JPH07113580A - 加熱炉 - Google Patents

加熱炉

Info

Publication number
JPH07113580A
JPH07113580A JP26004793A JP26004793A JPH07113580A JP H07113580 A JPH07113580 A JP H07113580A JP 26004793 A JP26004793 A JP 26004793A JP 26004793 A JP26004793 A JP 26004793A JP H07113580 A JPH07113580 A JP H07113580A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
furnace
burner
heating furnace
combustion
heated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26004793A
Other languages
English (en)
Inventor
Sho Yasuoka
省 安岡
Tsuneaki Nakamura
恒明 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP26004793A priority Critical patent/JPH07113580A/ja
Publication of JPH07113580A publication Critical patent/JPH07113580A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】加熱炉、特に大型の鋼材加熱炉等において、被
加熱物の温度斑を防止すると同時に、低NOx、省スペ
ース、低建設コスト化を図る。 【構成】炉内中央部に被加熱物16を支持する加熱炉1
1において、対向壁12a,12bの一方側の上部に第
1の蓄熱燃焼バーナ13aを設置すると共に、他方側の
上部に第2の蓄熱燃焼バーナ13bを設置し、第1、第
2のバーナは、一方側が燃焼状態において他方側から排
気して蓄熱するように交番燃焼させる構成とした加熱炉
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鋼材等の加熱炉に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】加熱炉のうち、大型の鋼材加熱炉では、
対向壁の夫々の上部にバーナを設置すると共に下部に煙
道を設けたタイプのものが多い。例えば、その代表例と
して図4に示すものがある。即ち、符号1は加熱炉を示
すもので、この加熱炉1は炉壁で直方体形状等に囲まれ
た炉内空間を有している。対向壁2a,2bの夫々の上
部には適数のバーナ3a,3bを設置し、下部には煙道
4a,4bを設けている。バーナ3a,3bは平面上で
対向位置に設置したり、または互い違いの位置に設置し
ている。また天井部5はスライド動作等により開閉自在
としていて、ここから被加熱物6の出し入れを行う構成
としている。そして炉内に入れた被加熱物6はスペーサ
7上に載置する等により、下方に空間8を設けた状態で
炉内の中央に支持される。
【0003】以上の構成において、炉内の上部の対向壁
に設置したバーナ3a,3bは同時に燃焼させ、この
際、炉内ガスは下部の煙道4a,4bを経て外部に放出
する。バーナ3a,3bからの火炎の温度は比較的高
く、例えば1500℃〜2000℃程度である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の構成の加熱炉で
は、以下に示すような課題がある。 周りのバーナが全て燃焼状態となるため炉内におけ
る燃焼ガスの循環が良好に行われず、被加熱物の下方空
間への燃焼ガスの流れが十分でないので、この下方空間
には熱が伝わりにくくい。このため被加熱物の下部の温
度が上がりにくいので、上部との間に温度差が発生し易
く、均一に加熱されるまでの時間が長くかかる。 火炎温度が高いため、NOxの発生量も多い。 に示す上下方向の温度斑に加え、設計によっては
水平方向における温度斑も発生し易く、発生した場合の
対処が困難である。 従って本発明は、このような課題を解決することを目的
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明では、炉内中央部に被加熱物を支持する
加熱炉において、対向壁の一方側の上部に第1の蓄熱燃
焼バーナを設置すると共に、他方側の上部に第2の蓄熱
燃焼バーナを設置し、第1、第2のバーナは、一方側が
燃焼状態において他方側から排気して蓄熱するように交
番燃焼させる構成とした加熱炉を提案する。
【0006】上記の本発明では、第1、第2のバーナ
は、平面上において対向位置に設置したり、平面上にお
いて互い違いの位置に設置することができる。
【0007】
【作用】対向壁の一方側の上部のバーナのみを燃焼させ
ると、燃焼状態のバーナからの燃焼ガスは対向壁の他方
側で下方に向きを変えて流れ、被加熱物の下方空間を他
方側から一方側に流れた後、上方に向きを変えてバーナ
の上流側に流れ、炉内ガスの循環流が生じる。このよう
に還流した炉内ガスはバーナの火炎に巻き込まれて再び
循環に供される。一方、この間、炉内ガスは他方側のバ
ーナを経て排気され、この際、蓄熱材に排熱が回収され
る。
【0008】次いで他方側の上部のバーナのみを燃焼さ
せると、上述と同様な動作により炉内ガスの逆方向の循
環流が生じる。このバーナの燃焼においては、それまで
の過程において蓄熱材に蓄熱されている熱が、燃料また
は燃焼用空気の予熱に供される。
【0009】上述したように炉内ガスの循環流は被加熱
物の下方空間を通るので、この空間への伝熱が良好に行
われ、従って上下方向の温度均一化に寄与すると共に、
循環流は交互方向に生じるので、平面上の温度均一化に
も寄与する。
【0010】
【実施例】次に本発明の実施例を図1〜図3について説
明する。図1、図2は本発明にかかる加熱炉の一実施例
を、図4の従来例と同様に、縦方向に切断して表した断
面図であり、この加熱炉11は、やはり従来例と同様に
炉壁により直方体形状等に囲まれた炉内空間を有してい
る。
【0011】符号12a,12bで表した対向壁の夫々
の上部には、適数のバーナ13a,13bを設置してい
る。このバーナ13a,13bは、従来例のバーナとは
異なり、燃焼状態と排気状態に切替が可能であると共
に、燃焼用空気または燃料ガス及び排気ガスと熱交換可
能な蓄熱手段14a,14bを設けた構成である。尚、
このバーナ自体は蓄熱燃焼バーナまたはリジェネレティ
ブバーナとして知られているものであるので、その詳細
な構成の説明は省略する。
【0012】図3は本発明にかかる加熱炉11の実施例
を図1、図2とは直交する方向、即ち平面上で切断して
表した断面図であり、この実施例では、各対向壁12
a,12bには、夫々2つのバーナ13a,13bを設
置しており、これらは平面上において互い違いの位置に
設置している。図示は省略しているが、これらの対向壁
12a,12bのバーナ13a,13bは対向位置に設
置することもできる。また各対向壁12a,12b毎の
バーナ13a,13bの数も適宜である。
【0013】再び図1、図2に戻って説明すると、符号
15は加熱炉11の天井であり、この天井15は左右側
の部分15a,15bを横方向にスライドして開閉さ
せ、ここを通して鋼材等の被加熱物16を出し入れする
構成としている。そして開状態の天井15から炉内空間
に入れた被加熱物16はスペーサ17上に載置して支持
する構成としており、従って被加熱物16は下方に空間
18を設けた状態で炉内中央に支持される。尚、被加熱
物16をこのような状態で設置可能であればスペーサ1
7、その他の支持部材の具体的構成は適宜である。
【0014】また図1、図3の実施例において各バーナ
13a,13bは、火炎の噴出方向を各対向壁12a,
12bに対して法線方向としているが、適宜角度をもた
せるようなことも適宜行うことができる。
【0015】以上の構成において、各バーナ13a,1
3bは、一方側が燃焼状態において他方側から排気して
蓄熱するように、例えば数十秒間隔で交番燃焼させる。
即ち、図1は左側のバーナ13aを燃焼させると共に、
右側のバーナ13bから炉内ガスを排気している状態を
示すもので、この状態においてはバーナ13aからの火
炎19aにより、図中矢印20aで示すように時計周り
の炉内ガスの循環流が形成されている。
【0016】また図2は、図1と逆に右側のバーナ13
bを燃焼させると共に、左側のバーナ13aから炉内ガ
スを排気している状態を示すもので、この状態において
はバーナ13bからの火炎19bにより、図中矢印20
bで示すように反時計周りの炉内ガスの循環流が形成さ
れている。
【0017】上述した循環流20a,20bの形成は、
バーナ13a,13bからの燃料ガス、燃焼用空気の噴
出速度を早くする程、効果的であり、例えば実際的に
は、通常のバーナにおける噴出速度20〜30m/sに対して4
0〜120m/sとすれば効果的である。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上の通りであるので、次のよ
うな効果がある。 片側のみのバーナを燃焼させることにより被加熱物
の下方空間を通る炉内ガスの循環流を良好に形成するこ
とができるので、被加熱物の下部への伝熱を促進し、下
部からの伝熱量を増大することができる。 循環流を効果的に形成することにより、バーナの火
炎に炉内ガスが積極的に巻き込まれ、従ってこれらが混
合した状態で燃焼が行われるため、火炎温度を平均化、
そして低下することができる。そのため火炎温度と相関
の高いNOxの発生量を低減すると共に、被加熱物の上
部の過熱を防止することができる。 、により被加熱物の上下方向の温度斑の発生を
防止することができ、所定温度での均一加熱に要する時
間を短縮することができる。 交番燃焼により循環流の方向を切替るので、横方向
の温度斑の発生の防止効果も高い。 蓄熱燃焼により熱効率を向上することができる。 下部に煙道を必要としないので、省スペースであ
り、建設コストの低減が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる加熱炉の一実施例を示す縦断面
図である。
【図2】図1の加熱炉において燃焼状態を切替た状態を
示す縦断面図である。
【図3】本考案にかかる加熱炉の一実施例を示す横断面
図である。
【図4】従来の加熱炉の代表例を表した縦断面図であ
る。
【符号の説明】
11 加熱炉 12a,12b 対向壁 13a,13b バーナ 14a,14b 蓄熱手段 15(15a,15b) 天井(部分) 16 被加熱物 17 スペーサ 18 下方空間 19a,19b 火炎 20a,20b 循環流

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉内中央部に被加熱物を支持する加熱炉
    において、対向壁の一方側の上部に第1の蓄熱燃焼バー
    ナを設置すると共に、他方側の上部に第2の蓄熱燃焼バ
    ーナを設置し、第1、第2のバーナは、一方側が燃焼状
    態において他方側から排気して蓄熱するように交番燃焼
    させる構成としたことを特徴とする加熱炉
  2. 【請求項2】 第1、第2のバーナは、平面上において
    対向位置に設置したことを特徴とする請求項1記載の加
    熱炉
  3. 【請求項3】 第1、第2のバーナは、平面上において
    互い違いの位置に設置したことを特徴とする請求項1記
    載の加熱炉
JP26004793A 1993-10-18 1993-10-18 加熱炉 Pending JPH07113580A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26004793A JPH07113580A (ja) 1993-10-18 1993-10-18 加熱炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26004793A JPH07113580A (ja) 1993-10-18 1993-10-18 加熱炉

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07113580A true JPH07113580A (ja) 1995-05-02

Family

ID=17342569

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26004793A Pending JPH07113580A (ja) 1993-10-18 1993-10-18 加熱炉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07113580A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101253703B1 (ko) * 2012-10-26 2013-04-12 주식회사 에스에이씨 배치식 소둔 열처리 설비

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101253703B1 (ko) * 2012-10-26 2013-04-12 주식회사 에스에이씨 배치식 소둔 열처리 설비
WO2014065623A1 (en) * 2012-10-26 2014-05-01 Sac Co., Ltd. Batch type annealing thermal processing facility and method of manufacturing steel plate by using the facility
CN104769137A (zh) * 2012-10-26 2015-07-08 (侏)赛克有限公司 批式退火热处理设备和使用该设备制造钢板的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07113580A (ja) 加熱炉
JP3267140B2 (ja) 加熱炉、その燃焼制御方法及び燃焼制御装置
US4416250A (en) Combustion apparatus and refractory elements for use in combustion apparatus
JP3893677B2 (ja) 蓄熱式バーナを有する炉
JPH07120171A (ja) 蓄熱式交番燃焼バーナシステムを備えた加熱炉の操炉方法
JP2007120923A (ja) 蓄熱式交番燃焼炉
JP2008240133A (ja) 連続式加熱炉の蓄熱式燃焼バーナの燃焼と排気の切り替え方法
JP3029977B2 (ja) 焼成炉
JP2008170050A (ja) 加熱炉
JP4009989B2 (ja) 狭ピッチ蓄熱式バーナ群を備えた加熱炉の操炉方法
JP2598345B2 (ja) 鋼帯加熱炉の加熱方法
JPH11132463A (ja) 加熱炉用バーナ
JPH0771879A (ja) 非鉄金属溶解炉装置
JP2832288B2 (ja) 窒素酸化物低発生燃焼方法
US290939A (en) smith
JP2742236B2 (ja) 直火バーナによる材料の加熱方法
JP3852212B2 (ja) ビレットの加熱方法
JPH11223467A (ja) セラミック焼成炉
JP2894174B2 (ja) 連続式加熱炉の燃焼制御方法
JPH10273735A (ja) 蓄熱再生式燃焼装置を用いたベル型焼鈍炉の操業方法
JPH0324592Y2 (ja)
JP3237345B2 (ja) 加熱炉の加熱方法
JP3656930B2 (ja) 工業炉
JPH1150138A (ja) 加熱炉の改造方法および加熱炉
JP3859180B2 (ja) ローラーハースキルン