JP3054095B2 - 核燃料棒内のガス圧測定装置 - Google Patents
核燃料棒内のガス圧測定装置Info
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- JP3054095B2 JP3054095B2 JP9039119A JP3911997A JP3054095B2 JP 3054095 B2 JP3054095 B2 JP 3054095B2 JP 9039119 A JP9039119 A JP 9039119A JP 3911997 A JP3911997 A JP 3911997A JP 3054095 B2 JP3054095 B2 JP 3054095B2
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- Japan
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- fuel rod
- gas pressure
- end plug
- vacuum vessel
- measuring device
- Prior art date
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、核燃料棒内に封入
されているヘリウムガスの拡散時の圧力を測定すること
により燃料棒内のガス圧を測定するガス圧測定装置に関
する。
されているヘリウムガスの拡散時の圧力を測定すること
により燃料棒内のガス圧を測定するガス圧測定装置に関
する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、ＢＷＲ用核燃料棒内にはヘリウ
ムガス等の不活性ガスが封入されており、その核燃料棒
の製造時等においては、上記不活性ガスの圧力や純度が
所定値になっているかどうかの抜き取り検査が行なわれ
ている。すなわち、核燃料棒をガス圧測定装置の真空容
器内に取り付け、予め１０-3ＴＯＲＲ以下の真空にし、
容積が測定されている上記真空容器内で電動ドリルで上
記核燃料棒に小孔をあけ、核燃料棒内に封入されている
ヘリウムガス等の不活性ガスの拡散時の圧力を測定する
ことにより、核燃料棒内に封入されている不活性ガスの
ガス圧を求め、またこのガスをガスクロマトグラフィへ
導入してガスの純度を測定することが行なわれている。
ムガス等の不活性ガスが封入されており、その核燃料棒
の製造時等においては、上記不活性ガスの圧力や純度が
所定値になっているかどうかの抜き取り検査が行なわれ
ている。すなわち、核燃料棒をガス圧測定装置の真空容
器内に取り付け、予め１０-3ＴＯＲＲ以下の真空にし、
容積が測定されている上記真空容器内で電動ドリルで上
記核燃料棒に小孔をあけ、核燃料棒内に封入されている
ヘリウムガス等の不活性ガスの拡散時の圧力を測定する
ことにより、核燃料棒内に封入されている不活性ガスの
ガス圧を求め、またこのガスをガスクロマトグラフィへ
導入してガスの純度を測定することが行なわれている。
【０００３】図２は、上記従来のガス圧測定装置の概略
構成を示す図であり、真空容器１の一側壁には燃料棒挿
入口２が設けられており、この燃料棒挿入口２の内周面
には、上記燃料棒挿入口２に挿通された燃料棒３の外周
面に当接するシール装置４が設けられている。
構成を示す図であり、真空容器１の一側壁には燃料棒挿
入口２が設けられており、この燃料棒挿入口２の内周面
には、上記燃料棒挿入口２に挿通された燃料棒３の外周
面に当接するシール装置４が設けられている。
【０００４】一方、上記真空容器１の燃料棒挿入口２と
対向する側壁には、上記真空容器１内に開口する円筒状
の端栓受部５が形成されている。また、上記真空容器１
内には電動ドリル６が配設されており、そのドリル刃先
６ａが前記燃料棒挿入口２から真空容器１内に挿入され
た燃料棒３の軸線と直交するようにしてある。
対向する側壁には、上記真空容器１内に開口する円筒状
の端栓受部５が形成されている。また、上記真空容器１
内には電動ドリル６が配設されており、そのドリル刃先
６ａが前記燃料棒挿入口２から真空容器１内に挿入され
た燃料棒３の軸線と直交するようにしてある。
【０００５】しかして、このガス圧測定装置によって燃
料棒３内に封入されている不活性ガスの圧力を測定する
場合には、燃料棒挿入口２から燃料棒３の一端部を真空
容器１内に挿入し、その一端部側の端栓３ａを端栓受部
５内に挿入装着した後、上記真空容器１内を予め１０-3
ＴＯＲＲ以上の真空にする。そして、電動ドリル６によ
って燃料棒３の被覆管に小孔をあけ、その小孔から流出
した不活性ガスの拡散時の圧力を測定することにより、
燃料棒内に封入されている不活性ガスのガス圧が求めら
れる。
料棒３内に封入されている不活性ガスの圧力を測定する
場合には、燃料棒挿入口２から燃料棒３の一端部を真空
容器１内に挿入し、その一端部側の端栓３ａを端栓受部
５内に挿入装着した後、上記真空容器１内を予め１０-3
ＴＯＲＲ以上の真空にする。そして、電動ドリル６によ
って燃料棒３の被覆管に小孔をあけ、その小孔から流出
した不活性ガスの拡散時の圧力を測定することにより、
燃料棒内に封入されている不活性ガスのガス圧が求めら
れる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の如き
装置においては、燃料棒３の端栓３ａと端栓受部５との
間には数mmの隙間があり、燃料棒３が片持支持状態とな
っているため、電動ドリル６によって燃料棒３に小孔を
あける場合に燃料棒にかかる荷重により、燃料棒３に若
干曲がりが発生し、燃料棒挿入口２のシール装置４部か
らリークが発生する可能性がある等の問題がある。
装置においては、燃料棒３の端栓３ａと端栓受部５との
間には数mmの隙間があり、燃料棒３が片持支持状態とな
っているため、電動ドリル６によって燃料棒３に小孔を
あける場合に燃料棒にかかる荷重により、燃料棒３に若
干曲がりが発生し、燃料棒挿入口２のシール装置４部か
らリークが発生する可能性がある等の問題がある。
【０００７】ところで、燃料棒３の端栓にはその形状が
数種あり、また長さ、太さも違うため、上記端栓３ａと
端栓受部５との間の隙間を無くすことは不可能である。
そこで、それぞれ各端栓に合った形の端栓受部を数種作
製し、この端栓受部を燃料棒に装着されている端栓に対
応して取り替えて使用することも考えられるが、前記隙
間が生じないような精度の高い端栓受部を製作すること
はかなりむずかしく、また真空容器１に取り付けた時の
位置出し等を考慮するとこれも必ずしも現実的な解決策
ではない。
数種あり、また長さ、太さも違うため、上記端栓３ａと
端栓受部５との間の隙間を無くすことは不可能である。
そこで、それぞれ各端栓に合った形の端栓受部を数種作
製し、この端栓受部を燃料棒に装着されている端栓に対
応して取り替えて使用することも考えられるが、前記隙
間が生じないような精度の高い端栓受部を製作すること
はかなりむずかしく、また真空容器１に取り付けた時の
位置出し等を考慮するとこれも必ずしも現実的な解決策
ではない。
【０００８】前記リーク発生の現象は、特に刃先の切れ
が悪くなった時等に発生する可能性が高いので、頻繁に
刃先の交換が必要となる等の問題もある。
が悪くなった時等に発生する可能性が高いので、頻繁に
刃先の交換が必要となる等の問題もある。
【０００９】本発明は、このような点に鑑み、より信頼
性が高い測定ができるガス圧測定装置を得ることを目的
とする。
性が高い測定ができるガス圧測定装置を得ることを目的
とする。
【００１０】本発明は、真空容器内に燃料棒を挿入固定
し、その燃料棒に小孔をあけて上記燃料棒内に封入され
ている不活性ガスの拡散時の圧力を測定することによ
り、燃料棒のガス圧を測定するガス圧測定装置におい
て、上記真空容器の燃料棒挿入口と対向する側壁部に、
上記真空容器内に開口し、上記燃料棒挿入口の軸線と同
一軸線を有する筒状の端栓受部を設けるとともに、その
端栓受部の内周面に、上記真空容器内側に向って次第に
拡径され、燃料棒の先端外周縁が全周にわたって当接さ
れるテーパ部を形成したことを特徴とする。
し、その燃料棒に小孔をあけて上記燃料棒内に封入され
ている不活性ガスの拡散時の圧力を測定することによ
り、燃料棒のガス圧を測定するガス圧測定装置におい
て、上記真空容器の燃料棒挿入口と対向する側壁部に、
上記真空容器内に開口し、上記燃料棒挿入口の軸線と同
一軸線を有する筒状の端栓受部を設けるとともに、その
端栓受部の内周面に、上記真空容器内側に向って次第に
拡径され、燃料棒の先端外周縁が全周にわたって当接さ
れるテーパ部を形成したことを特徴とする。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、図１を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
施の形態について説明する。
【００１２】図１は、上記ガス圧測定装置の概略構成を
示す図であり、真空容器１の一側壁には燃料棒挿入口２
が設けられており、この燃料棒挿入口２の内周面には、
上記燃料棒挿入口２に挿通された燃料棒３の外周面に当
接する３個のＯリングからなるシール装置４が設けられ
ている。
示す図であり、真空容器１の一側壁には燃料棒挿入口２
が設けられており、この燃料棒挿入口２の内周面には、
上記燃料棒挿入口２に挿通された燃料棒３の外周面に当
接する３個のＯリングからなるシール装置４が設けられ
ている。
【００１３】一方、上記真空容器１の燃料棒挿入口２と
対向する側壁には、上記真空容器１内に開口する円筒状
の端栓受部５が形成されている。また、上記真空容器１
内には電動ドリル６が配設されており、そのドリル刃先
６ａが前記燃料棒挿入口２から真空容器１内に挿入され
た燃料棒３の軸線と直交するようにしてある。
対向する側壁には、上記真空容器１内に開口する円筒状
の端栓受部５が形成されている。また、上記真空容器１
内には電動ドリル６が配設されており、そのドリル刃先
６ａが前記燃料棒挿入口２から真空容器１内に挿入され
た燃料棒３の軸線と直交するようにしてある。
【００１４】上記構成は図２に示す従来の装置と殆ど同
一であるが、本発明においては、端栓受部５の内周面
に、真空容器１の容器内に向って次第に内径がゆるやか
に大きくなったテーパ部５ａが形成されており、このテ
ーパ部５ａに前記真空容器１内に挿入された燃料棒３の
先端外周縁部が当接するようにしてある。
一であるが、本発明においては、端栓受部５の内周面
に、真空容器１の容器内に向って次第に内径がゆるやか
に大きくなったテーパ部５ａが形成されており、このテ
ーパ部５ａに前記真空容器１内に挿入された燃料棒３の
先端外周縁部が当接するようにしてある。
【００１５】しかして、燃料棒挿入口２から燃料棒３の
一端部を真空容器１内に挿入し、端栓３ａ部を端栓受部
５内に挿入すると、燃料棒３の先端外周縁が上記端栓受
部５のテーパ部５ａに当接する。したがって、上記燃料
棒３は上記テーパ部５ａとシール装置４との２カ所で支
持される形となり、特に燃料棒３の先端外周縁が全周に
わたってテーパ部５ａに当接するので燃料棒３が確実に
固定される。
一端部を真空容器１内に挿入し、端栓３ａ部を端栓受部
５内に挿入すると、燃料棒３の先端外周縁が上記端栓受
部５のテーパ部５ａに当接する。したがって、上記燃料
棒３は上記テーパ部５ａとシール装置４との２カ所で支
持される形となり、特に燃料棒３の先端外周縁が全周に
わたってテーパ部５ａに当接するので燃料棒３が確実に
固定される。
【００１６】このように、燃料棒３は真空容器１内にお
いて上記端栓受部５のテーパ部５ａとシール装置４との
２点支持となり安定しており、燃料棒３に小孔をあける
際にドリル刃先６ａが燃料棒３に接触して荷重がかかっ
た時にも、燃料棒３がシール装置４に対して傾動するよ
うなことがなく、シール性が損なわれることがない。
いて上記端栓受部５のテーパ部５ａとシール装置４との
２点支持となり安定しており、燃料棒３に小孔をあける
際にドリル刃先６ａが燃料棒３に接触して荷重がかかっ
た時にも、燃料棒３がシール装置４に対して傾動するよ
うなことがなく、シール性が損なわれることがない。
【００１７】したがって、シール装置においてリークが
発生することを確実に防止でき、真空容器内の真空の信
頼性を向上することができる。しかも、燃料棒３の先端
外周縁をテーパ部５ａによって支持するようにしたの
で、種々の端栓形状のものにも適用することができる。
発生することを確実に防止でき、真空容器内の真空の信
頼性を向上することができる。しかも、燃料棒３の先端
外周縁をテーパ部５ａによって支持するようにしたの
で、種々の端栓形状のものにも適用することができる。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は端栓受部
の内周面に真空容器内側に向って次第に拡径され燃料棒
の先端外周縁が当接されるテーパ部を形成したので、燃
料棒先端外周縁がその全周にわたって上記テーパ部で支
持され確実に位置を固定することができる。したがっ
て、真空容器内において燃料棒がシール装置部と上記テ
ーパ部の２点で支持される状態となり、両支点間におい
てドリルの刃先が燃料棒に接触することになるので、孔
あけ加工時に燃料棒が曲がるようなことがなく、シール
装置部におけるシール性が損なわれるようなことを確実
に防止することができる。しかも、上記テーパ部によっ
て燃料棒の先端外周縁部を支持するので、互いに異なる
種々の端栓形状のものにも適用することができる。
の内周面に真空容器内側に向って次第に拡径され燃料棒
の先端外周縁が当接されるテーパ部を形成したので、燃
料棒先端外周縁がその全周にわたって上記テーパ部で支
持され確実に位置を固定することができる。したがっ
て、真空容器内において燃料棒がシール装置部と上記テ
ーパ部の２点で支持される状態となり、両支点間におい
てドリルの刃先が燃料棒に接触することになるので、孔
あけ加工時に燃料棒が曲がるようなことがなく、シール
装置部におけるシール性が損なわれるようなことを確実
に防止することができる。しかも、上記テーパ部によっ
て燃料棒の先端外周縁部を支持するので、互いに異なる
種々の端栓形状のものにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の燃料棒内のガス圧測定装置の断面図。
【図２】従来の燃料棒内のガス圧測定装置の断面図。
１ 真空容器 ２ 燃料棒挿入口 ３ 燃料棒 ４ シール装置 ５ 端栓受部 ５ａ テーパ部 ６ 電動ドリル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G21C 17/02 G21C 21/02 ＪＩＣＳＴファイル（ＪＯＩＳ)
Claims (1)
- 【請求項１】真空容器内に燃料棒を挿入固定し、その燃
料棒に小孔をあけて上記燃料棒内に封入されている不活
性ガスの拡散時の圧力を測定することにより、燃料棒内
のガス圧を測定するガス圧測定装置において、上記真空
容器の燃料棒挿入口と対向する側壁部に、上記真空容器
内に開口し上記燃料棒挿入口の軸線と同一軸線を有する
筒状の端栓受部を設けるとともに、その端栓受部の内周
面に、上記真空容器内側に向って次第に拡径され、燃料
棒の先端外周縁が全周にわたって当接されるテーパ部を
形成したことを特徴とする、核燃料棒内のガス圧測定装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9039119A JP3054095B2 (ja) | 1997-02-24 | 1997-02-24 | 核燃料棒内のガス圧測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9039119A JP3054095B2 (ja) | 1997-02-24 | 1997-02-24 | 核燃料棒内のガス圧測定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10239482A JPH10239482A (ja) | 1998-09-11 |
| JP3054095B2 true JP3054095B2 (ja) | 2000-06-19 |
Family
ID=12544211
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9039119A Expired - Fee Related JP3054095B2 (ja) | 1997-02-24 | 1997-02-24 | 核燃料棒内のガス圧測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3054095B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105427907B (zh) * | 2015-11-09 | 2017-08-01 | 中国核动力研究设计院 | 一种燃料棒微小空腔体积测量系统及方法 |
| KR102023958B1 (ko) | 2017-07-04 | 2019-09-23 | 한국원자력연구원 | 핵연료봉 내압 측정장치 |
| KR102080911B1 (ko) * | 2018-03-08 | 2020-02-24 | 한국원자력연구원 | 핵연료봉 내압 측정 장치 및 방법 |
-
1997
- 1997-02-24 JP JP9039119A patent/JP3054095B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10239482A (ja) | 1998-09-11 |
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