JPH01134162A - 暖房装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明はバーナの燃焼ガスによって熱線輻射筒を加熱
しこの輻射筒から輻射される熱線により暖房する輻射暖
房と、燃焼ガスのもつ熱を熱交換して温水を生成しこの
温水を床暖パネル等に循環させて暖房する温水暖房とを
行う暖房装置に関する。

（ロ）従来の技術 この種の暖房装置は５例えば特開昭６２−２９８６３号
公報に開示されているように、バーナと。

このバーナにて加熱される熱線輻射筒と、熱線輻射部下
流側の排気通路に設けられ、温水暖房時にダンパー装置
を介して燃焼ガスが供給される温水暖房用の熱交換器と
を備えたものが知られている。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 上述した暖房装置では、熱交換器が燃焼ガスの排気通路
に設けられているため、熱交換器の熱交換量を大きく設
定すると、排気ガス温度が著しく低下し、煙突内で排気
ガス中の水蒸気が結露して室内に漏れたり、厳寒時には
それが凍結することによって煙突を塞ぎ、異常燃焼など
を起こす心配があった。

この発明は上述した事実に鑑みてなされたものであり、
温水暖房用の熱交換器の熱交換量が大きく設定された場
合でも排気ガス温度が著しく低下しないようにし、排気
ガス中の水蒸気が結露するのを防止することを目的とす
る。

に）問題点を解決するだめの手段 この発明ではバーナと、このバーナにて加熱される熱線
輻射筒と、バーナの燃焼ガスと熱交換する温水暖房用の
熱交換器とを備えた暖房装置において、上記熱交換器を
バーナと熱線輻射筒との間の燃焼ガス流路の周辺部に設
けた構成である。

（ホ）作用 このように構成すると、燃焼ガス流路の周辺部の熱を利
用して熱交換器が温められるので、熱交換器の熱交換量
が大きく設定された場合でも排気ガス温度の著しい低下
が防止される。

（へ）実施例 以下、この発明の一実施例を図に基づいて説明する。第
１図は発明を適用した暖房装置の全体図であり、第２図
はバーナ部の要部断面図である。

第１図及び第２図において、（１）は燃焼用１次及び２
次空気を導入する給気ケースで、バーナ（２）を支持す
る構成となっている。（２人）はバーナモータで、その
軸（３）Ｋはバーナボディ（４）の予混合室（５）内に
位置するよう円錐状コーン（６）、ロータリプレート（
７）、混合板（８）が固定されている。また、前記バー
ナボディ（４）の先端部には混合ガスを均一化する整流
板（９）、及びスリット状の炎口を持つバーナヘッド（
１のが固定されており。

バーナボディ（４）の周壁には１点火時液体燃料を気化
するためのヒータ（１１）が埋設されている。

（１２）は２次空気を炎周辺に導くためのバーナケース
で、給気ケース（１）とは断熱材（１３）を介してその
上方に設置され、中央にバーナボディ（４）を擁すると
ともに、バーナケース（１２）の側面部に通気管（１４
）が、基部周辺には２次空気を取り入れるための透孔（
１５Ｘ１５）・・・がそれぞれ等間隔にて開けられてい
る。（１６）は通気管（１４）の一端に一定間隔を置い
て配設したハイリミットサーモである。（１７）は燃焼
ガス流路となる燃焼室で、その基部には３次空気を取り
入れる内筒ケース（工８）が設置され。

その内周には燃焼用３次空気を供給するための多数の小
孔（１９Ｘ１９）・・・が斜め上方に向かって内側に開
孔されている。また、その上部に床暖用熱交換器（２の
が１点火プラグ（２１）、　７レームロツド（２２）と
ともに配置されている。燃焼室（１７）は熱線輻射筒（
Ａ）を有する耐熱ガラス筒（Ｂ）と排気フード（ｑを介
して煙突接続口ＣＤ）と連通されている。

（２３）は送風機モータ（２３Ａ）及び送風ファン（２
３Ｂ）を有する燃焼用空気供給用の送風機本体であり、
　（２４）は、１次及び２次空気を供給する給気ダク）
、（２５）は３次空気を供給するための送風管である。

また、給気ダクト（２４）と送風管（２５）の分岐部に
は電磁弁（ＳＶＩ）（ＳＶ２）が設けられている。

（２６）は床暖用温水ポンプであり、ジスターンタンク
（２７）から循環水を吸い込み、吐出管（２８）を通し
て器具外の床暖パネル（図示せず）へ湯を吐出する。（
２９）は戻り管で、バーナ上部の床暖用熱交換器（２の
に連通されている。床暖用熱交換器（２０）からジスタ
ーンタンク（２７）までは連結ホース（３０）によって
連通され、連結ホース（３のは前記ジスターンタンク（
２７）内の水中に先端を没しているとともに、水面より
上方の部分には蒸気抜けの孔（３１）が開孔されている
。また吐出管（２８）には、湯温感知サーミスタ（３２
）が設置されている。

尚、　（３３）は灯油燃料を供給する送油管、（３４）
はスイッチ操作板、　　（３５）は運転スイッチ、　（
３６）はストーブ単独スイッチ、　　（３７）は床暖ス
イッチ、　　（３８）は温度調節スイッチ、　（３９）
は表示部である。

第３図は上述した暖房装置の制御装置の１例を示すもの
であり、　（４０）は交流電源、　（４１）は発振器。

（４２）は電磁ポンプ、　（４３）は降圧トランス、　
（４４）は直流電源回路、　（４５）はマイクロコンピ
ュータ等の燃焼制御回路、　（４６）は感震スィッチ、
　（４７）はバーナサーミスタ、　（４８）は室温感知
サーミスタ、　（４９）はリレー駆動回路、（５のない
しく５８）はリレーコイル、　（５０１）（５１１）（
５２１）（５２２）（５３１）（５４１）（５５１）（
５６１）（５７１）（５８１）はそれぞれリレーコイル
（５０）ないしく５８）によって開閉するリレー接点で
ある。

以下、上述した実施例装置の動作を第４図を参照して説
明する。

スイッチ操作板（３４）上の運転スイッチ（３５）をオ
ンにすると、リレーコイル（５のの励磁によりヒータ（
１１）に通電され、バーナボディ（４）が加熱される。

そして、バーナボディ（４）が灯油の気化温度（２２０
℃以上）に達すると、バーナサーミスタ（４７）からの
温度信号によってリレーコイル（５１）が励磁され、送
風機（２３）が給気ダクト（２４）を通して給気ケース
（１）内に燃焼用空気を供給する。次に。

リレーコイル（５２）の励磁によりバーナモータ（２ａ
）が駆動してコーン（６）、ロータリプレート（７）及
び混合板（８）を高速回転させ、それと同時に電磁ポン
プ（４２）が動作して灯油が送油管（３３）よりコーン
（６）上に供給される。そして、コーン（６）上に供給
された燃料はロータリプレート（７）ＩＣ送られその遠
心力にて微粒子状に飛散され、加熱されているバーナボ
ディ（４）の内面にて瞬時に気化されて予混合室（５）
でガス状燃料となる。一方、予混合室（５）内には燃焼
１次空気が送り込まれており。

前記ガス状燃料は１次空気と予混合され、整流板（９）
を通って均一に分散され、バーナヘッド（１０）から噴
出して点火プラグ（２１）によって点火され。

バーナケース（１の上に燃焼炎を形成し燃焼する。

また、給気ケース（１）内の空気の一部は２次空気孔（
１５）（１５）・・・を通ってバーナケース（１２）内
に流入してバーナボディ（４）の周辺より燃焼炎周辺に
供給され、２次燃焼を促進する。一方、送風管（２５）
より供給された３次空気は内筒ケース（１６）Ｉｃ導か
れ三次空気孔（１９Ｘ１９）・・・より燃焼炎上方周辺
に供給され、３次燃焼を促進する。

燃焼開始後は燃焼炎によってバーナボディ（４）の先端
部が高温に加熱されバーナボディ（４）の温度を高温維
持するため、ヒータ（１１）への通電が停止する。又、
燃焼炎はフレームロッド（２２）によって監視される。

この状態で、スイッチ操作板（３４）上のストーブ単独
スイッチ（３６）を選んだ時は室温感知サーミスタ（４
８）によって検出された室温と温度調節スイッチ（３８
）による設定室温との差温に応じてバーナの燃焼量を強
・中・弱３段階に制御し、現在の室温と温度調節スイッ
チ（３８）による設定室温がそれぞれ表示部（３９）に
デジタル表示される。燃焼量制御は発振器（４１）の出
力を３段階に可変することと。

電磁弁（ＳＶＩＸＳＶ２）によって−次及び二次空気量
を３段階に可変することによって行われる。

次に、床暖スイッチ（３７）を選択すると、リレーコイ
ル（５８）の励磁によって温水ポンプ（２６）が作動す
る。そして、ジスターンタンク（２７）内の水を装置外
部の床暖パネル（図示せず）に通した後、床暖用熱交換
器（２のに供給する。ここで、循環水は熱湯に変わり、
ジスターンタンク（２７）に戻されて。

温水ポンプ（２６）を通して再び床暖パネル（図示せず
）Ｉｃ供給され床暖房を行う。

この時、バーナの燃焼量は温度調節スイッチ（３８）の
抵抗値に応じて温水感知サーミスタ（３２）によって制
御され１表示部（３９）には室温表示と吐出湯温の表示
がデジタル数字で表わされる。

尚、蒸気抜き孔（３１）は、床暖スイッチ（３７）から
ストーブ単独運転に切り換えたときに、床暖用熱交換器
（２０）内で発生する蒸気を逃がすのに使用されている
。

本実施例装置に依れば１次のような利点がある。

■　床暖用熱交換器（２０）が燃焼ガス流路となる燃焼
室（１７）の周辺部に位置し、燃焼炎より外周へ放出さ
れる熱を吸収するため、燃焼室（１７）の壁温を低下さ
せ、燃焼室（１７）から外部への放熱を少なくすること
ができるとともに、排気ガス温度を極端に下げることな
しに床暖房が行なうことができる。このため、床暖房に
よって排気ガス温度が大きく降下し、煙突内で結露が発
生するのを防止できる。

■　床暖能力制御が、従来の床暖用熱交換器への燃焼ガ
ス量の調整から吐出湯温による燃焼量制御に変わるため
、排ガスダンパー等の機構が不要となり、スイッチ操作
板（３４）の温度調節スイッチ（３８）のみで床暖能力
を調整することができ、操作性に優れているとともに、
吐出湯温を制御することによって床暖房の快適性を大幅
に向上することができる。

（ト）　　発明の効果 この発明は以上のように構成されているので。

温水暖房用熱交換器の加熱を燃焼ガスによって効率良り
、シかも、排ガス温度を大幅に低下させることなく行う
ことができ、熱交換器の熱交換量が太き（設定された場
合にも排気ガス中の水蒸気が結露するのを防止できると
ともに、排気通路のダンパー装置が不要となり、操作性
の向上と装置の簡素化が期待できるものである。

【図面の簡単な説明】

図は何れもこの発明の一実施例に関するもので。 第１図は暖房装置の概略構成図、第２図は暖房装置の要
部拡大断面図、第３図は制御装置の１例を示す電気回路
図、第４図は制御装置の動作説明用の７０−チャートで
ある。 （２）・・・バーナ、　　　（１７）・・・燃焼室（燃
焼ガス流路）。 （２０）・・・熱交換器、（Ａ）・・・熱線輻射筒。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）バーナと、このバーナにて加熱される熱線輻射筒
   と、バーナの燃焼ガスと熱交換する温水暖房用の熱交換
   器とを備えた暖房装置において、上記熱交換器をバーナ
   と熱線幅射筒との間の燃焼ガス流路の周辺部に設けたこ
   とを特徴とする暖房装置。