JPH0711321Y2 - 液体燃料供給装置の表示装置 - Google Patents

液体燃料供給装置の表示装置

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JPH0711321Y2
JPH0711321Y2 JP13326988U JP13326988U JPH0711321Y2 JP H0711321 Y2 JPH0711321 Y2 JP H0711321Y2 JP 13326988 U JP13326988 U JP 13326988U JP 13326988 U JP13326988 U JP 13326988U JP H0711321 Y2 JPH0711321 Y2 JP H0711321Y2
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勝 井草
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は暖房機,給湯機等の燃焼機器に液体燃料を供給
する液体燃料供給装置に関し、特に該液体燃料供給装置
におけるポンプの作動状態及び貯蔵タンク内の液面位置
を示す表示装置に関するものである。
(従来の技術) この種の液体燃料供給装置は、石油等の液体燃料(以
下、単に燃料という)を多量に貯蔵したメインタンク
と、単数または複数の燃焼機器との間に介装されるもの
で、メインタンク内の燃料を最上階等の所定の高さまで
吸上げ、該液体燃料供給装置よりも低い位置にある燃焼
機器に該燃料を供給する役目を果たしている。この液体
燃料供給装置は燃料を一時的に貯蔵する貯蔵タンクと該
貯蔵タンク内に燃料を吸上げるポンプと前記貯蔵タンク
内に配設したフロートスイッチとを備えており、該フロ
ートスイッチの検知信号に基づいて貯蔵タンク内の液面
が所定の範囲内に位置するように前記ポンプの作動を制
御している。
従来の液面供給装置における液面位置の表示は通常貯蔵
タンクに透視窓を設けたり、また貯蔵タンクに設けた液
面計の指針と貯蔵タンク内のフロートを直結した、所謂
機械式の液面計を貯蔵タンクに設けることによって行な
われている。また、ポンプの作動状態の表示については
該ポンプの暴走等により貯蔵タンク内の液面が前記範囲
を越えた際に点灯する異常表示用ランプを設ける他は特
段の表示は行なわれていない。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、従来の液体燃料供給装置における表示装
置では、貯蔵タンクに設けられた透視窓や液面計の装着
部から燃料漏れが発生する懸念があり、また構造が複雑
になることからコストアップが否めないという問題点が
あった。また、ポンプの作動状態を前記異常表示用ラン
プの点灯以外で確認することができないため、ポンプの
作動状態を的確に把握することができないという問題点
があった。
本考案は前記問題点に鑑みてなされたもので、ポンプの
作動を制御する液位センサの検知信号を利用してポンプ
の作動状態及び貯蔵タンク内の液面位置を選択的に表示
することができる液体燃料供給装置の表示装置を提供す
ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は前記目的を達成するために、液体燃料を一時的
に貯蔵可能な貯蔵タンクと、該貯蔵タンク内に液体燃料
を吸上げるポンプと、前記貯蔵タンク内に配設されたポ
ンプ制御用の液位センサとを備えた液体燃料供給装置に
おいて、表示信号に基づいて点灯または点滅する発光素
子群からなる表示部と、該表示部における表示をポンプ
の作動状態を示す運転モードと貯蔵タンク内の液面位置
を示す液面モードに切換えるモード切換えスイッチと、
前記液位センサの検知信号に基づいて各モードに応じた
表示信号を前記表示部に送出する表示信号送出部とを具
備したことを特徴としている。
(作用) 本考案によれば、表示部における表示をモード切換えス
イッチによって運転モードと液面モードに切換えること
が可能であり、この各表示モードに応じた表示信号をフ
ロートスイッチの検知信号に基づいて表示信号送出部か
ら表示部に送出し、運転モードの場合には該表示部にポ
ンプの作動状態を、また液面モードの場合には該表示部
に貯蔵タンク内の液面位置を夫々発光素子の点灯または
点滅によって表示することができる。
(実施例) 第1図(a)乃至第1図(d)は本考案の一実施例を示
すもので、第1図(a)は液体燃料供給装置の縦断面
図、第1図(b)は第1図(a)のフロートスイッチの
拡大縦断面図、第1図(c)は制御装置のブロック図、
第1図(d)はポンプ制御のフローチャート、第1図
(e)は表示制御のフローチャートである。
まず、第1図(a),(b)を参照して液体燃料供給装
置の構成について説明する。
同図において、1は中空方形状の貯蔵タンクであり、該
貯蔵タンク1の底面には図示省略のメインタンクに接続
される流入口1aと、図示省略の燃焼機器に接続される流
出口1bが設けられている。前記流入口1aとタンク内部の
貯蔵室1cとの間にはフィルタ室2が介在されており、該
フィルタ室2には流入口1aから流入された燃料からゴミ
等の不純物を除去するフィルタ2aが交換可能に配置され
ている。
3は前記フィルタ室2の上部開口に該開口を塞ぐように
して配置されたロータリー式の吸上げポンプであり、該
ポンプ3は逆流防止弁4が連設された流入側をフィルタ
室2に臨み、また流出側及び回転軸3aを貯蔵室1cに臨ん
でいる。
5は貯蔵タンク1の上面にゴム製の固定台6を介して前
記ポンプ3と同軸上に固定されたモータであり、該モー
タ5のシャフト5aは貯蔵室1cに突出し、連結軸7を介し
て前記ポンプ3の回転軸3aに連結されている。詳しく
は、シャフト5a及び回転軸3aの端部に差込用のスリット
を夫々形成し、該スリットに連結軸7の各端部を夫々差
込むことで連結を行なっている。
8は前記貯蔵室1cの内底面に前記ポンプ3を包囲するよ
うに立設された円筒形のオイルカップ、9は同内底面に
前記オイルカップ8と隣接して突設された円筒形の呼び
液室であり、該オイルカップ8と呼び液室9とは、漏出
防止用の側板を備え、且つ所定の底面高さを有する傾斜
通路10によって連通されている。
11は前記呼び液室9内に配置された円柱形の呼び液導出
用フロートであり、該呼び液導出用フロート11に連結さ
れたシャフト11aは貯蔵タンク1の上面から突出してお
り、該突出端に固定された操作ボタン11bと貯蔵タンク
1の上面との間に張設されたスプリング11cによって上
方に付勢されている。この呼び液導出用フロート11は貯
蔵室1cに燃料がなくなった状態でポンプ3を作動させる
際に使用するもので、操作ボタン11bを押下し呼び液導
出用フロート11を呼び液室9内に押し込むことにより、
該呼び液室9内に貯留されている燃料を傾斜通路10を通
じてオイルカップ8内に導入できるようになっている。
12は貯蔵室1cの内底面に立設された円筒形のオーバーフ
ロー管であり、該オーバーフロー管12は貯蔵室1cの内上
面近傍にその上端開口12aを位置しており、また図示省
略のメインタンクに接続される下端開口12bを貯蔵タン
ク1の底面に位置している。
13は前記貯蔵室1cの内底面に前記流出口1bの上部開口を
包囲するように立設された円筒形の流出室であり、該流
出室13内には流出口1bの上部開口を開閉可能な流出弁14
が配置されている。この流出弁14は該流出弁14に連結さ
れたシャフト14aを貯蔵タンク1の上面に固定されたホ
ルダー15に摺動自在に嵌挿し該ホルダー15から突出して
いる。また、前記シャフト14aの突出端は図の位置から
上方に引き上げホルダー15に係合できるようになってお
り、該係合状態で流出弁14を開放し貯蔵室1cの燃料を流
出口1bから流出することができる。
16は貯蔵室1cの内上面に垂設されたフロートスイッチで
あり、該フロートスイッチ16は縦長円筒形のフロート管
16aと、該フロート管16aの外側に上下方向に移動自在に
外嵌され、ストッパ16dによって下方移動を規制された
リング形のフロート16bとからなる。このフロート16b内
には磁石16cが内蔵され、またフロート管16a内には前記
磁石16cの近接によってオンになり、離反によってオフ
になる計3個のリードスイッチS1,S2,S3が配置されてい
る。
詳しくは、フロート管16aの最下部にはフロート16bがス
トッパ16dに当接している状態でオンになる下限液面L1
を検知するリードスイッチS1が、また該リードスイッチ
S1の上方位置には上限液面L2を検知するリードスイッチ
S2が、更に該リードスイッチS2の上方位置には過剰液面
L3を検知するリードスイッチS3が夫々配置されている。
また、前記リードスイッチS1と前記リードスイッチS2と
は互いに検知領域ST1,ST2が重ならないように所定の間
隔をおいて配置されており、また前記リードスイッチS2
と前記リードスイッチS3とは互いの検知領域ST2,ST3が
部分的に重なるように配置されている。
17は貯蔵タンク1の上面に配設された制御基板ケースで
あり、該制御基板ケース17の表面にはポンプ3の作動状
態と貯蔵室1cの液面位置を選択的に表示可能な表示部18
が設けられている。この表示部18は下から順に縦列配置
された計3個の発光ダイオードR1,R2,R3から構成されて
おり、ポンプ3の作動状態を表示する場合には発光ダイ
オードR1でポンプ3が故障を生じて停止していること
が、発光ダイオードR2でポンプ3が正常に作動している
ことが、発光ダイオードR3でリードスイッチや制御回路
等の制御系の異常によってオンプ3が異常停止している
ことが夫々点灯または点滅によって表示される。また、
貯蔵室1cの液面位置を表示する場合には発光ダイオード
R1で液面が不足位置にあることが、発光ダイオードR2で
液面が正常位置にあることが、発光ダイオードR3で液面
が過剰位置にあることが夫々点灯または点滅によって表
示される。
19は前記制御基板ケース17の表示部18の上部に配置され
た表示モード切換え用のスライドスイッチであり、該ス
ライドスイッチ19は左右にスライドさせることにより前
記表示部18における表示をポンプの作動状態を示す運転
モードと貯蔵タンク内の液面位置を示す液面モードに適
宜切換えることができる。
次に、第1図(c)を参照して前記液体燃料供給装置の
制御系について説明する。
同図において、20はマイクロコンピュータからなる制御
部であり、該制御部20の入力側には電源スイッチSW,前
記スライドスイッチ19及び前記リードスイッチS1,S2,S3
が夫々接続されており、また出力側には前記発光ダイオ
ードR1,R2,R3及びポンプ駆動用の前記モータ5に駆動電
力を供給する駆動回路21が夫々接続されている。この制
御部20では電源スイッチSWの開閉信号,スライドスイッ
チ19の切換え位置信号及びリードスイッチS1,S2,S3の検
知信号に基づきメモリに格納されたプログラムに従って
発光ダイオードR1,R2,R3及びポンプ3の作動を制御す
る。
次に、第1図(d)を参照して前記ポンプ3の制御につ
いて説明する。
まず、電源スイッチSWの閉成に基づいてポンプ3を作動
させて燃料の吸上げを開始するとともに(ステップ1,
2)、タイマーをスタートさせる(ステップ3)。
次いで、ポンプ3が作動してから所定時間例えば15分を
経過したか否かを判断し(ステップ4)、経過した段階
でリードスイッチS1がオフになっているかを判断する
(ステップ5)。ポンプ3が正常に作動している場合に
は前記時間の経過で貯蔵室1cの液面が下限液面L1を充分
に越えておりリードスイッチS1はオフになる。
次いで、リードスイッチS2,S3がオンになっているかを
順に判断する(ステップ6,7)。ポンプ3の作動によっ
て貯蔵室1cの液面が更に上昇し該液面が上限液面L2に達
しリードスイッチS2がオンになった場合、また該液面が
上限液面L2と過剰液面L3の間に入りリードスイッチS2,S
3が共にオンになった場合には、ポンプ3の作動を停止
して燃料の吸上げを中断する(ステップ8)。
ポンプの作動が停止された後は、燃料の供給によって貯
蔵室1cの液面が下がり該液面が下限液面L1に達しリード
スイッチS1がオンになったかを判断し(ステップ9)、
リードスイッチS1がオンになった場合には、再びポンプ
3を作動させて燃料の吸上げを行なう(ステップ10)。
通常は貯蔵室1cの液面が下限液面L1と上限液面L2との間
に位置するように前記ステップ8とステップ12の間でポ
ンプ3の作動が制御される。
前記ステップ4,5でポンプ3が作動を開始してから15分
を経過した後においてもリードスイッチS1がオフになっ
ていない場合は、ポンプ3の故障等により吸上げ不良を
生じているとみなし、ポンプ3を停止させて(ステッッ
プ11)、ステップ1に戻る。前記吸上げ不良を生じる要
因としてはポンプ3の故障の他に、フィルタ2aの目詰ま
りや、流入口1aとメインタンクとの接続管路の欠損や、
メインタンク内の燃料切れ等が上げられる。
また、前記ステップ6でリードスイッチS2がオンになっ
ていない場合には次いでリードスイッチS3がオンになっ
ているか否かを判断する(ステッップ12)。リードスイ
ッチS2がオンになっていないにも係わらずリードスイッ
チS3がオンになっている場合には、リードスイッチS2の
作動不良や制御回路の故障によるポンプの暴走等を生じ
ているとみなし、ポンプ3を停止させて(ステップ13)
ステップ1に戻る。
前記ステップ12でリードスイッチS3がオンになっていな
い場合には、ポンプ3が作動してから所定時間例えば30
分を経過したか否かを判断し(ステップ14)、30分を経
過していない場合には前記ステップ6に戻る。30分を経
過している場合には、ポンプ3が故障により吸上げ不良
を生じているとみなし、ポンプ3を停止させて(ステッ
ップ15)ステップ1に戻る。
次に、第1図(e)を参照して前記表示部18の制御につ
いて説明する。
まず、スライドスイッチ19における表示モードの位置が
運転モードと液面モードの何れかであるかを判断する
(ステップ51)。
表示モードが運転モードである場合には次いでポンプ3
が作動してから15分を経過したか否かを判断する(ステ
ップ52)。15分を経過していない場合には発光ダイオー
ドR2を点滅させてポンプ3が正常に作動していることを
表示する(ステップ53)。
15分を経過している場合には次いでリードスイッチS1が
オフになっているかを判断する(ステップ54)。ポンプ
3が正常に作動している場合には前記時間の経過で貯蔵
室1cの液面が下限液面L1を充分に越えておりリードスイ
ッチS1はオフになっているので、発光ダイオードR2を点
滅から点灯に変えてポンプ3が正常に作動していること
を継続して表示する(ステップ55)。
前記ステップ54で、ポンプ3が作動を開始してから15分
を経過した後においてもリードスイッチS1がオフになっ
ていない場合には、ポンプ3が故障により吸上げ不良を
生じているとみなし、発光ダイオードR1を点灯させてポ
ンプ3の停止を表示して(ステップ56)ステップ51に戻
る。
次いで、リードスイッチS2,S3がオンになっているかを
順に判断する(ステップ57,58)。ポンプ3の作動によ
って貯蔵室1cの液面が更に上昇し該液面が上限液面L2に
達しリードスイッチS2がオンになった場合、また該液面
が上限液面L2と過剰液面L3との間に入りリードスイッチ
S2,S3が共にオンになった場合には前記表示のまま、即
ち発光ダイオードR2を点灯させたままステップ51に戻
る。
前記ステップ57でリードスイッチS2がオンになっていな
い場合には次いでリードスイッチS3がオンになっている
かを判断する(ステップ59)。リードスイッチS2がオン
になっていないにも係わらずリードスイッチS3がオンに
なっている場合には、リードスイッチS2の作動不良や制
御回路の故障によるポンプ3の暴走等を生じているとみ
なし、発光ダイオードR3を点灯させてポンプ3の異常停
止を表示して(ステップ60)ステップ51に戻る。
また、前記ステップ59でリードスイッチS3がオンになっ
ていない場合には、ポンプ3が作動してから30分を経過
したか否かを判断し(ステップ61)、30分を経過してい
ない場合には前記ステップ57に戻り、30分を経過してい
る場合には全ての発光ダイオードR1,R2,R3を点灯させて
(ステップ62)ステップ51に戻る。
一方、前記ステップ51で表示モードが液面モードである
と判断された場合には、まずリードスイッチS1,S2,S3が
オンになっているかを順に判断する。
貯蔵室1cの液面が下限液面L1に達する迄はフロート16b
はストッパ16dに当接していてリードスイッチS1はオン
の状態を保持しており、他のリードスイッチS2,S3はオ
フになっているので(ステップ63,64,65)、発光ダイオ
ードR1を点滅させて液面が不足位置にあることを表示し
て(ステップ66)ステップ51に戻る。
作動不良等でリードスイッチS1とリードスイッチS2が共
にオンになっていたり、またリードスイッチS1とリード
スイッチS3が共にオンになっている場合には特段の表示
は行なわず、既に何れかの発光ダイオードが点灯または
点滅されている場合にはこれらを消灯して(ステップ6
7)ステップ51に戻る。
ポンプ3の作動によって貯蔵室1cの液面が上昇し該液面
が下限液面L1を越えてリードスイッチS1がオフになった
後は、該液面が上限液面L2に達する迄全てのリードスイ
ッチS1,S2,S3がオフになるので(ステップ63,68,69)、
発光ダイオードR2を点滅させて液面が正常位置にあるこ
とを表示して(ステップ70)ステップ51に戻る。
貯蔵室1cの液面が更に上昇し該液面が上限液面L2を達し
リードスイッチS2がオンになった場合、また該液面が上
限液面L2と過剰液面L3の間に入りリードスイッチS2とリ
ードスイッチS3が共にオンになった場合には(ステップ
68,71)、発光ダイオードR3を点滅させて液面が過剰位
置にあることを表示して(ステップ72)ステップ51に戻
る。
リードスイッチS2の作動不良や制御回路の故障によるポ
ンプ3の暴走等で更に液面が上昇しリードスイッチS3の
みがオンになった場合には(ステップ68,69)、発光ダ
イオードR3を点滅から点灯に変えて液面が異常に上昇し
たことを表示して(ステップ73)ステップ51に戻る。
このように前記実施例によれば、ポンプ3が作動を開始
してから15分を経過した段階で液面が下限液面L1を越え
てリードスイッチS1がオフになっているかを判断し、ま
た30分を経過した段階で液面が上限液面L2を越えてリー
ドスイッチS2がオンになっているかを判断するととも
に、15分を経過した段階でリードスイッチS1がオフにな
っていない場合、または30分を経過した段階でリードス
イッチS2がオンになっていない場合には夫々ポンプ3の
作動を停止することができるので、ポンプ3の故障等に
より吸上げ不良を生じた場合でも、故障状態のまま長時
間ポンプ3を回転しつづけることなく、速やかにポンプ
3の作動を停止して故障被害を軽減することができる。
また、スイライドスイッチ19の操作によって表示部18の
表示モードを運転モードと液面モードに適宜選択するこ
とができるので、表示部18が1つで済むことに加え、不
要な表示を省いて表示の混同を防止することができる。
更に、運転モードの場合にはフロートスイッチ16の検知
信号を利用してポンプ3の作動状態に応じて各発光ダイ
オードR1,R2,R3を点灯または点滅させることによりポン
プ3の停止,運転,異常を表示部18に表示することがで
き、また液面モードの場合にはフロートスイッチ16の検
知信号を利用して液面位置に応じて各発光ダイオードR
1,R2,R3を点灯または点滅させることにより液面の不
足,正常,過剰を表示部18に表示することができるの
で、各モードに対応した表示を利用者に的確に容認させ
ることができ、液体燃料供給装置の取扱いを該表示に基
づいて容易に行なうことができる。
尚、前記実施例ではポンプ3が作動を開始してから15分
と30分を経過した段階でフロートスイッチ16から所定の
検知信号が送出されない場合にポンプ3の作動を停止さ
せるようにしたものを示したが、該時間は貯蔵室の容量
及びポンプの吸上げ能力によって種々変更可能であるこ
とは言うまでもない。
また、表示モード切換え用のスライドスイッチも他のス
イッチで代用してもよく、また表示部を構成する発光ダ
イオードは電球等の他の発光素子であってもよい。
更に、磁石とリードスイッチとを用いたフロートスイッ
チは同等の他の液位センサで代用してもよく、以下に第
2図乃至第7図を参照してこの液位センサの他の実施例
について説明する。
第2図の液位センサ30は、前記貯蔵室1cに垂設された縦
長角筒形の支柱31と、投受光面を同一平面上に位置した
発光ダイオード32aとホトトランジスタ32bとを備え、前
記支柱31内に上下方向に所定の間隔をおいて配置された
計3個の反射型の光電スイッチ32と、前記支柱31の該光
電スイッチ32の投受光面に対向する位置に設けられた反
射プリズム33とから構成されている。
この液位センサ30では反射プリズム33が液中にない場合
に発光ダイオード32aから発せられた光は反射プリズム3
3によって図の破線矢印のように屈折してホトトランジ
スタ32bに受光されるが、反射プリズム33が液中にある
場合に発光ダイオード32aから発せられた光は反射プリ
ズム33で屈折せず図の実線矢印のように液中に透過して
しまうので、各光電スイッチ32の検知信号に基づいて貯
蔵室1cの液面位置を検知することが可能である。
第3図の液位センサ40は、前記貯蔵タンク1の側面に垂
直に、且つ上下端を貯蔵室1cに連通した縦長円筒形の透
明管41と、投光面と受光面を前記透明管41を挟んで対向
位置した発光ダイオード42aとホトトランジスタ42bとを
備え、前記透明管41に沿って上下方向に所定の間隔をお
いて配置された計3個の透過型の光電スイッチ42とから
構成されている。
この液位センサ40では透明管41内の液面が光電スイッチ
42の光軸より下方にある場合に発光ダイオード42aから
発せられた光は透明管41を図の実線矢印のように透過し
てホトトランジスタ42bに受光されるが、透明管41内の
液面が光電スイッチ42の光軸と一致した場合に発光ダイ
オード42aから発せられた光は液面において図の破線矢
印のように屈折して液中に透過してしまうので、各光電
スイッチ42の検知信号に基づいて貯蔵室1cの液面位置を
検知することが可能である。
第4図の液位センサ50は、遮光片51aを有し前記貯蔵室1
cにおいて上下方向に移動可能に配置されたフロート51
と、投光面と受光面を前記遮光片51aの移動軌跡を挟ん
で対向位置した発光ダイオード52aとホトトランジスタ5
2bとを備え、前記遮光片51aの移動軌跡に沿って上下方
向に所定の間隔をおいて配置された計3個の透過型の光
電スイッチ52とから構成されている。
この液位センサ40では液面とともに上下動するフロート
51の遮光片51aが光電スイッチ52の光軸より下方にある
場合に発光ダイオード52aから発せられた光は図の実線
矢印のようにホトトランジスタ42bに受光されるが、フ
ロート51の遮光片51aが光電スイッチ52の光軸より上昇
した場合に発光ダイオード42aから発せられた光は該遮
光片51aによって遮光されるので、各光電スイッチ52の
検知信号に基づいて貯蔵室1cの液面位置を検知すること
が可能である。
第5図の液位センサ60は、貯蔵室1cの内側面に沿って上
下方向に所定の間隔をおいて配置された抵抗値の温度係
数が負である計3個のサーミスタ61と、各サーミスタ61
に直列に接続された抵抗器62から構成されている。
この液位センサ60ではサーミスタ61が液中にない場合に
サーミスタ自体の発熱によりその抵抗値が減少し、また
サーミスタ61が液中にある場合にサーミスタの発熱は液
体に吸収されるためその抵抗値の減少が少ないことか
ら、各サーミスタ61に所定の電圧を印加した状態で抵抗
器62の分圧電圧を基準電圧と夫々比較することで、この
比較結果に基づいて貯蔵室1cの液面位置を検知すること
が可能である。
第6図の液位センサ70は回転型のポテンショメータ71
と、該ポテンショメータ71の回転軸71aにシャフトを介
して連結されたフロート72とから構成されている。
この液位センサ70では液面とともに上下動するフロート
72によって回転軸71aを回転させ、該回転軸71aと同期し
て移動する摺動片71bによってメータ内の抵抗器71cの抵
抗値を回転角に比例して変化させることができるので、
抵抗器71cに所定の電圧を印加した状態で摺動片71bによ
って分圧された電圧を各液面位置に対応した複数の基準
電圧と比較することで、この比較結果に基づいて貯蔵室
1cの液面位置を検知することが可能である。
第7図の液位80センサは各液面位置に対応した3個の固
定接点81aを有するロータリースイッチ81と、該ロータ
リースイッチ81の可動接点81bの回転軸81cにシャフトを
介して連結されたフロート82とから構成されている。
この液位センサ80では液面とともに上下動するフロート
82によって可動接点81bを回転移動させ、回転角に応じ
て固定接点81aと適宜接続することができるので、各固
定接点81aと可動接点81bの開成信号に基づいて貯蔵室1c
の液面位置を検知することが可能である。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、表示部における表
示をモード切換えスイッチによって運転モードと液面モ
ードに切換えることが可能であるので、表示部が1つで
済むことに加え、不要な表示を省いて表示の混同を防止
することができる。
また、各表示モードに応じた表示信号をフロートスイッ
チの検知信号に基づいて表示信号送出部から表示部に送
出し、運転モードの場合には該表示部にポンプの作動状
態を表示し、また液面モードの場合には該表示部に貯蔵
タンク内の液面位置を表示することができるので、各モ
ードに対応した表示を利用者サイドで的確に容認するこ
とができ、液体燃料供給装置の取扱いを該表示に基づい
て容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)乃至第1図(d)は本考案の一実施例を示
すもので、第1図(a)は液体燃料供給装置の縦断面
図、第1図(b)は第1図(a)のフロートスイッチの
拡大縦断面図、第1図(c)は制御装置のブロック図、
第1図(d)はポンプ制御のフローチャート、第1図
(e)は表示制御のフローチャート、第2図乃至第7図
は液位センサの他の実施例を示す図である。 1……貯蔵タンク、3……ポンプ、16……フロートスイ
ッチ(液位センサ)、20……制御部、30,40,50,60,70,8
0……液位センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F23N 5/24 101 E

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体燃料を一時的に貯蔵可能な貯蔵タンク
    と、該貯蔵タンク内に液体燃料を吸上げるポンプと、前
    記貯蔵タンク内に配設されたポンプ制御用の液位センサ
    とを備えた液体燃料供給装置において、 表示信号に基づいて点灯または点滅する発光素子群から
    なる表示部と、 該表示部における表示をポンプの作動状態を示す運転モ
    ードと貯蔵タンク内の液面位置を示す液面モードに切換
    えるモード切換えスイッチと、 前記液位センサの検知信号に基づいて各モードに応じた
    表示信号を前記表示部に送出する表示信号送出部とを具
    備した ことを特徴とする液体燃料供給装置の表示装置。
JP13326988U 1988-10-12 1988-10-12 液体燃料供給装置の表示装置 Expired - Lifetime JPH0711321Y2 (ja)

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