JPH07110647A - フロントローディング型複写機 - Google Patents

フロントローディング型複写機

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JPH07110647A
JPH07110647A JP5256603A JP25660393A JPH07110647A JP H07110647 A JPH07110647 A JP H07110647A JP 5256603 A JP5256603 A JP 5256603A JP 25660393 A JP25660393 A JP 25660393A JP H07110647 A JPH07110647 A JP H07110647A
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JP
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unit
copying machine
pull
loading type
drawer
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JP5256603A
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Inventor
Masumi Ikesue
真澄 池末
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 より占有設置面積を小さくし得るフロントロ
ーディング型複写機を提供すること。 【構成】 複写機本体内の作像ユニット等のユニットを
複数の引出ユニットに分割して本体前面側に引出自在と
したフロントローディング型複写機において、前記引出
ユニット中の一つの引出ユニット12の前面にその使用
時に開状態とされる操作部17を折畳み自在に設けて、
複写機本体上面等に操作部用の平面的なスペースを要し
ないように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロントローディング
型複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機は省スペース化、操作性向
上等を目的として、作像ユニット等のユニットを複数の
引出ユニットに分割して本体前面側に対して引出自在と
したフロントローディング型複写機が主流になりつつあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
フロントローディング型複写機にあっても、操作部等に
要する平面的な面積のために、必ずしも省スペース化が
充分とはなっておらず、占有設置面積が最小限のものと
はいえないものである。
【0004】また、フロントローディング型複写機にあ
っては、任意の引出ユニットを自由に引出し得るわけで
あるが、中には、作像中に引出されるとそのユニットの
欠落によりジャムやミスコピーが発生する原因ともなる
ので、何らかの対策が必要である。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、複写機本体内の作像ユニット等のユニットを複数の
引出ユニットに分割して本体前面側に引出自在としたフ
ロントローディング型複写機において、前記引出ユニッ
ト中の一つの引出ユニット前面にその使用時に開状態と
される操作部を折畳み自在に設けた。
【0006】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明に関して、開操作により投入される電源スイッチを
有する操作部とした。
【0007】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
発明に関して、閉状態で操作可能な一部のキー部を外面
に有する操作部とした。
【0008】この際、請求項4記載の発明では、外面に
有するキー部を複写機の基本動作に関するものとした。
【0009】また、これらの発明において、請求項5記
載の発明では、引出状態が複写動作に支障のない引出ユ
ニットに操作部を設けた。
【0010】一方、請求項6記載の発明では、請求項1
記載の発明に加え、作像ユニット用の引出ユニット前面
部に開状態で内部の作像ユニットに連続する手差し給紙
トレイを開閉自在に設けた。
【0011】請求項7記載の発明では、請求項6記載の
発明に関して、作像ユニット用の引出ユニットの引出操
作を手差し給紙トレイの開状態時に規制又は禁止する規
制手段を設けた。
【0012】また、請求項8記載の発明では、請求項1
記載の発明に加え、複数の引出ユニット中で引出状態が
複写動作に支障のある引出ユニットに対してその引出操
作を規制又は禁止する規制手段を解除自在に設けた。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明においては、一つの引出ユ
ニットの前面に折畳み式の操作部を設けて使用時に開状
態とするようにしたので、複写機本体上面等に操作部用
の平面的なスペースを要しないものとなり、極力、複写
機の占有設置面積を減らし得るものとなる。
【0014】この際、請求項2記載の発明においては、
操作部が開操作により投入される電源スイッチを有する
ものとしているので、複写動作に必須な電源スイッチの
投入を操作部を開状態とさせる一つの操作で行えるもの
となり、操作数が減り、操作性が向上する。
【0015】また、請求項3記載の発明においては、操
作部が閉状態のままで操作し得る一部のキー部を有する
ものとし、特に、請求項4記載の発明においては、複写
機の基本動作に関するものとしたので、基本動作で済む
ような単純複写動作に関しては、操作部を開状態とさせ
ることなくそのまま実行させることも可能となり、単純
複写動作開始までに要する操作数を極力減らすことがで
きる。
【0016】請求項5記載の発明においては、操作部を
有する引出ユニットがその引出状態が複写動作に支障を
与えないものとされているので、引出ユニットがどのよ
うな状態にあっても操作部を任意に開閉し得るものとな
り、操作部の機能を常に確保できるものとなる。
【0017】さらに、請求項6記載の発明においては、
作像ユニット用の引出ユニットに手差し給紙トレイを開
閉自在に設けたので、ある引出ユニットに設けられた操
作部と相俟って、複写機本体の設置スペースを極力小さ
なものとすることができ、かつ、手差し給紙トレイを操
作部と同じ方向性で操作し得るものとなって、全てが本
体前面での操作で済むものとなり一層操作性のよいもの
となる。
【0018】この際、請求項7記載の発明においては、
このような手差し給紙トレイを有する引出ユニットに関
して、手差し給紙トレイを開状態としている時には規制
手段によってこの引出ユニットの引出操作を規制又は禁
止させるようにしたので、手差し給紙トレイに開操作に
伴ってその引出ユニットも引出してしまい作像ユニット
による作像プロセスが中断してジャムが発生してしま
う、ような不都合を回避し得る。
【0019】一方、請求項8記載の発明においては、引
出ユニット中でその引出状態が複写動作に支障のあるも
のに関して、その引出操作を規制手段によって規制又は
禁止させるようにしたので、操作部等を含めて操作方向
が揃えられた条件下で、複写動作に支障を来すような引
出ユニットを複写動作中に引出してしまいジャムが発生
してしまう、ような不都合を回避し得るものとなり、誤
操作のないフロントローディング性を確保できるものと
なる。
【0020】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。本実施例は、プリンタ単独としても使用可能な複写
機に適用したものである。まず、複写機本体1内にはド
ラム状の感光体2を主体として帯電、光書込み、現像、
転写紙レジスト、転写・搬送、定着等の電子写真プロセ
スを実行する各部材・装置類からなる作像ユニット3が
設けられている。この作像ユニット3の上部には定着工
程終了後の転写紙を排紙させるためのトレイ部4からな
るスタッカユニット5が設けられている。また、前記作
像ユニット3の下部には、例えば、2段構成とされた2
つの転写紙給紙ユニット6,7が設けられ、各々の搬送
給紙ローラ類を経て前記作像ユニット3中のレジスト部
に連続し得るように構成されている。
【0021】また、前記複写機本体1の頂部には原稿
(図示せず)をセットするためのコンタクトガラス8が
設けられ、開閉自在な原稿圧板9により覆われている。
このコンタクトガラス8の下部にはセットされた原稿を
露光走査し読取って作像ユニット3中の光書込み系に画
像信号を与えるスキャナ10が設けられている。
【0022】このような構成要素を含む複写機本体1
は、図2等に示すように縦長に構成され、最上部には、
前記原稿圧板9類を覆ってポップアップ自在な天板11
が設けられており、複写機として使用しない状態では、
天板11の上面を机等の代わりとして使用可能とされて
いる。また、複写機本体1内に含まれる前記各ユニット
5,3,6,7は各々対応する箱状構造の引出ユニット
12,13,14,15によって分割されて順に積み重
ねたような配設とされ、引出構造により何れも手前側に
引出自在なフロントローディング型として構成されてい
る。つまり、外観的には、サイドキャビネット状として
構成されている。なお、引出ユニット13,14,15
に関しては、各々状態で複写機本体1の奥部側でメイン
モータ16側と駆動連結可能とされている。
【0023】しかして、前記スタッカユニット5用の引
出ユニット12は凹みにより形成された指掛け部12a
を指で把持して引出すことにより、又は、引出ユニット
12の前面板12bの外側を把持して引出すことによ
り、レール(図示せず)等のスライド機構により複写機
本体1から引出し得るものである。ここに、この引出ユ
ニット12が受持つスタッカユニット5はコピー済みの
転写紙をスタックするためのものであり、図2(a)に
示すような引出ユニット12の収納位置、図3に示すよ
うな引出ユニット12の完全引出位置、或いは、これら
の中間位置といった何れの位置であっても任意に採り得
るように構成するのが好ましい。なぜならば、大量の連
続コピー動作中にスタック容量の上限によってコピー動
作が中断してしまうと生産性の悪いものとなるので、こ
のような場合には、図3に示すように引出ユニット12
を最大限引出した状態としてスタック容量を増やせるよ
うにするのがよいからである。何れにしても、この引出
ユニット12はこれが収納状態にあっても引出状態にあ
っても複写動作に支障のないものである。
【0024】このような引出ユニット12の前面板12
b外面には凹部が形成されて、コピー枚数、複写倍率等
を設定操作するための操作パネル(操作部)17が下部
側を回動支点とした略90°の回動動作により凹部内に
折畳み自在に設けられている。この操作パネル17はい
わゆるプッシュオープン型として構成されており、その
外面17aを押すことにより開状態となる旨の表記17
bが施されている。よって、この操作パネル17は図1
(b)に示すように開状態とすることによりその操作面
が露出し、各種キー操作が可能となるもので、この操作
面にプリントキー18、テンキー19、各種モードキー
20、その他のキー類とともに表示部21を有して、こ
の複写機で可能なあらゆるモード等の設定が可能とされ
ている。さらに、このような操作パネル17の外面には
図1(a)に示すようにこの操作パネル17を閉じた状
態のまま操作することのできる電源スイッチ22とプリ
ントキー23とによる一部のキー部が設けられている。
プリントキー23はプリントキー18と同一機能を有す
るものである。
【0025】このような引出ユニット12の前面に配設
された操作パネル17は、図4に示すように、引出ユニ
ット12の一部に設けた可動側コネクタ24と複写機本
体1内に固定させた固定側コネクタ25とをフレキシブ
ルPC板26により接続することにより、引出・収納状
態の如何を問わず給電が確保されるように構成されてい
る。
【0026】次いで、作像ユニット3用の引出ユニット
13も凹みにより形成された指掛け部13aを指で把持
して引出すことにより、又は、引出ユニット13の前面
板13bの外側を把持して引出すことにより、複写機本
体1から引出し得るものである。ここに、この引出ユニ
ット13の前面板13bには下部側を回動支点とした略
90°の回動動作により開閉される手差し給紙トレイ2
7が設けられている。この手差し給紙トレイ27は開放
されると、引出ユニット13内部の作像ユニット3中の
転写紙レジスト部に連続するように配設されている。よ
って、手差し給紙トレイ27は前記操作パネル17とと
もに、引出ユニット12〜15等と同じ操作方向に揃え
られたものとされている。
【0027】ところで、このような作像ユニット3用の
引出ユニット13の引出操作は、トナーの補給やジャム
処理のため、或いは、サービスマンによるメンテナンス
時に行われるものであり、コピー動作中に引出操作を行
うとコピー動作の中断を招き、ミスコピーやジャムを発
生させる原因となるユニットである。ここに、この引出
ユニット13に設けられた手差し給紙トレイ27の開閉
操作方向は、引出ユニット13の引出方向と同一である
ため、例えば、コピー動作中に手差し給紙トレイ27を
開放させて手差し給紙モードに移行しようとする際に、
引出ユニット13も一緒に引出してしまう可能性があ
り、上記のジャム等を誘発する原因となり得る。
【0028】このため、本実施例では、このような引出
ユニット13に対して、その引出操作を重くするようブ
レーキを掛けるブレーキ装置(規制手段)28が取付け
られている。このブレーキ装置28は例えば図5に示す
ように引出ユニット13の側面に突出状態で設けられて
複写機本体1の内壁を摺動するブレーキシュー29を主
体とするもので、このブレーキシュー29によるブレー
キ力を強めるためのソレノイド30、前面板13bの前
面に設けたブレーキ解除レバー31等を含んで構成され
ている。より詳細には、図6に示すように構成されてい
る。まず、ブレーキシュー29は支点32を中心に回動
自在なブレーキレバー33に取付けられて引出ユニット
13の側面から突出している。このブレーキレバー33
にはブレーキシュー29に対して基本的なブレーキ力を
付与するスプリング34が係止されているとともに、吸
引動作によりブレーキ力を強めるためのソレノイド30
が連結されている。一方、このブレーキレバー33に
は、前面板13bの背面付近に位置させた固定ピン35
に対してプーリ36を介してワイヤ37が連結されてい
る。このワイヤ37の端部にはワイヤ37を張設状態に
維持するためのテンションスプリング38が介在されて
いる。また、ワイヤ37の途中は支点39を中心に回動
自在な解除リンク40に連結されている。この解除リン
ク40の一部が前面板13bから突出してブレーキ解除
レバー31とされている。
【0029】このようなブレーキ装置28において、ソ
レノイド30は通常はオフ状態にあり、ブレーキシュー
29はスプリング34による弱いブレーキ力が付与され
た状態で複写機本体1の内壁に当接している。よって、
ブレーキ解除レバー31に指を掛けて手前に引く(解除
リンク40を図6において時計方向に回動させる)と、
ワイヤ37によりブレーキレバー33が引かれることに
なり、弱い力でブレーキ力が解除されることになる。一
方、コピー動作中や手差し給紙トレイモード設定時に
は、ソレノイド30がオン状態とされてこのソレノイド
30がブレーキレバー33を吸引回動するため、ブレー
キシュー29のブレーキ力が増大される。よって、ブレ
ーキ解除レバー31をソレノイド30による吸引力に抗
して強い力で解除操作しないとブレーキ力を解除できな
いものとなり、操作者にこの引出ユニット13の引出操
作が適切でないことを知らせることができる。即ち、ブ
レーキ力が解除された状態での引出操作性を指1本で行
える位の軽さに設定しておき、ブレーキ力が弱(スプリ
ング34による場合)と、ブレーキ力が強(ソレノイド
30による場合)との場合での操作力を、手(指)の感
触で充分に区別し得る強さに設定しておけば、手差し給
紙トレイ27の操作方向と引出ユニット13の操作方向
とが同一であっても、間違って引出す前に、感触により
引出しの可否を感じとらせることができ、操作方向が揃
えられたことによる誤操作が防止される。
【0030】もちろん、規制手段としては、このような
ブレーキ力を増減調整するものに限らず、必要時には引
出操作をロックしてしまうロック機構を解除自在に設け
てもよい。
【0031】さらに、転写紙給紙ユニット6,7用の引
出ユニット14,15は通常通り引出自在に設けられて
いる。
【0032】このような構成において、本実施例のフロ
ントローディング型複写機は、通常は、図2(a)
(b)に示すような状態にある。つまり、不使用時に
は、一切出っ張りのないものとなり、複写機本体1に要
する占有設置スペースを最小限とし得る。ここに、プリ
ンタとして使用する場合には、このままの状態である
が、複写機として使用する場合には、天板11を図3に
示すように上方へポップアップさせ、スキャナ10を使
用可能状態とさせる。つまり、天板11上に物が置かれ
ていたとしても、この物を片付けることなく天板11を
ポップアップさせるだけで対応できるものである。
【0033】また、通常、操作パネル17は図1(a)
に示すように前面板12bに折畳まれて閉じられた状態
となっており、表記17bに従いその外面17aを指で
押すと、図1(b)に示すように操作面が露出する開状
態となり、操作面上の各種キー類の操作設定により任意
モードのコピー又はプリントが可能となる。そして、開
状態の操作パネル17を閉めて軽く押すと図1(a)に
示す状態に戻る。
【0034】ところで、この操作パネル17は閉状態で
その外面17aに電源スイッチ22を有するため、図1
(a)や図2に示す状態のまま電源を投入することがで
きる。そして、コピー枚数が1枚で等倍コピーといった
単純なコピーを行わせたい場合であれば、そのまま外面
17aのプリントキー23を押下するだけで、操作パネ
ル17を開放させることなく、コピー動作を実行させる
ことができる。複写機の操作を考えた場合、このような
単純な複写モード用の操作が最も頻度が高いものであ
り、このための操作を外面17aにおける電源スイッチ
22、プリントキー23の操作だけで行えるので、必要
最小限の操作工程で済むものとなり、操作性が向上す
る。
【0035】また、操作パネル17を開状態として使用
する場合を考える。この場合も、操作パネル17の開放
に先立ち、電源スイッチ22を投入することになるが、
操作パネル17がプッシュオープン型構造のものであ
り、操作パネル17を開放させるために電源スイッチ2
2部分を強めに押せば、このような操作パネル17の開
放操作によって電源投入操作も併せて行われるものとな
り、操作工程数が減り、操作性が向上する。
【0036】ここに、このような操作パネル17は複写
動作中に引出されても支障のない引出ユニット12に設
けられているため、コピー動作中に引出ユニット12を
都合のよい位置に引出したりしても、操作パネル17を
開閉操作したりしても、作像プロセスに支障を与えるこ
とがなく、操作上、自由度の大きいものとなる。
【0037】一方、手差し給紙トレイ27に注目してみ
る。まず、図2等に示す不使用時の状態では、この手差
し給紙トレイ27の操作方向が、操作パネル17と同じ
方向(フロントローディングの方向)とされているの
で、複写機本体1に手差し給紙トレイ27用に別個・専
用のスペースを要しないので、占有設置スペースを最小
限にし得る。同時に、全ての操作を複写機本体1の前面
において同一操作方向として行えるので操作性のよいも
のとなる。
【0038】手差し給紙モードに設定する場合、この手
差し給紙トレイ27を開状態となるように開放操作す
る。この時、力を入れ過ぎると、引出ユニット13も一
緒に引出されてしまう懸念があるが、この時、ブレーキ
装置28においてソレノイド30は通電状態にあり、ブ
レーキ力の強い状態とされているので、引出しにくいの
で、誤って作像ユニット3が引出されてしまうことはな
い。これは、手差し給紙モード時に限らず、通常のコピ
ー動作中も同様である。
【0039】なお、コピー動作中に引出すと支障を来す
ユニットは作像ユニット3に限らない。例えば、転写紙
給紙ユニット6をこのような支障を来すユニットとした
場合、この転写紙給紙ユニット6用の引出ユニット14
に対してコピー動作中にはその引出操作を規制又は禁止
させる規制手段を解除自在に設けるのがよい。このよう
な規制手段は、特に図示しないが、例えば、ブレーキ装
置28と同様なものでよい。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、複写機本
体内の作像ユニット等のユニットを複数の引出ユニット
に分割して本体前面側に引出自在としたフロントローデ
ィング型複写機において、前記引出ユニット中の一つの
引出ユニット前面にその使用時に開状態とされる操作部
を折畳み自在に設けたので、複写機本体上面等に操作部
用の平面的なスペースを要せず、極力、複写機の占有設
置面積を減らすことができ、一般に縦長に構成されるフ
ロントローディング型の特徴を発揮させることができ
る。
【0041】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明に関して、操作部が開操作により投入される電
源スイッチを有するものとしたので、複写動作に必須な
電源スイッチの投入を操作部を開状態とさせる一つの操
作で行えるものとなり、操作工程数が減り、操作性を向
上させることができる。
【0042】請求項3記載の発明によれば、操作部が閉
状態のままで操作し得る一部のキー部を有するものと
し、特に、請求項4記載の発明によれば、これらの一部
のキー部を複写機の基本動作に関するものとしたので、
基本動作で済むような単純複写動作に関しては、操作部
を開状態とさせることなくそのまま実行させることも可
能となり、単純複写動作開始までに要する操作数を極力
減らすことができる。
【0043】また、これらの発明において、請求項5記
載の発明によれば、引出状態が複写動作に支障のない引
出ユニットに操作部を設けたので、引出ユニットがどの
ような状態にあっても操作部を任意に開閉し得るものと
なり、操作部の操作性が向上する。
【0044】一方、請求項6記載の発明によれば、請求
項1記載の発明に加え、作像ユニット用の引出ユニット
前面部に開状態で内部の作像ユニットに連続する手差し
給紙トレイを開閉自在に設けたので、ある引出ユニット
に設けられた操作部と相俟って、複写機本体の設置スペ
ースを極力小さなものとすることができ、かつ、手差し
給紙トレイを操作部と同じ方向性で操作できるものとな
って、全てが本体前面での操作で済むものとなり一層操
作性のよいものとなる。
【0045】請求項7記載の発明によれば、請求項6記
載の発明に関して、作像ユニット用の引出ユニットの引
出操作を手差し給紙トレイの開状態時に規制又は禁止す
る規制手段を設けたので、操作方向を揃えても、手差し
給紙トレイに開操作に伴ってその引出ユニットも引出し
てしまい作像ユニットによる作像プロセスが中断してジ
ャムが発生してしまう、ような不都合を回避できるもの
となる。
【0046】また、請求項8記載の発明によれば、請求
項1記載の発明に加え、複数の引出ユニット中で引出状
態が複写動作に支障のある引出ユニットに対してその引
出操作を規制又は禁止する規制手段を解除自在に設けた
ので、操作部等を含めて操作方向が揃えられた条件下
で、複写動作に支障を来すような引出ユニットを複写動
作中に引出してしまいジャムが発生してしまう、ような
不都合を回避できるものとなり、誤操作のないフロント
ローディング性を確保できるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の操作パネル付近を示し、
(a)は閉状態の斜視図、(b)は開状態の斜視図であ
る。
【図2】複写機本体全体を示し、(a)は概略側面図、
(b)は正面図である。
【図3】各部の引出状態等を示す概略側面図である。
【図4】操作パネル用の引出ユニットを示す斜視図であ
る。
【図5】作像ユニット用の引出ユニットを示す斜視図で
ある。
【図6】ブレーキ装置を主体として示す概略平面図であ
る。
【符号の説明】
1 複写機本体 3 作像ユニット 5〜7 ユニット 12〜15 引出ユニット 17 操作部 17a 外面 22 電源スイッチ&一部のキー部 23 一部のキー部 27 手差し給紙トレイ 28 規制手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複写機本体内の作像ユニット等のユニッ
    トを複数の引出ユニットに分割して本体前面側に引出自
    在としたフロントローディング型複写機において、前記
    引出ユニット中の一つの引出ユニット前面にその使用時
    に開状態とされる操作部を折畳み自在に設けたことを特
    徴とするフロントローディング型複写機。
  2. 【請求項2】 開操作により投入される電源スイッチを
    有する操作部としたことを特徴とする請求項1記載のフ
    ロントローディング型複写機。
  3. 【請求項3】 閉状態で操作可能な一部のキー部を外面
    に有する操作部としたことを特徴とする請求項1記載の
    フロントローディング型複写機。
  4. 【請求項4】 外面に有するキー部を複写機の基本動作
    に関するものとしたことを特徴とする請求項3記載のフ
    ロントローディング型複写機。
  5. 【請求項5】 引出状態が複写動作に支障のない引出ユ
    ニットに操作部を設けたことを特徴とする請求項1,
    2,3又は4記載のフロントローディング型複写機。
  6. 【請求項6】 作像ユニット用の引出ユニット前面部に
    開状態で内部の作像ユニットに連続する手差し給紙トレ
    イを開閉自在に設けたことを特徴とする請求項1記載の
    フロントローディング型複写機。
  7. 【請求項7】 作像ユニット用の引出ユニットの引出操
    作を手差し給紙トレイの開状態時に規制又は禁止する規
    制手段を設けたことを特徴とする請求項6記載のフロン
    トローディング型複写機。
  8. 【請求項8】 複数の引出ユニット中で引出状態が複写
    動作に支障のある引出ユニットに対してその引出操作を
    規制又は禁止する規制手段を解除自在に設けたことを特
    徴とする請求項1記載のフロントローディング型複写
    機。
JP5256603A 1993-10-14 1993-10-14 フロントローディング型複写機 Pending JPH07110647A (ja)

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JP5256603A JPH07110647A (ja) 1993-10-14 1993-10-14 フロントローディング型複写機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006039204A (ja) * 2004-07-27 2006-02-09 Canon Inc 画像形成装置
WO2014109253A1 (ja) * 2013-01-09 2014-07-17 シャープ株式会社 画像形成装置

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