JPH07113687B2 - カラーフィルター - Google Patents

カラーフィルター

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JPH07113687B2
JPH07113687B2 JP32448488A JP32448488A JPH07113687B2 JP H07113687 B2 JPH07113687 B2 JP H07113687B2 JP 32448488 A JP32448488 A JP 32448488A JP 32448488 A JP32448488 A JP 32448488A JP H07113687 B2 JPH07113687 B2 JP H07113687B2
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JP
Japan
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dye
group
sulfonic acid
hydrogen atom
filter
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尚幹 竹山
▲冊▼雄 大井
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住友化学工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は固体撮像素子等に用いられるカラーフィルター
に関する。
<従来技術> 現在、カメラ撮像部や複写機等の読み取り部に固体撮像
素子が多用されているが、これらの電子機器をカラー化
するためにはカラーフィルターを用いる必要がある。
これらカラーフィルターに用いられる色素の組合せとし
て3原色系と補色系とがあるが、補色系の方が固体撮像
素子の感度がよくなり有利である。
本用途に用いられる色素に特に要求される性能として良
好な分光特性を持つことがあげられる。この性能は、被
写体の色相を正確に再現するのに必要なものであるが、
現在良好な分光特性を持った色素の組合せはほとんど知
られていない。
<発明が解決しようとする課題> この理由は、色素の組合せの内一つでも分光特性の悪い
色素がある場合には良い色再現性が得られないことによ
る。すなわち、色再現性の良い固体撮像素子を作製する
には、分光特性の良い色素をいかに組合せるかが重要と
なる。
本発明の目的は、感度および色再現性の良い補色系カラ
ーフィルターを具備した固体撮像素子を製造する際に用
いる補色系色素を提供することにある。
<課題を解決するための手段> すなわち、本発明は、支持体上に有機材料の被膜を設
け、その所望の部分に所定の分光特性を有する染料で染
色されたフィルターを有するカラーフィルターにおい
て、イエローフィルター用染料としてフリー酸の形で表
される下記一般式(I)の染料を用い、マゼンタフィル
ター用染料としてフリー酸の形で表される下記一般式
(II)の染料を用い、シアンフィルター用染料としてフ
リー酸の形で表される下記一般式(III)の染料を用い
ることを特徴とするカラーフィルタである。
(式中、R1,R2,R3は水素原子、ハロゲン原子またはスル
ホン酸基を表わし、Aは または を表わす。
lは1または2の整数を表わす。R4,R5,R6は水素原子、
メチル基、ハロゲン原子、スルホン酸基または を表わす。R7,R8は水素原子、低級アルキル基またはフ
ェニル基を表わす。R1,R2,R3,R3,R4,R5,R6の少なくとも
1つはスルホン酸基を表わす。) (式中、R9は水素原子、アルキル基、またはスルホン酸
基を表し、R10,R11,R12,R13は水素原子、アルキル基ま
たはアリール基を表わす)式(III)の化合物において
は、R10,R11の少くなくとも1つ及び/又はR12,R13の少
くとも1つが、炭素数1〜4のアルキル基、又はアルキ
ル基又はスルホン酸基が置換したフェニル基である場合
が好ましい。
(式中、CuPcは銅フタロシアニン核を表わし、m,nはそ
れぞれスルホン酸基、 の平均置換数を表わし、m+nは2〜4、mは1〜4、
nは0〜2を満足するものとする。R14,R15は水素原子
または置換されていてもよい低級アルキル基を表わす) ここで一般式(I),(II)及び(III)で表される染
料として下記構造式の染料が代表的なものとしてあげら
れる。
一般式(I)(イエロー色素) 一般式(II)(マゼンタ色素) 一般式(III)(シアン色素) 〔CuPcSO3H)約2 (15) 〔CuPcSO3H)約3 (16) 〔CuPcSO3H)約4 (17) (なお、以下上記の各化合物は、()内に示した化合物
No.で表わす。) 上記の染料はそれぞれの色相で単一で使用することがで
きるが、所望の分光特性または染色性を改良するために
それぞれ2種以上を混合して使用することもできる。
また、通常染料分子中に含まれるスルホン酸基の対イオ
ンとしてはナトリウムイオンまたはカリウムイオンが知
られており、これら金属の塩の状態で使用することがで
きるが、カラーフィルターの製造上色素中に金属イオン
を含むとデバイスの特性が悪くなる場合にはフリー酸の
状態かまたはスルホン酸基の対イオンをアンモニア、モ
ノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノ
ールアミンまたはモノメチルアミン等の水可溶性アミン
に変換して実質的に金属イオンを含まない状態で使用す
ることもできる。
カラーフィルターは通常の方法たとえば次のようにして
製造することができる。
ITO等の透明電極を設けてあるか、または電極が設けら
れていないガラス基板または固体撮像素子上に感光性樹
脂、例えばゼラチン、カゼイン、フィッシュグリュー、
ポリビニルアルコールなどに重クロム酸アンモニウムや
2,6−ビス(4′−アジド−2′−スルホベンザール)
シクロヘキサノンのアンモニウム塩などのアジド化合物
を添加したものをスピンコーターを用いて塗布した後、
マスク露光により染色される部分のみを露光し、現像を
行う。この様にして得られたパターンを、本発明の染料
(一般式(I)(II)又は(III)で表わされる染料)
を用いて、水中で酢酸酸性下染色を行った後、ポリグリ
シジルメタアクリレートなどの透明な耐染色性中間層で
被覆する。以上の操作を繰り返し行うことによりカラー
フィルターが得られる。
<発明の効果> 本発明によれば感度および色再現性がすぐれたカラーフ
イルターを得ることができる。
<実施例> 次に本発明を実施例によって更に詳しく説明する。文
中、%は重量%を表わす。
実施例1 先ず下記染料液を調製する。
イエロー染料液 マゼンタ染料液 シアン染料液 次に、ガラス基板上にスピンコーターにより、重クロム
酸アンモニウムにより感光させたカゼイン水溶液を塗布
し、乾燥後、モザイク状パターンを有するマスクを位置
合わせし、露光、現像を行い、イエロー色を染色すべき
領域に染着層を形成した。ついでこの染着層を有するガ
ラス基板をイエロ染料水溶液中に浸漬し、50℃で第1色
目を染色し、この上にポリグリシジルメタアクリレート
の透明な中間層を塗布する。
次に、同様にしてシアン色を染色すべき領域に染着層を
形成し、この層をシアン染料液溶液を用いて染色を行
い、この層の上に中間層を塗布する。さらに同様にし
て、マゼンタ色を染色すべき領域に染着層を形成し、こ
の層をマゼンタ染料水溶液を用いて染色を行う。この層
の上に保護膜としてトップコートを形成し、ガラス基板
上にイエロー、シアン、マゼンタおよびグリーンの画素
を持ったモザイクカラーフィルターを作成した。
ただし、グリーンの画素は、イエローの画素とシアンの
画素との組み合せにより作成した。
この様にして作成したカラーフイルターを固体撮像素子
上に貼り合せた素子は感度、色再現性が良好であった。
実施例2〜8 実施例1において、色素として下記色素の組合せを用
い、他の実施例1と同様にしてカラーフイルターを作成
した。
表中のNo.は化合物No.を表わす。
この様なカラーフイルターを使用した固体撮像素子の感
度、色再現性は良好であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に有機材料の被膜を設け、その所
    望の部分に所定の分光特性を有する染料で染色されたフ
    ィルターを有するカラーフィルターにおいて、イエロー
    フィルター用染料としてフリー酸の形で表される下記一
    般式(I)の染料を用い、マゼンタフィルター用染料と
    してフリー酸の形で表される下記一般式(II)の染料を
    用い、シアンフィルター用染料としてフリー酸の形で表
    される下記一般式(III)の染料を用いることを特徴と
    するカラーフィルター。 (式中、R1、R2、R3は水素原子、ハロゲン原子またはス
    ルホン酸基を表わし、Aは を表わす。lは1または2の整数を表わす。R4、R5、R6
    は水素原子、メチル基、ハロゲン原子、スルホン酸基ま
    たは−SO2N(R7)(R8)を表わす。R7、R8は水素原子、
    低級アルキル基またはフェニル基を表わす。R1、R2
    R3、R4、R5、R6の少なくとも1つはスルホン酸基を表わ
    す。) (式中、R9は水素原子、アルキル基またはスルホン酸基
    を表わし、R10、R11、R12、R13は水素原子、アルキル基
    またはアリール基を表わす。) (式中、CuPcは銅フタロシアニン核を表わし、m、nは
    それぞれスルホン酸基、−SO2N(R14)(R15)の平均置
    換数を表わし、m+nは2〜4、mは1〜4、nは0〜
    2を満足するものとする。R14、R15は水素原子または置
    換されていてもよい低級アルキル基を表わす)
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