JPH07116676B2 - ピロリン系化合物を用いる染色法又は着色法 - Google Patents

ピロリン系化合物を用いる染色法又は着色法

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JPH07116676B2
JPH07116676B2 JP4242588A JP24258892A JPH07116676B2 JP H07116676 B2 JPH07116676 B2 JP H07116676B2 JP 4242588 A JP4242588 A JP 4242588A JP 24258892 A JP24258892 A JP 24258892A JP H07116676 B2 JPH07116676 B2 JP H07116676B2
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弘之 松本
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Nippon Kayaku Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B57/00Other synthetic dyes of known constitution

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  • Organic Chemistry (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は疎水性繊維の染色及び
合成樹脂類の着色法に関し、更に詳しくはピロリン系化
合物を用いる繊維類の染色法又は樹脂類の着色法に関す
る。
【0002】従来、疎水性繊維の染色、合成樹脂の着色
に於て、青色乃至緑青色の深い色調の染色物又は着色物
を得るにはモノアゾ系分散染料、アントラキノン系分散
染料、ナフトキノン系分散染料、フタロシアニン系顔
料、多環縮合系顔料等が使用されているが、樹脂の着色
力、繊維への親和性、樹脂への相容性及び染色物又は着
色物の耐光性、耐湿潤性、耐溶剤性等種々の要求に対応
し得るものは少ない。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】上述の状況に鑑み、
色価が高く、鮮明にして繊維又は樹脂への親和性に富
み、且つ堅牢度に優れた着色剤の開発が望まれている。
【0004】
【課題を解決する為の手段】鮮明にして繊維又は樹脂に
対する着色力の高い着色剤を得るべく鋭意研究の結果、
本発明に至った。即ち本発明は、下記式(1)
【0005】
【化2】
【0006】(式(1)中、R、Rは夫々独立して
アルキル(C)、アリル、アルコキシ(C
)エチル、アリロキシエチル、フェノキシエチ
ル、フェニルアルキル(C)、アルコキシ(C
)カルボニルアルキル(C)又はフェノキシ
エトキシカルボニルアルキル(C)を、Rは水
素、アルキル(C)、アリルベンジル、クロロベ
ンジル、ニトロベンジル、フェネチル、アルコキシ(C
)カルボニルアルキル(C)、フェノキシ
エトキシカルボニルアルキル(C)又はシアノア
ルキル(C)を表す。但し、Rが水素の時、R
,Rがメチル、エチル、メトキシエチル、エトキシ
エチルの各々同じ又は異なって組合せる場合を除く。)
で表されるピロリン系化合物及びこれを使用する疎水性
繊維の染色及び合成樹脂類の着色法を提供する。
【0007】本発明における式(1)の化合物は例えば
次のようにして製造される。式(2)
【0008】
【化3】
【0009】(式(2)中、R1 、R2 は前記と同じ意
味を表す)で表される化合物に塩基の存在下に式(3) R3 −X (3) (式(3)中、R3 は前記と同じ意味を表し、XはC
l、Br又はIを表す)の化合物を縮合させる事により
前記式(1)で表されるピロリン系化合物が得られる。
【0010】又式(4)で表される化合物をクロル化し
て式(5)で表される化合物を得、
【0011】
【化4】
【0012】
【化5】
【0013】次いで(6)で表される化合物を縮合させ
ることにより式(2)で表されるピロリン系化合物を得
る。而して本発明におけるピロリン系化合物(2)は、
下記工程に示す如く1,1,3−トリシアノ−2−イミ
ノ−プロパン(マロノニトリルダイマー)ナトリウム塩
とオキサル酸ジエチルをアルコール中ナトリウムアルコ
ラートの存在下、縮合して、化合物(4)となし、これ
に有機溶媒中クロル化剤を作用せしめて(5)となし、
これを単離もしくは単離する事なく連続して化合物
(6)を反応させて化合物(2)となし更に所望によ
り、化合物(3)を反応させて、式(1)とする事によ
り製造される。
【0014】
【化6】
【0015】化合物(6)の具体例としてはN,N−ジ
エチルアニリン、N,N−ジプロピルアニリン、N,N
−ジブチルアニリン、N,N−ジペンチルアニリン、
N,N−ジヘキシルアニリン、N,N−ジアリルアニリ
ン、N,N−ジ(メトキシエチル)アニリン、N,N−
ジ(エトキシエチル)アニリン、N,N−ジ(ブトキシ
エチル)アニリン、N,N−ジ(ヘキシルオキシエチ
ル)アニレン、N,N−ジ(アリロキシエチル)アニリ
ン、N−エチル−N−ベンジルアニリン、N−エチル−
N−フェネチルアニリン、N−メチル、N−(3−フェ
ニルプロピル)−アニリン、N−エチル−N(3−フェ
ニルプロピル)−アニリン、N−ブチル−N(3−フェ
ニルプロピル)アニリン、N,N−ジ(フェノキシエチ
ル)−アニリン、N,N−ジ(メトキシカルボニルメチ
ル)アニリン、N,N−ジ(エトキシカルボルニルメチ
ル)アニリン、N,N−ジ(ブトシキカルボニルメチ
ル)−アニリン、N,N−ジ(メトキシカルボニルエチ
ル)アニリン、N,N−ジ(エトキシカルボニルエチ
ル)アニリン、N,N−ジ(メトキシカルボニルプロピ
ル)アニリン、N,N−ジ(エトキシカルボニルプロピ
ル)アニリン、N,N−ジ(フェノキシエトキシカルボ
ニルプロピル)−アニリン、N,N−ジ(フェノキシエ
トキシカルボニルエチル)−アニリン等が例示される。
【0016】クロル化剤の例としては、オキシ塩化リ
ン、チオニルクロライド、ホスゲン等が挙げられる。ク
ロル化反応における有機溶媒の例としては、N,N−ジ
メチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチ
ルピロリドン、アセトニトリル、スルホラン、テトラヒ
ドロフラン、等が挙げられる。式(4)のクロル化反応
は−10〜50℃好ましくは0℃〜10℃にて容易に進
行し、そのクロル化物(5)が得られる。反応性成物
(5)を氷水に注ぎ,アルカリで中和する事により単離
する事もできるが単離せず、連続して次の工程、即ち化
合物(6)を−10〜50℃,好ましくは0〜10℃で
反応させ容易に化合物(2)を得る事ができる。連続反
応で(2)を得る場合の有機溶媒としては、N,N−ジ
メチルホルムアミドが特に好適である。又、化合物
(2)を有機溶媒,たとえばN,N−ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキホシド、N−メチルピロリド
ン、スルホラン等の中で塩基の存在下に化合物(3)を
30℃〜120℃、好ましくは50〜100℃で反応せ
しめて、化合物(1)を得る事ができる。
【0017】なお塩基の具体例としては炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、酸化マグネシ
ウム、ピリジン等があげられる。又、化合物(3)の具
体例としてはヨウ化メチル、エチルブロマイド、ブチル
プロマイド、ヘキシルプロルイド、アニルプロマイド、
ベンジルクライド、アリルプロマイド、ベンジルクロラ
イド、クロルベンジルクロライド、ニトロベンジルクロ
ライド、フエネルクロライド、メトキシカルボニルメチ
ルクロライド、メトキシカルボニルメチルプロマイド、
エトキシカルボニルメチルプロマイド、3−(メトキシ
カルボニル)プロピルプロマイド、3−(エトキシカル
ボニル)−プロピルプロマイド、3−(フェノキシエト
キシカルボニル)プロピルプロマイド、2(フェノイシ
エトキシカルボニル)エチルプロマイド、2−シアノエ
チルプロマイド、シアノメチルプロマイド等が挙げられ
る。
【0018】又1,1,3−トリシアノ−2−イミノ−
プロパン(マロノニトリルダイマー)ナトリウム塩とオ
キサル酸ジエチルとの縮合は、たとえばナトリウムエト
キシド、ポタシウムブトキシド、ナトリウムメトキシド
等の金属アルコラートの存在下、エチルアルコール等の
アルコール溶媒中、室温(20〜30℃)で攪拌する事
により容易に進行し、化合物(4)を得る事ができる。
【0019】而して、これらのピロリン系化合物(1)
は鮮明な青色乃至緑青色であって、疎水性繊維例えばポ
リエステル繊維、トリアセテート繊維、ポリアミド繊維
の染色、捺染、更にはアルカリ抜染、防染に適し、染色
にあたっては式(1)のピロリン系化合物を単独に、又
は任意に混合して用いる事ができる。次に染色方法につ
いて説明する。
【0020】式(1)のピロリン系化合物はナフタレン
スルホン酸のホルマリン縮合物、リグニンスルホン酸等
のアニオン性分散剤又はアルキルアミンのエチレンオキ
サイド付加物、アルキルフェノールのエチレンオキサイ
ド付加物等の非イオン性分散剤の存在下、少量の水で擂
漬又はサンドミルで充分粉砕し必要に応じて液状である
いは乾燥して粉末状で使用に供される。
【0021】実際の染色にあたっては例えば次のような
それ自体公知の方法が採用される。 (1)高温染色法 水媒体中で加圧下120〜140℃で染色を行なう。 (2)キャリー染色法 メチルナフタレン、モノクロルベンゼン等の助剤の存在
下で水媒体中100℃で染色を行なう。 (3)サーモゾール染色法 粉砕染料を含む液に布をバッディングし、次いで中間乾
燥し引き続き乾熱処理を施す。 (4)捺染法 粉砕染料及びその他の薬剤からなる捺染を印捺し引き続
き、HTスチーミング(高温蒸熱)、あるいはHPスチ
ーミング(高温蒸熱)を行なう。 (5)アルカリ捺染法 前記(1)又は(2)によって得られた染色布に炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム等を含有する捺染剤を所望の模
様に印捺し次いでHTスチーミング又はHPスチーミン
グを行なう。 (6)アルカリ防染法 炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのような防染剤を含んだ
糊剤を予め所望の模様に印捺してHTスチーミング又は
HPスチーミングを行う。 (7)パッド染色法 粉砕染料を含んだパッド液にテトロン布を浸漬、中間乾
燥後防染糊を所望の捺染に印捺し、HTスチーミング又
はHPスチーミングを行なう。
【0022】これらの方法は最も代表的な例をあげたも
のであり、本発明の適用法はこれらの方法に限定される
ものではない。本発明によって得られる染色物は青色〜
緑色の鮮明な色調であり、耐光堅牢度、昇華堅牢度、後
加工耐性に優れ、且つアルカリ防捺染性に優れる。
【0023】又、式(1)のピロリン系化合物は合成樹
脂類、例えばポリスチレン系、ポリオレフィン系、ポリ
アクリレート系、ポリアミド系、アクリロニトリルース
チレン共重合系、アクリロニトリル−ブタジェン−スチ
レン共重合系樹脂等の着色も好適であり、例えば(1)
のピロリン系化合物の所要量を前記合成樹脂に配合し加
熱、混練し該樹脂の溶融温度に応じた温度で圧縮成型
法、射出成型法、カレンダー成型法等により成型する事
によって行われ、高い着色性を示し鮮明な青色〜緑青色
の着色物はすぐれた堅牢度(特に日光堅牢度)を有して
いる。
【0024】
【実施例】実施例により本発明を更に詳細に説明する。
尚、実施例中「部」及び「%」はそれぞれ重量部、重量
%を意味する。
【0025】参考例1 エチルアルコール250部をにナトリウムメトキシド1
1.3部を溶解後1,1,3−トリシアノ−2−イミノ
ープロパンのナトリウム塩30.8部を加えて、次いで
オキサル酸ジエチル35.0部を加えて20〜30℃に
て4時間攪拌下、反応させ、析出した黄色結晶をろ別後
エチルアルコールで洗浄し乾燥して下記構造の化合物
(4)40.0部が黄色結晶として得られた。
【0026】
【化7】
【0027】式(4)の化合物9.2部をN,N−ジメ
チルホルムアミド40.0部に溶解し、氷冷下0〜5℃
にてオキシ塩化リン18.4部を1時間を要して滴下す
る。0〜5℃にて3時間反応させ下記式(5)の化合物
を含む反応液が得られた。
【0028】
【化8】
【0029】式(5)の化合物を含む反応液を0〜5℃
に保ちながらN,N−ジブチル−アニリン8.2部と
N,N−ジメチルホルムアミド20部からなる溶液を3
0分を要して滴下した。0〜5℃にて3時間攪拌下反応
させ緑青色の反応液を得た。次いで0〜10℃にて水4
0部を1時間を要して滴下、5〜10℃にて1時間攪拌
し得られた青色結晶をろ別水洗、更に湯洗し乾燥して下
記式のピロリン系化合物(7)7.7部が得られた。
【0030】
【化9】
【0031】参考例2.実施例1で得られた化合物
(7)3.7部をN,N−ジメチルホルムアミド20部
に溶解させ、次いで炭酸カリウム1.5部を加え、70
〜75℃に加熱しアリルブロマイド2.4部を同温度で
30分を要して滴下した。同温度にて1時間反応させ、
反応を完結させた。次いで氷冷下0〜5 ℃にてメタノー
ル60部を30分を要して滴下、0〜5℃にて1時間攪
拌して緑色結晶を析出させた。析出した結晶を濾別し、
メタノール50部で洗浄し次いで水洗、乾燥して下記式
(8)の化合物2.7部を緑色結晶として得た。
【0032】
【化10】
【0033】参考例3.参考例1で用いたN,N−ジブ
チル−アニリンのかわりに、N−ブチル−N−(3−フ
ェニル・プロピル)−アニリン10.7部を用いて参考
例1と同様に反応させた。反応後、水20部を0〜5℃
にて1時間を要して滴下し次いでメタノール60部を3
0分を要して滴下し10〜20℃にて1時間攪拌し結晶
を析出させた。濾別しメタノール100部で洗浄後、水
洗、湯洗乾燥して、下記(9)の化合物8.0部を青色
結晶として得た。
【0034】
【化11】
【0035】参考例4.参考例2と同様にして、参考例
2で用いたアリルブロマイドのかわりに、ブチルブロマ
イド2.7部を用いて90〜100℃にて5 時間反応さ
せ、次いで氷冷下0〜5℃にてメタノール80部を滴下
し、1時間攪拌後濾別し、メタノール80部で洗浄、次
いで水洗、乾燥し下記式(10)の化合物1.7部を緑
色結晶として得た。
【0036】
【化12】
【0037】参考例5.参考例1で用いたN,N−ジブ
チルアニリンのかわりにN,N−ジ(3−エトキシカル
ボニル−プロピル)−アニリン11.9部を用いて参考
例1と同様に反応させ、下記式(11)の化合物7.8
部を青緑色結晶として得た。
【0038】
【化13】
【0039】参考例6.参考例1で得られた化合物
(7)1.9部をN,N−ジメチルホルムアミド10.
0部に溶解させ、炭酸カリウム0.8部を加え、90〜
95℃にて3−(エトキシカルボニル)−プロピルブロ
マイド2.0部を30分を要して滴下し同温度で2時間
反応し、反応完結させた。氷冷下0〜5℃にてメタノー
ル30部を加え1時間攪拌し濾別、メタノール40部で
洗浄、次いで水洗し下記式(12)の化合物1.2部を
緑青色結晶として得た。
【0040】
【化14】
【0041】参考例1〜6と同様にして下記の化合物を
合成し、後記の実施例58と同様にポリエステル繊維の
染色を行ない、青色乃至緑青色の染色物を得た。尚、λ
maxはアセトン中での値である。又R1 、R2 及びR3
は式(1)における記号である。
【0042】 実施例 R1 2 3 λmax(nm) 1 -C4H9 -C4H9 -CH2-Ph 643 2 〃 -CH2CH2CH2-Ph -CH2CH=CH2 638 3 〃 - C4H9 -CH2COOCH3 648 4 -C6H13 -C6H13 -H 603 5 〃 〃 -CH2CH=CH2 640 6 -CH2CH2CH2COOC2H5 -CH2CH2CH2COOC2H5 〃 628 7 -C2H5 -CH2CH2-Ph -H 602 8 〃 〃 〃 638 9 -C2H5 -CH2CH2CH2-Ph -H 603 10 〃 〃 -CH2CH=CH2 638 11 -C2H5 -C2H5 -C2H5 636 12 -CH3 -CH2CH2CH2-Ph -H 602 13 〃 -CH2CH=CH2 636 14 -CH2CH=CH2 -CH2CH=CH2 -H 600 15 -CH2CH=CH2 -CH2CH=CH2 -CH2CH=CH2 630 16 -C2H4OCH3 -C2H4OCH3 〃 634 17 -C2H4OC2H5 -C2H4OC2H5 〃 634 18 -C2H4OC4H9 -C2H4OC4H9 -H 601 19 〃 〃 -CH2CH=CH2 634 20 -C2H4OC6H13 -C2H4OC6H13 -H 601 21 〃 〃 -CH2CH=CH2 634 22 -C2H4OCH2CH=CH2 -C2H4OCH2CH=CH2 -H 601
【0043】 実施例 R1 2 3 λmax(nm) 23 -C2H4OCH2CH=CH2 -C2H4OCH2CH=CH2 -CH2CH=CH2 634 24 -C2H4O-Ph -C2H4O-Ph -H 601 25 〃 〃 -CH2CH=CH2 634 26 -CH2COOC2H5 -CH2COOC2H5 〃 590 27 -C3H6COOC2H4O-Ph -C3H6COOC2H4O-Ph -H 583 28 〃 〃 -CH2CH=CH2 628 29 -C2H5 〃 -H 595 30 〃 -CH2CH=CH2 630 31 -C4H9 〃 -H 595 32 〃 〃 -CH2CH=CH2 630 33 -C2H5 -C1H4COOC2H4O-Ph -H 590 34 -C4H9 -C2H4COOC2H4O-Ph -CH2CH=CH2 625 35 〃 -C4H9 -CH3 638 36 〃 〃 -CH2-Bz-Cl(P-) 643 37 〃 〃 -CH2-Bz-Cl(O-) 643 38 〃 〃 -CH2-Bz-NO2(P-) 643 39 〃 〃 -C2H4-Ph 638 40 〃 〃 -CH2COOCH3 648 41 〃 〃 -CH2COOC4H9 648 42 -C4H9 -C4H9 -C3H6COOC6H13 638 43 〃 〃 -C2H6COOC2H4O-Ph 638 44 〃 〃 -C2H4COOC2H4O-Ph 638
【0044】 実施例 R1 2 3 λmax(nm) 45 -C4H9 -C4H9 -C2H4CN 638 46 〃 〃 -CH2CN 640 47 -C2H5 -CH2-Ph -CH2CH=CH2 605 48 -C3H6COOCH3 -C3H6COOCH3 -H 583 49 〃 〃 -CH2-CH=CH 628 50 -C3H6COOC6H13 -C3H6COOC6H13 -H 583 51 〃 〃 -CH2-CH=CH2 628 52 -C4H9 -C4H9 -C6H13 638 53 〃 〃 -CH3 636 54 -CH3 -C3H6-Ph 〃 636 55 -C2H5 〃 〃 636 56 -C4H9 -C3H6-Ph -CH3 636 57 -C2H5 -C2H5 〃 636
【0045】(注)上記実施例1〜57において(1)
の化合物を得るにあたってX−R3 としては実施例1、
36、37、38及び46においてはCl−R3 を実施
例35、53、54、55、56及び57においては1
−R3 を使用し、他の実施例についてはBr −R3 を使
用した。又Phは−C6 5 を、Bzはベンゼン核(−
6 4 −)を意味する。
【0046】実施例58 参考例2で得られた式(8)の化合物3部をデモールN
(花王アトラス社製、分散剤)4部とデモールC(同)
3部とで湿潤状態にて5時間擂漬処理した後乾燥し微粒
子染料を得た。この微粒子染料0.1部を100部の水
に分散せしめ酢酸でpH5に調整した後ポリエステル繊
維製布5部を加え130℃で60分保った後取り出し水
洗し、次いで水1000部中に苛性ソーダ2部、ハイド
ロサルファイト2部、モノゲン(第一工業製薬製)1部
を溶かした液100部で80℃、15分間処理した水
洗、乾燥後鮮明な緑青色の染色物を得た。このものは耐
光堅牢度、昇華堅牢度、後加工耐性に優れていた。
【0047】実施例59 参考例1で得られた式(7)の化合物を用いて実施例5
8と同様に処理して微粒子化染料を得た。次いで、 上記微粒子化染料 3部 カルボキシメチルセルローズ系20%糊剤 60部 塩素酸ソーダ 0.5部 酒石酸 0.2部 均染剤 2部 湯 34.3部 の組成からなる色糊を調製した。この色糊をポリエステ
ル繊維上に印捺し、80℃にて乾燥後、170℃の過熱
蒸気中で5分間保持し、次いで水洗、還元洗浄し水洗、
乾燥を行った。色糊を印捺した部分が鮮明な青色に発色
した染色物を得た。この染色物の耐光堅牢度、昇華堅牢
度、後加工耐性がすぐれていた。
【0048】実施例60 参考例3で得られた式(9)の化合物を用いて実施例6
4と同様に処理して微粒子化染料を得た。パッド槽に上
記の微粒子化染料20g/lとマイグレーション防止剤
としてのアルギン酸ソーダ1g/lを加えてパッド液と
しポリエステル/木綿混紡布を室温でパッドして重量増
加率65%に絞った。中間乾燥を行った後200℃、9
0秒の乾燥固着を行う。次いで還元洗浄、水洗、乾燥し
て鮮明青色の染色物を得た。この染色物の耐光堅牢度、
昇華堅牢度、後加工耐性がすぐれていた。
【0049】実施例61 炭酸ナトリウム 5部 グリセリン 10部 ファインガムD−2515 20%糊 (第一工業製薬製) 55部 水 30部 の組成よりなるアルカリ防染糊を部分的にテトロン布に
印捺し、中間乾燥後参考例5で得られた式(11)の化
合物を用いて実施例58と同様に処理して微粒子化染料
を得、次いでこの微粒子化染料を用いて実施例59と同
様にして調製した色糊を全面にオーバープリントした。
中間乾燥後130℃で20分間飽和蒸気によるスチーミ
ングを行った。次いで水洗、還元洗浄して乾燥した。ア
ルカリ防染糊を印捺した部分の白度が優れた鮮明青色の
染色物を得た。
【0050】実施例62 参考例5で得られた式(11)の化合物を用いて、実施
例64と同様にして得られた鮮明青色の染色布に下記組
成のアルカリ抜染糊を部分的に印捺し、中間乾燥の後、
180℃で8分間の加熱蒸気によるスチーミングを行っ
た。次いで水洗、湯洗、還元洗浄、乾燥した。アルカリ
防染糊を印捺した部分の白度が優れた染布が得られた。 <アルカリ抜染糊> 炭酸ナトリウム 3部 水酸化ナトリウム 2部 ジシアンジアミド 2部 ファインガムD−2514 20% (第一工業製薬製) 及び水より成る元糊 70部 カラーファァインAD 10部 (第一工業製薬製) ディスペイントPC 5部 (日華化学製) 水 8部
【0051】実施例59 参考例6で得られた式(12)の化合物を用いて実施例
58と同様にして微粒子化染料を得た。次いで、 この微粒子化染料 40部 スノーアルギンSSL 1部 (富士化学製) クエン酸 2部 サクシノールCS−K 0.5部 (日本染化製) 水 956.5部 の組成からなるパッド液にテトロンジョーゼット布を浸
漬し、マングルで80%に絞った後80℃で3分間中間
乾燥を行った。次いでこの布上に下記組成のアルカリ防
染糊を部分的にプリントし、再度80℃で3分間の中間
乾燥を行った後、175℃で7分間のHTスチーミング
を行った。次いで水洗、湯洗、還元洗浄、水洗乾燥し
た。アルカリ防染糊を印捺した部分の白度が優れた鮮明
な緑青色の染色物が得られた。
【0052】<アルカリ防染糊> ファインガムD−2514 20% (第一工業製薬製) 及び水より成る元糊 55部 炭酸ナトリウム 5部 カラーファインAD 10部 (第一工業製薬製) 水 30部
【0053】実施例60 参考例4で得られた式(10)の化合物0.1部とステ
アリン酸カルシウム0.1部を200部のポリスチロー
ルペレットと共にロータリーミキサーで混合し、次いで
これを射出成型機を用いて200℃で成型し、諸堅牢度
の優れた鮮明緑青色の成型物を得た。
【0054】
【発明の効果】疎水性繊維の染色並びに合成樹脂の着色
に有用な色価の高い鮮明堅牢な青乃至緑青色のピロリン
系化合物が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06P 5/12 Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(1) 【化1】 (式(1)中、R、Rは夫々独立してアルキル(C
    )、アリル、アルコキシ(C)エチル、ア
    リロキシエチル、フェノキシエチル、フェニルアルキル
    (C)、アルコキシ(C)カルボニルアル
    キル(C)又はフェノキシエトキシカルボニルア
    ルキル(C)を、Rは水素、アルキル(C
    )、アリル、ベンジル、クロロベンジル、ニトロベン
    ジル、フェネチル、アルコキシ(C)カルボニル
    アルキル(C)、フェノキシエトキシカルボニル
    アルキル(C)又はシアノアルキル(C
    )、を表す。但し、Rが水素の時R,R
    メチル、エチル、メトキシエチル、エトキシエチルの各
    々同じ又は異なって組合せる場合を除く。) で表されるピロリン系化合物を使用する事を特徴とする
    疎水性繊維の染色法。
  2. 【請求項2】式(1) 【化2】 (式(1)中、R 、R は夫々独立してアルキル(C
    )、アリル、アルコキシ(C )エチル、ア
    リロキシエチル、フェノキシエチル、フェニルアルキル
    (C )、アルコキシ(C )カルボニルアル
    キル(C )又はフェノキシエトキシカルボニルア
    ルキル(C )を、R は水素、アル キル(C
    )、アリル、ベンジル、クロロベンジル、ニトロベン
    ジル、フェネチル、アルコキシ(C )カルボニル
    アルキル(C )、フェノキシエトキシカルボニル
    アルキル(C )又はシアノアルキル(C
    )、を表す。但し、R が水素の時R ,R
    メチル、エチル、メトキシエチル、エトキシエチルの各
    々同じ又は異なって組合せる場合を除く。) で表されるピロリン系化合物を使用することを特徴とす
    る合成樹脂類の着色法。
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