JPH07111878A - 白甘藷の塊根及び葉茎の粉末製造方法 - Google Patents
白甘藷の塊根及び葉茎の粉末製造方法Info
- Publication number
- JPH07111878A JPH07111878A JP28596193A JP28596193A JPH07111878A JP H07111878 A JPH07111878 A JP H07111878A JP 28596193 A JP28596193 A JP 28596193A JP 28596193 A JP28596193 A JP 28596193A JP H07111878 A JPH07111878 A JP H07111878A
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- JP
- Japan
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- roots
- water
- powder
- white sweet
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- Pending
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Landscapes
- Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
- Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ビタミン、ミネラル等の有効成分を低減させる
ことなく、均一な殺菌と乾燥で、安定した高品質の白甘
藷の塊根と葉茎の粉末製造方法の提供を目的とする。 【構成】白甘藷の塊根及び２０乃至３０センチに切断し
た葉茎を、回転する円筒形金網に別個に入れ、上部より
水を噴射して水洗したのち、葉茎は２乃至５センチ、塊
根は数ミリ厚に切断して、回転する円筒形金網に同時に
入れ、上部から強制通風しつつ、紫外線を照射し殺菌し
たのち、塊根及び葉茎が酸化劣化を起こさない温度で、
乾燥させたものを粉砕機で粉砕し、粉末に仕上げる。
ことなく、均一な殺菌と乾燥で、安定した高品質の白甘
藷の塊根と葉茎の粉末製造方法の提供を目的とする。 【構成】白甘藷の塊根及び２０乃至３０センチに切断し
た葉茎を、回転する円筒形金網に別個に入れ、上部より
水を噴射して水洗したのち、葉茎は２乃至５センチ、塊
根は数ミリ厚に切断して、回転する円筒形金網に同時に
入れ、上部から強制通風しつつ、紫外線を照射し殺菌し
たのち、塊根及び葉茎が酸化劣化を起こさない温度で、
乾燥させたものを粉砕機で粉砕し、粉末に仕上げる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ビタミン、ミネラル
等健康に有効な多くの成分を含有し、白血病，紫斑病，
高血圧，肝臓病，糖尿病等血液に関係する病気に対して
特に薬効が顕著である白甘藷の塊根や葉茎を粉末に加工
する方法に係るもので、詳しくは、有効な成分を可及的
に流出させることなく安定した高品質の粉末に仕上げる
製造方法に関するものである。
等健康に有効な多くの成分を含有し、白血病，紫斑病，
高血圧，肝臓病，糖尿病等血液に関係する病気に対して
特に薬効が顕著である白甘藷の塊根や葉茎を粉末に加工
する方法に係るもので、詳しくは、有効な成分を可及的
に流出させることなく安定した高品質の粉末に仕上げる
製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来は、白甘藷の塊根と葉茎を水中で軽
く洗い、付着した土を落としたのち、塊根は数ミリ厚
に、葉茎は数センチ長に切断し、粗い金網の容器に入
れ、水中で攪拌し本洗いを行なったのち、水切りをし
て、紫外線を発する殺菌灯を当て細菌を殺菌したのち、
乾燥機に入れ、５０℃以下の温度で乾燥したものを粉砕
機で粉砕し、粉末に仕上げていた。
く洗い、付着した土を落としたのち、塊根は数ミリ厚
に、葉茎は数センチ長に切断し、粗い金網の容器に入
れ、水中で攪拌し本洗いを行なったのち、水切りをし
て、紫外線を発する殺菌灯を当て細菌を殺菌したのち、
乾燥機に入れ、５０℃以下の温度で乾燥したものを粉砕
機で粉砕し、粉末に仕上げていた。
【０００３】 したがって、小片に切断したものを
水中で、攪拌し本洗いするときに、ビタミン、ミネラル
等の有効な成分の一部が流出してしまうという欠点があ
った。また、従来の水切りは金網の容器を機械的に数回
振り廻し、表面に付着した水滴を除去するというやり方
であったので、水滴の除去が完全ではなく、中央部にあ
った小片には、水分が表面に付着したまま次工程の殺
菌、乾燥へと移送されるので、殺菌工程では、表面の付
着水層が紫外線の遮蔽層として作用し、十分な殺菌がで
きないという欠点と、乾燥工程では、小片の内部からの
表面への水分滲出を妨げる抵抗として作用するので、付
着水層がない小片の乾燥度と付着水層がある小片の乾燥
度の間には、乾燥後の含水率で約５乃至１０％のばらつ
きがあり、この乾燥むらのために、小片を粉砕して仕上
げた粉末の品質を低下させるという重大な欠点があっ
た。
水中で、攪拌し本洗いするときに、ビタミン、ミネラル
等の有効な成分の一部が流出してしまうという欠点があ
った。また、従来の水切りは金網の容器を機械的に数回
振り廻し、表面に付着した水滴を除去するというやり方
であったので、水滴の除去が完全ではなく、中央部にあ
った小片には、水分が表面に付着したまま次工程の殺
菌、乾燥へと移送されるので、殺菌工程では、表面の付
着水層が紫外線の遮蔽層として作用し、十分な殺菌がで
きないという欠点と、乾燥工程では、小片の内部からの
表面への水分滲出を妨げる抵抗として作用するので、付
着水層がない小片の乾燥度と付着水層がある小片の乾燥
度の間には、乾燥後の含水率で約５乃至１０％のばらつ
きがあり、この乾燥むらのために、小片を粉砕して仕上
げた粉末の品質を低下させるという重大な欠点があっ
た。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、従来の技
術で述べた欠点を解消するためになされたもので、ビタ
ミン、ミネラル等の有効成分を低減させることなく、均
一な殺菌と乾燥で、安定した高品質の白甘藷の塊根及び
葉茎の粉末製造方法の提供を目的としたものである。
術で述べた欠点を解消するためになされたもので、ビタ
ミン、ミネラル等の有効成分を低減させることなく、均
一な殺菌と乾燥で、安定した高品質の白甘藷の塊根及び
葉茎の粉末製造方法の提供を目的としたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】白甘藷の塊根及び２０乃
至３０センチに切断した葉茎を、回転する円筒形金網に
別個に入れ、上部より水を噴射して水洗したのち、葉茎
は２乃至５センチ、塊根は数ミリ厚に切断して、回転す
る円筒形金網に同時に入れ、上部から強制通風しつつ、
紫外線を照射し細菌を殺菌したのち、塊根及び葉茎が酸
化劣化を起こさない温度で乾燥させ、粉末に仕上げるの
である。
至３０センチに切断した葉茎を、回転する円筒形金網に
別個に入れ、上部より水を噴射して水洗したのち、葉茎
は２乃至５センチ、塊根は数ミリ厚に切断して、回転す
る円筒形金網に同時に入れ、上部から強制通風しつつ、
紫外線を照射し細菌を殺菌したのち、塊根及び葉茎が酸
化劣化を起こさない温度で乾燥させ、粉末に仕上げるの
である。
【０００６】
【作用】白甘藷の塊根は表皮に包まれたままの状態で、
洗浄力を高めた適量の噴出水で洗浄されるので、内部か
らビタミン、ミネラル等の有効成分が流出することがな
い。葉茎は、切断長を可及的に長く、２０乃至３０セン
チにとっているので、洗浄中に両端の切り口から流出す
る有効成分の量は無視できる程微量である。また、円筒
形容器は回転しているので、洗浄効率は上がり、しかも
上部から噴水しているので、土等の付着物は効率よく下
方へ洗い落とされる。
洗浄力を高めた適量の噴出水で洗浄されるので、内部か
らビタミン、ミネラル等の有効成分が流出することがな
い。葉茎は、切断長を可及的に長く、２０乃至３０セン
チにとっているので、洗浄中に両端の切り口から流出す
る有効成分の量は無視できる程微量である。また、円筒
形容器は回転しているので、洗浄効率は上がり、しかも
上部から噴水しているので、土等の付着物は効率よく下
方へ洗い落とされる。
【０００７】洗浄された塊根や葉茎は小片に切断され、
回転する金網の容器に入れ、上部から強制通風されるの
で、小片は上から下向きの風圧を受け、金網に適当な押
圧力で押されると同時に、金網容器の回転力で上方への
移動力と遠心力を受け、適当な厚さの層となって、金網
容器の金網に付着して回転するので、小片表面の付着水
分は効率よく除去される。
回転する金網の容器に入れ、上部から強制通風されるの
で、小片は上から下向きの風圧を受け、金網に適当な押
圧力で押されると同時に、金網容器の回転力で上方への
移動力と遠心力を受け、適当な厚さの層となって、金網
容器の金網に付着して回転するので、小片表面の付着水
分は効率よく除去される。
【０００８】小片表面の付着水層がない状態で、紫外線
を照射し殺菌するので、殺菌効果は向上する。こうのよ
うにして、小片表面から付着水分が均一に除去さ、殺菌
された小片を粉砕し粉末にするので、安定した高品質の
粉末が得られる。
を照射し殺菌するので、殺菌効果は向上する。こうのよ
うにして、小片表面から付着水分が均一に除去さ、殺菌
された小片を粉砕し粉末にするので、安定した高品質の
粉末が得られる。
【０００９】
【実施例】この発明の実施の一例について説明するに、
白甘藷の塊根及び２０乃至３０センチに切断した葉茎
を、回転する円筒形金網に別個に入れ、上部より水を噴
射して水洗したのち、ベルトコンへ゛ヤ−で移送し、葉
茎は２乃至５センチ、塊根は数ミリ長に切断して、ベル
トコンへ゛ヤ−で次の回転する円筒形金網に同時に入
れ、上部から強制通風しつつ、紫外線を照射し細菌を殺
菌したのち、例えば、箱形多段乾燥装置に移送し、塊根
及び葉茎が酸化劣化を起こさない温度で乾燥させたの
ち、粉砕装置に移送し、粉末に仕上げるのである。な
お、塊根及び葉茎が酸化劣化を起こさない温度での乾燥
とは、真空凍結乾燥等も包含していることは勿論であ
る。
白甘藷の塊根及び２０乃至３０センチに切断した葉茎
を、回転する円筒形金網に別個に入れ、上部より水を噴
射して水洗したのち、ベルトコンへ゛ヤ−で移送し、葉
茎は２乃至５センチ、塊根は数ミリ長に切断して、ベル
トコンへ゛ヤ−で次の回転する円筒形金網に同時に入
れ、上部から強制通風しつつ、紫外線を照射し細菌を殺
菌したのち、例えば、箱形多段乾燥装置に移送し、塊根
及び葉茎が酸化劣化を起こさない温度で乾燥させたの
ち、粉砕装置に移送し、粉末に仕上げるのである。な
お、塊根及び葉茎が酸化劣化を起こさない温度での乾燥
とは、真空凍結乾燥等も包含していることは勿論であ
る。
【００１０】白甘藷には、１００グラム中にビタミン
Ｂ，Ｃ，Ｅ，Ｋ等のビタミン類が約１８ミリグラム、カ
リウム、カルシウム等のミネラル類が約３，３５０ミリ
グラム含まれており、従来のやり方では、水洗い中に、
ビタミン類とミラネル類が数％流出していたが、本願で
は、ビタミン類とミラネル類の流出は極微量で無視でき
る程度であった。
Ｂ，Ｃ，Ｅ，Ｋ等のビタミン類が約１８ミリグラム、カ
リウム、カルシウム等のミネラル類が約３，３５０ミリ
グラム含まれており、従来のやり方では、水洗い中に、
ビタミン類とミラネル類が数％流出していたが、本願で
は、ビタミン類とミラネル類の流出は極微量で無視でき
る程度であった。
【００１１】実験結果から、葉茎の切断長さが２０セン
チ以下になると、有効成分の流出量が増え好ましくな
く、また、３０センチ以上になると、作業性がわるくな
るので好ましくなく、切断長さとしては２０乃至３０セ
ンチが最適である。
チ以下になると、有効成分の流出量が増え好ましくな
く、また、３０センチ以上になると、作業性がわるくな
るので好ましくなく、切断長さとしては２０乃至３０セ
ンチが最適である。
【００１２】水洗後の塊根の切断厚さと葉茎の切断長さ
は、乾燥後の含水率にばらつきがでないように、即ち塊
根の小片も葉茎の小片も均一に乾燥されるように、実験
結果から決めたもので、小片乾燥後、１０００個の試料
片について含有水分量の測定を行なった結果、試料片間
の含有水分量のバラツキはなかった。従来、紫外線照射
後でもごく微量ではあるが、大腸菌等の細菌類が検出さ
れた例はあったが、本願では、皆無であった。
は、乾燥後の含水率にばらつきがでないように、即ち塊
根の小片も葉茎の小片も均一に乾燥されるように、実験
結果から決めたもので、小片乾燥後、１０００個の試料
片について含有水分量の測定を行なった結果、試料片間
の含有水分量のバラツキはなかった。従来、紫外線照射
後でもごく微量ではあるが、大腸菌等の細菌類が検出さ
れた例はあったが、本願では、皆無であった。
【００１３】
【効果】この発明は上述のように構成されているので、
次のような効果を呈する。
次のような効果を呈する。
【００１４】水洗中にビタミン、ミネラル等の有効な成
分が流出することがない。
分が流出することがない。
【００１５】殺菌がむらなく十分に行なえる。
【００１６】乾燥がむらなく行なえ、安定した高品質の
白甘藷の粉末を製造できる。以上のように顕著な効果を
有しており、その工業的利用価値は高い。なお、本願に
よる白甘藷やその葉茎の安定した高品質の粉末は、ビタ
ミン、ミネラル等の有効成分を多く含み、薬効のある自
然食品として、保健上貴重なものである。
白甘藷の粉末を製造できる。以上のように顕著な効果を
有しており、その工業的利用価値は高い。なお、本願に
よる白甘藷やその葉茎の安定した高品質の粉末は、ビタ
ミン、ミネラル等の有効成分を多く含み、薬効のある自
然食品として、保健上貴重なものである。
Claims (1)
- 【請求項１】白甘藷の塊根及び２０乃至３０センチに切
断した葉茎を、回転する円筒形金網に別個に入れ、上部
より水を噴射して水洗したのち、葉茎は２乃至５セン
チ、塊根は数ミリ厚に切断して、回転する円筒形金網に
同時に入れ、上部から強制通風しつつ、紫外線を照射し
殺菌したのち、塊根及び葉茎が酸化劣化を起こさない温
度で乾燥させ、粉末に仕上げることを特徴とする白甘藷
の塊根及び葉茎の粉末製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28596193A JPH07111878A (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 白甘藷の塊根及び葉茎の粉末製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28596193A JPH07111878A (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 白甘藷の塊根及び葉茎の粉末製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07111878A true JPH07111878A (ja) | 1995-05-02 |
Family
ID=17698204
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28596193A Pending JPH07111878A (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 白甘藷の塊根及び葉茎の粉末製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07111878A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1061835C (zh) * | 1996-10-24 | 2001-02-14 | 四川省农业科学院作物研究所 | 甘薯营养全粉的制备方法 |
| WO2005112665A1 (ja) * | 2004-05-21 | 2005-12-01 | Toyo Shinyaku Co., Ltd. | 甘藷茎葉加工物含有組成物 |
| CN105325969A (zh) * | 2015-10-29 | 2016-02-17 | 禹州市紫烨红食品有限公司 | 一种红薯茎罐头的加工方法 |
| CN105410754A (zh) * | 2015-10-29 | 2016-03-23 | 禹州市紫烨红食品有限公司 | 一种红薯叶罐头的加工方法 |
-
1993
- 1993-10-19 JP JP28596193A patent/JPH07111878A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1061835C (zh) * | 1996-10-24 | 2001-02-14 | 四川省农业科学院作物研究所 | 甘薯营养全粉的制备方法 |
| WO2005112665A1 (ja) * | 2004-05-21 | 2005-12-01 | Toyo Shinyaku Co., Ltd. | 甘藷茎葉加工物含有組成物 |
| JPWO2005112665A1 (ja) * | 2004-05-21 | 2008-03-27 | 株式会社東洋新薬 | 甘藷茎葉加工物含有組成物 |
| CN105325969A (zh) * | 2015-10-29 | 2016-02-17 | 禹州市紫烨红食品有限公司 | 一种红薯茎罐头的加工方法 |
| CN105410754A (zh) * | 2015-10-29 | 2016-03-23 | 禹州市紫烨红食品有限公司 | 一种红薯叶罐头的加工方法 |
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