JPH07115672B2 - 船外機等のトリムタブ - Google Patents

船外機等のトリムタブ

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JPH07115672B2
JPH07115672B2 JP61203106A JP20310686A JPH07115672B2 JP H07115672 B2 JPH07115672 B2 JP H07115672B2 JP 61203106 A JP61203106 A JP 61203106A JP 20310686 A JP20310686 A JP 20310686A JP H07115672 B2 JPH07115672 B2 JP H07115672B2
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JP
Japan
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axis
trim tab
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trim
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圭介 大穀
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Suzuki Motor Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Toys (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は船外機や船内外機に用いられるトリムタブに
係り、特に船外機や船内外機の操縦性を改良した船外機
等のトリムタブに関する。
(従来の技術) 船外機や船内外機を搭載したボートでは、ボートの直進
性を保ちかつステアリング力を軽減させるためにボート
の舵用として第10図(A)および(B)に示すトリムタ
ブ1が用いられる。しかし、船外機2や船内外機を搭載
した滑走タイプのボート3では、走航中船底の水は、第
11図に示すように船尾で圧力が急激に低下するために後
方斜上方に盛り上げる。このため、水流は船外機(船内
外機も同様)2のスクリュ4を駆動させるプロペラ軸5
と平行に流れるのではなく、プロペラ軸5は水流と角度
αで交差している。
第13図に示すように、プロペラ軸5と角度αをなす水流
中でスクリュ4を駆動させた場合、スクリュ4の回転方
向が第14図で示されるように後方から見て時計方向であ
るとすると、スクリュ4のプロペラブレード4a〜4cが上
から下る右半分では仰角が多きく、逆に左半分では仰角
が小さいため、各プロペラブレード4a〜4cが1回転する
間に発生する推力が変化し、15図に示すように船外機の
上方から見て右半分が左半分より大きくなる。
その結果、舵取軸6中心に反時計方向のモーメントが作
用し、船外機2は第16図に示すように左を向きたがり、
ボート3は右を向くようになる。したがって、ボート3
を直進させる場合には、トリムタブ1はボート3を反対
方向の左に切るようなステアリング力が必要となる。
ところが、ボート3のスピードをアップさせるために、
船外機2を第12図に示すようにチルトアップさせると、
角度αが減少してαとなり、その結果、ステアリング
力が小さくなる。
このように、船外機や船内外機では、チルト角を変える
と、ステアリング力が変化する。従来のトリムタブでは
チルト角の変化に応じてステアリング力の変動を防止す
ることが困難であった。
一方、特開昭56−157696号公報には、船内外機のチルト
角を変化させてもステアリング力の変動が少ない船用駆
動装置の羽根式舵取機構が示されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、特開昭56−157696号公報に示された船用
駆動装置の羽根式舵取機構は羽根(トリムタブ)を駆動
させるために、非常に複雑なプッシュプル舵取ケーブル
式舵取機構が必要であり、非常に高価なものとなってい
る。
この発明は上述した事情を考慮してなされたもので、ト
リムタブの構造を変えるだけで、チルト角を変化させて
もステアリング力の変動が少なくほぼ一定を保つことが
でき、ボートの操縦性を向上させた船外機等のトリムタ
ブを提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) この発明は、上述した目的を達成するために、スクリュ
の駆動により推進されるボートの舵を構成する船外機等
のトリムタブにおいて、前記スクリュを駆動させるプロ
ペラ軸に平行にY軸を設定し、このY軸に直交する2軸
を水平方向のX軸とZ軸に定めて直交座標軸を形成した
とき、前記トリムタブは、水流に平行なY−Z面をY軸
およびZ軸廻りに所要角度回動させて形成される面がト
リムタブ面を構成するようにセットしたものである。
(実施例) 以下、この発明に係る船外機等のトリムタブの実施例に
ついて添付図面を参照して説明する。
第2図はモータボート等の滑走タイプのボートに取付け
られる船外機10を示し、この船外機10は縦長のケーシン
グ11の上部にエンジン12を搭載してこれをエンジンカバ
ー13で覆う。ケーシング11の下部にはギヤケース14が連
設され、このギヤケース14の下部に砲弾形に膨出したオ
イル室15が形成されており、このオイル室15から後方に
突出するプロペラ軸にスクリュ16が軸支されている。
ギヤケース14の下端にはスケッグ17が連設される一方、
スクリュ16の後方上部にはトリムタブ18が設けられてい
る。トリムタブ18はギヤケース14に設けられており、こ
のトリムタブ18によりボートの直進性が保たれ、かつス
テリング力が軽減されるようになっている。
一方、ケーシング11の前側にはチルトブラケット19が設
けられており、このブラケット19によりボートの船尾に
船外機10をチルト可能にかつ左右揺回可能に取付けられ
ている。符号20は船外機の操作ハンドルである。
ところで、船外機10に取付けられるトリムタブ18は、ス
クリュ16駆動により推進されるボートの推進方向に対し
一側方へ曲進しようとする性質やステアリング力を補正
する機能を有する。
トリムタブ18はトリム角(チルト角)の変化によってス
テアリング力があまり変化しないようにセットされ、ト
リムタブ18のトリムタブ面Aは第1図に示されるように
水流の流線Sに対してある角度をなして配置される。
すなわち、スクリュ16のプロペラ軸に平行な軸をY軸に
設定し、このY軸に直交するX軸およびZ軸から直交座
標軸を形成し、このうちX軸は水平方向(ボートの幅方
向)に設定する。そして、Y軸を含む水流に平行な面P
をY軸廻りに角度φおよびZ軸廻りに角度θだけ回動さ
せてできる面P2がほぼトリムタブ面トリムタブ18の表面
Aになるようにセットする。なお、面P1はY−Z面Pを
Y軸廻りに角度φだけ回転させてできる面である。その
際トリムタブ面Aに衝突する水流のZ軸廻りの有効仰角
をθとすると、有効仰角θはプロペラ軸が水流の流
線をなす角αの関数で表わされる。
Y軸廻りに角度φ、例えば30度傾けたとき、角度αとθ
−θとの関連を(1)式から求めると第3図で示され
るグラフのように表わされる。この図から、角度αが大
きなとき、すなわち、プロペラ軸に交差する水流の角度
αが大きなとき、仰角θが大きく、角度αが小さなと
き、仰角θが小さくなることがわかる。
しかして、スクリュ16の後方上方に取付けるトリムタブ
18を第10図に示される従来のトリムタブから第4図
(A)および(B)に示すように角度φだけ傾けたもの
は、船外機10をチルトアップすると仰角θが小さくな
り、トリムタブ18がステアリング力調整に作用する力が
弱くなる。すなわち船外機10をチルトアップさせると、
推進方向に対し側方へ曲進しようとするスクリュ16によ
る力が弱くなるが、この場合には、トリムタブ18の仰角
が小さくなるため、トリム作用が弱くなって直進性が保
たれ、ボートが反対側に走行するのを防止できる。
この効果は、第4図(A)および(B)に示されるトリ
ムタブ18の他、第5図および第6図に示すようにトリム
タブ18A,18Bの一部分を折り曲げたものでも生じる。ま
た、第7図に示すようにトリムタブ18Cの回転軸RLを垂
直軸線から所要角度傾けたものでもよい。
また、トリムタブ18をスクリュ16後上方のギヤケースに
設ける代りに、第8図および第9図に示すようにスケッ
グ部分17に設けてもよい。この場合には、トリムタブ18
D,18Eはスクリュ後流の影響を受けないため、トリムタ
ブの機能を有効的に発揮させることができる。
このように、トリムタブのトリムタブ面がY軸廻りに角
度φ、Z軸廻りに角度θの所要角度だけ回転させた面を
有するようにセットさせることにより、船外機10の操作
によりチルト角が変化しても、所定の速度においてはス
テアリング力(操作ハンドルをとられる力)があまり変
化せず、ほぼ一定になるようにすることができる。具体
的には、スクリュ16が後方から見て時計方向に回転する
場合、船外機をチルトアップしていっても左にとられな
いように、トリムタブのトリムタブ面を設定した場合、
チルトダウン時に強く右にとられることがなく、トリム
角(チルト角)が変化してもステアリング力をあまり変
化させないようにすることができる。
なお、この発明の実施例では、船外機に適用した例につ
いて示したが、船内外機にも同様に適用することができ
る。
〔発明の効果〕
以上に述べたようにこの発明に係る船外機等のトリムタ
ブにおいては、スクリュを駆動させるプロペラ軸に平行
にY軸を設定し、このY軸に直交する2軸を水平方向の
X軸とZ軸に定めて直交座標軸を定めたとき、トリムタ
ブは水流に平行なY−Z面をY軸およびZ軸廻りに所要
角度回動させて形成される面をトリムタブ面にセットし
たから、トリムタブのトリムタブ面を適当にセットする
だけでチルト角の変化によってステアリング力が変化し
ないほぼ一定なものを得ることができ、船外機等の操舵
性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る船外機等のトリムタブの一実施
例を示す機能説明図、第2図はこの発明のトリムタブを
備えた船外機を示す図、第3図は水流とプロペラ軸の角
度αと有効仰角θとの関係を示すグラフ、第4図
(A)および(B)は船外機に設けられるこの発明に係
る基本的なトリムタブを示す図、第5図ないし第7図は
トリムタブの各変形例を示す図、第8図および第9図は
船外機のスケッグ部に取付けられるトリムタブを示す
図、第10図(A)および(B)は従来のトリムタブを示
す図、第11図および第12図はボートに取付けられる船外
機と水流との関係を示すグラフ、第13図はフロペラ軸と
水流との交差関係を示す図、第14図はスクリュを後方か
ら見た図、第15図はスクリュの左右両側に発生する推力
関係を示す図、第16図はスクリュによる左右両側の推力
差から生ずるボートの走航性を示す平面図である。 10……船外機、11……ケーシング、12……エンジン、14
……ギヤケース、16……スクリュ、17……スケッグ、1
8,18A,18B,18C,18D,18E……トリムタブ、A……トリム
タブ面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スクリュの駆動により推進されるボートの
    舵を構成する船外機等のトリムタブにおいて、前記スク
    リュを駆動させるプロペラ軸に平行にY軸を設定し、こ
    のY軸に直交する2軸を水平方向のX軸とZ軸に定めて
    直交座標軸を形成したとき、前記トリムタブは、水流に
    平行なY−Z面をY軸およびZ軸廻りに所要角度回動さ
    せて形成される面がトリムタブ面を構成するようにセッ
    トしたことを特徴とする船外機等のトリムタブ。
JP61203106A 1986-08-29 1986-08-29 船外機等のトリムタブ Expired - Fee Related JPH07115672B2 (ja)

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