JPH07116210B2 - チミン誘導体 - Google Patents

チミン誘導体

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JPH07116210B2
JPH07116210B2 JP63027594A JP2759488A JPH07116210B2 JP H07116210 B2 JPH07116210 B2 JP H07116210B2 JP 63027594 A JP63027594 A JP 63027594A JP 2759488 A JP2759488 A JP 2759488A JP H07116210 B2 JPH07116210 B2 JP H07116210B2
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洋 大類
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、エイズの治療薬として使用されている3′−
アジド−3′−デオキシチミジンの合成中間体として有
用な従来の文献に未載の新規化合物及び該化合物の製法
に関する。
更に詳しくは、本発明は、エイズの治療薬として使用さ
れている下記式(A) で表される3′−アジド−3′−デオキシチミジンの合
成の際の中間体として有用な新規な下記式(1) 式中、Rは水素原子又は を示す、 で表されるチミン誘導体に関する。
(従来の技術) 従来、上記式(A)の3′−アジド−3′−デオキシチ
ミジンを合成する方法としては、例えばチミジンを原料
とし、該化合物をトリチルクロライドと反応させ5′−
O−トリチルチミジンを合成し、このトリチル誘導体を
メシルクロリドで処理して5′−O−トリチル−3′−
O−メシルチミジンとなし、次いで該化合物をフタール
イミドカリウム塩と反応させ5′−O−トリチル−2,
3′−アンヒドロチミジンを形成せしめ、更にこのチミ
ジンをソジウムアジドと反応させてアジド誘導体を形成
させ、そして酢酸で加水分解して該式(A)の化合物を
得る方法が知られている(J.Org.Chem.,Vol38,No.25,19
73,4299〜4305参照)。
この方法において使用されている出発原料であるチミジ
ンは、生物体中に存在するピリミジンデオキシリボヌク
レオシドの一種で、デオキシペントース核酸中にヌクレ
オシドとして含まれ、広く生物界に分布している。工業
的には、チミジンは一般的には、サケの白子、牝牛の胸
線からDNAを抽出し、このDNAを酸もしくは酵素で加水分
解しこの加水分解物中から採取されている。しかしなが
ら、ここで得られるチミジンの収量は非常にわずかであ
り、その価格は極めて高価であり、簡単には入手するこ
とができない。従って、チミジンから合成される上記式
(A)の3′−アジド−3′−デオキシチミジンは、エ
イズの治療薬として極めて高価であるため、安価に入手
できる該式(A)の化合物の製造方法の開発が強く望ま
れている。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は、エイズの治療薬として有用な上記式
(A)の化合物を合成するに際し、上記従来の提案の如
き極めて高価なチミジンを出発原料とせずに、安価且つ
入手容易な原料を用いて製造することのできる、上記式
(A)の化合物の合成に有用な中間体及びその製造方法
を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、上述の従来方法における高価なチミジン
を使用しないで3′−アジド−3′−デオキシチミジン
を製造する方法について鋭意研究を行ってきた。その結
果、市場で安価且つ容易に入手できるキシロースから容
易に合成もしくは入手できるテトラアセチルキシロフラ
ノース[下記式(6)]から合成することのできる本発
明の上記式(1)の従来の文献未載の化合物を使用すれ
ば、上記式(A)化合物が好純度且つ好収率でしかも工
業的に簡単な操作で有利に合成できることを見出し本発
明を完成した。
しかして、本発明によれば、 (a) 下記式(6) 式中、Acはアセチル基を示す(以下同様)、で表される
テトラアセチルキシロフラノースを、例えば無水塩化第
二錫の存在下に有機溶媒中で、下記式(5) 式中、Meはメチル基を示す(以下同様)、で表されるビ
ス(トリメチルシリル)チミンと反応させて下記式
(4) で表されるトリ−O−アセチルキシロシルチミンを形成
させ、 (b) 該式(4)の化合物を塩基の存在下に加水分解
して下記式(3) で表される1−β−D−キシロフラノシルチミジンを合
成し、 (c) 該式(3)の化合物を酸の存在下にアセトンと
反応させて下記式(2) で表される1−(3′,5′−O−イソプロピリデン−β
−D−キシロフラノシル)チミジンを合成し、(d)次
に該式(2)の化合物をアセトニトリル中でクロロチオ
ノ炭酸フエニル及び4−ジメチルアミノピリジンの存在
下に反応させることにより、上記式(A)の化合物の合
成中間体として有用な本発明の式(1)に包含される下
記式(1)−1 で表される1−(2′−O−フエノキシチオカルボニル
−3′,5′−O−イソプロピリデン−β−D−キシロフ
ラノシル)チミジンが提供される。
更に、上記式(1)−1の化合物を有機溶媒中でn−ト
リブチルチンヒドライド及びアゾビスイソブチロニトリ
ルの存在下に反応させることにより、上記式(A)の化
合物の合成中間体として有用な本発明の式(1)に包含
される下記式(1)−2 で表される1−(2′−デオキシ−3′,5′−O−イソ
プロピリデン−β−D−キシロフラノシル)チミジンが
提供される。
本発明の式(1)化合物の製造方法を反応式で示すと、
例えば下記のとおりである。
前記式(A)の3′−アジド−3′−デオキシチミジン
の合成中間体として有用な本発明の上記式(1)の化合
物の製造方法を、上記反応式に従って以下に詳細に説明
する。
まず工程(a)における上記式(6)の化合物から上記
式(4)の化合物を合成する反応は、式(6)の化合物
を有機溶媒中、無水塩化第二錫の存在下に上記式(5)
のビス(トリメチルシリル)チミンと反応させることに
より容易に行うことができる。
上記反応は採用する有機溶媒の種類によっても異なる
が、一般的には、約0℃〜50℃程度の温度範囲で、約1
〜10時間程度で行うことができる。
上記反応に使用する上記式(5)のビス(トリメチルシ
リル)チミンの使用量には特別の制約はないが、通常上
記式(6)の化合物1モルに対して、例えば、約1〜約
1.5モル程度の範囲で用いられる。また、触媒として使
用される無水塩化第二錫の使用量も広い範囲で変えるこ
とができるが、一般的は、例えば、上記式(6)の化合
物1モルに対して約1〜約1.5モル程度の範囲が適当で
ある。さらに、使用しうる有機溶媒は、反応に対して不
活性な溶媒であればいずれであってもよいが、通常はベ
ンゼン、トルエン、1,2−ジクロルエタン、ジクロルメ
タン、四塩化炭素などがしばしば使用される。これら溶
媒の使用量は、適宜に選択すればよく例えば、該式
(6)の化合物に対して約5〜約50重量倍程度の使用量
を好ましく挙げることができる。反応終了後は、常法に
従って生成物を中和、洗浄し、所望により例えば、カラ
ムクロマトグラフイーのごとき手段で精製して前記式
(4)の化合物が得られる。
次に工程(b)において、上記式(4)の化合物から上
記式(3)の化合物を合成するには、例えば、該式
(4)の化合物をナトリウムエチラート、ナトリウムメ
チラートのごとき塩基の存在下に式(3)の化合物と反
応させることにより容易に行うことができる。この反応
に使用する塩基の使用量は触媒量で充分であるが、その
好適な使用量を具体的に示せば、例えば式(4)の化合
物1モルに対して約1/100〜約1/10モル程度の範囲であ
る。上述の如き塩基を使用する場合は、反応系内で対応
するアルコール類と金属ナトリウムとから調製してもよ
い。反応は使用されるアルコールが還流する程度の温度
で行われる。反応時間は、通常2時間程度行えば充分で
ある。反応終了後は、例えば酸性のイオン交換樹脂のご
とき酸で中和し、例えば再結晶などの手段で精製して該
式(3)の化合物が好純度、好収率で得られる。
次に工程(c)では、上記式(3)の化合物を酸の存在
下にアセトンと反応させて、上記式(2)の1−
(3′,5′−O−イソプロピリデン−β−D−キシロフ
ラノシル)チミンを合成することができる。反応は室温
程度の温度で約3時間程度行えば充分である。この反応
に使用しうる酸としては、例えばp−トルエンスルホン
酸、塩酸、硫酸などのごとき酸が使用できる。これら酸
の使用量は触媒量程度で充分であり、例えば、上記式
(3)の化合物に対して約1/100重量%程度使用すれば
充分である。また、アセトンの使用量は当モル以上使用
すればよく、例えば、上記式(3)化合物1モルに対し
て約1〜約100モル程度の範囲が好適である。反応終了
後は、反応生成物を水酸化バリウムの如きアルカリで中
和し、更に生成物を再結晶のごとき手段で精製すること
により、該式(2)の化合物が好純度、好収率で得られ
れる。
次に工程(d)において、上記式(2)の化合物から本
発明の上記式(1)に包含される上記式(1)−1の1
−(2′−O−フエノキシチオカルボニル−3′,5′−
イソプロピリデン−β−D−キシロフラノシル)チミン
を合成するには、該式(2)の化合物をアセトニトリル
中でクロロチオノ炭酸フエニルおよび4−ジメチルアミ
ノピリジンの存在下に反応させることにより行われる。
反応は室温程度の温度で約2〜約4時間程度で行われ
る。この反応に使用するクロロチオノ炭酸フエニルの使
用量としては、例えば、式(2)の化合物に対して約1
〜約1.5モル程度の範囲を例示することができる。ま
た、4−ジメチルアミノピリジンは過剰に用いた方が有
利であり、例えば、式(2)の化合物1モルに対して約
1.5〜約3モル程度の範囲で使用するのが一般的であ
る。アセトニトリルの使用量には格別の制約はなく適宜
に選択することができるが、通常は例えば、式(2)の
化合物に対して約5〜約100重量倍の範囲が適当であ
る。反応終了後、例えば酢酸エチルのごとき溶媒で分配
抽出し、有機層を塩酸のごとき酸の水溶液で洗浄し、所
望により生成物を再結晶のごとき手段で精製して本発明
の上記式(1)−1が好純度、好収率で得られる。
更に本発明の上記式(1)−2の1−(2′−デオキシ
−3′,5′−O−イソプロピリデン−β−D−キシロフ
ラノシル)チミンを得るには、上記式(1)−1の化合
物を有機溶媒中、n−トリブチルチンヒドライド及びア
ゾビスイソブチルニトリルの存在下に処理して合成され
る。反応は例えば窒素ガスのごとき不活性雰囲気下に行
うのが有利である。処理温度は使用される有機溶媒にも
よるが、一般的には約50℃〜約150℃程度の範囲が採用
される。処理時間も適宜に選択することができるが通常
は約2〜約3時間程度の範囲が選択される。この反応に
用いられるn−トリブチルチンヒドライドの使用量とし
ては、例えば、式(1)−1の化合物1モルに対して約
2〜約5モル程度の範囲を好ましく例示することができ
る。またアゾビスイソブチルニトリルの好ましい使用量
としては、例えば、式(1)−1の化合物1モルに対し
て約1/5〜約1/50モル程度の範囲が例示される。有機溶
媒は種々のものが使用可能であるが、好ましい溶媒を示
せば例えば、トルエン、キシレン等を挙げることができ
る。これら溶媒の使用量には特別の制約はなく適当な範
囲を選択すればよく、例えば式(1)−1の化合物に対
して約10〜約200重量倍程度の範囲が例示される。反応
終了後、反応生成物をカラムクロマトグラフイーのごと
き手段で精製するか、又は再結晶のような手段で精製し
て本発明の式(1)−2の化合物が好純度、好収率で得
られる。
以上述べた如くして製造される前記式(1)−2の化合
物は、例えば下記反応式に示したようにして、エイズの
治療薬として使用できる3′−アジド−3′−デオキシ
チミジンに誘導することができる。
式(A)の化合物の製造方法を上記反応式に従って、以
下に説明する。
まず、式(1)−2の化合物から式(x)の化合物を製
造するには、式(1)−2の化合物を、例えば塩酸のご
とき酸で加水分解反応させて式(X)の化合物を形成せ
しめる。次に式(Y)の化合物をトリチルクロリドと反
応させて式(Y)のトリチル誘導体を合成する。そし
て、該式(Y)の化合物をメシルクロリドでメシル化
し、次いでソジウムアジドでアジド化させて式(Z)の
化合物に誘導する。更に該式(Z)の化合物を塩酸の如
き酸で処理して脱トリチル化反応させることにより、式
(A)の化合物を合成することができる。
(実施例) 以下に本発明の式(1)の化合物の製造方法を実施例を
挙げて説明する。
実施例1 トリ−O−アセチルキシロシルチミン[式(4)]の合
成[工程(a)] フラスコにテトラアセチルキシロフラノース8.4g(30ミ
リモル)、ビス(トリメチルシリル)チミン8.7g(32ミ
リモル)および1,2−ジクロルエタン249mlを仕込み、撹
拌しながら溶解させ、この中に1,2−ジクロルエタン30m
lに無水塩化第二錫3.7ml(31ミリモル)を溶解した溶解
を滴下しながら加え、22℃で5時間反応させた。反応終
了後、反応液にクロロホルム300mlを加え、飽和炭酸ナ
トリウム水溶液で洗浄し、濾液を硫酸ナトリウムで乾燥
した後、減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフ
イー(クロロホルム:メタノール=100:1)にかけて精
製して標記化合物を10.0g得た。収率;99%。
▲[α]22 D▼=+20.3°(C=0.22,CHCl3) 実施例2 1−β−D−キシロフラノシルチミン[式(3)]の合
成[工程(b)] フラスコに式(4)のトリ−O−アセチルキシロシルチ
ミン1.38g(3.59ミリモル)及び無水エタノール50mlを
仕込み、溶解させた後、金属ナトリウムの細片を触媒量
加え1時間還流した。反応終了後、イオン交換樹脂(am
berlitIR-120)で中和してから濾過し、濾液を濃縮し、
濃縮液にエチルアルコール:エーテル(1:1)を加え再
結晶を行って、標記化合物を0.19gを得た。
収率;98%,融点;159.0℃ ▲[α]22 D▼=−34.21°(C=0.18,CH3OH) 実施例3 1−(3′,5′−O−イソプロピリデン−β−D−キシ
ロフラノシル)チミン[式(2)]の合成[工程
(C)] フラスコに式(3)の1−β−D−キシロフラノシルチ
ミン0.19g(3.53ミリモル)、アセトン50mlおよびp−
トルエンスルホン酸260mgを仕込み、室温で2時間撹拌
した。反応終了後、水酸化バリウム0.44gで中和し、濾
過した後濃縮した。濃縮液をクロロホルムに溶解し、更
にエーテルを加えて結晶体の標記化合物を0.98g得た。
収率;93%、融点;173.1℃ ▲[α]22 D▼=−27.88°(C=0.33,CHCl3) 実施例4 1−(2′−O−フエノキシチオカルボニル−β−D−
キシロフラノシル)チミン[式(1)−1]の合成[工
程(d)] 式(2)の1−(3′,5′−O−イソプロピリデン−β
−D−キシロフラノシル)チミン式(2)100mg(0.34
ミリモル)を無水アセトニトリル10ml中に撹拌しながら
加え、さらにクロロチオノ炭酸フエニル64mg(0.37ミリ
モル)と4−ジメチルアミノピリジン84mg(0.69ミリモ
ル)を加えてから、室温で2時間撹拌した。反応終了
後、酢酸エチル10ml+水10mlで分配抽出し、有機層を十
分冷却してから冷1-NH4Cl/H2O、飽和炭酸ナトリウム水
溶液、飽和食塩水溶液で順次洗浄を行った。硫酸ナトリ
ウムを加え、一晩放置した後、濾過し、濃縮して標記化
合物を125mg得た。
収率;85.9% ▲[α]22 D▼=+3.0°(C=0.3 CHCl3) 実施例5 1−(2′−デオキシ−3′,5′−O−イソプロピリデ
ン−β−D−キシロフラノシル)チミン[式(1)−
2]の合成 デシケーターで減圧乾燥した式(1)−1の1−(2′
−O−フエノキシチオカルボニル−3′,5′−O−イソ
プロピリデン−β−D−キシロフラノシル)チミン125m
gに蒸留トルエン20mlを加えて溶解し、アゾビスイソブ
チルニトリル11mg(0.07ミリモル)とn−トリブチルチ
ンヒドライド29mg(1.0ミリモル)を加えた。20分間窒
素ガス気流下に75℃に加熱し還流した。反応終了後、濃
縮し、シロップをシリカゲルカラムクロマトグラフイー
(クロロホルム:酢酸エチル=1:1)にかけ精製した。
回収したフラクションを濃縮したものに酢酸エチル:エ
ーテル=1:1を加えて、一晩放置して結晶体の標記化合
物を70mg得た。
収率;91%、融点;168.5℃ ▲[α]23 D▼=+18.09(C=0.52、CHCl3) (発明の効果) 本発明は、エイズの治療薬として使用されている3′−
アジド−3′−デオキシチミジンの合成中間体として有
用な従来の文献に未載の新規化合物である下記式(1) 式中、Rは水素原子又は を示す、 で表されるチミン誘導体を提供するものである。
従来、3′−アジド−3′−デオキシチミジンを製造す
る方法においては、出発原料として入手困難で高価なチ
ミジンを原料としているため3′−アジド−3′−デオ
キシチミジンが極めて高価なものになっていた。しかし
ながら、本発明によれば、上記式(1)の化合物を合成
中間体とすることにより、該式(A)の化合物を安価に
製造することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式 で表されるチミン誘導体。
JP63027594A 1988-02-10 1988-02-10 チミン誘導体 Expired - Lifetime JPH07116210B2 (ja)

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JPH01203399A JPH01203399A (ja) 1989-08-16
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YU110888A (en) * 1987-06-10 1989-08-31 Wellcome Found Process for obtaining timine derivatives

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