JPH07112312A - リベット取り外し用穴あけ工具 - Google Patents
リベット取り外し用穴あけ工具Info
- Publication number
- JPH07112312A JPH07112312A JP28197293A JP28197293A JPH07112312A JP H07112312 A JPH07112312 A JP H07112312A JP 28197293 A JP28197293 A JP 28197293A JP 28197293 A JP28197293 A JP 28197293A JP H07112312 A JPH07112312 A JP H07112312A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rivet
- head
- cutting edge
- edge
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Drilling Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 硬質のリベットを締結材から取り外すため
に、ヘッドのつけ根部を薄肉化するための穴あけを迅速
にかつ締結材やその近傍の部材を損傷させずに行なうこ
とができる穴あけ工具を提供する。 【構成】 先端部にセンタードリルの切刃からなるテー
パー切刃11を有するとともに、先端にエンドミルの端
面切刃からなる端面切刃12を有しており、端面切刃1
2によりリベット21に心穴を形成した後、テーパー切
刃11によりこの心穴を拡大するという形で、リベット
21のヘッド23から軸部へと前進して、ヘッド23の
つけ根部を薄肉化し、ほぼリベット径に対応する径のテ
ーパー切刃部がヘッドつけ根部に達する段階に、ヘッド
つけ根部をねじ切るような形で分断して、ヘッド23を
分離するとともに、残部をリベット穴25から離脱させ
る。
に、ヘッドのつけ根部を薄肉化するための穴あけを迅速
にかつ締結材やその近傍の部材を損傷させずに行なうこ
とができる穴あけ工具を提供する。 【構成】 先端部にセンタードリルの切刃からなるテー
パー切刃11を有するとともに、先端にエンドミルの端
面切刃からなる端面切刃12を有しており、端面切刃1
2によりリベット21に心穴を形成した後、テーパー切
刃11によりこの心穴を拡大するという形で、リベット
21のヘッド23から軸部へと前進して、ヘッド23の
つけ根部を薄肉化し、ほぼリベット径に対応する径のテ
ーパー切刃部がヘッドつけ根部に達する段階に、ヘッド
つけ根部をねじ切るような形で分断して、ヘッド23を
分離するとともに、残部をリベット穴25から離脱させ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はリベット、特に例えば
自動車のボデイ形成板材の締結に用いられているマンド
レル付きリベットのように比較的硬質のリベットを取り
外すために用いる穴あけ工具に関するものである。
自動車のボデイ形成板材の締結に用いられているマンド
レル付きリベットのように比較的硬質のリベットを取り
外すために用いる穴あけ工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来自動車のボデイ形成板材から硬質の
リベットを取り外すための穴あけ工具としては、リベッ
ト径(軸径)より僅かに小径のツイスト(ねじれ)ドリ
ルが用いられており、このドリルによりリベットのヘッ
ドからこのヘッドに隣接する軸部までのびる盲穴をあけ
てヘッドつけ根部(ヘッドと軸部の境界部)を薄肉化し
た後、たがねなどの工具によりヘッドに横方向の外力を
加えて、薄肉のヘッドつけ根部を分断するという方式で
リベットの取り外しを行なっている。
リベットを取り外すための穴あけ工具としては、リベッ
ト径(軸径)より僅かに小径のツイスト(ねじれ)ドリ
ルが用いられており、このドリルによりリベットのヘッ
ドからこのヘッドに隣接する軸部までのびる盲穴をあけ
てヘッドつけ根部(ヘッドと軸部の境界部)を薄肉化し
た後、たがねなどの工具によりヘッドに横方向の外力を
加えて、薄肉のヘッドつけ根部を分断するという方式で
リベットの取り外しを行なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのようなツイ
ストドリルによる硬質のリベットの取り外しのための穴
あけ方式には、リベットの硬さの点から、穴あけ速度が
きわめて遅く時間がかかるとともに、ドリルをこじる形
で使用せざるを得ず、ドリルが折れたり、リベット径よ
りも僅かに大きい径のリベット締結材のリベット穴を削
って、再リベット時の品質低下を招いたり、またドリル
をリベットに強く押し付ける状態で穴あけせざる得ない
ので、リベット締結材が変形したり、リベット締結材の
近傍にある部材を損傷させるなどの問題がある。
ストドリルによる硬質のリベットの取り外しのための穴
あけ方式には、リベットの硬さの点から、穴あけ速度が
きわめて遅く時間がかかるとともに、ドリルをこじる形
で使用せざるを得ず、ドリルが折れたり、リベット径よ
りも僅かに大きい径のリベット締結材のリベット穴を削
って、再リベット時の品質低下を招いたり、またドリル
をリベットに強く押し付ける状態で穴あけせざる得ない
ので、リベット締結材が変形したり、リベット締結材の
近傍にある部材を損傷させるなどの問題がある。
【0004】この発明は従来のツイストドリルによるリ
ベットの取り外しのための穴あけ方式に認められる上記
のような問題に鑑み、硬質のリベットのヘッドつけ根部
の薄肉化のための穴あけを迅速にかつリベット締結材や
その近傍の部材を損傷させずに行なうことができる穴あ
け工具を提供することを目的としている。
ベットの取り外しのための穴あけ方式に認められる上記
のような問題に鑑み、硬質のリベットのヘッドつけ根部
の薄肉化のための穴あけを迅速にかつリベット締結材や
その近傍の部材を損傷させずに行なうことができる穴あ
け工具を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る穴あけ工
具は、先端部の外周に、リベット径に対応する径をはさ
んで延びるテーパー切刃を有するとともに、先端に端面
切刃を有する構成からなっている。
具は、先端部の外周に、リベット径に対応する径をはさ
んで延びるテーパー切刃を有するとともに、先端に端面
切刃を有する構成からなっている。
【0006】ここでテーパー切刃は一般にはセンタード
リル形にすることができ、端面切刃はエンドミルの端面
切刃を構成するように形成することができる。
リル形にすることができ、端面切刃はエンドミルの端面
切刃を構成するように形成することができる。
【0007】
【作用】この発明の穴あけ工具は、先端の端面切刃によ
りリベットに心穴を形成するとともに先端部の外周のテ
ーパー切刃により心穴の径を拡大するという形で、リベ
ットのヘッドから軸部へと前進して、ヘッドのつけ根部
を薄肉化して行き、ほぼリベット径に対応する径のテー
パー切刃部がこのヘッドつけ根部に達した際にこの部分
をねじ切るような形で分断して、ヘッドを分離する。こ
の際リベットの残部はリベット穴から自動的にあるいは
必要に応じてピンポンチなどで加える僅かな外力により
離脱する。
りリベットに心穴を形成するとともに先端部の外周のテ
ーパー切刃により心穴の径を拡大するという形で、リベ
ットのヘッドから軸部へと前進して、ヘッドのつけ根部
を薄肉化して行き、ほぼリベット径に対応する径のテー
パー切刃部がこのヘッドつけ根部に達した際にこの部分
をねじ切るような形で分断して、ヘッドを分離する。こ
の際リベットの残部はリベット穴から自動的にあるいは
必要に応じてピンポンチなどで加える僅かな外力により
離脱する。
【0008】
【実施例】図面はこの発明の穴あけ工具の一実施例とし
て、先端部のテーパー切刃11がセンタードリルのテー
パー切刃からなるとともに先端の端面切刃12がエンド
ミルの端面切刃からなるもの、換言すればセンタードリ
ルの先端にエンドミルの端面切刃としての切刃を設けた
と言えるものを示したもので、例えば自動車のボデイ形
成板材24を締結しているマンドレル22付きのリベッ
ト21を取り外す際には、まず端面切刃12がマンドレ
ル22付きリベット21をそのヘッド23から心穴を形
成しながら前進する一方、これに続いてテーパー切刃1
1部がリベット21のヘッド23の心穴を削ってこれを
拡径し、これによりヘッド23のつけ根部を薄肉化して
行く。そしてほぼリベット径に対応する径のテーパー切
刃部がこのヘッド23のつけ根部に接近する段階には、
ヘッドつけ根部の薄肉化が一段と進み、これにより該部
はねじ切られるような形で分断されて、ヘッド23が分
離される。これと同時に通常はリベット21の残部もボ
デイ形成板材24のリベット穴25から自動的に離脱す
るが、リベット穴25に引っ掛かっている場合には、ピ
ンポンチなどで軽く叩いて離脱させる。
て、先端部のテーパー切刃11がセンタードリルのテー
パー切刃からなるとともに先端の端面切刃12がエンド
ミルの端面切刃からなるもの、換言すればセンタードリ
ルの先端にエンドミルの端面切刃としての切刃を設けた
と言えるものを示したもので、例えば自動車のボデイ形
成板材24を締結しているマンドレル22付きのリベッ
ト21を取り外す際には、まず端面切刃12がマンドレ
ル22付きリベット21をそのヘッド23から心穴を形
成しながら前進する一方、これに続いてテーパー切刃1
1部がリベット21のヘッド23の心穴を削ってこれを
拡径し、これによりヘッド23のつけ根部を薄肉化して
行く。そしてほぼリベット径に対応する径のテーパー切
刃部がこのヘッド23のつけ根部に接近する段階には、
ヘッドつけ根部の薄肉化が一段と進み、これにより該部
はねじ切られるような形で分断されて、ヘッド23が分
離される。これと同時に通常はリベット21の残部もボ
デイ形成板材24のリベット穴25から自動的に離脱す
るが、リベット穴25に引っ掛かっている場合には、ピ
ンポンチなどで軽く叩いて離脱させる。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の穴あけ
工具によれば、端面切刃とテーパー切刃の共同によって
穴あけを行なうので、硬質のリベットに対しても迅速に
しかもリベット締結材やその近傍の部材を損傷させずに
所望の穴あけとヘッドの分断を行なうことができるとい
う有用な効果が奏される。
工具によれば、端面切刃とテーパー切刃の共同によって
穴あけを行なうので、硬質のリベットに対しても迅速に
しかもリベット締結材やその近傍の部材を損傷させずに
所望の穴あけとヘッドの分断を行なうことができるとい
う有用な効果が奏される。
【図1】この発明に係る穴あけ工具の一実施例と穴あけ
前のリベットを示す側面図である。
前のリベットを示す側面図である。
【図2】図1に示す穴あけ工具によるリベットの穴あけ
状態を示す側面図である。
状態を示す側面図である。
11 テーパー切刃 12 端面切刃 21 リベット 22 マンドレル 23 ヘッド 25 リベット穴
Claims (1)
- 【請求項1】 先端部の外周に、リベット径に対応する
径をはさんで延びるテーパー切刃を有するとともに、先
端に端面切刃を有してなるリベット取り外し用穴あけ工
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28197293A JPH07112312A (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | リベット取り外し用穴あけ工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28197293A JPH07112312A (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | リベット取り外し用穴あけ工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07112312A true JPH07112312A (ja) | 1995-05-02 |
Family
ID=17646468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28197293A Pending JPH07112312A (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | リベット取り外し用穴あけ工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07112312A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4010641A1 (de) * | 1990-04-03 | 1991-10-10 | Bayer Ag | Farbbildner-mischung fuer druck- und waermeempfindliche aufzeichnungssysteme |
CN111771065A (zh) * | 2017-12-27 | 2020-10-13 | 全速紧固系统公司 | 定位紧固件 |
-
1993
- 1993-10-15 JP JP28197293A patent/JPH07112312A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4010641A1 (de) * | 1990-04-03 | 1991-10-10 | Bayer Ag | Farbbildner-mischung fuer druck- und waermeempfindliche aufzeichnungssysteme |
CN111771065A (zh) * | 2017-12-27 | 2020-10-13 | 全速紧固系统公司 | 定位紧固件 |
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