JPH0711463B2 - ピンホ−ルチエツカ− - Google Patents

ピンホ−ルチエツカ−

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JPH0711463B2
JPH0711463B2 JP11351687A JP11351687A JPH0711463B2 JP H0711463 B2 JPH0711463 B2 JP H0711463B2 JP 11351687 A JP11351687 A JP 11351687A JP 11351687 A JP11351687 A JP 11351687A JP H0711463 B2 JPH0711463 B2 JP H0711463B2
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JP
Japan
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gas
pinhole
pressure
welded portion
holder
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JP11351687A
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JPS63279135A (ja
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禎則 石田
幸夫 香村
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、長尺管の溶接部のピンホールの有無を検出す
るピンホールチェッカーに関する。
〔従来の技術とその問題点〕
電力光複合ケーブル等の長尺の金属管は、例えば金属テ
ープの表面に光ケーブルを縦添し、次いで、金属テープ
の長手方向に沿う両側端部を突合せて造管し、突合せ部
をTIG溶接、抵抗溶接、或いはレーザー溶接等で溶接し
て製造している。また、用途に応じてダイスによる引き
落し処理を施して金属管を製造している。かかる金属管
は、数千メートルもの長尺の状態で使用されることがあ
り、その全長に亘ってピンホールがないことが要求され
る。しかし、現実には特に溶接部にピンホールが発生し
ている場合が多い。そこで、金属管の製造後に超音波探
傷や渦流探傷によって0.1mmφ以上のピンホールの有無
の検査を行っている。0.1mmφ以下のピンホールの有無
は、所謂ガス封入法により検査している。而して、溶接
部にピンホールが発見されると、レーザー溶接やハンダ
や接着剤による修理によりその修復を行っている。しか
しながら、ガス封入法によるものは、長尺の金属管中に
測定ガスを封入した後、これを水中に浸漬して金属管の
表面から気泡が出るか否かでピンホールの有無を調べ
る。このため、ガスの封入作業に2〜3時間を要し、更
にピンホール箇所の修復をする際にも2〜3時間かけて
封入したガスを抜く必要がある。このため極めて作業性
が悪い。また、長尺の金属管を水中に浸漬して溶接部の
全域或は長い領域に亘って極微小ピンホールの検出を一
度に行うので、個々のピンホールを個別に検出するもの
に比べて誤検出が起き易い問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、長尺
管の溶接部における極微小のピンホールの有無を極めて
短時間にしかも正確に検出することができるピンホール
チェッカーを提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、溶接部を有する長尺管を収納するための凹部
が形成された一対のホルダープレートおよび前記凹部に
連通し圧力測定手段に接続されたガス移動通路を有する
ホルダーと、前記凹部内に配置された弾性部材からなる
気密部材と、前記ガス移動通路に測定ガスを流通させる
測定ガス流通手段とを具備し、前記気密部材は、前記長
尺管の外周を覆う断面略C字形の本体および前記長尺管
の前記溶接部を露出すると共に前記ガス移動通路に連通
するように前記本体に形成された開口部から構成されて
おり、前記長尺管が前記気密部材を介して前記ホルダー
により衝合固定されることを特徴とするピンホールチェ
ッカーを提供する。
〔作用〕
本発明に係るピンホールチェッカーによれば、長尺管の
溶接部にガス移動通路の開口部を当接して、ガス移動通
路から大気圧より大きい圧力で測定ガスを吹き付ける
か、或は、大気圧より小さい圧力の測定ガスをガス移動
通路から排気する。而して、ガス移動通路の開口部と溶
接部は気密に密着しているので、溶接部にピンホールが
存在すると、吹き付ける測定ガスの圧力が低下するか、
排気する測定ガスの圧力が増大する。この測定ガスの圧
力変化を圧力計で測定することにより、溶接部のピンホ
ールの有無を検出する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。第1図は、本発明の一実施例の概略構成を示す説明
図である。図中1は、試料ホルダーである。試料ホルダ
ーは、1対のホルダープレート1a,1bをその一端部で開
閉自在に螺着し、ホルダープレート1a,1bに相対向する
内面の所定の衝合部に試料を収容する凹部1a1,1b1を有
している。一方のホルダープレート1aの一端部には、他
方のホルダープレート1bの一端部を貫挿する止めネジ2
が立設している。止めねじ2の先端部には蝶ナット3が
螺合し、双方のホルダープレート1a,1bを衝合固定する
ようになっている。凹部1a1,1b1内は、第2図に示すよ
うに断面略C字形の気密部材4に第3図に示す如く試料
である長尺の金属管5を挿入した状態で収容するように
なっている。気密部材4は、ネオプレン等の弾性部材で
形成されている。気密部材4には、金属管5の溶接部5a
の所定領域を気密に囲む開口部4aが形成されている。他
方のホルダープレート1b内には、一端部が凹部1b1内と
連通するガス移動通路6が形成されている。ガス移動通
路6の他端部には二股に分枝したガス流通管7が接続さ
れている。ガス流通管7の一端部には、圧力計8が取付
けられている。ガス流通管7の他端部には、ストップバ
ルブ9を介して測定ガス供給部(図示せず)が接続され
ている。測定ガス供給部は、ストップバルブ9、ガス流
通管7を順次介してガス移動通路6内に大気圧以上の圧
力で測定ガスを供給するようになっている。
このように構成されたピンホールチェッカーによれば、
まず、第3図に示す如く、気密部材4内に測定試料であ
る長尺の金属管5を溶接部5aが開口部4a内に露出するよ
うにして挿入し、これを開口部4aがガス移動通路6と連
通するようにして凹部1a1,1b1に収容する。次いで、ホ
ルダープレート1a,1bの開いた端部側を止めネジ2に蝶
ナットを螺合して密着させる。次に、図示しない測定ガ
ス供給部から大気圧以上の圧力でガス移動通路6内に測
定ガスを満す。この状態で圧力計8の指示値が変化する
か否かを調べる。すなわち、溶接部5aにピンホールが存
在すると、金属管5内が大気圧であるため、ピンホール
を貫挿してガス移動通路6から金属管5内に測定ガスが
流入する。その結果、圧力計8の指示値が下がる。この
ようにして溶接部5aのピンホールの有無を容易に検出す
ることができる。また、蝶ナット3の締付け力を弱くし
てホルダープレート1a,1bの一端部を僅に開くと、ピン
ホールの有無を検出したい溶接部5aの箇所が気密部材4
の開口部4aに来るように、金属管5を容易に移動させる
ことができる。因みに、ピンホールの無い5mmφの金属
管5を上述のようにホルダー1の凹部1a,1bに収容し、3
kgf/cm2の圧力で測定ガスをガス移動通路6に供給し、
圧力計8の指示値の低下を調べたところ、3日間で0.3k
gf/cm2であった。同様に0.1mmφのピンホールが存在す
る金属管について同様の試験を行ったところ、圧力計8
の指示値は5秒後に大気圧を示した。更に、0.1mmφ以
下のピンホールが存在する金属管について同様の試験を
行ったところ、圧力計8の指示値は6分後に1kgf/cm2
力低下を示した。このように実施例のピンホールチェッ
カーでは、十分に0.1mmφ以下の極微小のピンホールの
有無を検出できることが判った。また、ピンホールの検
出に際しては測定ガスの供給時間も数秒であり、極めて
短時間にピンホールの検出をすることができた。
なお、実施例では、ガス移動通路6内に測定ガス供給部
から大気圧より高い圧力の測定ガスを供給するものにつ
いて説明したが、この他にも測定ガス供給部の代わりに
ガス排気部を設け、ガス移動通路6内を大気圧より小さ
い圧力状態に設定し、ピンホールの存在によって金属管
内からガス移動通路6内に大気圧の空気が流入し、それ
によって圧力計8の指示値が高くなるのを確認してピン
ホールの有無を検出するものとしても良い。因みに、ガ
ス排気部にロータリーポンプを設けて上述と同様にして
ガス移動通路6内を1Torrの減圧状態に設定したとこ
ろ、ピンホールの存在しない金属管では、圧力計8の指
示値は2日後に400Torrまで上昇した。これに対し0.1mm
φ以下のピンホールが存在する金属管の場合は、12分後
に圧力計8の指示値が700Torrまで上昇した。
〔発明の効果〕 以上説明した如く、本発明に係るピンホールチェッカー
によれば、長尺管の溶接部における極微小のピンホール
の有無を極めて短時間にしかも正確に検出することがで
きるものである。
また、気密部材は、長尺管の外周を覆う断面略C字形の
本体および長尺管の溶接部を露出すると共にガス移動通
路に連通するように本体に形成された開口部から構成さ
れているので、溶接部の周囲はすべて気密部材で覆われ
ることになり、溶接部付近のガスシールを確実に行うこ
とができ、ガス漏れなく信頼性の高いピンホール検出を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の概略構成を示す説明図、
第2図は、同実施例のピンホールチェッカーにて使用す
る気密部材の説明図、第3図は、気密部材中に金属管を
挿入した状態を示す説明図である。 1……ホルダー、1a,1b……ホルダープレート、2……
止めネジ、3……蝶ナット、4……気密部材、4a……開
口部、5……金属管、5a……溶接部、6……ガス移動通
路、7……ガス流通管、8……圧力計、9……ストップ
バルブ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶接部を有する長尺管を収納するための凹
    部が形成された一対のホルダープレートおよび前記凹部
    に連通し圧力測定手段に接続されたガス移動通路を有す
    るホルダーと、 前記凹部内に配置された弾性部材からなる気密部材と、 前記ガス移動通路に測定ガスを流通させる測定ガス流通
    手段とを具備し、 前記気密部材は、前記長尺管の外周を覆う断面略C字形
    の本体および前記長尺管の前記溶接部を露出すると共に
    前記ガス移動通路に連通するように前記本体に形成され
    た開口部から構成されており、前記長尺管が前記気密部
    材を介して前記ホルダーにより衝合固定されることを特
    徴とするピンホールチェッカー。
  2. 【請求項2】測定ガス流通手段が、大気圧より大きい圧
    力のガスをガス移動通路に供給する手段である特許請求
    の範囲第1項記載のピンホールチェッカー。
  3. 【請求項3】測定ガス流通手段が、大気圧より小さい圧
    力のガスをガス異動通路から排気する手段である特許請
    求の範囲第1項のピンホールチェッカー。
JP11351687A 1987-05-12 1987-05-12 ピンホ−ルチエツカ− Expired - Lifetime JPH0711463B2 (ja)

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JP6767316B2 (ja) * 2017-06-29 2020-10-14 ニチコン株式会社 電子部品およびその製造方法

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