JPH0590154U - 液体燃料供給装置のポンプ制御装置 - Google Patents

液体燃料供給装置のポンプ制御装置

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JPH0590154U
JPH0590154U JP2560292U JP2560292U JPH0590154U JP H0590154 U JPH0590154 U JP H0590154U JP 2560292 U JP2560292 U JP 2560292U JP 2560292 U JP2560292 U JP 2560292U JP H0590154 U JPH0590154 U JP H0590154U
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liquid level
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fuel
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fuel supply
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JP2560292U
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宏幸 無量井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路上の故障を燃料逆流と区別して適正に判
断できる液体燃料供給装置のポンプ制御装置を提供する
こと。 【構成】 貯蔵タンク内に液体燃料を吸い込むポンプ
と、貯蔵タンク内の下限液面と上限液面と過剰液面を夫
々検知する液位センサと、液位センサからの検知信号に
基づいて貯蔵タンク内の液面が下限液面と上限液面の間
に位置するようにポンプの作動を制御する通常運転手段
とを具備した液体燃料供給装置のポンプ制御装置におい
て、通常運転中に液位センサから所定回数以上の過剰液
面検知信号が出された際にこれを回路故障と判断する故
障判断手段を設けているので、燃料逆流を原因として液
面上昇があった場合でも誤ってポンプが停止されるよう
なことがなく、該燃料逆流と混同せずに回路上の故障を
適正に判断できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は暖房機,給湯機等の燃焼機器に液体燃料を供給する液体燃料供給装置 に関し、特に該液体燃料供給装置のポンプ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の液体燃料供給装置は、石油等の液体燃料(以下単に燃料という)を多 量に貯蔵したメインタンクと単数または複数の燃焼機器との間に介装されるもの で、メインタンクから貯蔵タンク内に燃料を吸い込むポンプと、該燃料を一時的 に貯蔵する貯蔵タンクとを備えており、またポンプの作動制御を貯蔵タンク内に 配設したフロ−トスイッチによって行なっている。
【0003】 このフロ−トスイッチは図11に示すように、貯蔵タンク内に略垂直に配設さ れる縦長円筒形のフロ−ト管101と、該フロ−ト管101の外側に上下方向に 移動自在に外嵌されたリング形のフロ−ト102とから成り、フロ−ト102内 には磁石103が内蔵され、またフロ−ト管101内には該磁石103の近接, 離反によってオン,オフする計3個のリ−ドスイッチS1,S2,S3が上下方 向に配置されている。
【0004】 フロ−ト管101内の最下部に設けられたリ−ドスイッチS1は下限液面L1 を、その上に設けられたリ−ドスイッチS2は上限液面L2を、最上部に設けら れたリ−ドスイッチS3は過剰液面L3を夫々検知するためのもので、具体的に は燃料供給によって液面が下限液面L1に降下しリ−ドスイッチS1がオンにな ったところでポンプを作動させ、またこのポンプ作動によって液面が上限液面L 2に上昇しリ−ドスイッチS2がオンになったところで該ポンプの作動を停止す るようにして、貯蔵タンク内の液面が常に下限液面L1と上限液面L2との間に 位置するようにポンプの作動を制御している。
【0005】 また、リ−ドスイッチS2の作動不良や回路上の故障によるポンプの暴走によ って、貯蔵タンク内の液面が上限液面L2を越えて過剰液面L3に上昇しリ−ド スイッチS3がオンになった場合には、上記の通常運転モ−ドから異常停止モ− ドへ移行させてポンプの作動を強制的に停止し、その後に液面が降下してもポン プが自動復帰できないようにしている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで上記従来の液体燃料供給装置では、液体燃料供給装置と燃焼機器とを 結ぶ燃料配管が長く、また該燃料配管が外部に露出している場合等に、気温の変 化によって燃料配管内の空気が膨張して貯蔵タンク内に燃料が逆流する現象を生 じる。
【0007】 上記の燃料逆流の現象はほぼ1日1回の割合で生じ、特に貯蔵タンク内の液面 が上限液面L2の近くに位置している状態ではこの燃料逆流によって液面が過剰 液面L3まで上昇してリ−ドスイッチS3がオンになり易い。
【0008】 従来装置では過剰液面L3を検知するリ−ドスイッチS3の信号を単に異常信 号として捕らえているので、実際には上記の燃料逆流により同信号が出ている場 合でも、これを回路上の故障の場合と区別することができず、結果として異常停 止モ−ドに移行してポンプが自動復帰できなくなる欠点がある。
【0009】 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、燃料逆 流を回路上の故障を区別して適正に判断できる液体燃料供給装置のポンプ制御装 置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案では、貯蔵タンク内に液体燃料を吸い込むポ ンプと、貯蔵タンク内の下限液面と上限液面と過剰液面を夫々検知する液位セン サと、液位センサからの検知信号に基づいて貯蔵タンク内の液面が下限液面と上 限液面の間に位置するようにポンプの作動を制御する通常運転手段とを具備した 液体燃料供給装置のポンプ制御装置において、通常運転中に液位センサから所定 回数以上の過剰液面検知信号が出された際にこれを回路故障と判断する故障判断 手段を設けている。
【0011】
【作用】
本考案に係るポンプ制御装置では、通常運転中に液位センサから所定回数以上 の過剰液面の検知信号がだされたときだけ、故障判断手段によって回路上に故障 が生じていると判断される。制御回路及びポンプが正常に作動している状態では 、液位センサから出される過剰液面の検知信号は燃料逆流の現象を考慮しても1 日1回止りであり、同検知信号が例えば1日2回以上の出されたときは回路上に 何等かの故障を生じているとみなすことが可能である。つまり、液体燃料供給装 置の稼働状況に合わせて上記回数を設定すれば、該回数を目安に回路上の故障を 燃料逆流と区別して適正に判断できる。
【0012】
【実施例】
図1乃至図10は本考案の一実施例を示すもので、図1は液体燃料供給装置の 縦断面図、図2は図1に示したフロ−トスイッチの拡大縦断面図、図3はポンプ 制御装置のブロック図、図4乃至図10はポンプ制御に係るフロ−チャ−トであ る。
【0013】 まず、図1及び図2を参照して液体燃料供給装置の機械構成を説明する。
【0014】 同図において、1は内部に貯蔵室1cを有する中空方形状の貯蔵タンクであり 、該貯蔵タンク1の底面には図示省略のメインタンクに接続される流入口1aと 、図示省略の燃焼機器に接続される流出口1bが設けられている。また、流入口 1aと貯蔵室1cとの間にはフィルタ室2が介在され、該フィルタ室2には流入 口1aから流入された燃料からゴミ等の不純物を除去するフィルタ2aが交換可 能に配置されている。
【0015】 3は上記フィルタ室2の上部開口に該開口を塞ぐようにして配置されたロ−タ リ−式の吸上げポンプであり、該ポンプ3は逆流防止弁4が連設された流入側を フィルタ室2に臨み、また流出側及び回転軸3aを貯蔵室1cに臨んでいる。
【0016】 5は貯蔵タンク1の上面にゴム製の固定台6を介して上記ポンプ3と同軸上に 固定されたモ−タであり、該モ−タ5のシャフト5aは貯蔵室1cに突出し、連 結軸7を介してポンプ3の回転軸3aに連結されている。詳しくは、シャフト5 a及び回転軸3aの端部に差込用のスリットを夫々形成し、該スリットに連結軸 7の各端部を夫々差込むことで連結を行なっている。
【0017】 8は上記貯蔵室1cの内底面にポンプ3を包囲するように立設された円筒形の オイルカップ、9は同内底面にオイルカップ8と隣接して突設された円筒形の呼 び液室であり、該オイルカップ8と呼び液室9とは所定の底面高さを有する傾斜 通路10によって連通されている。
【0018】 11は上記呼び液室9内に配置された円柱形の呼び液導出用フロ−トであり、 該フロ−ト11に連結されたシャフト11aは貯蔵タンク1の上面から突出し、 該突出端に固定された操作ボタン11bと貯蔵タンク1の上面との間に張設され たスプリング11cによって上方に付勢されている。この呼び液導出用フロ−ト 11は貯蔵室1cに燃料がなくなった状態でポンプ3を作動させる際に使用する もので、操作ボタン11bを押下し呼び液導出用フロ−ト11を呼び液室9内に 押し込むことにより、該呼び液室9内に貯留されている燃料を傾斜通路10を通 じてオイルカップ8内に導入できるようになっている。
【0019】 12は上記貯蔵室1cの内底面に立設された円筒形のオ−バ−フロ−管であり 、該オ−バ−フロ−管12は貯蔵室1cの内上面近傍にその上端開口12aを位 置しており、また図示省略のメインタンクに接続される下端開口12bを貯蔵タ ンク1の底面に位置している。
【0020】 13は上記貯蔵室1cの内底面に流出口1bの上部開口を包囲するように立設 された円筒形の流出室であり、該流出室13内には流出口1bの上部開口を開閉 可能な流出弁14が配置されている。この流出弁14はシャフト14aを貯蔵タ ンク1の上面に固定されたホルダ−15に摺動自在に嵌挿し、上端を該ホルダ− 15から突出している。また、シャフト14aの突出端は図の位置から上方に引 き上げホルダ−15上端に係合できるようになっており、該係合状態で流出弁1 4を開放し貯蔵室1cの燃料を流出口1bから流出することができる。
【0021】 16は貯蔵室1cの上面に垂設されたフロ−トスイッチであり、該フロ−トス イッチ16は縦長円筒形のフロ−ト管16aと、該フロ−ト管16aの外側に上 下方向に移動自在に外嵌され且つストッパ16dによって下方移動を規制された リング形のフロ−ト16bとから成る。フロ−ト16b内には磁石16cが内蔵 され、またフロ−ト管16a内には磁石16cの近接,離反によってオン,オフ する計3個のリ−ドスイッチS1,S2,S3が上下方向に配置されている。
【0022】 フロ−ト管16a内の最下部に設けられたリ−ドスイッチS1は下限液面L1 を検知するためのもので、フロ−ト16bがストッパ16dに当接している状態 でオンとなる。リ−ドスイッチS1の上に設けられたリ−ドスイッチS2は上限 液面L2を、最上部に設けられたリ−ドスイッチS3は過剰液面L3を夫々検知 するためのものである。また、リ−ドスイッチS1とリ−ドスイッチS2とは互 いの検知領域ST1,ST2が重ならないように所定の間隔をおいて配置されて おり、またリ−ドスイッチS2とリ−ドスイッチS3とは互いの検知領域ST2 ,ST3が部分的に重なるように配置されている。
【0023】 17は貯蔵タンク1の上面に配設された制御基板ケ−スであり、該制御基板ケ −ス17の表面にはポンプの作動状態を示す表示部18が設けられている。この 表示部18には、フロ−トスイッチ16の作動不良やポンプ3の故障を表示する 発光ダイオ−ドR1と、ポンプ3の正常作動を表示する発光ダイオ−ドR2と、 フロ−トスイッチ16の作動不良や回路上の故障を表示する発光ダイオ−ドR3 とが下から順に縦列に配置されている。また、表示部18の下側には逆流回数C を表示するデジタル表示器19が設けられている。
【0024】 次に、図3を参照して上記液体燃料供給装置の制御構成を説明する。
【0025】 同図において、21はマイクロコンピュ−タ構成の制御回路であり、該制御回 路21には電源スイッチSWと、上記リ−ドスイッチS1,S2,S3と、上記 発光ダイオ−ドR1,R2,R3と、ポンプ駆動用の駆動回路22と、上記デジ タル表示器19が夫々接続されている。
【0026】 駆動回路21は交流商用電源22aと常開の接点RL1を有するリレ−22b と常閉の接点RL2を有するリレ−22cとから成り、通常運転時には制御回路 21からのポンプ制御信号に基づいてリレ−22bの接点RL1を閉じて上記モ −タ5に駆動電力を供給できる。
【0027】 この制御回路21では電源スイッチSW及びリ−ドスイッチS1,S2,S3 の検知信号に基づき、メモリに格納されたプログラムに従って発光ダイオ−ドR 1,R2,R3及びモ−タ5(ポンプ3)の作動を制御する。
【0028】 次に、図4乃至図10を参照して上記液体燃料供給装置の動作、特にポンプ動 作の制御を説明する。
【0029】 まず、図4に示すように、電源スイッチSWの投入に基づいてリ−ドスイッチ S1,S2,S3の作動状況を確認する。3個のリ−ドスイッチS1,S2,S 3で考えられるオン・オフの組合わせは8通りとなる。
【0030】 図4でS1:オン,S2:オフ,S3:オフの場合(図中の1)、つまり貯蔵 室1cの液面が下限液面L1以下である場合には、図5に示すように、発光ダイ オ−ドR2を点滅させると共に、リレ−22bの接点RL1を閉じポンプ3を作 動させて燃料の吸い込みを開始する。また、これと同時にタイマ−T1をスタ− トさせ、15分以内にリ−ドスイッチS1がオフになるか否かを監視する。
【0031】 ポンプ3が正常に作動していれば液面上昇によって上記時間内にリ−ドスイッ チS1がオフになるので、この場合には図4のリ−ドスイッチ確認ステップ(図 中の7)に戻る。一方、上記時間を経過してもリ−ドスイッチS1がオフになら ない場合には、ポンプ3の故障またはリ−ドスイッチS1の作動不良とみなして 発光ダイオ−ドR1を点灯させると共に、両リレ−22b,22cの接点RL1 ,RL2を開いてポンプ3を強制的に停止させる。
【0032】 図4でS1:オフ,S2:オフ,S3:オフの場合(図中の2)、つまり貯蔵 室1cの液面が下限液面L1と上限液面L2の間にある場合には、図6に示すよ うに、発光ダイオ−ドR2を点灯させると共に、ポンプ3が作動していないとき には逆流回数計数用のカウンタ−をリセットし図4のリ−ドスイッチ確認ステッ プ(図中の7)に戻る。また、ポンプ3が作動しているときにはここでタイマ− T2をスタ−トさせ、30分以内にリ−ドスイッチS2がオンになるか否かを監 視する。
【0033】 ポンプ3が正常に作動していれば液面上昇によって上記時間内にリ−ドスイッ チS2がオンになるので、この場合にはリレ−22bの接点RL1を開いてポン プを停止させ、図4のリ−ドスイッチ確認ステップ(図中の7)に戻る。一方、 上記時間を経過してもリ−ドスイッチS2がオンにならない場合には、ポンプ3 の故障またはリ−ドスイッチS2の作動不良とみなして発光ダイオ−ドR3を点 灯させると共に、両リレ−22b,22cの接点RL1,RL2を開いてポンプ 3を強制的に停止させる。
【0034】 図4でS1:オフ,S2:オン,S3:オフの場合(図中の3)、つまり貯蔵 室1cの液面が上限液面L2にある場合には、図7に示すように、発光ダイオ− ドR2を点灯させると共に、ポンプ3が作動しているときにはリレ−22bの接 点RL1を開いてポンプ3を停止させ、図4のリ−ドスイッチ確認ステップ(図 中の7)に戻る。
【0035】 図4でS1:オフ,S2:オン,S3:オンの場合(図中の4)、つまり貯蔵 室1cの液面が上限液面L2と過剰液面L3の間にある場合には、図8に示すよ うに、燃料逆流によって液面が上昇したものとみなして逆流回数Cに1を加算す ると共に、該値をデジタル表示器19に表示させる。また、ポンプ3が作動して いるときにはリレ−22bの接点RL1を開いてポンプ3を停止させる。続いて 上記の逆流回数Cが365以上であるか否かを判別する。
【0036】 上記の365という比較値は、燃料逆流による液面上昇が1日2回以上生じな いこと、また燃料供給装置が1年中連続して使用されることがないことを理由と して設定してある。換言すれば、上記の逆流回数Cが365以上になった場合に は、燃料逆流ではなく回路上の故障が原因であると判断することが可能となるの で、この場合には発光ダイオ−ドR3を点灯させると共に、リレ−22cの接点 RL2を開いてポンプ3の自動復帰を抑制する。逆流回数Cが365に満たない 場合には図4のリ−ドスイッチ確認ステップ(図中の7)に戻る。
【0037】 図4でS1:オフ,S2:オフ,S3:オンの場合(図中の5)、つまり貯蔵 室1cの液面が過剰液面L3にある場合で、ポンプ3が作動しているときにはポ ンプ3の暴走とみなして発光ダイオ−ドR3を点灯させ、両リレ−22b,22 cの接点RL1,RL2を開いてポンプ3を強制的に停止させる。一方、ポンプ 3が作動していないときにはリ−ドスイッチS3の作動不良とみなしてリレ−2 2cの接点RL2を開いてポンプ3の自動復帰を抑制する。
【0038】 図4でS1:オン,S2:オフ,S3:オンの場合、またS1:オン,S2: オン,S3:オフの場合、さらにS1:オン,S2:オン,S3:オンの場合( 以上図中の6)には、リ−ドスイッチに作動不良を生じているものとみなしポン プ3が作動しているときには両リレ−22b,22cの接点RL1,RL2を開 いてポンプ3を強制的に停止させ、一方ポンプ3が作動していないときにはリレ −22cの接点RL2を開いた後、発光ダイオ−ドR3を点灯させる。
【0039】 このように本実施例によれば、逆流回数Cが365以上になった場合にこれを 回路上の故障と判断するようにしているので、燃料逆流を原因として液面上昇が あった場合でも誤ってポンプ3が停止されるようなことがなく、該燃料逆流と混 同せずに回路上の故障を適正に判断することができる。また、逆流回数Cをデジ タル表示器19で確認できるので、逆流回数Cが365に至る前段階でも該値の 進み加減から回路上の故障を予知することができる。
【0040】 尚、上記実施例で例示した比較時間は、貯蔵室の容量及びポンプの吸上げ容量 によって種々変更可能である。また、磁石とリ−ドスイッチとを用いたフロ−ト スイッチは同様の検知機能を有する他の液位センサで代用してもよい。
【0041】 また、逆流回数の比較値は燃料供給装置の稼働状況状態に合わせて種々変更可 能であり、電源スイッチを毎日操作するような場合には2或いは3といった数値 を設定してもよい。また、故障判断後にポンプの自動復帰を抑制するようにした ものを示したが、発光ダイオ−ドの点灯で故障を表示するだけでもよい。
【0042】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、通常運転中に液位センサから過剰液面の 検知信号が所定回数以上出された際にこれを回路上の故障と判断するようにして いるので、燃料逆流を原因として液面上昇があった場合でも誤ってポンプが停止 されるようなことがなく、該燃料逆流と混同せずに回路上の故障を適正に判断す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す液体燃料供給装置の縦
断面図
【図2】図1に示したフロ−トスイッチの拡大縦断面図
【図3】ポンプ制御装置のブロック図
【図4】ポンプ制御のフロ−チャ−ト
【図5】ポンプ制御のフロ−チャ−ト
【図6】ポンプ制御のフロ−チャ−ト
【図7】ポンプ制御のフロ−チャ−ト
【図8】ポンプ制御のフロ−チャ−ト
【図9】ポンプ制御のフロ−チャ−ト
【図10】ポンプ制御のフロ−チャ−ト
【図11】従来例を示すフロ−トスイッチの縦断面図
【符号の説明】
1…貯蔵タンク、3…ポンプ、16…フロ−トスイッ
チ、21…制御回路、L1…下限液面、L2…上限液
面、L3…過剰液面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯蔵タンク内に液体燃料を吸い込むポン
    プと、貯蔵タンク内の下限液面と上限液面と過剰液面を
    夫々検知する液位センサと、液位センサからの検知信号
    に基づいて貯蔵タンク内の液面が下限液面と上限液面の
    間に位置するようにポンプの作動を制御する通常運転手
    段とを具備した液体燃料供給装置のポンプ制御装置にお
    いて、 通常運転中に液位センサから所定回数以上の過剰液面検
    知信号が出された際にこれを回路故障と判断する故障判
    断手段を設けた、 ことを特徴とする液体燃料供給装置のポンプ制御装置。
JP2560292U 1992-04-21 1992-04-21 液体燃料供給装置のポンプ制御装置 Pending JPH0590154U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019130617A (ja) * 2018-01-31 2019-08-08 ブラザー工業株式会社 工作機械、冷却液制御方法及びコンピュータプログラム

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