JPH07115305B2 - 反転容易な高トルク回動装置 - Google Patents

反転容易な高トルク回動装置

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JPH07115305B2
JPH07115305B2 JP2058128A JP5812890A JPH07115305B2 JP H07115305 B2 JPH07115305 B2 JP H07115305B2 JP 2058128 A JP2058128 A JP 2058128A JP 5812890 A JP5812890 A JP 5812890A JP H07115305 B2 JPH07115305 B2 JP H07115305B2
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rotating
cylinder
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泰光 森木
宏友 沼倉
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マルマ重車輛株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、大型建設機械用の強力締付ナットなどに適
用する高トルク回動装置に関する。
(従来技術) 建設機械の大型化に伴いナット等の締付トルクが高トル
クになり超大型車輌の場合は7000〜9000kgf・mのトル
クが要求されるようになっている。
従来の締付又は分解用回動装置は、円周上に複数のピン
孔が穿設され、且つソケットを回動軸に軸装した円盤を
油圧シリンダロッドの伸長によって回動させるものであ
り、回動角の増加に従って連結ピンの係合個所を順次変
えていくものであったから、機械の組立分解に多大な労
力と時間を要していた。
また、ナット等の締付装置としてナットを嵌合する回転
ボックスの周囲に構成した爪車と、該爪車の歯に係合す
る爪を備えた揺動腕と、該揺動腕の後端に当接する止栓
によって構成されたラチェット機構を前記回転ボックス
と同軸に設けたスパナアーム上に設けて、前記スパナア
ームの自由端を左右対向的に設けた一対の油圧シリンダ
を連動させて駆動させるようにした締付装置(実公昭60
-1988)が提案されているが、このハンドツールの機構
では、締付の場合も緩めの場合も復行程において爪と爪
車が接触して摩耗が激しい上、回動方向を反転させる都
度止栓に対する揺動腕の位置を変更しなければならず不
便であり、更にこの構造を大型化しても強大なトルクを
発生させることは困難である。
(解決課題) 本発明は、ナットを締付又は解放するに当って反転回動
が容易で作業中に入手を要せずに最大回動角60〜75°を
単位として順次的に所定高トルクで回動できる自動回動
装置を提供するものである。
(構成) 本発明装置の構成は、中心軸上にナット等の被回動体に
嵌合するソケットを備えた回動ホイールと該ホイールを
挟むように前記中心軸の両側に跨がる回動アーム対が前
記中心軸に回動自在に枢着されて前記中心軸の両端が夫
々一対の支持板に軸承されると共に前記回動アーム対の
先端には前記回動ホイールの全周縁に所定ピッチで形成
された半円形凹部に係合する先端コロを有する揺動クラ
ンクの中間部が夫々ピン連結され、前記各揺動クランク
の基端は前記回動ホイールの直下の前記支持板間にボト
ム側を枢着された油圧シリンダの夫々のロッド先端に枢
着連結され、前記各油圧シリンダの一方を締付シリンダ
とし、他方を緩めシリンダとするものである。
(実施例) 第1図、第2図は本発明装置をピストンロッドの分解組
立用スタンドに応用した場合の実施例である。
4は、回動ホイールであって、外周縁5に半円形の係合
凹部6が所定ピッチで設けられている。
回動ホイールの中心軸7の両側にはホイールを挟むよう
に回動アーム対8,8と9,9が対称的に回動自在に嵌合さ
れ、中心軸の両外端は、一対の支持板1,1間に回動自在
に軸承されている。
各アーム対の先端間には、ホイールの係合凹部6に係脱
するコロ22,23を先端側に枢着した揺動クランク16,17の
中間部がピン連結20,21されている。
10,11は一対の油圧シリンダであって回動ホイール4の
直下に位置して夫々のボトム側を支持板1,1間に枢着12,
13されると共に各シリンダロッドの先端14,15は夫々揺
動クランク16,17の基端18,19にピン連結されている。
回動ホイール4の中心軸7の一方には被回動体であるナ
ット32を嵌合するソケット26を備えた断面角形駆動軸25
が軸着されている。33,34は回動アームのストッパであ
る。
第2図において、2は支持板1に対峙させた固定板、3
はその間に架設されたベースフレームである。
29はベースフレームの両側に並設されたガイドバー、30
はガイドバー29間に摺動自在に跨設された固定用サド
ル、27はワークとしてピストンロッド、28はサドル30上
に固定されたロッド基端部、31は、ボルト32によって締
結されたピストンである。
上記装置において一対の油圧シリンダのうち一方は締付
シリンダとなり、他方は緩めシリンダとなる。
(作用) 油圧シリンダ11が緩めシリンダであるとして第3図乃至
第5図によって動作を説明する。
油圧シリンダ11の供給圧油が解除されていると第3図の
如くロッドの短縮によって回動アーム9はストッパ34に
当接し、揺動クランク17の先端コロ23はホイールの凹部
6から離脱している。
この状態からロッドを伸長させると、先端コロ23は第1
図の如くホイールの凹部6に係合して第4図の最高位置
までホイール4を回動させ、ボルト32を緩める。
次いでシリンダ11のロッドを短縮すると先端コロ23が凹
部6から完全に離脱して回動アーム9がホイールに回動
力を与えずに元位置に復帰し、以後上記の動作を必要回
数繰り返す。
本発明装置において、回動アーム即ちホイールの最大回
転角は約75°であって、締付に必要なトルクの設定は、
油圧シリンダを制御することによって容易にできる。
(効果) 本発明装置によれば、回動アーム及びホイールの回動に
際して、揺動クランクの先端コロとホイール周縁との摺
擦がなく、従って両者の摩擦もなく、係脱が確実であっ
て、しかもホイールを大トルクで最大回動角75°まで回
動できる。
また、例えばピストンの分解或は組立等、締付動作と緩
め動作を頻繁に行なう作業でも作動させる油圧シリンダ
を変更するだけでよいから大型機械の整備等にも効率よ
く適用できる。
本発明装置はスタンド型に限らず水平に設置しても同様
の動作が得られること勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は回動装置の側面図、第2図は一部切欠正面図、
第3図〜第5図はホイールと係合コロとの係合又は離脱
状態を示す説明図である。 1は固定フレーム、2は固定板、3はベースフレーム、
4はホイール、5は外周縁、6は凹部、7は中心軸、8,
9は回動アーム、10は締付シリンダ、11は緩めシリン
ダ、16,17は揺動クランク、20,21は枢軸、22,23は係合
コロ、25は角形駆動軸、26はソケット。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心軸7上にナット等の被回動体に嵌合す
    るソケットを備えた回動ホイール4と該ホイールを挟む
    ように前記中心軸の両側に跨がる回動アーム対8,9が前
    記中心軸に回動自在に枢着されて前記中心軸の両端が夫
    々一対の支持板に軸承されると共に前記回動アーム対の
    先端には前記回動ホイールの全周縁に所定ピッチで形成
    された半円形凹部6に係合する先端コロ22,23を有する
    揺動クランク16,17の中間部が夫々ピン連結され、前記
    各揺動クランクの基端は前記回動ホイールの直下の前記
    支持板間にボトム側を枢着された油圧シリンダ10,11の
    夫々のロッド先端に枢着連結され、前記各油圧シリンダ
    の一方を締付シリンダとし、他方を緩めシリンダとする
    ことを特徴とする反転容易な高トルク回動装置。
JP2058128A 1990-03-12 1990-03-12 反転容易な高トルク回動装置 Expired - Fee Related JPH07115305B2 (ja)

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