JPH07110111A - 気化ポット式燃焼装置 - Google Patents
気化ポット式燃焼装置Info
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- JPH07110111A JPH07110111A JP25569193A JP25569193A JPH07110111A JP H07110111 A JPH07110111 A JP H07110111A JP 25569193 A JP25569193 A JP 25569193A JP 25569193 A JP25569193 A JP 25569193A JP H07110111 A JPH07110111 A JP H07110111A
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- pot
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- Wick-Type Burners And Burners With Porous Materials (AREA)
- Evaporation-Type Combustion Burners (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ポット本体を過大にすることなく、液体燃料の
気化を促進でき、かつ、多量の燃料供給量にも対応でき
る気化ポット式燃焼装置を提供することにある。 【構成】有底筒状のポット本体11内の液体燃料を気化
し、気化燃料とポット本体11の空気孔13b,17a
から流入した燃焼用空気とを混合して燃焼させる気化ポ
ット式燃焼装置10において、ポット本体11はその底
側に液体燃料を気化させる気化室12を形成するととも
に、気化室12の開口端からポット本体11の開口端に
亘って気化ガスと燃焼用空気とを混合する混合燃焼室1
3を形成し、気化室12のガス流通断面積は混合燃焼室
13のガス流通断面積より大きく設定したから、混合燃
焼室13と比較して気化室12の液体燃料の気化面を大
きくとることができる。
気化を促進でき、かつ、多量の燃料供給量にも対応でき
る気化ポット式燃焼装置を提供することにある。 【構成】有底筒状のポット本体11内の液体燃料を気化
し、気化燃料とポット本体11の空気孔13b,17a
から流入した燃焼用空気とを混合して燃焼させる気化ポ
ット式燃焼装置10において、ポット本体11はその底
側に液体燃料を気化させる気化室12を形成するととも
に、気化室12の開口端からポット本体11の開口端に
亘って気化ガスと燃焼用空気とを混合する混合燃焼室1
3を形成し、気化室12のガス流通断面積は混合燃焼室
13のガス流通断面積より大きく設定したから、混合燃
焼室13と比較して気化室12の液体燃料の気化面を大
きくとることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭用の石油ストーブ
や、自動車内の暖房装置として使用される気化ポット式
燃焼装置に関するものである。
や、自動車内の暖房装置として使用される気化ポット式
燃焼装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の気化ポット式燃焼装置と
して図2に示すものが一般に知られている。
して図2に示すものが一般に知られている。
【0003】この気化ポット式燃焼装置は、空気孔1a
が多数穿設された有底筒状のポット本体1を有してお
り、1点鎖線矢印に示すように酸化剤、例えば燃焼用空
気が図示しない送風機により送風され、各空気孔1aを
通じてポット本体1内に流入する。他方、このポット本
体1の底部には図示しない液体燃料タンクからの液体燃
料を送油する送油管2が連通する一方、この液体燃料を
加熱する点火ヒータ3が設置されている。
が多数穿設された有底筒状のポット本体1を有してお
り、1点鎖線矢印に示すように酸化剤、例えば燃焼用空
気が図示しない送風機により送風され、各空気孔1aを
通じてポット本体1内に流入する。他方、このポット本
体1の底部には図示しない液体燃料タンクからの液体燃
料を送油する送油管2が連通する一方、この液体燃料を
加熱する点火ヒータ3が設置されている。
【0004】この気化ポット式燃焼装置によれば、ポッ
ト本体1内に供給された液体燃料が点火ヒータ3で気化
し上昇する一方、燃焼用空気がポット本体1の底面の外
側に沿って流れ、この空気が各空気孔1aを通ってポッ
ト本体1内に流入する。そして、この流入空気と気化ガ
スとが混合し、この混合ガスが点火ヒータ3で着火さ
れ、予備燃焼を行う。この予備燃焼でポット本体1内が
定常燃焼温度に達したとき点火ヒータ3への通電を停止
して定常燃焼を行う。
ト本体1内に供給された液体燃料が点火ヒータ3で気化
し上昇する一方、燃焼用空気がポット本体1の底面の外
側に沿って流れ、この空気が各空気孔1aを通ってポッ
ト本体1内に流入する。そして、この流入空気と気化ガ
スとが混合し、この混合ガスが点火ヒータ3で着火さ
れ、予備燃焼を行う。この予備燃焼でポット本体1内が
定常燃焼温度に達したとき点火ヒータ3への通電を停止
して定常燃焼を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、気化ポッ
ト式燃焼装置においてはポット本体1の底部側が液体燃
料を気化する気化部として構成され、また、この気化部
の上方が気化ガスと燃焼用空気とを混合し燃焼する混合
燃焼部として構成されている。
ト式燃焼装置においてはポット本体1の底部側が液体燃
料を気化する気化部として構成され、また、この気化部
の上方が気化ガスと燃焼用空気とを混合し燃焼する混合
燃焼部として構成されている。
【0006】ところで、前記従来の気化ポット式燃焼装
置では、このポット本体1全体が同径で形成され、気化
部と混合燃焼部のガス流通断面積が全体に同一となって
いる。このため、気化部と混合燃焼部のガス流通断面積
が互いに同一に規制され、一方を大きく他方を小さくす
ることができない構造となっていた。
置では、このポット本体1全体が同径で形成され、気化
部と混合燃焼部のガス流通断面積が全体に同一となって
いる。このため、気化部と混合燃焼部のガス流通断面積
が互いに同一に規制され、一方を大きく他方を小さくす
ることができない構造となっていた。
【0007】これにより、液体燃料の気化を促進させる
ため、或いは、多量の燃料供給量に対応させるため気化
部のガス流通断面積を大きくするときは、これと同時に
混合部のガス流通断面積が無用に大きくなり、これによ
り、気化ポット式燃焼装置全体が過大となるという問題
点を有していた。
ため、或いは、多量の燃料供給量に対応させるため気化
部のガス流通断面積を大きくするときは、これと同時に
混合部のガス流通断面積が無用に大きくなり、これによ
り、気化ポット式燃焼装置全体が過大となるという問題
点を有していた。
【0008】また、液体燃料を気化し更に着火する点火
ヒータ3はその性質上耐熱性を考慮して、その先端に位
置する加熱部3aをセラミック等の耐熱部材で成形され
ている。
ヒータ3はその性質上耐熱性を考慮して、その先端に位
置する加熱部3aをセラミック等の耐熱部材で成形され
ている。
【0009】しかしながら、点火ヒータ3の加熱部3a
の耐熱性といっても長時間に亘り高温の燃焼熱を受ける
ときは、徐々に熱疲労を起こして、点火ヒータの着火性
能が低下し、更には寿命が短くなるという問題点を有し
ていた。
の耐熱性といっても長時間に亘り高温の燃焼熱を受ける
ときは、徐々に熱疲労を起こして、点火ヒータの着火性
能が低下し、更には寿命が短くなるという問題点を有し
ていた。
【0010】更に、この定常運転時の液体燃料の気化熱
源は、ポット本体1の周側壁を通じてポット本体1の底
部(液体燃料の気化部分)に回収される熱が主なものと
なっており、この回収熱量はポット本体1の内径等によ
って予め設定されている。
源は、ポット本体1の周側壁を通じてポット本体1の底
部(液体燃料の気化部分)に回収される熱が主なものと
なっており、この回収熱量はポット本体1の内径等によ
って予め設定されている。
【0011】しかしながら、このポット本体1の底部の
温度はポット本体1に送風される空気量、特にこの底部
の外面に吹き付けられる空気量で大きく変化し、この設
定が非常に難しく、ポット本体1の底部を所望温度にで
きないという問題点を有していた。また、液体燃料が揮
発性の高い燃料か或いは低い燃料かにより、その必要と
する気化熱量も変化するが、従来の気化ポット式燃焼装
置はこの変化に対応できないという問題点を有してい
た。
温度はポット本体1に送風される空気量、特にこの底部
の外面に吹き付けられる空気量で大きく変化し、この設
定が非常に難しく、ポット本体1の底部を所望温度にで
きないという問題点を有していた。また、液体燃料が揮
発性の高い燃料か或いは低い燃料かにより、その必要と
する気化熱量も変化するが、従来の気化ポット式燃焼装
置はこの変化に対応できないという問題点を有してい
た。
【0012】更にまた、従来の気化ポット式燃焼装置で
は液体燃料を気化燃焼させるポット本体1と図示しない
送風機とが互いに離隔し、かつ、それぞれ別個の取付金
具で燃焼装置に装着されている。
は液体燃料を気化燃焼させるポット本体1と図示しない
送風機とが互いに離隔し、かつ、それぞれ別個の取付金
具で燃焼装置に装着されている。
【0013】しかしながら、このように別個の取付金具
で装着するときは、ポット本体及び送風機をメンテナン
スするとき、それぞれ別個に取付金具を外してメンテナ
ンスしなければならず、面倒なものとなっていた。
で装着するときは、ポット本体及び送風機をメンテナン
スするとき、それぞれ別個に取付金具を外してメンテナ
ンスしなければならず、面倒なものとなっていた。
【0014】本発明の目的は前記従来の課題に鑑み、ポ
ット本体を過大にすることなく、液体燃料の気化を促進
でき、かつ、多量の燃料供給量にも対応でき、また、定
常燃焼時における輻射熱を遮熱することにより点火ヒー
タの寿命を長期化でき、更に、ポット本体の底部に送風
される燃焼用空気の量を調整でき、更にまた、ポット本
体及び送風機のメンテナンスが簡単にできる気化ポット
式燃焼装置を提供することにある。
ット本体を過大にすることなく、液体燃料の気化を促進
でき、かつ、多量の燃料供給量にも対応でき、また、定
常燃焼時における輻射熱を遮熱することにより点火ヒー
タの寿命を長期化でき、更に、ポット本体の底部に送風
される燃焼用空気の量を調整でき、更にまた、ポット本
体及び送風機のメンテナンスが簡単にできる気化ポット
式燃焼装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、請求項1の発明は、ポット本体で液体燃料を
気化し、該気化ガスと該ポット本体の空気孔から流入し
た燃焼用空気等の酸化剤とを混合して燃焼させる気化ポ
ット式燃焼装置において、前記ポット本体はその底側に
液体燃料を気化させる気化室を形成するとともに、該気
化室の開口端から該ポット本体の開口端に亘って前記気
化ガスと酸化剤とを混合し燃焼する混合燃焼室を形成
し、該気化室のガス流通断面積は該混合燃焼室のガス流
通断面積より大きく設定したことを特徴とする。
するため、請求項1の発明は、ポット本体で液体燃料を
気化し、該気化ガスと該ポット本体の空気孔から流入し
た燃焼用空気等の酸化剤とを混合して燃焼させる気化ポ
ット式燃焼装置において、前記ポット本体はその底側に
液体燃料を気化させる気化室を形成するとともに、該気
化室の開口端から該ポット本体の開口端に亘って前記気
化ガスと酸化剤とを混合し燃焼する混合燃焼室を形成
し、該気化室のガス流通断面積は該混合燃焼室のガス流
通断面積より大きく設定したことを特徴とする。
【0016】請求項2の発明は、請求項1の発明に係る
気化ポット式燃焼装置において、前記気化室と前記混合
燃焼室とを前記ポット本体の底部と対向するよう延設し
た連結板で連結し、該連結板には該気化室に酸化剤を流
入させる空気孔を設けたことを特徴とする。
気化ポット式燃焼装置において、前記気化室と前記混合
燃焼室とを前記ポット本体の底部と対向するよう延設し
た連結板で連結し、該連結板には該気化室に酸化剤を流
入させる空気孔を設けたことを特徴とする。
【0017】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に係る気化ポット式燃焼装置において、前記気化室で前
記連結板の裏側に点火ヒータの加熱部を配置したことを
特徴とする。
に係る気化ポット式燃焼装置において、前記気化室で前
記連結板の裏側に点火ヒータの加熱部を配置したことを
特徴とする。
【0018】請求項4の発明は、液体燃料を気化混合す
る有底円筒状のポット本体と、該ポット本体に燃焼用空
気等の酸化剤を送風する送風機とを備えた気化ポット式
燃焼装置において、前記ポット本体の底部と前記送風機
の頂部とを対向配置し、該底部と該頂部とを取付金具に
て互いに連結したことを特徴とする。
る有底円筒状のポット本体と、該ポット本体に燃焼用空
気等の酸化剤を送風する送風機とを備えた気化ポット式
燃焼装置において、前記ポット本体の底部と前記送風機
の頂部とを対向配置し、該底部と該頂部とを取付金具に
て互いに連結したことを特徴とする。
【0019】請求項5の発明は、請求項4の発明に係る
気化ポット式燃焼装置において、前記取付金具は、周側
壁に通風穴を穿設し前記ポット本体の底部に固定された
第1取付板と、該ポット本体の底部に対向する通風穴を
穿設し前記送風機の頂部に固定された第2取付板とから
なり、該第1取付板と該第2取付板とを断熱材を収容で
きる空間をおいて連結したことを特徴とする。
気化ポット式燃焼装置において、前記取付金具は、周側
壁に通風穴を穿設し前記ポット本体の底部に固定された
第1取付板と、該ポット本体の底部に対向する通風穴を
穿設し前記送風機の頂部に固定された第2取付板とから
なり、該第1取付板と該第2取付板とを断熱材を収容で
きる空間をおいて連結したことを特徴とする。
【0020】
【作用】請求項1の発明によれば、気化室のガス流通断
面積が混合燃焼室のガス流通断面積より大きく形成され
ているため、混合燃焼室と比較して気化室の液体燃料の
気化面を大きくとることができる。
面積が混合燃焼室のガス流通断面積より大きく形成され
ているため、混合燃焼室と比較して気化室の液体燃料の
気化面を大きくとることができる。
【0021】請求項2の発明によれば、連結板の空気孔
からも酸化剤が気化室に流れ込むため、酸化剤と気化ガ
スとが気化室で十分に予混合され、均一な混合ガスが早
期に生成される。
からも酸化剤が気化室に流れ込むため、酸化剤と気化ガ
スとが気化室で十分に予混合され、均一な混合ガスが早
期に生成される。
【0022】請求項3の発明によれば、気化室で連結板
の裏側に点火ヒータの加熱部を配置したので、混合燃焼
室の燃焼炎の輻射熱がこの連結板で遮熱され、加熱部が
この輻射熱で加熱されることがない。
の裏側に点火ヒータの加熱部を配置したので、混合燃焼
室の燃焼炎の輻射熱がこの連結板で遮熱され、加熱部が
この輻射熱で加熱されることがない。
【0023】請求項4の発明によれば、ポット本体と送
風機が共通の取付金具で固定されるため、この共通の取
付金具の取付及び取り外しによりポット本体及び送風機
のメンテナンスができる。
風機が共通の取付金具で固定されるため、この共通の取
付金具の取付及び取り外しによりポット本体及び送風機
のメンテナンスができる。
【0024】請求項5の発明によれば、第1取付板と第
2取付板とを連結し、ポット本体と送風機とを一体に連
結するとき、この第1取付板と第2取付板との間に空間
が形成される一方、送風機の燃焼用空気の一部が第2取
付板の通風穴からこの空間に送風され、この空間に入っ
た燃焼用空気が第1取付板の周側壁の通風穴から外に吹
き出される。このような燃焼用空気の流通において、空
間を流れる燃焼用空気によりポット本体の底部が冷却さ
れる。他方、この空間に断熱材を収容しておくときは、
前述の燃焼用空気の流通がこの断熱材で規制され、この
空間に燃焼用空気が流れないため、燃焼用空気による底
部の冷却が防止される。
2取付板とを連結し、ポット本体と送風機とを一体に連
結するとき、この第1取付板と第2取付板との間に空間
が形成される一方、送風機の燃焼用空気の一部が第2取
付板の通風穴からこの空間に送風され、この空間に入っ
た燃焼用空気が第1取付板の周側壁の通風穴から外に吹
き出される。このような燃焼用空気の流通において、空
間を流れる燃焼用空気によりポット本体の底部が冷却さ
れる。他方、この空間に断熱材を収容しておくときは、
前述の燃焼用空気の流通がこの断熱材で規制され、この
空間に燃焼用空気が流れないため、燃焼用空気による底
部の冷却が防止される。
【0025】従って、第1取付板と第2取付板との間の
空間に断熱材を収容するか否かを適宜選択して、ポット
本体の底部の温度をコントロールすることができる。
空間に断熱材を収容するか否かを適宜選択して、ポット
本体の底部の温度をコントロールすることができる。
【0026】
【実施例】図1、図3乃至図9は本発明に係る気化ポッ
ト式燃焼装置の第1実施例を示すもので、図1は気化ポ
ット式燃焼装置の断面図、図3は送油管の取付方法を示
す断面図、図4は送油管の取付状態を示す断面図、図5
は蒸発部の平面図、図6はポット本体の平面図、図7は
気化ポット式燃焼装置の側面図、図8は気化ポット式燃
焼装置の平面図、図9は空間に断熱材を収容した状態を
示す要部断面図である。この実施例ではこの気化ポット
式燃焼装置を自動車の暖房装置として使用される例を示
している。
ト式燃焼装置の第1実施例を示すもので、図1は気化ポ
ット式燃焼装置の断面図、図3は送油管の取付方法を示
す断面図、図4は送油管の取付状態を示す断面図、図5
は蒸発部の平面図、図6はポット本体の平面図、図7は
気化ポット式燃焼装置の側面図、図8は気化ポット式燃
焼装置の平面図、図9は空間に断熱材を収容した状態を
示す要部断面図である。この実施例ではこの気化ポット
式燃焼装置を自動車の暖房装置として使用される例を示
している。
【0027】図中、10は気化ポット式燃焼装置、10
0はこの気化ポット式燃焼装置10に酸化剤例えば燃焼
用空気を送風する送風機、200は気化ポット式燃焼装
置10の排ガスと暖房用熱源水との間で熱交換させる熱
交換器である。
0はこの気化ポット式燃焼装置10に酸化剤例えば燃焼
用空気を送風する送風機、200は気化ポット式燃焼装
置10の排ガスと暖房用熱源水との間で熱交換させる熱
交換器である。
【0028】この気化ポット式燃焼装置10は有底円筒
状のポット本体11を有している。このポット本体11
はその底側に液体燃料を気化する気化室12を形成し、
この気化室12の前方にはこの気化ガスと燃焼用空気と
を混合し燃焼する混合燃焼室13を形成している。
状のポット本体11を有している。このポット本体11
はその底側に液体燃料を気化する気化室12を形成し、
この気化室12の前方にはこの気化ガスと燃焼用空気と
を混合し燃焼する混合燃焼室13を形成している。
【0029】この気化室12は、その底壁12aに液体
燃料を供給する送油管14を連結する一方、その周側壁
12bに点火ヒータ15を取り付けている。この送油管
14の取付構造は図3に示すように、底壁12aに穿設
された取付穴12cにビード加工された送油管14の先
端を挿入し、これを図4に示すように、送油管14の先
端をかしめることにより簡単に連結されている。
燃料を供給する送油管14を連結する一方、その周側壁
12bに点火ヒータ15を取り付けている。この送油管
14の取付構造は図3に示すように、底壁12aに穿設
された取付穴12cにビード加工された送油管14の先
端を挿入し、これを図4に示すように、送油管14の先
端をかしめることにより簡単に連結されている。
【0030】また、この気化室12の底全体には送油管
14から供給された燃料を蒸発させる蒸発部16が設置
されている。この蒸発部16は、図5にも示すように、
蒸発孔16aが多数穿設された覆板16b内にガラス繊
維等の燃料含浸部材16cを収容し、送油管14を通じ
て流入した液体燃料が燃料含浸部材16cの毛細管現象
により気化室12の底面全体に含浸するようになってい
る。
14から供給された燃料を蒸発させる蒸発部16が設置
されている。この蒸発部16は、図5にも示すように、
蒸発孔16aが多数穿設された覆板16b内にガラス繊
維等の燃料含浸部材16cを収容し、送油管14を通じ
て流入した液体燃料が燃料含浸部材16cの毛細管現象
により気化室12の底面全体に含浸するようになってい
る。
【0031】他方、混合燃焼室13は気化室12の先端
開口からポット本体11の先端開口に亘って形成された
もので、気化室12及び前記熱交換器200に連通する
とともに、周側壁13a全体に空気孔13bを多数穿設
している。また、混合燃焼室13の内径をD1とし、ま
た、気化室12の内径をD2とするとき、 D1<D2 となるよう形成され、混合燃焼室13のガス流通断面積
より気化室12のガス流通断面積を大きくしている。
開口からポット本体11の先端開口に亘って形成された
もので、気化室12及び前記熱交換器200に連通する
とともに、周側壁13a全体に空気孔13bを多数穿設
している。また、混合燃焼室13の内径をD1とし、ま
た、気化室12の内径をD2とするとき、 D1<D2 となるよう形成され、混合燃焼室13のガス流通断面積
より気化室12のガス流通断面積を大きくしている。
【0032】この気化室12と混合燃焼室13は、その
連結部分が気化室12の底面に対向する連結板17で延
設されている。この連結板17には、図6に示すよう
に、空気孔17aが多数環状に穿設されており、この各
空気孔17aを通じて燃焼用空気を気化室12に取り込
むようになっている。また、この連結板17の裏側には
点火ヒータ15のセラミック製の加熱部15aが配置さ
れており、混合燃焼室13の燃焼炎の輻射熱がこの連結
板17で遮断され、加熱部15aが定常燃焼時にこの輻
射熱で加熱されることがないよう構成されている。
連結部分が気化室12の底面に対向する連結板17で延
設されている。この連結板17には、図6に示すよう
に、空気孔17aが多数環状に穿設されており、この各
空気孔17aを通じて燃焼用空気を気化室12に取り込
むようになっている。また、この連結板17の裏側には
点火ヒータ15のセラミック製の加熱部15aが配置さ
れており、混合燃焼室13の燃焼炎の輻射熱がこの連結
板17で遮断され、加熱部15aが定常燃焼時にこの輻
射熱で加熱されることがないよう構成されている。
【0033】ここで、装着される部品、即ち送油管1
4、点火ヒータ15、炎検知棒18、過熱防止スイッチ
19は、図7に示すように、気化ポット式燃焼装置10
の外側筐体10aでその上位に過熱防止スイッチ19、
下位に送油管14をそれぞれ貫通装着する一方、その間
には点火ヒータ15及び炎検知棒18が左右に設置され
ている。そして、これらの各機器14,15,18,1
9はそれぞれ近傍配置され、図8に示すように、外側筐
体10aの中心角度60°内に配置され、メンテナンス
時一方向から作業できるようになっている。
4、点火ヒータ15、炎検知棒18、過熱防止スイッチ
19は、図7に示すように、気化ポット式燃焼装置10
の外側筐体10aでその上位に過熱防止スイッチ19、
下位に送油管14をそれぞれ貫通装着する一方、その間
には点火ヒータ15及び炎検知棒18が左右に設置され
ている。そして、これらの各機器14,15,18,1
9はそれぞれ近傍配置され、図8に示すように、外側筐
体10aの中心角度60°内に配置され、メンテナンス
時一方向から作業できるようになっている。
【0034】このように構成されたポット本体11の下
方にはポット本体11の底壁12aと対向する前記送風
機100が設置されている。この送風機100は羽根部
101とモータ部102とを有し、このモータ部102
の頂部102aとポット本体11の底壁12aとを以下
の構造の取付金具20で連結している。
方にはポット本体11の底壁12aと対向する前記送風
機100が設置されている。この送風機100は羽根部
101とモータ部102とを有し、このモータ部102
の頂部102aとポット本体11の底壁12aとを以下
の構造の取付金具20で連結している。
【0035】即ち、この取付金具20はそれぞれ円盤状
の第1取付板21及び第2取付板22とを有し、この第
1取付板21はその一面を底壁12aの外面に溶接し、
その周側壁には多数の通風穴21aが穿設されている。
の第1取付板21及び第2取付板22とを有し、この第
1取付板21はその一面を底壁12aの外面に溶接し、
その周側壁には多数の通風穴21aが穿設されている。
【0036】第2取付板22は2段に膨出されてなり、
その上端側膨出部の上板には底壁12aに対向する通風
穴22aを穿設する一方、下端側膨出部にはポット本体
11の周囲部分に対向する通風穴22bを穿設し、上端
側膨出部の上板をネジ23によりモータ部102の頂部
102aに固定している。また、この第1取付板21の
周側壁と第2取付板22の周側壁とはネジ24により連
結されており、これにより、ストレスが大きなポット本
体11と送風機100とが一体に連結される一方、この
各取付板21,22間に断熱材を収容し得る空間Aを形
成している。なお、第2取付板22の周縁を図示しない
ネジで外側筐体10aに連結し、このポット本体11及
び送風機100を外側筐体10aに固定している。
その上端側膨出部の上板には底壁12aに対向する通風
穴22aを穿設する一方、下端側膨出部にはポット本体
11の周囲部分に対向する通風穴22bを穿設し、上端
側膨出部の上板をネジ23によりモータ部102の頂部
102aに固定している。また、この第1取付板21の
周側壁と第2取付板22の周側壁とはネジ24により連
結されており、これにより、ストレスが大きなポット本
体11と送風機100とが一体に連結される一方、この
各取付板21,22間に断熱材を収容し得る空間Aを形
成している。なお、第2取付板22の周縁を図示しない
ネジで外側筐体10aに連結し、このポット本体11及
び送風機100を外側筐体10aに固定している。
【0037】他方、このポット本体11の上方には前記
熱交換器200が設置されている。この熱交換器200
はその内部に図示しないヒータコアからの暖房用熱源水
と、ポット本体11からの排ガスが流れており、この排
ガスと暖房用熱源水との間で熱交換している。この熱交
換で加熱された熱源水はヒータコアに再度給送され、車
室内に送風される空調空気を加熱する。これにより、自
動車の車室内暖房が行われる。
熱交換器200が設置されている。この熱交換器200
はその内部に図示しないヒータコアからの暖房用熱源水
と、ポット本体11からの排ガスが流れており、この排
ガスと暖房用熱源水との間で熱交換している。この熱交
換で加熱された熱源水はヒータコアに再度給送され、車
室内に送風される空調空気を加熱する。これにより、自
動車の車室内暖房が行われる。
【0038】なお、この連結板17の周側縁には混合燃
焼室13の外側を覆う円筒状の遮熱筒30が設置され、
この遮熱筒30によりポット本体11から外側筐体10
aへの輻射熱を遮断し、外側筐体10aの熱損傷を防止
している。
焼室13の外側を覆う円筒状の遮熱筒30が設置され、
この遮熱筒30によりポット本体11から外側筐体10
aへの輻射熱を遮断し、外側筐体10aの熱損傷を防止
している。
【0039】次に、第1実施例に係る気化ポット式燃焼
装置の作用を燃焼用空気の流れに基づき説明する。
装置の作用を燃焼用空気の流れに基づき説明する。
【0040】即ち、送風機100を駆動するとき、図1
の1点鎖線矢印に示すように、燃焼用空気が外側筐体1
0a内に流れ、この燃焼用空気の多くが第2取付板22
の通風穴22bを通ってポット本体11の周側壁13a
側に送風され、遮熱筒30の内側に流れて各空気孔13
b,17aからポット本体11内に流入する。
の1点鎖線矢印に示すように、燃焼用空気が外側筐体1
0a内に流れ、この燃焼用空気の多くが第2取付板22
の通風穴22bを通ってポット本体11の周側壁13a
側に送風され、遮熱筒30の内側に流れて各空気孔13
b,17aからポット本体11内に流入する。
【0041】他方、送風機100で送風される燃焼用空
気の一部は第2取付板22の通風穴22aを通じて空間
Aに流れる。この空間Aに流れた燃焼用空気はポット本
体11の底部12aを冷却し、しかる後に通風穴21a
から外に流れ、気化混合筒11の周囲に送風される。即
ち、この実施例においてはポット本体11の底壁12a
を空間Aに流れる燃焼用空気で冷却するようになってい
る。
気の一部は第2取付板22の通風穴22aを通じて空間
Aに流れる。この空間Aに流れた燃焼用空気はポット本
体11の底部12aを冷却し、しかる後に通風穴21a
から外に流れ、気化混合筒11の周囲に送風される。即
ち、この実施例においてはポット本体11の底壁12a
を空間Aに流れる燃焼用空気で冷却するようになってい
る。
【0042】他方、図9はこの空間Aに断熱材25が収
容された状態を示しており、これにより、空間Aへの燃
焼用空気の流入が規制され、この断熱材25によりポッ
ト本体11の底壁12aの冷却が防止される。
容された状態を示しており、これにより、空間Aへの燃
焼用空気の流入が規制され、この断熱材25によりポッ
ト本体11の底壁12aの冷却が防止される。
【0043】このように、空間Aへの断熱材25の介在
の有無により底壁12aの冷却及び断熱が適宜行われる
ため、底壁12aの温度に対応して断熱材25を介在或
いは介在させないことにより、底壁12aを所望の温度
にコントロールできる。また、液体燃料の特性に着目
し、例えば揮発性の高い液体燃料を使用するときは多量
の回収熱を必要としないため、この底壁12aを燃焼用
空気で冷却し、これとは逆に、揮発性の低い液体燃料を
使用するときは、空間Aに断熱材25を介在させ底壁1
2aの温度を低下を防止するようにしてもよい。
の有無により底壁12aの冷却及び断熱が適宜行われる
ため、底壁12aの温度に対応して断熱材25を介在或
いは介在させないことにより、底壁12aを所望の温度
にコントロールできる。また、液体燃料の特性に着目
し、例えば揮発性の高い液体燃料を使用するときは多量
の回収熱を必要としないため、この底壁12aを燃焼用
空気で冷却し、これとは逆に、揮発性の低い液体燃料を
使用するときは、空間Aに断熱材25を介在させ底壁1
2aの温度を低下を防止するようにしてもよい。
【0044】また、前述したように、ポット本体11の
周囲に送風された燃焼用空気のうち一部が、連結板17
の空気孔17aから気化室12に流入するため、気化室
11で気化された気化ガスが混合燃焼室13に上昇する
前に燃焼用空気と予混合され、不完全燃焼が防止され
る。
周囲に送風された燃焼用空気のうち一部が、連結板17
の空気孔17aから気化室12に流入するため、気化室
11で気化された気化ガスが混合燃焼室13に上昇する
前に燃焼用空気と予混合され、不完全燃焼が防止され
る。
【0045】更に、本実施例に係る気化ポット式燃焼装
置は前述の如く気化室12のガス流通断面積が混合燃焼
室13のガス流通断面積より大きく構成されているた
め、液体燃料の蒸発面積が気化ガスの混合面積と比較し
て大きくなり、気化室12に多量の液体燃料が供給され
るときでもこれを早期に気化できる。従って、混合燃焼
室13が小さな割には高出力の気化ポット式燃焼装置を
実現できるし、また、不完全燃焼も確実に防止できる。
置は前述の如く気化室12のガス流通断面積が混合燃焼
室13のガス流通断面積より大きく構成されているた
め、液体燃料の蒸発面積が気化ガスの混合面積と比較し
て大きくなり、気化室12に多量の液体燃料が供給され
るときでもこれを早期に気化できる。従って、混合燃焼
室13が小さな割には高出力の気化ポット式燃焼装置を
実現できるし、また、不完全燃焼も確実に防止できる。
【0046】更にまた、本実施例に係る点火ヒータ15
の加熱部15aが連結板17の裏側に配置されているた
め、定常燃焼時に混合燃焼室13で生成される燃焼炎の
輻射熱がこの連結板17で遮熱され、点火ヒータ15を
熱損傷から保護することができる。
の加熱部15aが連結板17の裏側に配置されているた
め、定常燃焼時に混合燃焼室13で生成される燃焼炎の
輻射熱がこの連結板17で遮熱され、点火ヒータ15を
熱損傷から保護することができる。
【0047】更にまた、ポット本体11と送風機100
とを共通の取付金具20で一体に連結しているため、ポ
ット本体11及び送風機100のメンテナンスが簡単に
なるし、また、ポット本体11と送風機100とを同軸
上に配置する作業も容易にできる。
とを共通の取付金具20で一体に連結しているため、ポ
ット本体11及び送風機100のメンテナンスが簡単に
なるし、また、ポット本体11と送風機100とを同軸
上に配置する作業も容易にできる。
【0048】図10は本発明に係る気化ポット式燃焼装
置の第2実施例を示すもので、この図はその要部断面を
示している。即ち、ポット本体11の内部中央に蒸発部
16を貫通した燃焼筒26を設置している。この燃焼筒
26はその周側壁26aに空気孔26bを穿設するとと
もに、その底面を開口(開口部26c)している。
置の第2実施例を示すもので、この図はその要部断面を
示している。即ち、ポット本体11の内部中央に蒸発部
16を貫通した燃焼筒26を設置している。この燃焼筒
26はその周側壁26aに空気孔26bを穿設するとと
もに、その底面を開口(開口部26c)している。
【0049】この実施例によれば、ポット本体11の空
気孔13bから燃焼筒26に向かって燃焼炎が形成され
る一方、燃焼筒26の開口部26cから燃焼用空気(図
中1点鎖線)が燃焼筒26内に流入し、空気孔26bか
らポット本体11の周側壁13aに向かって燃焼炎が形
成される。
気孔13bから燃焼筒26に向かって燃焼炎が形成され
る一方、燃焼筒26の開口部26cから燃焼用空気(図
中1点鎖線)が燃焼筒26内に流入し、空気孔26bか
らポット本体11の周側壁13aに向かって燃焼炎が形
成される。
【0050】これにより、各空気孔13b,26bで形
成される燃焼炎が互いに衝突し、燃焼炎が短炎となる
し、また、ポット本体11内で乱流を起こし燃焼用空気
と気化ガスが均一に混合され、燃焼効率が向上する。更
に、ポット本体11の周側壁13a或いは燃焼筒26の
周側壁26aが対向する燃焼炎で加熱されるため、たと
え各周側壁13a,26aにカーボンが付着したとして
も、このカーボンの成長が抑制されるし、更には対向す
る燃焼炎で火炎温度が上昇し、ひいては保炎効果が増大
する。
成される燃焼炎が互いに衝突し、燃焼炎が短炎となる
し、また、ポット本体11内で乱流を起こし燃焼用空気
と気化ガスが均一に混合され、燃焼効率が向上する。更
に、ポット本体11の周側壁13a或いは燃焼筒26の
周側壁26aが対向する燃焼炎で加熱されるため、たと
え各周側壁13a,26aにカーボンが付着したとして
も、このカーボンの成長が抑制されるし、更には対向す
る燃焼炎で火炎温度が上昇し、ひいては保炎効果が増大
する。
【0051】図11は本発明に係る気化ポット式燃焼装
置の第3実施例を示すもので、この図にはその要部断面
を示している。この実施例の特徴点はポット本体11内
に気化ガス撹拌装置40を設置したことにある。即ち、
この気化ガス撹拌装置40は、モータ41の回転軸42
の先端に撹拌羽根43を設けており、この撹拌羽根43
をポット本体11の気化室12内に配置している。
置の第3実施例を示すもので、この図にはその要部断面
を示している。この実施例の特徴点はポット本体11内
に気化ガス撹拌装置40を設置したことにある。即ち、
この気化ガス撹拌装置40は、モータ41の回転軸42
の先端に撹拌羽根43を設けており、この撹拌羽根43
をポット本体11の気化室12内に配置している。
【0052】この実施例によれば、この気化ガス撹拌装
置40を駆動することにより、撹拌羽根43が気化室1
2内の気化ガスを撹拌するため、気化ガスと燃焼用空気
との予混合が均一に行われ、不完全燃焼が確実に防止さ
れる。なお、その他の構成、作用は前記第1実施例と同
様である。
置40を駆動することにより、撹拌羽根43が気化室1
2内の気化ガスを撹拌するため、気化ガスと燃焼用空気
との予混合が均一に行われ、不完全燃焼が確実に防止さ
れる。なお、その他の構成、作用は前記第1実施例と同
様である。
【0053】図12及び図13は本発明に係る気化ポッ
ト式燃焼装置の第4実施例を示すもので、図12はポッ
ト本体の上部側を示す断面図、図13は副燃焼室の平面
断面図である。この実施例ではポット本体11の上方に
筒状の副燃焼室50が設置されており、この副燃焼室5
0内に燃焼用空気を直接に送風する通風孔51を穿設し
ている。
ト式燃焼装置の第4実施例を示すもので、図12はポッ
ト本体の上部側を示す断面図、図13は副燃焼室の平面
断面図である。この実施例ではポット本体11の上方に
筒状の副燃焼室50が設置されており、この副燃焼室5
0内に燃焼用空気を直接に送風する通風孔51を穿設し
ている。
【0054】この実施例によれば、図中1点鎖線矢印に
示すように、ポット本体11の周囲に送風された燃焼用
空気が空気孔13bを通じて混合燃焼室13に流入する
一方、燃焼用空気の一部が通風孔51を通じて副燃焼室
50内に流入し、この副燃焼室50での燃焼を効率良く
行うことができる。なお、その他の構成、作用は前記第
1実施例と同様である。
示すように、ポット本体11の周囲に送風された燃焼用
空気が空気孔13bを通じて混合燃焼室13に流入する
一方、燃焼用空気の一部が通風孔51を通じて副燃焼室
50内に流入し、この副燃焼室50での燃焼を効率良く
行うことができる。なお、その他の構成、作用は前記第
1実施例と同様である。
【0055】図14及び図15は本発明に係る気化ポッ
ト式燃焼装置の第5実施例を示すもので、図14はポッ
ト本体の上部側を示す断面図、図15は触媒部材の装着
方法を示す組み付け斜視図である。この実施例はポット
本体11の上方に筒状の副燃焼室50を設置するととも
に、この副燃焼室50に上下に配置位置が自由に変えら
れる触媒部材60を設置したものである。
ト式燃焼装置の第5実施例を示すもので、図14はポッ
ト本体の上部側を示す断面図、図15は触媒部材の装着
方法を示す組み付け斜視図である。この実施例はポット
本体11の上方に筒状の副燃焼室50を設置するととも
に、この副燃焼室50に上下に配置位置が自由に変えら
れる触媒部材60を設置したものである。
【0056】即ち、この触媒部材60は副燃焼室50の
内径と同一の径を有する円盤状触媒61を有している。
この触媒61は例えば多孔性のセラミック材料に白金、
パラジウム等を担持したもので、その周側面には複数の
突起62を設けている。また、この触媒61の上面中央
には取手63が立設しており、この取手63によりこの
触媒61を上下に操作できる。
内径と同一の径を有する円盤状触媒61を有している。
この触媒61は例えば多孔性のセラミック材料に白金、
パラジウム等を担持したもので、その周側面には複数の
突起62を設けている。また、この触媒61の上面中央
には取手63が立設しており、この取手63によりこの
触媒61を上下に操作できる。
【0057】他方、副燃焼室50の内面には触媒61の
突起62を上下に案内する縦溝52とこの縦溝52に上
下複数段に形成された横溝53が設けられており、縦溝
52を通る突起62を所望の横溝53で嵌合できるよう
になっている。
突起62を上下に案内する縦溝52とこの縦溝52に上
下複数段に形成された横溝53が設けられており、縦溝
52を通る突起62を所望の横溝53で嵌合できるよう
になっている。
【0058】この触媒部材60を副燃焼室50に装着す
るときは、図14に示すように、触媒部材60の取手6
3を把持し、まず、各突起62を副燃焼室50の縦溝5
2に挿入する。しかる後、所望の高さにある一つの横溝
53の位置で取手63を時計周りに回転させ、突起62
をこの横溝53に嵌合する。これにより、触媒部材60
を所定高さ位置に固定できる。
るときは、図14に示すように、触媒部材60の取手6
3を把持し、まず、各突起62を副燃焼室50の縦溝5
2に挿入する。しかる後、所望の高さにある一つの横溝
53の位置で取手63を時計周りに回転させ、突起62
をこの横溝53に嵌合する。これにより、触媒部材60
を所定高さ位置に固定できる。
【0059】このように本実施例によれば、この触媒6
1により一酸化炭素の排気を防止することは勿論のこ
と、この触媒61を燃焼炎に近づけたり或いは遠ざけた
りすることにより、触媒の温度管理ができ、触媒反応を
効率よく行うことができる。なお、その他の構成、作用
は前記第1実施例と同様である。
1により一酸化炭素の排気を防止することは勿論のこ
と、この触媒61を燃焼炎に近づけたり或いは遠ざけた
りすることにより、触媒の温度管理ができ、触媒反応を
効率よく行うことができる。なお、その他の構成、作用
は前記第1実施例と同様である。
【0060】図16及び図17は本発明に係る気化ポッ
ト式燃焼装置の第6実施例を示すもので、図16はポッ
ト本体の上部側を示す断面図、図17は要部を示す断面
図である。この実施例はポット本体の混合燃焼室を改良
したものである。
ト式燃焼装置の第6実施例を示すもので、図16はポッ
ト本体の上部側を示す断面図、図17は要部を示す断面
図である。この実施例はポット本体の混合燃焼室を改良
したものである。
【0061】即ち、ポット本体11の周側壁13aの上
端側を内側に絞り込んで段差を設け、この段差の環状平
面部11aに空気孔13bを設けたものである。
端側を内側に絞り込んで段差を設け、この段差の環状平
面部11aに空気孔13bを設けたものである。
【0062】この実施例によれば、図17に示すよう
に、ポット本体11の周側壁13aの垂直壁に穿設され
た空気孔13bからは、燃焼用空気が水平方向に流入す
るが(図中、1点鎖線矢印)、環状平面部11aの空気
孔13bから流入する燃焼用空気が下方に向かって流れ
るため(図中、2点鎖線矢印)、この水平方向に流入し
た燃焼用空気が下方に流れる空圧により下方に向かって
変流する。
に、ポット本体11の周側壁13aの垂直壁に穿設され
た空気孔13bからは、燃焼用空気が水平方向に流入す
るが(図中、1点鎖線矢印)、環状平面部11aの空気
孔13bから流入する燃焼用空気が下方に向かって流れ
るため(図中、2点鎖線矢印)、この水平方向に流入し
た燃焼用空気が下方に流れる空圧により下方に向かって
変流する。
【0063】これに伴い、垂直壁の空気孔13bで生成
される燃焼炎が短くなり、かつ、周側壁13aに沿って
形成される。このため、燃焼炎の長炎化に伴う吹き消え
及び不完全燃焼が防止され、また、混合気化室13の周
側壁13aが効率よく加熱される。なお、その他の構
成、作用は前記第1実施例と同様である。
される燃焼炎が短くなり、かつ、周側壁13aに沿って
形成される。このため、燃焼炎の長炎化に伴う吹き消え
及び不完全燃焼が防止され、また、混合気化室13の周
側壁13aが効率よく加熱される。なお、その他の構
成、作用は前記第1実施例と同様である。
【0064】図18は本発明に係る気化ポット式燃焼装
置の第7実施例を示すもので、図18は点火ヒータの装
着状態を示す断面図である。この実施例は点火ヒータ1
5を移動自在とする移動機構70を設置した点に特徴を
有する。
置の第7実施例を示すもので、図18は点火ヒータの装
着状態を示す断面図である。この実施例は点火ヒータ1
5を移動自在とする移動機構70を設置した点に特徴を
有する。
【0065】即ち、点火ヒータ15はその加熱部15a
をポット本体11の気化室12の周側壁12bに移動自
在に貫通させる一方、点火ヒータ15の本体ボディ15
bも外側筐体10aに移動自在に貫通させている。
をポット本体11の気化室12の周側壁12bに移動自
在に貫通させる一方、点火ヒータ15の本体ボディ15
bも外側筐体10aに移動自在に貫通させている。
【0066】このように配置された点火ヒータ15を移
動機構70により支持している。
動機構70により支持している。
【0067】即ち、この本体ボディ15bには環状のバ
ネ座71が固着され、このバネ座71と周側壁12bと
の間には形状記憶合金製のコイル状の駆動バネ72が設
置され、このバネ座71と外側筐体10aとの間にはコ
イル状の復帰用バネ73が設置されている。この各バネ
72,73の弾発力は駆動バネ72の特性が形状記憶合
金のマルテンサイト相のときは復帰用バネ73の弾発力
が強く、駆動バネ72が形状記憶合金のオーステナイト
相のときはこれとは逆に駆動バネ72の弾発力が強くな
るよう設定されている。
ネ座71が固着され、このバネ座71と周側壁12bと
の間には形状記憶合金製のコイル状の駆動バネ72が設
置され、このバネ座71と外側筐体10aとの間にはコ
イル状の復帰用バネ73が設置されている。この各バネ
72,73の弾発力は駆動バネ72の特性が形状記憶合
金のマルテンサイト相のときは復帰用バネ73の弾発力
が強く、駆動バネ72が形状記憶合金のオーステナイト
相のときはこれとは逆に駆動バネ72の弾発力が強くな
るよう設定されている。
【0068】この実施例によれば、気化ポット式燃焼装
置10が予備燃焼でポット本体11の温度がさほど高く
ないとき(点火ヒータ15に通電しているとき)は、ポ
ット本体11が所定温度(定常燃焼移行温度)に達して
おらず、駆動バネ72がマルテンサイト相となってい
る。このため、復帰用バネ73の弾発力が強く、この復
帰用バネ73の弾発力により点火ヒータ15の加熱部1
5aがポット本体11内方向に付勢され、加熱部15a
がポット本体11の内部に配置されている。
置10が予備燃焼でポット本体11の温度がさほど高く
ないとき(点火ヒータ15に通電しているとき)は、ポ
ット本体11が所定温度(定常燃焼移行温度)に達して
おらず、駆動バネ72がマルテンサイト相となってい
る。このため、復帰用バネ73の弾発力が強く、この復
帰用バネ73の弾発力により点火ヒータ15の加熱部1
5aがポット本体11内方向に付勢され、加熱部15a
がポット本体11の内部に配置されている。
【0069】他方、ポット本体11の温度が定常燃焼に
移行し非常に高くなったとき(点火ヒータ15への通電
が終了しているとき)は、ポット本体11が所定温度よ
り高くなっており、駆動バネ72がオーステナイト相に
変態している。これにより、駆動バネ72の弾発力が復
帰用バネ73の弾発力より強くなり、図17の2点鎖線
に示すように、点火ヒータ15がポット本体11から離
れる方向に付勢されるため、加熱部15aがポット本体
11から抜け、ポット本体11の外部に移動する。
移行し非常に高くなったとき(点火ヒータ15への通電
が終了しているとき)は、ポット本体11が所定温度よ
り高くなっており、駆動バネ72がオーステナイト相に
変態している。これにより、駆動バネ72の弾発力が復
帰用バネ73の弾発力より強くなり、図17の2点鎖線
に示すように、点火ヒータ15がポット本体11から離
れる方向に付勢されるため、加熱部15aがポット本体
11から抜け、ポット本体11の外部に移動する。
【0070】このように、予備燃焼から定常燃焼に移行
したときは点火ヒータ15の加熱部15aがポット本体
11の内部から抜け出るため、加熱部15aが定常燃焼
時における燃焼炎の輻射熱から保護される。なお、その
他の構成、作用は前記第1実施例と同様である。
したときは点火ヒータ15の加熱部15aがポット本体
11の内部から抜け出るため、加熱部15aが定常燃焼
時における燃焼炎の輻射熱から保護される。なお、その
他の構成、作用は前記第1実施例と同様である。
【0071】図19は本発明に係る気化ポット式燃焼装
置の第8実施例を示すもので、図19はポット本体を示
す断面図である。この実施例では前記第1実施例で説明
した蒸発部16の燃料含浸部材16cの充填量を変えた
例を示している。
置の第8実施例を示すもので、図19はポット本体を示
す断面図である。この実施例では前記第1実施例で説明
した蒸発部16の燃料含浸部材16cの充填量を変えた
例を示している。
【0072】即ち、このポット本体11の気化室12の
空間容積を大きくするとともに、この気化室12に設置
されている蒸発部16を高さ方向に高く、蒸発部16に
収容された燃料含浸部材16cの充填量を大きくしてい
る。
空間容積を大きくするとともに、この気化室12に設置
されている蒸発部16を高さ方向に高く、蒸発部16に
収容された燃料含浸部材16cの充填量を大きくしてい
る。
【0073】この実施例によれば、この燃料含浸部材1
6cの充填量の増大に伴い液体燃料の蒸発面積が大きく
なり、その液体燃料の気化量ひいては燃焼量を大きくで
きる。
6cの充填量の増大に伴い液体燃料の蒸発面積が大きく
なり、その液体燃料の気化量ひいては燃焼量を大きくで
きる。
【0074】このように、燃料含浸部材16cを覆板1
6bで覆った蒸発部16をポット本体11の底部に設置
する燃焼装置においては、ポット本体11の内径等を変
えることなく、単に燃料含浸部材16cの充填量を変え
るだけで各種燃焼負荷に対応した燃焼を実現できる。そ
の他の構成、作用は前記第1実施例と同様である。
6bで覆った蒸発部16をポット本体11の底部に設置
する燃焼装置においては、ポット本体11の内径等を変
えることなく、単に燃料含浸部材16cの充填量を変え
るだけで各種燃焼負荷に対応した燃焼を実現できる。そ
の他の構成、作用は前記第1実施例と同様である。
【0075】なお、前記各実施例では、気化ポット式燃
焼装置の上下方向設置の例を説明したが、横方向設置で
もよいことは勿論である。また、前記各実施例では車載
用暖房の熱源として使用する気化ポット式燃焼装置につ
いて説明したが、家庭用のポット式石油ストーブ等にも
適用できる。
焼装置の上下方向設置の例を説明したが、横方向設置で
もよいことは勿論である。また、前記各実施例では車載
用暖房の熱源として使用する気化ポット式燃焼装置につ
いて説明したが、家庭用のポット式石油ストーブ等にも
適用できる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、気化室のガス流通断面積が混合燃焼室のガス流
通断面積より大きくなっているため、混合燃焼室と比較
して気化室の液体燃料の気化面を大きくとることがで
き、混合燃焼室を大きくすることなく高出力で、かつ、
不完全燃焼を起こすことがない気化ポット式燃焼装置を
実現できる。
よれば、気化室のガス流通断面積が混合燃焼室のガス流
通断面積より大きくなっているため、混合燃焼室と比較
して気化室の液体燃料の気化面を大きくとることがで
き、混合燃焼室を大きくすることなく高出力で、かつ、
不完全燃焼を起こすことがない気化ポット式燃焼装置を
実現できる。
【0077】請求項2の発明によれば、酸化剤が連結板
の空気孔から気化室に流れ込み、この気化室で均一な混
合ガスが早期に生成されるため、請求項1の発明で奏す
る不完全燃焼の防止効果が更に向上する。
の空気孔から気化室に流れ込み、この気化室で均一な混
合ガスが早期に生成されるため、請求項1の発明で奏す
る不完全燃焼の防止効果が更に向上する。
【0078】請求項3の発明によれば、気化室で連結板
の裏側に点火ヒータの加熱部を配置したので、混合燃焼
室の燃焼炎の輻射熱がこの連結板で遮熱され、加熱部が
この輻射熱で加熱されることがなく、これにより、着火
性能の低下を防止するとともに、点火ヒータの長寿命化
を図ることができる。
の裏側に点火ヒータの加熱部を配置したので、混合燃焼
室の燃焼炎の輻射熱がこの連結板で遮熱され、加熱部が
この輻射熱で加熱されることがなく、これにより、着火
性能の低下を防止するとともに、点火ヒータの長寿命化
を図ることができる。
【0079】請求項4の発明によれば、ポット本体と送
風機が共通の取付金具で固定されるため、この共通の取
付金具の取付及び取付り外しによりポット本体及び送風
機のメンテナンスができ、メンテナンス作業が簡単にな
る。
風機が共通の取付金具で固定されるため、この共通の取
付金具の取付及び取付り外しによりポット本体及び送風
機のメンテナンスができ、メンテナンス作業が簡単にな
る。
【0080】請求項5の発明によれば、第1取付板と第
2取付板との間の空間に断熱材を収容するか否かを適宜
選択して、ポット本体の底部の温度をコントロールでき
るため、揮発性の高い燃料或いは低い燃料のそれぞれに
対応した燃焼を実現できる。
2取付板との間の空間に断熱材を収容するか否かを適宜
選択して、ポット本体の底部の温度をコントロールでき
るため、揮発性の高い燃料或いは低い燃料のそれぞれに
対応した燃焼を実現できる。
【図1】第1実施例に係る気化ポット式燃焼装置の断面
図
図
【図2】従来の気化ポット式燃焼装置の断面図
【図3】第1実施例に係る送油管の取付方法を示す断面
図
図
【図4】第1実施例に係る送油管の取付状態を示す断面
図
図
【図5】第1実施例に係る蒸発部の平面図
【図6】第1実施例に係るポット本体の平面図
【図7】第1実施例に係る気化ポット式燃焼装置の側面
図
図
【図8】第1実施例に係る気化ポット式燃焼装置の平面
図
図
【図9】第1実施例に係る空間に断熱材を収容した状態
を示す要部断面図
を示す要部断面図
【図10】第2実施例に係る気化ポット式燃焼装置の要
部断面図
部断面図
【図11】第3実施例に係る気化ポット式燃焼装置の要
部断面図
部断面図
【図12】第4実施例に係るポット本体の上部側を示す
断面図
断面図
【図13】第4実施例に係る副燃焼室の平面断面図
【図14】第5実施例に係るポット本体の上部側を示す
断面図
断面図
【図15】第5実施例に係る触媒部材の装着方法を示す
組み付け斜視図
組み付け斜視図
【図16】第6実施例に係るポット本体の上部側を示す
断面図
断面図
【図17】第6実施例に係る要部を示す断面図
【図18】第7実施例に係る点火ヒータの装着状態を示
す断面図
す断面図
【図19】第8実施例に係るポット本体を示す断面図
10…気化ポット式燃焼装置、11…ポット本体、12
…気化室、12a…底壁、13…混合燃焼室、13a…
周側壁、15…点火ヒータ、17…連結板、13b,1
7a…空気孔、20…取付金具、21…第1取付板、2
2…第2取付板、21a,22a…通風穴、100…送
風機、102a…頂部。
…気化室、12a…底壁、13…混合燃焼室、13a…
周側壁、15…点火ヒータ、17…連結板、13b,1
7a…空気孔、20…取付金具、21…第1取付板、2
2…第2取付板、21a,22a…通風穴、100…送
風機、102a…頂部。
Claims (5)
- 【請求項1】 ポット本体で液体燃料を気化し、該気化
ガスと該ポット本体の空気孔から流入した燃焼用空気等
の酸化剤とを混合して燃焼させる気化ポット式燃焼装置
において、 前記ポット本体はその底側に液体燃料を気化させる気化
室を形成するとともに、該気化室の開口端から該ポット
本体の開口端に亘って前記気化ガスと酸化剤とを混合し
燃焼する混合燃焼室を形成し、該気化室のガス流通断面
積は該混合燃焼室のガス流通断面積より大きく設定した
ことを特徴とする気化ポット式燃焼装置。 - 【請求項2】 前記気化室と前記混合燃焼室とを前記ポ
ット本体の底部と対向するよう延設した連結板で連結
し、該連結板には該気化室に酸化剤を流入させる空気孔
を設けたことを特徴とする請求項1記載の気化ポット式
燃焼装置。 - 【請求項3】 前記気化室で前記連結板の裏側に点火ヒ
ータの加熱部を配置したことを特徴とする請求項1又は
請求項2記載の気化ポット式燃焼装置。 - 【請求項4】 液体燃料を気化混合する有底円筒状のポ
ット本体と、該ポット本体に燃焼用空気等の酸化剤を送
風する送風機とを備えた気化ポット式燃焼装置におい
て、 前記ポット本体の底部と前記送風機の頂部とを対向配置
し、該底部と該頂部とを取付金具にて互いに連結したこ
とを特徴とする気化ポット式燃焼装置。 - 【請求項5】 前記取付金具は、周側壁に通風穴を穿設
し前記ポット本体の底部に固定された第1取付板と、該
ポット本体の底部に対向する通風穴を穿設し前記送風機
の頂部に固定された第2取付板とからなり、該第1取付
板と該第2取付板とを断熱材を収容できる空間をおいて
連結したことを特徴とする請求項4記載の気化ポット式
燃焼装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25569193A JPH07110111A (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 気化ポット式燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25569193A JPH07110111A (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 気化ポット式燃焼装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07110111A true JPH07110111A (ja) | 1995-04-25 |
Family
ID=17282296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25569193A Pending JPH07110111A (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 気化ポット式燃焼装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07110111A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1717517A3 (de) * | 2005-04-29 | 2008-12-24 | J. Eberspächer GmbH Co. KG | Verdampferanordnung, insbesondere für ein Fahrzeugheizgerät oder einen Reformer |
WO2016195046A1 (ja) * | 2015-06-02 | 2016-12-08 | 株式会社三五 | 蒸発式バーナ |
-
1993
- 1993-10-13 JP JP25569193A patent/JPH07110111A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1717517A3 (de) * | 2005-04-29 | 2008-12-24 | J. Eberspächer GmbH Co. KG | Verdampferanordnung, insbesondere für ein Fahrzeugheizgerät oder einen Reformer |
WO2016195046A1 (ja) * | 2015-06-02 | 2016-12-08 | 株式会社三五 | 蒸発式バーナ |
US20180094806A1 (en) * | 2015-06-02 | 2018-04-05 | Sango Co., Ltd. | Evaporation type burner |
US10684008B2 (en) | 2015-06-02 | 2020-06-16 | Sango Co., Ltd. | Evaporation type burner |
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