JPH07113513B2 - 断熱体 - Google Patents

断熱体

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JPH07113513B2
JPH07113513B2 JP59245231A JP24523184A JPH07113513B2 JP H07113513 B2 JPH07113513 B2 JP H07113513B2 JP 59245231 A JP59245231 A JP 59245231A JP 24523184 A JP24523184 A JP 24523184A JP H07113513 B2 JPH07113513 B2 JP H07113513B2
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JP
Japan
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heat
pack
heat insulator
laminated
laminate film
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JP59245231A
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Inventor
啓人 中間
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松下冷機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は冷蔵庫、冷凍庫、ショーケース、プレハブ冷蔵
庫などの断熱体において、断熱性能の向上もしくは壁厚
の減少を図るために、減圧された断熱体パックを介在さ
せた断熱体に関するものである。
従来例の構成とその問題点 第3図から第5図は従来の冷蔵庫等に用いる断熱体を示
している。以下にこの従来例の構成について第3図から
第5図を参考に説明する。
図において、1は断熱体パックであり、2は通気性を有
する内袋、3は内袋2内に充填したパーライトの粉末等
からなる芯材である。4は金属箔とプラスチックスを積
層した第1ラミネートフィルム5を重ねて開口部を残し
て周囲三方をヒートシールした外袋である。
この第1ラミネートフィルム5は、外層に20μの厚みの
ポリプロピレン等のプラスチックスフィルム6、中層に
30μの厚みのアルミ箔よりなる金属箔7、内層に50μの
厚みのポリエチレン等のプラスチックスフィルム8を積
層している。
そして、外袋4の第1ラミネートフィルム5を重ねた中
に前記芯材3を充填した内袋2を挿入して内部を0.1Tor
r以下に減圧した後に、外袋4の開口部をヒートシール
により封止して前記断熱体パック1を形成している。
9はプレハブ冷蔵庫等の断熱体で、前記断熱体パック1
を合成樹脂等から成る内板10(第2の板)と金属製の外
板11(第1の板)間に、外板11に接して配置し、さらに
硬質ポリウレタンフォーム等の発泡断熱材12を両板10、
11の間及び第1のラミネートフィルム5と内板10の間に
一体発泡している。
次に従来例の作用について説明する。
このような構成の断熱体9において、断熱体パック1の
内部の真空度を0.1Torr以下に長期にわたり維持してい
くためには、硬質ポリウレタンフォーム等の発泡断熱材
12に含まれる水分、空気、R−11に対する金属箔7とプ
ラスチックス6,8を積層した第1ラミネートフィルム5
からなる外袋4の高いバリヤー性が要求され、金属箔7
の厚みを十分にとる必要があった。
しかし金属箔7の厚みを十分にとっていくと断熱性能が
悪くなることが考えられる。その理由は、外板11から伝
わってくる熱が接しているラミネートフィルム5に伝わ
り、その後ラミネートフィルム5の金属箔7部分で熱が
多量に蓄熱され、その熱がヒートシール部へ伝わる。そ
して、このヒートシール部から他方のラミネートフィル
ムの金属箔7部分に熱移動が行なわれ、第1ラミネート
フィルム5と内板10との距離が短いので内板10へ伝わ
り、熱移動により断熱性能が低下してしまうものであっ
た。したがって金属箔7はできるかぎり厚みを薄くする
ことが望ましいものであった。
発明の目的 本発明は上記従来例の欠点を除去するものであり、断熱
体パックの内部の真空度を長期にわたって維持し、かつ
断熱体の断熱性能を上げることを目的とするものであ
る。
発明の構成 本発明は上記目的を達成するために、一対の板の間で一
方の板に取付けられた断熱体パックと、両板間に充填さ
れた発泡断熱材とを備えたものであって、前記断熱体パ
ックを、金属箔とプラスチックスを積層した第1ラミネ
ートフィルムと、アルミ蒸着層とプラスチックを積層し
た第2ラミネートフィルムと、両フィルムの間に介在し
た芯材と、両フィルム間を減圧して周囲をシールするヒ
ートシールとから構成するとともに、この断熱体パック
の第2ラミネートフィルム側を前記板への取付面とした
ことを特徴とするものである。
実施例の説明 以下に本発明の一実施例の構成について第1図、第2図
を参照に説明するが、従来と同一構成については同一番
号を付してその詳細な説明を省略する。
図において、13はアルミ蒸着層14を有する第2ラミネー
トフィルムであり、外層に20μの厚みのポリプロピレン
等のプラスチックスフィルム6、中層に500Å程度のア
ルミ蒸着層14、内層に50μの厚みのポリエチレン等のプ
ラスチックスフィルム8を積層している。15は前記アル
ミ蒸着層14を有する第2ラミネートフィルム13と金属箔
7を有する第1ラミネートフィルム5を内層のヒートシ
ール層であるポリエチレン等のフィルム8が内面になる
よう3方をヒートシールして形成した外袋である。
この袋15内に前記芯材3を充填した内袋2を挿入して内
部を0.1Torr以下に減圧した後、外袋15の開口部をヒー
トシールにより封止して断熱体パック16を形成してい
る。17はプレハブ冷蔵庫等の断熱体で、前記断熱体パッ
ク16のアルミ蒸着層14を有する第2ラミネートフィルム
13側を合成樹脂等から成る内板10と金属製の外板11の間
で、外板11に接して配置し、さらに硬質ポリウレタンフ
ォーム等の発泡断熱材12を両板10、11の間及び第1ラミ
ネートフィルム5側と内板10との間に一体発泡してい
る。
したがって、このような構成の断熱体17においては、第
2図X方向に対する伝熱抵抗は大きいため、熱は直接X
方向に伝わらず断熱体パック16の外袋15を通り断熱体17
の内部に伝わろうとする。しかし、断熱体パック16の外
板11に接して配置したアルミ蒸着層を有する第2ラミネ
ートフィルム13の伝熱抵抗は金属箔7を有する第1ラミ
ネートフィルム5よりもたいへん大きいため、熱が断熱
体パック16の側面(第1ラミネートフィルム5と第2ラ
ミネートフィルム13との接合部)を通して断熱体17の内
部に伝わりにくくなり断熱体17全体の伝熱性能は、金属
箔7を有した第1ラミネートフィルムのみからなる外袋
4に比例し大幅に向上する。又硬質ポリウレタンフォー
ム等の発泡断熱材12に含まれる水分、空気、R−11に対
する断熱体パック16のバリヤー性の信頼性は、金属製の
外板11から断熱体パック16のヒートシールした周縁部18
までの距離が小さいため、アルミ蒸着層14を有する第2
ラミネートフィルム13の硬質ポリウレタンフォーム等の
発泡断熱材12との接触面積はたいへん小さくなるため、
金属箔7を有した第1ラミネートフィルム5のみからな
る断熱体パック1と同等である。
したがって、断熱体パック16内部の0.1Torr以下の真空
度を長期にわたって維持することができかつ断熱性能が
良好な断熱体を得られるものである。
発明の効果 本発明は上記のような構成であり、以下に示す効果が得
られるものである。
(a)外袋の金属箔を有する第1ラミネートフィルム側
を硬質ポリウレタンォーム等の発泡断熱材側に配置する
ことにより、前記発泡断熱材に含まれる水分、空気、R
−11に対する断熱体パックの信頼性は、アルミ蒸着層を
有する第2ラミネートフィルムのみで形成された外袋に
比較し大幅に向上する。
(b)外袋のアルミ蒸着層を有する第2ラミネートフィ
ルム側を外板に接して配置することにより、第2ラミネ
ートフィルムと発泡断熱材の接触面積はたいへん小さく
無視できる範囲であるため、発泡断熱材に含まれる水
分、空気、R−11に対するバリヤー性は、金属箔を有す
る第1ラミネートフィルムのみからなる断熱体パックと
同等である。
(c)外袋のアルミ蒸着層を有する第2ラミネートフィ
ルム側を外板に接して配置することにより、アルミ蒸着
層を有する第2ラミネートフィルムの伝熱抵抗は、金属
箔を有する第1ラミネートフィルムよりもたいへん大き
いために、外袋を通り内部に伝わろうとする熱が伝わり
にくくなり、断熱体全体の断熱性能は、金属箔を有した
第1ラミネートフィルムのみからなる外袋に比較し大幅
に向上するという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における断熱体パックの断面
図、第2図は同第1図の断熱材パックを適用した断熱体
の要部断面図、第3図は従来の断熱体パックの断面図、
第4図は第3図の断熱体パックの拡大断面図、第5図は
同断熱体パックを用いた断熱体の要部断面図である。 3……粉末、5……第1ラミネートフィルム、7……金
属箔、10……内板、11……外板、13……第2ラミネート
フィルム、14……アルミ蒸着層、15……外袋、16……断
熱体パック、17……断熱体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の板の間で一方の板に取付けられた断
    熱体パックと、両板間に充填された発泡断熱材とを備え
    たものであって、前記断熱体パックを、金属箔とプラス
    チックスを積層した第1ラミネートフィルムと、アルミ
    蒸着層とプラスチックを積層した第2ラミネートフィル
    ムと、両フィルムの間に介在した芯材と、両フィルム間
    を減圧して周囲をシールするヒートシールとから構成す
    るとともに、この断熱体パックの第2ラミネートフィル
    ム側を前記板への取付面としたことを特徴とする断熱
    体。
JP59245231A 1984-11-20 1984-11-20 断熱体 Expired - Lifetime JPH07113513B2 (ja)

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JP2012083068A (ja) * 2010-10-14 2012-04-26 Mitsubishi Electric Corp 冷蔵庫

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