JPH07113890A - コンクリート製格納容器 - Google Patents

コンクリート製格納容器

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JPH07113890A
JPH07113890A JP5261026A JP26102693A JPH07113890A JP H07113890 A JPH07113890 A JP H07113890A JP 5261026 A JP5261026 A JP 5261026A JP 26102693 A JP26102693 A JP 26102693A JP H07113890 A JPH07113890 A JP H07113890A
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JP
Japan
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reinforcing bar
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circumferential
bar receiving
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Pending
Application number
JP5261026A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Nishiyama
武 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
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Publication of JPH07113890A publication Critical patent/JPH07113890A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Abstract

(57)【要約】 【目的】 型枠の固定や各鉄筋の組み付けの省力化や作
業能率の向上を図る。 【構成】 水平補剛材10と垂直補剛材12を配設した
円筒ライナ1を設け、水平補剛材10に垂直鉄筋7用の
溝11を設け、垂直補剛材12から円筒ライナ1径方向
の外側へ延び上縁に設けられた円周鉄筋8用の溝15を
有し先端部に埋め金13を有する円周鉄筋受部材14の
先端部近傍に水平補剛材10に並行して周方向へ延びる
水平部材16を設け、水平補剛材10に設けた溝11の
近傍から水平部材16まで放射状に延びUボルト18を
配設した垂直鉄筋受部材17を設け、水平補剛材10に
設けた溝11と垂直鉄筋受部材17に沿って垂直鉄筋7
を配筋し、円周鉄筋受部材14上に円周鉄筋8を配筋す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート製格納容
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所の格納容器などのような中
空円柱形状を有するコンクリート製の建築物を製作する
場合、従来は、完成後に所定の直径を有する中空円柱形
状となる円筒ライナ1(図5参照)の一部を構成し得る
よう所定の曲率半径をもって曲げ加工した曲板2(図6
参照)を設け、該曲板2の曲率を保持するために曲板2
の内側に仮設部材3を仮付けて補強し、該曲板2を建設
現場へ搬入・搭載して所定の直径を有する円筒ライナ1
として立設し、該円筒ライナ1の外側に円筒ライナ1と
所定の間隔を置いて対峙する型枠4を配設し、円筒ライ
ナ1と型枠4との間隔を保持するため、図7に示すごと
き円筒ライナ1外面に設けた水平フラットバー5と該水
平フラットバー5に係止し得る先端部を有するセパ6
(丸棒)とにより型枠4を固定する。
【0003】さらに、円筒ライナ1と型枠4との間に垂
直鉄筋7と円周鉄筋8とを順次配筋して組み付け、該配
筋作業が終了した後、円筒ライナ1と型枠4の間に生コ
ンクリート9を打設し、該生コンクリート9が固化した
のち、前記型枠4を取り外し且つ前記円筒ライナ1の仮
設部材3を除去してコンクリート製格納容器を完成させ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
コンクリート製格納容器では、円筒ライナ1の周囲は建
屋躯体が接近しており狭隘な環境であるため、長尺の各
種鉄筋7,8を組み付けることが容易でなく、しかも該
鉄筋7,8を固定する作業には多数の人手を要し、工期
が長引く要因ともなっているなどの問題があった。
【0005】本発明は、前述の実情に鑑み、型枠の固定
や各鉄筋の組み付けの省力化や作業能率の向上を図り得
るコンクリート製格納容器を提供することを目的として
なしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、外面に水平方
向及び垂直方向に所定の間隔を置いて互いに平行して延
びる複数の水平補剛材及び垂直補剛材を配設した円筒ラ
イナを備え、前記水平補剛材の外縁に垂直鉄筋を保持し
得る複数の溝を所定の間隔を置いて備え、前記垂直補剛
材から円筒ライナ径方向の外側へ延び先端部に埋め金を
有する円周鉄筋受部材を備え、該円周鉄筋受部材の上縁
に円周鉄筋を保持し得る複数の溝を所定の間隔を置いて
備え、さらに前記円周鉄筋受部材の先端部近傍の前記水
平補剛材と略同じ高さ位置に水平補剛材に並行して周方
向へ延びる水平部材を備え、前記水平補剛材に設けた溝
の近傍から前記水平部材まで放射状に延び且つ垂直鉄筋
固定金具を所定の間隔を置いて配設した垂直鉄筋受部材
を備え、前記水平補剛材に備えた溝及び垂直鉄筋受部材
に沿って垂直鉄筋を配筋し、前記円周鉄筋受部材に備え
た溝及び垂直鉄筋受部材上に円周鉄筋を配筋した構成と
している。
【0007】
【作用】従って、本発明では、水平補剛材に設けた溝及
び垂直鉄筋受部材に設けた垂直鉄筋固定金具が垂直鉄筋
を固定し、円周鉄筋受部材の上縁に設けた溝が円周鉄筋
を固定する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0009】図1は本発明のコンクリート製格納容器の
一実施例の概略を表す断面図、図2は図1に関連する円
筒ライナの一部を構成するライナ構成部材の概略を表す
斜視図、図3は図2に関連する円周鉄筋受部材の部分拡
大図、図4は図2に関連する垂直鉄筋受部材の部分拡大
図である。図中、図5、図6と同じものには同じ符号を
付してある。
【0010】本実施例では、完成後に所定の直径を有す
る中空円柱形状となる円筒ライナ1(図1参照)の一部
を構成し得るよう所定の曲率半径をもって曲げ加工した
曲板2(図2参照)を設け、該曲板2の曲率を保持する
ために曲板2の内側に仮設部材3を仮付けて補強し、該
曲板2の外面に所定の間隔を置いて互いに平行して水平
方向へ延びる複数の水平補剛材10を配設し、該各水平
補剛材10の外縁に垂直鉄筋7を保持し得る複数の溝1
1を所定の間隔を置いて設ける。
【0011】さらに、前記曲板2の外面に所定の間隔を
置いて互いに平行して垂直方向へ延びる複数の垂直補剛
材12を配設し、該各垂直補剛材12の前記水平補剛材
10との取り合い部分から曲板2半径方向の外側へ延び
且つ曲板2の面に平行する平面を有する埋め金13を先
端部に備えた複数の円周鉄筋受部材14を設け、該各円
周鉄筋受部材14の上縁に円周鉄筋8を保持し得る複数
の溝15を所定の間隔を置いて設ける(図3参照)。
【0012】また、前記各円周鉄筋受部材14の先端部
近傍に、前記水平補剛材10と略同じ高さに設けられ且
つ水平補剛材10に並行して周方向へ延びる水平部材1
6を設け、前記水平補剛材10に設けた溝11の近傍か
ら前記水平部材16まで放射状に延び且つ上面の高さ位
置が前記円周鉄筋受部材14に設けた溝15の底と略同
じ高さ位置となるように架け渡された複数の垂直鉄筋受
部材17を設け、該各垂直鉄筋受部材17の一方の側面
に垂直鉄筋7を固定し得るUボルト18を所定の間隔を
置いて配設する。
【0013】以上のようにして、円筒ライナ1の一部を
構成する複数のライナ構成部材を形成する。
【0014】前記のように形成した各ライナ構成部材を
格納容器を建設する現場近傍の広い場所に持ち込み、該
ライナ構成部材の前記水平補剛材10及び垂直鉄筋受部
材17に沿って垂直鉄筋7を配筋し、水平補剛材10に
設けた溝11と垂直鉄筋受部材17に配設したUボルト
18によって垂直鉄筋7を固定し、前記円周鉄筋受部材
14及び垂直鉄筋受部材17上に円周鉄筋8を配筋し、
円周鉄筋受部材14の上縁に設けた溝15によって円周
鉄筋8を固定する。
【0015】その後、前記の各種鉄筋7,8を配筋・固
定した各ライナ構成部材を格納容器建設現場へ搬入・搭
載して円筒ライナ1を構築し、前記各円周鉄筋受部材1
4の先端部に設けた各埋め金13の外面に仮付けした型
枠取り付け用のボルト19(図3参照)により型枠4を
取り付け、円筒ライナ1と型枠4の間に生コンクリート
9を打設し、該生コンクリート9が固化したのち前記型
枠4を取り外し且つ前記円筒ライナ1の仮設部材3を除
去してコンクリート製格納容器を完成する。
【0016】前記によれば、円筒ライナ1を構成するラ
イナ構成部材に、垂直鉄筋7を配筋・固定し得る水平補
剛材10及び垂直鉄筋受部材17を設け、円周鉄筋8を
配筋・固定し得る円周鉄筋受部材14を設けたので、建
設現場において円筒ライナ1を構築する以前の前記ライ
ナ構成部材に予め各種鉄筋7,8を組み付けることが可
能となり、作業性のよい環境で配筋作業を行ない得られ
作業能率を向上することができる。また、従来のような
セパ6による型枠4の取り付けに代え円周鉄筋受部材1
4の先端部に設けた埋め金13に仮付けしたボルト19
により型枠4を取り付け得るように形成したので、型枠
工事の省力化を図ることができる。さらに、前記埋め金
13は本格的工事の機器サポート用として利用すること
が可能であり、従来から問題のあった埋め金13の配置
制約を回避できる。
【0017】なお、本発明は前述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、例えば、垂直鉄筋受部材17に配設
したUボルト18に代えて、平板をU型に折り曲げさら
にその両端部を水平に折り曲げ該水平部分にボルト孔を
有する金具を用いてもよいことなど、その他、本発明の
要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得るこ
とは勿論である。
【0018】
【発明の効果】本発明のコンクリート製格納容器によれ
ば、建設現場において円筒ライナを構築する以前に予め
各種鉄筋を組み付けることが可能となり、作業性のよい
環境で配筋作業を行ない得られ作業能率を向上すること
ができ、また埋め金を型枠取り付けに利用することによ
り型枠工事の省力化が図り得られ、且つ従来から問題の
あった埋め金の配置制約を回避でき、据付け工数の削
減、据付け工期の短縮を図り得るなど種々の優れた効果
を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンクリート製格納容器の一実施例の
概略を表す断面図である。
【図2】図1に関連する円筒ライナの一部を構成するラ
イナ構成部材の概略を表す斜視図である。
【図3】図2に関連する円周鉄筋受部材の部分拡大図で
ある。
【図4】図2に関連する垂直鉄筋受部材の部分拡大図で
ある。
【図5】従来のコンクリート製格納容器の一例の概略を
表す断面図である。
【図6】図5に関連する格納容器の部分拡大図である。
【図7】図5に関連するセパの部分拡大図である。
【符号の説明】
1 円筒ライナ 7 垂直鉄筋 8 円周鉄筋 10 水平補剛材 11 溝 12 垂直補剛材 13 埋め金 14 円周鉄筋受部材 15 溝 16 水平部材 17 垂直鉄筋受部材 18 Uボルト(垂直鉄筋固定金具)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外面に水平方向及び垂直方向に所定の間
    隔を置いて互いに平行して延びる複数の水平補剛材及び
    垂直補剛材を配設した円筒ライナを備え、前記水平補剛
    材の外縁に垂直鉄筋を保持し得る複数の溝を所定の間隔
    を置いて備え、前記垂直補剛材から円筒ライナ径方向の
    外側へ延び先端部に埋め金を有する円周鉄筋受部材を備
    え、該円周鉄筋受部材の上縁に円周鉄筋を保持し得る複
    数の溝を所定の間隔を置いて備え、さらに前記円周鉄筋
    受部材の先端部近傍の前記水平補剛材と略同じ高さ位置
    に水平補剛材に並行して周方向へ延びる水平部材を備
    え、前記水平補剛材に設けた溝の近傍から前記水平部材
    まで放射状に延び且つ垂直鉄筋固定金具を所定の間隔を
    置いて配設した垂直鉄筋受部材を備え、前記水平補剛材
    に備えた溝及び垂直鉄筋受部材に沿って垂直鉄筋を配筋
    し、前記円周鉄筋受部材に備えた溝及び垂直鉄筋受部材
    上に円周鉄筋を配筋して成ることを特徴とするコンクリ
    ート製格納容器。
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