JPH06134605A - 立形マルチセンター - Google Patents

立形マルチセンター

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Publication number
JPH06134605A
JPH06134605A JP30969692A JP30969692A JPH06134605A JP H06134605 A JPH06134605 A JP H06134605A JP 30969692 A JP30969692 A JP 30969692A JP 30969692 A JP30969692 A JP 30969692A JP H06134605 A JPH06134605 A JP H06134605A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
headstock
column
center
turret
Prior art date
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Pending
Application number
JP30969692A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Sugihara
繁 杉原
Yoshikazu Mizote
吉一 溝手
Kenji Kurozumi
憲治 黒住
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKIZAWA TEKKOSHO KK
Original Assignee
TAKIZAWA TEKKOSHO KK
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Publication date
Application filed by TAKIZAWA TEKKOSHO KK filed Critical TAKIZAWA TEKKOSHO KK
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Publication of JPH06134605A publication Critical patent/JPH06134605A/ja
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 立形マルチセンターにおいて、切粉や切削油
を主軸台周辺に留まらせ、各摺動部等に飛散させない。 〔構成〕 床面に据えられるベッド10と、頭部をベッ
ド10上にのぞかせて垂直に設けられる主軸28を有し
てベッド10に取り付けられる主軸台12と、ベッド1
0上を水平に移動して主軸台12に接近、離反するコラ
ム14と、複数の工具を装着するタレット36を有して
コラム14に対して垂直に上下動する刃物台16とから
なる立形マルチセンターにおいて、主軸台12の周囲上
方を、タレット36を突入させてカバー40で密閉した
ことを特徴とする立形マルチセンター。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、立形マルチセンターに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】立形マルチセンター(旋削以外の加工も
できるNC多機能工作機械)は、ワークに対する工具の
長手方向の送りを上下に取るため、設置スペースが小さ
くてすむ利点があり、この長所を挙げて特開平4−11
1701号が提案されている。即ち、主軸台を垂直に取
り付け、この主軸台に対して工具を装着したタレットが
水平方向と垂直方向に動くようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この先行例を
含む従来型の立形マルチセンターは、切粉の飛散を防止
するため、主軸台、コラム及び刃物台の全体を一枚のカ
バーで覆っているにすぎない。又、刃物台を構成する構
成部材は刃物台の前方に配している。更に、主軸台はベ
ッドの内部に埋設される状態で設けている。
【0004】このような構造によると、カバーの内部で
更にコラムの摺動部と刃物台の摺動部を覆うカバーを設
けなければならず、その構造が複雑になり、コストも高
くなる。又、刃物台は前方に偏荷重がかかり、摺動部に
無理が生ずる。更に、主軸台に設けられる駆動モータ等
から発生した熱がベッド内にこもり、機械全体の精度や
機器の性能を害す。本発明は、このような課題を解決す
るものであって、要は、主軸台の周囲上方を、タレット
の出退を妨害しないカバーで覆って密閉したものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本発明
は、床面に据えられるベッドと、頭部をベッド上にのぞ
かせて垂直に設けられる主軸を有してベッドに取り付け
られる主軸台と、ベッド上を水平に移動して主軸台に接
近、離反するコラムと、複数の工具を装着するタレット
を有してコラムに対して垂直に上下動する刃物台とから
なる立形マルチセンターにおいて、主軸台の周囲上方
を、タレットを突入させてカバーで密閉したことを特徴
とする立形マルチセンターを提供したものである。
【0006】
【作用】以上の手段をとることにより、主軸台の周囲上
方はカバーで密閉されることになるから、加工に伴って
発生する切粉や切削油は外部、即ち、コラムの摺動部や
刃物台の摺動部に飛散しない。従って、これらを覆う別
のカバーを設ける必要がなくなり、カバー構造を全体と
して簡略化できる。
【0007】
【実施例】図3は本発明に係る立形マルチセンターの側
面図、図4は平面図、図5は正面図であるが、この立形
マルチセンターは、床面に据えられるベッド10と、ベ
ッド10に取り付けられる主軸台12と、ベッド10上
を水平に移動するコラム14と、コラム14に対して垂
直に上下動する刃物台16等とから構成される。
【0008】ベッド10は箱型をしており、前面に主軸
台12が取り付けられる取付面18が、又、上面の中央
から後部にかけてコラム14を移動可能に支持する摺動
部20がそれぞれ形成されている。更に、中央下部には
切粉を案内部22で導く切粉排出部24が空洞状に形成
されており、この切粉排出部24に切粉排出コンベア2
6が設置される。
【0009】主軸台12はベッド10前面の取付面18
に縫い付けられるものであり、内部に頭部をベッド10
上にのぞかせた主軸28が垂直に向けて回転可能、且
つ、割出固定可能に設けられている(公知のC軸制
御)。これにより、主軸台12はベッド10内に埋めら
れた状態でなくなり、発生する熱の放散性が良くなる。
主軸28の頭部には自動開閉するチャック30が装着さ
れており、このチャック30でワークを掴む。ところ
で、このとき、主軸28の軸心Oとベッド10の取付面
18とは一致させてあり(ゼロ心セット)、主軸台12
等に熱膨張があっても、機械の精度に悪影響を及ぼさな
いようにしてある。
【0010】コラム14は内部が空洞に形成された柱体
であり、ベッド10の摺動部20で案内されて主軸28
の軸心と直角な水平方向(X軸)に移動し、主軸台12
に対して接近、離反する。コラム14の前面にも摺動部
32が形成されており、これに刃物台16が案内されて
垂直方向(Z軸)に上下動する。尚、コラム14のX軸
制御及び刃物台16のZ軸制御は、それぞれNC装置か
らの指令に基づく正確な位置決め機構によって行われる
が、その詳細は既に公知であるので、ここでの説明は省
略する。
【0011】刃物台16の前方にはタレット胴部34が
形成されており、このタレット胴部34の先端に多角形
をしているタレット36が設けられていて各角部(工具
取付部)に工具が装着できるようになっている。タレッ
ト36は割出固定可能であるとともに、駆動機構も有し
ており(公知の工具軸制御)、駆動が必要な工具(例え
ばミリングカッター)には駆動力も伝えられるようにな
っている。
【0012】ところで、本発明では、刃物台16を構成
する構成部材38、即ち、前記した割出固定機構や駆動
機構等は、コラム内部で、刃物台16の後方に配してあ
る。これにより、刃物台16の構成部材38はコラム1
4で保護されるとともに、前方のタレット胴部34やタ
レット36と重量的にバランスされる。
【0013】図1は以上の立形マルチセンターをカバー
40で覆った斜視図であるが、主軸台12、コラム1
4、刃物台16及びタレット36等はすべてカバー40
で覆われている。このカバー40は、前方(主軸台12
側)から前部カバー42、中間カバー44及び後部カバ
ー46で構成されており、このうち、中間カバー44の
一部は後方に移動して主軸台12を含む上方空間を全面
的に解放する移動カバー48で構成されている。
【0014】移動カバー48は手動又はNC装置からの
指令による自動で動かす場合が考えられ、いずれの場合
であっても、移動カバー48を移動させれば、この空間
が全面的に解放できるから、ここにワーク供給取出装置
等を横に貫通させて設置するようなことが可能になる。
特に、この立形マルチセンターを横に並べて設置したよ
うな場合、この構造のもつ意義は大きい。
【0015】図2は同じく側面図であるが、以上のカバ
ー40の中に、タレット36のみは突入させ、主軸台1
2とコラム14の摺動部20とを仕切る仕切りカバー5
0が設けられている。これにより、主軸台12の周囲上
方は密閉された空間である切削室52を構成することに
なり、切削に伴って発生する切粉や切削油をこの切削室
52のみに留まらせ、他所に飛散させない。
【0016】この意味から、仕切りカバー50はX軸方
向に移動する必要はなく、位置固定的に設ければよい。
但し、タレット36は上下するものであるから、それに
対処できるような上下重合摺動式のもの等にする必要は
ある。又、タレット36は常に切削室52の中に突入し
ていなければならないから、仕切りカバー50の厚みを
差し引いたタレット胴部34の突出長Lはコラム14の
ストロークSよりも大きくする必要がある。
【0017】この他、前部カバー42の前面には覗き窓
54が形成されており、又、操作機器や計器類を有する
操作盤56が埋め込まれた状態で設けられている。更
に、後部カバー46の後方にはNC装置58が取り付け
られている。以上により、作業者は、前部カバー42の
前面に立ち、覗き窓54から中の状態を監視しながら作
業をすることになる。
【0018】
【発明の効果】以上、本発明は、主軸台の周囲上方を、
コラム等とは隔絶してカバーで密閉された切削室とした
ものであるから、切削に伴って発生する切粉や切削油を
この中に留めて他所に飛散させない。従って、これらが
コラムや刃物台の摺動部分等に飛散するのを防ぐカバー
構造を考慮しなくてもよくなるとともに、これらの収集
も容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る立形マルチセンターの斜視図であ
る。
【図2】本発明に係る立形マルチセンターの側面図であ
る。
【図3】本発明に係る立形マルチセンター(カバーを除
いた状態)の側面図である。
【図4】本発明に係る立形マルチセンター(カバーを除
いた状態)の平面図である。
【図5】本発明に係る立形マルチセンター(カバーを除
いた状態)の正面図である。
【符号の説明】
10 ベッド 12 主軸台 14 コラム 16 刃物台 28 主軸 36 タレット 38 刃物台の構成部材 40 カバー 48 移動カバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面に据えられるベッドと、頭部をベッ
    ド上にのぞかせて垂直に設けられる主軸を有してベッド
    に取り付けられる主軸台と、ベッド上を水平に移動して
    主軸台に接近、離反するコラムと、複数の工具を装着す
    るタレットを有してコラムに対して垂直に上下動する刃
    物台とからなる立形マルチセンターにおいて、主軸台の
    周囲上方を、タレットを突入させてカバーで密閉したこ
    とを特徴とする立形マルチセンター。
  2. 【請求項2】 請求項1のカバーに主軸台を含む上方空
    間を全面的に開放する移動カバーを組み込んだことを特
    徴とする立形マルチセンター。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の主軸台をベッドの前面
    にゼロ心で縫い付けたことを特徴とする立形マルチセン
    ター。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の刃物台を構成する構成
    部材をコラム内部で、刃物台の後方に配したことを特徴
    とする立形マルチセンター。
JP30969692A 1992-10-24 1992-10-24 立形マルチセンター Pending JPH06134605A (ja)

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JP30969692A JPH06134605A (ja) 1992-10-24 1992-10-24 立形マルチセンター

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JPH06134605A true JPH06134605A (ja) 1994-05-17

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08197361A (ja) * 1995-01-23 1996-08-06 Toyoda Mach Works Ltd 工作機械
CN102632430A (zh) * 2012-04-15 2012-08-15 苏州怡信光电科技有限公司 一种箱体式数控加工中心的门
JP2015024452A (ja) * 2013-07-24 2015-02-05 通雄 渡邊 工作機械用テーブル装置
JP2018001308A (ja) * 2016-06-29 2018-01-11 Dmg森精機株式会社 マシニングセンター
CN109590801A (zh) * 2019-01-30 2019-04-09 北京博鲁斯潘精密机床有限公司 一种适应智能自动化机床的内部切屑自清理机构

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