JPH07112634A - 車輪スリップ制御装置 - Google Patents

車輪スリップ制御装置

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JPH07112634A
JPH07112634A JP5260040A JP26004093A JPH07112634A JP H07112634 A JPH07112634 A JP H07112634A JP 5260040 A JP5260040 A JP 5260040A JP 26004093 A JP26004093 A JP 26004093A JP H07112634 A JPH07112634 A JP H07112634A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は駆動車輪のスリップ発生時間又はス
リップ発生量を演算して駆動車輪の微少なスリップ発生
を判別し、微少なスリップ発生を防止するように構成さ
れた車輪スリップ制御装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 車輪スリップ制御装置は、各車輪の回転速度
を検出する車輪速度検出手段A1と、従動車輪A2の速
度に基づく制御開始基準速度と駆動車輪A3の速度とを
比較する車輪速度比較手段A4と、従動車輪A2と駆動
車輪A3との速度差が発生したことが検出されたとき、
その速度差発生時間を計時する計時手段A5と、速度差
発生時間に基づいてスリップ発生の有無を判別し、速度
差発生時間が所定時間以上となったときスリップ発生と
判断するスリップ判別手段A6と、スリップ発生と判断
されたとき、駆動車輪A3に伝達される駆動力を減少す
るように制御する駆動力制御手段A7と、よりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車輪スリップ制御装置に
係り、特に駆動車輪の微少なスリップ発生を検出して駆
動車輪に伝達される駆動力を制御するよう構成された車
輪スリップ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より車両加速時に生ずる駆動車輪の
スリップを防止するため、スリップ発生時には駆動車輪
の回転を抑制する車輪スリップ制御装置が開発されてい
る。この種の車輪スリップ制御装置としては、例えば特
開昭63−20253号公報に見られるような構成の装
置がある。この公報の装置では、駆動車輪速度が予め設
定された制御開始基準車速以上(設定スリップ率以上)
となったときにエンジン出力を低減して駆動車輪に伝達
される駆動力を抑えて駆動車輪のスリップを防止するよ
うになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記構成で
は、図9に示すように駆動車輪速度VR が従動車輪速度
F より大(VR >VF )となってもすぐには駆動車輪
へ伝達される駆動力を制御(トラクションコントロール
制御)を開始しない。尚、図9及び後述する図6,図7
において、「TRC制御」とは、トラクションコントロ
ール制御の略である。
【0004】即ち、従来は、従動車輪に対する駆動車輪
の速度差が所定スリップ率以上になった場合、従動車輪
速度VF に対する駆動車輪速度VR が制御開始基準車速
S(制御開始スリップ率)より大(VR >VS )なる
ため、トラクションコントロール制御を開始する。従っ
て、例えば駆動車輪が微少なスリップをした場合、従動
車輪速度VF に対する駆動車輪速度VR が制御開始基準
車速VS 以上とならない(VR <VS )ため、スリップ
制御は行われず、駆動車輪のスリップを防止することが
できない。
【0005】又、制御開始基準車速VS は、路面の凹凸
による車輪速度の乱れ(一時的な見かけ上のスリップ)
のみならず、駆動系の振動やタイヤ径の補正誤差も考慮
して設定する必要がある。そのため、制御開始基準車速
S をあまりにも低い値に設定してしまうと、例えば駆
動車輪が路面の凹凸を通過するたびに駆動力制御が行わ
れてしまうため、制御開始基準車速VS を低い値に設定
するのには限界がある。
【0006】ところが、雨あがりの濡れた路面や坂路等
を走行する場合、微少なスリップが継続して発生しやす
くなる。タイヤの横力は、スリップ率=0%のとき最大
となる。この横力は、スリップ率の増加とともに減少す
るため、最大横力発生付近では微少なスリップ発生時で
も前後輪の横力のバランスが崩れ車両が不安定となる。
【0007】従って、上記従来の装置では、少し濡れた
路面や坂路等のように駆動車輪が微少なスリップを発生
しやすい路面を走行する際、大きなスリップによる加速
不良や後輪が横方向にずれて車両姿勢が大きく変動する
といったことはないが、駆動車輪の微少スリップが継続
して発生することにより車両が不安定な状態のまま走行
することになり、その後従動車輪速度VF に対する駆動
車輪速度VR が制御開始基準車速以上となったとき初め
てトラクションコントロール制御を行なうため、運転者
に不快感を与えやすいといった課題がある。
【0008】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、駆動
車輪のスリップ発生時間又はスリップ発生量を演算して
駆動車輪の微少なスリップ発生を判別し、微少なスリッ
プ発生が防止されるように駆動車輪に伝達される駆動力
を減少するように構成された車輪スリップ制御装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明になる車輪
スリップ制御装置の原理図である。
【0010】同図中、上記請求項1の発明は、各車輪の
回転速度を検出する車輪速度検出手段A1と、該車輪速
度検出手段A1に検出された従動車輪A2の速度に基づ
く制御開始基準速度と駆動車輪A3の速度とを比較する
車輪速度比較手段A4と、該車輪速度比較手段A4によ
り前記従動車輪A2と前記駆動車輪A3との速度差が発
生したことが検出されたとき、その速度差発生時間を計
時する計時手段A5と、該計時手段A5により計時され
た速度差発生時間に基づいてスリップ発生の有無を判別
し、該速度差発生時間が所定時間以上となったときスリ
ップ発生と判断するスリップ判別手段A6と、該スリッ
プ判別手段A6によりスリップ発生と判断されたとき、
前記駆動車輪A3に伝達される駆動力を減少するように
制御する駆動力制御手段A7と、よりなることを特徴と
する。
【0011】図2は本発明になる車輪スリップ制御装置
の原理図である。
【0012】同図中、請求項2の発明は、各車輪の回転
速度を検出する車輪速度検出手段A1と、該車輪速度検
出手段A1に検出された従動車輪A2の速度に基づく制
御開始基準速度と駆動車輪A3の速度とを比較する車輪
速度比較手段A4と、該車輪速度比較手段A4により前
記従動車輪A2と前記駆動車輪A3との速度差が発生し
たことが検出されたとき、前記駆動車輪A3のスリップ
発生量の総和を演算するスリップ発生量演算手段A8
と、該スリップ発生量演算手段A8により演算されたス
リップ発生量の総和に基づいてスリップ発生の有無を判
別し、該スリップ発生量の総和が所定値以上となったと
きスリップ発生と判断するスリップ判別手段A9と、該
スリップ判別手段A9によりスリップ発生と判断された
とき、前記駆動車輪A3に伝達される駆動力を減少する
ように制御する駆動力制御手段A10と、よりなること
を特徴とする。
【0013】
【作用】上記請求項1によれば、計時手段A5により計
時された速度差発生時間が所定時間以上となったとき、
スリップ判別手段A6が駆動車輪A3でスリップが発生
していると判断するとともに、駆動力制御手段A7が駆
動車輪A3に伝達される駆動力を減少するように制御す
ることにより、駆動車輪A3の微少なスリップ発生を防
止する。
【0014】又、請求項2によれば、スリップ発生量演
算手段A8により演算された駆動車輪A3のスリップ発
生量の総和が所定値以上となったとき、スリップ判別手
段A9が駆動車輪A3でスリップが発生していると判断
するとともに、駆動力制御手段A10が駆動車輪A3に
伝達される駆動力を減少するように制御することによ
り、駆動車輪A3の微少なスリップ発生を防止する。
【0015】
【実施例】図3及び図4に本発明になる制動制御装置の
一実施例を示す。
【0016】両図中、本発明を加速スリップ制御装置及
びアンチスキッド制御装置を備えた車両に適用した例を
次に示す。尚、図3は本実施例のフロントエンジン・リ
アドライブ(FR)方式の自動車のエンジンブレーキ系
統及び制御系統の概略図である。
【0017】両図中、加速スリップ制御装置1を有する
車両には、ブレーキマスタシリンダ2と、遊動輪である
左右前輪3,4のホイールシリンダ5,6及び駆動車輪
である左右後輪7,8のホイールシリンダ9,10との
間に油圧源11,アンチスキッド制御用油圧回路12及
び加速スリップ制御用油圧回路13が備えられている。
尚、本実施例の車両は、オートマチック・トランスミッ
ションが搭載された自動車とする。
【0018】上記ブレーキマスタシリンダ2の第一油圧
室2aから左右前輪3,4のホイールシリンダ5,6に
至るブレーキ油圧回路には、左,右前輪アンチスキッド
制御用容量制御弁14,15が配設されている。又、上
記ブレーキマスタシリンダ2の第二油圧室2bから左右
後輪7,8のホイールシリンダ9,10に至るブレーキ
油圧回路には、プロポーショニングバルブ16、後輪ア
ンチスキッド制御用容量制御弁17,並列に配設された
第一ソレノイドバルブ18と逆止弁19,及び加速スリ
ップ制御用容量制御弁20が設けられている。
【0019】アンチスキッド制御時には、第一ソレノイ
ドバルブ18は励磁されないで図示の位置にあるため、
後輪アンチスキッド制御用容量制御弁17と加速スリッ
プ制御用容量制御弁20とは連通状態に保たれる。又、
加速スリップ制御用容量制御弁20の制御入力ポート2
0aと直列に配設された第二ソレノイドバルブ21、第
三ソレノイドバルブ22が励磁されないで共に図示の位
置にあるため、上記加速スリップ制御用容量制御弁20
は油圧源11のリザーバ23と連通状態に保たれる。
【0020】従って、加速スリップ制御用容量制御弁2
0のピストン20cは、スプリング20dの付勢により
図示の位置に保たれる。このとき、上記後輪アンチスキ
ッド制御用容量制御弁17は、その第一制御入力ポート
17aに連通する後輪第一切換弁24に直列接続された
後輪第二切換弁25との励磁・非励磁の組み合わせによ
り以下の三状態に変化する。
【0021】(1)油圧源11のポンプ駆動モータ26
により駆動されるポンプ27及びその油圧を蓄積するア
キュムレータ28からの油圧をブレーキ操作量に応じた
油圧に変換するレギュレータ29の出力ポート29a
と、上記第一制御入力ポート17aとの連通状態、
(2)第一制御入力ポート17a、レギュレータ29、
リザーバ23の各々との遮断状態、(3)第一制御入力
ポート17aとリザーバ23との連通状態。
【0022】又、第二制御入力ポート17aは、レギュ
レータ29の出力ポート29aと常時連通する。従っ
て、上記三状態に対応して後輪アンチスキッド制御用容
量制御弁17は、次のように作動する。
【0023】即ち、第一制御入力ポート17aを有する
第一油圧室17c内の圧力が増圧(1)、圧力保持
(2)又は減圧(3)され、この第一油圧室17c内の
圧力に応じてブレーキ油圧室17dの容積が変化する。
これにより、後輪アンチスキッド制御用容量制御弁17
は、第一ソレノイドバルブ18又は逆止弁19を介して
左右後輪ホイールシリンダ9,10内の圧力を増圧
(1)、圧力保持(2)又は減圧(3)する。
【0024】尚、左前輪第一,第二切換弁30,31、
右前輪第一,第二切換弁32,33の励磁、非励磁によ
り、左,右前輪アンチスキッド制御用容量制御弁14,
15も左右前輪ホイールシリンダ5,6に対して同様に
作用する。上記のような各切換弁24,25,30,3
1,32,33の励磁・非励磁は、図示しないアンチス
キッド制御装置により行われる。
【0025】又、加速スリップ制御時には、上記第一ソ
レノイドバルブ18が励磁されて遮断状態に切り換わ
る。そのため、第一ソレノイドバルブ18と逆止弁19
とにより、後輪アンチスキッド制御用容量制御弁17と
加速スリップ制御用容量制御弁20との連通が遮断され
る。このとき、上記加速スリップ制御用容量制御弁20
は、その制御入力ポート20aに連通する第二,第三ソ
レノイドバルブ21,22の励磁・非励磁の組み合わせ
により以下の四状態に変化する。
【0026】(11)アキュムレータ28と制御入力ポ
ート20aとの連通状態、(12)アキュムレータ28
と制御入力ポート20aとの絞り弁を介した連通状態、
(13)リザーバ23と制御入力ポート20aとの絞り
弁を介した連通状態、(14)リザーバ23と制御入力
ポート20aとの連通状態、従って、上記四状態に対応
して加速スリップ制御用容量制御弁20は次のように作
動する。
【0027】即ち、制御入力ポート20aを有する制御
油圧室20b内の圧力が増圧(11),徐々に増圧(1
2),徐々に減圧(13),又は徐々に減圧(14)さ
れることにより制御油圧室20b内の容積が変化し、ピ
ストン20cがスプリング20dの付勢力に抗して図3
中左右方向に移動する。
【0028】これにより、ブレーキ油圧室20eの出力
ポート20fから油圧が左・右後輪ホイールシリンダ
9,10に供給される。従って、左・右後輪ホイールシ
リンダ9,10内の圧力を増圧(11),徐々に増圧
(12),徐々に減圧(13),又は徐々に減圧(1
4)する。
【0029】加速スリップ制御装置1は、ブレーキペダ
ル34aの操作に応じてオン・オフ信号を出力するペダ
ルスイッチ34、左前輪3の回転速度を検出する左前輪
回転速度センサ(車輪速度検出手段)35、右前輪4の
回転速度を検出する右前輪回転速度センサ(車輪速度検
出手段)36、左・右後輪の回転速度を検出する後輪回
転速度センサ(車輪速度検出手段)37、エンジンの回
転速度を検出するエンジン回転速度センサ38、車両の
加速度を検出する加速度センサ39を備えてなる。尚、
加速度センサ39から出力された検出信号は、例えば加
速度スリップ制御を行う際に減速時の推定車体速度を補
正するのに使用されるとともに、後述するように車両の
前後方向の傾斜角度を求めるのに使用される。
【0030】上記各センサ35〜39から出力された検
出信号は加速スリップ制御回路40に入力される。又、
加速スリップ制御回路40は、上記第一乃至第三ソレノ
イドバルブ18,21,22及びポンプ駆動モータ26
を駆動制御する。
【0031】又、加速スリップ制御装置1は、上記セン
サ35〜39から出力された検出信号に基づいて車速と
車輪回転速度との差によりスリップ発生を検知し、ブレ
ーキによる加速スリップ制御に先立ってエンジンの吸入
空気量を調節することによって加速度スリップ制御を行
っている。
【0032】即ち、加速スリップ制御装置1は、駆動車
輪7,8に駆動力を与えるエンジンの吸気管42に設け
られているサブスロットルバルブ44を、その駆動用モ
ータ46に制御信号を出力して閉じることにより、アク
セルペダル48に連動する主スロットルバルブ49が急
速に開くことによる過大なスリップを防止している。
【0033】スロットルポジションセンサ49aは、主
スロットルバルブ49の全閉状態にてオン信号を発する
アイドルスイッチを含み、後述するマップ処理等を実施
するために開度に対応した信号を加速スリップ制御回路
40に出力している。
【0034】ここで、加速スリップ制御回路40の構成
を図4を参照して説明する。
【0035】加速スリップ制御回路40は、CPU40
a,ROM40b,RAM40c,バックアップRAM
40d等を中心に論理演算回路として構成され、コモン
バス40eを介して入力ポート40f及び出力ポート4
0gに接続されて外部との入出力を行う。
【0036】前述したペダルスイッチ34,エンジン回
転速度センサ38,加速度センサ39及びスロットルポ
ジションセンサ49aからの検出信号は直接、また左・
右後輪の回転速度センサ35〜37の検出信号は波形整
形回路40hを介して、各々入力ポート40fからCP
U40aに入力される。
【0037】又、前述した第一乃至第三ソレノイドバル
ブ18,21,22、ポンプ駆動モータ26及びサブス
ロットルバルブ駆動用モータ46の駆動回路40i〜4
0nも備えられ、CPU40aは出力ポート40gを介
して上記駆動回路40i〜40nに制御信号を出力す
る。又、CPU40aには、後述するように車両が登坂
路で停車したとき、車両が後退することを防止する処理
を実行するための制御プログラムが入力されている。即
ち、エンジンから駆動車輪である左右後輪7,8に伝達
される駆動力が登坂路で停車したとき、車両に作用する
後退力より小さい場合にブレーキ力を作用させるように
動作する。
【0038】ここで、CPU40aが実行する処理につ
き図5を併せ参照して説明する。
【0039】CPU40aは図5に示すS1〜S18の
処理を所定時間毎に繰り返し実行する。図5中、ステッ
プS1(以下「ステップ」を省略する)では、駆動車輪
となる左・右後輪7,8の回転速度を検出する後輪回転
速度センサ37からの信号を読み取り駆動車輪速度VR
を算出する。続いて、従動車輪となる左右前輪3,4の
回転速度を検出する左右前輪回転速度センサ35,36
からの信号を読み取り従動車輪速度VF を算出する(S
2)。
【0040】次のS3では、制御開始基準速度VS を次
式より算出する。
【0041】 VS =VT3+K …(1) VT3=VF +C …(2) 但し、VT3は制御目標速度,Kは許容スリップ量,Cは
目標スリップ量である。
【0042】そして、S4では、駆動車輪速度VR と制
御開始基準速度VS とを比較する。このS4において、
R >VS のときはS5に進み、VR ≦VS のときはS
10に進む。もし、S4において、VR >VS のときは
駆動車輪速度VR が従動車輪速度VF よりも充分に大き
いので、過大なスリップが駆動車輪となる左・右後輪
7,8で発生したものと判断してS5に進む。
【0043】S5では、過大なスリップが駆動車輪で発
生したため、微少スリップ発生時間を計時するタイマT
をゼロにリセットする。続いて、S6に進み、微少スリ
ップ発生量を積算する微少スリップ用カウンタの積算値
Aをゼロにリセットする。
【0044】次のS7では、制御目標速度VT3を設定す
る。但し、上記(2)式においてC>Dとなるようにす
る。そして、S8に進み、駆動車輪速度VR が制御目標
速度VT3になるようにトラクションコントロール制御を
実行する(駆動力制御手段)。即ち、駆動用モータ46
に制御信号を出力してエンジンの吸気管42に設けられ
たサブスロットルバルブ44を閉じる。これにより、ア
クセルペダル48に連動する主スロットルバルブ49が
急速に開くことにより、駆動車輪となる左・右後輪7,
8の過大なスリップ発生を防止する。
【0045】又、本実施例の車両は、前述したアンチス
キッド制御用油圧回路12及び加速スリップ制御用油圧
回路13を備えた加速スリップ制御装置1を有するた
め、加速スリップ制御時には、図3に示す第一ソレノイ
ドバルブ18が励磁されて遮断状態に切り換わる。その
ため、第一ソレノイドバルブ18と逆止弁19とによ
り、後輪アンチスキッド制御用容量制御弁17と加速ス
リップ制御用容量制御弁20との連通が遮断される。こ
のとき、上記加速スリップ制御用容量制御弁20は、前
述した(11)〜(14)の四状態に変化して制御入力
ポート20aを有する制御油圧室20b内の圧力が増圧
(11),徐々に増圧(12),徐々に減圧(13),
又は徐々に減圧(14)されることにより制御油圧室2
0b内の容積が変化し、ピストン20cが図3中左右方
向に移動する。
【0046】これにより、ブレーキ油圧室20eの出力
ポート20fから油圧が左・右後輪ホイールシリンダ
9,10に供給される。従って、左・右後輪ホイールシ
リンダ9,10内の圧力を増圧(11),徐々に増圧
(12),徐々に減圧(13),又は徐々に減圧(1
4)して左・右後輪7,8のスリップ発生を防止する。
【0047】次のS9では、トラクションコントロール
制御が終了したかどうかをチェックしており、左・右後
輪7,8のスリップが無くなると、トラクションコント
ロール制御が終了したものと判断してS1に戻る。しか
し、左・右後輪7,8がスリップしているときは、上記
S8の処理を繰り返す。
【0048】又、前述したS4において、VR ≦VS
ときはS10に進み、左右前輪3,4の回転速度と左・
右後輪7,8の回転速度とを比較して微少スリップ発生
の有無を判別する(車輪速度比較手段)。このS10に
おいてVR >VF +αのときは左右前輪3,4の回転速
度と左・右後輪7,8の回転速度との差が所定以上であ
るためS11に進み、VR ≦VF +αのときは左右前輪
3,4の回転速度と左・右後輪7,8の回転速度との差
が所定以下であるためS17に進む。
【0049】図6に示すように、従動車輪速度VF より
もαだけ大きいVF +αに対する駆動車輪速度VR の変
化により微少スリップ発生の有無を判別することにな
り、駆動車輪速度VR がVR >VF +αとなってから時
間T0 が経過したとき、後述するようにトラクションコ
ントロール制御が開始される。
【0050】尚、上記αは、駆動車輪が路面の凹凸を通
過する際にスリップしてもこれを微少スリップとして演
算しないようにするための係数であり、D<α<Cとな
るように設定する。
【0051】S11では、左右前輪3,4の回転速度と
左・右後輪7,8の回転速度との差が所定以上で微少ス
リップが発生しているため、微少スリップ発生時間を計
時するタイマTに1をインクリメントしてT=T+1と
する(計時手段)。即ち、タイマTは演算周期毎にカウ
ントアップする。
【0052】次のS12では、微少スリップが発生して
いるので、現在のスリップ量S(=VR −VF )を算出
する。そして、S13に進み、微少スリップ用カウンタ
の積算値A(=A+S)を算出する。即ち、駆動車輪に
おけるスリップ発生量の積分値(A=∫Sdt)を算出す
る。
【0053】上記のようにS13で微少スリップ発生量
が算出されると、S14に進み、微少スリップ発生時間
Tが予め設定された設定時間T0 に達したかどうかをチ
ェックする(スリップ判別手段)。もし、S14におい
て、微少スリップ発生時間Tが設定時間T0 に達してい
ない(T≦T0 )ときは、S15に進み、微少スリップ
用カウンタの積算値Aが予め設定された基準積算値A0
に達したかどうかをチェックする(スリップ発生量演算
手段,スリップ判別手段)。又、S14において、微少
スリップ発生時間Tが設定時間T0 に達している(T>
0 )ときは、S16に進む。
【0054】上記S15において、微少スリップ用カウ
ンタの積算値Aが基準積算値A0 に達している(A>A
0 )ときは、スリップ積算値Aが過大であると判断して
S16に進む。図7に示すように、上記微少スリップ発
生時間Tが設定時間T0 に達していなくても、微少スリ
ップ用カウンタの積算値Aが基準積算値A0 に達したと
きは、この時点でトラクションコントロール制御が開始
される。
【0055】しかし、S15において、微少スリップ用
カウンタの積算値Aが基準積算値A 0 に達していない
(A<A0 )ときは、S16及びS8,S9の処理を実
行せずに一連の処理を一旦終了する。
【0056】このように、本実施例では、常に微少スリ
ップ発生時間Tと微少スリップ発生量の積算値Aとの両
方の条件から微少スリップの発生を監視するため、確実
に駆動車輪である左・右後輪7,8で微少スリップが発
生したことを判別することができ、トラクションコント
ロール制御に対する信頼性が高められている。
【0057】従って、S14において、微少スリップ発
生時間Tが設定時間T0 に達した(T>T0 )とき、あ
るいはS15において微少スリップ用カウンタの積算値
Aが基準積算値A0 に達した(A>A0 )ときは、S1
6に進み、新たに制御目標速度VT3’を次式により算出
して設定する。
【0058】VT3’=VF +D …
(3) 但し、Dは目標スリップ量で、前述したS7の目標スリ
ップ量Cより小(D<C)となるようにする。
【0059】図8に示すように、上記S16で設定され
た制御目標速度VT3’(図8中、線図参照)は、S7
で設定された制御目標速度VT3(図8中、線図参照)
より従動車輪速度VF (図8中、線図参照)に近い速
度となり、それだけトラクションコントロール制御の開
始時期が早まり左・右後輪7,8で発生した微少なスリ
ップを速やかに防止することができる。
【0060】このように、制御目標速度VT3’を上記
(3)式のように設定することにより通常のトラクショ
ンコントロール制御を行う場合よりも小さいスリップ率
(駆動車輪が継続して微少スリップした場合)でトラク
ションコントロール制御を開始することができる。
【0061】上記S16で制御目標速度VT3’が設定さ
れると、前述したS8,S9の処理を実行し、駆動車輪
速度VR (図8中、線図参照)が制御目標速度VT3
になるようにトラクションコントロール制御を実行す
る。即ち、駆動用モータ46に制御信号を出力してエン
ジンの吸気管42に設けられたサブスロットルバルブ4
4を閉じ、左・右後輪7,8の微少なスリップ発生を防
止する。そして、左・右後輪7,8の微少スリップが無
くなると、トラクションコントロール制御が終了したも
のと判断してS1に戻る。
【0062】又、本実施例の車両は、前述したアンチス
キッド制御用油圧回路12及び加速スリップ制御用油圧
回路13を備えた加速スリップ制御装置1を有するた
め、加速スリップ制御時には、図3に示す第一ソレノイ
ドバルブ18が励磁されて遮断状態に切り換わるととも
に、加速スリップ制御用容量制御弁20が前述した(1
1)〜(14)の四状態に変化してブレーキ油圧室20
eの油圧が左・右後輪ホイールシリンダ9,10に供給
される。従って、左・右後輪ホイールシリンダ9,10
内の圧力を増圧(11),徐々に増圧(12),徐々に
減圧(13),又は徐々に減圧(14)して左・右後輪
7,8のスリップ発生を防止する。
【0063】前述したS10において、VR ≦VF +α
のときは駆動車輪速度VR が従動車輪速度VF にほぼ等
しく左・右後輪7,8のスリップがゼロに近いと判断し
て、S17に進む。従って、S17では、左・右後輪
7,8がスリップしていないので、微少スリップ発生時
間を計時するタイマTをゼロにリセットする。続いて、
S18に進み、微少スリップ発生量を積算する微少スリ
ップ用カウンタの積算値Aをゼロにリセットする。
【0064】このように、駆動車輪である左・右後輪
7,8で微少スリップが発生し、微少スリップ発生時間
Tが設定時間T0 に達した(T>T0 )とき、あるいは
微少スリップ用カウンタの積算値Aが基準積算値A0
達した(A>A0 )ときは、新たに制御目標速度VT3
を設定して左・右後輪7,8に伝達される駆動力を低減
させてスリップ発生を防止することができるので、車両
の安定性を確保し、例えば微少スリップが発生しやすい
濡れた路面や坂路等を安定走行することができる。
【0065】尚、上記実施例では、微少スリップ発生時
間Tと微少スリップ発生量の積算値Aとの両方の条件の
うち一方の条件が満たされたときに、トラクションコン
トロール制御を行うようにしたが、これに限らず、最初
から微少スリップ発生時間Tあるいは微少スリップ発生
量の積算値Aのどちらか一方の条件のみをチェックして
微少スリップの発生を判別する構成としても良いのは勿
論である。
【0066】
【発明の効果】上述の如く、上記請求項1の発明によれ
ば、計時手段により計時された速度差発生時間が所定時
間以上となったとき、スリップ判別手段が駆動車輪でス
リップが発生していると判断するとともに、駆動力制御
手段が駆動車輪に伝達される駆動力を減少するように制
御するため、制御開始時期が早まり駆動車輪の微少なス
リップ発生を防止することができ、例えば微少スリップ
が発生しやすい濡れた路面や坂路等でも安定走行するこ
とができる。
【0067】又、請求項2の発明によれば、スリップ発
生量演算手段により演算された駆動車輪のスリップ発生
量の総和が所定値以上となったとき、スリップ判別手段
が駆動車輪でスリップが発生していると判断するととも
に、駆動力制御手段が駆動車輪に伝達される駆動力を減
少するように制御するため、上記請求項1の発明と同様
に、制御開始時期が早まり駆動車輪の微少なスリップ発
生を防止することができ、例えば微少スリップが発生し
やすい濡れた路面や坂路等でも安定走行することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の原理図である。
【図2】請求項2の発明の原理図である。
【図3】本発明になる車輪スリップ制御装置の概略構成
図である。
【図4】車輪スリップ制御装置のブロック図である。
【図5】CPUが実行する処理を説明するためのフロー
チャートである。
【図6】スリップ発生時間による制御開始基準を説明す
るためのグラフである。
【図7】スリップ発生量による制御開始基準を説明する
ためのグラフである。
【図8】CPUが実行する処理により設定される制御用
基準速度の変動を説明するためのグラフである。
【図9】従来の制御開始基準を説明するためのグラフで
ある。
【符号の説明】
1 加速スリップ制御装置 2 ブレーキマスタシリンダ 3,4 前輪 5,6,9,10 ホイールシリンダ 7,8 後輪 12 アンチスキッド制御用油圧回路 13 加速スリップ制御用油圧回路 18 第一ソレノイドバルブ 20 加速スリップ制御用容量制御弁 21 第二ソレノイドバルブ 22 第三ソレノイドバルブ 35 右前輪回転速度センサ 36 左前輪回転速度センサ 37 後輪回転速度センサ 40 加速スリップ制御回路 40a CPU 44 サブスロットルバルブ 48 アクセルペダル 49 主スロットルバルブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各車輪の回転速度を検出する車輪速度検
    出手段と、 該車輪速度検出手段に検出された従動車輪の速度に基づ
    く制御開始基準速度と駆動車輪の速度とを比較する車輪
    速度比較手段と、 該車輪速度比較手段により前記従動車輪と前記駆動車輪
    との速度差が発生したことが検出されたとき、その速度
    差発生時間を計時する計時手段と、 該計時手段により計時された速度差発生時間に基づいて
    スリップ発生の有無を判別し、該速度差発生時間が所定
    時間以上となったときスリップ発生と判断するスリップ
    判別手段と、 該スリップ判別手段によりスリップ発生と判断されたと
    き、前記駆動車輪に伝達される駆動力を減少するように
    制御する駆動力制御手段と、 よりなることを特徴とする車輪スリップ制御装置。
  2. 【請求項2】 各車輪の回転速度を検出する車輪速度検
    出手段と、 該車輪速度検出手段に検出された従動車輪の速度に基づ
    く制御開始基準速度と駆動車輪の速度とを比較する車輪
    速度比較手段と、 該車輪速度比較手段により前記従動車輪と前記駆動車輪
    との速度差が発生したことが検出されたとき、前記駆動
    車輪のスリップ発生量の総和を演算するスリップ発生量
    演算手段と、 該スリップ発生量演算手段により演算されたスリップ発
    生量の総和に基づいてスリップ発生の有無を判別し、該
    スリップ発生量の総和が所定値以上となったときスリッ
    プ発生と判断するスリップ判別手段と、 該スリップ判別手段によりスリップ発生と判断されたと
    き、前記駆動車輪に伝達される駆動力を減少するように
    制御する駆動力制御手段と、 よりなることを特徴とする車輪スリップ制御装置。
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