JPH07112289A - 三次元レーザ加工機 - Google Patents

三次元レーザ加工機

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JPH07112289A
JPH07112289A JP5260071A JP26007193A JPH07112289A JP H07112289 A JPH07112289 A JP H07112289A JP 5260071 A JP5260071 A JP 5260071A JP 26007193 A JP26007193 A JP 26007193A JP H07112289 A JPH07112289 A JP H07112289A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
safety cabin
laser beam
safety
laser processing
axis
Prior art date
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Pending
Application number
JP5260071A
Other languages
English (en)
Inventor
Kikuo Tsutsui
喜久夫 筒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP5260071A priority Critical patent/JPH07112289A/ja
Publication of JPH07112289A publication Critical patent/JPH07112289A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 重量物などの搬出入などの作業性を良好にす
ると共に、従来よりもより一層の安全性を考慮にしたレ
ーザ加工機を提供することにある。 【構成】 三次元レーザ加工機1における本体フレーム
3もしくは近傍に、レーザ加工部の上方向,左右方向お
よび前方向の4方向を開放可能にした安全キャビン17
を設けてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、安全キャビンを備え
たレーザ加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フロントタイプの三次元レーザ加
工機においては、レーザ加工ヘッドがC軸方向に360
度回転,A軸方向に±120度回動するようになってい
る。そのために、レーザビームの光軸が下部のみならず
水平もしくはそれ以上まで傾き、作業者に危害を与える
恐れがある。
【0003】この作業者に危害を与える恐れをなくすべ
く、光軸をガードするためにレーザ加工部を囲った安全
キャビンが設けられている。
【0004】この安全キャビンは、レーザ加工部の上部
に位置し、内側キャビンが駆動モータにより上下し、ワ
ークテーブルおよびワークの搬出入,段取りなどに便利
なように配慮されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の安全キャビンの構成では、重量物などの搬出入にク
レーンを用いる場合には不都合であり、不可能である。
また、安全キャビンが上下に動くことは、作業者が挟ま
れる恐れもあり、あるいは落ちてくるなどの不安感を抱
かせるものである。さらに、万が一の場合のため、動作
上では対策を講じているが、停電などのアクシデントの
場合に安全キャビンが落ちてくる可能性も秘めている。
【0006】この発明の目的は、上記問題点を改善する
ために、重量物などの搬出入などの作業性を良好にする
と共に、従来より一層の安全性を考慮にしたレーザ加工
機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、三次元レーザ加工機における本体フレ
ームもしくは近傍に、レーザ加工部の上方向,左右方向
および前方向の4方向を開放可能にした安全キャビンを
設けてなることを特徴とするものである。
【0008】前記三次元レーザ加工機において、前記安
全キャビンを前後方向へ移動自在に設けてなることや、
前記安全キャビンを前記本体フレームに設けられた回転
軸を中心にして回動自在に設けてなることが望ましいも
のである。
【0009】さらに、前記安全キャビンを前後方向へ移
動させる際には、前記安全キャビンの前フレームに上下
方向へ移動可能なシャッタを設けてなることが望ましい
ものである。
【0010】
【作用】この発明のレーザ加工機を採用することによ
り、レーザ加工部を囲った安全キャビンが例えば前後方
向あるいは回動方向に移動されるようになっているから
レーザ加工部の上方向,左右方向および前方向の4方向
が必要に応じて開放される。したがって、重量物などが
クレーンなどで搬出入されると共にそれ以外の作業も従
来よりも良好となり、さらに従来よりもより一層の安全
性が確保される。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基いて詳細
に説明する。
【0012】図1,図2および図3を参照するに、レー
ザ加工機1は左右(X軸方向)のコラム部3L,3R
と、左右のコラム部3L,3R間に掛け渡された上部ビ
ーム3Uとより構成された門型の本体フレーム3を備え
ている。この本体フレーム3における上部ビーム3Uの
前部にはX軸方向(図2において左右方向)へ移動自在
なX軸移動体5が設けられている。このX軸移動体5に
はY軸方向(図1において左右方向)へ延伸したY軸ガ
イドレール部7が敷設されている。
【0013】このY軸ガイドレール部7にはY軸方向へ
移動自在なY軸移動体9が設けられている。このY軸移
動体9にはZ軸方向(図1において上下方向)へ移動自
在なレーザ加工ヘッド11が設けられている。このレー
ザ加工ヘッド11はすでに公知であるが、C軸方向およ
びA軸方向に回動可能に設けられている。なお、前記レ
ーザ加工ヘッド11をX軸,Y軸,Z軸,C軸およびA
軸方向に移動並びに回動せしめる機構はすでに公知であ
るから、詳細な説明を省略する。また、前記本体フレー
ム3の前側には加工すべきワークを載置固定するワーク
テーブル13が設けられている。
【0014】上記構成により、レーザ加工ヘッド11は
X軸,Y軸およびZ軸方向へ移動されると共にC軸およ
びA軸方向へ回動されることにより、ワークテーブル1
3上に載置固定されたワークに三次元のレーザ加工が行
われることになる。
【0015】前記本体フレーム3の右側にはNC装置1
5が配置されており、このNC装置15によってレーザ
加工機11が制御されることになる。
【0016】前記ワークテーブル13の上方位置で前記
レーザ加工ヘッド11がX軸,Y軸およびZ軸方向へ移
動されると共にC軸およびA軸に回動されるレーザ加工
部の領域を囲った安全キャビン17が設けられている。
この安全キャビン17は前プレート17F,サイドプレ
ート17L,17Rおよび上部プレート17Uとが一体
となって構成されていて、下部と後部とが開放された形
状となっている。すなわち、安全キャビン17は通常時
レーザ加工部の領域を囲んでいて、必要時に上方向,左
右方向および前方向の4方向を開放状態に設けられてい
る。
【0017】前記安全キャビン17は例えば前後方向へ
移動自在に設けられている。すなわち、前記本体フレー
ム3の上部には、図1に示されているように、駆動モー
タ19が設けられており、この駆動モータ19の出力軸
には駆動プーリ21が連結されている。この駆動プーリ
21にはベルト,プーリを介してナット部材23が設け
られている。このナット部材23にはY軸方向へ延伸し
たボールねじ25が螺合されている。このボールねじ2
5の先端部は前記安全キャビン17の前プレート17F
の上部に取付けられている。
【0018】一方、前記本体フレーム3のサイドフレー
ム3L,3Rには複数のガイド部材27が設けられてい
る。このガイド部材27にガイドされ、しかも、Y軸方
向へ延伸したガイドレール29が前記安全キャビン17
のサイドプレート17L,17Rに設けられている。
【0019】上記構成により、駆動モータ19を駆動せ
しめると、出力軸を介して駆動プーリ21が回転され
る。この駆動プーリ21の回転により、ベルト,プーリ
を介してナット部材23が回転される。このナット部材
23の回転によりボールねじ25がY軸方向へ移動さ
れ、ガイドブロック27,ガイドレール29を介して安
全キャビン17がY軸方向へ移動されることになる。
【0020】前記安全キャビン17における前プレート
17Fには図2に示されているように、逆U字形状の溝
31が形成されており、この溝31には図示省略の例え
ばチェンなどにより吊り下げられ、チェンをスプロケッ
トにより巻上げ,巻下げを行って上下動されるシャッタ
33が設けられている。このシャッタ33は安全キャビ
ン17が前後方向へ移動したときに上方へ退避されて、
ワークテーブル13上に設けられたワークとの干渉を防
ぐ役目を果すものである。
【0021】前記安全キャビン17における上部プレー
ト17Uにはフィルタ35が設けられており、このフィ
ルタ35によりレーザ加工時の塵や煙を含んだエアが吸
引されて、レーザ加工部の領域を清浄化する役目を果し
ているものである。
【0022】上記構成により、ワークテーブル13上に
載置固定されたワークにレーザ加工を行う際には、安全
キャビン17を図1に示されているように、実線の位置
に位置決めして、ワークテーブル13の上方位置である
レーザ加工部の領域を囲った状態にする。また、シャッ
タ33は溝31に収まるように下げておく。
【0023】このようにすることにより、レーザビーム
の光軸を安全キャビン17でガードするために作業者に
危害を与える恐れがなく安全である。安全キャビン33
の上部にフィルタ35を設けたことにより、レーザ加工
部の領域を清浄化させることができる。
【0024】また、レーザー加工を行う前のワークの段
取りなどの作業を行う際には、図4に示されているよう
に、シャッタ33を上昇せしめると共に、安全キャビン
17を後方へ移動させておくことによって、重量物など
の搬出入がクレーンなどで容易に行うことができると共
に、段取りなどの作業が従来よりも容易に行うことがで
きる。
【0025】また、安全キャビン17がレーザ加工部の
領域の上方でなく後方へ退避させることによって、作業
者が挟まれたり、あるいは停電などのアクシデントがあ
ったとしても作業者に危害を与えることから解消され
る。さらに、シャッタ33を上昇せしめることにより、
ワークとの干渉を防ぐことができる。
【0026】図5には他の実施例が示されている。図5
において上述した実施例と同じ部品には同一符号を符し
て異なる構成について説明する。
【0027】図5において本体フレーム3の右側にはレ
ーザ発振器37が配置されている。また、安全キャビン
17は前プレート17F,サイドプレート17L,17
Rと、上部プレート17U1 ,U2 とで構成されてい
る。この上部プレート17U1は上部プレート17U2
に対してスライド可能に設けられている。また、サイド
プレート17L,17Rの図5において右側下部には前
記本体フレーム3に回動可能に設けられX軸方向へ延伸
した回動軸39に装着されている。
【0028】上記構成により、図示省略の駆動モータを
駆動せしめると回動軸39が回転されるから、安全キャ
ビン17が図5において時計方向回りに回動される。す
なわち、上部プレート17U2 が回動して上部プレート
17U2 の先端がY軸ガイドレール部7の上部に当接す
る。さらに回動されると、上部プレートU1 がスライド
して上部プレート17U1 の先端も前記Y軸ガイドレー
ル部7の上部に当接して安全キャビン17が回動されて
2点鎖線の位置に退避されることになる。その結果、レ
ーザ加工部の領域における上方向,左右方向および前方
向の4方向が上述の実施例と同様に開放されるので、同
様の効果を奏するものである。
【0029】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他
の態様で実施し得るものである。前記シャッタ33には
例えば一般家庭用ブラインドを用いても同様の効果を奏
するものである。また、安全キャビン17は本体フレー
ム3に設ける以外に本体フレーム3の近傍に設けてもよ
いものである。
【0030】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この発明によれば、特許請求の範囲に記載さ
れているとおりの構成であるから、レーザ加工時には安
全キャビンでレーザ加工部の領域を囲うことによって光
軸による作業者の危害を与える恐れがなく安全である。
【0031】ワーク段取りなどの作業を行う際には安全
キャビンをレーザ加工部の領域から退避せしめることに
よって、重量物の搬出入をクレーンなどで容易に行うこ
とができると共に作業性が従来よりも良好となると共
に、従来よりもより一層の安全性を図ることができる。
【0032】安全キャビンの前部にシャッタを上下方向
へ移動自在に設けたことによって、安全キャビンの開放
時にワークとの干渉を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施する一実施例のレーザ加工機の
側面図である。
【図2】図1における正面図である。
【図3】図1における平面図である。
【図4】安全キャビンの動作を説明する説明図である。
【図5】図1に代る他の実施例の側面図である。
【符号の説明】
1 レーザ加工機 11 レーザ加工ヘッド 17 安全キャビン 33 シャッタ 35 フィルタ 39 回動軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三次元レーザ加工機における本体フレー
    ムもしくは近傍に、レーザ加工部の上方向,左右方向お
    よび前方向の4方向を開放可能にした安全キャビンを設
    けてなることを特徴とする三次元レーザ加工機。
  2. 【請求項2】 前記安全キャビンを前後方向へ移動自在
    に設けてなることを特徴とする請求項1記載のレーザ加
    工機。
  3. 【請求項3】 前記安全キャビンを前記本体フレームに
    設けられた回転軸を中心にして回動自在に設けてなるこ
    とを特徴とする請求項1記載のレーザ加工機。
  4. 【請求項4】 前記安全キャビンの前フレームに上下方
    向へ移動可能なシャッタを設けてなることを特徴とする
    請求項2記載のレーザ加工機。
JP5260071A 1993-10-18 1993-10-18 三次元レーザ加工機 Pending JPH07112289A (ja)

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JP5260071A JPH07112289A (ja) 1993-10-18 1993-10-18 三次元レーザ加工機

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JP5260071A JPH07112289A (ja) 1993-10-18 1993-10-18 三次元レーザ加工機

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JPH07112289A true JPH07112289A (ja) 1995-05-02

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ID=17342906

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JP5260071A Pending JPH07112289A (ja) 1993-10-18 1993-10-18 三次元レーザ加工機

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JP (1) JPH07112289A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001239391A (ja) * 2000-02-28 2001-09-04 Amada Co Ltd レーザ加工システム及びこのレーザ加工システムを用いたレーザ加工方法
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WO2014065173A1 (ja) * 2012-10-26 2014-05-01 コマツ産機株式会社 熱切断機
KR20190002511U (ko) 2018-03-30 2019-10-10 주식회사 에이치케이 레이저 가공기

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