JPH07116641B2 - 側面換気構造を備えたヘルメット - Google Patents

側面換気構造を備えたヘルメット

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JPH07116641B2
JPH07116641B2 JP33826393A JP33826393A JPH07116641B2 JP H07116641 B2 JPH07116641 B2 JP H07116641B2 JP 33826393 A JP33826393 A JP 33826393A JP 33826393 A JP33826393 A JP 33826393A JP H07116641 B2 JPH07116641 B2 JP H07116641B2
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Inventor
理夫 新井
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株式会社アライヘルメット
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車、オートバイ等に
乗車する時使用するヘルメットに係り、詳しくは帽体内
の空気の換気を行う機構を帽体の側面に備えたヘルメッ
トに関する。
【0002】
【従来の技術】頭部に被着したヘルメットの内部の蒸れ
を解消するために該ヘルメットに換気構造を備えたもの
が各種開発されている。その一つとして側面換気構造を
を備えたヘルメットが存在する。
【0003】側面換気の構造は、帽体の内部に衝撃吸収
ライナー,内装体が装着され、且つ衝撃吸収ライナーに
おける装着者の耳部が収容される凹欠部より後方位置
に、衝撃吸収ライナー及び内装体を貫通して帽体側に延
びる連絡孔が形成され、その連絡孔はライナーと帽体と
の間に形成した空気溜りを介して帽体の左右外周面に開
設した通孔と連通されており、走行風による吸引作用で
帽体内の空気を換気するというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、帽体に形成
する通孔と、衝撃吸収ライナーに開設する連絡孔は夫々
設計図等を基に孔開けが行われるが、ヘルメットに組み
上げるために帽体内に衝撃吸収ライナーを挿入組み立て
た場合、通孔と連絡孔とを一直線上に合致させることは
非常に困難である。
【0005】その為、帽体の通孔の中心と衝撃吸収ライ
ナーの連絡孔の中心との芯ズレがあっても支障ないよう
に両者間にある程度の広さをもった空間「空気溜り」を
形成している。この空気溜りの存在によって帽体の通孔
と衝撃吸収ライナーの連絡孔との連通状態を確保してい
るのが実情である。
【0006】従って、帽体及び衝撃吸収ライナーに対す
る孔開け作業は寸法精度にそれほど注意を払わなくとも
よいということで作業性の向上が計られた。しかしなが
ら、この空気溜りがあることで走行風により帽体から連
絡孔を通って該空気溜りに入った空気は空気溜りの周壁
に当たったり、渦流を生じるといった異常な流れを発生
し、その結果、衝突音や反射音といった異常な騒音を発
生する。
【0007】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、帽体の通孔と衝撃吸収ライナーの連絡孔との間に
空気溜りの空間部が存在しても走行風による吸引換気
時、異常な騒音の発生を防止することができるヘルメッ
トを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明が講じた技術的手段は、帽体の通孔を開設し
た内側位置に設けられた衝撃吸収ライナーの連絡孔と連
通する空気溜りにおける通孔の内側位置に、空気溜りに
おける異常な空気の流れをを制御する海綿状の整流材を
配置したことを特徴とする。前記の整流材は帽体側に接
着剤などによって固定する。又、上記の空気溜りにおけ
る凹欠部寄りの帽体と衝撃吸収ライナーとの境界部には
空気の流れを遮断する遮断部材を配置する。その遮断部
材は衝撃吸収ライナーの外面に貼り付け固定して該ライ
ナーと帽体との隙間を埋める。
【0009】
【作用】上記の手段によれば、走行風によりヘルメット
内に流入した空気は通孔部分に生じる負圧による吸引作
用によって連絡孔を通って空気溜りに流れるが、その空
気溜まりに入った空気は通孔内側に取り付けられた整流
材が海綿状であるため、整流材の外周全面より流入し、
整流されて通孔(出口)より排出される。それにより、
空気溜りに入った空気が該空気溜りの周壁に当たった
り、渦流を生じるといった異常な流れを発生しなくな
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
ると、図1は側面換気構造を備えたフルフェースタイプ
のヘルメットを示し、図中、1はFRP等の素材によっ
て頭部がすっぽり入るように形成された帽体で、その帽
体1の前面に目の部分が露出する如く正面略長方形状の
窓孔11が開穿され、その窓孔11は帽体1の外側に回動可
能に取り付けられる透明なシールド12によって開閉され
るようになっている。又、帽体1の内側には衝撃吸収ラ
イナー2が嵌合定着され、その衝撃吸収ライナー2の内
側面に内装体3が貼り付け定着されている。
【0011】上記帽体1の左右両側面における頂部より
後側寄りに内外に連通する通孔4が開穿され、その通孔
4と衝撃吸収ライナー2内側とを連絡する連絡孔5が衝
撃吸収ライナー2における装着者の耳部が収容される凹
欠部6より後方位置に開穿されている。又、衝撃吸収ラ
イナー2の内側面にクッション材等の内装体3が取り付
けられている場合は、該内装体3に前記連絡孔5と連通
する孔7を開設するか、或いは内装体3を切り欠いて連
通状態を確立する。
【0012】更に、帽体1に開設した通孔4の周辺部分
の内面と、帽体1の内側に嵌め込み定着される衝撃吸収
ライナー2の外側面との間には該ライナー2の外側面の
一部を切り欠くか、又は帽体1側を外側に膨出させるな
どして空気溜り8の空間部を形成し、その空気溜り8を
介して衝撃吸収ライナー2の連絡孔5と帽体1の通孔4
とが連通されている。
【0013】前記の空気溜り8に開口する通孔4の内側
位置には海面状の整流材9が配置され、その整流材9は
帽体1の内面に接着剤などで貼り付け固定されている。
又、空気溜り8における凹欠部6寄りの帽体1と衝撃吸
収ライナー2との境界部には凹欠部側への空気の流れを
遮断する遮断部材10を取り付ける。その遮断部材10は衝
撃吸収ライナー2の外面に貼り付け、該ライナー2を帽
体1に嵌め込み定着した時遮断部材10が圧縮変形されて
隙間を埋め、空気の流れを遮断する事ができるようにし
てある。
【0014】上記の構成により、走行風によりヘルメッ
ト内に流入した空気は通孔部分に生じる負圧による吸引
作用によって連絡孔を通って空気溜りに流れ通孔4を通
ってヘルメット外部へ排出されるが、その空気溜りに入
った空気は通孔内側に取り付けられた海綿状の整流材に
より該整流材の外周全面より流入し、整流されて通孔
(出口)より排出される。それにより、空気溜りに入っ
た空気が該空気溜りの周壁に当たったり、渦流を生じる
といった異常な流れを発生しなくなる。その結果、衝突
音、反射音といった異常な騒音の発生を防止することが
できる。
【0015】
【発明の効果】本発明のヘルメットは以上詳記したよう
に、帽体の内部に衝撃吸収ライナー,内装体が装着さ
れ、且つ衝撃吸収ライナーにおける装着者の耳部が収容
される凹欠部より後方位置に、衝撃吸収ライナー及び内
装体を貫通して帽体側に延びる連絡孔が形成され、その
連絡孔はライナーと帽体との間に形成した空気溜りを介
して帽体の左右外周面に開設した通孔と連通し、走行風
による吸引作用で帽体内の空気を換気するヘルメットに
おいて、帽体の通孔を開設した内側位置に設けられた衝
撃吸収ライナーの連絡孔と連通する空気溜りにおける通
孔の内側位置に、空気溜りにおける異常な空気の流れを
を制御する海綿状の整流材を配置したものであるから、
空気溜りに入った空気が該空気溜りの周壁に当たった
り、渦流を生じるといった異常な流れを発生しなくな
る。その結果、衝突音、反射音といった異常な騒音の発
生を防止することができ、快適に被着使用することがで
きる換気構造を備えたヘルメットを提供することができ
る。
【0016】又、請求項2の如く空気溜りにおける凹欠
部寄りの帽体と衝撃吸収ライナーとの境界部に空気の流
れを遮断する遮断部材を配置した場合は、衝撃吸収ライ
ナーの外面と帽体の内面との隙間を埋め、それによって
空気溜りに入った空気が耳部が収容される凹欠部に流れ
るのを防止し、耳ざわりな騒音を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るヘルメットの一実施例を示す側
面図である。
【図2】 図1のヘルメットの平面図である。
【図3】 図1の(3)−(3)線に沿える拡大断面図
である。
【符号の説明】
1…帽体 2…衝撃吸収ライナー 3…内装体 4…通孔 5…連絡孔 6…凹欠部 8…空気溜り 9…整流材 10…遮断部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帽体の内部に衝撃吸収ライナー,内装体
    が装着され、且つ衝撃吸収ライナーにおける装着者の耳
    部が収容される凹欠部より後方位置に、衝撃吸収ライナ
    ー及び内装体を貫通して帽体側に延びる連絡孔が形成さ
    れ、その連絡孔はライナーと帽体との間に形成した空気
    溜りを介して帽体の左右外周面に開設した通孔と連通
    し、走行風による吸引作用で帽体内の空気を換気するヘ
    ルメットにおいて、帽体の通孔を開設した内側位置に設
    けられた衝撃吸収ライナーの連絡孔と連通する空気溜り
    における通孔の内側位置に、空気溜りにおける異常な空
    気の流れをを制御する海綿状の整流材を配置したことを
    特徴とするヘルメット。
  2. 【請求項2】 上記の空気溜りにおける凹欠部寄りの帽
    体と衝撃吸収ライナーとの境界部に空気の流れを遮断す
    る遮断部材を配置したことを特徴とする請求項1に記載
    のヘルメット。
JP33826393A 1993-12-28 1993-12-28 側面換気構造を備えたヘルメット Expired - Fee Related JPH07116641B2 (ja)

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JP4608141B2 (ja) * 2001-07-03 2011-01-05 株式会社Shoei 乗車用フルフェイス型ヘルメット
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