JPH07116577B2 - チタン合金製部材の製造方法及び該方法によって製造した部材 - Google Patents
チタン合金製部材の製造方法及び該方法によって製造した部材Info
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- JPH07116577B2 JPH07116577B2 JP63093271A JP9327188A JPH07116577B2 JP H07116577 B2 JPH07116577 B2 JP H07116577B2 JP 63093271 A JP63093271 A JP 63093271A JP 9327188 A JP9327188 A JP 9327188A JP H07116577 B2 JPH07116577 B2 JP H07116577B2
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- C22C14/00—Alloys based on titanium
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22F—CHANGING THE PHYSICAL STRUCTURE OF NON-FERROUS METALS AND NON-FERROUS ALLOYS
- C22F1/00—Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working
- C22F1/16—Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working of other metals or alloys based thereon
- C22F1/18—High-melting or refractory metals or alloys based thereon
- C22F1/183—High-melting or refractory metals or alloys based thereon of titanium or alloys based thereon
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、例えば航空機推進システム用圧縮機ディスク
に使用するための高品質のチタン合金部材の製造方法、
及びこの方法によって製造した部材に係わる。
に使用するための高品質のチタン合金部材の製造方法、
及びこの方法によって製造した部材に係わる。
仏国特許明細書FR第2 144 205号(GB 1356734)には、
下記の組成(重量%) Al:3〜7%、Sn:1〜3%、Zr:1〜4%、Mo:2〜6%、C
r:2〜6%、O:約0.2%以下、V:6%、Bi:0.5%、残り:Ti
及び不純物 を有し、好ましくは下記の組成 Al=4.5〜5.5%、Sn=1.5〜2.5、Zr=1.5〜2.5、Mo:3.5
〜4.5、Cr=3.5〜4.5、O:約0.12%以下 を有する合チタン合金が開示されている。
下記の組成(重量%) Al:3〜7%、Sn:1〜3%、Zr:1〜4%、Mo:2〜6%、C
r:2〜6%、O:約0.2%以下、V:6%、Bi:0.5%、残り:Ti
及び不純物 を有し、好ましくは下記の組成 Al=4.5〜5.5%、Sn=1.5〜2.5、Zr=1.5〜2.5、Mo:3.5
〜4.5、Cr=3.5〜4.5、O:約0.12%以下 を有する合チタン合金が開示されている。
対応する鍛造部材は、先ず730℃〜870℃、次いで675℃
〜815℃で二重の溶体化処理にかけられ、その後595℃〜
650℃で時効化熱処理即ち焼鈍にかけられる。試料4(A
l:5、Sn:2、Zr:2、Mo:4、Cr:4、O:0.08)の機械的特性
は下記の通りである。
〜815℃で二重の溶体化処理にかけられ、その後595℃〜
650℃で時効化熱処理即ち焼鈍にかけられる。試料4(A
l:5、Sn:2、Zr:2、Mo:4、Cr:4、O:0.08)の機械的特性
は下記の通りである。
破断荷重:1204MPa、0.2%での弾性限界:1141MPa、耐亀
裂伝搬性: 425℃及び525MPaでのクリープ:7.2時間で伸び率0.2%、
55時間で伸び率0.5%。破断伸びは明示されていない。
実際には、前記組成及び方法に基づいて製造した部材は
しばしば大きな偏析を有し、そのため延性及び耐亀裂伝
搬性(靭性)が失われ、且つ耐クリープ性も低いことが
判明した。特に、前記偏析はCr含量の高い領域に対応す
るため脆化を誘起し、Cr含量を低下させると機械的特性
が低くなることが判明した。
裂伝搬性: 425℃及び525MPaでのクリープ:7.2時間で伸び率0.2%、
55時間で伸び率0.5%。破断伸びは明示されていない。
実際には、前記組成及び方法に基づいて製造した部材は
しばしば大きな偏析を有し、そのため延性及び耐亀裂伝
搬性(靭性)が失われ、且つ耐クリープ性も低いことが
判明した。特に、前記偏析はCr含量の高い領域に対応す
るため脆化を誘起し、Cr含量を低下させると機械的特性
が低くなることが判明した。
そこで本出願人は、前記タイプの合金製であって、偏析
のない規則的な構造を有し、適当な伸び率で20℃での機
械的特性(Rm−Rp0.2−K1C)に優れ、且つ400℃での耐
クリープ性も明らかに改善されているような部材の製造
を目指した。
のない規則的な構造を有し、適当な伸び率で20℃での機
械的特性(Rm−Rp0.2−K1C)に優れ、且つ400℃での耐
クリープ性も明らかに改善されているような部材の製造
を目指した。
本発明では、新規の組成範囲と新規の変形加工方法とを
用いることによって前述の問題を解消する。これらの組
成範囲、熱間加工条件及び熱処理条件は互いに分離する
ことのできないものである。
用いることによって前述の問題を解消する。これらの組
成範囲、熱間加工条件及び熱処理条件は互いに分離する
ことのできないものである。
本発明の第1の目的は、下記の諸ステップからなるチタ
ン合金製部材の製造方法を提供することにある。
ン合金製部材の製造方法を提供することにある。
a)Al:3.8〜5.4、Sn:1.5〜2.5、Zr:2.8〜4.8、Mo:1.5
〜4.5、Cr:2.5以下、Cr+V=1.5〜4.5、Fe<2.0、Si<
0.3、O<0.15、残り:Ti及び不純物という組成(重量
%)のインゴットを製造し、 b)前記インゴットを、熱間ブランクを得るため荒形削
りと、ベータ範囲での予加熱と、目的の部材のブランク
を形成するための前記ブランクの少なくとも一部分の最
終加工とを順次含む熱間加工処理にかけ、 c)熱間加工によって得た前記部材ブランクを、実際の
「ベータトランザス」−40℃から実際の「ベータトラン
ザス」−10℃までの間の温度に維持しながら溶体化熱処
理にかけ、次いで室温に冷却し、 d)前記部材ブランク又は該ブランクから形成した部材
を550〜650℃で4〜12時間時効化熱処理にかける。
〜4.5、Cr:2.5以下、Cr+V=1.5〜4.5、Fe<2.0、Si<
0.3、O<0.15、残り:Ti及び不純物という組成(重量
%)のインゴットを製造し、 b)前記インゴットを、熱間ブランクを得るため荒形削
りと、ベータ範囲での予加熱と、目的の部材のブランク
を形成するための前記ブランクの少なくとも一部分の最
終加工とを順次含む熱間加工処理にかけ、 c)熱間加工によって得た前記部材ブランクを、実際の
「ベータトランザス」−40℃から実際の「ベータトラン
ザス」−10℃までの間の温度に維持しながら溶体化熱処
理にかけ、次いで室温に冷却し、 d)前記部材ブランク又は該ブランクから形成した部材
を550〜650℃で4〜12時間時効化熱処理にかける。
但し、ステップb)の「熱間加工(hot working)」と
は、例えば鍛造、圧延、ダイ鍛造又は押出し等のごとき
総ての熱間変形加工を意味する。
は、例えば鍛造、圧延、ダイ鍛造又は押出し等のごとき
総ての熱間変形加工を意味する。
添加元素量の限界値は、変形加工した部材に偏析が生じ
る可能性を最大限に抑えながら所望の優れ機械的特性が
得られるように、観察を行いながら調整した。これらの
含量範囲に関しては後で好ましい範囲を示して説明す
る。これらの範囲は個々に又は任意に組合わせて使用し
得る。含量を好ましい範囲内の値にすれば最小限の特性
が増加し、鉄及び酸素の場合には脆化又は延性欠失に対
する安全性が補強される。
る可能性を最大限に抑えながら所望の優れ機械的特性が
得られるように、観察を行いながら調整した。これらの
含量範囲に関しては後で好ましい範囲を示して説明す
る。これらの範囲は個々に又は任意に組合わせて使用し
得る。含量を好ましい範囲内の値にすれば最小限の特性
が増加し、鉄及び酸素の場合には脆化又は延性欠失に対
する安全性が補強される。
アルファジェニック(alphagenic)元素Al及びSnはその
他の添加元素と組み合わせて使用した場合に、選択した
最小値より小さい含量では硬度を不十分にし、且つ所定
最大値より大きい含量では偶発的な又は頻繁な析出を生
起させる。これらの元素の好ましい含量範囲はAlの場合
が4.5〜5.4%、Snの場合が1.8〜2.5%である。
他の添加元素と組み合わせて使用した場合に、選択した
最小値より小さい含量では硬度を不十分にし、且つ所定
最大値より大きい含量では偶発的な又は頻繁な析出を生
起させる。これらの元素の好ましい含量範囲はAlの場合
が4.5〜5.4%、Snの場合が1.8〜2.5%である。
Zrは硬化作用が大きく、5%を超えると脆化効果を及ぼ
す。Zrの好ましい含量範囲は3.5〜4.8%、より特定的に
は4.1〜4.8%である。これらの3つの元素Al、Sn及びZr
を一緒に使用すると脆化作用は生じない。仏国特許明細
書第2 144 205号に化合物Ti3Alの形成性に関する基準と
して記載されているこれら元素の合計%、即ち %Al+%Sn/+3%Zr/6 は、これら元素の含量を最大にした場合には7に等し
い。
す。Zrの好ましい含量範囲は3.5〜4.8%、より特定的に
は4.1〜4.8%である。これらの3つの元素Al、Sn及びZr
を一緒に使用すると脆化作用は生じない。仏国特許明細
書第2 144 205号に化合物Ti3Alの形成性に関する基準と
して記載されているこれら元素の合計%、即ち %Al+%Sn/+3%Zr/6 は、これら元素の含量を最大にした場合には7に等し
い。
Moは硬化作用は僅かであるが、アルファ−ベータ構造が
完全なベータ構造に変わる時の変態点、即ち本明細書で
「ベータトランザス(beta transus)」と称する温度を
低下させるという重大な効果を有する。「ベータトラン
ザス」が例えば4%のMoによって約 40℃低下すれば、この温度に近い温度での熱間加工に影
響が生じる。Moの好ましい含量範囲は2.0〜4.5%であ
る。VはMoとほぼ同じ効果をもち、Crのごとき析出物を
生じさせることによってベータ硬化作用を示す。Vの添
加は任意的であり、(Cr+V)は1.5〜4.5%の範囲にす
る。Crは偏析の危険に鑑みて最高2.5%に制限する。こ
の偏析(例えばCr+Zrに富んだ「ベータフレック(beta
flecks)」と称する偏析)は、仏国特許明細書第2 144
205号で推奨されているCr含量3.5〜4.5%では、使用性
能に極めて不利な作用を及ぼす。Cr含量は、硬度のため
には1.5%より大きい値に維持するのが好ましい。
完全なベータ構造に変わる時の変態点、即ち本明細書で
「ベータトランザス(beta transus)」と称する温度を
低下させるという重大な効果を有する。「ベータトラン
ザス」が例えば4%のMoによって約 40℃低下すれば、この温度に近い温度での熱間加工に影
響が生じる。Moの好ましい含量範囲は2.0〜4.5%であ
る。VはMoとほぼ同じ効果をもち、Crのごとき析出物を
生じさせることによってベータ硬化作用を示す。Vの添
加は任意的であり、(Cr+V)は1.5〜4.5%の範囲にす
る。Crは偏析の危険に鑑みて最高2.5%に制限する。こ
の偏析(例えばCr+Zrに富んだ「ベータフレック(beta
flecks)」と称する偏析)は、仏国特許明細書第2 144
205号で推奨されているCr含量3.5〜4.5%では、使用性
能に極めて不利な作用を及ぼす。Cr含量は、硬度のため
には1.5%より大きい値に維持するのが好ましい。
Feは金属間化合物の析出による硬化を生起せしめる。Fe
は高温(約550〜600℃)での熱間クリープに対する耐性
を低下させることが知られているが、これは前記析出物
が或る程度の脆性をもたらすからである。Fe含量はいず
れの場合も2%未満にし、好ましくは0.5〜1.5%の間に
調整する。このようにすると、意外なことに、400℃で
の耐クリープ性が著しく改善されるからである。これ
は、例えば航空機用圧縮機の「平均温度(通常は350以
上500℃未満)段階」で使用される部材にとっては有利
なことである。
は高温(約550〜600℃)での熱間クリープに対する耐性
を低下させることが知られているが、これは前記析出物
が或る程度の脆性をもたらすからである。Fe含量はいず
れの場合も2%未満にし、好ましくは0.5〜1.5%の間に
調整する。このようにすると、意外なことに、400℃で
の耐クリープ性が著しく改善されるからである。これ
は、例えば航空機用圧縮機の「平均温度(通常は350以
上500℃未満)段階」で使用される部材にとっては有利
なことである。
周知のように、Oの含量を増加すると機械的強度が増加
し且つ靭性(K1C)が少し低下する。従ってOの含量は
0.15%以下、好ましくは0.13%以下にする。Siを少し加
えると500〜550℃での耐クリープ性が改善されるが、十
分な延性を得るためにはSi含量を0.3%以下にする。
し且つ靭性(K1C)が少し低下する。従ってOの含量は
0.15%以下、好ましくは0.13%以下にする。Siを少し加
えると500〜550℃での耐クリープ性が改善されるが、十
分な延性を得るためにはSi含量を0.3%以下にする。
熱間加工を、ベータ範囲での予加熱の後で行われる、即
ちベータ範囲で少なくとも開始される最終加工、例えば
圧延又はより一般的に鍛造もしくはダイ鍛造によって完
了するようにすると、特性が明らかに改善されることが
判明した。
ちベータ範囲で少なくとも開始される最終加工、例えば
圧延又はより一般的に鍛造もしくはダイ鍛造によって完
了するようにすると、特性が明らかに改善されることが
判明した。
この最終加工の加工率(working ratio)「S/s」(初期
断面積/最終断面積)は2以上であるのが好ましい。
断面積/最終断面積)は2以上であるのが好ましい。
また、一般に言われていることに反して、熱間加工合金
の実際の「ベータトランザス」温度は正確に、例えば±
10〜15℃内の正確さで検出するのが好ましいことも判明
した。そのためには、荒形削り(鍛造又は圧延)によっ
て得た熱間ブランクから試料を採取し、これらの試料を
段階的に異なる種々の温度に加熱してその温度に維持
し、次いで水焼入れした後、顕微鏡写真で構造を調べ
る。「ベータトランザス」は場合によっては補間により
評価され、この温度になると総てのアルファ相が消失す
る。このように実験を通して測定される熱間加工合金の
実際の「ベータトランザス」温度は、計算によって推算
されるトランザス温度とかなり異なることもある(第1
テストグループ参照)。
の実際の「ベータトランザス」温度は正確に、例えば±
10〜15℃内の正確さで検出するのが好ましいことも判明
した。そのためには、荒形削り(鍛造又は圧延)によっ
て得た熱間ブランクから試料を採取し、これらの試料を
段階的に異なる種々の温度に加熱してその温度に維持
し、次いで水焼入れした後、顕微鏡写真で構造を調べ
る。「ベータトランザス」は場合によっては補間により
評価され、この温度になると総てのアルファ相が消失す
る。このように実験を通して測定される熱間加工合金の
実際の「ベータトランザス」温度は、計算によって推算
されるトランザス温度とかなり異なることもある(第1
テストグループ参照)。
実際の「ベータトランザス」又は単に「ベータトランザ
ス」と称する前記温度に関する認識が、最終ベータ加工
温度(ステップb)の選択と、その後の熱間加工部材ブ
ランク溶体化処理(ステップc)の温度調整とに及ぼす
結果は重大なものである。実際、所望の構造及び特性を
得るためには、又は前述の方法もしくは一連の鍛造テス
ト及びそれに次ぐ焼入れと得られた構造の検査とによっ
て測定され得るか、又は実験的に求めた「ベータトラン
ザス」よりわずかに低い、高アルファ−ベータ温度範囲
で溶体化処理を実施することが強く望まれる。より特異
的には、この溶体化処理は通常「ベータトランザス」−
40℃と「ベータトランザス」−10℃との間で選択した温
度で実施する。この選択温度の維持時間は20分〜2時
間、通常は30分〜1時間30分である。この溶体化処理の
後は室温までの水冷、又はより一般的には空冷を行う。
その後、550〜650℃の温度で焼鈍にかけて、十分な機械
的強度及び靭性(Rm−Rp0.2及びK1C)を維持しながら破
断伸びA%と400℃での耐クリープ性とを向上させる。
ス」と称する前記温度に関する認識が、最終ベータ加工
温度(ステップb)の選択と、その後の熱間加工部材ブ
ランク溶体化処理(ステップc)の温度調整とに及ぼす
結果は重大なものである。実際、所望の構造及び特性を
得るためには、又は前述の方法もしくは一連の鍛造テス
ト及びそれに次ぐ焼入れと得られた構造の検査とによっ
て測定され得るか、又は実験的に求めた「ベータトラン
ザス」よりわずかに低い、高アルファ−ベータ温度範囲
で溶体化処理を実施することが強く望まれる。より特異
的には、この溶体化処理は通常「ベータトランザス」−
40℃と「ベータトランザス」−10℃との間で選択した温
度で実施する。この選択温度の維持時間は20分〜2時
間、通常は30分〜1時間30分である。この溶体化処理の
後は室温までの水冷、又はより一般的には空冷を行う。
その後、550〜650℃の温度で焼鈍にかけて、十分な機械
的強度及び靭性(Rm−Rp0.2及びK1C)を維持しながら破
断伸びA%と400℃での耐クリープ性とを向上させる。
最終熱間加工を、必要であればこれら一連の変形操作の
操作間隔を大きくして、前記「ベータトランザス」より
少なくとも10℃高い温度でベータ状態を開始し且つアル
ファ−ベータ状態で終了するように実施したところ、特
に破断伸びA%と400℃での耐クリープ性とが改善され
た。操作はすべて前記「ベータトランザス」±60℃の範
囲の温度で実施した。この加工処理は、「ベータトラン
ザス」+20℃から「ベータトランザス」+40℃の範囲の
温度で開始し、「ベータトランザス」より低く且つ「ベ
ータトランザス」−50℃より高いか等しい温度で、又は
より好ましくは「ベータトランザス」−10℃から「ベー
タトランザス」−40℃の範囲の温度で終了するように行
うのが好ましい。このようにすると、微細析出物を含む
均質な特性状態に対応し、従って優れた特性をもたらす
アルファ−ベータ型の微細針状構造が再現性をもって得
られる。
操作間隔を大きくして、前記「ベータトランザス」より
少なくとも10℃高い温度でベータ状態を開始し且つアル
ファ−ベータ状態で終了するように実施したところ、特
に破断伸びA%と400℃での耐クリープ性とが改善され
た。操作はすべて前記「ベータトランザス」±60℃の範
囲の温度で実施した。この加工処理は、「ベータトラン
ザス」+20℃から「ベータトランザス」+40℃の範囲の
温度で開始し、「ベータトランザス」より低く且つ「ベ
ータトランザス」−50℃より高いか等しい温度で、又は
より好ましくは「ベータトランザス」−10℃から「ベー
タトランザス」−40℃の範囲の温度で終了するように行
うのが好ましい。このようにすると、微細析出物を含む
均質な特性状態に対応し、従って優れた特性をもたらす
アルファ−ベータ型の微細針状構造が再現性をもって得
られる。
好ましくは、前述の最終熱間加工に先立つインゴットの
熱間荒形削りの少なくとも最終部分を、「ベータトラン
ザス」−100℃から「ベータトランザス」−20℃の範囲
のアルファ−ベータ温度で実施する。このようにする
と、微細構造が前もって微細な状態になるため、最終的
に形成される部材の品質に有利な効果を及ぼす。ここで
は、熱間加工の最終温度を製品の核の温度とし、例えば
最終熱間加工の条件を変えることによって得られる種々
の微細構造の予備検査によって推算する。
熱間荒形削りの少なくとも最終部分を、「ベータトラン
ザス」−100℃から「ベータトランザス」−20℃の範囲
のアルファ−ベータ温度で実施する。このようにする
と、微細構造が前もって微細な状態になるため、最終的
に形成される部材の品質に有利な効果を及ぼす。ここで
は、熱間加工の最終温度を製品の核の温度とし、例えば
最終熱間加工の条件を変えることによって得られる種々
の微細構造の予備検査によって推算する。
最終熱間加工の好ましい実施法では、時効化熱処理温度
を570〜640℃にし且つこの温度の維持時間を6〜10時間
にする。
を570〜640℃にし且つこの温度の維持時間を6〜10時間
にする。
本発明の第2の目的は、通常500℃以下の温度で使用さ
れるチタン合金部材の変形加工方法を提供することにあ
る。前記合金は前述の好ましい条件に従い、Fe=0.7〜
1.5%、Zr=3.5〜4.8%好ましくは4.1〜4.8%である。
この方法では、荒形削り加工の少なくとも最終部分が
「ベータトランザス」−100℃から「ベータトランザ
ス」−20℃の範囲の温度で鍛造を含み、この鍛造によっ
て少なくとも1.5の加工率が得られる。時効処理は通常5
80〜630℃で6〜10時間行うようにする。
れるチタン合金部材の変形加工方法を提供することにあ
る。前記合金は前述の好ましい条件に従い、Fe=0.7〜
1.5%、Zr=3.5〜4.8%好ましくは4.1〜4.8%である。
この方法では、荒形削り加工の少なくとも最終部分が
「ベータトランザス」−100℃から「ベータトランザ
ス」−20℃の範囲の温度で鍛造を含み、この鍛造によっ
て少なくとも1.5の加工率が得られる。時効処理は通常5
80〜630℃で6〜10時間行うようにする。
本発明の第3の目的は、本発明の第2の目的である前記
変形加工方法によって形成した優れた特性をもつ部材に
ある。この部材はZr含量が3.5〜4.8%であり、下記の機
械的特性を有する。
変形加工方法によって形成した優れた特性をもつ部材に
ある。この部材はZr含量が3.5〜4.8%であり、下記の機
械的特性を有する。
Rm≧1200MPa、Rp0.2≧1100MPa、A%≧5、20℃での靭
性(耐亀裂伝搬性) 600MPaでの400℃耐クリープ性:200時間以上で0.5%。
性(耐亀裂伝搬性) 600MPaでの400℃耐クリープ性:200時間以上で0.5%。
本発明の方法は下記の利点を有する。
− いかなる型の偏析も全く伴わずに微細針状構造を再
現性をもって得ることができる。
現性をもって得ることができる。
− 脆化の危険が回避される。
− 所望の性質、即ち前述のごとき構造及び機械的特性
が総て同時に得られる。
が総て同時に得られる。
テスト 第1テストグループ(表1〜6) 真空電弧式炉で二重溶融により6つのインゴットA−D
−E−H−J−Kを製造した。得られた組成は表1に示
す。
−E−H−J−Kを製造した。得られた組成は表1に示
す。
各インゴットをベータ状態1050℃/1100℃で第1の荒形
削りにかけて初期直径φ200mmから正方形 にした。次いで各インゴットの一部分を、6つの合金の
各々について計算したトランザス温度(表2)より50℃
低い温度で鍛造して70x30mmの平板状にすることによっ
て、アルファ−ベータ構造における第2の調質荒形削り
にかけた。前記トランザス温度の計算は、添加元素の含
量を考慮する内部アプローチ法(internal approach ru
le)によって行った。
削りにかけて初期直径φ200mmから正方形 にした。次いで各インゴットの一部分を、6つの合金の
各々について計算したトランザス温度(表2)より50℃
低い温度で鍛造して70x30mmの平板状にすることによっ
て、アルファ−ベータ構造における第2の調質荒形削り
にかけた。前記トランザス温度の計算は、添加元素の含
量を考慮する内部アプローチ法(internal approach ru
le)によって行った。
次いで、この段階で採取した試料を10℃ずつ段階的に異
なる温度で30分間加熱し、各加熱の後で水焼入れにか
け、得られた構造を顕微鏡写真で調べた。このようにし
て各熱間加工合金毎にアルファ相消滅温度、即ち実際の
「ベータトランザス」温度を求めた(表2)。
なる温度で30分間加熱し、各加熱の後で水焼入れにか
け、得られた構造を顕微鏡写真で調べた。このようにし
て各熱間加工合金毎にアルファ相消滅温度、即ち実際の
「ベータトランザス」温度を求めた(表2)。
この実際の「ベータトランザス」温度によれば、前記ア
ルファ−ベータ第2荒形削りの温度は、合金によって
「ベータトランザス」−170℃(符号H)から「ベータ
トランザス」−40℃(符号E)又は「ベータトランザ
ス」−60℃(符号K)まで様々に異なっていたことにな
る。
ルファ−ベータ第2荒形削りの温度は、合金によって
「ベータトランザス」−170℃(符号H)から「ベータ
トランザス」−40℃(符号E)又は「ベータトランザ
ス」−60℃(符号K)まで様々に異なっていたことにな
る。
次いで、下記の3種類の変形及び熱処理条件に従って3
組の試料を製造し、長手方向Lの機械的特性を調べ、場
合によっては横方向Tの機械的特性も調べた。
組の試料を製造し、長手方向Lの機械的特性を調べ、場
合によっては横方向Tの機械的特性も調べた。
第1操作条件(表3):この場合には最終鍛造に相当す
る前記アルファ−ベータ鍛造の後で、「ベータトランザ
ス」−50℃(表2)で1時間溶体化処理し、その結果得
られた状態で室温での機械的特性を測定した。引っ張り
クリープテストは、表2に各合金毎に示した温度で更に
8時間時効処理した後、600MPa、400℃で行った。
る前記アルファ−ベータ鍛造の後で、「ベータトランザ
ス」−50℃(表2)で1時間溶体化処理し、その結果得
られた状態で室温での機械的特性を測定した。引っ張り
クリープテストは、表2に各合金毎に示した温度で更に
8時間時効処理した後、600MPa、400℃で行った。
第2操作条件(表4):ベータ第1荒形削りの結果得ら
れた正方形H以外の正方形80mmの一部分を、先に測定し
た実際の「ベータトランザス」より50℃低い温度でアル
ファ−ベータ第2荒形削りにかけて正方形 にした。
れた正方形H以外の正方形80mmの一部分を、先に測定し
た実際の「ベータトランザス」より50℃低い温度でアル
ファ−ベータ第2荒形削りにかけて正方形 にした。
次いで、この正方形を最終鍛造にかけて70x30mmの平板
状にした。この操作は、「ベータトランザス」+10℃で
30分予加熱した状態で始まり且つアルファ−ベータ状態
で終了するように行った。その結果アルファ−ベータ微
細針状構造が得られた。その後、第1操作条件の場合と
同様に、これらの部材を実際の「ベータトランザス」−
30℃(表2)で1時間溶体化処理し、次いで550℃(A
2)又は500℃(D2−E2−J2−K2)で8時間時効処理し
た。20℃での機械的特性及び400℃での耐クリープ性を
この時効状態で測定した。
状にした。この操作は、「ベータトランザス」+10℃で
30分予加熱した状態で始まり且つアルファ−ベータ状態
で終了するように行った。その結果アルファ−ベータ微
細針状構造が得られた。その後、第1操作条件の場合と
同様に、これらの部材を実際の「ベータトランザス」−
30℃(表2)で1時間溶体化処理し、次いで550℃(A
2)又は500℃(D2−E2−J2−K2)で8時間時効処理し
た。20℃での機械的特性及び400℃での耐クリープ性を
この時効状態で測定した。
第3操作条件(表5):第2の操作条件で得た70x30mm
の平板の一部分を更に最終鍛造にかけて60x30mmにし
た。この操作は、「ベータトランザス」+30℃から始め
てアルファ−ベータで終了するように行った(顕微鏡写
真で検査したところ、アルファ相で縁取りされた針状構
造が観察された)。
の平板の一部分を更に最終鍛造にかけて60x30mmにし
た。この操作は、「ベータトランザス」+30℃から始め
てアルファ−ベータで終了するように行った(顕微鏡写
真で検査したところ、アルファ相で縁取りされた針状構
造が観察された)。
次いで各合金毎に第2操作条件の場合と同じ熱処理(溶
体化及び時効)を行った。
体化及び時効)を行った。
これらの結果から下記の所見が得られる。
− 第1組及び第2組の合金は、機械的強度及び400℃
での耐クリープ性によって下記のように分級される。
での耐クリープ性によって下記のように分級される。
この分級はこれら2つの操作条件下の合金の間でかなり
異なっている。第1操作条件の試料は第2操作条件の試
料より低い温度で最終鍛造にかけたものである。更に、
この鍛造は合金の実際の「ベータトランザス」と処理温
度との差を、例えばAlの場合はこのトランザス110℃低
い温度、E1の場合は40℃低い温度というように変えて実
施した。
異なっている。第1操作条件の試料は第2操作条件の試
料より低い温度で最終鍛造にかけたものである。更に、
この鍛造は合金の実際の「ベータトランザス」と処理温
度との差を、例えばAlの場合はこのトランザス110℃低
い温度、E1の場合は40℃低い温度というように変えて実
施した。
− Kは仏国特許明細書第2 144 205号で推奨されてい
る分析に基づく対照である。HはSn及びZrを含まない別
の対照であり、この第1テストグループでは不十分な機
械的強度及び耐クリープ性を示す。
る分析に基づく対照である。HはSn及びZrを含まない別
の対照であり、この第1テストグループでは不十分な機
械的強度及び耐クリープ性を示す。
− 第1及び第2操作条件の結果の比較から、ベータで
開始した最終鍛造の重要性が知見される。第2及び第3
操作条件の結果の比較からは、この最終鍛造の開始温度
を「ベータトランザス」より高い温度にすると予加熱段
階でより良い均質性が得られ且つベータ範囲での最終加
工の割合がより大きくなるため機械的強度が向上し、そ
の結果時効条件を調整すれば種々の特性がよりバランス
良く得られることがわかる。これは、合金の実際の「ベ
ータトランザス」と最終鍛造温度との差を正確に調整す
ることの重要性も意味する。
開始した最終鍛造の重要性が知見される。第2及び第3
操作条件の結果の比較からは、この最終鍛造の開始温度
を「ベータトランザス」より高い温度にすると予加熱段
階でより良い均質性が得られ且つベータ範囲での最終加
工の割合がより大きくなるため機械的強度が向上し、そ
の結果時効条件を調整すれば種々の特性がよりバランス
良く得られることがわかる。これは、合金の実際の「ベ
ータトランザス」と最終鍛造温度との差を正確に調整す
ることの重要性も意味する。
− 合金D、J及びEは、時効温度を550℃より高くす
ると、特に有利な性質を示すと思われる(第2操作条件
の試料について観察した機械的強度及び耐クリープ性参
照)。合金D及びJは鉄を夫々2.1%及び1.9%含む。
ると、特に有利な性質を示すと思われる(第2操作条件
の試料について観察した機械的強度及び耐クリープ性参
照)。合金D及びJは鉄を夫々2.1%及び1.9%含む。
第2テストグループ(表7〜9) Al含量を約5%にし且つZr含量を第1テストグループで
使用した量より多くして、新たにインゴットを製造し
た。この実施例で選択したこれら5つのインゴットの組
成を表7に示す。符号FBのインゴットのみが鉄を含み、
その含量は1.1%である。
使用した量より多くして、新たにインゴットを製造し
た。この実施例で選択したこれら5つのインゴットの組
成を表7に示す。符号FBのインゴットのみが鉄を含み、
その含量は1.1%である。
各インゴットを先ずプレスにより1050℃でベータの第1
荒形削りにかけて、初期直径φ200mmから正方形 にした。第1グループのテストと同じ方法に従い、この
段階でこれら5つのインゴットの実際の「ベータトラン
ザス」を測定した。
荒形削りにかけて、初期直径φ200mmから正方形 にした。第1グループのテストと同じ方法に従い、この
段階でこれら5つのインゴットの実際の「ベータトラン
ザス」を測定した。
次いで、「ベータトランザス」−50℃での予加熱から出
発して140mmの正方形を80mmの正方形に鍛造し、その後
実際の「ベータトランザス」+30℃の温度で最終鍛造を
開始して70x30mmの平板状にした。得られた構造を調べ
た結果、合金KB以外の合金に関してはこの鍛造の最終状
態は「ベータトランザス」−80℃より大きい温度でアル
ファ−ベータであった。合金KBの顕微鏡写真では、不変
ベータ粒子の輪郭をもつ完全なベータ構造が観察され
た。
発して140mmの正方形を80mmの正方形に鍛造し、その後
実際の「ベータトランザス」+30℃の温度で最終鍛造を
開始して70x30mmの平板状にした。得られた構造を調べ
た結果、合金KB以外の合金に関してはこの鍛造の最終状
態は「ベータトランザス」−80℃より大きい温度でアル
ファ−ベータであった。合金KBの顕微鏡写真では、不変
ベータ粒子の輪郭をもつ完全なベータ構造が観察され
た。
最終鍛造の後は、得られた熱間加工ブランクを「当該合
金のベータトランザス」−30℃で1時間溶体化処理し、
次いで空冷し、その後特定の方法で選択した温度(表
8)で8時間時効処理した。
金のベータトランザス」−30℃で1時間溶体化処理し、
次いで空冷し、その後特定の方法で選択した温度(表
8)で8時間時効処理した。
前記特定の方法は、複数の小さい試料を段階的に異なる
温度で処理し、次いで微小硬度Hv30gを測定し、且つ硬
度曲線を処理温度の関数として形成することからなる。
焼鈍温度として選択する温度は最小硬度+10%に相当す
る。
温度で処理し、次いで微小硬度Hv30gを測定し、且つ硬
度曲線を処理温度の関数として形成することからなる。
焼鈍温度として選択する温度は最小硬度+10%に相当す
る。
最終鍛造温度及び熱処理温度は表8に示し、機械的テス
トの結果は表9に示した。
トの結果は表9に示した。
合金KBは伸びA%が著しく低いが、これは、十分な延性
を得るためには最終鍛造をアルファ−ベータ状態(アル
ファで縁取られた針状構造)で終了することが重要であ
ることを意味する。この合金は、最終鍛造をアルファ−
ベータで終了するように実施していれば有利な特性を示
したかもしれない。得られた試料のうちFB及びGBはA%
及び400℃での耐クリープ性を含む種々の性質を最もバ
ランス良く有する。中でもFBは特に好ましく、特に耐ク
リープ性に優れ(0.5%の伸びで384時間)、Alを5.4
%、Zrを4.2%、Feを1.1%含む。AB2は顕微鏡写真で見
ると、4.1%のCr含量に起因して偏析(ベータフレッ
ク)を有する。従って、Cr含量は、優れた特性が得られ
るように2.5%以下にするのが好ましい(FBの結果参
照)。
を得るためには最終鍛造をアルファ−ベータ状態(アル
ファで縁取られた針状構造)で終了することが重要であ
ることを意味する。この合金は、最終鍛造をアルファ−
ベータで終了するように実施していれば有利な特性を示
したかもしれない。得られた試料のうちFB及びGBはA%
及び400℃での耐クリープ性を含む種々の性質を最もバ
ランス良く有する。中でもFBは特に好ましく、特に耐ク
リープ性に優れ(0.5%の伸びで384時間)、Alを5.4
%、Zrを4.2%、Feを1.1%含む。AB2は顕微鏡写真で見
ると、4.1%のCr含量に起因して偏析(ベータフレッ
ク)を有する。従って、Cr含量は、優れた特性が得られ
るように2.5%以下にするのが好ましい(FBの結果参
照)。
Claims (14)
- 【請求項1】チタン合金部材の製造方法であって、 a) Al:3.8〜5.4、Sn:1.5〜2.5、Zr:2.8〜4.8、Mo:1.
5〜4.5、Cr:2.5以下、Cr+V=1.5〜4.5、Fe<2.0、Si
<0.3、O<0.15、残り:Ti及び不純物という組成(重量
%)のインゴットを製造し、 b) 前記インゴットを、熱間ブランクを得るためベー
タ荒形削りよりなる熱間加工の第1ステップを行ない、
遅くともステップc)の前に、熱間加工合金の実際の
「ベータトランザス」を熱間加工中又はその後で採取し
た試料に基づいて実験的に測定し、目的の部材の熱間加
工ブランクを形成するため前記ブランクの少なくとも一
部分の最終加工を実際の「ベータトランザス」より少な
くとも10℃高い温度で始め且つ前記「ベータトランザ
ス」より低い温度で終了するようにし、この最終熱間加
工処理全体を前記「ベータトランザス」±60℃の温度範
囲で行うことを含む熱間加工処理にかけ、 c) 熱間加工によって得た前記部材ブランクを、実際
の「ベータトランザス」−40℃から実際の「ベータトラ
ンザス」−10℃までの間の温度に維持しながら溶体化熱
処理にかけ、次いで室温に冷却し、 d) 前記部材ブランク又は該ブランクから形成した部
材を550〜650℃で4〜12時間時効化熱処理にかける 諸ステップからなる前記方法。 - 【請求項2】Al=4.5〜5.4、Sn=1.8〜2.5、Zr=3.5〜
4.8であることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
載の方法。 - 【請求項3】Zr=4.1〜4.8であることを特徴とする特許
請求の範囲第2項に記載の方法。 - 【請求項4】Mo=2.0〜4.5、Cr=1.5〜2.5であることを
特徴とする特許請求の範囲第1項、第2項又は第3項の
いずれかに記載の方法。 - 【請求項5】Fe≦1.5であることを特徴とする特許請求
の範囲第1項に記載の方法。 - 【請求項6】O=0.07〜0.13であることを特徴とする特
許請求の範囲第1項に記載の方法。 - 【請求項7】Fe=0.7〜1.5であることを特徴とする特許
請求の範囲第1項に記載の方法。 - 【請求項8】ブランク又はブランク部分の最終熱間加工
を実際の「ベータトランザス」+20℃から実際の「ベー
タトランザス」+40℃までの範囲の温度で開始し、且つ
前記「ベータトランザス」より低くて実際の「ベータト
ランザス」−50℃より高いか等しい温度で終了すること
を特徴とする特許請求の範囲第1項から第7項のいずれ
かに記載の方法。 - 【請求項9】最終熱間加工を実際の「ベータトランザ
ス」−10℃から実際の「ベータトランザス」−40℃まで
の範囲の温度で終了することを特徴とする特許請求の範
囲第8項に記載の方法。 - 【請求項10】インゴットの荒形削りの少なくとも最終
部分を実際の「ベータトランザス」−100℃から実際の
「ベータトランザス」−20℃までの範囲の温度で実施す
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項から第9項の
いずれかに記載の方法。 - 【請求項11】部材ブランク又は該ブランクから形成し
た部材を570〜640℃で6〜10時間時効処理することを特
徴とする特許請求の範囲第9項に記載の方法。 - 【請求項12】チタン合金部材の製造方法であって、 a1) Al:4.5〜5.4、Sn:1.8〜2.5、Zr:3.5〜4.8、Mo:2.
0〜4.5、Cr:1.5〜2.5、Cr+V=1.5〜4.5、Fe:0.7〜1.
5、O:0.07〜0.13、残り:Ti及び不純物という組成(重量
%)のインゴットを製造し、 b1) 前記インゴットを、最終熱間ブランクを得るため
の荒形削りにかけ、但しこの処理の少なくとも最終部分
は実際の「ベータトランザス」−100℃から実際の「ベ
ータトランザス」−20℃までの範囲の温度での鍛造から
なり、この鍛造の加工率は最低1.5であり、 c1) 熱間加工合金の前記実際の「ベータトランザス」
温度を前記鍛造によって得た熱間ブランクから採取した
試料に基づいて実験的に求め、 d1) 前記ブランクの最終加工を、実際の「ベータトラ
ンザス」+20℃から実際の「ベータトランザス」+40℃
までの範囲の温度で開始し且つ実際の「ベータトランザ
ス」−40℃から実際の「ベータトランザス」−10℃まで
の範囲の温度で終了するようにして鍛造及び/又はダイ
鍛造によって行い、 e1) このようにして得た熱間加工部材ブランクを、実
際の「ベータトランザス」−40℃から実際の「ベータト
ランザス」−10℃までの間の温度に維持しながら溶体化
処理にかけ、次いで室温に冷却し、 f1) 前記部材ブランク又は該ブランクから形成した部
材を580〜630℃で6〜10時間時効化熱処理にかける 諸ステップからなる方法。 - 【請求項13】Zr=4.1〜4.8であることを特徴とする特
許請求の範囲第12項に記載の方法。 - 【請求項14】下記の構造及び機械的特性: A) 微細で規則的なアルファ−ベータ構造; B) 組成(重量%):Al=4.5〜5.4、Sn=1.8〜2.5、Z
r=3.5〜4.8、Mo=2.0〜4.5、Cr=1.5〜2.5、Cr+V=
1.5〜4.5、Fe=0.7〜1.5、O=0.07〜0.13、残り=Ti及
び不純物; C) Rm≧1200MPa Rp0.2≧1000MPa A%≧5 20℃での 600MPa、400℃での耐クリープ性:200時間以上で0.5% を有することを特徴とするチタン合金部材。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR8705786 | 1987-04-16 | ||
FR8705786A FR2614040B1 (fr) | 1987-04-16 | 1987-04-16 | Procede de fabrication d'une piece en alliage de titane et piece obtenue |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63277745A JPS63277745A (ja) | 1988-11-15 |
JPH07116577B2 true JPH07116577B2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=9350427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63093271A Expired - Lifetime JPH07116577B2 (ja) | 1987-04-16 | 1988-04-15 | チタン合金製部材の製造方法及び該方法によって製造した部材 |
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Country | Link |
---|---|
US (2) | US4854977A (ja) |
EP (1) | EP0287486B1 (ja) |
JP (1) | JPH07116577B2 (ja) |
BR (1) | BR8801837A (ja) |
CA (1) | CA1314792C (ja) |
DD (1) | DD281422A5 (ja) |
DE (1) | DE3861736D1 (ja) |
ES (1) | ES2020341B3 (ja) |
FR (1) | FR2614040B1 (ja) |
IL (1) | IL86029A (ja) |
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