JPH0711101Y2 - 電動捲上装置 - Google Patents

電動捲上装置

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JPH0711101Y2
JPH0711101Y2 JP10374089U JP10374089U JPH0711101Y2 JP H0711101 Y2 JPH0711101 Y2 JP H0711101Y2 JP 10374089 U JP10374089 U JP 10374089U JP 10374089 U JP10374089 U JP 10374089U JP H0711101 Y2 JPH0711101 Y2 JP H0711101Y2
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hoisting
switch
operation circuit
motor
circuit
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和之 新谷
利之 森江
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象印チエンブロック株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、電動捲上装置、詳しくは、第1及び第2捲上
機を備え、主として長尺物などの荷物を水平状に吊上げ
可能とした電動捲上装置に関する。
(従来の技術) 従来、モータと該モータに連動するロードシーブ及び該
ロードシーブに巻装する下フックをもったロードチェー
ンとを備えた第1及び第2捲上機を、架設するビームに
沿って走行可能な走行車輪をもつ装置本体に支持し、前
記各モータを正逆操作して、主として長尺物などの荷物
を水平状に吊上げたり吊おろしたりする電動捲上装置が
知られている。
そして、この電動捲上装置により荷物を吊上げたり、吊
りおろしたりする場合、前記各捲上機の各モータを正逆
操作するためのスイッチボックスを用いて行っている。
即ち、前記スイッチボックスには、第1及び第2捲上機
のモータをともに正転操作するための同時捲上用スイッ
チと、前記第1及び第2捲上機のモータをともに逆転操
作するための同時捲下げ用スイッチとを設ける他、第1
及び第2捲上機の一方のモータのみを正転操作するため
に片方捲上用スイッチと、第1及び第2捲上機の一方の
モータのみを逆転操作するための片方捲下用スイッチと
を設け、これら4つのスイッチの選択により、第1及び
第2捲上機を同時に捲上又は捲下動作させて荷物を吊上
げたり、吊りおろしたりすると共に、前記荷物に傾きが
生じた場合には、第1及び第2の捲上機の一方のみを捲
上または捲下動作させる荷物を水平状に修正して吊上げ
又は吊おろしを行っている。
(考案が解決しようとする課題) 所が、前記スイッチボックスに、前記した4つのスイッ
チを設けて、これらスイッチの選択により、同時捲上げ
及び捲下げと、一方のみの捲上げと捲下げとに制御する
ようにしているから、前記スイッチの一つを選択したと
き、他のスイッチを誤って作動させるようなことがあっ
ても、選択しないスイッチの操作回路が閉路しないよう
にする必要があり、このため、前記各スイッチの操作回
路には、前記各スイッチのオン動作に連動して動作する
リレーをそれぞれ設け、これら各リレーの接点を、他の
スイッチの操作回路に介装する必要がある。
この結果、前記各スイッチに接続される操作回路は、前
記各リレー及びこれらリレーの接点を備えた制御部を設
ける必要があるため、複雑なものとなるし、また、これ
ら操作回路の制御部は、前記各スイッチを組込むスイッ
チボックスに組込むことができないことになり、このた
め、前記スイッチボックスとは別に制御箱を設けて、こ
の制御箱に前記操作回路の制御部を組込む必要があり、
従って、前記スイッチボックスとは、別に前記制御箱も
余分に要り、それだけコスト高となる問題があった。
本考案の目的は、一つの捲上用スイッチ及び捲下用スイ
ッチのみを用い、操作性を複雑にすることなく、第1及
び第2捲上機の各モータを同時に駆動したり、一方のモ
ータのみを駆動したりする操作ができながら、従来装置
のような複雑な操作回路もなくし、また、スイッチボッ
クスと別に設ける制御箱もなくし得て、大幅なコストダ
ウンができる電動捲上機を提供する点にある。
(課題を解決するための手段) 本考案は、モータ(14)と、該モータ(14)に連動する
ロードシーブ(13)及び該ロードシーブ(13)に巻装さ
れる下フック(19)をもったロードチェーン(18)とを
備えた第1及第2捲上機(1)(2)と、これら捲上機
(1)(2)における前記各モータ(14)(14)を正逆
操作するスイッチボックス(17)とを備えた電動捲上装
置において、前記スイッチボックス(17)に一つの捲上
用スイッチ(30)と捲下用スイッチ(40)とを設けて、
前記捲上用スイッチ(30)を前記第1捲上機(1)にお
けるモータ(14)の捲上操作回路(3)に、また、前記
捲上用スイッチ(30)を捲下操作回路(4)にそれぞれ
介装すると共に、これら各スイッチ(30)(40)の出力
側に前記第2捲上機(2)におけるモータ(14)の捲上
操作回路(5)と捲下操作回路(6)とを並列に接続し
て、この並列回路に、該並列回路を遮断する遮断位置と
接続する接続位置とに切換保持する切換スイッチ(7)
を設けて、該切換スイッチ(7)を前記スイッチボック
ス(17)に内装していることを特徴とするものである。
(作用) 前記第2捲上機(2)におけるモータ(14)の捲上用操
作回路(5)と捲下用操作回路(6)との並列回路に設
ける切換スイッチ(7)を操作し、前記並列回路を遮断
位置と接続位置との一方に切換保持させるだけで、前記
第1捲上機(1)におけるモータ(14)の捲上操作回路
(3)に介装する捲上用スイッチ(30)又は同じく捲下
用操作回路(4)に介装する捲下用スイッチ(40)の操
作により、前記第1及び第2捲上機(1)(2)の各モ
ータ(14)(14)を同時に駆動させたり、第1捲上機
(1)のモータ(14)のみを、駆動させたりすることが
できるのある。
従って、操作性を低下させることなく、従来例のよう
に、リレー及びその接点を用いた複雑な操作回路をなく
し得るのであり、また、前記切換スイッチ(7)は前記
スイッチボックス(17)に内装しているから、前記した
従来例のように、前記操作回路の制御部のための制御箱
を用いたりする必要がなく、大幅なコストダウンが可能
となるのである。
(実施例) 第4図及び第5図は本考案に係る電動捲上装置を示し、
該電動捲上装置は、第1捲上機(1)と、第2捲上機
(2)と、これら各捲上機(1)(2)を支持し、か
つ、水平方向に架設するビーム(B)に沿って走行可能
な走行車輪(10a)(10a)をもつ装置本体(10)とから
構成され、前記装置本体(10)における走行車輪(10
a)の一方に、該走行車輪駆動用のハンドホイール(10
b)を設けて、該ホイール(10b)に設けるハンドチェー
ン(10c)の手動操作により、前記走行車輪(10a)を回
転駆動させ、前記装置本体(10)と共に第1、第2捲上
機(1)(2)をビーム(B)に沿って移動走行可能と
成している。
前記第1、第2捲上機(1)(2)は、何れも所定間隔
を置いて相対向する一対のベースプレート(11)(12)
間にロードシーブ(13)を回転自由に支持すると共に、
前記ベースプレート(11)(12)のうち、一方側ベース
プレート(11)の外側に前記ロードシーブ(13)の駆動
用モータ(14)を設け、他方側ベースプレート(12)の
外側に前記モータ(14)からの駆動力を前記ロードシー
ブ(13)に伝える減速歯車機構(図示せず)を内装した
ギヤケース(15)と、前記モータ(14)の回転を制御す
る電装部品(図示せず)を内装した電装ケース(16)と
を設け、かつ、前記電装ケース(16)から前記モータ
(14)の運転を制御するスイッチボックス(17)を垂下
して成る。
また、前記各ロードシーブ(13)には、ロードチェーン
(18)が掛設され、かつ、該チェーン(5)の負荷側遊
端部には下フック(19)が取付けられており、前記スイ
ッチボックス(17)の操作によるモータ(14)の正逆転
駆動に対応して、前記下フック(19)に吊下げる荷物の
捲上げ、捲下げを行うべく構成している。
また、前記第1、第2捲上機(1)(2)には、ロード
チェーン(18)の巻過ぎと、引出し過ぎを検出して、前
記各モータ(14)(14)の駆動を停止するためのリミッ
トスイッチ(20)(21)が設けられ、さらに、前記各モ
ータ(14)(14)には、直流電磁ブレーキ(BR)がそれ
ぞれ設けられている。
しかして、本考案は以上のごとく構成する電動捲上装置
において、前記スイッチボックス(17)に、一つの捲上
用スイッチ(30)と捲下用スイッチ(40)とを設けて、
前記捲上用スイッチ(30)を前記第1捲上機(1)にお
けるモータ(14)の捲上操作回路(3)に、また、前記
捲下用スイッチ(40)を捲下操作回路(4)にそれぞれ
接続すると共に、これら各スイッチ(30)(40)の出力
側に前記第2捲上機(2)におけるモータ(14)の捲上
操作回路(5)と捲下操作回路(6)とを並列に接続し
て、この並列回路に、該並列回路を遮断する遮断位置
と、接続する接続位置とに切換保持する切換スイッチ
(7)を設けて、該切換スイッチ(7)を前記スイッチ
ボックス(17)に内装したものである。
具体的には、第1図に示した電気回路図のごとく、3相
電源の線路(R)(S)(T)に、第1及び第2捲上機
(1)(2)を並列に接続すると共に、前記第1捲上機
(1)側の線路(R)には、前記リミットスイッチ(2
0)の上限検出時に開動作する常閉接点(20a)と前記捲
上用スイッチ(30)のオン動作により閉動作するリレー
U1の常開接点(U1)とを直列に、また、線路(S)には
リレーU1のの常開接点(U1)を、さらに、線路(T)に
はリミットスイッチ(20)の上限検出時に開動作する常
閉接点(20a)とリレーU1の常開接点(U1)とを直列に
それぞれ接続する一方、前記線路(R)におけるリミッ
トスイッチ(20)の常閉接点(20a)の電源側と前記線
路(T)のリレーU1の常開接点(U1)のモータ側とに、
リミットスイッチ(20)の下限検出時に開動作する常閉
接点(20b)と前記捲下用スイッチ(30)のオン動作に
より閉動作するリレーD1の常開接点(D1)とを直列に接
続した引出線(X1)を、また、線路(S)におけるリレ
ーU1の常開接点(U1)の電源側と該常開接点(U1)のモ
ータ(14)側とに、リレーD1の常開接点(D1)を接続し
た引出線(X2)を、さらに前記線路(T)におけるリミ
ットスイッチ(20)の常閉接点(20a)の電源側と前記
線路(R)におけるリレーU1の常開接点(U1)のモータ
(14)側とに、リミットスイッチ(20)の下限検出時に
開動作する常閉接点(20b)とリレーD1の常開接点(D
1)とを直列に接続した引出線(X3)とをそれぞれ接続
している。
また、前記第2捲上機(1)側の線路(R)には、リミ
ットスイッチ(21)の上限検出時に開動作する常閉接点
(21a)と捲上用スイッチ(30)のオン動作により閉動
作するリレーU2の常開接点(U2)とを直列に、また、線
路(S)にはリレーU2の常開接点(な2)を、さらに、
線路(T)には、リミットスイッチ(21)の上限検出時
に開動作する常閉接点(21a)とリレーU2の常開接点(U
2)とを直列にそれぞれ接続する一方、前記線路(R)
におけるリミットスイッチ(21)の常閉接点(21a)の
電源側と前記線路(T)におけるリレーU2の常開接点
(U2)のモータ側とに、リミットスイッチ(21)の下限
検出時に開動作する常閉接点(21b)と捲下用スイッチ
(30)のオン動作により閉動作するリレーD2の常開接点
(D2)とを直列に接続した引出線(Y1)を、また、線路
(S)におけるリレーU2の常開接点(U2)の電源側と該
常開接点(U2)のモータ(14)側とにリレーD2の常開接
点(D2)を接続した引出線(Y2)を、さらに前記線路
(T)におけるリミットスイッチ(21)の常閉接点(21
a)の電源側と前記線路(R)におけるリレーU2の常開
接点(U2)のモータ(14)側とに、リミットスイッチ
(21)の下限検出時に開動作する常閉接点(21b)とリ
レーD2の常開接点(D2)とを直列に接続する引出線(Y
3)とをそれぞれ設けている。
第1図において、(22)は、1次巻線を前記第捲上機
(1)側の線路(R)(T)とに接続した変圧器であっ
て、該変圧器(22)の2次側出力端子からの定格電圧を
後記する操作回路(A)の電源として用いている。
また(23)(24)は、第1、第2捲上機(1)(2)の
各線路(R)(S)(T)に接続した逆相防止器で、前
記線路(R)(S)(T)の電源への接続に誤りがあっ
たりしたとき、後記する操作回路(A)に設ける常開接
点(23a)(24a)を閉動作させないようにして、前記各
モータ(14)(14)の逆転駆動を防止するものである。
さらに、(25)(26)は第1、第2捲上機(1)(2)
の各線路(R)と(T)とに接続される整流器であっ
て、該整流器(25)(26)には、前記各モータ(0)の
駆動を停止する電磁ブレーキ(BR)がそれぞれ接続さ
れ、前記捲上用スイッチ(30)又は捲下用スイッチ(4
0)のオン動作により電磁ブレーキ(BR)に通電して制
動を解除し、前記スイッチ(30)又は(40)のオフ動作
には、前記各モータ(14)の制動を行うようにしてい
る。
次に、操作回路(A)は、第2図に示すとおりであっ
て、前記第1捲上機(1)の捲上操作回路(3)は、自
己復帰形の捲上用スイッチ(30)と、リミットスイッチ
(20)の上限検出時に開動作する常閉接点(20a)と、
リレーD1の常閉接点(D1)と、捲上用スイッチ(30)の
オン動作により励磁されるリレーU1とが直列に接続され
ており、また、第1捲上機(1)の捲下操作回路(4)
は、自己復帰形の捲下用スイッチ(40)と、リミットス
イッチ(20)の下限検出時に開動作する常閉接点(20
b)と、リレーU1の常閉接点(U1)と、捲下用スイッチ
(40)のオン動作により励磁されるリレーD1とが直列に
接続されている。
また、前記第2捲上機(2)の捲上操作回路(5)は、
リミットスイッチ(21)の上限検出時に開動作する常閉
接点(21a)と、リレーD2の常閉接点(D2)と、捲上用
スイッチ(3)のオン動作により励磁されるリレー(U
2)とが直列に接続され、また、前記第2捲上機(2)
の捲下操作回路(6)は、リミットスイッチ(21)の下
限検出時に開動作する常閉接点(21b)と、リレーU2の
常閉接点(U2)と、捲下用スイッチ(40)のオン動作に
より励磁されるリレーD2とが直列に接続されている。
そして、前記第1捲上機(1)の捲上操作回路(3)と
捲下操作回路(5)とに対する第2捲上機(2)の捲上
操作回路(5)と捲下操作回路(6)の並列回路に設け
る切換えスイッチ(7)は、連動用及び単動用押しボタ
ンスイッチ(71)(72)とから成る双極双頭型の切換ス
イッチを用い、前記連動用又は単動用押しボタンスイッ
チ(71)(72)の何れかの押し動作により、前記並列回
路を遮断保持又は接続保持すべく成し、かつ、これら連
動用と単動用押しボタンスイッチ(71)(72)を、第3
図に示すごとく、捲上、捲下用押しボタンスイッチ(3
0)(40)と共にスイッチボックス(17)にそれぞれ内
装したのである。
斯くして、本考案では従来例のように、リレー及びその
接点を用いた複雑な操作回路をなくし得るのであり、ま
た、前記切換スイッチ(7)は前記スイッチボックス
(17)に内装しているから、特別に前記操作回路の制御
部のための制御箱を用いたりする必要がないのである。
しかして、以上のごとく構成する本考案電動捲上装置の
作用について説明する。
例えば長尺物などの荷物を両吊りにより吊上げたり、吊
りおろしたりする場合、前記第1及び第2捲上機(1)
(2)の各ロードチェーン(18)(18)の先端に設けた
下フック(19)(19)を荷物の長さ方向両側に引っ掛け
るのであり、そして、荷物を水平態勢で上下方向に昇降
させるには、先ずスイッチボックス(17)における連動
用押しボタンスイッチ(71)を操作して、前記第1捲上
機(1)の捲上操作回路(3)と捲下操作回路(5)に
対する前記第2捲上機(2)におけるモータ(14)の捲
上操作回路(5)と捲下操作回路(6)との並列回路を
接続位置に切換保持させ、次に捲上用スイッチ(30)又
は捲下用スイッチ(40)を押してオン操作することによ
り、前記第1及び第2捲上機(1)(2)の各前記各モ
ータ(14)(14)を同時に駆動させて、前記各チェーン
(18)(18)を介して長尺物の水平状態を保ちながら上
下動させるのである。
この場合、前記捲上用スイッチ(30)をオン動作する
と、前記各捲上操作回路(3)(5)のリレーU1及びU2
が励磁されて、捲下操作回路(4)(6)のリレーU1及
びU2の常閉接点(U1)及び(U2)が開動作し、これによ
り、捲上用スイッチ(30)のオン操作時に誤って捲下用
スイッチ(40)を押すことがあっても、捲下操作回路
(3)(5)が閉路することはないのであり、また、前
記捲下用スイッチ(40)をオン動作すると、前記各捲上
操作回路(4)(6)のリレーD1及びD2が励磁されて、
捲上操作回路(3)(5)のリレーD1及びD2の常閉接点
(D1)及び(D2)が開動作し、これにより、捲下用スイ
ッチ(40)のオン操作時に誤って捲上用スイッチ(30)
を押すことがあっても、捲上操作回路(3)(5)が閉
路することはないのである。
然かる後、オン操作した捲上用スイッチ(30)又は捲下
用スイッチ(40)の押動作を止めてオフすることによ
り、前記捲上操作回路(3)(5)又は捲下操作回路
(4)(6)が開路して、前記各モータ(14)(14)の
駆動が停止されると共に、前記捲上操作回路(3)
(5)又は捲下操作回路(4)(6)の開路によりリレ
ーU1とU2、又はリレーD1とD2が消磁されて、前記整流器
(25)(26)のリレーU1及びU2の常開接点(U1)(U
2)、又はリレー(D1)(D2)が開動作し、電磁ブレー
キ(BR)(BR)により制動されるのである。
一方、両吊りされた荷物に傾きが生じて該荷物の吊り姿
勢を水平態勢に修正する場合、或いは水平に吊りさげた
荷物を傾斜態勢に変更する場合には、前記スイッチボッ
クス(17)における単動用押しボタンスイッチ(72)を
押し操作して、前記第1捲上機(1)の捲上操作回路
(3)と捲下操作回路(5)に対する第2捲上機(2)
におけるモータ(14)の捲上操作回路(5)と捲下用操
作回路(6)との並列回路を遮断位置に切換保持させ、
この状態で捲上用スイッチ(30)又は捲下用スイッチ
(40)を押してオン操作することにより、前記第1捲上
機(1)の各モータ(14)のみを駆動させて、荷物の一
端側をのみを上下動させて、吊り姿勢を所望の姿勢に変
更させるのである。
この場合、前記捲上用スイッチ(30)をオン動作する
と、前記捲上操作回路(3)のリレーU1が励磁されて、
捲下操作回路(4)のリレーU1の常閉接点(U1)が開動
作し、これにより、捲上用スイッチ(30)のオン操作時
に誤って捲下用スイッチ(40)を押すことがあっても、
捲下操作回路(4)(6)が閉路することはないのであ
り、また、前記捲下用スイッチ(40)をオン動作する
と、前記各捲上操作回路(4)のリレーD1が励磁され
て、捲上操作回路(3)のリレーD1の常閉接点(D1)が
開動作し、これにより、捲下用スイッチ(40)のオン操
作時に誤って捲上用スイッチ(30)を押すことがあって
も、捲上操作回路(3)及び(5)が閉路することはな
いのである。
然かる後、オン操作した捲上用スイッチ(30)又は捲下
用スイッチ(40)の押動作を止めてオフすることによ
り、前記捲上操作回路(3)又は捲下操作回路(4)が
開路して、前記モータ(14)の駆動が停止されると共
に、捲上操作回路(3)又は捲下操作回路(4)の開路
によりリレーU1又はリレーD1が消磁されて、前記整流器
(25)のリレーU1の常開接点(U1)又は(D1)が開動作
し、電磁ブレーキ(BR)により制動されるのである。
既述実施例では、前記装置本体(10)において、ハンド
ホイール(10a)とハンドチェーン(10b)とにより手動
操作でビーム(B)に沿って走行させるようにしたが、
この他、例えば装置本体(10)として、電動トロリーを
用いてもよいし、また、前記装置本体(10)に走行手段
を設けることなくその上部に、上フックを設けて、該装
置本体(10)を吊り下げた状態で使用する構造としても
よいことは勿論である。
尚、前記切換スイッチ(7)としては、前記した如く連
動用と単動用押ボタンスイッチ(71)(72)を用いる
他、例えば第6図及び第7図に示す如く回転切換スイッ
チ(7)を用いてもよく、該スイッチ(7)を用いれ
ば、スイッチボックス(17)に設けるスイッチの個数を
減らすことができる。
(考案の効果) 本考案は、モータ(14)と、該モータ(14)に連動する
ロードシーブ(13)及び該ロードシーブ(13)に巻装さ
れる下フック(19)をもったロードチェーン(18)とを
備えた第1及び第2捲上機(1)(2)と、これら捲上
機(1)(2)における前記各モータ(14)(14)を正
逆操作するスイッチボックス(17)とを備えた電動捲上
装置において、前記スイッチボックス(17)に一つの捲
上用スイッチ(30)と捲下用スイッチ(40)とを設け
て、前記捲上用スイッチ(30)を前記第1捲上機(1)
におけるモータ(14)の捲上操作回路(3)に、また、
前記捲下用スイッチ(40)を捲下操作回路(4)にそれ
ぞれ介装すると共に、これら各スイッチ(30)(40)の
出力側に前記第2捲上機(2)におけるモータ(14)の
捲上操作回路(5)と捲下操作回路(6)とを並列に接
続して、この並列回路に、該並列回路を遮断する遮断位
置と接続する接続位置とに切換保持する切換スイッチ
(7)を設けて、該切換スイッチ(7)を前記スイッチ
ボックス(17)に内装していることを特徴とするもので
あるから、前記切換スイッチ(7)を操作し、前記並列
回路を遮断位置と接続位置との一方に切換保持させるだ
けで、前記捲上用スイッチ(30)又は捲下用スイッチ
(40)の操作により、前記第1及び第2捲上機のモータ
(14)のみを駆動させて、荷物の傾きを修正して水平状
にしたりすることができるのである。
従って、操作性を低下させることなく、簡単な構造で、
前記した荷物の吊上げや吊りおろしと傾きの修正とが可
能となり、4つのスイッチと4つのリレー及び複数の接
点を用いている従来例に比較して大幅なコストダウンが
可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る電動捲上機の電気配線図、第2図
は同制御回路図、第3図はスイッチボックスの説明図、
第4図は電動捲上装置の正面図、第5図は同側面図、第
6図は切換スイッチの別の実施例を示す説明図、第7図
は同スイッチを用いた一部省略制御回路図である。 (1)……第1捲上機 (2)……第2捲上機 (3)……捲上操作回路 (4)……捲下操作回路 (5)……捲上操作回路 (6)……捲下操作回路 (7)……切換スイッチ (13)……ロードシーブ (14)(14)……モータ (17)……スイッチボックス (18)……ロードチェーン (19)……下フック (30)……捲上用スイッチ (40)……捲下用スイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータ(14)と、該モータ(14)に連動す
    るロードシーブ(13)及び該ロードシーブ(13)に巻装
    される下フック(19)をもったロードチェーン(18)と
    を備えた第1及び第2捲上機(1)(2)と、これら捲
    上機(1)(2)における前記各モータ(14)(14)を
    正逆操作するスイッチボックス(17)とを備えた電動捲
    上装置において、前記スイッチボックス(17)に一つの
    捲上用スイッチ(30)と捲下用スイッチ(40)とを設け
    て、前記捲上用スイッチ(30)を前記第1捲上機(1)
    におけるモータ(14)の捲上操作回路(3)に、また、
    前記捲下用スイッチ(40)を捲下操作回路(4)にそれ
    ぞれ介装すると共に、これら各スイッチ(30)(40)の
    出力側に前記第2捲上機(2)におけるモータ(14)の
    捲上操作回路(5)と捲下操作回路(6)とを並列に接
    続して、この並列回路に、該並列回路を遮断する遮断位
    置と、接続する接続位置とに切換保持する切換スイッチ
    (7)を設けて、該切換スイッチ(7)を前記スイッチ
    ボックス(17)に内装していることを特徴とする電動捲
    上装置。
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