JPH07111575A - ファクシミリ装置の通信制御方法 - Google Patents

ファクシミリ装置の通信制御方法

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JPH07111575A
JPH07111575A JP5276019A JP27601993A JPH07111575A JP H07111575 A JPH07111575 A JP H07111575A JP 5276019 A JP5276019 A JP 5276019A JP 27601993 A JP27601993 A JP 27601993A JP H07111575 A JPH07111575 A JP H07111575A
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information
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transfer
circulation
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JP5276019A
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English (en)
Inventor
Akihiko Nakagawa
明彦 中川
Katsumi Okada
克己 岡田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】例えば4つのFAX装置で図示の順序に転送径
路を形成するとき、最初のFX1がFX2に転送した画
情報PAを、順次FX3,FX4と転送し、最後に起点
となったFX1にPAを転送する。この場合、FX2が
FX3にPAを送るとき、自端末でPAを受信した事を
表わす回覧結果レポートPBを作成し、PAの次の画
情報としてFX3に送信する。FX3及びFX4も同様
に結果レポートPB及びPBを作成して送信する。
最後のFAX装置のFX4は転送径路内にPAを受信し
ていない端末がある時はそれを表示する未受信リストP
B′を追加してFX1に送信する。 【効果】転送径路を形成する各ファクシミリ装置が、次
の宛先に転送画情報を送信する通信コストを負担するの
で、各FAX装置の通信コスト負担状況が大略等しくな
り、また自端末の受信確認情報を付加するので、各装置
の画情報の受信状況を明確に把握できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同一の画情報を、複数
のファクシミリ装置に順次転送する回覧転送機能を備え
たファクシミリ装置の通信制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置の転送機能(中
継機能)では、まず、転送依頼局が転送局に転送宛先を
指定した状態で転送画情報を送信し、転送局は、指定さ
れた転送宛先局に対して、受信した転送画情報を送信す
るようにしている。また、複数の転送宛先がある場合に
は、転送依頼局が複数の転送宛先を指定し、転送局は、
指定された複数の転送宛先に対して、受信した転送画情
報を順次同報するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置では、次のような不都合を生じていた。
【0004】すなわち、複数の転送宛先がある場合に
は、転送局が全ての転送宛先に対して転送画情報を送信
しているので、転送局の通信コストが非常に大きくな
り、場合によっては、システム全体の通信コストも大き
くなるという不都合を生じる。
【0005】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、転送機能を実行するときの通信コストを1つ
の端末に集中せず、かつ、システム全体の通信コストを
低減することができるファクシミリ装置の通信制御方法
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、同一の画情報
を、複数のファクシミリ装置に順次転送する回覧転送機
能を設け、この回覧転送機能による通信動作を開始する
起点ファクシミリ装置は、回覧径路を形成する他の少な
くとも1つのファクシミリ装置の宛先情報を配置してな
る回覧宛先情報を形成するとともに、最初の宛先ファク
シミリ装置を発呼し、この宛先ファクシミリ装置に上記
回覧宛先情報および上記転送画情報を送信し、上記転送
径路に含まれる宛先ファクシミリ装置は、上記転送径路
の上流側ファクシミリ装置から上記回覧宛先情報および
上記転送画情報を受信すると、その受信した転送画情報
の画像を記録出力し、自端末で画情報を受信確認したこ
とをあらわす画像の画情報を上記転送画情報に付加して
この転送画情報を更新し、上記回覧宛先情報に含まれる
未送信宛先を発呼し、その未送信宛先ファクシミリ装置
に、上記回覧宛先情報を送信するとともに、上記更新し
た転送画情報を転送画情報として送信するようしたもの
である。
【0007】また、同一の画情報を、複数のファクシミ
リ装置に順次転送する回覧転送機能を設け、この回覧転
送機能による通信動作を開始する起点ファクシミリ装置
は、回覧径路を形成する他の少なくとも1つのファクシ
ミリ装置の宛先情報を配置してなる回覧宛先情報を形成
するとともに、最初の宛先ファクシミリ装置を発呼し、
この宛先ファクシミリ装置に上記回覧宛先情報および上
記転送画情報を送信し、上記転送径路の最終宛先を除く
宛先ファクシミリ装置は、上記転送径路の上流側ファク
シミリ装置から上記回覧宛先情報および上記転送画情報
を受信すると、その受信した転送画情報の画像を記録出
力し、自端末で画情報を受信確認したことをあらわす画
像の画情報を上記転送画情報に付加してこの転送画情報
を更新し、上記回覧宛先情報に含まれる未送信宛先を発
呼し、その未送信宛先ファクシミリ装置に、上記回覧宛
先情報を送信するとともに、上記更新した転送画情報を
転送画情報として送信し、上記転送径路の最終宛先の宛
先ファクシミリ装置は、上記転送径路の上流側ファクシ
ミリ装置から上記回覧宛先情報および上記転送画情報を
受信すると、その受信した転送画情報の画像を記録出力
し、自端末で画情報を受信確認したことをあらわす画像
の画情報を上記転送画情報に付加してこの転送画情報を
更新し、上記起点ファクシミリ装置を発呼し、その起点
ファクシミリ装置に、上記回覧宛先情報を送信するとと
もに、上記更新した転送画情報を転送画情報として送信
するようにしたものである。
【0008】
【作用】したがって、転送径路を形成する各ファクシミ
リ装置が、次の宛先に転送画情報を送信するときの通信
コストを負担するので、各ファクシミリ装置の通信コス
トの負担状況がほぼ等しくなる。また、各ファクシミリ
装置では、自端末の受信確認情報を付加しているので、
転送径路の各ファクシミリ装置での画情報の受信状況
を、明確に把握することができる。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明の一実施例にかかるファク
シミリ装置を示している。なお、このファクシミリ装置
は、装置機能としてグループ3ファクシミリ装置機能を
備えたものである。
【0011】同図において、制御部1は、このファクシ
ミリ装置の各部の制御処理、および、回覧転送機能(後
述)を含むファクシミリ伝送制御手順処理を行うもので
あり、システムメモリ2は、制御部1が実行する制御処
理プログラム、および、処理プログラムを実行するとき
に必要な各種データなどを記憶するとともに、制御部1
のワークエリアを構成するものであり、パラメータメモ
リ3は、このグループ3ファクシミリ装置に固有な各種
の情報を記憶するためのものである。
【0012】スキャナ4は、所定の解像度で原稿画像を
読み取るためのものであり、プロッタ5は、所定の解像
度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部
6は、このファクシミリ装置を操作するためのもので、
各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。
【0013】符号化復号化部7は、画信号を符号化圧縮
するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信
号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置8は、
符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのも
のである。
【0014】グループ3ファクシミリモデム9は、グル
ープ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのもの
であり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデム
機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をやり
とりするための高速モデム機能(V.33モデム、V.
29モデム、V.27terモデムなど)を備えてい
る。
【0015】網制御装置10は、このファクシミリ装置
を公衆電話回線網に接続するためのものであり、自動発
着信機能を備えている。
【0016】これらの、制御部1、システムメモリ2、
パラメータメモリ3、スキャナ4、プロッタ5、操作表
示部6、符号化復号化部7、画像蓄積装置8、グループ
3ファクシミリモデム9、および、網制御装置10は、
システムバス11に接続されており、これらの各要素間
でのデータのやりとりは、主としてこのシステムバス1
1を介して行われている。
【0017】また、網制御装置10とグループ3ファク
シミリモデム9との間のデータのやりとりは、直接行な
われている。
【0018】ここで、本実施例にかかる回覧転送機能に
ついて、説明する。
【0019】この回覧転送機能は、図2に示すように、
例えば、4つのファクシミリ装置FX1,FX2,FX
3,FX4が、この順序に転送径路を形成するとき、フ
ァクシミリ装置FX1がファクシミリ装置FX2に転送
した画情報PAを、順次、ファクシミリ装置FX2がフ
ァクシミリ装置FX3に転送し、ファクシミリ装置FX
3がファクシミリ装置FX4に転送する伝送機能であ
る。また、転送径路の最後のファクシミリ装置FX4
は、転送径路の起点となるファクシミリ装置FX1に画
情報PAを転送する。
【0020】また、ファクシミリ装置FX2は、ファク
シミリ装置FX3に画情報PAを送信するとき、自端末
で画情報PAを受信したことをあらわす回覧結果レポー
トPBを形成し、画情報PAの次のページの画情報とし
てファクシミリ装置FX3に送信する。
【0021】同様にして、ファクシミリ装置FX3は、
ファクシミリ装置FX4に画情報PAを送信するとき、
自端末で画情報PAを受信したことを表示する画情報
を、受信した回覧結果レポートPBaに追加した回覧結
果レポートPBbを形成し、画情報PAの次のページの
画情報としてファクシミリ装置FX4に送信する。
【0022】そして、最後のファクシミリ装置FX4
は、ファクシミリ装置FX1に画情報PAを送信すると
き、自端末で画情報PAを受信したことを表示する画情
報を、受信した回覧結果レポートPBbに追加した回覧
結果レポートPBcを形成し、画情報PAの次のページ
の画情報としてファクシミリ装置FX4に送信する。そ
れとともに、ファクシミリ装置FX4は、転送径路内に
画情報PAを受信していない端末があるときには、それ
を表示する未受信リストPB’を作成し、その画情報
を、回覧結果レポートPBcの次のページの画情報とし
てファクシミリ装置FX1に送信する。
【0023】回覧結果レポートPBの一例を図3(a)
に示す。また、未受信リストPB’の一例を同図(b)
に示す。
【0024】また、上述した転送径路の起点となるファ
クシミリ装置は、図4(a)に示すような回覧宛先リス
ト情報を形成する。
【0025】この回覧宛先リスト情報は、転送径路を構
成する複数のファクシミリ装置について、回覧宛先情報
を所定の順序で配置したものであり、おのおのの回覧宛
先情報は、同図(b)に示したように、ヘッダ情報と、
ファクシミリ装置の電話番号からなる。
【0026】また、ヘッダ情報は、同図(c)に示した
ように、8ビットのデータからなり、その1ビット目
は、その回覧宛先が起点端末であることを示すビットT
Pに設定され、2ビット目は、その回覧宛先が回覧転送
時に外出状態であったことをあらわすビットOTに設定
され、3ビット目は、その回覧宛先が回覧転送時にビジ
ー状態であったことをあらわすビットBSに設定され、
8ビット目は、その回覧宛先についての未送信であるこ
とをあらわすビットRSに設定されている。なお、この
場合、ビット4,5,6,7は、使用しない。
【0027】このようにして、本実施例では、複数のフ
ァクシミリ装置で、同一の画情報を順次転送する回覧転
送機能を備えたので、複数のファクシミリ装置に同一の
画情報を送信するとき、それぞれのファクシミリ装置が
負担する通信コストがほぼ均等となり、通信コストの負
担の不公平がなくなる。
【0028】また、各ファクシミリ装置での受信結果
が、最終的に、回覧転送の起点のファクシミリ装置に通
知されるので、その起点のファクシミリ装置では、自端
末が指定した画情報転送の実行経過を知ることができ、
非常に便利である。
【0029】図5および図6は、回覧転送の起点となる
ファクシミリ装置で、回覧転送を開始するときの送信処
理の一例を示している。
【0030】まず、ユーザが回覧転送機能を選択する
と、ユーザに転送径路を構成する1つ以上の宛先のリス
トを入力させ(処理101)、上述したような回覧宛先
リスト情報を形成する。ここで、最初の状態では、おの
おのの宛先に対応した回覧宛先情報のヘッダ情報のビッ
トRSは1にセットされ、ビットBS,OTはともに0
にセットされる。また、ビットTPは、自端末以外の回
覧宛先情報のヘッダ情報については0がセットされ、自
端末の回覧宛先情報のヘッダ情報については1がセット
される。
【0031】次に、回覧宛先リスト情報から、ヘッダ情
報のビットRSが1にセットされ、かつ、ビットBSが
0にセットされ、かつ、ビットOTが0にセットされて
いる回覧宛先情報を1つ選択する(処理102)。
【0032】そして、選択した宛先を発呼し(処理10
3)、宛先が着呼応答するかどうかを調べる(判断10
4)。判断104の結果がNOになるときには、一旦回
線を復旧し(処理105)、そのとき再発呼可能な状態
であるかどうかを調べる(判断106)。判断106の
結果がYESになるときには、所定時間待機し(処理1
07)、処理103に戻って、その宛先を再発呼する。
【0033】また、判断106の結果がNOになるとき
には、そのときに選択した宛先がビジー状態なので、そ
の宛先のヘッダ情報のビットBSに1をセットする(処
理108)。そして、回覧宛先リスト情報から、ヘッダ
情報のビットRSが1にセットされ、かつ、ビットBS
が0にセットされ、かつ、ビットOTが0にセットされ
ている次の宛先を選択し(処理109)、処理103に
戻って、その新たに選択した宛先を発呼する。
【0034】また、宛先が着呼応答した場合で、判断1
04の結果がYESになるときには、所定時間を経過す
るまでの間に、所定のグループ3ファクシミリ手順信号
を受信できたかどうかを調べる(判断110,111の
NOループ)。
【0035】所定時間を経過するまでの間に、所定のグ
ループ3ファクシミリ手順信号を受信できなかった場合
で、判断111の結果がYESになるときには、そのと
きの宛先が外出状態なので、回線を復旧し(処理11
2)、その宛先のヘッダ情報のビットOTに1をセット
する(処理113)。そして、処理109に進んで、次
の宛先を選択する。
【0036】また、所定時間を経過するまでの間に、所
定のグループ3ファクシミリ手順信号を受信できた場合
で、判断110の結果がYESになるときには、相手端
末から被呼局識別信号CED、非標準機能識別信号NS
F、および、デジタル識別信号DISを受信し(処理1
14)、そのときの画情報伝送に使用する伝送機能(モ
デム速度など)を設定し(処理115)、そのときに設
定した伝送機能を指定する情報、この画情報伝送では回
覧転送機能を使用する旨をあらわす情報、および、回覧
宛先リスト情報を少なくとも含む非標準機能設定信号N
SS(回覧転送)を送出し(処理116)、そのときに
指定したモデム速度で所定のモデムトレーニング手順を
実行して(処理117)、そのときに使用するモデム速
度を決定する。
【0037】このようにして、画情報の送信準備が整う
と、1ページ分の画情報を送信し(処理118)、その
送信を終了すると、次の送信ページがあるかどうかを調
べる(判断119)。判断119の結果がYESになる
ときには、メッセージ後信号としてマルチページ信号M
PSを送出し(処理120)、相手端末から応答信号を
受信し(処理121)、処理118に戻って、次のペー
ジの画情報を送信する。
【0038】全てのページの送信を終了した場合で、判
断119の結果がNOになるときには、メッセージ後信
号として手順終了信号EOPを送出し(処理122)、
相手端末から応答信号を受信し(処理123)、切断命
令信号DCNを送出し(処理124)、回線を復旧して
(処理125)、一連の回覧転送開始時の送信動作を終
了する。
【0039】図7(a),(b)および図8は、着信検
出時の処理例を示している。
【0040】着信検出すると(処理201)、まず、着
呼応答して(処理202)、所定の被呼局識別信号CE
D、非標準機能識別信号NSF、および、デジタル識別
信号DISを送出し(処理203)、相手端末からの命
令信号を受信する(処理204)。
【0041】そして、そのときに、回覧転送機能が指定
されたかどうかを調べる(判断205)。判断205の
結果がNOになるときには、通常の着信時の処理を実行
する。また、判断205の結果がYESになるときに
は、そのときに通知された伝送機能を装置各部に設定し
(処理206)、そのときに設定されたモデム速度で所
定のモデムトレーニング手順を実行して(処理20
7)、そのときに使用するモデム速度を決定する。
【0042】次いで、1ページ分の画情報を受信して、
画像蓄積装置8に蓄積し(処理208)、メッセージ後
信号を受信する(処理209)。そして、そのときに受
信したメッセージ後信号が手順終了信号EOPであるか
どうかを調べ(判断210)、判断209の結果がNO
になるときには、次のページがある場合なので、そのと
きの受信ページの受信結果をあらわす応答信号を送出し
(処理211)、処理208に戻って、次のページの画
情報を受信する。
【0043】また、メッセージ後信号として手順終了信
号EOPを受信した場合で、判断210の結果がYES
になるときには、そのときの受信ページの受信結果をあ
らわす応答信号を送出し(処理212)、切断命令信号
DCNを受信し(処理213)、回線を復旧する(処理
214)。
【0044】このようにして、転送画情報の受信を終了
すると、そのときに受信した回覧宛先リストに含まれる
自端末の回覧宛先情報を抽出し、そのヘッダ情報のビッ
トRSに0をセットして、回覧宛先リスト情報を更新す
る(処理215)。そして、そのときに受信した画情報
の記録原稿を、プロッタ5より記録出力する(処理21
6)。
【0045】次に、自端末の設定情報として、回覧転送
時に自動転送することが設定されているかどうかを調べ
(判断217)、判断217の結果がNOになるときに
は、回覧転送受信ガイダンスメッセージを操作表示部6
に表示出力するとともに(処理218)、所定時間を経
過するまでの間に、ユーザが受信確認操作を操作入力す
るまで待つ(判断219,220のNOループ)。
【0046】所定時間を経過するまでの間に、ユーザが
受信確認操作を操作入力して、判断219の結果がYE
Sになるか、または、ユーザが受信確認操作を操作入力
せずに、所定時間を経過した場合で判断220の結果が
YESになるとき、および、自動転送が設定されていた
場合で、判断217の結果がYESになるときには、回
覧転送のための動作に移行する。
【0047】すなわち、まず、そのときの回覧宛先リス
ト情報の内容を調べて、自端末が最初の宛先になってい
るかどうかを調べる(判断221)。この場合は、例え
ば、自端末以外の全ての回覧宛先情報のヘッダ情報のビ
ットRSが1になっている場合、自端末が最初の宛先に
なっていると判断することができる。
【0048】判断221の結果がYESになるとき、回
覧結果レポートPBの項目を表示する内容を含み、「発
信者」の欄に自端末の電話番号の表示画像をセットし、
「確認」の欄に「○」の表示画像をセットした回覧結果
レポートPBの画像を形成し(処理222)、その画像
を符号化復号化部7で符号化圧縮し(処理223)、そ
れによって得た画情報を、そのときの転送画情報の最終
ページの画像として、画像蓄積装置8に蓄積し(処理2
24)、所定の回覧転送処理を起動する(処理22
5)。
【0049】また、判断221の結果がNOになるとき
には、そのときに受信した回覧画情報の最終ページ(回
覧結果レポートPBのページ)の画情報を符号化復号化
部7で復号化して、回覧結果レポートPBの画像を形成
する(処理226)。
【0050】次いで、「発信者」の欄に自端末の電話番
号の表示画像を、「確認」の欄に「○」の表示画像をそ
れぞれ表示するための確認情報を形成し(処理22
7)、回覧結果レポートPBの画像のうち、有為な画像
の後端部に形成される空白部の先頭部分に、形成した確
認情報を配置して回覧結果レポートPBの画像を更新し
(処理228)、その更新して得た回覧結果レポートP
Bの画像を符号化復号化部7で符号化圧縮し(処理22
9)、それによって得た画情報を、そのときの転送画情
報の最終ページの画像として、画像蓄積装置8に蓄積し
(処理230)、処理225に移行して、所定の回覧転
送処理を起動する。
【0051】図9、図10、図11、および、図12
は、回覧転送処理の一例を示している。
【0052】まず、回覧宛先リスト情報から、ヘッダ情
報のビットRSが1にセットされ、かつ、ビットBSが
0にセットされ、かつ、ビットOTが0にセットされて
いる回覧宛先情報を1つ選択する(処理301)。
【0053】そして、そのときに選択した回覧宛先情報
のヘッダ情報のビットTPが1にセットされており、起
点端末を宛先として選択したかどうかを調べる(判断3
02)。
【0054】判断302の結果がYESになるときに
は、自端末が最終転送宛先であるので、そのときの回覧
宛先リスト情報の内容に基づいて、上述した未受信リス
トPB’を作成し(処理303)、その未受信リストP
B’の表示画像を形成し(処理304)、その画像を符
号化復号化部7で符号化圧縮して(処理305)、それ
によって得た画情報を、そのときの転送画情報の最終ペ
ージの画像として、画像蓄積装置8に蓄積する(処理3
06)。
【0055】このようにして、転送画情報を更新する
と、そのときの宛先を発呼し(処理307)、宛先が着
呼応答するかどうかを調べる(判断308)。判断30
8の結果がNOになるときには、一旦回線を復旧して所
定時間待機し(処理309)、処理103に戻って、そ
の宛先を再発呼する。
【0056】判断308の結果がYESになるときに
は、相手端末から被呼局識別信号CED、非標準機能識
別信号NSF、および、デジタル識別信号DISを受信
し(処理310)、そのときの画情報伝送に使用する伝
送機能(モデム速度など)を設定し(処理311)、そ
のときに設定した伝送機能を指定する情報を少なくとも
含む非標準機能設定信号NSSを送出し(処理31
2)、そのときに指定したモデム速度で所定のモデムト
レーニング手順を実行して(処理313)、そのときに
使用するモデム速度を決定する。
【0057】このようにして、画情報の送信準備が整う
と、1ページ分の画情報を送信し(処理314)、その
送信を終了すると、次の送信ページがあるかどうかを調
べる(判断315)。判断315の結果がYESになる
ときには、メッセージ後信号としてマルチページ信号M
PSを送出し(処理316)、相手端末から応答信号を
受信し(処理317)、処理314に戻って、次のペー
ジの画情報を送信する。
【0058】全てのページの送信を終了した場合で、判
断315の結果がNOになるときには、メッセージ後信
号として手順終了信号EOPを送出し(処理318)、
相手端末から応答信号を受信し(処理319)、切断命
令信号DCNを送出し(処理320)、回線を復旧して
(処理321)、一連の回覧転送時の送信動作を終了す
る。
【0059】また、そのときに選択した宛先が起点端末
以外の場合で、判断302の結果がNOになるときに
は、選択した宛先を発呼し(処理322)、宛先が着呼
応答するかどうかを調べる(判断323)。判断323
の結果がNOになるときには、一旦回線を復旧し(処理
324)、そのとき再発呼可能な状態であるかどうかを
調べる(判断325)。判断325の結果がYESにな
るときには、所定時間待機し(処理326)、処理32
2に戻って、その宛先を再発呼する。
【0060】また、判断325の結果がNOになるとき
には、そのときに選択した宛先がビジー状態なので、そ
の宛先のヘッダ情報のビットBSに1をセットする(処
理327)。そして、処理301に戻り、次の宛先を探
し、その宛先について送信処理を行う。
【0061】また、宛先が着呼応答した場合で、判断3
23の結果がYESになるときには、所定時間を経過す
るまでの間に、所定のグループ3ファクシミリ手順信号
を受信できたかどうかを調べる(判断328,329の
NOループ)。
【0062】所定時間を経過するまでの間に、所定のグ
ループ3ファクシミリ手順信号を受信できなかった場合
で、判断329の結果がYESになるときには、そのと
きの宛先が外出状態なので、回線を復旧し(処理33
0)、その宛先のヘッダ情報のビットOTに1をセット
する(処理331)。そして、処理301に進んで、次
の宛先を選択する。
【0063】また、所定時間を経過するまでの間に、所
定のグループ3ファクシミリ手順信号を受信できた場合
で、判断328の結果がYESになるときには、相手端
末から被呼局識別信号CED、非標準機能識別信号NS
F、および、デジタル識別信号DISを受信し(処理3
32)、そのときの画情報伝送に使用する伝送機能(モ
デム速度など)を設定し(処理333)、そのときに設
定した伝送機能を指定する情報、この画情報伝送では回
覧転送機能を使用する旨をあらわす情報、および、回覧
宛先リスト情報を少なくとも含む非標準機能設定信号N
SS(回覧転送)を送出し(処理334)、そのときに
指定したモデム速度で所定のモデムトレーニング手順を
実行して(処理335)、そのときに使用するモデム速
度を決定する。
【0064】このようにして、画情報の送信準備が整う
と、1ページ分の画情報を送信し(処理336)、その
送信を終了すると、次の送信ページがあるかどうかを調
べる(判断337)。判断337の結果がYESになる
ときには、メッセージ後信号としてマルチページ信号M
PSを送出し(処理338)、相手端末から応答信号を
受信し(処理339)、処理336に戻って、次のペー
ジの画情報を送信する。
【0065】全てのページの送信を終了した場合で、判
断337の結果がNOになるときには、処理318に移
行して、所定の伝送終了手順を実行して、一連の回覧転
送時の送信動作を終了する。
【0066】ところで、上述した実施例では、回覧結果
レポートに表示する発信者の内容、および、未受信リス
トに表示する未受信者の内容として、電話番号を表示し
ているが、これ以外に、その端末をあらわす略号、ニッ
クネームなどを表示することもできる。
【0067】また、上述した実施例では、グループ3フ
ァクシミリ装置に本発明を適用した場合について説明し
たが、本発明は、グループ4ファクシミリ装置について
も、同様にして適用することができる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
転送径路を形成する各ファクシミリ装置が、次の宛先に
転送画情報を送信するときの通信コストを負担するの
で、各ファクシミリ装置の通信コストの負担状況がほぼ
等しくなる。また、各ファクシミリ装置では、自端末の
受信確認情報を付加しているので、転送径路の各ファク
シミリ装置での画情報の受信状況を、明確に把握するこ
とができるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるグループ3ファクシ
ミリ装置を例示したブロック図。
【図2】回覧転送機能について説明するための概略図。
【図3】回覧結果レポートおよび未受信リストの一例を
示した概略図。
【図4】回覧宛先リスト情報の一例を示した概略図。
【図5】回覧転送開始時の送信動作の処理例の一部を示
したフローチャート。
【図6】回覧転送開始時の送信動作の処理例の他の部分
を示したフローチャート。
【図7】着信検出時の処理例の一部を示したフローチャ
ート。
【図8】着信検出時の処理例の他の部分を示したフロー
チャート。
【図9】回覧転送時の送信動作の処理例の一部を示した
フローチャート。
【図10】回覧転送時の送信動作の処理例の他の部分を
示したフローチャート。
【図11】回覧転送時の送信動作の処理例のさらに他の
部分を示したフローチャート。
【図12】回覧転送時の送信動作の処理例のまたさらに
他の部分を示したフローチャート。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の画情報を、複数のファクシミリ装
    置に順次転送する回覧転送機能を設け、この回覧転送機
    能による通信動作を開始する起点ファクシミリ装置は、
    回覧径路を形成する他の少なくとも1つのファクシミリ
    装置の宛先情報を配置してなる回覧宛先情報を形成する
    とともに、最初の宛先ファクシミリ装置を発呼し、この
    宛先ファクシミリ装置に上記回覧宛先情報および上記転
    送画情報を送信し、 上記転送径路に含まれる宛先ファクシミリ装置は、上記
    転送径路の上流側ファクシミリ装置から上記回覧宛先情
    報および上記転送画情報を受信すると、その受信した転
    送画情報の画像を記録出力し、自端末で画情報を受信確
    認したことをあらわす画像の画情報を上記転送画情報に
    付加してこの転送画情報を更新し、上記回覧宛先情報に
    含まれる未送信宛先を発呼し、その未送信宛先ファクシ
    ミリ装置に、上記回覧宛先情報を送信するとともに、上
    記更新した転送画情報を転送画情報として送信すること
    を特徴とするファクシミリ装置の通信制御方法。
  2. 【請求項2】 同一の画情報を、複数のファクシミリ装
    置に順次転送する回覧転送機能を設け、この回覧転送機
    能による通信動作を開始する起点ファクシミリ装置は、
    回覧径路を形成する他の少なくとも1つのファクシミリ
    装置の宛先情報を配置してなる回覧宛先情報を形成する
    とともに、最初の宛先ファクシミリ装置を発呼し、この
    宛先ファクシミリ装置に上記回覧宛先情報および上記転
    送画情報を送信し、 上記転送径路の最終宛先を除く宛先ファクシミリ装置
    は、上記転送径路の上流側ファクシミリ装置から上記回
    覧宛先情報および上記転送画情報を受信すると、その受
    信した転送画情報の画像を記録出力し、自端末で画情報
    を受信確認したことをあらわす画像の画情報を上記転送
    画情報に付加してこの転送画情報を更新し、上記回覧宛
    先情報に含まれる未送信宛先を発呼し、その未送信宛先
    ファクシミリ装置に、上記回覧宛先情報を送信するとと
    もに、上記更新した転送画情報を転送画情報として送信
    し、 上記転送径路の最終宛先の宛先ファクシミリ装置は、上
    記転送径路の上流側ファクシミリ装置から上記回覧宛先
    情報および上記転送画情報を受信すると、その受信した
    転送画情報の画像を記録出力し、自端末で画情報を受信
    確認したことをあらわす画像の画情報を上記転送画情報
    に付加してこの転送画情報を更新し、上記起点ファクシ
    ミリ装置を発呼し、その起点ファクシミリ装置に、上記
    回覧宛先情報を送信するとともに、上記更新した転送画
    情報を転送画情報として送信することを特徴とするファ
    クシミリ装置の伝送制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6904051B1 (en) 1999-06-22 2005-06-07 Canon Kabushiki Kaisha Communication apparatus
JP2007311855A (ja) * 2006-05-16 2007-11-29 Fuji Xerox Co Ltd 画像送信装置、画像送受信装置および画像送受信システム

Cited By (3)

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US7430216B2 (en) 1999-06-22 2008-09-30 Canon Kabushiki Kaisha Communication apparatus
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