JPH07112304B2 - 音響振動装置付き敷物 - Google Patents

音響振動装置付き敷物

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JPH07112304B2
JPH07112304B2 JP3146840A JP14684091A JPH07112304B2 JP H07112304 B2 JPH07112304 B2 JP H07112304B2 JP 3146840 A JP3146840 A JP 3146840A JP 14684091 A JP14684091 A JP 14684091A JP H07112304 B2 JPH07112304 B2 JP H07112304B2
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明 小松
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ボディソニック株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マットレス等の平らな
敷物(人体載置物)の表面全体を音声信号を受けて機械
的に振動させるようにした音響振動装置付き敷物に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】音響機器等から音声信号を受けてこれを
機械的な振動に変換し、この振動をスピーカあるいはヘ
ッドホンからの音と共に身体に受ける体感音響装置は本
発明者等によって古くから研究が進められ、多くの特許
権あるいは実用新案権が取得されている(特公昭58-251
7 号公報、特公昭57-9272 号公報、特公昭58-9640 号公
報、実公昭64-6622 号公報、実公昭58-4316 号公報等参
照)。これら公報に記載されたものはいずれも電気・機
械振動変換器を人体載置物内に埋設し、あるいは人体載
置物に取付けて、この電気・機械振動変換器の発生する
振動を人体載置物を介して人体に与える構造であった。
【0003】このように電気・機械振動変換器の発生す
る振動を人体載置物を介して使用者の身体に感ずるよう
にすると、電気・機械振動変換器には当然に使用者の体
重またはその一部が加わることになる。このため人体載
置物または電気・機械振動変換器に工夫をし、体重等に
よっては電気・機械振動変換器が破損しないようにする
配慮が必要となる。すなわち電気・機械振動変換器に不
必要な外力が加わらないようにするために、補強部材等
が必要となるため、本来の体感振動発生のため以外のと
ころで部品が多くなり、コスト高となる問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】また、従来多く行われ
ていた縦振動方式では使用者の体重が縦振動の作動に対
して荷重となり、さらに、平らな敷物では振動源から輪
状に振動が伝わることになるが使用者の座った位置の後
方へは非常に振動が伝わりにくくなる。したがって、数
人の使用者が座った場合には振動の機能が十分に発揮で
きないことになる。本発明は、この点に鑑みて成された
ものであり、使用者の影響を受けずに十分に振動させる
ことのできる音響振動装置付き敷物を提供しようとする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するための手段として、ハウジング内にコイルを固定す
ると共に、該コイルの軸方向に揺動するようにダンパー
を介してヨークを収容し、前記ハウジングの端部に音声
信号による前記ヨークの振動方向に沿った平坦な取付用
フランジを形成した電気・機械振動変換器を、前記フラ
ンジを介して敷物内部の板状あるいは網状の振動伝達材
に結合させたことを特徴とする。
【0006】
【作用】このような構成としたので、電気・機械振動変
換器の振動は振動伝達材を伝わり敷物の表面に沿う方向
で振動する。また、敷物はその床面に支持されるので敷
物の柔らかさに影響されずに振動は表面全体から発生す
る。また、使用者による荷重は振動方向と直角にかかる
ので、振動伝達はこの荷重点に遮られずに伝達される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1について説明
する。1は電気・機械振動変換器であって、後述する構
造により、音声振動に応じてハウジング2部分が機械的
振動を発生するものである。この電気・機械振動変換器
1のハウジング2の一部(図示例では下部)には振動方
向に沿った平坦なフランジ3が形成されており、そのフ
ランジ3の部分で、マットレス等の平坦な敷物(人体載
置物)に取付けられる。
【0008】人体載置物が、振動伝達材4(適度の硬度
と弾性とを有するプラスチックネット)を柔らかい布と
厚さ25ミリ程度の発泡ウレタンで包んだ敷物である場
合、敷物の端部の振動伝達材4に、その平面を合わせて
フランジ3をボルト5で締付けることにより電気・機械
振動変換器1を設置する。これにより図2で示す矢印の
方向に、振動伝達材4(敷物)の平面に沿った振動(横
振動)が発生することになる。実施例ではネット線の直
径は3.5ミリのものを使用した。
【0009】図3に示すものは、ベッドのフレーム上に
載置され、スプリング9を介装したマットレス6であ
り、このスプリング9に沿って電気・機械振動変換器1
を組込んだ例である。この場合にはマットレス6の表皮
7内に設けられた枠骨8(振動伝達材)に電気・機械振
動変換器1をフランジ3の部分で固定したものである。
固定の方法は、図1および図2のようにボルト5を用い
てもよいが、金属線で縛り付けてもよい。
【0010】次に、電気・機械振動変換器1の構造を詳
述する。電気・機械振動変換器1は図4に示すような内
部構造をしているものである。この図において10はベー
ス板であり、11はカバーである。カバー11はボルト12に
よってベース板10に固定される。そして、これらにより
形成されるハウジング2内に、次のような構造が収納さ
れて、電気・機械振動変換器1が形成される。第4図に
おいて13はヨークであり、図示するように、断面T字形
を有するものである。ヨーク13の外周部分にはリング状
のマグネット14が取付けられており、その外側にはトッ
ププレート15が設けられて、これらはダンパーとしての
リングバネ16を介して前述のボルト12で支持されてい
る。17はスペーサである。
【0011】以上の構造により、一面をマグネット14
に接触させたトッププレート15の内周とヨーク13の
突出部13aとの間には磁気的な空隙18が形成される
ことになる。この空隙18の内部にはコイル19が設け
られており、コード19aを通じて図示しない音響機器
からの低周波電流が与えられるようになっている。
【0012】このように電気・機械振動変換器1をフラ
ンジ3を介して振動伝達材4に取付け、コイル19に、
図示しない音響機器からの信号処理した低周波電流を
すと、コイル19とマグネット14との磁気干渉作用に
より、コイル19に対してヨーク13、マグネット14
およびトッププレート15の一体物が振動し、ハウジン
グ2の振動出力の方向により敷物が横振動をする。これ
によって敷物に人が座っている場合でも、端部に設置し
た電気・機械振動変換器1から離れた位置でも振動を伝
えることが容易になる。
【0013】また、振動伝達材4を備えた敷物20で
は、図5に示すように、敷物20の端部に電気・機械振
動変換器1を取付け、敷物20の有効表面積を確保する
ことができ、座った人の敷物前方にスピーカ21を設置
し、スピーカ21に入力する信号で電気・機械振動変換
器1も作動させ、低重音を振動(矢印方向)によって体
感させ、より臨場感を持たせることができる。また、電
気・機械振動変換器1の配置は前方、側方でも同じ効果
が得られる。
【0014】以上説明した実施例においては、電気・機
械振動変換器1として第4図に示すような内部構造を有
するものを使用したが、本発明はこれに限られるもので
はなく、構造が異なるものであってもよい。要は音楽信
号のように、周波数ならびに振幅が終始変化するものに
対してこれに対応する振動を発生できるものであればよ
いものである。また、電気・機械振動変換器1に加える
低周波電流は、略150ヘルツ以下の低域を加えるのが振
動効率の点でよいが、振動伝達材4の材質あるいはマッ
トレス6、敷物20等の形状により、カットオフの信号を
適宜定めるのがよい。
【0015】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように電気・機
械振動変換器を敷物に取付けるときはフランジの構造に
よって敷物表面に沿う横振動を伝えることになり、振動
伝達材で振動が伝達されるので敷物の柔軟性に影響され
ず振動を体感することができる。また、座った人の重量
による荷重にもほとんど影響されないので、敷物の端部
に装着することができ、敷物の表面積を広く使用でき
る。 すなわち、従来の敷物表面を上下に振動させる縦振
動方式のものでは、振幅強度と身体荷重が相殺され、か
つ、振動が距離に対して減衰しやすく、電気・機械振動
変換器から離れた位置では振動効果が少なかったが、本
発明では横振動を伝える構造となるので、電気・機械振
動変換器から離れた位置でも十分に振動効果が得られる
ものであり、敷物等の厚さを薄くすることも可能にな
る。したがって、敷物等への応用は全体的にソフトに製
作することができ、床面に敷いたときの段差や雰囲気が
良く、室内に敷いて簡単に振動を体感できる。また、縦
振動方式では振動面積が大きくなると低音の音響放射効
率が上って音響放射が大きくなる欠点があったが、これ
を解消することができる。また、強い振動において突き
上げられる感じも解消される。また、電気・機械振動変
換器を装着した敷物等を床などに簡単に敷くだけで振動
伝達効率を高くでき、構造の面で縦振動方式よりも簡易
に製作できる。また、取付用のブラケットを必要としな
いので作業性が良く、部品点数が少ないので経済的であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】図1のものの平面図である。
【図3】本発明の電気・機械振動変換器をベッドに取付
けたところ示す模式図である。
【図4】電気・機械振動変換器の一例を示す断面図であ
る。
【図5】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 電気・機械振動変換器 2 ハウジング 3 フランジ 4 振動伝達材 6 マットレス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内にコイルを固定すると共
    に、該コイルの軸方向に揺動するようにダンパーを介し
    てヨークを収容し、前記ハウジングの端部に音声信号に
    よる前記ヨークの振動方向に沿った平坦な取付用フラン
    ジを形成した電気・機械振動変換器を、前記フランジを
    介して敷物内部の板状あるいは網状の振動伝達材に結合
    させたことを特徴とする音響振動装置付き敷物
JP3146840A 1991-05-22 1991-05-22 音響振動装置付き敷物 Expired - Fee Related JPH07112304B2 (ja)

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JPH04345296A JPH04345296A (ja) 1992-12-01
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JPH0731665Y2 (ja) * 1984-09-19 1995-07-19 パイオニア株式会社 電気機械振動変換器
JPH0193893U (ja) * 1987-12-11 1989-06-20
JPH028043U (ja) * 1988-06-24 1990-01-18

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