JPH07111034B2 - 漂白したリグニン含有セルロ−スパルプの白色度の安定化方法 - Google Patents
漂白したリグニン含有セルロ−スパルプの白色度の安定化方法Info
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- JPH07111034B2 JPH07111034B2 JP63043272A JP4327288A JPH07111034B2 JP H07111034 B2 JPH07111034 B2 JP H07111034B2 JP 63043272 A JP63043272 A JP 63043272A JP 4327288 A JP4327288 A JP 4327288A JP H07111034 B2 JPH07111034 B2 JP H07111034B2
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- chemical
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- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21C—PRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
- D21C9/00—After-treatment of cellulose pulp, e.g. of wood pulp, or cotton linters ; Treatment of dilute or dewatered pulp or process improvement taking place after obtaining the raw cellulosic material and not provided for elsewhere
- D21C9/10—Bleaching ; Apparatus therefor
- D21C9/1026—Other features in bleaching processes
- D21C9/1047—Conserving the bleached pulp
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21H—PULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D21H21/00—Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its function, form or properties; Paper-impregnating or coating material, characterised by its function, form or properties
- D21H21/14—Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its function, form or properties; Paper-impregnating or coating material, characterised by its function, form or properties characterised by function or properties in or on the paper
- D21H21/30—Luminescent or fluorescent substances, e.g. for optical bleaching
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- D21H—PULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D21H11/00—Pulp or paper, comprising cellulose or lignocellulose fibres of natural origin only
- D21H11/16—Pulp or paper, comprising cellulose or lignocellulose fibres of natural origin only modified by a particular after-treatment
- D21H11/20—Chemically or biochemically modified fibres
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Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、漂白したリグニン含有セルロースパルプの白
色度の安定化方法に関する。パルプのリグニン含量は極
めて低い値から非常に高い値までの範囲でよい。セルロ
ースパルプは既知のパルプ製造プロセスから得られるも
のでよく、そのようなプロセスは化学的、化学−機械的
および機械的プロセスに分けられる。本発明は高リグニ
ン含量を有するパルプ、例えば砕木パルプ(圧力砕木パ
ルプ、いわゆるPGWを含む)、リファイナーパルプ、サ
ーモメカニカルパルプおよびケミサーモメカニカルパル
プについて特に利益をもって適用することができる。そ
のようなパルプは軟木および硬木から製造することがで
きる。出発材料はまた、例えばバカスのようなある種の
他のリグノセルロース材料からなってもよい。
色度の安定化方法に関する。パルプのリグニン含量は極
めて低い値から非常に高い値までの範囲でよい。セルロ
ースパルプは既知のパルプ製造プロセスから得られるも
のでよく、そのようなプロセスは化学的、化学−機械的
および機械的プロセスに分けられる。本発明は高リグニ
ン含量を有するパルプ、例えば砕木パルプ(圧力砕木パ
ルプ、いわゆるPGWを含む)、リファイナーパルプ、サ
ーモメカニカルパルプおよびケミサーモメカニカルパル
プについて特に利益をもって適用することができる。そ
のようなパルプは軟木および硬木から製造することがで
きる。出発材料はまた、例えばバカスのようなある種の
他のリグノセルロース材料からなってもよい。
背景技術 多種品質の紙の製造は永年高白色度へ漂白された例えば
メカニカルパルプの相互混合を含んでいた。今日の製紙
プロセスにおいては、漂白したメカニカルおよびケミメ
カニカルパルプの使用を増加する要望がある。これらの
特定のパルプについて、そしてそれらの例えば紙製造へ
の使用を阻害している欠点は、そのようなパルプの貧弱
な白色度安定性に存する。これらパルプの白色度は時間
につれて非常に速く消失し、すなわちパルプが黄変す
る。
メカニカルパルプの相互混合を含んでいた。今日の製紙
プロセスにおいては、漂白したメカニカルおよびケミメ
カニカルパルプの使用を増加する要望がある。これらの
特定のパルプについて、そしてそれらの例えば紙製造へ
の使用を阻害している欠点は、そのようなパルプの貧弱
な白色度安定性に存する。これらパルプの白色度は時間
につれて非常に速く消失し、すなわちパルプが黄変す
る。
そのようなパルプの黄変傾向を制御する方法および手段
を発見する試みは数十年間行われている。リグニンの高
割合を含有する漂白パルプを含有する紙を製造する時工
業的スケールでこの問題を解決するため提案されている
一方は、製造された紙を適当な化学品と、例えば二酸化
チタンのような顔料でコーティングすることを含む。こ
の解決方法は特別に有効ではなく、黄変の問題はこれま
で満足に解決されていないといえる。
を発見する試みは数十年間行われている。リグニンの高
割合を含有する漂白パルプを含有する紙を製造する時工
業的スケールでこの問題を解決するため提案されている
一方は、製造された紙を適当な化学品と、例えば二酸化
チタンのような顔料でコーティングすることを含む。こ
の解決方法は特別に有効ではなく、黄変の問題はこれま
で満足に解決されていないといえる。
本発明の概要 技術的課題 上記から、中でもそのようなパルプの例えば製紙プロセ
スにおける使用に対し妨げていた漂白したリグニン含有
セルロースパルプの顕著な黄色化に示される問題はこれ
まで解決されていないことが明らかであろう。
スにおける使用に対し妨げていた漂白したリグニン含有
セルロースパルプの顕著な黄色化に示される問題はこれ
まで解決されていないことが明らかであろう。
解決法 本発明はこの課題を解決し、そしてセルロースパルプを
漂白した後、該セルロースパルプを、 (a)リグニン中のα−カルボニルおよびγ−カルボニ
ル基を化学的に還元する少なくとも1種の薬品で処理
し、そしてステップ(a)の後または前に必要により、 (b)リグニンのフェノール性水酸基をブロックする少
なくとも1種の薬品で処理し、その後 (c)短波長光量子を長波長光量子へ変換する少なくと
も1種の薬品を常に供給することを特徴とする漂白した
リグニン含有セルロースパルプの処理方法に関する。
漂白した後、該セルロースパルプを、 (a)リグニン中のα−カルボニルおよびγ−カルボニ
ル基を化学的に還元する少なくとも1種の薬品で処理
し、そしてステップ(a)の後または前に必要により、 (b)リグニンのフェノール性水酸基をブロックする少
なくとも1種の薬品で処理し、その後 (c)短波長光量子を長波長光量子へ変換する少なくと
も1種の薬品を常に供給することを特徴とする漂白した
リグニン含有セルロースパルプの処理方法に関する。
本発明の好ましい具体例によれば、パルプは上のa)お
よびb)の特徴に従って常に処理され、そしてその後で
特徴c)に従って薬品を供給される前に洗浄される。
よびb)の特徴に従って常に処理され、そしてその後で
特徴c)に従って薬品を供給される前に洗浄される。
ステップc)の前にパルプをステップa)およびステッ
プb)に従って処理することを選択した具体例において
は、これらのステップを実施する順序は直接重要ではな
く、逆に行うことができる。重要なことは、セルロース
パルプが還元とブロッキングプロセスの両方にかけられ
ることである。ステップ順列a)+b)およびb)+
a)はこのため完全に互換性がある。ステップ順列b)
+a)を選んだ時、パルプはステップa)の後に洗浄さ
れるが、パルプはまたこの順列の最初のステップb)の
終了後に洗浄されることもできる。
プb)に従って処理することを選択した具体例において
は、これらのステップを実施する順序は直接重要ではな
く、逆に行うことができる。重要なことは、セルロース
パルプが還元とブロッキングプロセスの両方にかけられ
ることである。ステップ順列a)+b)およびb)+
a)はこのため完全に互換性がある。ステップ順列b)
+a)を選んだ時、パルプはステップa)の後に洗浄さ
れるが、パルプはまたこの順列の最初のステップb)の
終了後に洗浄されることもできる。
セルロースパルプがステップa)おおびc)に従って処
理される時、パルプは最初の処理ステップ後に洗浄され
ることが好ましい。セルロースパルプがステップa),
b)およびc)に従って処理される場合には、パルプは
最初の処理ステップの終了後に洗浄されることができる
が、これは必要でも好ましくもない。これまでと異な
り、パルプを好ましくは低パルプ濃度において還元剤に
よるその処理後例えばフィルターの助けにより脱水し、
そしてその後例えばプレス中においてパルプからさらに
液体を除去することが好ましい。
理される時、パルプは最初の処理ステップ後に洗浄され
ることが好ましい。セルロースパルプがステップa),
b)およびc)に従って処理される場合には、パルプは
最初の処理ステップの終了後に洗浄されることができる
が、これは必要でも好ましくもない。これまでと異な
り、パルプを好ましくは低パルプ濃度において還元剤に
よるその処理後例えばフィルターの助けにより脱水し、
そしてその後例えばプレス中においてパルプからさらに
液体を除去することが好ましい。
好ましい還元剤は水素化ホウ素ナトリウムである。驚く
べきことに、系へ錯化剤を添加することにより、水素化
ホウ素ナトリウムの通常の分解を大程度抑えることがで
きることが発見された。この効果を達成するためにはい
くつかの他のパラメータを満たすことが必要である。例
えば、水素化ホウ素ナトリウムおよび錯化剤を含む溶液
のpHは11以上,好ましくは約11.5〜12.0であり、そして
溶液の温度は40℃以下であることが確実にされる。
べきことに、系へ錯化剤を添加することにより、水素化
ホウ素ナトリウムの通常の分解を大程度抑えることがで
きることが発見された。この効果を達成するためにはい
くつかの他のパラメータを満たすことが必要である。例
えば、水素化ホウ素ナトリウムおよび錯化剤を含む溶液
のpHは11以上,好ましくは約11.5〜12.0であり、そして
溶液の温度は40℃以下であることが確実にされる。
リグニンのフェノール性水酸基をブロックする好ましい
薬品はエチレンオキシドもしくはプロピレンオキシド、
または他のエポキシ化合物である。
薬品はエチレンオキシドもしくはプロピレンオキシド、
または他のエポキシ化合物である。
パルプ処理プロセスの最後のステップは螢光剤の添加を
必要とする。この添加または処理は、紙製造の場合はパ
ルプ工場または製紙工場のどちらにおいても実施するこ
とができる。関係する薬品は好ましくは短波長光を400n
m以上の波長を有する光へ変換することができるもので
ある。
必要とする。この添加または処理は、紙製造の場合はパ
ルプ工場または製紙工場のどちらにおいても実施するこ
とができる。関係する薬品は好ましくは短波長光を400n
m以上の波長を有する光へ変換することができるもので
ある。
有機および無機螢光剤の両方が使用できるが、無機螢光
性化合物が絶対に好ましい。
性化合物が絶対に好ましい。
利益 本発明方法により、パルプの黄変を現在実際に経験して
いる数分の1に減らすことが可能である。
いる数分の1に減らすことが可能である。
これは本発明によって処理したパルプを含有する製品、
例えば種々のタイプの紙の品質を高めることを可能にす
る。ここで達成される利益は製紙プロセスに使用される
パルプ原料へ比較的さらに安価なリグニン含有セルロー
スパルプを含めることを可能にし、これら安価なセルロ
ースパルプは例えば高収率パルプよりなる。
例えば種々のタイプの紙の品質を高めることを可能にす
る。ここで達成される利益は製紙プロセスに使用される
パルプ原料へ比較的さらに安価なリグニン含有セルロー
スパルプを含めることを可能にし、これら安価なセルロ
ースパルプは例えば高収率パルプよりなる。
本発明方法によってその品質を改善し、および/または
その製造コストを減らすことができる紙の例は、普通紙
およびいわゆるLWC紙(軽量コート紙)を含む筆記用
紙、印刷用紙、新聞用紙と、そしてソフト紙いわゆるテ
ィッシュである。この品質改良および/またはコスト節
減は種々のタイプの板紙およびいわゆる液体板紙にもあ
てはまる。乾燥ほぐしパルプ(羽毛立て)の形の吸収目
的に使用されるパルプの品質も本発明に従ったパルプ処
理によって向上することができる。
その製造コストを減らすことができる紙の例は、普通紙
およびいわゆるLWC紙(軽量コート紙)を含む筆記用
紙、印刷用紙、新聞用紙と、そしてソフト紙いわゆるテ
ィッシュである。この品質改良および/またはコスト節
減は種々のタイプの板紙およびいわゆる液体板紙にもあ
てはまる。乾燥ほぐしパルプ(羽毛立て)の形の吸収目
的に使用されるパルプの品質も本発明に従ったパルプ処
理によって向上することができる。
最良の実施態様 これから本発明を詳しく説明し、いくつかの実施例を記
載する。
載する。
以上から、本発明方法は漂白したリグニン含有パルプ、
すなわちリグニンを含有するパルプの後処理を意図する
ことが理解されるであろう。
すなわちリグニンを含有するパルプの後処理を意図する
ことが理解されるであろう。
本発明の好ましい具体例に従えば、処理は好ましくは低
パルプ濃度、例えば3%を有するパルプ懸濁液中へ化学
的還元剤を混合することによって開始される。還元剤は
例えばpH11.5を有する水素化ホウ素ナトリウムの1%溶
液よりなることができる。該溶液はジエチレントリアミ
ン(DTPA)の例えば0.2%(パルプ乾燥重量に対し)の
錯化剤の与えられた量をさらに含むであろう。パルプ懸
濁液は好ましくは30℃の温度を有する。系へこれら薬品
を混合して短時間後、水素化ホウ素ナトリウムおよび錯
化剤を含有する液は、パルプ濃度を20〜50%の範囲内の
レベルへ上昇するのに十分な程度パルプ懸濁液から除去
される。パルプ濃度が高ければ高いほど良い成績が得ら
れる。除去した溶液はリサイクルされ、そして前記薬品
を再補給した後新たに供給されるパルプ混合される。
パルプ濃度、例えば3%を有するパルプ懸濁液中へ化学
的還元剤を混合することによって開始される。還元剤は
例えばpH11.5を有する水素化ホウ素ナトリウムの1%溶
液よりなることができる。該溶液はジエチレントリアミ
ン(DTPA)の例えば0.2%(パルプ乾燥重量に対し)の
錯化剤の与えられた量をさらに含むであろう。パルプ懸
濁液は好ましくは30℃の温度を有する。系へこれら薬品
を混合して短時間後、水素化ホウ素ナトリウムおよび錯
化剤を含有する液は、パルプ濃度を20〜50%の範囲内の
レベルへ上昇するのに十分な程度パルプ懸濁液から除去
される。パルプ濃度が高ければ高いほど良い成績が得ら
れる。除去した溶液はリサイクルされ、そして前記薬品
を再補給した後新たに供給されるパルプ混合される。
20〜50%の濃度を持つパルプは例えば2時間30℃の温度
において還元剤と反応することが許容される。残った薬
品は次にパルプから除去され、そして除去した液はリサ
イクルされそして新しいパルプへ仕込まれる。水素化ホ
ウ素ナトリウムは比較的高価であるので、この薬品の消
費はできるだけ低く抑えるように努力する。幸せなこと
に、1%以下の濃度を有する水素化ホウ素ナトリウム溶
液をもって良い結果が得られることが発見された。この
点に関し0.1%のような低い濃度を使用することが可能
である。
において還元剤と反応することが許容される。残った薬
品は次にパルプから除去され、そして除去した液はリサ
イクルされそして新しいパルプへ仕込まれる。水素化ホ
ウ素ナトリウムは比較的高価であるので、この薬品の消
費はできるだけ低く抑えるように努力する。幸せなこと
に、1%以下の濃度を有する水素化ホウ素ナトリウム溶
液をもって良い結果が得られることが発見された。この
点に関し0.1%のような低い濃度を使用することが可能
である。
パルプはさらに最大限高い濃度、例えばパルプ濃度50%
を得るように脱水される。パルプは次に例えばガス状エ
チレンオキシドまたはガス状プロピレンオキシドと例え
ば2時間60〜90℃の範囲内の温度で反応させられる。パ
ルプは10.5〜11.0のpHを持つことができる。
を得るように脱水される。パルプは次に例えばガス状エ
チレンオキシドまたはガス状プロピレンオキシドと例え
ば2時間60〜90℃の範囲内の温度で反応させられる。パ
ルプは10.5〜11.0のpHを持つことができる。
パルプは次に実質上中性pHへ洗浄される。
この段階で本発明の好ましい具体例による処理にはさら
に一つのステップ、すなわち螢光物質の導入が残ってい
る。前に述べたように、この物質はパルプ中へパルプ工
場におけるような早期に導入することができる。この本
発明の具体例は例えば乾燥ほぐしもしくは羽毛立て後お
しめおよび衛生ナプキンのような吸収製品に使用される
パルプを製造する時に好ましい。この場合、螢光物質は
好ましくはセルロースパルプが比較的低パルプ濃度の懸
濁液の形にある時に導入される。
に一つのステップ、すなわち螢光物質の導入が残ってい
る。前に述べたように、この物質はパルプ中へパルプ工
場におけるような早期に導入することができる。この本
発明の具体例は例えば乾燥ほぐしもしくは羽毛立て後お
しめおよび衛生ナプキンのような吸収製品に使用される
パルプを製造する時に好ましい。この場合、螢光物質は
好ましくはセルロースパルプが比較的低パルプ濃度の懸
濁液の形にある時に導入される。
本発明の他の二つの具体例によれば、螢光物質は、ペー
パーストックへ抄紙機械のウエットセクションへストッ
クが入る前に、または前記ウエットセクションをストッ
クが通過する時添加される。
パーストックへ抄紙機械のウエットセクションへストッ
クが入る前に、または前記ウエットセクションをストッ
クが通過する時添加される。
本発明の好ましい一具体例によれば、螢光物質は、例え
ば紙を表面サイジングする時デンプンと共に仕上り紙へ
供給される。この螢光物質を供給する好ましい方法は、
全体のパルプの流れが前記物質で処理されるよりも非常
に少量の螢光物質が表面コーティングと組合せて使用さ
れるので経済面から高度に有利である。
ば紙を表面サイジングする時デンプンと共に仕上り紙へ
供給される。この螢光物質を供給する好ましい方法は、
全体のパルプの流れが前記物質で処理されるよりも非常
に少量の螢光物質が表面コーティングと組合せて使用さ
れるので経済面から高度に有利である。
前に述べたように、無機螢光薬品の方がこの場合有機薬
品よりも一層好ましい。これは無機物質の方が有機物質
よりも安定であり、耐久性であるからである。例えば螢
光灯の内表面へ塗布されるような物質を有利に使用する
ことができる。そのような物質の例は、ウイレマイト、
スカポライト、シーライト、ウオルフラマイト、カルサ
イトおよびアパタイト、またはそのような物質の2種以
上の混合物である。これらの物質の粒子サイズは例えば
製造した紙の黄変の減少にかして最適の結果を得るのに
有意な役割を果す。二酸化チタンTiO2はこの状況におい
て使用し得る他の薬品である。
品よりも一層好ましい。これは無機物質の方が有機物質
よりも安定であり、耐久性であるからである。例えば螢
光灯の内表面へ塗布されるような物質を有利に使用する
ことができる。そのような物質の例は、ウイレマイト、
スカポライト、シーライト、ウオルフラマイト、カルサ
イトおよびアパタイト、またはそのような物質の2種以
上の混合物である。これらの物質の粒子サイズは例えば
製造した紙の黄変の減少にかして最適の結果を得るのに
有意な役割を果す。二酸化チタンTiO2はこの状況におい
て使用し得る他の薬品である。
以下の薬品、すなわち亜硫酸塩、ジチオン酸塩およびチ
オ尿素ジオキサイドを水素化ホウ素ナトリウムの代わり
に使用することができる。接触水素化を使用することも
可能である。
オ尿素ジオキサイドを水素化ホウ素ナトリウムの代わり
に使用することができる。接触水素化を使用することも
可能である。
前述したエチレンオキシド、プロピレンオキシドおよび
他のエポキシ化合物の代わりとして使用できるブロッキ
ング薬品は、無水酢酸、塩化ベンゾイル、ブチレンオキ
シド、クロル酢酸、ケテン類、ジメチル硫酸およびジア
ゾメタンを含む。
他のエポキシ化合物の代わりとして使用できるブロッキ
ング薬品は、無水酢酸、塩化ベンゾイル、ブチレンオキ
シド、クロル酢酸、ケテン類、ジメチル硫酸およびジア
ゾメタンを含む。
実施例1 工場で生産した過酸化物漂白砕木パルプについて研修室
で実験を実施した。
で実験を実施した。
パルプを絶乾パルプに対して計算して水素化ホウ素ナト
リウム1%およびジエチレントリアミンペンタ酢酸(DT
PA)0.2%を含む溶液中に3%の濃度を持つパルプ懸濁
液を得るように懸濁した。パルプ懸濁液は11.5のpHを持
っていた。パルプ濃度20%を残すようにパルプ懸濁液か
ら液体を除去した。パルプは次に水素化ホウ素ナトリウ
ムと30℃において2時間反応することを許容され、その
後パルプは前記薬品がなくなるように洗浄された。絶乾
パルプ1t当たり4kgの水素化ホウ素ナトリウムが消費さ
れたことが判明した。
リウム1%およびジエチレントリアミンペンタ酢酸(DT
PA)0.2%を含む溶液中に3%の濃度を持つパルプ懸濁
液を得るように懸濁した。パルプ懸濁液は11.5のpHを持
っていた。パルプ濃度20%を残すようにパルプ懸濁液か
ら液体を除去した。パルプは次に水素化ホウ素ナトリウ
ムと30℃において2時間反応することを許容され、その
後パルプは前記薬品がなくなるように洗浄された。絶乾
パルプ1t当たり4kgの水素化ホウ素ナトリウムが消費さ
れたことが判明した。
パルプはパルプ濃度50%が得られるように脱水された。
このパルプへ絶乾パルプに対して計算して1%量の液状
プロピレンオキシドが添加された。温度をプロピレンオ
キシドが気化することを意味する60℃で上げ、そしてこ
の処理を2時間継続した。その後でパルプを洗浄した。
プロピレンオキシドの消費量は絶乾パルプt当たり3kg
であることが確立された。
このパルプへ絶乾パルプに対して計算して1%量の液状
プロピレンオキシドが添加された。温度をプロピレンオ
キシドが気化することを意味する60℃で上げ、そしてこ
の処理を2時間継続した。その後でパルプを洗浄した。
プロピレンオキシドの消費量は絶乾パルプt当たり3kg
であることが確立された。
パルプはブックナー漏斗上で多数の紙シートに形成され
た。
た。
参照目的のため枚数の紙シートが出発パルプから同様に
製造された。
製造された。
加えて、パルプを水素化ホウ素ナトリウムだけ処理した
後のパルプから数枚の紙シートが製造された。
後のパルプから数枚の紙シートが製造された。
本発明の第2の具体例によれば、螢光薬品は還元剤(例
えば水素化ホウ素ナトリウム)で処理したパルプ中へス
テップc)に従って添加される。従って、水素化ホウ素
ナトリウムで処理されたパルプから形成した紙シートは
タングステン酸マグネシウムタイプの薬品5%を含有す
る懸濁液中に浸漬された。
えば水素化ホウ素ナトリウム)で処理したパルプ中へス
テップc)に従って添加される。従って、水素化ホウ素
ナトリウムで処理されたパルプから形成した紙シートは
タングステン酸マグネシウムタイプの薬品5%を含有す
る懸濁液中に浸漬された。
絶対的に好ましい一具体例によれば、パルプは前述した
すべての3ステップ、すなわちa)+b)+c)に従っ
て処理される。それ故ステップa)+b)に従って処理
された紙シートは以下の表Iに記載の異なる5濃度を持
つ二つの異なる分散液中に浸漬された。
すべての3ステップ、すなわちa)+b)+c)に従っ
て処理される。それ故ステップa)+b)に従って処理
された紙シートは以下の表Iに記載の異なる5濃度を持
つ二つの異なる分散液中に浸漬された。
前記薬品中へ急速に浸漬した後、紙シートは乾燥し、調
節された。
節された。
前述したすべての紙シートはSCAN−C11:75方法に従って
初期白色度および老化白色度試験へかけられた。得られ
た白色度値は%ISOで表わされる。老化テストは名称ラ
ンダウで知られるキセノンテスト装置内で実施された。
初期白色度および老化白色度試験へかけられた。得られ
た白色度値は%ISOで表わされる。老化テストは名称ラ
ンダウで知られるキセノンテスト装置内で実施された。
得られた結果を以下の表に示す。
上に述べたテスト結果から、参照テストで経験される黄
変に比較して、それ自体驚くべきである向上した初期白
色度と組合せた、減少した黄変が本発明に従って処理し
たパルプから製造したシートに得られることが見られる
であろう。
変に比較して、それ自体驚くべきである向上した初期白
色度と組合せた、減少した黄変が本発明に従って処理し
たパルプから製造したシートに得られることが見られる
であろう。
本発明の絶対的に好ましい具体例に従って、すなわちス
テップa)+b)+c)に従って製造した紙シートは、
初期白色度において劇的な改善と、同時に黄変において
驚くほど低レベルへ、すなわちある場合には約1%ISO
へ低下させることを示す。これらの試験から判断して、
主として黄変は添加した螢光薬品の量を増すにつれて低
下するように見える。
テップa)+b)+c)に従って製造した紙シートは、
初期白色度において劇的な改善と、同時に黄変において
驚くほど低レベルへ、すなわちある場合には約1%ISO
へ低下させることを示す。これらの試験から判断して、
主として黄変は添加した螢光薬品の量を増すにつれて低
下するように見える。
しかしながら、ステップaまたはc)のみによって処理
した紙シートは、参照目的で使用した紙シートについて
得られた結果よりも得られた結果が明らかによいけれど
も、同じようによい結果は得られなかった。
した紙シートは、参照目的で使用した紙シートについて
得られた結果よりも得られた結果が明らかによいけれど
も、同じようによい結果は得られなかった。
実施例2 以前はすぐれた還元剤である水素化ホウ素ナトリウムが
分解および/またはホウ酸へ加水分解するのを防止でき
なかった。この薬品は比較的高価であり、そして本発明
を実施するのにその経済使用のための一条件はこの薬品
の分解を最小に減らすことができることである。
分解および/またはホウ酸へ加水分解するのを防止でき
なかった。この薬品は比較的高価であり、そして本発明
を実施するのにその経済使用のための一条件はこの薬品
の分解を最小に減らすことができることである。
それ故、溶解した水素化ホウ素ナトリウムを安定にする
試みがなされた。この点に関し、錯化剤を添加し、そし
て系を与えられたpHおよび与えられた温度へ調節するこ
とによって成功が得られた。
試みがなされた。この点に関し、錯化剤を添加し、そし
て系を与えられたpHおよび与えられた温度へ調節するこ
とによって成功が得られた。
NaBH41%およびDTPA1%を含有する溶液を調製した。そ
の他にNaBH41%だけを含有する溶液を調製した。
の他にNaBH41%だけを含有する溶液を調製した。
得られた結果を下の表IIに示す。
これらの結果から、錯化剤を添加し、そして比較的高い
pH11.5とそして比較的低い30℃を採用することにより、
全く安定な水素化ホウ素ナトリウム溶液を得ることがで
きることが見られるであろう。
pH11.5とそして比較的低い30℃を採用することにより、
全く安定な水素化ホウ素ナトリウム溶液を得ることがで
きることが見られるであろう。
実施例3 過酸化物で漂白した工場生産ケミサーモメカニカルパイ
プについて研究室テストを実施した。
プについて研究室テストを実施した。
パルプを濃度3%を有するパルプ懸濁液を得るように絶
乾パルプに対して計算して水素化ホウ素ナトリウム1%
およびジエチレントリアミンペンタ酢酸(DTPA)0.2%
を含有する溶液に懸濁した。パルプ懸濁液はpH11.5を持
っていた。
乾パルプに対して計算して水素化ホウ素ナトリウム1%
およびジエチレントリアミンペンタ酢酸(DTPA)0.2%
を含有する溶液に懸濁した。パルプ懸濁液はpH11.5を持
っていた。
パルプ濃度20%を得るようにパルプ懸濁液から液体を除
去した。次にパルプ30℃において2時間水素化ホウ素ナ
トリウムと反応させた。次にパルプを前記薬品を除去す
るため洗浄し、そして絶乾パルプトン当たり水素化ホウ
素ナトリウム3.8kgが消費されたことが判明した。
去した。次にパルプ30℃において2時間水素化ホウ素ナ
トリウムと反応させた。次にパルプを前記薬品を除去す
るため洗浄し、そして絶乾パルプトン当たり水素化ホウ
素ナトリウム3.8kgが消費されたことが判明した。
パルプをパルプ濃度50%が得られるように脱水した。液
体プロピレンオキシドを絶乾パルプに対して計算して1
%の量でパルプへ加えた。温度を次に60℃へ上げてプロ
ピレンオキシドを気化し、パルプをこのようにして2時
間処理した。次にパルプを水洗し、プロピレンオキシド
の消費量を測定した。絶乾パルプトン当たりプロピレン
オキシド3.5kgが消費されたことが判明した。パルプを
ブックナー漏斗を使用して紙シートに形成した。
体プロピレンオキシドを絶乾パルプに対して計算して1
%の量でパルプへ加えた。温度を次に60℃へ上げてプロ
ピレンオキシドを気化し、パルプをこのようにして2時
間処理した。次にパルプを水洗し、プロピレンオキシド
の消費量を測定した。絶乾パルプトン当たりプロピレン
オキシド3.5kgが消費されたことが判明した。パルプを
ブックナー漏斗を使用して紙シートに形成した。
これら紙シートは紙シートを5%濃度を有する分散液中
に急速に浸漬することによって2種の別々の螢光剤を供
給された。使用した螢光剤はハロリン酸カルシウムタイ
プおよびタングステン酸マグネシウムタイプのものであ
った。紙シートを次に乾燥し、調節し、その後シートの
初期白色度および老化白色度をSCAN−C11:75方法によっ
て測定し、結果を%ISOで表わした。
に急速に浸漬することによって2種の別々の螢光剤を供
給された。使用した螢光剤はハロリン酸カルシウムタイ
プおよびタングステン酸マグネシウムタイプのものであ
った。紙シートを次に乾燥し、調節し、その後シートの
初期白色度および老化白色度をSCAN−C11:75方法によっ
て測定し、結果を%ISOで表わした。
もとのパルプと、そして水素化ホウ素ナトリウムのみで
処理したパルプからそれぞれ紙シートをブックナー漏斗
を使用してつくった。これら二つの紙シートは参照目的
に使用した。
処理したパルプからそれぞれ紙シートをブックナー漏斗
を使用してつくった。これら二つの紙シートは参照目的
に使用した。
水素化ホウ素ナトリウムで処理したパルプからつくった
紙シートはタングステン酸マグネシウムの5%分散液中
に、すなわち本発明方法のステップa)+c)に従って
浸漬した。得られた結果を以下の表IIIに示す。
紙シートはタングステン酸マグネシウムの5%分散液中
に、すなわち本発明方法のステップa)+c)に従って
浸漬した。得られた結果を以下の表IIIに示す。
これから本発明をケミサーモメカニカルパルプへ適用し
た時得られる結果は実施例1で得られた結果と同じであ
ることが見られるであろう。
た時得られる結果は実施例1で得られた結果と同じであ
ることが見られるであろう。
最良の結果は絶対に好ましい本発明の具体例、すなわち
ステップa)+b)+c)に従った完全処理で得られ
た。
ステップa)+b)+c)に従った完全処理で得られ
た。
次いで最良の結果は、もとのパルプにステップa)+ス
テップc)のみを実施した具体例で得られた。
テップc)のみを実施した具体例で得られた。
実施例4 研究室で製造した過酸化物漂白したサーモメカニカルパ
ルプ(TMP)について研究室試験を実施した。
ルプ(TMP)について研究室試験を実施した。
テストは、水素化ホウ素ナトリウムだけで処理したパル
プから紙シートをつくらなかったことを除いて、実施例
3に記載したテストと同じであった。
プから紙シートをつくらなかったことを除いて、実施例
3に記載したテストと同じであった。
得られた結果を以下の表IVに示す。
これから、本発明をサーモメカニカルパルプについて実
施した時得られる結果は、本発明をメカニカルパルプ
(砕木パルプ)およびケミサーモメカニカルパルプに実
施した時得られる結果と殆ど同じであることが見られる
であろう。
施した時得られる結果は、本発明をメカニカルパルプ
(砕木パルプ)およびケミサーモメカニカルパルプに実
施した時得られる結果と殆ど同じであることが見られる
であろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エバ、ビルギッタ、ルンデン−ルンドグレ ン スウェーデン国エス 89200ドムジョー、 ログフェーゲン 15 (56)参考文献 特開 昭63−12788(JP,A)
Claims (12)
- 【請求項1】パルプを漂白した後、パルプを (a)リグニン中のα−カルボニルおよびγ−カルボニ
ル基を化学的に還元する少なくとも1種の薬品で処理
し、その後(c)短波長光量子を長波長光量子へ変換す
る少なくとも1種の薬品を供給することを特徴とする漂
白したリグニン含量セルロースパルプの処理方法。 - 【請求項2】前記ステップ(a)の後または前に、
(b)リグニンのフェノール性水酸基をブロックする少
なくとも1種の薬品で処理するステップを含んでいる第
1項の方法。 - 【請求項3】前記ステップ(b)をステップ(a)の後
に実施し、その後パルプを洗浄した後ステップ(c)を
実施する第2項の方法。 - 【請求項4】リグニン中のα−カルボニルおよびγ−カ
ルボニル基を化学的に還元する薬品は水素ホウ素化ナト
リウムである第1項ないし第3項いずれかの方法。 - 【請求項5】ステップ(a)においてセルロースパルプ
へ錯化剤が添加される第4項の方法。 - 【請求項6】水素化ホウ素ナトリウム錯化剤は11以上の
pHを持つ溶液の形でセルロースパルプへ添加され、そし
て処理は40℃以下の温度において実施される第5項の方
法。 - 【請求項7】リグニンのフェノール性水酸基をブロック
する薬品はエチレンオキシドまたはプロピレンオキシド
である第2項または第3項の方法。 - 【請求項8】短波長光量子を長波長光量子へ変換する薬
品は螢光剤である第1項ないし第7項のいずれかの方
法。 - 【請求項9】使用する螢光剤は短波長光を400nm以上の
波長を持つ長波長光へ変換する螢光剤である第8項の方
法。 - 【請求項10】前記螢光剤は無機化合物である第8項ま
たは第9項の方法。 - 【請求項11】前記螢光剤はパルプ工場においてセルロ
ースパルプへ供給される第8項ないし第10項のいずれか
の方法。 - 【請求項12】前記螢光剤は製紙工場において紙へ供給
される第8項ないし第10項のいずれかの方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
SE8700843-9 | 1987-02-27 | ||
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63227882A JPS63227882A (ja) | 1988-09-22 |
JPH07111034B2 true JPH07111034B2 (ja) | 1995-11-29 |
Family
ID=20367701
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63043272A Expired - Lifetime JPH07111034B2 (ja) | 1987-02-27 | 1988-02-25 | 漂白したリグニン含有セルロ−スパルプの白色度の安定化方法 |
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EP (1) | EP0280332B1 (ja) |
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BR (1) | BR8800825A (ja) |
CA (1) | CA1289306C (ja) |
DE (1) | DE3865857D1 (ja) |
ES (1) | ES2025717T3 (ja) |
FI (1) | FI88525C (ja) |
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EP0899373A1 (en) * | 1997-08-28 | 1999-03-03 | Ciba SC Holding AG | Method of whitening lignin-containing pulp during manufacture |
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US6423183B1 (en) | 1997-12-24 | 2002-07-23 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Paper products and a method for applying a dye to cellulosic fibers |
DE19945580C5 (de) * | 1999-09-23 | 2007-03-15 | Stora Enso Publication Paper Gmbh & Co. Kg | Gestrichenes, optisch aufgehelltes Druckpapier und Verfahren zu dessen Herstellung |
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WO2001079605A2 (en) * | 2000-04-19 | 2001-10-25 | Pulp And Paper Research Institute Of Canada | Inhibition of yellowing in papers |
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JP4613338B2 (ja) * | 2001-02-06 | 2011-01-19 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | セルロース誘導体の漂白法 |
US7749356B2 (en) * | 2001-03-07 | 2010-07-06 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Method for using water insoluble chemical additives with pulp and products made by said method |
US6582560B2 (en) | 2001-03-07 | 2003-06-24 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Method for using water insoluble chemical additives with pulp and products made by said method |
US6716310B2 (en) | 2001-12-31 | 2004-04-06 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Process for manufacturing a cellulosic paper product exhibiting reduced malodor |
US6893473B2 (en) * | 2002-05-07 | 2005-05-17 | Weyerhaeuser.Company | Whitened fluff pulp |
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US6916402B2 (en) * | 2002-12-23 | 2005-07-12 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Process for bonding chemical additives on to substrates containing cellulosic materials and products thereof |
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FI121892B (fi) * | 2003-12-23 | 2011-05-31 | Teknologian Tutkimuskeskus Vtt | Menetelmä kuituyhdistelmätuotteiden valmistamiseksi |
FI20031904A (fi) * | 2003-12-23 | 2005-06-24 | Kemira Oyj | Menetelmä lignoselluloosatuotteen muokkaamiseksi |
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US8246780B2 (en) * | 2005-09-19 | 2012-08-21 | Nalco Company | Methods for enhancing brightness and resistance to thermal yellowing of bleached kraft pulp and paper |
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FI20085347A0 (fi) * | 2008-04-22 | 2008-04-22 | Kemira Oyj | Esikäsittelymenetelmä valon aikaansaaman ligniinipitoisen materiaalin kellertymisen vähentämiseksi |
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-
1988
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-
1989
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