JPH07115699A - スピーカユニット - Google Patents

スピーカユニット

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JPH07115699A
JPH07115699A JP25861593A JP25861593A JPH07115699A JP H07115699 A JPH07115699 A JP H07115699A JP 25861593 A JP25861593 A JP 25861593A JP 25861593 A JP25861593 A JP 25861593A JP H07115699 A JPH07115699 A JP H07115699A
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JP
Japan
Prior art keywords
speaker
cord
terminal
speaker cord
shape
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP25861593A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Iwade
勝彦 岩出
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファストン端子を用いる場合では使用不可能
な太さを有する大型のスピーカコードが使用可能であ
り、且つ容易にスピーカコードを接続することを可能と
する。 【構成】 圧着端子10を、横断面が略々コ字形状をな
すアングル11と、このアングル11の背面の中心位置
からL字形状に形成されているセンターピン12、フレ
ーム7への取付箇所である取付部13aを有する端子板
13とで構成する。 アングル11を、上部14及び下
部15の2つに分け、各々同一の形状を有するように形
成する。更にこれら上部14及び下部15のコ字形状の
端部11a及び11bを、各々鋸刃状に加工形成する。
また、センターピン12を、その先端部が尖った細長い
長方形状をなし、この先端部をアングル11のコ字形状
の内部下方に向けるように形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スピーカユニットに関
し、特にカーオーディオ(車載用音響再生装置)用のス
ピーカユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、カーオーディオ(車載用音響再生
装置)用のスピーカユニットのスピーカコード端子部1
01は、図12に示すように、端子板102と、一端が
この端子板102に取り付けられた金属突起形状を有す
るファストン端子用ターミナル103とで構成されてい
る。
【0003】上記スピーカコード端子部101にスピー
カコードを接続する際には、先ず、先端部の被覆が剥離
されたスピーカコード105をファストン端子104の
基端側に形成されているかしめ部104bに挿入し、こ
のかしめ部104bをペンチ等を用いてかしめることで
ファストン端子104にスピーカコード105を圧着保
持させておく。そして、ターミナル103にファストン
端子104の先端側に形成されている挿入部104aを
挿入接続させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、カーオーディオ
等のスピーカユニットの音質向上等の要求に対応するた
めに、上記スピーカユニットに接続するスピーカコード
として、抵抗値の低い大径のスピーカコードを用いるこ
とが検討されている。
【0005】しかしながら、従来のスピーカユニットで
は、スピーカコードを接続する際に、上述のようにター
ミナル103とスピーカコード105の連結のためにフ
ァストン端子104を用いなければならず、従って、使
用可能なスピーカコードの太さが、ファストン端子10
4の基端側に形成されているかしめ部104bの幅以下
に限定されてしまうという問題がある。
【0006】従って、上記かしめ部104bの幅以上の
太さを有するスピーカコードは使用不可能であり、上述
のスピーカコードの太線化の要求に答えることは非常に
困難な状況にある。
【0007】また、スピーカコード105を上記かしめ
部104bに挿入する際に、上述のようにスピーカコー
ド105の先端部の被覆を剥離するという煩雑な作業が
必要であり、スピーカコードの取り付け作業の簡略化と
いうユーザの要求を満たせざる状況にある。
【0008】本発明は、係る従来の実情に鑑みて提案さ
れたものであって、ファストン端子を用いる場合では使
用不可能な太さを有する大径のスピーカコードが使用可
能であり、且つ容易にスピーカコードを接続することが
可能なスピーカコード接続部を有するスピーカユニット
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、導体からなる
芯線とこの芯線を覆う被覆部材とからなるスピーカコー
ドを圧着保持してこのスピーカコードよりの信号電流を
ボイスコイルに導通させる圧着端子を有することを特徴
とする。
【0010】また、本発明は、上記スピーカユニットに
おいて、上記圧着端子を、上記スピーカコードの前端面
から上記被覆部材内へ挿入されて芯線に導通されるセン
ターピンと、上記スピーカコードをその外周から圧着保
持するアングルとから構成したものである。
【0011】さらに、本発明は、上記スピーカユニット
において、上記圧着端子に、ファストン端子用ターミナ
ルを一体に連設して構成したものである。
【0012】
【作用】本発明に係るスピーカユニットにおいては、圧
着端子がスピーカコードを圧着保持して確実に導通させ
ることになる。
【0013】更に上記圧着端子を、スピーカコードの前
端面から芯線内部へ挿入されるセンターピンを有するも
のとすると、従来用いられているスピーカコードはもち
ろんのこと、更に太いスピーカコードでも確実に圧着保
持し、かつ確実に信号電流を導通させることが可能とな
る。
【0014】また、上記圧着端子に、ファストン端子用
ターミナルを一体に連設することで、更に様々な太さの
スピーカコードに対応可能となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係るスピーカユニットの実施
例を図面を参照しながら説明する。
【0016】このスピーカユニットは、図1及び図2に
示すように、振動部と、磁気回路部と、これら振動部及
び磁気回路部を指示するフレーム部とで構成されてい
る。
【0017】上記振動部は、円錐形状の振動板1と、音
声電流を流すボイスコイル2と、内周部で振動板1の周
縁部を支持する円環状のエッジ3とで構成されている。
また、磁気回路部は、上記ボイスコイル2を間隙をもっ
て囲む開口部を有する壷形状のヨーク4と、このヨーク
4内に設けられ、ボイスコイル2内に挿入されるポール
5と、このポール5に固定されたマグネット6とで構成
されている。
【0018】そして、上記フレーム部は、振動板1を取
り囲み、エッジ3の外周部が接続されているフレーム7
と、このフレーム7上に設けられた端子板8を有し、リ
ード線9によりボイスコイル2と接続されている圧着端
子10等で構成されている。
【0019】圧着端子10は、図3〜図5に示すよう
に、例えば黄銅を材料とし、その表面上にスズメッキを
施したものであり、横断面が略々コ字形状をなすアング
ル部材11と、このアングル部材11の背面の中心位置
からL字形状に形成されているセンターピン12、フレ
ーム7への取付箇所である取付部13aを有する端子板
13とで一体的に屈曲形成されて構成されている。
【0020】アングル部材11は、上部14及び下部1
5の2つに分かれており、各々同一の形状を有する。こ
れら上部14及び下部15のコ字形状の端部11a及び
11bは、各々鋸刃状に加工形成されている。また、セ
ンターピン12は、その先端部が尖った細長い長方形状
をなし、この先端部をアングル部材11のコ字形状の内
部下方に向けるように形成されている。
【0021】スピーカコードの取付方法としては、先
ず、図6に示すように、適当な長さに切断したスピーカ
コード16を用い、圧着端子10のセンターピン12の
上記先端部にスピーカコード16の前端面を押し当て、
センターピン12をスピーカコード16の芯線内部へ進
入させる。これで、アンプからの信号電流を導通するこ
とが可能となる。その後、図7に示すように、アングル
部材11の上部14をそのコ字形状の両側からペンチ等
を用いてかしめることで、上記鋸刃状の端部11aがス
ピーカコード16の被膜を破って食い込み、スピーカコ
ード16が保持される。そして、アングル部材11の下
部15についても、アングル部材11の上部14と同様
にかしめることでスピーカコード16が確実に保持さ
れ、取付完了となる。
【0022】上記実施例に係るスピーカユニットにおい
ては、圧着端子10が大きく、そのアングル部材11
は、かしめを行う際の可動範囲が大きい形状を有してい
る。更に圧着端子10は、スピーカコードの前端面から
芯線内部へ挿入されるセンターピン12を有しているの
で、従来用いられているスピーカコードはもちろんのこ
と、更に太いスピーカコード16でも確実に圧着保持
し、かつ確実に信号電流を導通させることが可能とな
る。
【0023】従って、従来と比較して、スピーカコード
の取付が遥かに容易且つ確実となり、しかも太い大型の
スピーカコードでも十分対応可能となる。
【0024】また、スピーカコードの取付の際に、従来
のようにスピーカコードの先端部の被覆を剥離するとい
う手間を省くことができ、取付け性が大幅に向上する。
【0025】次に、上記実施例のいくつかの変形例を、
図8〜図11を参照しながら説明する。なお、図3〜図
6と対応するものについては同符号を記す。まず、第1
の変形例を図8〜図10に示す。この第1の変形例は、
上記実施例とほぼ同様の機能を有するが、圧着端子の構
成要素であるセンターピン、サイドアングル部材、及び
端子板の形状が異なる。
【0026】この圧着端子17においては、フレーム7
への取付箇所である取付部18aを有する端子板18上
から、この端子板18に対し垂直下方にセンターピン1
9が一体に形成されている。また、この端子板18の両
端部は略々L字状に折り曲げられ、それらの一端部から
各々脚部20a及び20bが端子板18に対し垂直下方
に折り曲げられて形成されている。そして、脚部20a
及び20b間には、2本の半円状(下側)のアングル部
材21a及び21bと、1本の半円状(上側)のアング
ル部材21cが一体に形成されている。
【0027】従って図示の如く、この圧着端子17にお
いては、これらのアングル部材21a〜21cによって
形成される円柱形状の中心をセンターピン19が垂直に
通るようになっている。
【0028】スピーカコードの取付方法としては、先
ず、図9に示すように、適当な長さに切断したスピーカ
コード16を用い、圧着端子17のセンターピン19の
先端部にスピーカコード16の前端面を押し当て、セン
ターピン19をスピーカコード16の芯線内部へ進入さ
せる。これで、アンプからの信号電流を導通することが
可能となる。その後、アングル部材21a〜21cをペ
ンチ等を用いてかしめることで、スピーカコード16が
確実に保持され、取付完了となる。
【0029】上記第1の変形例に係るスピーカユニット
においては、上記実施例と同様に、圧着端子17が大き
く、そのアングル部材21a〜21cは、かしめを行う
際の可動範囲が大きい形状を有している。更に圧着端子
10は、スピーカコードの前端面から芯線内部へ挿入さ
れるセンターピン12を有しているので、従来用いられ
ているスピーカコードはもちろんのこと、更に太いスピ
ーカコード16でも確実に圧着保持し、かつ確実に信号
電流を導通させることが可能となる。
【0030】従って、上記実施例と同様に、従来と比較
して、スピーカコードの取付が遥かに容易且つ確実とな
り、しかも太い大型のスピーカコードでも十分対応可能
となる。
【0031】また、スピーカコードの取付の際に、従来
のようにスピーカコードの先端部の被覆を剥離するとい
う手間を省くことができ、取付け性が大幅に向上する。
【0032】次に、第2の変形例を図11に示す。この
第2の変形例は、上記実施例とほぼ同様の構成を有する
が、いわば、上記実施例に係る圧着端子10と従来のス
ピーカコード端子101を合体させたものである。すな
わち、圧着端子22は、図11に示すように、圧着端子
10のアングル部材11の背面下方にファストン端子用
ターミナル103が形成されてなる。
【0033】スピーカコードの取付方法としては、太い
大型のスピーカコード16の場合では上記実施例と同様
であり、また、細い小型のスピーカコード105の場合
では図8に示した従来の例と同様である。
【0034】上記第2の変形例に係るスピーカユニット
においては、上記実施例と同様に、圧着端子10が大き
く、そのアングル部材11は、かしめを行う際の可動範
囲が大きい形状を有している。更に圧着端子10は、ス
ピーカコードの前端面から芯線内部へ挿入されるセンタ
ーピン12を有しているので、従来用いられているスピ
ーカコードはもちろんのこと、更に太いスピーカコード
16でも確実に圧着保持し、かつ確実に信号電流を導通
させることが可能となる。
【0035】従って、従来と比較して、スピーカコード
の取付が遥かに容易且つ確実となり、しかも太い大型の
スピーカコードでも十分対応可能となる。
【0036】また、スピーカコードの取付の際に、従来
のようにスピーカコードの先端部の被覆を剥離するとい
う手間を省くことができ、取付け性が大幅に向上する。
【0037】更に、圧着端子22に、ファストン端子用
ターミナル103を一体に連設することで、更に様々な
太さのスピーカコードに対応可能となる。従って、従来
と比較して、取付け性が更に大幅に改善されることとな
る。
【0038】
【発明の効果】本発明に係るスピーカユニットにおいて
は、スピーカコードを圧着保持して信号電流を導通する
圧着端子を有し、この圧着端子を、上記スピーカコード
の前端面から芯線内部へ挿入されるセンターピンと、上
記スピーカコードをその外周から圧着保持するアングル
部材とから構成したので、ファストン端子を用いる場合
では使用不可能な太さを有する大型のスピーカコードが
使用可能であり、且つ容易にスピーカコードを接続する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスピーカユニットを模式的に示す
断面図である。
【図2】本発明に係るスピーカユニットを模式的に示す
正面図である。
【図3】本実施例に係るスピーカユニットの圧着端子を
模式的に示す平面図である。
【図4】本実施例に係るスピーカユニットの圧着端子を
模式的に示す正面図である。
【図5】本実施例に係るスピーカユニットの圧着端子を
模式的に示す側面図である。
【図6】本実施例に係るスピーカユニットの圧着端子に
スピーカコードを接続する際の様子を模式的に示す正面
図である。
【図7】本実施例に係るスピーカユニットの圧着端子に
スピーカコードを接続する際の様子を模式的に示す平面
図である。
【図8】本実施例に係るスピーカユニットの第1の変形
例の圧着端子を模式的に示す平面図である。
【図9】本実施例に係るスピーカユニットの第1の変形
例の圧着端子を模式的に示す正面図である。
【図10】本実施例に係るスピーカユニットの第1の変
形例の圧着端子を模式的に示す側面図である。
【図11】本実施例に係るスピーカユニットの圧着端子
に、太いスピーカコード又は細いスピーカコードを接続
したファストン端子を接続する際の様子を模式的に示す
正面図である。
【図12】従来例に係るスピーカユニットのスピーカコ
ード端子にスピーカコードを接続する際の様子を模式的
に示す平面図である。
【符号の説明】
10・・・圧着端子 11・・・アングル部材 12・・・センターピン 13・・・端子板 16・・・スピーカコード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体からなる芯線とこの芯線を覆う被覆
    部材とからなるスピーカコードを圧着保持してこのスピ
    ーカコードよりの信号電流をボイスコイルに導通させる
    圧着端子を有して成るスピーカユニット。
  2. 【請求項2】 圧着端子は、スピーカコードの前端面か
    ら被覆部材内へ挿入させて芯線に導通されるセンターピ
    ンと、上記スピーカコードを該被覆部材の外周から圧着
    保持するアングル部材とから成る請求項1記載のスピー
    カユニット。
  3. 【請求項3】 上記圧着端子には、ファストン端子用タ
    ーミナルが一体に連設されていることを特徴とする請求
    項1又は請求項2記載のスピーカユニット。
JP25861593A 1993-10-15 1993-10-15 スピーカユニット Withdrawn JPH07115699A (ja)

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JP25861593A JPH07115699A (ja) 1993-10-15 1993-10-15 スピーカユニット

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JP25861593A JPH07115699A (ja) 1993-10-15 1993-10-15 スピーカユニット

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JPH07115699A true JPH07115699A (ja) 1995-05-02

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ID=17322744

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JP25861593A Withdrawn JPH07115699A (ja) 1993-10-15 1993-10-15 スピーカユニット

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20001226