JPH07110920B2 - 熱可塑性樹脂系組成物の製造法 - Google Patents

熱可塑性樹脂系組成物の製造法

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JPH07110920B2
JPH07110920B2 JP12186988A JP12186988A JPH07110920B2 JP H07110920 B2 JPH07110920 B2 JP H07110920B2 JP 12186988 A JP12186988 A JP 12186988A JP 12186988 A JP12186988 A JP 12186988A JP H07110920 B2 JPH07110920 B2 JP H07110920B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な熱可塑性樹脂系組成物に関する。詳しく
は、熱可塑性樹脂と炭素−炭素不飽和二重結合を有する
ゴム状物質との混合物に上記熱可塑性樹脂よりMFRの大
きい他の熱可塑性樹脂を混合し、特定化合物を用いて動
的に熱処理することからなる光沢・射出成形の流動特性
・耐衝撃特性のバランスにすぐれた熱可塑性樹脂系組成
物の製造法に関する。
〔従来の技術〕
熱可塑性樹脂は、その加工性のよさから広範な産業分野
で利用されているが、すべての要求特性を満足している
わけではない。たとえば結晶性ポリプロピレン系樹脂や
高密度ポリエチレン系樹脂は、剛性と耐熱性にすぐれる
ものの低温での耐衝撃性に乏しく、ポリスチレン系樹脂
も剛性にすぐれるものの耐衝撃性には乏しい。これらの
問題を解決するために、各種の耐衝撃特性改良方法が提
案されており、それらのうちで結晶性ポリプロピレン系
樹脂と不飽和二重結合を有するゴム状物質との混合物
を、架橋剤、架橋助剤または有機過酸化物の存在下で動
的に熱処理する手法が耐衝撃特性の改良効果がとくに大
きいものとして知られている。しかしながら、これらの
手法に関しては以下に述べるような点で改良が望まれて
いた。
結晶性ポリプロピレン系樹脂とオレフイン系共重合体エ
ラストマーとを有機過酸化物の存在下に動的に熱処理す
る方法(特公昭55-23584号公報)においては、組成物中
に残存する有機過酸化物が熱安定性および耐候性を劣化
させる。また有機過酸化物の熱分解が急激に生じる結
果、分子切断反応が避けられず、機械的特性の低下ある
いはポリプロピレン系樹脂のメルトフローレートの増加
による耐ドローダウン性の劣化が問題となつていた。さ
らにこの手法はポリエチレン系樹脂やポリスチレン系樹
脂のように有機過酸化物の存在下で架橋ゲル化する樹脂
の耐衝撃性改良法としては、組成物の流動特性が著しく
低下するために使用できなかつた。
結晶性ポリプロピレン系樹脂とオレフイン系共重合体エ
ラストマーとを、キノンジオキシム類またはフエノール
・ホルムアルデヒド樹脂の存在下で動的に熱処理する手
法(特公昭54-19421号公報)も提案されているが、キノ
ンジオキシム類は暗紫色であるため組成物の着色自由度
が大きく制限され、また熱処理時に刺激臭を発生する問
題がある。フエノール・ホルムアルデヒド樹脂による熱
処理の場合は、熱処理の効率を増大させるためにハロゲ
ン化物の添加が必須であるが、このため組成物が暗黒色
に着色し、組成物の着色自由度が大きく制限される。ま
たこれらの手法で得られた組成物の成形加工時の流動特
性は良好とはいい難い。
本発明者らは先に、不飽和結合を含まない熱可塑性樹脂
と不飽和結合を有するゴム状物質との混合物を、ジヒド
ロ芳香族化合物および/または架橋助剤の存在下に動的
に熱処理することによつて得られる熱可塑性樹脂組成物
(特願昭62-332359号)を提案した。しかしながら、こ
れらの組成物は熱可塑性樹脂としてすぐれた特性を有す
るものの、より高級感を出すための光沢、大型射出成形
時に要求されるよりすぐれた流動特性および低温におけ
る耐衝撃特性などのバランスの点で改良の余地が残され
ていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は上記の点に鑑み、諸物性の中でとくに光沢・大
型射出成形時の流動特性・耐衝撃特性のバランスにすぐ
れた熱可塑性樹脂系組成物の製造法を提供することを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは上記の目的に沿つて鋭意検討した結果、不
飽和結合を含まない熱可塑性樹脂と不飽和結合を有する
ゴム状物質とを溶融混練して得られる混合物に、不飽和
結合を含まない特定の熱可塑性樹脂を加えて、ジヒドロ
芳香族化合物および/または架橋助剤の存在下に動的に
熱処理することによつて従来の組成物より著しくすぐれ
た前記組成物が得られることを見いだし、これに基づい
て本発明に到達した。
すなわち本発明は、実質的に炭素−炭素不飽和結合を含
まない熱可塑性樹脂(以下樹脂成分(A1)という)と炭
素−炭素不飽和結合を有するゴム状物質(以下樹脂成分
(B)という)とを溶融混練して得られる混合物に、実
質的に炭素−炭素不飽和結合を含まず、かつ樹脂成分
(A1)よりメルトフローレート(MFR)の大きい熱可塑
性樹脂(以下樹脂成分(A2)という)を配合し、ジヒド
ロ芳香族化合物もしくはその誘導体(以下添加成分
(a)という)および/または架橋助剤(以下添加成分
(b)という)の存在下で動的に熱処理することによる
熱可塑性樹脂系組成物の製造法であって、樹脂成分
(A1)および(A2)のMFRが(A2)のMFR/(A1)のMFR=
5〜80の関係を満足し、樹脂成分(A1)、(A2)および
(B)の合計量を100重量%として樹脂成分(B)が2
〜40重量%、(A1)および(B)の合計量を100重量部
として樹脂成分(B)が7〜60重量部、ならびに樹脂成
分(A1)に対する(A2)の配合重量比が0.3以上である
ことを特徴とする熱可塑性樹脂系組成物の製造法を提供
するものである。
以下、本発明について詳細に説明する。
まず本発明に用いられる樹脂成分(A1)および(A2
は、実質的に炭素−炭素不飽和化合物を含まない樹脂で
あり、具体例としては結晶性ポリプロピレン、プロピレ
ン・α−オレフイン・ランダム共重合体、高密度ポリエ
チレン、高圧法低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリ
エチレンなどのポリオレフイン系樹脂、ポリスチレン系
樹脂、ポリアクリロニトリル系樹脂、ポリメタクリレー
ト系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポ
リアセタール系樹脂またはこれらの混合物が挙げられ
る。これらのうちでも、後述するゴム状物質(樹脂成分
(B))との相溶性の点から、結晶性ポリプロピレン
系、高密度ポリエチレン系、ポリスチレン系の各樹脂ま
たはこれらを主成分とした混合物を用いることが好まし
い。樹脂成分(A1)と(A2)とは、上記各樹脂系の同一
種類に属することが好ましいが、異種の樹脂であつても
公知の相溶化剤を存在させることにより本発明の効果を
達成することができる。
次に樹脂成分(B)は炭素−炭素不飽和結合を有するゴ
ム状物質であり、その具体例を挙げれば、天然ゴム、イ
ソプレンゴム、ブタジエンゴム、1,2−ポリブタジエン
ゴム、スチレン−ブタジエン・ランダム共重合体ゴム、
クロロプレンゴム、ニトリルゴム、ブチルゴム等のゴム
類およびスチレン−ブタジエン−スチレン・ブロツク共
重合体(SBSと略す)、スチレン−イソプレン−スチレ
ン・ブロツク共重合体(SISと略す)、エチレン−プロ
ピレン−ジエン・ランダム共重合体(EPDMと略す)等の
共重合体エラストマーが挙げられる。また、成分(B)
としては炭素−炭素不飽和結合を有するゴム状物質のう
ちスチレン−ブタジェン−スチレン・ブロック共重合体
(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレン・ブロック
共重合体(SIS)、1,2−ポリブタジェンゴムおよびエチ
レン−プロピレン−ジエン・ランダム共重合体(EPDM)
が好ましい。その理由の第1は、これらのゴム状物質が
他のゴム状物質に比べて熱可塑性にすぐれており、溶融
混練による分散が容易であることによる。第2の理由と
しては、SBSおよびSISは不飽和結合が局所的に存在し、
1,2−ポリブテンおよびEDPMも不飽和結合が側鎖部に局
在するため、いずれも架橋剤と反応しやすいことが挙げ
られる。第3の理由としては、これら4種のゴムがSB
R、イソプレンゴム、ニトリルゴムあるいはブラジェン
ゴムなどと比較して独特の臭気を有しない点、あるいは
ペレット状で入手できるため、配合する際の計量や取扱
いが容易であり、かつ組成物製造装置の形式についても
選択の自由度が大きくなることなど操作上の利点を有す
ることが挙げられる。その他、とくにSBRおよびブタジ
ェンゴムの場合においては、ビスマレイミド系化合物な
どによる架橋反応が進行し難く、また得られた組成物の
射出成形時に流動性が乏しいなどの傾向を示す。
SBSまたはSISを用いたときの耐衝撃特性の改良率は、SB
S中のブタジエン含量またはSIS中のイソプレン含量が大
きいほど大きく、これらの含量が40重量%以上、好まし
くは60重量%以上の共重合体が使用される。
EPDM中に含まれるジエン成分についてはとくに制限はな
く、現在入手しうるエチリデンノルボルネン、ジシクロ
ペンタジエン、1,4−シクロヘキサジエンなどいずれも
使用できるが、エチリデンノルボルネンを使用した場合
が動的な熱処理の効果を発揮しやすいためとくに好まし
い。
またこれらのゴム類または共重合体エラストマーは、単
独で使用するだけでなく、必要に応じ2種以上を混合し
て使用してもよい。
本発明の効果を発揮するためには、上記3種の樹脂成分
(A1)、(A2)および(B)の配合割合または性状が以
下に示す範囲内にあることが必要である。
まず、後述するように製造の第一段階において(A1)と
(B)との溶融混練を行うが、このときの配合割合は該
2成分の合計量を100重量部として次の範囲内にあるべ
きである。
(A1):93〜40重量部、 (B):7〜60重量部。
本発明の目的の一つである耐衝撃性の改良のためには、
(A1)の連続相中に(B)が均一な分散相を形成してい
ることが好ましいが、(B)の量が60重量部を超えると
良好な分散状態を保持することが困難となる。好ましく
は(B)の配合量は50重量%以下である。一方(B)が
7重量部未満では耐衝撃性の改良効果が期待できない。
また上記の場合に、(B)の分散粒子が微小であるほど
得られる組成物の耐衝撃性の改良効果は大きいが、この
目的のためには(A1)のMFRが小さいことが好ましい。
たとえばポリプロピレン系樹脂においてはJIS K6758の
条件(温度230℃、荷重2.16kg)で8g/10min以下、好ま
しくは4g/10min以下、高密度ポリエチレン系樹脂および
ポリスチレン系樹脂ではJIS K6760の条件(温度190℃、
荷重2.16kg)で8g/10min以下、好ましくは4g/10min以下
である。
次に、本発明の後段において動的熱処理を行う際に添加
する樹脂成分(A2)は、MFRおよび重量について(A1
との間に次の関係が存在するべきである: (A2)のMFR/(A1)のMFR=5〜80、好ましくは8〜7
0、 (A2)の重量/(A1)の重量≧0.3。
(A1)および(A2)が上式の関係を満足しない組成物
は、光沢および大型射出成形時の流動特性の改良が不十
分である。
上記のように本発明の樹脂成分については、MFRが特定
の値および関係を有する(A1)および(A2)を選択する
ことにより、(A1)と(B)との溶融混練で(B)の良
好な分散状態が得られて耐衝撃性の改良を図ることがで
き、さらに(A2)の添加により光沢および流動特性を改
良することができる。
さらに樹脂成分における(A1)および(A2)の合計量と
(B)の量との関係は、該3成分の合計量を100重量%
として次の範囲にあるべきである: (A1)+(A2):98〜60重量%、好ましくは95〜65重量
%、 (B):2〜40重量%、好ましくは5〜35重量
%。
(B)の量が2重量%より少ないと耐衝撃特性の改良効
果が不十分であり、40重量%より多いと(A1)および
(A2)の特長である剛性の低下が著しい。
本発明において添加成分(a)として用いられるジヒド
ロ芳香族化合物とは、1個以上の芳香族環を含む化合物
であって少なくとも1つの芳香族環がジヒドロ化された
ものをいう。なおここでいう芳香族環とは、芳香属性の
定義(たとえば後藤俊夫訳「有機化学の基礎」105〜106
頁、(株)東京化学同人(1976)[Richard S.Mon−son
& John C.Shelton;Fundamentals of Organic Chemist
ry,MacGraw−Hill,Inc.(1974)]に示されるπ−電子
の数が4n+2(nは整数)個である環構造を指し、たと
えばピリジン、キノリンなども含まれる。したがって本
発明で用いるジヒドロ芳香族化合物はキノリンのジヒド
ロ誘導体も含む。また本発明で用いるジヒドロ芳香族化
合物には置換基があってもよく、アルキル基による置換
体その他各種の元素、官能基による置換誘導体が使用さ
れる。このようなジヒドロ芳香族化合物は公知の化学反
応を応用することにより任意に合成しうるが、現在入手
しうるものを例示すれば、1,2−ジヒドロベンゼン、cis
−1,2−ジヒドロカテコール、1,2−ジヒドロナフタレ
ン、9,10−ジヒドロフェナントレン等の他、6−ドデシ
ル−2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリン、6−
エトキシ−2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリ
ン、2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリン等の1,
2−ジヒドロキノリン系化合物が挙げられる。またこれ
らの化合物の重合体であってもよい。また、ジヒドロ化
された元素が隣接していることが好ましい。
なお成分(a)は、上記のようにそのものを添加しても
よいが、また溶融混練する間に反応により成分(a)が
合成されるような方法を用いてもよい。これに用いる反
応は任意に選択しうるが、触媒等の添加を避けるため熱
によって容易に反応する化合物から出発するのが好まし
く、とくにDiels-Alder反応で生成するようにするのが
望ましい。たとえばSBSとジビニルベンゼンとを溶融混
練すると、SBS中の不飽和結合とジビニルベンゼンとの
反応およびジビニルベンゼンの分子間反応によってジヒ
ドロ芳香族化合物を生成すると考えられる。ただしこの
場合はジヒドロ芳香族化合物の形で加えるほうが好まし
い。
添加成分(b)として用いる架橋助剤としては、エチレ
ン−プロピレン共重合体ゴムなどのゴム状物質を過酸化
物により架橋する際添加する多官能性モノマーがある。
具体例としてはトリメチロールプロパントリメタクリレ
ート、エチレンジメタクリレートに代表されるメタクリ
ル酸の高級エステル類、トリアリルシアヌレート、ジア
リルフタレートに代表される多官能性ビニルモノマー
類、p−キノンジオキシム、p,p′−ジベンゾイルキノ
ンジオキシムに代表されるキノンジオキシム類、N,N′
−m−フエニレンビスマレイミド、N,N′−エチレンビ
スマレイミドに代表されるビスマレイミド類などが挙げ
られる。これら架橋助剤の選択は任意であるが、樹脂成
分(B)がEPDMである場合には、ビスマレイミド類を使
用すると後述の動的熱処理の効果を高める点で好まし
い。
またその添加効果を高めるため活性化剤として、必要に
応じベンゾチアゾール系化合物またはベンゾチアゾリル
スルフェンアミド系化合物を添加してもよい。
なお、本発明で定義するところのジヒドロ芳香族には、
5−エトキシ−2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノ
リン、および、その重合体、誘導体が含まれる。これら
はゴム添加剤の分野において老化防止剤としては公知
で、本発明と目的を同一とする組成物でこれらの化合物
を含む組成物も公知である。しかしながら、これらの公
知組成物中に於ては、本発明者らが認識した架橋反応に
関する機能に着目せず、(すなわち、従来の知見に従っ
て老化防止剤として使用したため)他の公知架橋剤およ
び架橋助剤と共に使用し、そのため本発明の目的とする
組成物の特性に関して好ましくない影響を与えているこ
とは本明細書中で述べた通りである。
また、これらの化合物は、本発明の分野において、アミ
ン系老化防止剤として認識されるのが一般的であり、ま
た、他のアミン系老化防止剤と較べて大きく異なった老
化防止の効果は認められておらず、その機構も明らかに
されていない。しかしながら、本発明において、これら
の化合物は他のアミン系老化防止剤と全く異なる効果を
示し、アミン系化合物として同列に論じることはできな
い。すなわち、他のアミン系老化防止剤、例えば、オク
チレイトジフェニルアミン、p−(p−トルエンスルホ
ニルアミド)ジフェニルアミン、4,4′−(α、α′−
ジメチルベンジル)ジフェニルアミンの添加によって
は、本発明の効果を得ることはできない。
本発明者らはこの特異性に着目し、本発明を完成したも
のであり、本発明のようにこれらの化合物の架橋反応に
関する能力を見いだし、積極的に利用し当該分野の問題
解決を行った例はない。
本発明において組成物を製造するには、まず樹脂成分
(A1)と(B)とを前記の配合割合で溶融混練する。溶
融混練には従来公知の方法を用いることができる。得ら
れた混合物に樹脂成分(A2)ならびに添加成分(a)お
よび/または(b)を前記の割合で配合して、これら4
種または5種成分からなる混合物を動的に熱処理する。
動的に熱処理するとは、特公昭58-56575号公報や特公昭
62-23968号公報等で一般的に用いられているように、動
的作用化に熱処理することをいい、典型的には該混合物
を溶融混練することによって行なわれ、それにより熱処
理後の組成物中における沸騰キシレン不溶分を混練前の
値に比べて増加させることができる。この熱処理によつ
て本発明の効果が達成されるのであり、一般に沸騰キシ
レン不溶分が増大するほど耐衝撃性の向上が大きい。使
用温度は樹脂成分(A1)および(A2)の融点または軟化
点以上、かつ分解点以下の温度範囲内とする。
上記の製法において、第一段階の溶融混練の際に樹脂成
分(A1)および(B)とともに(A2)を加えて行うと、
得られた組成物の光沢、流動特性、耐衝撃性のバランス
が不十分であり好ましくない。
沸騰キシレン不溶分を増加させる主因子は添加成分
(a)および/または添加成分(b)の添加量である
が、これらの添加量は任意に選択できる。すなわち
(a)および(b)の種類または溶融混練の装置・条件
により適切な添加量が用いられる。過剰に添加すると、
添加成分のブリード、組成物の着色あるいはコストの増
大等を招くため、これらの兼ね合いで添加量を制限すれ
ばよい。実際的な添加量は通常(a)、(b)のいずれ
も樹脂成分(B)の量を100重量部として0.01〜5重量
部、好ましくは0.05〜3重量部である。なお(a)成分
と(b)成分とを両方添加するときの添加順序にはとく
に制限はない。
該キシレン不溶分を示差走査熱量測定法(DSC)で測定
すると、成分(A1),(A2)のピークは小さく、主成分は成
分(B)であることがわかる。またキシレン不溶分は実
質的に成分(B)の添加量を超えることはない。これら
の事実から、本発明でいう動的熱処理とは成分(B)の
架橋を行うことと見なすことができる。
従って、本発明における上記ジヒドロキノリン系化合物
を含むジヒドロ芳香族化合物、成分(a)は、架橋剤と
して、成分(B)などの不飽和結合に作用して炭素ラジ
カルを生成させ、自身はラジカルを放出した後共鳴構造
を示して安定化されるものと考えられる。ここで生じた
炭素ラジカルは、前述の有機過酸化物の開裂によって生
ずる酸素ラジカルに比べて通常の炭素−水素結合からの
水素引き抜き能力が弱いため、主として成分(B)中の
アリル位置の水素を引き抜いて成分(B)のみで架橋が
進行し、成分(A)は実質的に変化しないものと思われ
る。
また溶融混練に当たっては高せん断速度を与える混合機
を用いて、混合物中にラジカルが発生しやすくすること
が好ましい。
動的熱処理の効果を高めるためには、架橋反応が開始す
る前に成分(A)および(B)をあらかじめ溶融混練し
て、できるだけ良好に分散させておくことが好ましい。
動的熱処理を行う溶融混練装置としては、開放型のミキ
シングロール、非開放型のバンバリーミキサー、押出
機、ニーダー、二軸押出機等従来公知のものを使用する
ことができる。前記の配合組成により本発明を実施する
場合の条件は、混練温度120〜280℃、熱処理時間30sec
〜20minの範囲である。
また本発明の組成物に必要に応じて安定剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、滑剤、発泡剤、帯電防止剤、難燃
剤、可塑剤、鉱物油系または合成油系軟化剤、染料、顔
料等の外、タルク、炭酸カルシウム、カーボンブラツ
ク、マイカ、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド樹脂、ア
スベスト等の各種充てん材等を適宜配合することができ
る。
〔発明の効果〕
本発明の熱可塑性樹脂系組成物は、とくに光沢・大型射
出成形時の流動特性・耐衝撃特性のバランスの点ですぐ
れており、従来の耐衝撃性熱可塑性樹脂の欠点が著しく
改善されている。
〔実施例および比較例〕
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発
明はこれらによつて限定されるものではない。試験片は
とくに記載のないかぎり、射出成形によつて得られたも
のをアニーリング処理して使用した。射出成形による試
験片の製作条件および試験方法は以下のとおりである: 射出成形の条件 成形機 IS-90B(東芝機械(株)製) 射出圧力 1,000kg/cm2 成形温度 180〜230℃ 金型温度 50℃ 試験・測定方法 (メルトフローレート(MFR)) 実施例1〜7、比較例1〜10:JIS K6758、 JIS K7210による。
実施例8、9、比較例11〜14:JIS K6760、JIS K7210に
よる。
(光沢) JIS Z8741による。入射角45°で測定。
(アイゾツト衝撃値) JIS K6758、JIS K7110による。
(沸騰キシレン不溶分) 20mm×50mm×0.2mmのフイルムをプレス成形し、120メツ
シユの金網に入れて沸騰キシレン中に5hr浸せきした。
浸せき前後の重量を測定し、以下の式から沸騰キシレン
不溶分を求めた: 実施例1〜4. 樹脂成分(A1)、(A2)、(B)および添加成分
(a)、(b)として次のものを使用した。
樹脂成分(A1): (PP5)ポリプロピレン(5) (MFR 1g/10min;商品名:日石ポリプロJ620G、日本石油
化学(株)製) 樹脂成分(A2): (PP8)ポリプロピレン(8) (MFR 20g/10min;商品名:日石ポリプロJ871M、日本石
油化学(株)製) (PP9)ポリプロピレン(9) (MFR 40g/10min;商品名:日石ポリプロJ881M、日本石
油化学(株)製) 樹脂成分(B): (B1)エチレン−プロピレン−エチリデンノルボルネン
共重合体 (ムーニー粘度ML1+4(100℃)88、ヨウ素価15;商品名:
JSR EP57P、日本合成ゴム(株)製) (B2)1,2−ポリブタジエンゴム (商品名:JSR RB820、日本合成ゴム(株)製) 添加成分(a): (a1)6−エトキシ−2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒド
ロキノリン (商品名:ノクラツクAW−D、大内新興化学工業(株)
製) (a2)9,10−ジヒドロフエナントレン (東京化成工業(株)製) (a3)ポリ(2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリ
ン) (商品名:ノクラツク224−S、大内新興化学工業
(株)製)添加成分(b): (b1)N,N′−m−フエニレンビスマレイミド (商品名:バルノツクPM、大内新興化学工業(株)製) (b2)ジビニルベンゼン (東京化成工業(株)製) 以上の成分を用い、表1の配合割合で、次に示す手順に
より熱可塑性樹脂系組成物を製造した。
組成物製造の操作法(No.1): 1) 樹脂成分(A1)および(B)を所定の配合割合に
調合し、ヘンシエルミキサーで混合した。
2) 上で得られた混合物を二軸連続混練押出機(30mm
φ、プラスチック工学研究所(株)製)を用いて、樹脂
温度150〜180℃、回転数200rpmで溶融混練した。
3) 上で得られた混合物に所定量の樹脂成分(A2)と
添加成分(a)および/または(b)を加え、ヘンシエ
ルミキサーでかくはん混合した。
4) 上で得られた混合物を2)で使用した二軸連続混
練押出機により溶融混練して動的熱処理を行つた。この
際、押出機出口の組成物温度と押出機内の滞留時間を測
定・制御して条件の調整を行つた。この際の組成物温度
および滞留時間を表1(熱処理条件)に示す。
得られた組成物を用い、前記の射出成形により試験片を
作製して試験を行つた。結果を表1に示す。
なお表1における添加成分(a)および(b)の配合量
は、樹脂成分(A1)、(A2)および(B)の合計量を10
0重量部とした値である。
実施例5,比較例1〜4. 樹脂成分(A2)および(B)として次のものを追加また
は使用し、添加成分(b)は使用せず、表1に示す配合
割合および製造方法で処理して組成物を製造した。ただ
し樹脂成分(A2)を用いない比較例4の場合は、前記製
造の操作法(No.1)における工程3)において添加成分
のみを配合した(以下同様とする)。得られた組成物を
用い、射出成形を行つて試験片を作製した。試験結果を
表1に示す。
樹脂成分(A2): (PP6)ポリプロピレン(6) (MFR 4g/10min;商品名:日石ポリプロJ630G、日本石油
化学(株)製) (PP7)ポリプロピレン(7) (MFR 8g/10min;商品名:日石ポリプロJ650G、日本石油
化学(株)製) (PP′)ポリプロピレン熱減成物 ポリプロピレン(日石ポリプロJ170G:MFR 30g/10min)1
00重量部に有機過酸化物としてパーヘキサ25B(日本油
脂(株)製)を0.03重量部添加し、単軸混練機溶融混練
して得た。得られた減成物のMFRは90g/10min以上であつ
た。
樹脂成分(B): (B3)スチレン−ブタジエン−スチレン・ブロツク共重
合体 (スチレン/ブタジエン重量比=28/72;商品名:カリフ
レツクスTRKX-65、シエル化学(株)製) 実施例6,7、比較例5,6. 樹脂成分(A1)および(A2)として次のものを使用した
以外は前記と同様の成分を用い、表1に示す配合割合で
処理した。
樹脂成分(A1): (PP1)ポリプロピレン(1) (MFR 1g/10min;商品名:日石ポリプロJ120G、日本石油
化学(株)製) 樹脂成分(A2): (PP4)ポリプロピレン(4) (MFR 14g/10min;商品名:日石ポリプロJ160G、日本石
油化学(株)製) 製造方法は、実施例6、7については前記方法(No.1)
を使用し、比較例5、6については次に示す手順によつ
た。
組成物製造の操作法(No.2): 1) 樹脂成分(A1)、(A2)および(B)を所定の配
合割合に調合し、ヘンシエルミキサーで混合した。
2) 上で得られた混合物を二軸連続混練押出機(30mm
φ、プラスチツク工業研究所(株)製)を用いて、樹脂
温度150〜180℃、回転数200rpmで溶融混練した。
3) 上で得られた混合物に所定量の添加成分(a)お
よび/または(b)を加え、ヘンシエルミキサーでかく
はん混合した。
4) 上で得られた混合物を2)で使用した二軸連続混
練押出機により溶融混練して動的熱処理を行つた。この
際、押出機出口の組成物温度と押出機内の滞留時間を測
定・制御して条件の調整を行つた。この際の組成物温度
および滞留時間を表1(熱処理条件)に示す。
得られた組成物を用い、前記の射出成形により試験片を
作製して試験を行つた。結果を表1に示す。
比較例7〜10. 樹脂成分(A1)としては次のものを追加し、樹脂成分
(A2)は使用せず、添加成分(a)および(b)は使用
せずまたは前記のものを用い、表1に示す配合割合で処
理して組成物を製造し、射出成形を行つた。試験結果を
表1に示す。
樹脂成分(A1): (PP2)ポリプロピレン(2) (MFR 4g/10min;商品名:日石ポリプロJ130G、日本石油
化学(株)製) (PP3)ポリプロピレン(3) (MFR 8g/10min;商品名:日石ポリプロJ150G、日本石油
化学(株)製) 実施例8,比較例11,12. 樹脂成分(A1)および(A2)として次のものを使用した
以外は前記と同様の成分を用い、表1に示す配合割合お
よび製造方法で処理して組成物を製造し、射出成形を行
つた。試験結果を表1に示す。
樹脂成分(A1): (HD1)高密度ポリエチレン(1) (MFR 0.3g/10min;商品名:スタフレンE703、日本石油
化学(株)製) 樹脂成分(A2): (HD2)高密度ポリエチレン(2) (OMFR 14g/10min;商品名:スタフレンE792、日本石油
化学(株)製) 実施例9,比較例11,12. 樹脂成分(A1)、(A2)および(B)として次のものを
使用した以外は前記と同様の成分を用い、表1に示す配
合割合および製造方法で処理して組成物を製造し、射出
成形を行つた。試験結果を表1に示す。
樹脂成分(A1): (ST1)ポリスチレン(1) (MFR 0.4g/10min;商品名:トーポレツクス550、三井東
圧化学(株)製) (ST2)ポリスチレン(2) (MFR 1g/10min;商品名:トーポレツクス525、三井東圧
化学(株)製) 樹脂成分(A2): (ST3)ポリスチレン(3) (MFR 4g/10min;商品名:トーポレツクス500、三井東圧
化学(株)製) 樹脂成分(B): (B4)スチレン−イソプレン−スチレン・ブロツク共重
合体 (スチレン/イソプレン重量比=14/86;商品名:カリフ
レツクスTR-1107、シエル化学(株)製) 〈表中の記号説明〉 PP1:ポリプロピレン(1)(日石ポリプロJ120G) PP2:ポリプロピレン(2)(日石ポリプロJ130G) PP3:ポリプロピレン(3)(日石ポリプロJ150G) PP4:ポリプロピレン(4)(日石ポリプロJ160G) PP5:ポリプロピレン(5)(日石ポリプロJ620G) PP6:ポリプロピレン(6)(日石ポリプロJ630G) PP7:ポリプロピレン(7)(日石ポリプロJ650G) PP8:ポリプロピレン(8)(日石ポリプロJ871M) PP9:ポリプロピレン(9)(日石ポリプロJ881M) PP′:ポリプロピレン減成物 HD1:高密度ポリエチレン(1)(スタフレンE703) HD2:高密度ポリエチレン(2)(スタフレンE792) ST1:ポリスチレン(1)(トーポレツクス550) ST2:ポリスチレン(2)(トーポレツクス525) ST3:ポリスチレン(3)(トーポレツクス500) B1:EPDM(JSR EP57P) B2:1,2−ポリブタジエンゴム(JSR RB820) B3:SBS(カリフレツクスTRKX-65) B4:SIS(カリフレツクスTR-1107) a1:6−エトキシ−2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキ
ノリン(ノクラツクAW−D) a2:9,10−ジヒドロフエナントレン a3:ポリ(2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリ
ン)(ノクラツク224−S) b1:N,N′−m−フエニレンビスマレイミド(バルノツク
PM) b2:ジビニルベンゼン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】実質的に炭素−炭素不飽和結合を含まない
    熱可塑性樹脂(以下樹脂成分(A1)という)と炭素−炭
    素不飽和結合を有するゴム状物質(以下樹脂成分(B)
    という)とを溶融混練して得られる混合物に、実質的に
    炭素−炭素不飽和結合を含まず、かつ樹脂成分(A1)よ
    りメルトフローレート(MFR)の大きい熱可塑性樹脂
    (以下樹脂成分(A2)という)を配合し、ジヒドロ芳香
    族化合物もしくはその誘導体(以下添加成分(a)とい
    う)および/または架橋助剤(以下添加成分(b)とい
    う)の存在下で動的に熱処理することによる熱可塑性樹
    脂系組成物の製造法であって、 樹脂成分(A1)および(A2)のMFRが(A2)のMFR/
    (A1)のMFR=5〜80の関係を満足し、樹脂成分
    (A1)、(A2)および(B)の合計量を100重量%とし
    て樹脂成分(B)が2〜40重量%、(A1)および(B)
    の合計量を100重量部として樹脂成分(B)が7〜60重
    量部、ならびに樹脂成分(A1)に対する(A2)の配合重
    量比が0.3以上であることを特徴とする熱可塑性樹脂系
    組成物の製造法。
  2. 【請求項2】樹脂成分(A1)および(A2)が結晶性ポリ
    プロピレン系樹脂、高密度ポリエチレン系樹脂、ポリス
    チレン系樹脂またはこれらを主成分とする混合物である
    請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】樹脂成分(B)がエチレン−プロピレン−
    エチリデンノルボルネン・ランダム共重合体である請求
    項1記載の方法。
  4. 【請求項4】樹脂成分(B)が1,2−ポリブタジエンゴ
    ムである請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】樹脂成分(B)がスチレン−ブタジエン−
    スチレン・ブロック共重合体またはスチレン−イソプレ
    ン−スチレン・ブロック共重合体である請求項1記載の
    方法。
  6. 【請求項6】添加成分(a)が1,2−ジヒドロキノリン
    またはその誘導体である請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】樹脂成分(B)がエチレン−プロピレン−
    ジエン・ランダム共重合体であり、かつ添加成分(b)
    がビスマレイミド系化合物である請求項1記載の方法。
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