JPH0711513U - 箱体の開梱装置 - Google Patents

箱体の開梱装置

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JPH0711513U
JPH0711513U JP3609491U JP3609491U JPH0711513U JP H0711513 U JPH0711513 U JP H0711513U JP 3609491 U JP3609491 U JP 3609491U JP 3609491 U JP3609491 U JP 3609491U JP H0711513 U JPH0711513 U JP H0711513U
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Seibu Electric and Machinery Co Ltd
Japan Tobacco Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 板状体の最先端部でテープを切断すると共
に、上記板状体を外フラップの突き合わせ部の隙間から
上記外フラップに沿って挿入することによって箱体を開
梱する。 【構成】 外フラップ(F1)、(F2)の突き合わせ
部にテープが貼着されている箱体(B)の上記外フラッ
プ(F1)、(F2)の突き合わせ部の隙間(G)から
上記外フラップ(F1)に沿って挿入される板状体
(2)を備えており、上記板状体(2)の先端部(2
1)が弓状に形成されていると共に、上記板状体(2)
の最先端部(22)が鋭利な刃状に形成されている箱体
の開梱装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、外フラップの突き合わせ部にテープが貼着されている段ボール箱等 の箱体を開梱する箱体の開梱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
箱体の開梱装置に関する従来の技術としては、特公昭59−34576号公報 、特開昭62−168840号公報に記載のもの等が知られている。
【0003】 上記公報に記載されている従来の技術について説明すると、特公昭59−34 576号公報には、蓋部分をテープにより封着したカートンのテープを回転駆動 される円板状のカッタで切断し開蓋する閉蓋テープ切断装置が記載されている。
【0004】 また、特開昭62−168840号公報には、下端を舟形の広盤部となし、鋭 利さをもたない鈍な刃部が形成されているI貼部カッターを備える自動開梱機が 記載されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来の技術は以下のような課題を有していた。
【0006】 即ち、特公昭59−34576号公報に記載されている閉蓋テープ切断装置、 特開昭62−168840号公報に記載されている自動開梱機の何れも、外フラ ップの突き合わせ部に貼着されているテープを切断することはできるが、板状体 の最先端部でテープを切断すると共に、上記板状体を外フラップの突き合わせ部 の隙間から上記外フラップに沿って挿入することによって箱体を開梱することに ついては記載されておらず、何らの示唆もない。
【0007】 従って、本考案の目的は、板状体の最先端部でテープを切断すると共に、上記 板状体を外フラップの突き合わせ部の隙間から上記外フラップに沿って挿入する ことによって箱体を開梱する箱体の開梱装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、外フラップの突き合わせ部にテープが貼着されている箱体を開梱す る箱体の開梱装置において、上記外フラップの突き合わせ部の隙間から上記外フ ラップに沿って挿入される板状体を備えており、上記板状体の先端部が弓状に形 成されていると共に、上記板状体の最先端部が鋭利な刃状に形成されていること を特徴とする箱体の開梱装置を提供することによって上記の目的を達成したもの である。
【0009】
【作用】
本考案の箱体の開梱装置は、鋭利な刃状に形成されている板状体の最先端部で テープを切断できると共に、上記板状体の先端部が弓状に形成されているので、 上記板状体を外フラップの突き合わせ部の隙間から上記外フラップに沿ってスム ーズに挿入でき、箱体を開梱することができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の箱体の開梱装置の実施例について説明する。
【0011】 図1は本考案の箱体の開梱装置の板状体昇降装置と検出具昇降装置等の一実施 例を示す斜視図、図2は図1に示す板状体昇降装置に搭載される板状体移動装置 等の一実施例を示す斜視図、図3は本考案の箱体の開梱装置の他の実施例の要部 を示す斜視図、図4は図2に示す板状体の拡大図、図5は図1と図2とに示す箱 体の開梱装置の開梱の動作手順の説明図である。
【0012】 これらの図面において、(1)は天面部(P1)から底面部(P2)方向に延 設される上側(外)フラップ(F1)と底面部(P2)から天面部(P1)方向 に延設される下側(外)フラップ(F2)とが中央で突き合わされ、上側フラッ プ(F1)と下側フラップ(F2)との突き合わせ部に(クラフト)テープが貼 着されており、上側フラップ(F1)と下側フラップ(F2)とが内フラップ( F3)に糊付けされて側面部(P3)が形成されている箱体(B)を保持する箱 体保持装置、(2)は上側フラップ(F1)と下側フラップ(F2)との突き合 わせ部の隙間(G)から上側フラップ(F1)に沿って挿入され、上側フラップ (F1)を内フラップ(F3)から剥離する板状体(へら)で、図3に示す如く ローラコンベア(7)を挟んで両側に一対ずつ設けられている。また、(3)は へら(2)、(2)が上側フラップ(F1)と内フラップ(F3)との間を通過 するように、へら(2)、(2)を左右方向に移動する左右移動装置で、ローラ コンベア(7)を挟んで両側に1台ずつ設けられている。また、(4)はへら( 2)を上下方向に移動する上下移動装置で、ローラコンベア(7)を挟んで両側 に一対ずつ設けられている。また、(5)は後述する板状体昇降装置に搭載され る板状体移動装置(前後移動装置)で、へら(2)、(2)を前後方向に移動す るようにローラコンベア(7)を挟んで両側に一台ずつ設けられている。また、 (6)はへら(2)を揺動する揺動装置でローラコンベア(7)を挟んで両側に 一対ずつ設けられている。また、(8)はへら(2)、(2)、(2)、(2) を昇降する板状体昇降装置、(9)は箱体(B)の天面部(P1)を検出する検 出具(91)、(91)を昇降する検出具昇降装置であり、板状体昇降装置(8 )と検出具昇降装置(9)とが、同一の駆動装置(81)によって駆動される移 動用ねじ(82)、(82)、(92)、(92)を備えており、検出具昇降装 置(9)の移動用ねじ(92)、(92)のピッチが板状体昇降装置(8)の移 動用ねじ(82)、(82)のピッチの2倍で構成されている。尚、図1と図2 とではローラコンベア(7)が、図3では奥側の左右移動装置(3)及び前後移 動装置(5)、板状体昇降装置(8)、検出具昇降装置(9)が図示省略されて いる。而して、検出具(91)、(91)によって検出される天面部(P1)の 位置に基づいて上側フラップ(F1)と下側フラップ(F2)との突き合わせ部 の位置を検出し、下側フラップ(F2)をへら(2)、(2)で押圧することに よって形成される上側フラップ(F1)と下側フラップ(F2)との突き合わせ 部の隙間(G)からへら(2)、(2)を上側フラップ(F1)に沿って挿入し た後、へら(2)、(2)を上側フラップ(F1)に沿ってそれぞれ内フラップ (F3)、(F3)方向に移動することにより、上側フラップ(F1)を内フラ ップ(F3)、(F3)から剥離して箱体(B)を開梱するようになしてある。
【0013】 上記実施例における各部について説明すると、箱体保持装置(1)は保持板( 11)とエアーシリンダ(12)とで構成され、エアーシリンダ(12)の作動 によって保持板(11)が上下方向に移動するようになしてある。
【0014】 また、へら(2)は揺動装置(6)の揺動アーム(61)に取り付けられてお り、図4に示す如く、箱体(B)の側面部(P3)と平行に配設される面(図4 (a)参照)が略台形となしてあり、図4(b)に示す如く、その上(先)端部 (21)が弓状に形成されていると共に、最上(先)端部(22)が鋭利に研磨 され刃状に形成されている。また、側端部(23)は鋭利さがない程度で刃状に 形成されている。
【0015】 また、左右移動装置(3)は前後移動装置(5)の前後移動台(51)上に設 けられたリニアレール(31)に沿って左右に移動する一対の左右移動台(32 )、(32)、左右移動台(32)、(32)を移動するためのエアーシリンダ (33)、一方の左右移動台(32)に取り付けられたラック(34)、他方の 左右移動台(32)に取り付けられたラック(35)、ラック(34)の運動を ラック(35)に伝達するためのピニオン(36)等で構成され、一対の左右移 動台(32)、(32)を左右に移動することによって、上下移動装置(4)及 び揺動装置(6)を介して、一対のへら(2)、(2)を上側フラップ(F1) と内フラップ(F3)、(F3)との間を通過させるようになしてある。即ち、 エアーシリンダ(33)によって一方の左右移動台(32)をリニアレール(3 1)に沿って移動すると共に、その左右移動台(32)に取り付けられたラック (34)の運動を、前後移動台(51)に取り付けられたピニオン(36)を介 して他方の左右移動台(32)に取り付けられたラック(35)に伝達して、他 方の左右移動台(32)をリニアレール(31)に沿って一方の左右移動台(3 2)と反対の方向に移動するようになしてある。
【0016】 また、上下移動装置(4)は上下移動台(41)、エアーシリンダ(42)( 図3に示す実施例では、直列に配設された2個のエアーシリンダ(42)、(4 3))、左右移動台(32)に立設された2本のガイド(44)、(44)等で 構成され、上下移動台(41)を上下に移動することによって、揺動装置(6) を介して、へら(2)を上下方向に移動するようになしてある。即ち、エアーシ リンダ(42)、(43)によって上下移動台(41)をガイド(44)、(4 4)に沿って移動するようになしてある。
【0017】 また、前後移動装置(5)は一対の前後移動台(51)、(51)、昇降台( 83)上に設けられたリニアレール(52)、リニアレール(52)に沿って前 後移動台(51)、(51)を移動するためのエアーシリンダ(53)、一方の 前後移動台(51)に取り付けられたラック(54)、他方の前後移動台(51 )に取り付けられたラック(55)、ラック(54)の運動をラック(55)に 伝達するためのピニオン(56)、押さえ板(57)、吸着パット(58)(図 3に示す実施例は押さえ板(57)、吸着パット(58)を備えていない)等で 構成され、一対の前後移動台(51)、(51)を前後に移動することによって 、左右移動装置(3)、(3)、上下移動装置(4)、(4)、(4)、(4) 及び揺動装置(6)、(6)、(6)、(6)を介して、へら(2)、(2)、 (2)、(2)を前後方向に移動するようになしてある。即ち、エアーシリンダ (53)によって一方の前後移動台(51)をリニアレール(52)に沿って移 動すると共に、その前後移動台(51)に取り付けられたラック(54)の運動 を、昇降台(83)に取り付けられたピニオン(56)を介して他方の前後移動 台(51)に取り付けられたラック(55)に伝達して、他方の前後移動台(5 1)をリニアレール(52)に沿って一方の前後移動台(51)と反対の方向に 移動するようになしてある。
【0018】 また、揺動装置(6)は揺動アーム(61)、エアーシリンダ(62)(図3 に示す実施例では、直列に配設された2個のエアーシリンダ(62)、(63) )、支点(64)等で構成され、エアーシリンダ(62)、(63)によって、 支点(64)を中心として揺動アーム(61)を揺動し、へら(2)を揺動する ようになしてある。
【0019】 また、ローラコンベア(7)はフレームに多数のローラが軸架並設されている と共に、上記ローラの外周面には溝(図示省略)を設けてプーリが形成されてお り、ベルト(図示省略)を介して上記プーリに動力を伝達し、上記ローラを駆動 するように構成されている。
【0020】 また、板状体昇降装置(8)は駆動装置(81)、台形ねじからなる移動用ね じ(82)、(82)、昇降台(83)、架台(84)に立設された4本のガイ ド(85)、(85)、(85)、(85)等で構成され、昇降台(83)を昇 降することによって、前後移動装置(5)、左右移動装置(3)、(3)、上下 移動装置(4)、(4)、(4)、(4)及び揺動装置(6)、(6)、(6) 、(6)を介して、へら(2)、(2)、(2)、(2)を昇降するようになし てある。即ち、駆動装置(81)を構成するモータ(86)、タイミングベルト (87)で2本の移動用ねじ(82)、(82)を回転することによって、昇降 台(83)をガイド(85)、(85)、(85)、(85)に沿って昇降する ようになしてある。
【0021】 また、検出具昇降装置(9)は箱体(B)の天面部(P1)を検出する光電ス イッチからなる検出具(91)、(91)、板状体昇降装置(8)の移動用ねじ (82)、(82)と同軸上に延設され駆動装置(81)によって移動用ねじ( 82)、(82)に同調して駆動される台形ねじからなる移動用ねじ(92)、 (92)、リニアレール(93)、(93)等で構成され、検出具昇降装置(9 )の移動用ねじ(92)、(92)のピッチは板状体昇降装置(8)の移動用ね じ(82)、(82)のピッチの2倍となしてあり、モータ(86)を作動する ことによって、検出具(91)、(91)の昇降量が昇降台(83)の昇降量の 2倍となるようになしてある。
【0022】 次に、上述の箱体の開梱装置を用いた箱体の開梱態様について説明する。
【0023】 箱体(B)の側面部(P3)、(P3)を搬送方向に対して側面に位置するよ うにして間隔をあけてローラコンベア(7)上を搬送し、ストッパ(図示省略) によって箱体(B)の先端部を係止することによって箱体(B)を停止する(搬 送方向の位置合わせをする)。
【0024】 箱体(B)が上記ストッパによって停止すると、板状体昇降装置(8)の駆動 装置(81)によって、移動用ねじ(82)、(82)と検出具昇降装置(9) の移動用ねじ(92)、(92)とが回転され、昇降台(83)がガイド(85 )、(85)、(85)、(85)に沿って上昇すると共に、検出具(91)、 (91)がリニアレール(93)、(93)に沿って上昇し、検出具(91)、 (91)が箱体(B)の天面部(P1)を検出する(光電スイッチが通光する) まで上昇する。このとき、移動用ねじ(92)、(92)のピッチが移動用ねじ (82)、(82)のピッチの2倍となしてあり、検出具(91)、(91)の 昇降量が昇降台(83)の昇降量の2倍となるので、前後移動装置(5)、左右 移動装置(3)、(3)、上下移動装置(4)、(4)、(4)、(4)及び揺 動装置(6)、(6)、(6)、(6)を介して、へら(2)、(2)、(2) 、(2)の最上端部(22)、(22)、(22)、(22)が上側フラップ( F1)、(F1)と下側フラップ(F2)、(F2)との突き合わせ部の隙間( G)、(G)の位置まで上昇して停止するように位置決めされる(図5(b)参 照)。
【0025】 昇降台(83)が位置決めされると、前後移動装置(5)の一対の前後移動台 (51)、(51)をリニアレール(52)に沿って前進することによって、左 右移動装置(3)、(3)、上下移動装置(4)、(4)、(4)、(4)及び 揺動装置(6)、(6)、(6)、(6)を介して、へら(2)、(2)、(2 )、(2)の最上端部(22)、(22)、(22)、(22)が箱体(B)の 上側フラップ(F1)、(F1)と下側フラップ(F2)、(F2)との突き合 わせ部の隙間(G)、(G)をシールしているクラフトテープ(図示省略)に接 する位置まで前進する(図5(c)参照)と共に、押さえ板(57)、(57) が箱体(B)の下側フラップ(F2)、(F2)を押圧する位置まで前進し、箱 体(B)と箱体(B)の中に収納されている物品(W)をセンタリングする。ま た、一対の前後移動台(51)、(51)の前進と同時に、吸着パット(58) 、(58)が前進すると共にその真空回路が作動して、吸着パット(58)、( 58)が箱体(B)の上側フラップ(F1)、(F1)を吸着する。尚、このと き、へら(2)、(2)、(2)、(2)は内フラップ(F3)、(F3)、( F3)、(F3)が上側フラップ(F1)、(F1)に重なっている位置より左 右方向において内側(中央側)に位置するように位置決めされている。
【0026】 一対の前後移動台(51)、(51)が位置決めされると、両端部及び中央部 の箱体保持装置(1)、(1)、(1)のエアーシリンダ(12)、(12)、 (12)によって、保持板(11)、(11)、(11)が箱体(B)の天面部 (P1)を押圧するまで下降して箱体(B)を保持する(図5(d)参照)。ま た、前後移動台(51)、(51)が位置決めされると、吸着パット(58)、 (58)によって箱体(B)の上側フラップ(F1)、(F1)が確実に吸着さ れているか否かを、吸着用の真空が所定の時間内に所定の真空圧に達したかをチ ェックすることによって確認し、吸着不良と判断された場合には、昇降台(83 )を原点位置に戻して再び昇降台(83)の位置決め動作から繰り返し、再び吸 着不良の場合には、更に繰り返し、5回繰り返しても未だ吸着不良の場合にはア ラームが出力される。
【0027】 保持板(11)、(11)、(11)が箱体(B)の天面部(P1)を保持し 、吸着パット(58)、(58)によって上側フラップ(F1)、(F1)が吸 着されると、揺動装置(6)、(6)、(6)、(6)のエアーシリンダ(62 )、(62)、(62)、(62)によって、支点(64)、(64)、(64 )、(64)を中心として揺動アーム(61)、(61)、(61)、(61) とへら(2)、(2)、(2)、(2)とが傾斜し、箱体(B)の上側フラップ (F1)、(F1)と下側フラップ(F2)、(F2)との突き合わせ部の隙間 (G)、(G)の上をシールしているクラフトテープ(図示省略)をへら(2) 、(2)、(2)、(2)の鋭利に研磨され刃状に形成されている最上端部(2 2)、(22)、(22)、(22)で突き破る(切断する)と共に、吸着パッ ト(58)、(58)が上側フラップ(F1)、(F1)を吸着した状態で後退 することによって、上記クラフトテープを破断し、上側フラップ(F1)、(F 1)と下側フラップ(F2)、(F2)との突き合わせ部の隙間(G)、(G) を拡げる。このとき、箱体(B)内に収納されている下から1段目と2段目の物 品(W)が内側に押し込まれる(図5(d)参照)。
【0028】 上側フラップ(F1)、(F1)と下側フラップ(F2)、(F2)との突き 合わせ部の隙間(G)、(G)が拡げられると、揺動装置(6)、(6)、(6 )、(6)によって、傾斜しているへら(2)、(2)、(2)、(2)が箱体 (B)の側面部(P3)、(P3)と略平行になるように戻される。
【0029】 へら(2)、(2)、(2)、(2)が戻されると、上下移動装置(4)、( 4)、(4)、(4)のエアーシリンダ(42)、(42)、(42)、(42 )によって、上下移動台(41)、(41)、(41)、(41)を上昇するこ とによって、エアーシリンダ(42)、(42)、(42)、(42)の全スト ローク分、へら(2)、(2)、(2)、(2)が隙間(G)、(G)から上側 フラップ(F1)、(F1)に沿って挿入され、上側フラップ(F1)、(F1 )の内側を上昇される(図5(e)参照)。このとき、へら(2)、(2)、( 2)、(2)の上端部(21)、(21)、(21)、(21)が弓状に形成さ れているので、へら(2)、(2)、(2)、(2)をスムーズに上昇できる。
【0030】 箱体(B)の背が高く、上述の上下移動装置(4)、(4)、(4)、(4) によるへら(2)、(2)、(2)、(2)の上昇だけでは上側フラップ(F1 )、(F1)を内フラップ(F3)、(F3)、(F3)、(F3)から剥離す るのに充分でない場合には、吸着パット(58)、(58)による上側フラップ (F1)、(F1)の吸着を解除し、板状体昇降装置(8)によって、へら(2 )、(2)、(2)、(2)を更に上昇し(図5(f)参照)、再び上側フラッ プ(F1)、(F1)を吸着パット(58)、(58)で吸着する。尚、へら( 2)、(2)、(2)、(2)はその最上端部(22)、(22)、(22)、 (22)が上側フラップ(F1)と内フラップ(F3)とが糊付けされている最 上部の高さのやや上の位置まで挿入される。
【0031】 へら(2)、(2)、(2)、(2)が所定の位置まで挿入されると、左右移 動装置(3)、(3)のエアーシリンダ(33)、(33)を作動し、左右移動 台(32)、(32)、(32)、(32)をリニアレール(31)、(31) に沿って内フラップ(F3)、(F3)、(F3)、(F3)方向に移動するこ とによって、上下移動装置(4)、(4)、(4)、(4)及び揺動装置(6) 、(6)、(6)、(6)を介して、へら(2)、(2)、(2)、(2)が上 側フラップ(F1)、(F1)に沿って内フラップ(F3)、(F3)、(F3 )、(F3)方向に移動し、上記クラフトテープを破断しながら、上側フラップ (F1)、(F1)を内フラップ(F3)、(F3)、(F3)、(F3)から 剥離する(図5(h)参照)。このとき、へら(2)、(2)、(2)、(2) の側端部(23)、(23)、(23)、(23)が鋭利さがない程度で刃状に 形成されているので、上側フラップ(F1)、(F1)を内フラップ(F3)、 (F3)、(F3)、(F3)からスムーズに剥離できる。
【0032】 上側フラップ(F1)、(F1)が内フラップ(F3)、(F3)、(F3) 、(F3)から剥離されると、吸着パット(58)、(58)による上側フラッ プ(F1)、(F1)の吸着を解除すると共に、前後移動装置(5)の前後移動 台(51)、(51)をリニアレール(52)に沿って後進し、前後移動台(5 1)、(51)を原点位置に戻す。
【0033】 前後移動台(51)、(51)が原点位置に戻されると、左右移動装置(3) 、(3)の左右移動台(32)、(32)、(32)、(32)をリニアレール (31)、(31)に沿って移動し、左右移動台(32)、(32)、(32) 、(32)を原点位置に戻す。
【0034】 左右移動台(32)、(32)、(32)、(32)が原点位置に戻されると 、板状体昇降装置(8)の昇降台(83)をガイド(85)、(85)、(85 )、(85)に沿って下降すると共に、検出具(91)、(91)をリニアレー ル(93)、(93)に沿って下降し、昇降台(83)を原点位置に戻す。この とき、昇降台(83)を機械的に強制停止するようになしてあるので、昇降台( 83)は確実に原点位置に戻され、次の開梱サイクルにおいても箱体の突き合わ せ部の位置を正確に検出できる。
【0035】 上述の如くして、へら(2)、(2)、(2)、(2)が原点位置に戻される と、エアーシリンダ(12)の作動により保持板(11)が上昇し、箱体(B) が箱体保持装置(1)、(1)、(1)から開放されると共に、ローラコンベア (7)のストッパが下がり、ローラコンベア(7)によって箱体(B)が次工程 に搬送される。即ち、次に箱体(B)の下側フラップ(F2)、(F2)を内フ ラップ(F3)、(F3)、(F3)、(F3)から剥離するために、箱体(B )は上述の箱体の開梱装置のへら(2)、(2)、(2)、(2)を下向きに取 り付けてなる本考案の別の実施例の箱体の開梱装置に搬送され、上側フラップ( F1)、(F1)と同様にして下側フラップ(F2)、(F2)が内フラップ( F3)、(F3)、(F3)、(F3)から剥離される。
【0036】 以上、本考案の箱体の開梱装置の実施例について説明したが、これらに制限さ れるものではない。例えば、外フラップの突き合わせ部が天面部(P1)に形成 されている箱体(B)にも本考案の箱体の開梱装置を適用できる。
【0037】 また、上側フラップ(F1)が内フラップ(F3)に糊付けされていない箱体 (B)、或いは下側フラップ(F2)が内フラップ(F3)に糊付けされていな い箱体(B)にも本考案の箱体の開梱装置を適用できる。
【0038】
【考案の効果】
本考案の箱体の開梱装置は、上述の如く、板状体の先端部が弓状に形成されて いると共に、上記板状体の最先端部が鋭利な刃状に形成されているので、上記板 状体の最先端部でテープを切断できると共に、上記板状体を外フラップの突き合 わせ部の隙間から上記外フラップに沿ってスムーズに挿入でき、箱体を開梱する ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の箱体の開梱装置の板状体昇降装置と検
出具昇降装置等の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す板状体昇降装置に搭載される板状体
移動装置等の一実施例を示す斜視図である。
【図3】本考案の箱体の開梱装置の他の実施例の要部を
示す斜視図である。
【図4】図2に示す板状体の拡大図であり、(a)は正
面図、(b)は(a)の側面図、(c)は(a)のA−
A断面図、(d)は(a)のB−B断面図である。
【図5】図1と図2とに示す箱体の開梱装置の開梱の動
作手順の説明図である。
【符号の説明】
2 板状体(へら) 21 上(先)端部 22 最上(先)端部 B 箱体 F1 上側(外)フラップ F2 下側(外)フラップ G 隙間
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の箱体の開梱装置の実施例の板状体昇降
装置と検出具昇降装置を示す斜視図である。
【図2】実施例の板状体移動装置を示す斜視図である。
【図3】本考案の箱体の開梱装置の他の実施例の要部を
示す斜視図である。
【図4】図2に示す実施例の板状体の説明図である。
【図5】図1,2で示す実施例の箱体の開梱装置の開梱
の動作手順を示す説明図である。
【図6】図1,2で示す実施例の箱体の開梱装置の開梱
の動作手順を示す説明図である。
【図7】図1,2で示す実施例の箱体の開梱装置の開梱
の動作手順を示す説明図である。
【図8】図1,2で示す実施例の箱体の開梱装置の開梱
の動作手順を示す説明図である。
【図9】図1,2で示す実施例の箱体の開梱装置の開梱
の動作手順を示す説明図である。
【図10】図1,2で示す実施例の箱体の開梱装置の開
梱の動作手順を示す説明図である。
【図11】図1,2で示す実施例の箱体の開梱装置の開
梱の動作手順を示す説明図である。
【図12】図1,2で示す実施例の箱体の開梱装置の開
梱の動作手順を示す説明図である。
【符号の説明】 2 板状体(へら) 21 上(先)端部 22 最上(先)端部 B 箱体 F1 上側(外)フラップ F2 下側(外)フラップ G 隙間
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図6】
【図7】
【図5】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 宮本 輝昭 福岡県粕屋郡古賀町大字久保868番地の1 西部電機株式会社内 (72)考案者 渡 研司 福岡県粕屋郡古賀町大字久保868番地の1 西部電機株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外フラップの突き合わせ部にテープが貼
    着されている箱体を開梱する箱体の開梱装置において、
    上記外フラップの突き合わせ部の隙間から上記外フラッ
    プに沿って挿入される板状体を備えており、上記板状体
    の先端部が弓状に形成されていると共に、上記板状体の
    最先端部が鋭利な刃状に形成されていることを特徴とす
    る箱体の開梱装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10119939A (ja) * 1996-10-17 1998-05-12 Seibu Electric & Mach Co Ltd 開梱用剥離具

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JPS62168840A (ja) * 1986-01-20 1987-07-25 三共株式会社 自動開梱機
JPH02205539A (ja) * 1989-01-27 1990-08-15 Nissin Food Prod Co Ltd H貼ダンボールケースの開封方法

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