JPH07110499B2 - プリプレグ積層材の製造方法およびその装置 - Google Patents

プリプレグ積層材の製造方法およびその装置

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JPH07110499B2
JPH07110499B2 JP2243258A JP24325890A JPH07110499B2 JP H07110499 B2 JPH07110499 B2 JP H07110499B2 JP 2243258 A JP2243258 A JP 2243258A JP 24325890 A JP24325890 A JP 24325890A JP H07110499 B2 JPH07110499 B2 JP H07110499B2
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雄平 山川
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英幸 山田
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光典 小久保
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    • B29C70/28Shaping operations therefor
    • B29C70/30Shaping by lay-up, i.e. applying fibres, tape or broadsheet on a mould, former or core; Shaping by spray-up, i.e. spraying of fibres on a mould, former or core
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は強化繊維に熱硬化性または熱可塑性樹脂を含浸
してなるプリプレグを積層してプリプレグ積層材を製造
する方法およびその方法を実施するための装置に係り、
とりわけ同一の作業用テーブルを用いてプリプレグ積層
材を自動的かつ効率良く製造することのできる製造方法
および装置に関する。
(従来の技術) 航空機部品、スポーツ・レジャー用品あるいは各種機械
構造部品などが、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)な
どの複合材料により製作されている。この場合、複合材
料は、炭素繊維、アラミド繊維、ボロン繊維、ガラス繊
維等の強化繊維に、熱硬化性または熱可塑性樹脂を含浸
してなるプリプレグを準備し、このプリプレグを方向を
変えて各層ごとに積層して製造したもの(以下「プリプ
レグ積層シート」と称する)が用いられる。プリプレグ
積層シートは、製作する製品に適合する形状に切断さ
れ、この切断されたプリプレグ積層シートの部片(以下
「プリプレグ積層材」と称する)は、賦形治具上に載置
され、加圧、加熱され、所定の形状に成形される。
従来、このようなプリプレグ積層材を製造する場合に
は、まずプリプレグ積層装置を用いて、プリプレグ積層
シートを形成し、これをトリミング装置に搬送して、所
定の形状に切断している。また、プリプレグ積層作業を
効率化するため、一側面にシリコン含浸処理などがなさ
れた可撓性のテープ(以下「裏紙」と称する)上に、プ
リプレグをあらかじめ展着してなるプリプレグテープを
準備し、プリプレグ積層装置では、このプリプレグテー
プから所要のプリプレグを剥離させ、所定方向に連続的
に配向し圧接しながら積層することによりプリプレグシ
ートを形成するようにしたものもある。また、プリプレ
グ積層材の識別を図るため、マーキング装置を用いて、
各プリプレグ積層材の一部に識別マークが付されてい
る。
(発明が解決しようとする課題) このように、従来においては、プリプレグ積層材の製造
各工程が、それぞれ異なった場所で不連続的に実施され
ており、また、各工程間でプリプレグ積層シートの搬送
作業が必要である。このため、次のような諸問題を生じ
ている。
(a) 熱硬化のプリプレグおよびプリプレグ積層材
は、常温で放置されると反応が進み硬化する。このた
め、各製造工程間で、成形加工を一時的に中断する場合
には、一般的に−18℃以下の冷凍庫にプリプレグ積層材
を保管しておかなければならない。これは、付加価値の
ない作業と時間を増大させる原因となる。
(b) 未硬化のプリプレグおよびプリプレグ積層材
は、柔軟であるため、その取扱い、搬送が難しい。この
ため、従来のように、各製造工程間で、プリプレグ積層
材を搬送する場合には、特殊な治工具を必要とし、その
搬送作業が面倒で時間がかかるという問題がある。
(c) 各製造工程ごとの処理時間が異なるため、各工
程を自動化しても、各工程間のラインバランスがとりに
くく、装置全体としての稼働率が悪くなるという問題が
ある。
(d) 各製造工程ごとに機械作業または人手作業が存
在する場合には、各工程ごとに製造プログラムを作成
し、段取り作業を行うなどの準備が必要である。このた
め、製造管理が面倒であるとともに非効率であるという
問題がある。
(e) プリプレグの積層作業およびプリプレグ積層シ
ートの切断作業を、それぞれ別々の作業テーブルで行う
場合には、少なくとも2つの作業テーブルを必要とし、
製造システムの設置スペースが大きくなるという問題が
ある。
(f) プリプレグテープから所要のプリプレグを剥離
させ、プリプレグシートを形成する場合、従来はプリプ
レグの切断を行いつつシートの形成作業を行っていた。
このため、プリプレグの切断作業中は、プリプレグの積
層作業を行うことができず、プリプレグの積層工程に時
間がかかるという問題があった。
本発明は上記のような問題点を考慮してなされたもの
で、プリプレグ積層材を自動的かつ効率的に製造するこ
とのできるプリプレグ積層材の製造方法およびその方法
を実施する装置を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明による製造方法によれば、次の各工程によりプリ
プレグ積層材が製造される。
(a) 裏紙上にプリプレグを展着して形成されたプリ
プレグテープを準備し、このプリプレグテープの裏紙を
切断することなくプリプレグを所定の形状に切断する工
程。
(b) 裏紙上から不要なプリプレグを除去し、切断プ
リプレグテープを形成する工程。
(c) 不要なプリプレグが除去された切断プリプレグ
テープを、被積層面に押し付けつつ積層アタッチメント
を所定方向に移動させ、裏紙から所定形状のプリプレグ
片を剥離させて被積層面に貼り付け、これを連続的に配
向して被積層面上でプリプレグシートを形成する工程。
(d) 前記形成されたプリプレグシート上に、さら
に、前記切断プリプレグテープを所定方向に移動させつ
つ押し付け、裏紙から剥離されたプリプレグ片を所定方
向に連続的に積層配向して複数のプリプレグシート層か
らなるプリプレグ積層シートを形成する工程。
(e) 前記被積層面上でプリプレグ積層シートを所定
のプリプレグ積層材の形状にトリミングする工程。
(f) プリプレグ積層シートからトリミングされたプ
リプレグ積層材を分離し取り出す工程。
また、本発明によるプリプレグ積層材製造装置は、 プリプレグテープのプリプレグを切断するプリプレグ切
断手段と、プリプレグテープから不要プリプレグを除去
する不要プリプレグ除去手段とを備えたプリプレグ切断
装置と、 プリプレグ積層シートが積層形成されるテーブル面を有
する作業テーブルと、 作業テーブルの上方をテーブル面と平行に移動可能な着
脱ヘッドと、 着脱ヘッドに装着可能な積層アタッチメントと、 着脱ヘッドに装着可能なトリミングアタッチメントと、 作業テーブルの下流側に配設され、プリプレグ積層材を
取出すプリプレグ積層材取出手段とからなり、 積層アタッチメントとトリミングアタッチメントとは着
脱ヘッドに対し選択的に装着可能であることを特徴とし
ている。
(作 用) 本発明によれば、裏紙上にプリプレグを展着して形成さ
れたプリプレグテープを準備し、このプリプレグテープ
の裏紙を切断することなくプリプレグを所定の形状に切
断し、裏紙上から不要なプリプレグを除去し、切断プリ
プレグを形成する工程。次に、不要なプリプレグが除去
された切断プリプレグテープを、被積層面に押し付けつ
つ積層アタッチメントを所定方向に移動させ、裏紙から
所定形状のプリプレグ片を剥離させ、これを連続的に配
向して被積層面上でプリプレグシートを形成する。形成
されたプリプレグシート上に、さらに、切断プリプレグ
テープを所定方向に移動させつつ押し付け、裏紙から剥
離されたプリプレグ片を所定方向に連続的に積層配向し
て複数のプリプレグシート層からなるプリプレグ積層シ
ートを形成する。このようにして形成されたプリプレグ
積層シートを、被積層面上で所定のプリプレグ積層材の
形状にトリミングし、プリプレグ積層シートからトリミ
ングされたプリプレグ積層材を分離し取り出すことによ
り、プリプレグ積層材が製造される。
また、本発明によれば、プリプレグ切断装置により不要
なプリプレグが除去された切断プリプレグテープを、着
脱ヘッドに装着された積層アタッチメントを用いて、作
業テーブル面に押し付けつつ所定方向に移動させ、作業
テーブル面上にプリプレグシートを形成する。このプリ
プレグシートの上にさらにプリプレグシートを積層し
て、プリプレグ積層シートを形成する。続いて同一の作
業テーブル面上で、着脱ヘッドに装着されたトリミング
アタッチメントを用いてプリプレグ積層シートを所定の
プリプレグ積層材の所定の形状にトリミングし、切断形
成されたプリプレグ積層材をプリプレグ積層材取出手段
を用いて取り出すことにより、所定のプリプレグ積層材
が製造される。
本発明によれば、上記一連の工程が、自動的かつ連続的
に同一の作業テーブル面上で行われる。したがって、各
工程間でプリプレグ積層シートを冷凍庫へ保管したり、
異なった場所へ搬送する必要がない。また、全工程が同
一作業テーブル面上で連続的に行われるので、各工程の
処理時間が異なっても各工程間のラインバランスを悪化
させるという問題は生じない。
(実施例) 以下、図面を参照しつつ本発明の実施例について説明す
る。
第1図(i)〜(v)は、本発明によるプリプレグ積層
材の製造工程を示している。
まず、可撓性のテープ状の裏紙11上に、プリプレグ12を
あらかじめ展着してなるプリプレグテープを準備する。
このプリプレグテープのプリプレグ12が展着されている
面に、切断手段(例えば超音波カッタ)を用いて、プリ
プレグ12は完全に切断するが、裏紙11は切断しない深さ
の切り込み13を入れる。切り込み13により複数のプリプ
レグ片14が形成される。この切り込み13の位置、方向
は、続いてのプリプレグシート成形工程で実施される、
プリプレグ片14の配向方向、プリプレグシートの大きさ
などにより決定される。例えば第1図に示す例のよう
に、プリプレグ片14を45゜方向に連続的に配向して、正
四角形状のプリプレグシート20を形成する場合には、こ
のプリプレグシート20を形成するのに必要な、各形状寸
法の複数のプリプレグ片14が得られるよう、切り込み13
の位置が定められる。次にプリプレグシート20を形成す
るのに不要な部分をあらかじめ除去するために、隣り合
うプリプレグ片14の間のプリプレグ(不要プリプレグ)
のみを、裏紙11部分を残して不要プリプレグ除去手段を
用いて除去する。符号15は不要なプリプレグが除去され
た部分を示している。このようにして、第1図(i)に
示すように、不要なプリプレグの除去された裏紙11上に
次の工程に用いられるプリプレグ片14のみが展着されて
いる切断プリプレグテープ10が形成される。
このプリプレグテープは、裏紙11を用いてテープ巻取部
に一旦巻き取られる。巻き取られた切断プリプレグテー
プ10は、平らな作業テーブル面上に搬送され、プリプレ
グ片14を作業テーブル面に押し付けつつ、所定の方向
(本実施例では45゜方向)に連続的に移動させられる。
切断プリプレグテープ10が順次繰出され、プリプレグ片
14が、作業テーブル面との粘着により裏紙11から剥離さ
れ、所定方向(45゜方向)に向けて作業テーブル面上に
連続的に配向される。形成するプリプレグシート20の形
状に応じて、端面の位置合せを行いつつ切断プリプレグ
テープ10を、例えば第1図(ii)に矢印で示すように順
次配向移動させ、剥離された複数のプリプレグ片14で所
望形状(本実施例では正方形)のプリプレグシート20を
形成する。
このようにして第一層目のプリプレグシート20を形成
し、このプリプレグシート20の上方に、続いて第2層目
のプリプレグシートを積層する。この第2層目のプリプ
レグシートも、前記したと同様に、あらかじめ不要プリ
プレグを除去してある切断プリプレグテープ10を準備
し、この切断プリプレグテープを、第1層目のプリプレ
グシート上に押し付けつつ所定方向に(例えば第1層目
とのテープの配向角度を90゜回転)移動させ、所定形状
のプリプレグ片を水平面上で連続的に配向して積層シー
トを形成する。このような作業を繰返すことにより、定
められた層数のプリプレグシートを積層してなるプリプ
レグ積層シート30が形成される。
なお、作業テーブル面上にプラスチックシートのような
離型シートを置き、この離型シート上にプリプレグシー
トを積層すれば、作業テーブル面の保護が行えるととも
に、最後に製品を取り除く差号が容易となる。
作業テーブル面上で形成されたプリプレグ積層シート30
は、その位置で切断用カッタなどを用いて積層されたプ
リプレグは完全に切断するが離型シートは切断しない切
断深さで所定のプリプレグ積層材40a,40bの形状にトリ
ミングされる(第1図(iii))。続いて、それぞれの
プリプレグ積層材40a,40bが搬出装置を用いて製品とし
て取り出される(第1図(iv))。各プリプレグ積層材
40a,40bには、マーキング装置によりそれぞれ識別用の
マーク41が付される。このマーク41は、製品として取り
出される前に付すのが望ましい。
プリプレグ積層材40a,40bの取り出された後の、プリプ
レグ積層シートの残材45は、作業テーブル面上から除去
され、作業テーブル面は、次の新たなプリプレグ積層材
の製造に用いられる。
本実施例においては、プリプレグ片14を45゜方向に順次
配向して正方形のプリプレグ積層シート30を形成する方
法について説明したが、プリプレグ片を製品の端縁に対
し90゜(あるいは0゜)方向に配向して四角形のプリプ
レグ積層シートを形成する場合には、第2図に示すよう
にテープの長手方向と直交する方向の切り込み13′の入
ったプリプレグテープ10′を準備すればよい。この場合
でも、各切り込み13′の間には、プリプレグ積層工程時
の許容誤差を見込んでプリプレグ除去部分15′が設けら
れている。
第3図および第4図は、上記したプリプレグ積層材の製
造方法を実施するための装置の一例を示す図である。第
3図はこの製造装置の主要部を示す外観斜視図であり、
第4図は全体構成を示す概略平面図である。
図面において、符号50は、プリプレグ切断装置である。
プリプレグ切断装置50は、プリプレグテープのプリプレ
グ12を所定の形状に切断するプリプレグ切断手段51と、
プリプレグテープから不要のプリプレグを除去する不要
プリプレグ除去手段52とを備えている。プリプレグ切断
手段としては、例えば超音波カッタが用いられ、プリプ
レグ切断装置50に内蔵された制御装置により、切断位
置、切断深さ(プリプレグ切込み深さ)が制御されるよ
うになっている。プリプレグ切断位置は、成形するプリ
プレグシートの形状およびプリプレグ片の配向方向など
により決定される。また、プリプレグ切込み深さは、プ
リプレグのみ切断し、プリプレグテープの裏紙11は切断
しない深さに設定される。
プリプレグの切断作用は、未切断プリプレグテープ巻出
し部53からプリプレグテープを繰出し、プリプレグ切断
手段51によりプリプレグに所要の切り込みを入れること
により行われる。続いて、プリプレグテープは不要プリ
プレグ除去手段52に送られる。不要プリプレグ除去手段
52においては、続いてのプリプレグシート成形時に不要
なプリプレグの除去が行われる。この除去方法として
は、例えば粘着テープを不要部に押し付けて、粘着力に
より除去する方法、あるいは除去用のピンを用意し、ピ
ンで不要プリプレグ部分を突き刺して除去する方法など
が考えられる。
不要プリプレグが除去されたプリプレグテープ(切断プ
リプレグテープ)10は、裏紙11とともに切断済みプリプ
レグテープ巻取部54に巻取られる。また、プリプレグ切
断装置50で1ロールのプリプレグテープの切断が終了す
ると、切断プリプレグテープ10と未切断プリプレグテー
プとの交換が行われる。
プリプレグ切断装置50に隣接して、プリプレグテープ交
換装置55が設置されている。このプリプレグテープ交換
装置55は、プリプレグ切断装置50から、不要プリプレグ
の除去されたプリプレグテープを取り出し、続いてのプ
リプレグシート成形工程のために巻取られた状態にある
切断プリプレグテープをプリプレグ積層手段(以下「積
層アタッチメント」と称する)61に装着する作用を行う
ためのものである。また、この積層アタッチメント61か
ら、使用済みの切断プリプレグテープの裏紙を取り出す
作用も行うものである。
積層アタッチメント61への切断プリプレグテープ10の装
着は、例えば、切断プリプレグテープ10を巻いたリール
と裏紙巻取り用リールとを同時に装着することにより行
われる。また、積層アタッチメント61からの使用済みプ
リプレグテープの取り出しは、使用済みの空リールと、
裏紙の巻取られたリールとを同時に取り出すことにより
行われる。
プリプレグテープ交換装置55に隣接して、さらに、積層
アタッチメント61と、プリプレグ積層シート切断手段
(以下「トリミングアタッチメント」と称する)63が収
納保管されるアタッチメントストッカ65が配設されてい
る。このアタッチメントストッカ65は、上方開口した箱
形をしており、内部が複数の室に区切られ、それぞれの
室に積層アタッチメント61、トリミングアタッチメント
63が上方から挿入され得るようになっている。
第3図および第4図に示すように、アタッチメントスト
ッカ65に隣接する位置には、プリプレグ積層シートを積
層形成するテーブル面81を有する作業テーブル80が配設
されている。テーブル面81は積層圧力によっても歪まな
い剛性を有する水平な平面形状をしており、テーブル面
81上に離型シート82が載置されている。この離型シート
82は、作業テーブル80の一端部に配設された巻取りロー
ル83により巻取られるようになっており、巻取りロール
83は、端部に連結されたモータ84により回転駆動される
ようになっている。
作業テーブル80の長手方向に沿ってガイドレール85が配
設され、このガイドレール85上に、コラム71が摺動自在
に搭載されている。コラム71には、作業テーブル80のテ
ーブル面81を上方で横切るように直線ガイド部を有する
片持アーム72が連結され、このアーム72には着脱ヘッド
70が取付けられている。着脱ヘッド70は、積層アタッチ
メント61あるいはトリミングアタッチメント63を把持す
る把持機構および旋回駆動する旋回機構を有している。
着脱ヘッド70は、第7図に示すように、中空円筒状のケ
ーシング701内にベアリング701a、701bを介して回転可
能に保持された中空軸702を有し、この中空軸702内に把
持機構が設けられている。この把持機構は、一般の工作
機械における工具把持機構と同様の構造をしており、後
述する積層アタッチメント61あるいはトリミングアタッ
チメント63の上端部に突出して設けられたプルスタッド
623をコレット703により把持するようにしてある。コレ
ット703はドローバー704の先端(下端)部に取付けら
れ、ドローバー704は後方部に装着された皿バネ705によ
り後方(上方)に向けて付勢されている。ドローバー70
4は、ドローバー704の後端部に配設された油圧駆動ピス
トン706により、皿ばね705の付勢力に抗して前進移動を
行うようにされ、ドローバー704が前進(下方)移動す
ることにより、コレット703とプルスタッド623との係合
が外れ、積層アタッチメント61あるいはトリミングアタ
ッチメント63が着脱ヘッド70から取り外し可能となる。
中空軸702の外周部にはウォームホイール707が嵌着さ
れ、このウォームホイール707と噛合うウォーム708がケ
ーシング701に対し回転可能に保持されている。このウ
ォーム708は図示しないモータより回転駆動される。
また、着脱ヘッド70には、積層アタッチメント61、トリ
ミングアタッチメント63に油圧、電圧あるいは電力など
の動力源および制御信号を伝達するカップリング手段
(図示せず)が設けられている。
着脱ヘッド70は、例えばボールねじなどによる移動手段
73を用いてアーム72の直線ガイド部709(第7図参照)
に沿って水平方向に移動可能とされている。またアーム
72はコラム71とともに作業テーブル80の長手方向に移動
可能とされており、コラム摺動手段としては、例えばガ
イドレール85に沿って配設されたラック86、このラック
86に噛み合うピニオン(図示せず)、およびピニオン駆
動用モータ87が用いられている。
着脱ヘッド70には、積層アタッチメント61の上端側が装
着可能とされている。
積層アタッチメント61は、プリプレグ切断装置50でプリ
プレグを切断し、不要のプリプレグの除去された切断プ
リプレグテープ10を保持し、順次プリプレグテープ10を
繰出して、プリプレグ片14を所定の角度に配向して位置
をシフトしながら積層してゆくためのものであり、第5A
図および第5B図にその側面構造を示す。
すなわち、積層アタッチメント61は、切断プリプレグテ
ープを巻いた供給リール受け611と、プリプレグテープ
を剥離した後に残った裏紙11を巻き取る巻取りリール10
2を回転可能に保持する巻取りリール受け612とを備えて
いる。
供給リール受け611と巻取りリール受け612との間には、
積層ロール613が配設されている。この積層ロール613
は、切断プリプレグテープ10の裏紙11側から当接し、切
断プリプレグテープ10のプリプレグ12を被積層面(作業
テーブル面)81に押し付ける作用を行うものであり、弾
性ゴムあるいは金属などから形成されている。積層ロー
ル613は積層圧力負荷機構614により保持されており、積
層圧力負荷機構614に連結された空圧シリンダ615の作動
により、積層面に対し上下移動可能とされている。
切断プリプレグテープ10は供給リール101から繰出さ
れ、積層ロール613を経て巻取りリール102に巻取られる
が、その移動途中の切断プリプレグテープ10の位置を正
確な位置に制御するため、以下に述べる多種のテープ位
置検出器が設けられている。すなわち、供給リール101
から繰出される位置に、切断プリプレグテープ10の両端
位置を検出する両端位置検出器(エッジセンサ)616が
設置され、供給リール101をその回転平面と直交する方
向(軸方向)に進退移動させるテープ位置修正装置617
が供給リール101に隣接して設けられている。これによ
り、両端位置検出器616を用いて繰出されている切断プ
リプレグテープ10の中心位置が検出され、この検出信号
によりテープ位置修正装置617を作動させ、切断プリプ
レグテープ10の中心位置を常に積層ロール613の中心に
合致させることができる。
また積層ロール613のほぼ真下位置にはプリプレグ12端
を検出する機械式または光学式のプリプレグ端検出器61
8が配設されている。このプリプレグ端検出器618は、第
6図に示すように、プリプレグシート20を形成するため
にプリプレグ片14を裏紙11から完全に剥離させ、続いて
新たなプリプレグ片14を、すでに形成されているプリプ
レグシート20上に積層してゆく工程を開始する際、新た
なプリプレグ片14の端部を正確にすでに形成されている
プリプレグシート20の所定端部に一致させるために用い
るものである。すなわち、1つのプリプレグ片14を切断
プリプレグテープ10から剥離しプリプレグ片の積層工程
を終了すると、積層ロール613を空圧シリンダ615で少し
持ち上げ、切断プリプレグテープ10の繰出し速度をニッ
プローラ619により遅くし、続いてのプリプレグ片14の
端部が積層ロール613の適正位置(次の積層工程一致
点)まで来たか否かをプリプレグ端検出器618で検出す
る。新しいプリプレグ片14の端部が所定位置まで来ると
切断プリプレグテープ10の繰出しを一時停止し、積層ロ
ール613を次の積層高さ位置まで降下させる。この際、
切断プリプレグテープ10の位置ずれを防止するために
も、ニップローラ619が積層ロール613の下流側に設けて
あり、裏紙をクランプするようにしてある。このように
して、新しいプリプレグ片14の端部をすでに積層形成さ
れているプリプレグシート20の端部に位置合せした後、
続いて積層工程がなされる。
供給リール受け611と積層ロール613との間には、被積層
面の表面に異物が付着しているか否かを検出する異物検
出器621、プリプレグ片を積層する前に、その粘着性を
増大させるためのプリプレグシート加熱装置622、裏紙
から剥離したプリプレグシートを元の状態に戻すシート
剥離修正装置622aが配設されている(第5A図参照)。
積層アタッチメント61の上端側には、着脱ヘッド70のコ
レット703により把持されるプルスタッド623が突出して
設けられている。
トリミングアタッチメント63は、成形されたプリプレグ
積層シートにおいて、所要のプリプレグ積層材を切断す
るためのものであり、積層アタッチメント61と同様に着
脱ヘッド70に装着可能とされている。
第8図乃至第10図は、本実施例に用いられるトリミング
アタッチメント63の一実施例を示す図である。トリミン
グアタッチメント63は、着脱ヘッド70に装着可能とされ
た上端部を有するトリミングアタッチメント本体631を
備え、このアタッチメント本体631にトリミング用切断
刃が装着されている。トリミング用切断刃は第10図にそ
の一例を示すように、種々の刃先形状を有するものが準
備されており、それぞれ異なった刃先形状の切断刃632
a,632b,632cがスピンドル635を用いて切断刃交換用タレ
ツト633に装着されている。切断刃交換用タレット633
は、タレット633を回転可能に支持するタレット支持部
材638の上端に取付けられたタレット回転用モータ634に
より回転可能とされており、タレット633を割出し回転
することにより、所定の使用切断刃が選択されるように
なっている。また、切断刃632a,632b,632cの装着される
スピンドル635には、それぞれ歯車635aが形成され、こ
の歯車635aに噛合うピニオン636およびこのピニオン636
を回転駆動するサーボモータ637がタレット633に搭載さ
れている。第8図においては、図示を簡略化するため、
切断刃632aが装着されるスピンドル635に形成された歯
車635aに噛合係合するピニオン636、サーボモータ637の
みが示され、他のスピンドルに対応するサーボモータは
省略されているが、このサーボモータはそれぞれのスピ
ンドルに対応して設けられている。
タレット支持部材638は、アーム部材639の一端に保持さ
れ、このアーム部材639の他端は摺動部材641に連結され
ている。摺動部材641は、さらにアタッチメント本体631
に垂直方向に向けて固設されたレール部材642に対し、
摺動可能に装着されている。レール部材642の上端部に
は、水平方向に折り曲げ形成されたモータ取付部642aが
設けられ、このモータ取付部材642aに切断刃上下用のス
テッピングモータ643が取付けられている。ステッピン
グモータ643の出力軸にはねじ部材643aが形成され、こ
のねじ部材643aに螺合するナット部材645が摺動部材641
に固着されている。
アタッチメント本体631の下方位置には、テーブル面81
のレベルを検知するレベル検知センサ646が固設され、
このレベル検知センサ646は、レベル検知センサ用アン
プユニット647、ステッピングモータ用コントローラ648
に接続されている。
アタッチメント本体631には、さらに切断刃の刃先出入
量を検知する刃先出入量検知センサ651が取付けられて
いる。この刃先出入量検知センサ651は、そのセンサの
先端がタレット633に装着された切断刃の刃先に当接す
るよう、アタッチメント本体631に固着された保持アー
ム652の下端部に取付けられ、保持アーム652の下端部に
同様に取付けられたセンサ移動用モータ653により切断
刃の刃先に向けて往復駆動されるようになっている。
さらにアタットメント631の下方位置には、圧縮空気吹
出式のプリプレグ積層シート押え654が取付けられてい
る。
切断刃632a,632b,632cとしては、例えば第10図に示すよ
うな種々の刃先形状の切断刃が用いられる。第10図
(a)に示された切断刃は、下端に傾斜辺が形成された
薄板の一側端に切刃655aが設けられたもので、一方向に
切断する場合に適している。第10図(b)に示された切
断刃は、薄板の下端に円弧状の切刃655bが設けられたも
ので、往復動しながら切断する場合に適している。第10
図(c)に示された切断刃は細長い棒体の先端に傾斜し
た切刃655cが形成されたもので、丸穴を切断する場合に
適している。第10図(d)に示された切断刃は、中空の
丸棒の下端に切刃655dが形成されたもので、小径の丸穴
を形成する場合に適している。さらに第10図(e)に示
された切断刃は、針状をしており、トリミング加工のな
された後のプリプレグ積層シートの残材を引掛けて除去
する場合に用いられる。
アーム72には、さらにマーキング装置75が取り付けられ
ている。このマーキング装置75は、プリプレグ積層材に
識別用のマーク(数字、アルファベットなど)を付する
装置であり、例えばプリプレグ積層材の品質に影響を与
えないインクと、その溶剤を、プリプレグ積層材の表面
に高速で噴射する機構を有している。
作業テーブル80の下流側(ヘッドストッカ65の配設され
ている側と反対側)には、プリプレグ積層材40a,40bを
取り出すとともにプリプレグ積層材40a,40bが取り出さ
れた残りのプリプレグ積層シートの残材45を、離型シー
ト82上から分離するための分離テーブル110が配設され
ている。
作業テーブル80のガイドレール85と反対側の位置には、
長手方向に沿って搬送レール91が配設され、この搬送レ
ール91上を搬送装置90が摺動自在に搭載されている。搬
送装置90は、プリプレグ積層シート30を所定の形状に切
断してなるプリプレグ積層材40a,40bを、分離テーブル1
10上から取り出すプリプレグ積層材取出手段92を備えて
いる。プリプレグ積層材取出手段92としては、例えば吸
盤のような吸引把持手段が用いられ、分離テーブル110
上と賦形用治具台101との間を移動する旋回アーム93に
より保持されている。
分離テーブル110は第11図に示すように、テーブル面上
に穿設された多数個の貫通孔111を有している。貫通孔1
11にはそれぞれピン112が上下動可能に挿入され、この
ピン112はエアシリンダ113により上下駆動されるように
なっている。エアシリンダ113には個々に電磁弁(図示
せず)が取り付けられ、それぞれエア供給源114に配管1
15により接続されている。
テーブル面の上方位置には、プリプレグ積層シート30を
押える複数個の押えローラ116が所定の間隔で回転可能
に配設されている。この押えローラ116は、例えばベル
ト装置117を用いて回転駆動される。
また分離テーブル110の作業テーブル80側端には、離型
シート82とプリプレグ積層シート30とを分離するスクレ
ーパ118が取り付けられている。また分離テーブル110の
反対端位置には、プリプレグ積層シート上にマーキング
されたマークを読み取るためのマーク読み取りセンサ11
9が設けられている。
プリプレグ積層材40a,40bは、賦形装置100により所定の
形状に賦形されプリプレグ積層品が完成される。この賦
形装置100は、賦形用治具102が載置される賦形用治具台
101、加熱手段、プレス手段などを備えた賦形機103およ
び賦形用治具台101と賦形機103との間で、賦形用治具10
2を交換する治具交換装置104とから構成されている。
上述したプリプレグ積層材製造装置を構成するプリプレ
グ切断装置50、プリプレグテープ交換装置55、着脱ヘッ
ド70、コラム摺動手段、着脱ヘッド移動手段、積層アタ
ッチメント61、トリミングアタッチメント63、搬送装置
90、プリプレグ積層材取出手段92、賦形装置100など
は、制御装置120により、その動作があらかじめ定めら
れたプログラムに従って制御されるようになっている。
すなわち制御装置120は、第13図に示すように、複合成
形管理装置120a、プリプレグ切断制御装置120b、積層/
トリミング/マーキング制御装置120c、および搬送制御
装置120dの4つの装置から構成されている。
複合成形管理装置120aは、(イ)運転スケジュールの開
始、中断および終了の指令を行う運転制御機能、(ロ)
各制御装置の運転モードのチェック、運転状況の表示お
よび記録を行う運転監視機能、(ハ)スケジュール運転
に必要なデータの入力と変更、および加工状況の表示を
行うスケジュールデータ管理機能、(ニ)データ生成機
能で作成されたNCデータの編集、登録、削除および各制
御装置へのダウンロード等を行うNCデータ管理機能、お
よび(ホ)プリプレグ積層材製造装置を自動運転するた
めの各工程のNCデータを生成するデータ生成機能、の諸
機能を有している。
またNCデータ生成機能は、自動プログラミング機能(CL
データ生成)およびポストプロセッサー機能(NCデータ
生成)に大分され、以下のようなデータを作成すること
ができる。
(イ) プリプレグ切断データ作成 プリプレグ切断自動プログラミング 積層自動プログラミングで作成された積層CLデータか
ら、積層するのに必要な形状のプリプレグ切断CLデータ
を作成する。
プリプレグ切断ポストプロセッサー プリプレグ切断自動プログラミングで作成されたプリプ
レグ切断CLデータから、プリプレグ切断制御装置で実行
可能なプリプレグ切断NCデータを作成する。
(ロ) 積層データ生成 積層自動プログラミング 対話型入力で作成された積層条件から、自動的に各層の
積層CLデータを作成する。
積層自動プログラミングで作成された積層CLデータ
から、積層/トリミング/マーキング制御装置で実行可
能な積層NCデータを作成する。
(ハ) トリンミングデータ作成 トリミング自動プログラミング 対話型入力で作成されたトリミング条件から自動的にト
リミングCLデータを作成する。
トリミング自動プログラミングで作成されたトリミ
ングCLデータから、積層/トリミング/マーキング制御
装置で実行可能なトリミングNCデータを作成する。
(ニ) マーキングデータ作成 マーキング自動プログラミング 対話入力で作成されたマーキング条件から、自動的にマ
ーキングCLデータを作成する。
マーキング自動プログラミングで作成されたマーキ
ングCLデータから、積層/トリミング/マーキング制御
装置で実行可能なマーキングNCデータを作成する。
プリプレグ切断制御装置120bは、 (イ)運転モード(DNC/自動/手動)の切り替え、
(ロ)上位複合管理装置へ運転状態のステータス報告、
(ハ)プリプレグ切断NCデータによるプリプレグ切断の
自動運転、(ニ)切断プリプレグ準備完了報告などの諸
機能を有している。
また、積層/トリミング/マーキング制御装置120cは、
(イ)運転モード(DNC/自動/手動)の切り替え、
(ロ)上位複合管理装置へ運転状態のステータス報告、
(ハ)複合成形NCデータ(積層/マーキング/トリミン
グ)によるプリプレグ切断の自動運転、(ニ)積層ヘッ
ド、トリミングヘッド等のヘッド自動交換、(ホ)廃材
処理の自動運転、(ヘ)プリプレグ積層作業準備完了報
告などの諸機能を有している。
さらに、搬送制御装置120dは、(イ)運電モード(DNC/
自動/手動)の切り替え、(ロ)上位複合管理装置へ運
転状態のステータス報告、(ハ)優先順位に従ったプリ
プレグ積層材の搬送、(ニ)搬送準備完了報告などの諸
機能を有している。
次に、プリプレグ積層材製造装置の作用について説明す
る。
自動運転が開始されると、複合成形管理装置120aのスケ
ジュールテーブル登録されている製品に関する各装置へ
の準備指示データが各装置の表示装置に表示される。各
装置の作業者は、準備指示データに従ってプリプレグや
紙管、カッター等を準備する。準備を完了すると、準備
完了報告信号を各装置の表示装置から複合成形管理装置
120aに送る。複合成形管理装置120aは準備完了報告を受
け取った制御装置の運転モードを確認して、DNCモード
になっている装置に対してスケジュールに従ったデータ
を転送してスタート信号を送る。各装置はスタート信号
を受け取ると転送されたデータで自動運転を開始する。
まず、第3図に示すようにコラム71の上部に搭載された
ピニオン駆動用モータ87を駆動して、コラム71およびア
ーム72をガイドレール85に沿って移動させ、着脱ヘッド
70をヘッドストッカ65の上方位置に移動させる。着脱ヘ
ッド70の把持機構により、アタッチメントストッカ65内
の所定の積層アタッチメント61の把持部(プルスタッ
ド)を把持し、着脱ヘッド70に積層アタッチメント61を
装着する。前述したように、プリプレグテープ交換装置
55を用いて、プリプレグ切断装置50から不要プリプレグ
の除去されたプリプレグテープを取出し、着脱ヘッド70
に把持されている積層アタッチメント61に装着する。
切断プリプレグテープが装着された積層アタッチメント
61を把持した着脱ヘッド70は、コラム71およびアーム72
をガイドレール85に沿って移動させることにより、作業
テーブル80上の所定位置に移動する。また、ウォーム70
8とウォームホイール707を作動させることにより、着脱
ヘッド70を旋回させ、積層アタッチメント61を所定の位
置に割出すことができる。着脱ヘッド70から伝えられる
動力および制御信号により積層アタッチメント61を作動
させつつ、積層アタッチメント61をテーブル面81上で所
定方向に移動させる。ボールねじ手段73を用いて着脱ヘ
ッド70をアーム72に沿って移動させ、アーム72をコラム
71とともにガイドレール85に沿って移動させると、積層
アタッチメント61はテーブル面81上で任意の位置に移動
することができる。例えば、着脱ヘッド70のアーム72に
沿っての移動速度と、アーム72のガイドレール85に沿っ
ての移動速度とを同一にすると、積層アタッチメント61
はガイドレール85に対し45゜の角度をなす方向に移動す
ることができる。また、積層方向を変形する場合など必
要に応じて、着脱ヘッド70の割出し機構707,708により
積層アタッチメント61の旋回割出動作がなされる。
積層アタッチメント61では、切断プリプレグテープ10が
張力を付与された状態で順次繰出され、あらかじめ切り
込み13により分離されているプリプレグ片14が、テーブ
ル面81上の離型シート82上に押し付けられる。プリプレ
グ片14を積層ロール613によりテーブル面81に押し付け
つつ、積層アタッチメント61を所定方向(例えば45゜方
向)に移動すれば、切断プリプレグ片14は切断プリプレ
グテープ10の裏紙11から剥離され、所定方向に向けてテ
ーブル面81の離型シート82上に配向される。この動作を
連続的に行うことにより、テーブル面81上にプリプレグ
シートが形成される。プリプレグテープ交換装置55によ
り積層アタッチメント61から使用済みの裏紙を取り出
し、新しい切断プリプレグテープを装着し、再びプリプ
レグシートを、すでに成形されているプリプレグシート
上に所定の方向に配向して積層する。このようにして、
複数のプリプレグシートが積層されたプリプレグ積層シ
ート30が形成される。プリプレグシートの形成は、テー
プ位置検出器を用いて、切断プリプレグテープの位置合
せ動作を行いつつ精度良く行われる。
所要のプリプレグ積層シート30を形成すると、積層工程
終了の信号が複合成形管理装置120aに送られる。続い
て、複合成形管理装置120aからアタッチメント交換指令
が出され、アーム72を再びアタッチメントストッカ65上
に移動させ、着脱ヘッド70に把持されている積層アタッ
チメント61を取り外し、トリミングアタッチメント63を
可動ヘッド70で把持する。
トリミングアタッチメント63を把持した着脱ヘッド70
を、作業テーブル80上で移動させ、積層/トリミング/
マーキング制御装置120cからの制御信号によりプリプレ
グ積層シート30を所要の形状のプリプレグ積層材40a,40
bにトリミングする。トリミングアタッチメント63の移
動は、前述したように、着脱ヘッド70のアーム72に沿っ
ての移動と、アーム72のガイドレール85に沿っての移動
およびトリミングアタッチメント63の割出動作を組合せ
ることにより、任意に行うことができる。
トリミングアタッチメント63のタレット633には、複数
種、例えば3種類の切断刃632a,632b,632cが装着され、
タレット回転用モータ634によりタレット633を回転駆動
することにより、使用する切断刃がトリミング仕様(形
状、寸法)に応じて選択される。第8図に示す実施例で
は、切断刃632aが切断に用いられている。この切断刃63
2aを、プリプレグ積層シート30を切断し、離型シート82
を切断しない深さまで切込ませてトリミング作用が行わ
れるが、この切込み深さの制御は次のようにして行う。
まず、タレット633に装着された切断刃632a,632b,632c
の刃先出入量を刃先出入量検知センサ651で検知してお
く。次に、トリミング加工を行う際、レベル検知センサ
646を用いて、テーブル面81とレベル検知センサ646との
距離、すなわち切断刃632aの刃先位置を検知し、最適の
刃先位置となるようトリミングアタッチメント63の降下
量を制御する。また、プリプレグ積層シート30が、テー
ブル面81に対して波打ち状態となっている場合には、そ
れに対応してステッピングモータ643を駆動し、摺動部
材641、アーム部材639、タレット支持部材638とともに
切断刃632aを昇降移動させながら、プリプレグ積層シー
ト30の真の高さに追従して切断が行われる。
プリプレグ積層シート30のトリミングは、トリミングア
タッチメント63を把持した着脱ヘッド70の移動によって
行われるが、切断方向が変化する場合(例えば、90゜向
きを変える場合には、サーボモータ637によりピニオン6
36、歯車635aおよびスピンドル635が割出回転され、切
断刃の切刃の向きが変えられる(例えば90゜変化)。ま
た同様に曲線に切断する場合には、トリミングアタッチ
メント63の移動とともに、サーボモータ637により切断
刃を連続的に回転させ、切刃を常に切断方向に向けるこ
とができる。
刃先出入量検知センサ651により、さらに切断刃の摩耗
量あるいは切断刃の折損の検知を行うことができ、切断
刃の異常が検知された場合には、新しい切断刃の交換が
行われる。トリミング工程を終了すると、積層/トリミ
ング/マーキング制御装置120cは、複合成形管理装置12
0aにトリミング工程終了信号を送る。
プリプレグ積層シート30の切断は、所要のプリプレグ積
層材40a,40bの形状に応じて、作業テーブル80上で順次
行われるが、この際、マーキング装置75を用いてそれぞ
れのプリプレグ積層材40a,40bに識別用のマーク41が付
される。このマーキング作業は、積層/トリミング/マ
ーキング制御装置120cにより制御され、マーキングが終
了すると終了信号が複合成形管理装置120aへ送られる。
続いて搬送制御装置120dからプリプレグ積層材取出指令
信号が出され、切断されたプリプレグ積層材40a,40b
は、分離テーブル110に送られプリプレグ積層材取出手
段92によりプリプレグ積層シート30から取り出される。
プリプレグ積層シート30は離型シート82とともに分離テ
ーブル110の方向へ移送されるが、作業テーブル80から
分離テーブル110に移行する際、スクレーパ118が離型シ
ート82とプリプレグ積層シート30との間に挿入された状
態となる。これにより、プリプレグ積層シート30が離型
シート82から分離され、プリプレグ積層シート30のみ分
離テーブル110に移送される。
分離テーブル110上では押えローラ116の回転によりプリ
プレグ積層シート30が移送され、所定位置で停止する。
この停止動作は、マーク読み取りセンサ119でプリプレ
グ積層シート30上のマークを読み取り、この読み取り信
号を複合成形管理装置120aへ送ることにより制御され
る。
続いてエア供給源114から供給されるエアが所定のエア
シリンダ113にのみ送られ、所定のピン112を上昇させ
る。これにより、トリミングされているプリプレグ積層
材40a,40bがピン112により押し上げられ、プリプレグ積
層シート30から分離される。この分離されたプリプレグ
積層材40a,40bを、プリプレグ積層材取出手段92、例え
ば旋回アーム93により保持された吸盤により吸引把持
し、分離テーブル110上から取り出す。
この取り出されたプリプレグ積層材40a、40bは、搬送装
置90によりそれぞれ賦形装置100の所定の賦形用治具台1
01に搬送される。賦形装置100では、治具102を用いて加
熱、プレス作業などが行われ、所定形状のプリプレグ製
品が製造される。
一方、プリプレグ積層材40a,40bが取り出された後のプ
リプレグ積層シートの残材は、分離テーブル110から、
次の処理工程へ搬送され処理される。残材を処理する
と、搬送制御装置120dから搬送完了信号が複合成形管理
装置120aに送られ、一連の製造工程を終了する。
これらの一連の工程は、制御装置120により制御され
る。各制御装置120b,120c,120dは、一旦自動運転を開始
すると複合成形管理装置120aから、転送されたデータが
完了するまで自動運転を続行する。転送されるデータの
大きさは各制御装置のメモリーの大きさによるが、最
大、プリプレグ切断装置で1積層シート分、積層/トリ
ミング/マーキング制御装置120cで1積層シート分の積
層データ/トリミングデータ/マーキングデータであ
る。また各制御装置はデータが空になった場合、複合成
形管理装置120aに対してデータ要求を出す。複合成形管
理装置120aはデータ要求があった装置のスケジュールデ
ータを調べて、残りのデータがある場合はデータを転送
する。スケジュールデータが終了している装置に対して
ストップ信号を出力する。自動運転中にアラームが発生
した場合、各制御装置はアラームのレベルに従ってその
場で停止、1ブロックの終了後停止などで停止し、メッ
セージを出すとともに、複合成形管理装置120aにアラー
ムを報告する。
以上説明したような一連の作用によりプリプレグ積層材
を自動的に製造することができる。
本実施例によれば次のような効果を奏する。
プリプレグ積層シートの形成作業およびプリプレグ
積層材の切断作業を、同一の作業テーブル上で連続的に
行うことができ、途中でプリプレグシートを移動する必
要がない。
このため、従来のようにプリプレグ積層シートを冷凍庫
に保管したり、他の作業位置に搬送したりする必要がな
く、作業が効率的であるとともに作業時間を短縮するこ
とができる。
プリプレグシートの積層作業および切断作業を、同
一の着脱ヘッド70に対し、積層アタッチメント61および
トリミングアタッチメント63を順次交換装着して行うこ
とができる。
このため、プリプレグ積層作業および切断作業を、待ち
時間を生じることなく連続的に行うことができ、各工程
間のラインバランスをとることができる。
プリプレグテープの切断からプリプレグ積層材の取
り出しまで全く人手作業を介することなく、完全に自動
的に行うことができる。
このため、製造プログラムは全工程を統合して作成する
ことができ、製造管理が容易である。
プリプレグテープから不要のプリプレグをあらかじ
め除去したものを積層アタッチメントに装着して使用す
るので、プリプレグ積層作業を迅速にかつ効率的に行う
ことができる。
なお、プリプレグ積層材製造装置の構成は、上記した実
施例に限定されるものでなく、各構成要素を種々の位置
に配置することができる。例えばアタッチメントストッ
カ65を、第3図に示した配設位置と反対側の位置に配設
することができる。また大型の着脱ヘッド、積層アタッ
チメントを用いる場合には、アーム72を両持ち構造にす
ることにより、各種アタッチメントの支持剛性の向上を
図ることもできる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、種々の形状のプ
リプレグ積層材を、自動的にかつ効率的に製造すること
ができる。また、製造システム構成を簡素化し、装置の
設置スペースを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるプリプレグ積層材の製造工程を示
す説明図、第2図は本発明に用いられる切断プリプレグ
テープの一実施例を示す平面図、第3図は本発明による
製造装置の主要部を示す外観斜視図、第4図は本発明に
よる製造装置の一実施例を示す概略平面図、第5A図は積
層アタッチメントの一実施例を示す側面図、第5B図は第
5A図でB−B線方向に見た図、第6図は積層アタッチメ
ントの積層ロールの付近を拡大した部分拡大図、第7図
は着脱ヘッドの一実施例を示す縦断面図、第8図はトリ
ミングアタッチメントの一実施例を示す正面図、第9図
は同側面図、第10図はトリミングに用いられる切断刃の
一例を示す図、第11図は分離テーブルの一実施例を示す
側断面図、第12図は第11図XII−XII線断面図、第13図は
制御装置の構成を示すブロック図である。 10……切断プリプレグテープ、11……裏紙、12……プリ
プレグ、13……切り込み線、14……プリプレグ片、20…
…プリプレグシート、30……プリプレグ積層シート、40
a,40b……プリプレグ積層材、50……プリプレグ切断装
置、55……プリプレグテープ交換装置、61……積層アタ
ッチメント、63……トリミングアタッチメント、70……
着脱ヘッド、71……コラム、72……アーム、75……マー
キング装置、80……作業テーブル、81……テーブル面、
110……分離テーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 9:00 (72)発明者 近藤 清 東京都新宿区西新宿1丁目7番2号 富士 重工業株式会社内 (72)発明者 真鍋 鷹男 静岡県沼津市大岡2068―3 東芝機械株式 会社沼津事業所内 (72)発明者 山川 雄平 静岡県沼津市大岡2068―3 東芝機械株式 会社沼津事業所内 (72)発明者 秦 晶一 静岡県沼津市大岡2068―3 東芝機械株式 会社沼津事業所内 (72)発明者 山田 英幸 静岡県沼津市大岡2068―3 東芝機械株式 会社沼津事業所内 (72)発明者 長島 光男 静岡県沼津市大岡2068―3 東芝機械株式 会社沼津事業所内 (72)発明者 小久保 光典 静岡県沼津市大岡2068―3 東芝機械株式 会社沼津事業所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の各工程からなるプリプレグ積層材の製
    造方法。 (a) 裏紙上にプリプレグを展着して形成されたプリ
    プレグテープを準備し、このプリプレグテープの裏紙を
    切断することなく前記プリプレグを所定の形状に切断す
    る工程。 (b) 裏紙上から不要なプリプレグを除去し、切断プ
    リプレグテープを形成する工程。 (c) 不要なプリプレグが除去された前記切断プリプ
    レグテープを、被積層面に押し付けつつ積層アタッチメ
    ントを所定方向に移動させ、裏紙から所定形状のプリプ
    レグ片を剥離させて被積層面に貼り付け、これを連続的
    に配向して被積層面上でプリプレグシートを形成する工
    程。 (d) 前記形成されたプリプレグシート上に、さら
    に、前記切断プリプレグテープを所定方向に移動させつ
    つ押し付け、裏紙から剥離されたプリプレグ片を所定方
    向に連続的に積層配向して複数のプリプレグシート層か
    らなるプリプレグ積層シートを形成する工程。 (e) 前記被積層面上でプリプレグ積層シートを所定
    のプリプレグ積層材の形状にトリミングする工程。 (f) 前記プリプレグ積層シートからトリミングされ
    たプリプレグ積層材を分離し取り出す工程。
  2. 【請求項2】プリプレグ積層材をプリプレグ積層シート
    から取り出す前に、各プリプレグ積層材にマークを付す
    工程を含む請求項1に記載の製造方法。
  3. 【請求項3】プリプレグテープのプリプレグを切断する
    プリプレグ切断手段と、プリプレグテープから不要プリ
    プレグを除去する不要プリプレグ除去手段とを備えたプ
    リプレグ切断装置と、 プリプレグ積層シートが積層形成されるテーブル面を有
    する作業テーブルと、 前記作業テーブルの上方をテーブル面と平行に移動可能
    な着脱ヘッドと、 前記着脱ヘッドに装着可能な積層アタッチメントと、 前記着脱ヘッドに装着可能なトリミングアタッチメント
    と、 前記作業テーブルの下流側に配設され、プリプレグ積層
    材を取出すプリプレグ積層材取出手段とからなり、 前記積層アタッチメントとトリミングアタッチメントと
    は着脱ヘッドに対し選択的に装着可能であることを特徴
    とするプリプレグ積層材の製造装置。
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