目地溝2内にコーキング3を充填して硬
化させる。こうして図1(a)に示すような目地構造が
形成されるものである。また目地溝2の上下方向の幅が
防水材4よりも狭い場合は、図1(c)に示すように防
水材4の上下端部を屋外側に折り曲げ、目地溝2の内壁
10に防水材4の上下端部を張り付けるようにする。さ
らに目地溝2の上下方向の幅が防水材4よりも広い場合
は、図1(b)に示すように目地溝2の底部5にまでコ
ーキング3を充填するようにする。
【0010】上記のような目地構造にすると、パネル1
に上切欠部2bと下切欠部2aを形成するだけであるの
で、加工が簡単に行えるものであり、ALCを使用した
パネル1であるとパネル1の加工が不要になる場合があ
る。またコーキング3を目地溝2内に充填して内壁10
と底部5に固着させる(三面接着)と、パネル1の振動
や伸縮等でコーキング3に亀裂が生じる恐れがあるが、
この実施例では防水材4がコーキング3よりも伸縮率が
大きいために、コーキング3が底部5に固着していない
状態と同様の状態であり、よってコーキング3と防水材
4とは固着しても問題がなく、防水材4を張り付けた後
すぐにコーキング3を充填することができる。さらにた
とえコーキング3にパネル1の振動や伸縮等によって亀
裂が生じたとしても、防水材4は伸縮率が大きいので亀
裂が生じることはなく、雨水等の侵入をこの防水材4で
防ぐことができる。また目地溝2の上下方向の幅が一定
でなくても対応することができるものである。さらに図
2(a)に示す従来例では柄合わせのためにパネル1を
取り付け後にずらして移動させることができなかった
が、この実施例によるとパネル1を取り付けてから防水
材4やコーキング3を形成するので、パネル1を取り付
け後の柄合わせを容易に行うことができる。また従来の
ボンドブレーカーを使用した時と同様の取付方法で外壁
を形成することができる。
【0011】
【発明の効果】上記のように本発明は、パネルの端部に
他のパネルを突き合わせると共にこの突き合わせ部分に
屋外側に開口する目地溝を設け、目地溝内にコーキング
を充填すると共に目地溝の底部にコーキングよりも伸縮
率の大きい防水材を設けたので、パネルの振動や伸縮等
によってコーキングに亀裂が発生しても、防水材は伸縮
率が大きいので破損することがなく、コーキングの亀裂
から雨水等が侵入しても防水材によって防水することが
でき、目地溝を設けるなどの簡単な加工で高い防水機能
を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の(a)、(b)、(c)は
断面図である。
【図2】従来例の(a)、(b)は断面図である。
【符号の説明】
1 パネル 2 目地溝 3 コーキング 4 防水材 5 底部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 1/684

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルの端部に他のパネルの端部を突き
    合わせると共にこの突き合わせ部分に屋外側に開口する
    目地溝を設け、目地溝内にコーキングを充填すると共に
    目地溝の底部にコーキングよりも伸縮率の大きい防水材
    を設けて成る外壁の目地構造。
JP3651593A 1993-02-25 1993-02-25 外壁の目地構造 Expired - Fee Related JPH07116816B2 (ja)

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JP2007056455A (ja) * 2005-08-22 2007-03-08 Asahi Kasei Homes Kk 目地構造および外壁目地材
WO2007053119A1 (en) * 2005-11-04 2007-05-10 National University Of Singapore Method of applying a coating medium and a preformed panel
JP6512747B2 (ja) * 2013-06-28 2019-05-15 ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company レイズドパネルアセンブリの組立及び分解のためのシステム、方法及びコンポーネント

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