JPH07113155A - 帯鋼の酸洗及び溶融亜鉛メッキ装置 - Google Patents

帯鋼の酸洗及び溶融亜鉛メッキ装置

Info

Publication number
JPH07113155A
JPH07113155A JP25967693A JP25967693A JPH07113155A JP H07113155 A JPH07113155 A JP H07113155A JP 25967693 A JP25967693 A JP 25967693A JP 25967693 A JP25967693 A JP 25967693A JP H07113155 A JPH07113155 A JP H07113155A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
section
pickling
line
rewinding
side switching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP25967693A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3174672B2 (ja
Inventor
Nobuhiro Shibatomi
信博 柴富
Nobuyuki Taniguchi
信行 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=17337363&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH07113155(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP25967693A priority Critical patent/JP3174672B2/ja
Publication of JPH07113155A publication Critical patent/JPH07113155A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3174672B2 publication Critical patent/JP3174672B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Ceased legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating With Molten Metal (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は帯鋼の酸洗と亜鉛メッキとが従来、
別々のラインで行なわれて非能率であったのを改めるた
め、これを同一ラインで能率的に一貫実施できる帯鋼の
酸洗及び溶融亜鉛メッキ装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 本発明は帯鋼の巻戻し機を有する巻戻しライ
ンと、同巻戻しラインの上方に位置すると共に帯鋼の流
れより見て巻戻しラインの下流に配設された酸洗セクシ
ョンと、この酸洗セクションの下流に配設された入側切
替え部と、この入側切替え部から上下方向に分岐するメ
ッキセクション及びバイパスセクションと、このメッキ
セクション及びバイパスセクションが合流する出側切替
え部と、この出側切替え部の下方に前記巻戻し機とほぼ
同じ高さで近接して配設された巻取り機を有する巻取り
ラインとを具備してなることを特徴とする帯鋼の酸洗及
び溶融亜鉛メッキ装置、を構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、酸洗帯鋼の生産と溶融
亜鉛メッキ帯鋼の生産とを連続処理可能に切替え手段を
具備した酸洗及び溶融亜鉛メッキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の帯鋼酸洗設備の一例の概念
を示す側面図、図3は従来の帯鋼溶融亜鉛メッキ設備の
一例の概念を示す側面図である。
【0003】図2に示すように、熱間圧延した帯鋼30
を第1巻戻し機31aによってコイルから巻戻し、スケ
ールブレーカ35によって帯鋼30の両面のスケールを
破壊し、酸洗タンク36及びリンスタンク37によって
酸洗処理し、乾燥器38によって乾燥する。そして、出
側ルーパ39によって帯鋼30の供給量を調節しながら
サイドトリマ41によってその板幅を切り揃え、オイラ
42によって防錆油を散布し、巻取り機44の一方のマ
ンドレル44aによって所定の長さのコイルに巻取ると
出側ルーパ39によって停止させてシャー43によって
切断し、この切断した帯鋼30の先端部を他方のマンド
レル44bによって連続して巻取る。第1巻戻し機31
aによる帯鋼30の巻戻しが終了すると、シャー32に
よってその後端部を切断して入側ルーパ34によって溶
接機33で停止させ、第2巻戻し機31bで待機してい
る帯鋼30のコイルを巻戻してその先端部をシャー32
によって切断し、溶接機33によって先行の帯鋼30と
溶接して接続する。このようにして酸洗帯鋼を連続して
生産する。
【0004】図3に示すように、第1巻戻し機51aに
よって巻戻した酸洗済みの帯鋼50をクリーニングタン
ク54によって油脂等を除去し、焼鈍炉57によって無
酸化焼鈍した後適温に冷却し、溶融亜鉛ポット58を通
過させて全面に溶融亜鉛メッキする。合金化炉59によ
って鋼と亜鉛の境界部を合金化する場合もある。そし
て、スキンパスミル60によって調質圧延し、テンショ
ンレベラ61によって帯鋼50の平坦度不良を矯正し、
化成処理タンク62によってメッキ表面を化成処理し、
乾燥機63によって乾燥させ、オイラ65によって防錆
油を散布し、巻取り機67の一方のマンドレル67aに
よって所定の長さのコイルに巻取ると出側ルーパ64に
よって停止させてシャー66によって切断し、この切断
した帯鋼50の先端部を他方のマンドレル67bによっ
て連続して巻取る。第1巻戻し機51aによる巻戻しが
終了すると、シャー52によってその後端部を切断して
入側ルーパ34によって溶接機33で停止させ、第2巻
戻し機51bで待機している帯鋼50のコイルを巻戻し
てその先端部をシャー52によって切断し、溶接機53
によって先行の帯鋼50と接続する。このようにして溶
融亜鉛メッキ帯鋼を連続して生産する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の帯鋼の酸洗
設備及び溶融亜鉛メッキ設備には解決すべき次の(1)
〜(3)の課題があった。
【0006】(1).酸洗設備と溶融亜鉛メッキ設備と
が別々のラインになっているので、その設置スペースが
増大し、巻戻し機、巻取り機の必要台数が増加する。従
って、設備費及び維持管理費が増大する。
【0007】(2).酸洗設備及び溶融亜鉛メッキ設備
が横方向にほぼ直線状に形成されているので、巻戻し機
と巻取り機が遠く離れて配設されていて別々の操作室を
必要とし、自動化、省力化の障害になる。
【0008】(3).溶融亜鉛メッキにおいては、酸洗
済みの帯鋼コイルを酸洗設備から溶融亜鉛メッキ設備に
搬送するので、その搬送設備及び搬送時間を要する。
【0009】本発明は上記課題を解決するため、帯鋼の
酸洗行程と溶融亜鉛メッキ行程とを同一ラインで一貫し
て処理できる帯鋼の酸洗及び溶融亜鉛メッキ装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題の解決
手段として、帯鋼の巻戻し機を有する巻戻しラインと、
同巻戻しラインの上方に位置すると共に帯鋼の流れより
見て巻戻しラインの下流に配設された酸洗セクション
と、この酸洗セクションの下流に配設された入側切替え
部と、この入側切替え部から上下方向に分岐するメッキ
セクション及びバイパスセクションと、このメッキセク
ション及びバイパスセクションが合流する出側切替え部
と、この出側切替え部の下方に前記巻戻し機とほぼ同じ
高さで近接して配設された巻取り機を有する巻取りライ
ンとを具備してなることを特徴とする帯鋼の酸洗及び溶
融亜鉛メッキ装置、を提供しようとするものである。
【0011】なお、上記中、「巻戻しライン」とは巻戻
し機、シャー、溶接機及び入側ルーパで構成されるライ
ンを言い、「巻取りライン」とは出側ルーパ、オイラ、
シャー及び巻取り機で構成されるラインを言う。
【0012】また、上記の通り、酸洗セクションは巻戻
しラインの上方に位置するが、その下流に配設された入
側切替え部から上下方向に分岐するメッキセクション及
びバイパスセクションは、それらが合流する出側切替え
部の下方に位置する巻取りラインよりは上方にあるもの
とする。
【0013】
【作用】本発明は上記のように構成されるので次の作用
を有する。
【0014】即ち、帯鋼の巻戻し機を有する巻戻しライ
ンと、この巻戻しラインの下流に配設した酸洗セクショ
ンと、この酸洗セクションの下流に配設した入側切替え
部と、この入側切替え部から上下方向に分岐するメッキ
セクション及びバイパスセクションとを備え、かつ、こ
のメッキセクション及びバイパスセクションが合流する
出側切替え部と、この出側切替え部の下方に前記巻戻し
機とほぼ同じ高さで近接して配設された巻取り機を有す
る巻取りラインとを備えるため、コイルから巻戻しライ
ンによって帯鋼を巻戻した後、その下流の酸洗セクショ
ンで酸洗を、次いでその下流の入側切替え部でメッキセ
クション、バイパスセクションのうちの所要のセクショ
ンに行先を切替え選択して、たとえば亜鉛メッキを施す
場合はメッキセクションを選択して亜鉛メッキを行な
い、出側切替え部を経て、その下方の巻取りラインに送
ることによって、帯鋼の酸洗、亜鉛メッキを同一ライン
によって一貫実施できる。
【0015】また、近接して配設した巻戻し機と巻取り
機とを1個所の操作室から操作し、巻戻しと巻取りの両
作業を自動化できる。
【0016】更には、一貫作業化によって巻取り機と巻
戻しの必要個数が低減する。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例を図1により説明する。
【0018】図1は本実施例に係る帯鋼の酸洗及び溶融
亜鉛メッキ装置の模式的側面図で、その構成を先ず概述
すると、Aは装置の起端となる巻戻しラインで、第1巻
戻し機1a(または第2巻戻し機1b)、シャー2、溶
接機3及び入側ルーパ4よりなり、Bは装置の終端とな
る巻取りラインで、出側ルーパ26、オイラ27、シャ
ー28及び巻取り機29(含む29a,29b)よりな
る。巻戻しラインAの下流であって、かつ、上方に酸洗
セクション9が位置し、その下流の入側切替え部14に
よって帯鋼30の流れ方向が選択されてゆく、メッキセ
クション18が上方に、その下方にバイパスセクション
19が位置する。メッキセクション18とバイパスセク
ション19との合流部に出側切替え部20があり、その
下方に、巻戻しラインAと近接してほぼ同じ高さに巻取
りラインBがある。
【0019】即ち、巻戻しラインAと巻取りラインBは
ほぼ同じ高さにあり、それらの上方に酸洗セクション
9、メッキセクション18、バイパスセクション19が
位置する。帯鋼は巻戻しラインAをスタートし、酸洗セ
クション9、メッキセクション18(メッキ不要の場合
はバイパスセクション19)を経て巻取りラインBに到
って全処理が完了する。即ち、酸洗、亜鉛メッキ等の処
理を狭隘スペースで一貫処理できる。
【0020】次に本実施例の詳細について説明する。
【0021】図1において、スケールブレーカ5、酸洗
タンク6、リンスタンク7、乾燥器8から成る酸洗セク
ション9の入側の下方には巻戻し機1a,1b、シャー
2、溶接機3、入側ルーパ4が配設されている。そし
て、その下流には入側中間ルーパ10、サイドトリマ1
1、出側中間ルーパ12、シャー13が配設され、この
下流には入側切替え部14によって上方及び下方に分岐
して出側切替え部20で合流する、加熱炉15、溶接亜
鉛ポット16、及び合金化炉17から成るメッキセクシ
ョン18と、バイパスセクション19とが配置されてい
る。この出側切替え部20の下流にはシャー21が配設
され、その下流のバイパスライン19の下方には、スキ
ンパスミル22、テンションレベラ23、化成処理タン
ク24、乾燥器25、出側ルーパ26、オイラ27及び
シャー28と、双方の巻戻し機1a,1bとほぼ同じ高
さで近接した巻取り機29とが配設されている。
【0022】熱間圧延した帯鋼30の酸洗だけを行なう
場合は、先ず第2巻戻し機1bによってダミーコイルか
ら巻戻した図示しないダミーシートをシャー2、溶接機
3、入側ルーパ4、酸洗セクション9、入側中間ルーパ
10、サイドトリマ11、出側中間ルーパ12及びシャ
ー13を通板させ、入側切替え部14からメッキセクシ
ョン18を通板させ、出側切替え部20からシャー2
1、スキンパスミル22、テンションレベラ23、化成
処理タンク24、乾燥器25、出側ルーパ26、オイラ
27及びシャー28を通板させてその先端部を巻取り機
29の他方のマンドレル29bに巻付けて停止させ、シ
ャー13によって切断し、少し前進させてこの切断部後
端を入側切替え部14からメッキセクション18に入れ
て停止し、シャー21によって切断して少し後退させ、
この切断部先端を出側切替え部20からメッキセクショ
ン18に戻して停止し、次の溶融亜鉛メッキに備える。
次に、第2巻戻し機1bによってダミーコイルをさらに
巻戻し、シャー13によって切断したダミーシートの先
端部を入側切替え部14からバイパスセクション19及
び出側切替え部20に通板させ、シャー21で切断した
先行のダミーシートの後端部と図示しない携帯用のスポ
ット溶接機によって接続する。次に、このダミーシート
の後端部と第1巻戻し機1aによって正規のコイルから
巻戻した帯鋼30の先端部とを溶接機3によって接続す
る。この帯鋼30を、ダミーシートによって先導して酸
洗セクション9に到達させ、スケールブレーカ5によっ
て帯鋼30の両面のスケールを破壊し、酸洗タンク6及
びリンスタンク7によって酸洗処理し、乾燥器8によっ
て乾燥する。そして、入側中間ルーパ10及び出側中間
ルーパ12によって帯鋼30の供給量を調節しながら、
サイドトリマ11によって板幅を切揃え、シャー13、
入側切替え部14、バイパスセクション19、出側切替
え部20、シャー21、スキンパスミル22を通過さ
せ、テンションレベラ23によって平坦度不良を矯正
し、化成処理タンク24及び乾燥器25を通過させ、オ
イラ27によって防錆油を散布し、出側ルーパ26によ
って帯鋼30の先端部とダミーシートの接続部をシャー
28で停止させて切断し、一方のマンドレル29aによ
って巻取りを開始し、他方のマンドレル29bで巻取っ
たダミーコイルを除去する。帯鋼30を一方のマンドレ
ル29aによって所定の長さのコイルに巻取ると出側ル
ーパ26によってその供給量を調節しながらシャー25
によって切断し、他方のマンドレル29bによって連続
して巻取る。第1巻戻し機1aによる巻戻しが終了する
と、入側ルーパ4によって帯鋼30の酸洗セクション9
への供給量を調節しながらシャー2によってその後端部
を切断して溶接機3で停止させ、第2巻戻し機1bで待
機している帯鋼30のコイルを巻戻してその先端部をシ
ャー2によって切断し、溶接機3によって先行の帯鋼3
0と接続し、帯鋼30を連続して供給する。
【0023】前述した酸洗帯鋼の生産を幾日か操業した
後、溶融亜鉛メッキ帯鋼の生産に切替える場合は、前記
酸洗する帯鋼30の最後端部にダミーコイルから巻戻し
た図示しないダミーシートを溶接機3によって接続し、
このダミーシートを帯鋼30によって先導して前述と同
様の手順でシャー13,21によって切断し、バイパス
セクション19に保留して次の酸洗帯鋼の生産に備え
る。次に、シャー13によって切断したダミーシートの
先端部を入側切替え部14からメッキセクション18に
搬送し、シャー21によって切断したダミーシートの後
端部と、図示しない携帯用のスポット溶接機によって接
続する。次に、このダミーシートの後端部と第1巻戻し
機1aによって正規のコイルから巻戻した熱間圧延済の
帯鋼30の先端部とを溶接機3によって接続する。この
帯鋼30をダミーシートによって先導し、スケールブレ
ーカ5によって帯鋼30の両面のスケールを破壊し、酸
洗タンク6及びリンスタンク7によって酸洗処理し、乾
燥器8によって乾燥する。そして、入側中間ルーパ10
及び出側中間ルーパ12によって帯鋼30の供給量を調
節しながら、サイドトリマ11によって板幅を切揃え、
シャー13及び入側切替え部14を通過させてメッキセ
クション18に供給し、加熱炉15によって無酸化で適
温に加熱し、溶融亜鉛ポット16を通過させて全面に溶
融亜鉛メッキする。合金化炉17によって鋼と亜鉛の境
界部を合金化する場合もある。そして、このメッキした
帯鋼30を出側切替え部20から下方のスキンパスミル
22に供給して調質圧延し、テンションレベラ23によ
って平坦度不良を矯正し、化成処理タンク24によって
メッキ表面を化成処理し、乾燥機25によって乾燥さ
せ、オイラ27によって防錆油を散布し、巻取り機29
の一方のマンドレル29a及び他方のマンドレル29b
によって前述と同様に連続して巻取る。第1巻戻し機1
aによる巻戻しが終了すると、前述と同様に、第2巻戻
し機1bで待機している帯鋼30のコイルを巻戻して先
行の帯鋼30と接続し、帯鋼30を連続して供給する。
【0024】以上の通り、本実施例によれば処理対象の
帯鋼30の流れの起端部をなす巻戻しラインAの上方に
酸洗セクション9を設け、その下流にメッキセクション
18とバイパスセクション19を上下に分けて設け、そ
れらの下方に処理を終えた帯鋼30の流れの終端部をな
す巻取りラインBを、巻戻しラインAとほぼ等高にかつ
近接して設けるので、帯鋼30の酸洗と溶融亜鉛メッキ
を同一のラインで実施できるという利点がある。
【0025】また、同一ラインにおける一貫生産のた
め、巻戻し機、巻取り機等を重複して設ける必要がない
という利点がある。
【0026】また、同一ラインで、上下スペースを無駄
なく活用するため、きわめてコンパクトな装置が得ら
れ、かつ、小スペースで足りるという利点がある。
【0027】また、巻戻しラインAと巻取りラインBを
等高に近設させるので、操作の一括制御が容易となり、
自動化が果たされるという利点がある。
【0028】また、小スペース化、部品低減化によって
コストが低減し、かつ、信頼性が向上するという利点が
ある。
【0029】また、ラインの同一簡素化によって処理行
程の移動距離が著減し、処理能率が向上するという利点
がある。
【0030】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されるので次
の(1)〜(3)の効果を有する。
【0031】(1).酸洗設備と溶融亜鉛メッキ設備と
を同一のラインに連続して設けているので、その設置ス
ペースが減少し、従来の設備では重複していた巻戻し
機、巻取り機の数を減少することが可能になる。従っ
て、設備費及び維持管理費を節減することができる。
【0032】(2).巻戻し機と巻取り機とをほぼ同じ
高さで近接して配設しているので1箇所の操作室から操
作することが可能になり、巻戻し及び巻取り作業の自動
化及び省力化が容易になる。
【0033】(3).溶融亜鉛メッキ帯鋼の生産におい
ては、酸洗と溶融亜鉛メッキとを連続して操業すること
が可能になり、従来の設備のような酸洗済みの帯鋼コイ
ルを酸洗設備から溶融亜鉛メッキ設備に搬送する作業が
不要になり、その搬送設備及び搬送時間を省略すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る、帯鋼の酸洗及び溶融
亜鉛メッキ装置の模式的側面図、
【図2】従来の帯鋼酸洗設備の模式的側面図、
【図3】従来の帯鋼溶融亜鉛メッキ設備の模式的側面図
である。
【符号の説明】
1a 第1巻戻し機 1b 第2巻戻し機 2 シャー 3 溶接機 4 入側ルーパ 6 酸洗タンク 9 酸洗セクション 14 入側切替え部 15 加熱炉 16 溶融亜鉛ポット 17 合金化炉 18 メッキセクション 19 バイパスセクション 20 出側切替え部 26 出側ルーパ 27 オイラ 28 シャー 29 巻取り機 A 巻戻しライン B 巻取りライン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯鋼の巻戻し機を有する巻戻しライン
    と、同巻戻しラインの上方に位置すると共に帯鋼の流れ
    より見て巻戻しラインの下流に配設された酸洗セクショ
    ンと、この酸洗セクションの下流に配設された入側切替
    え部と、この入側切替え部から上下方向に分岐するメッ
    キセクション及びバイパスセクションと、このメッキセ
    クション及びバイパスセクションが合流する出側切替え
    部と、この出側切替え部の下方に前記巻戻し機とほぼ同
    じ高さで近接して配設された巻取り機を有する巻取りラ
    インとを具備してなることを特徴とする帯鋼の酸洗及び
    溶融亜鉛メッキ装置。
JP25967693A 1993-10-18 1993-10-18 帯鋼の酸洗及び溶融亜鉛メッキ装置 Ceased JP3174672B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25967693A JP3174672B2 (ja) 1993-10-18 1993-10-18 帯鋼の酸洗及び溶融亜鉛メッキ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25967693A JP3174672B2 (ja) 1993-10-18 1993-10-18 帯鋼の酸洗及び溶融亜鉛メッキ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07113155A true JPH07113155A (ja) 1995-05-02
JP3174672B2 JP3174672B2 (ja) 2001-06-11

Family

ID=17337363

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25967693A Ceased JP3174672B2 (ja) 1993-10-18 1993-10-18 帯鋼の酸洗及び溶融亜鉛メッキ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3174672B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001064970A3 (de) * 2000-03-01 2001-12-20 Sms Demag Ag Verfahren und anlage zum feuerbeschichten von metallischen bändern
JP2006307294A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Nippon Steel Corp 鋼帯の製造設備及び溶融めっき設備
JP2008178900A (ja) * 2007-01-26 2008-08-07 Jfe Steel Kk 金属帯の連続ラインにおけるパスラインの切替方法
CN108356074A (zh) * 2018-04-23 2018-08-03 黄石山力科技股份有限公司 一种钢卷酸平镀集成处理机组及钢卷生产方法
EP3403736A1 (de) 2017-05-17 2018-11-21 Primetals Technologies Austria GmbH Führen metallischer bänder in einer bandbearbeitungsanlage
WO2024011704A1 (zh) * 2022-07-12 2024-01-18 中冶南方工程技术有限公司 多功能带材处理机组及其使用方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001064970A3 (de) * 2000-03-01 2001-12-20 Sms Demag Ag Verfahren und anlage zum feuerbeschichten von metallischen bändern
JP2006307294A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Nippon Steel Corp 鋼帯の製造設備及び溶融めっき設備
JP4533231B2 (ja) * 2005-04-28 2010-09-01 新日本製鐵株式会社 鋼帯の製造設備及び溶融めっき設備
JP2008178900A (ja) * 2007-01-26 2008-08-07 Jfe Steel Kk 金属帯の連続ラインにおけるパスラインの切替方法
EP3403736A1 (de) 2017-05-17 2018-11-21 Primetals Technologies Austria GmbH Führen metallischer bänder in einer bandbearbeitungsanlage
WO2018210548A1 (de) 2017-05-17 2018-11-22 Primetals Technologies Austria GmbH Führen metallischer bänder in einer bandbearbeitungsanlage
CN110678274A (zh) * 2017-05-17 2020-01-10 首要金属科技奥地利有限责任公司 金属带材在带材加工设备中的导引
JP2020520306A (ja) * 2017-05-17 2020-07-09 プライメタルズ・テクノロジーズ・オーストリア・ゲーエムベーハー 帯状体加工設備における金属帯状体のガイド
CN108356074A (zh) * 2018-04-23 2018-08-03 黄石山力科技股份有限公司 一种钢卷酸平镀集成处理机组及钢卷生产方法
WO2024011704A1 (zh) * 2022-07-12 2024-01-18 中冶南方工程技术有限公司 多功能带材处理机组及其使用方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3174672B2 (ja) 2001-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2194379C (en) Apparatus for producing continuoulsly metallic coil and process therefor
SK286108B6 (sk) Spôsob výroby oceľového pásu alebo plechu
JP2003094107A (ja) 連続式酸洗冷間圧延設備とその操業方法
AU2003271666B2 (en) Method and device for descaling and/or cleaning a metal casting
US4436292A (en) System for the treatment of a continuous metal web
JPH07113155A (ja) 帯鋼の酸洗及び溶融亜鉛メッキ装置
AU697873B2 (en) Process and plant for production of raw stainless steel castings
JP2965969B1 (ja) 鋼板の連続めっき方法
JP4739838B2 (ja) 生産性に優れた鋼板製造混成ライン及び鋼板造り分け方法
AU703836B2 (en) Equipment for continuously manufacturing metal coils and metal coil manufacturing method
JP2965970B1 (ja) 鋼板の連続処理ラインおよび連続処理方法
JP3249315B2 (ja) 酸洗設備及び酸洗方法
US20030145914A1 (en) Method and installation for hot dip coating metal strips
JP2000063959A (ja) 連続焼鈍設備と電気亜鉛めっき設備を備える生産効率に優れる鋼帯の製造設備
CN215902462U (zh) 一种推拉及连续两用的带钢表面清理生产线
JPS6335717B2 (ja)
JP2730454B2 (ja) リーダーストリップ付コイルの製造方法およびリーダーストリップ接合設備
CN118023288A (zh) 酸洗轧制镀锌联合生产系统及方法
JP4533231B2 (ja) 鋼帯の製造設備及び溶融めっき設備
CN113732086A (zh) 一种推拉及连续两用的带钢表面清理生产线及其清理方法
JP2003170222A (ja) パス切替え装置
JPH075996B2 (ja) ライン中を連続通板する金属帯のバイパス通板方法及び同装置
JP2584387B2 (ja) ストリップ連続処理ラインのストリップの巻取方法
JP2021164936A (ja) 冷延鋼帯の製造設備および冷延鋼帯の製造方法
JP2003080301A (ja) ステンレス板の連続焼鈍・酸洗設備および連続焼鈍・酸洗処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010227

RVOP Cancellation by post-grant opposition