JPH0711579A - 機能性繊維および繊維製品 - Google Patents
機能性繊維および繊維製品Info
- Publication number
- JPH0711579A JPH0711579A JP34088892A JP34088892A JPH0711579A JP H0711579 A JPH0711579 A JP H0711579A JP 34088892 A JP34088892 A JP 34088892A JP 34088892 A JP34088892 A JP 34088892A JP H0711579 A JPH0711579 A JP H0711579A
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- fiber
- dyeing
- collagen
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- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 優れた染色染着堅牢性を有する各種の機能性
繊維及び繊維製品を得ることとそのための繊維処理剤を
開発すること。 【構成効果】 キトサン及びコラーゲン（ポリペプタイ
ド）をベースとしてこられを反応性シリコーン樹脂また
はＥＶＡと組み合わせ、さらにこれに殺菌剤、脱臭剤、
染色剤を含有させて各種の繊維、繊維製品を処理するも
ので、優れた風合いと染色染着堅牢度を有する各種の機
能性繊維製品を容易に得ることができる
繊維及び繊維製品を得ることとそのための繊維処理剤を
開発すること。 【構成効果】 キトサン及びコラーゲン（ポリペプタイ
ド）をベースとしてこられを反応性シリコーン樹脂また
はＥＶＡと組み合わせ、さらにこれに殺菌剤、脱臭剤、
染色剤を含有させて各種の繊維、繊維製品を処理するも
ので、優れた風合いと染色染着堅牢度を有する各種の機
能性繊維製品を容易に得ることができる
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は機能性繊維及び繊維製品
に関するもので、特にキトサン及びコラーゲンを含有す
る繊維処理剤で処理されている機能性繊維及び繊維製品
に関する。
に関するもので、特にキトサン及びコラーゲンを含有す
る繊維処理剤で処理されている機能性繊維及び繊維製品
に関する。
【０００２】
【従来の技術】各種繊維製品の中でもクツシタ、靴底
敷、運動靴、タオル、オシボリ、フトン、シーツ、枕カ
バー等の寝具肌着類、生理帯、オムツ等の使用によって
雑菌、悪臭が付着する繊維製品は数多く知られ、その脱
臭、殺菌のために各種の試みがなされているにも拘ら
ず、繊維製品自体にこれらの機能を付与するための試み
は殆ど成功することなく、これまでに優れた殺菌脱臭機
能を有する繊維及び繊維製品は殆ど市場に知られていな
い。
敷、運動靴、タオル、オシボリ、フトン、シーツ、枕カ
バー等の寝具肌着類、生理帯、オムツ等の使用によって
雑菌、悪臭が付着する繊維製品は数多く知られ、その脱
臭、殺菌のために各種の試みがなされているにも拘ら
ず、繊維製品自体にこれらの機能を付与するための試み
は殆ど成功することなく、これまでに優れた殺菌脱臭機
能を有する繊維及び繊維製品は殆ど市場に知られていな
い。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明は優
れた殺菌脱臭機能を有する各種の機能性繊維製品を得る
ことを目的とするものであり、またそのための新規の繊
維処理剤を提供するためのものである。
れた殺菌脱臭機能を有する各種の機能性繊維製品を得る
ことを目的とするものであり、またそのための新規の繊
維処理剤を提供するためのものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者は繊維製品に対
する各種の殺菌脱臭剤の適合性について研究を続けた結
果、キトサン及びコラーゲン（ポリペプタイド）をベー
スとして、これに反応性シリコン樹脂またはエチレンビ
ニルアセテート（ＥＶＡ）を加えることによって繊維製
品に対する風合いを損なうことなく、むしろ染色性、染
着性が著しく向上することを知り、さらにこれに各種の
殺菌剤や脱臭剤を組み合わせることによって優れた風合
い、染着性、染色性を有する殺菌脱臭処理剤を得ること
に成功したものである。
する各種の殺菌脱臭剤の適合性について研究を続けた結
果、キトサン及びコラーゲン（ポリペプタイド）をベー
スとして、これに反応性シリコン樹脂またはエチレンビ
ニルアセテート（ＥＶＡ）を加えることによって繊維製
品に対する風合いを損なうことなく、むしろ染色性、染
着性が著しく向上することを知り、さらにこれに各種の
殺菌剤や脱臭剤を組み合わせることによって優れた風合
い、染着性、染色性を有する殺菌脱臭処理剤を得ること
に成功したものである。
【０００５】本発明で使用されるコラーゲンは人体の総
蛋白質重量の１／３を占め人体にとっては必要不可欠な
ものであり、またキトサンは甲殻類、菌類等から抽出さ
れる天然高分子の多糖類であり、医療分野では人工皮膚
や手術縫合用糸に又、食品分野では植物繊維健康食品及
び食品保存安定剤として広く利用されているものであ
る。
蛋白質重量の１／３を占め人体にとっては必要不可欠な
ものであり、またキトサンは甲殻類、菌類等から抽出さ
れる天然高分子の多糖類であり、医療分野では人工皮膚
や手術縫合用糸に又、食品分野では植物繊維健康食品及
び食品保存安定剤として広く利用されているものであ
る。
【０００６】本発明はキトサンとコラーゲンを結合させ
たものをさらにＥＶＡまたは反応性シリコンと結合接着
させ、これに殺菌剤、脱臭剤、染色剤を含有させて各種
繊維、繊維製品を処理するもので、この処理液は、例え
ば浸漬型のアミノシリコン使用のものでは外観が乳白色
でＰＨは約４、不揮発分約２０％カチオン系の特殊改質
ポリシロキサンであり、トウ、又はステープルファイバ
ーの場合はトウの形態でクリンパーに掛け巻縮付与後、
オイリングローラと接触させたり処理浴中を通過させる
か又はスプレーして付着させ乾燥させる。
たものをさらにＥＶＡまたは反応性シリコンと結合接着
させ、これに殺菌剤、脱臭剤、染色剤を含有させて各種
繊維、繊維製品を処理するもので、この処理液は、例え
ば浸漬型のアミノシリコン使用のものでは外観が乳白色
でＰＨは約４、不揮発分約２０％カチオン系の特殊改質
ポリシロキサンであり、トウ、又はステープルファイバ
ーの場合はトウの形態でクリンパーに掛け巻縮付与後、
オイリングローラと接触させたり処理浴中を通過させる
か又はスプレーして付着させ乾燥させる。
【０００７】ステープルファイバーの場合は処理浴に投
入後、遠心脱水して付着量をコントロールする。またプ
リント型のものでは溶剤としてアミノシリコンの代りに
ＥＶＡが好適に使用され得る。反応性シリコンはトーレ
・シリコーン ＳＭ−８７０９エマルジョンが、コラー
ゲン（ポリペプタイド）としては成和化成プロモイスＷ
−５２が、またキトサンとしては君津化学０．５％キト
（ＬＬＷＰ）が好適に使用され得る。
入後、遠心脱水して付着量をコントロールする。またプ
リント型のものでは溶剤としてアミノシリコンの代りに
ＥＶＡが好適に使用され得る。反応性シリコンはトーレ
・シリコーン ＳＭ−８７０９エマルジョンが、コラー
ゲン（ポリペプタイド）としては成和化成プロモイスＷ
−５２が、またキトサンとしては君津化学０．５％キト
（ＬＬＷＰ）が好適に使用され得る。
【０００８】
【実施例】以下に本発明の実施例を示すが、本発明がこ
れらの実施例に限定されるものでないことは当然理解さ
れなければならない。
れらの実施例に限定されるものでないことは当然理解さ
れなければならない。
【０００９】実施例１ トーレ・シリコン アミノシリコンＳＭ−８７０９ ５
０％、君津化学キトサン（ＬＬＷＰ酢酸）及び成和化成
プロモイスＷ−５２ ３５％、大日精化ダイムシュ−５
００２ １０％、殺菌剤ＣＡＰ（２０倍）５％よりなる
繊維処理剤を使用して殺菌脱臭力、染色染着堅牢度共に
優れた繊維製品が得られた。
０％、君津化学キトサン（ＬＬＷＰ酢酸）及び成和化成
プロモイスＷ−５２ ３５％、大日精化ダイムシュ−５
００２ １０％、殺菌剤ＣＡＰ（２０倍）５％よりなる
繊維処理剤を使用して殺菌脱臭力、染色染着堅牢度共に
優れた繊維製品が得られた。
【００１０】実施例２ 綿１００％生地をキトサン・コラーゲン混合液２０、水
８０の処理液に２０秒間浸漬、８０％の絞り率で１１０
℃５分間乾燥させ、１３０℃で５分硬化させた。
８０の処理液に２０秒間浸漬、８０％の絞り率で１１０
℃５分間乾燥させ、１３０℃で５分硬化させた。
【００１１】実施例３ ポリエステル１００％カシミヤドスキンをキトサン・コ
ラーゲン混合液７、架橋座０．５、助剤０．２、水９
２．３の処理液に２０秒間浸漬、６０％の絞り率で１２
０℃３分乾燥させてから１６０℃で３分間硬化させた。
ラーゲン混合液７、架橋座０．５、助剤０．２、水９
２．３の処理液に２０秒間浸漬、６０％の絞り率で１２
０℃３分乾燥させてから１６０℃で３分間硬化させた。
【００１２】実施例４ プリント用インキとしてＥＶＡ５０％、水３％、脱臭剤
５％、抗菌剤２％、セラミックス微粒子９％、キトサン
・コラーゲン混合物３０％、増粘剤１％からなる組成物
を調製し、これをＥＶＡ２０％の添加により８０％濃度
としたものを転写紙用インキとして使用することによっ
て、従来法よりも著しく簡略化された工程でしかもでこ
ぼこのない優れた風合いの転写プリントを得ることがで
きた。
５％、抗菌剤２％、セラミックス微粒子９％、キトサン
・コラーゲン混合物３０％、増粘剤１％からなる組成物
を調製し、これをＥＶＡ２０％の添加により８０％濃度
としたものを転写紙用インキとして使用することによっ
て、従来法よりも著しく簡略化された工程でしかもでこ
ぼこのない優れた風合いの転写プリントを得ることがで
きた。
【００１３】
【発明の効果】本発明によればこれまでにない優れた染
色染着堅牢度と殺菌脱臭機能を有する各種の繊維及び繊
維製品を極めて容易に得ることができる。すなわち本発
明の処理液はプリントインキとして使用することによっ
て台紙の電気植毛が不要となるばかりか、転写紙に熱可
塑性樹脂微粒（ナイロン等）を散布する必要がなくな
り、さらに乾燥も転写も低温度で可能となるために転写
工程の大幅な簡略化が達成され、さらに風合い、堅牢度
共に大幅に向上するという各種の著しい利点がもたらさ
れる。
色染着堅牢度と殺菌脱臭機能を有する各種の繊維及び繊
維製品を極めて容易に得ることができる。すなわち本発
明の処理液はプリントインキとして使用することによっ
て台紙の電気植毛が不要となるばかりか、転写紙に熱可
塑性樹脂微粒（ナイロン等）を散布する必要がなくな
り、さらに乾燥も転写も低温度で可能となるために転写
工程の大幅な簡略化が達成され、さらに風合い、堅牢度
共に大幅に向上するという各種の著しい利点がもたらさ
れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹野入 康夫 長野県諏訪市湖岸通２−７−21 ヴィラ・ ベニヤ501
Claims (4)
- 【請求項１】 キトサン及びコラーゲンを媒質中に含有
させた繊維処理剤で処理されていることを特徴とする機
能性繊維及び繊維製品。 - 【請求項２】 キトサン、コラーゲン及びアミノシリコ
ンを含有させたことを特徴とする繊維処理剤。 - 【請求項３】 キトサン、コラーゲン及びエチレンビニ
ルアセテートを含有させたことを特徴とする繊維処理
剤。 - 【請求項４】 殺菌剤及びまたは脱臭剤を含有する請求
項２または請求項３の繊維処理剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34088892A JPH0711579A (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | 機能性繊維および繊維製品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34088892A JPH0711579A (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | 機能性繊維および繊維製品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0711579A true JPH0711579A (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=18341238
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34088892A Pending JPH0711579A (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | 機能性繊維および繊維製品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0711579A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR970043556A (ko) * | 1995-12-30 | 1997-07-26 | 이웅열 | 폴리에스터 심색성포지의 제조방법 |
| EP1308553A3 (en) * | 1995-07-21 | 2004-01-28 | Seiren Co., Ltd. | Functional fiber products and process for producing same |
| JP2004308063A (ja) * | 2003-04-08 | 2004-11-04 | Taiki:Kk | 衛生加工された繊維製品及びその製造方法 |
| KR100457702B1 (ko) * | 1997-07-21 | 2005-04-06 | 주식회사 휴비스 | 향균성 폴리에스테르 직물의 제조방법 |
| JP2006188810A (ja) * | 2006-02-16 | 2006-07-20 | Taiki:Kk | 衛生加工された繊維製品 |
| JP2006265116A (ja) * | 2005-03-22 | 2006-10-05 | Univ Kansai | キトサンを含む抗菌組成物 |
| JP2014528992A (ja) * | 2011-09-28 | 2014-10-30 | ジィリン ホンタイ ガーメント ウォッシング アンド ダイイング サイエンス アンド テクノロジー インスティテュート | 有色の織物用の色強調洗剤及びその調製方法 |
-
1992
- 1992-11-09 JP JP34088892A patent/JPH0711579A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1308553A3 (en) * | 1995-07-21 | 2004-01-28 | Seiren Co., Ltd. | Functional fiber products and process for producing same |
| KR970043556A (ko) * | 1995-12-30 | 1997-07-26 | 이웅열 | 폴리에스터 심색성포지의 제조방법 |
| KR100457702B1 (ko) * | 1997-07-21 | 2005-04-06 | 주식회사 휴비스 | 향균성 폴리에스테르 직물의 제조방법 |
| JP2004308063A (ja) * | 2003-04-08 | 2004-11-04 | Taiki:Kk | 衛生加工された繊維製品及びその製造方法 |
| KR100763819B1 (ko) * | 2003-04-08 | 2007-10-05 | 가부시키가이샤 타이키 | 위생가공된 섬유제품 및 그 제조방법 |
| JP2006265116A (ja) * | 2005-03-22 | 2006-10-05 | Univ Kansai | キトサンを含む抗菌組成物 |
| JP4592459B2 (ja) * | 2005-03-22 | 2010-12-01 | 学校法人 関西大学 | キトサンを含む抗菌組成物 |
| JP2006188810A (ja) * | 2006-02-16 | 2006-07-20 | Taiki:Kk | 衛生加工された繊維製品 |
| JP2014528992A (ja) * | 2011-09-28 | 2014-10-30 | ジィリン ホンタイ ガーメント ウォッシング アンド ダイイング サイエンス アンド テクノロジー インスティテュート | 有色の織物用の色強調洗剤及びその調製方法 |
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