JPH0711123B2 - 斜張橋における斜材ケーブルの架設方法 - Google Patents

斜張橋における斜材ケーブルの架設方法

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JPH0711123B2
JPH0711123B2 JP62298797A JP29879787A JPH0711123B2 JP H0711123 B2 JPH0711123 B2 JP H0711123B2 JP 62298797 A JP62298797 A JP 62298797A JP 29879787 A JP29879787 A JP 29879787A JP H0711123 B2 JPH0711123 B2 JP H0711123B2
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武 鷹尾
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は斜材を外管で被覆して架設する、斜張橋にお
ける斜材ケーブルの架設方法に関するものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
斜張橋の施工において斜材を外管で被覆して架設する場
合、外管は運搬の便宜より現場で短管を接続して組み立
てられ、架設されるが、この架設作業は通常橋桁上のク
レーンで外管を一括して吊り上げることにより行われ
る。
ところがこの橋桁上に設置されるクレーンを用いて外管
の吊り上げを行う方法ではクレーンが橋桁上に大きなス
ペースを占めるため橋桁本体の施工の進行に支障を及ぼ
すことになる。
この発明はこうした従来のクレーンを用いる方法の実情
を踏まえてなされたもので、外管内に挿通される斜材を
利用してこれを引き上げることにより上記の問題点を解
消しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明では外管の吊り上げに先立ってこの中に斜材を一
本挿通し、この斜材を主塔の吊り上げ装置で引き上げて
外管を架設することにより橋桁上にその工事に支障のな
いスペースを確保することを可能とする。
外管は所定長さの短管を複数個橋面上で斜材ケーブルの
架設区間長さだけ接続して形成される。
この外管内に斜材を一本以上挿通し、その主塔側端部を
引き上げることによって外管を吊り上げ、斜材両端を主
塔と橋桁とに予め埋設されてある定量管内へ引き込み、
これを仮緊張することにより外管を主塔と橋桁間に架設
する。
その後、外管内に所要本数の斜材を主塔側から挿通して
各斜材を主塔、または橋桁側で予備緊張し、更に外管の
両端を定量管に接続して各斜材を橋桁、または主塔側で
緊張し、斜材ケーブルの架設作業は終了する。
〔実施例〕
以下本発明を一実施例を示す図面に基づいて説明する。
この発明は橋桁G上で組み立てられた外管1を一本以上
の斜材2を利用して主塔Tとの間に架設し、斜材ケーブ
ルCを架設する方法である。
第1図の実施例は外管1としてポリエチレン管を用いた
場合で、この場合外管1を構成する短管10内にはその周
方向の補強のために必要に応じてスパイラル筋3が配置
される。
第1図−I〜VIに従ってこの実施例の施工手順を説明す
る。
まず短管10にスパイラル筋3案内のためのホッパ状のガ
イド管4を取り付けるとともに、内部に呼び線5を通し
てスパイラル筋3に接続し、スパイラル筋3を短管10
に引き込んで配筋する(I)。
次に配筋の終了した短管10からガイド管3を撤去し、溶
着治具6により短管10,10を相互に接続する(II)。短
管10,10の接続はIIIに示すようにこれを固定金具6a,6a
で保持し、溶着用電熱板6bで短管10,10の端面を溶融し
て固定金具6a,6aで圧着することにより行われ、複数個
の短管10を順次斜材ケーブルCの架設区間分だけ接続し
て外管1を形成する。この溶着作業は短管10を傷めない
ようローラ7上で行われる。
全短管10の接続終了後、外管1内に斜材2を一本以上挿
通し、その主塔T側端部を主塔T上の吊り上げ装置8で
引き上げて外管1を吊り上げる(IV)。更に斜材2の両
端を主塔Tと橋桁Gとに予め埋設されてある定着管9,9
内へ引き込む。
その後、外管1内の斜材2を仮緊張して外管1を主塔T
と橋桁G間に架設し、続いて主塔T回りに組み立てられ
た足場10上に送り出し装置11を、橋桁G上に斜材2が巻
き付けられた巻き戻し装置12をそれぞれ設置する
(V)。
この送り出し装置11により巻き戻し装置12に巻き付けら
れてある斜材2を外管1内に一本ずつ所要本数送り込ん
で挿通し、各斜材2を一本毎に主塔T側、または橋桁G
側で予備緊張する。
斜材2の予備緊張後、外管1の両端を定着管9,9に接続
する。
次に斜材2を橋桁G側、または主塔T側で緊張して緊張
力の調整を行い、外管1内に下方から上方へ向けてグラ
ウトを注入し、斜材ケーブルCの架設作業が終了する
(VI)。
第2図の実施例は第1図の実施例におけるIとIIの手順
を入れ替えた場合で、III〜Vの工程は第1図の場合と
同様である。
1、IIの工程は次の通りである。
すなわち溶着治具6により短管10,10を接続して外管1
を形成し(I)、その内部にガイド管4と呼び線5を用
いてスパイラル筋3を配筋する(II)。
第3図の実施例は短管10としてFRP管を用いた場合であ
るが、このFRP管はポリエチレン管より強度が大きいた
めスパイラル筋3による補強は不要である。したがって
外管1は単に短管10を接続するだけで構成され、また第
3図−II〜IVの工程は第1図−IV〜VIと全く同様であ
る。
短管10,10の接続はIに示すように接着治具13を用い、
接着剤によりポリエチレン管の場合と同じくローラ上で
行われる。
〔発明の効果〕
この発明は以上の通りであり、橋桁上で組み立てられた
外管をその中に通される一本以上の斜材を利用して吊り
上げるものであるため橋面上には橋桁工事に支障のない
スペースが確保され、この工事を斜材ケーブルの架設工
事と並行して行うことが可能であり、工期の短縮化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図−I〜IV、第2図−I〜V、第3図−I〜IVはい
ずれも本発明実施例の施工手順を示した概要図である。 G……橋桁、T……主塔、C……斜材ケーブル、1……
外管、10……短管、2……斜材、3……スパイラル筋、
4……ガイド管、5……呼び線、6……溶着治具、6a…
…固定金具、6b……溶着用電熱板、7……ローラ、8…
…吊り上げ装置、9……定着管、10……足場、11……送
り出し装置、12……巻き戻し装置、13……接着治具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鷹尾 武 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 酒井 伝祐 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−69908(JP,A) 特開 平1−94103(JP,A) 特公 昭57−20443(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】斜材ケーブルの架設区間長さ接続した所定
    長さの複数個の単管を橋面のローラ上に載置し、それぞ
    れの短管の端部を固定金具で保持すると共に、溶着用電
    熱板で端面を溶融して固定金具で短管同士を圧接して溶
    着し、斜材を被覆する外管を形成し、この一本化された
    外管内に斜材を一本以上挿通し、主塔側の斜材端部を引
    き上げて外管を吊り上げるとともに、斜材両端を主塔と
    橋桁とに予め埋設された定着管内へ引き込み、この斜材
    を仮緊張して外管を主塔、橋桁間に架設した後、外管内
    に所要本数の斜材を主塔側から挿通して各斜材を主塔、
    または橋桁側で予備緊張し、続いて外管の両端を定着管
    に接続して各斜材を橋桁、または主塔側で緊張するとい
    う工程からなる斜張橋における斜材ケーブルの架設方
    法。
JP62298797A 1987-11-26 1987-11-26 斜張橋における斜材ケーブルの架設方法 Expired - Fee Related JPH0711123B2 (ja)

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JPS5720443A (en) * 1980-07-10 1982-02-02 Mitsubishi Electric Corp Container for small thin piece
DE3138819C2 (de) * 1981-09-30 1986-10-23 Dyckerhoff & Widmann AG, 8000 München Verfahren zur Montage eines zwischen seinen Verankerungsstellen frei gespannt verlaufenden Zuggliedes, insbesondere eines Schrägkabels für eine Schrägkabelbrücke

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