JPH06100293A - インバータ制御によるホイスト - Google Patents
インバータ制御によるホイストInfo
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- JPH06100293A JPH06100293A JP25515092A JP25515092A JPH06100293A JP H06100293 A JPH06100293 A JP H06100293A JP 25515092 A JP25515092 A JP 25515092A JP 25515092 A JP25515092 A JP 25515092A JP H06100293 A JPH06100293 A JP H06100293A
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Abstract
荷時には高速巻上（巻下）運転を確実に行い、作業性の
能率向上を図ることを目的とする。 【構成】 ホイストの巻上（巻下）操作用の押釦スイッ
チに２段アクションの押釦スイッチを使用し、１段目の
アクションで低速運転させ、２段目のアクションで数秒
間中速運転させてその間にインバータの検出電流値とあ
らかじめ設定した無負荷電流値とを比較し、検出電流値
が設定値より小さいときは高速運転とし、設定値より大
きいときは定格速度運転とする。
Description
イストに関し、特に無負荷時高速運転機能を備えたホイ
ストに関する。
のモータは、一般に堅固で故障の少ない誘導電動機が使
用されている。近年、周波数を自由に可変できるインバ
ータが普及し、ホイストのモータの速度制御にも使用さ
れるに至っている。図４はかかるインバータ制御による
従来のホイストの概略の結線図を示す。
用モータ（以下、単にモータと略称する。）、１１はイ
ンバータで、三相交流電源Ｅの電力を直流に変換する順
変換部ＣＯと、この順変換部ＣＯの直流出力を交流に変
換する逆変換部ＩＶと、該逆変換部ＩＶのベースを制御
して出力電圧、周波数を制御するベースドライブ回路お
よび操作用押釦スイッチ１２の操作によりモータ１０を
巻上げと巻下げ等のシーケンス制御を行う制御回路ＣＳ
から構成されている。操作用押釦スイッチ１２は、巻上
用および巻下用の釦スイッチ１２Ｕおよび１２Ｄを有
し、またこれら釦スイッチ１２Ｕおよび１２Ｄには、夫
々高速巻上および高速巻下スイッチＵＨ，ＤＨと、定格
速度巻上および定格速度巻下スイッチＵＲ，ＤＲを有す
る。なお、操作用押釦スイッチ１２には上記以外に左右
横行操作用等の押釦スイッチが設けられているが省略し
た。１３は電磁開閉器で、巻上用接点１３Ｕと巻下用接
点１３Ｄから成り、インバータ１１とモータ１０間に設
けられ、これら各接点１３Ｕ，１３Ｄは、操作用押釦ス
イッチ１２の巻上用および巻下用釦スイッチ１２Ｕおよ
び１２Ｄを押したとき閉成され、モータ１０の回転方向
を切換える。１４はブレーキ操作回路で、三相交流電源
Ｅから２相を取り出し、ブレーキ接点ＣＵ，ＣＤを介し
てダイオードＤ1，Ｄ2で半波整流し、電磁ブレーキＭＢ
のブレーキ引外しコイルに接続されている。この接点Ｃ
Ｕ，ＣＤは電磁開閉器１３と連動して開閉され、巻上用
又は巻下用接点１３Ｕ又は１３Ｄが閉成したとき閉じて
ブレーキを開放する。
は、モータの速度が任意に制御できるので、荷物の移動
作業の能率を向上させるため、無負荷時には高速で巻上
又は巻下げ制御することが行われている。その操作は操
作用押釦スイッチ１２の高速巻上又は高速巻下スイッチ
ＵＨ又はＤＨを押すことによって行われる。この高速巻
上（巻下）スイッチＵＨ又はＤＨの操作は、作業者がホ
イストに取付けられた荷重センサ（図示省略）を見て無
負荷であると判断したときに押釦を押す。高速巻上（巻
下）スイッチを押すと、インバータに制御回路から通常
運転時より高い周波数の制御信号が与えられ、モータ１
０は高速運転され、該モータ１０により駆動されるドラ
ムを介して高速巻上（巻下）が行われる。
によるホイストにおいては、一般の標準形のホイストと
比較して操作用押釦スイッチに、高速巻上および高速巻
下スイッチの押釦スイッチを追加する必要があり、また
荷重センサを新たに設ける必要があるため高価となり、
また、荷重センサの表示を見誤って有負荷時に作業者が
無負荷と判断して押釦を操作したり、定格速度用のスイ
ッチＵＲ又はＤＲを押すとき誤って高速巻上又は巻下ス
イッチを押すとインバータの運転は停止してしまい、こ
れを復旧されるのに時間を要し、作業能率の向上が図れ
なくなる、等の問題がある。
バータ制御によるホイストを提供することを目的とする
ものである。
題を解決するための手段は、インバータにホイストの巻
上、巻下用モータを接続し、操作用押釦スイッチの操作
により巻上げ、巻下げの切換およびモータの速度制御を
行うようにしたホイストにおいて、前記操作用押釦スイ
ッチを２段アクション押釦スイッチで構成し、１段目の
アクションで低速運転、２段目のアクションで中速で数
秒運転しその間にインバータの電流値を検出して、該検
出電流値とあらかじめ設定した無負荷電流値とを比較
し、検出電流値が設定値より小さいときは高速運転とな
し、設定値より大きいときは定格速度運転となす。
用押釦スイッチの１段目を押すと、低速巻上（巻下）運
転が行われ、次に２段目に操作すると中速巻上（巻下）
運転に移行し、この運転中数秒間にインバータの電流を
検出した検出電流値とあらかじめ設定した無負荷電流値
とを比較し、検出電流値が設定値より小さいときは無負
荷と判定して高速巻上（巻下）運転に、設定値より大き
いときは有負荷と判定して定格速度で巻上（巻下）運転
が行われる。
て説明する。
ッチの説明図を示す。なお、制御回路および操作用押釦
スイッチ以外は図４と機能的に同じであるので図示を省
略してある。
路、２は操作用押釦スイッチ、３は逆変換部のゲート駆
動信号バス、ＩＤはインバータの出力電流検出回路を示
している。操作用押釦スイッチ２は巻上用釦スイッチ２
Ｕと巻下用釦スイッチ２Ｄとを有し、これら各釦スイッ
チ２Ｕおよび２Ｄは夫々２段アクションの押釦スイッチ
から成り、常時は開放していて、１段のアクションで図
３（Ａ）に示すように低速度用の接点２１を閉じ、２段
のアクションで、同図（Ｂ）に示すように定格速度用の
接点２２を閉じる。図２の２３，２４はインタロック用
接点で、例えば巻上用釦スイッチ２Ｕを押したとき、接
点２４を開き巻下用釦スイッチ２Ｄ側の回路を切る。
は、巻上用および巻下用釦スイッチ２Ｕおよび２Ｄの１
段目のアクションで接点２１が閉じたとき、インバータ
１１の出力周波数が例えば６Ｈｚとなるように設定し、
モータ１０を低速運転するようになす。また、２段目の
アクションで接点２２を閉じたときは一旦３０Ｈｚによ
る中速運転とし、この３０Ｈｚで数秒間運転し、その間
に電流検出器ＩＤの検出電流と無負荷電流設定値と比較
して設定値以下である場合は６０〜７０Ｈｚによる高速
運転に、設定値以上である場合は定格周波数の５０Ｈｚ
による定格速度による運転を行わせるように形成する。
の場合を示している。最初に巻上用釦スイッチ２Ｕの押
釦を押して１段目の操作をすると、モータは低速回転し
低速巻上げが行われる。次に、更に押釦を押し込んで２
段目の操作をすると、中速巻上運転となり、この中速巻
上運転が行われている数秒間にインバータの電流検出値
と無負荷電流設定値とを比較して検出値が設定値より小
さい場合は無負荷と判定して高速巻上運転に移行し、ま
た、検出値が設定値より大きい場合は無負荷と判定して
定格速度巻上運転が行われる。そして、適宜のところで
押釦より手を離すことによって運転は停止される。
チに２段アクションの押釦スイッチを使用し、巻上用と
巻下用に夫々１個の押釦スイッチとなし、その１段目お
よび２段目のアクションによって低速から始動し、次に
中速となし、中速の状態で負荷の有無を判定して無負荷
のときは高速巻上（巻下）運転を行い、有負荷のときは
定格速度運転を行うようにしたので、荷重センサは必要
でなく、また、高速巻上（巻下）の押釦を誤って押すこ
とはあり得ない。従って作業中にインバータが運転を停
止することはないので、その復旧作業に時間をとられる
ことはなく、また、無負荷の時は常に確実に高速巻上
（巻下）運転が行われるので安全で作業能率が格段に向
上する等極めて有益な発明である。
線図。
Claims (1)
- 【請求項１】 インバータにホイストの巻上、巻下用モ
ータを接続し、操作用押釦スイッチの操作により巻上
げ、巻下げの切換およびモータの速度制御を行うように
したホイストにおいて、 前記操作用押釦スイッチを２段アクション押釦スイッチ
で構成し、１段目のアクションで低速運転、２段目のア
クションで中速で数秒運転しその間にインバータの電流
値を検出して、該検出電流値とあらかじめ設定した無負
荷電流値とを比較し、検出電流値が設定値より小さいと
きは高速運転となし、設定値より大きいときは定格速度
運転としたことを特徴とするインバータ制御によるホイ
スト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04255150A JP3084962B2 (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | インバータ制御によるホイスト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04255150A JP3084962B2 (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | インバータ制御によるホイスト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06100293A true JPH06100293A (ja) | 1994-04-12 |
| JP3084962B2 JP3084962B2 (ja) | 2000-09-04 |
Family
ID=17274775
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04255150A Expired - Fee Related JP3084962B2 (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | インバータ制御によるホイスト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3084962B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0642893U (ja) * | 1992-11-16 | 1994-06-07 | 石川島播磨重工業株式会社 | ホイスト等の巻上げ速度調整装置 |
| US8157113B2 (en) * | 2006-09-12 | 2012-04-17 | Stahl Cranesystems Gmbh | Hoisting device with extended load range |
-
1992
- 1992-09-25 JP JP04255150A patent/JP3084962B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0642893U (ja) * | 1992-11-16 | 1994-06-07 | 石川島播磨重工業株式会社 | ホイスト等の巻上げ速度調整装置 |
| US8157113B2 (en) * | 2006-09-12 | 2012-04-17 | Stahl Cranesystems Gmbh | Hoisting device with extended load range |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3084962B2 (ja) | 2000-09-04 |
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