JPH07110057A - アクチュエータ - Google Patents

アクチュエータ

Info

Publication number
JPH07110057A
JPH07110057A JP5280124A JP28012493A JPH07110057A JP H07110057 A JPH07110057 A JP H07110057A JP 5280124 A JP5280124 A JP 5280124A JP 28012493 A JP28012493 A JP 28012493A JP H07110057 A JPH07110057 A JP H07110057A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
actuator
motor
table mechanism
block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5280124A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3729420B2 (ja
Inventor
Shigekazu Nagai
茂和 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SMC Corp
Original Assignee
SMC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SMC Corp filed Critical SMC Corp
Priority to JP28012493A priority Critical patent/JP3729420B2/ja
Priority to EP98118380A priority patent/EP0896855B1/en
Priority to DE69432192T priority patent/DE69432192T2/de
Priority to EP94115897A priority patent/EP0647503A3/en
Priority to KR1019940026011A priority patent/KR0156592B1/ko
Priority to US08/321,771 priority patent/US5689994A/en
Publication of JPH07110057A publication Critical patent/JPH07110057A/ja
Priority to US08/858,568 priority patent/US6142030A/en
Priority to US09/633,194 priority patent/US6370975B1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3729420B2 publication Critical patent/JP3729420B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】作業者が設置環境、用途等に応じて種々のアク
チュエータを選択することが可能な汎用性に富むアクチ
ュエータを提供すること。 【構成】アクチュエータ10は、直線状に延在するフレ
ーム12と、前記フレーム12の側面部に着脱自在且つ
選択可能に装着されるサイドカバー14a、14b、エ
ンドカバー16、17と、モータ20の駆動作用下にフ
レーム12の軸線方向に沿って変位するテーブル機構3
0と、前記モータ20の駆動力をテーブル機構30に伝
達するボールねじ24とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駆動源およびそれによ
って変位するテーブル機構をフレームに配設したアクチ
ュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、構造部材を一体成形し、前
記構造部材と移動体とが個別、且つ着脱自在に構成さ
れ、所望のスペース内でアクチュエータまたは構造部材
を連結して自在に組み立てて形成するアクチュエータお
よびその構造体を提案している(特願平3−22918
5号、特願平3−360632号並びに特願平3−36
0633号等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記提案に
関連してなされたものであって、作業者が設置環境、用
途等に応じて種々のアクチュエータを選択することが可
能なアクチュエータを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、直線状に延在するフレームと、前記フ
レームの複数の側面部に着脱自在且つ選択可能に装着さ
れるカバー部材と、前記フレームに配設され、駆動源の
駆動作用下に該フレームの軸線方向に沿って変位するテ
ーブル機構と、前記駆動源の駆動力をテーブル機構に伝
達する駆動力伝達手段と、を備えることを特徴とする。
【0005】この場合、駆動力伝達手段を、少なくとも
ボールねじシャフトまたはタイミングベルトとすること
が好ましい。
【0006】また、本発明は、直線状に延在するフレー
ムと、前記フレームの複数の側面部に着脱自在且つ選択
可能に装着されるカバー部材と、前記フレームの軸線方
向に沿って配設され、シリンダチューブ内を変位するピ
ストンに磁石が設けられたシリンダと、前記シリンダチ
ューブに摺接する部位に近接して磁石が設けられ、駆動
源の駆動作用下に該フレームの軸線方向に沿って変位す
るテーブル機構と、前記駆動源の駆動力をテーブル機構
に伝達する駆動力伝達手段と、を備えることを特徴とす
る。
【0007】この場合、シリンダは、フレームの軸線方
向に沿って1個または複数個並列に配設されることが好
ましい。
【0008】さらに、カバー部材は、フレームの短手方
向の両側面部に装着される一組のサイドカバー、フレー
ムの長手方向の両端部に装着される一対のエンドカバ
ー、並びに前記一対のエンドカバーの上面部に係合する
トップカバーを含むことが好ましい。
【0009】さらにまた、本発明は、直線状に延在する
フレームと、前記フレームの複数の側面部に着脱自在且
つ選択可能に装着されるカバー部材と、前記フレームに
配設され、駆動源の駆動作用下に該フレームの軸線方向
に沿って変位するテーブル機構と、前記駆動源の駆動軸
と一体化された駆動力伝達軸と、を備えることを特徴と
する。
【0010】またさらに、本発明は、直線状に延在する
フレームと、前記フレームに配設され、モータの駆動作
用下に該フレームの軸線方向に沿って変位するテーブル
機構と、少なくとも、モータ、前記モータの回転検出機
構、ブレーキ機構、並びにクラッチ機構が収納される駆
動制御ブロックと、前記モータの回転軸と一体化された
駆動力伝達軸と、を備えることを特徴とする。
【0011】この場合、駆動制御ブロックは夫々の構成
要素毎にブロック化され、前記ブロック化された構成要
素は相互に着脱自在に連結されることが好ましい。
【0012】
【作用】第1の発明に係るアクチュエータでは、作業者
が設置環境、用途等に応じて種々の形状が異なるカバー
部材を自在に選択してフレームに装着する。また、前記
カバー部材は、フレームから着脱自在に形成されている
ため、設置場所を変更する場合、容易に対処することが
可能となる。
【0013】第2の発明に係るアクチュエータでは、シ
リンダを付勢することによりシリンダチューブに沿って
ピストンが変位する。前記ピストンには磁石が設けら
れ、前記磁石の磁気作用下にテーブル機構に設けられた
磁石を相互に引張するため、駆動源に対する負荷を減少
させる。
【0014】第3の発明に係るアクチュエータでは、駆
動源の駆動軸と駆動力伝達軸とが一体化されて形成され
ているため、駆動軸と駆動力伝達軸との連結部位に発生
する余分な慣性力が駆動力伝達軸に伝達されない。
【0015】第4の発明に係るアクチュエータでは、少
なくとも、モータ、前記モータの回転検出機構、ブレー
キ機構、並びにクラッチ機構が収納される駆動制御ブロ
ックを用いることにより、一体的に制御することが可能
となる。
【0016】
【実施例】次に、本発明に係るアクチュエータについて
好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳
細に説明する。
【0017】図1は本発明の第1実施例に係るアクチュ
エータの斜視図、図2は図1の部分分解斜視図、図3は
図1に示すアクチュエータの一部省略平面図、図4はI
V−IV線に沿った縦断面図、図5は、V−V線に沿っ
た縦断面図である。
【0018】アクチュエータ10は、基盤となるフレー
ム12と、前記フレーム12の短手方向の両側面部に装
着される一組のサイドカバー14a、14bと、前記フ
レーム12の長手方向の両端部に装着される一対のエン
ドカバー16、17と、前記サイドカバー14a、14
bの上面部に係合するトップカバー18とを有する。
【0019】さらに、前記フレーム12上には、該フレ
ーム12の一端部側に近接する部位に固定されたモータ
20と、カップリング部材22を介して前記モータ20
の回転軸とボールねじ24とを同軸に連結する連結ブロ
ック26と、フレーム12の他端部側に固定され、前記
ボールねじ24の端部を回転自在に支持する軸受ブロッ
ク28と、前記ボールねじ24の回転作用下に前記連結
ブロック26と軸受ブロック28との間を直線的に変位
するテーブル機構30とが設けられる。前記連結ブロッ
ク26と軸受ブロック28との間には、前記ボールねじ
24によって変位するテーブル機構30を直線状に案内
するガイド部材32が設けられる。
【0020】詳細には、図2に示すように、フレーム1
2には、略同一且つ断面略T字状の溝部34a、34b
並びに断面略L字状の通路35a、35bが夫々長手方
向に略平行して二条画成されている。フレーム12の底
面部に直交する両側面部には、サイドカバー14a、1
4bを取着するための係合溝36a、36bが長手方向
に沿って夫々画成されている。また、前記係合溝36
a、36bに近接する部位には、該係合溝36a、36
bと略平行な長溝38a、38bが画成されている。こ
のフレーム12は、軽金属の押し出し、または引き抜き
により成形される。なお、フレーム12の底面部に画成
される前記溝部34a、34bは図示しない他のフレー
ム、アクチュエータ等を連結するために使用され、前記
通路35a、35bは配線用通路、流体用通路として用
いられるもので、二条に限らず一条以上であればよい。
【0021】フレーム12の長手方向の両端部には、夫
々エンドカバー16、17が取着される。一方のエンド
カバー17の一側面部には、モータ20の一端部を保持
するための略円形状の孔部40が画成されている。さら
に、前記エンドカバー17の対向する両側面部には、モ
ータ20に電気的に接続されたケーブル42を取り出す
ための複数の孔部44a、44bが画成されている。従
って、前記孔部44a、44bの中からいずれかの孔部
44a(44b)を選択することにより、ケーブル42
の取り出し方向を選択することができる。
【0022】前記フレーム12に当接するサイドカバー
14a、14bの側面部には、該フレーム12の係合溝
36a、36bに係合する略L字状の突起部46a、4
6bが設けられている。この場合、係合溝36a、36
bが画成されたフレーム12の側面に対して傾斜する位
置から夫々のサイドカバー14a、14bを押圧するこ
とにより、前記突起部46a、46bを係合溝36a、
36bに沿って嵌入することができる。前記サイドカバ
ー14a、14bをフレーム12から離脱させる場合に
は、上方側に向かってサイドカバー14a、14bを引
張するだけでよい。従って、簡便にサイドカバー14
a、14bをフレーム12に取着し、あるいは離脱させ
ることができる。
【0023】次に、テーブル機構30は、ボールねじ2
4の回転運動を直線運動に変換するボールねじブッシュ
48と、前記ボールねじブッシュ48の両側面部を対向
して保持する一対のテーブルブロック50a、50b
と、前記ボールねじブッシュ48とガイド部材32との
間に介装される断面コの字状の保持部材52とを含む。
前記テーブルブロック50a、50bの上面には、他の
部材を搭載して連結するための連結用の孔部54が画成
されている。なお、前記連結用の孔部54の他に位置決
め用凹部56を画成することにより、高精度にワークを
位置決めすることが可能となる。
【0024】前記トップカバー18には、図4に示すよ
うに、その長手方向に沿って断面略矩形状を呈する通路
58a、58bが略平行に二条画成されている。前記通
路58a、58bは、モータ20に接続されるケーブル
42の配線用通路あるいは図示しないセンサを所定の位
置に配設してテーブル機構30の位置を検出するために
使用される。さらに、前記二条の通路58a、58bの
間には流体用または配線用の通路59が画成されてい
る。
【0025】本実施例に係るアクチュエータ10は、基
本的には以上のように構成されるものであり、次にその
動作について説明する。
【0026】アクチュエータ10は、図5に示すよう
に、設置環境に応じて作業者が選択することによりトッ
プカバー18、サイドカバー14a、14b並びにエン
ドカバー16、17を装着することなく、フレーム12
上にテーブル機構30、軸受ブロック28、連結ブロッ
ク26並びにモータ20等が固定された状態で使用する
ことが可能である。この場合、フレーム12の底面部に
画成された断面略T字状の溝部34a、34bを介して
該フレーム12を図示しない部材上に固定するととも
に、テーブルブロック50a、50bに画成された連結
用の孔部54を介して図示しない他の部材を連結するこ
とにより、例えば、ワークの搬送等を行うことができ
る。
【0027】一方、作業者は、アクチュエータ10の設
置環境に応じて所望のカバーを選択してフレーム12に
装着することが可能である。すなわち、一対のサイドカ
バー14a、14bの中から一方のサイドカバー14a
(14b)を選択してフレーム12の片方の側面にのみ
装着してもよく、あるいは両方の側面に装着してもよ
い。また、サイドカバー14a、14bだけでなくフレ
ーム12の両端部に一方のエンドカバー16(17)を
選択して装着することもできる。この場合、前記エンド
カバー16、17に係合させることによりトップカバー
18を装着することも可能である。作業者はアクチュエ
ータ10の設置環境等に応じて所望のカバーをフレーム
12に対して装着することができる。
【0028】このように作業者が所望の組合せを選択し
てアクチュエータ10を形成した後、図示しない電源に
接続されたモータ20を駆動させることにより、カップ
リング部材を介して該モータ20の駆動軸と同軸に連結
されたボールねじ24が回転する。前記ボールねじ24
の回転に伴ってその螺回作用下にテーブル機構30が直
線状に移動する。以上のようにして、前記テーブル機構
30に連結された図示しないワーク等を搬送することが
できる。なお、本実施例に係るアクチュエータ10は、
ワークの重量が約5kg以下の軽量物を搬送する場合に
好適に使用される。
【0029】ここで、本実施例の変形例を図6および図
7に示す。この変形例は、夫々形状が異なる一組のサイ
ドカバー51a、51b、53a、53bをフレーム1
2に装着したものであり、その他の構成は図1に示すア
クチュエータ10と同一である。第1変形例に係るアク
チュエータ10aでは、側面部が略平坦に形成された一
組のサイドカバー51a、51bをフレーム12に装着
している。第2変形例に係るアクチュエータ10bで
は、夫々のサイドカバー53a、53bの側面に略平行
に断面略T字状の長溝55a、55bを画成することに
より、他の部材を連設して配置することが可能となる。
なお、前記サイドカバー51a、51b、53a、53
bは、以下に示す実施例においても同様にフレームに装
着することが可能であり、その詳細な説明を省略する。
【0030】次に、本発明の第2実施例に係るアクチュ
エータ60を図8〜図10に示す。なお、以下に示す実
施例において、前記第1実施例に係るアクチュエータ1
0と略同一の機能を営む構成要素については、単にその
旨を明記するに止め、詳細な説明を省略する。
【0031】このアクチュエータ60は、図2に示すフ
レーム12に比較して若干短手方向に拡幅して形成され
フレーム62と、前記フレーム62の短手方向の両側面
部に装着される一組のサイドカバー64a、64bと、
前記フレーム62の長手方向の両端部に装着される一対
のエンドカバー66、67と、前記サイドカバー64
a、64bの上面部に係合するトップカバー68とを有
する。
【0032】前記フレーム62上には、モータ63と、
中空のブロック体からなり前記モータ63の回転軸とボ
ールねじ70とを同軸に連結する連結ブロック72と、
前記ボールねじ70の端部を回転自在に支持する軸受ブ
ロック74と、前記ボールねじ70の回転作用下に前記
連結ブロック72と軸受ブロック74との間を直線的に
変位するテーブル機構76とが設けられる。前記連結ブ
ロック72と軸受ブロック74との間には、前記ボール
ねじ70によって変位するテーブル機構76を直線状に
案内する一対のガイド部材78a、78bが設けられ
る。前記夫々のガイド部材78a、78bは、フレーム
62の上面に形成された段部80に長手方向に沿って略
平行に固着されている。
【0033】詳細には、図10に示すように、フレーム
62の底面部には略同一且つ断面略T字状の溝部82
a、82bが画成され、さらに、上面部と底面部との間
には断面略長方形状の通路84a、84b並びに正方形
状の通路86a、86bが夫々長手方向に略平行して二
条画成されている。フレーム62の底面部に直交する両
側面部には、サイドカバー64a、64bを取着するた
めの係合溝88a、88bおよびねじ部材90を螺入し
て前記サイドカバー64a、64bをフレーム62に固
定するための長溝92が長手方向に沿って夫々画成され
ている。このフレーム62は、軽金属の押し出し、また
は引き抜きにより成形される点が第1実施例と同様であ
る。なお、フレーム62の底面部に画成される断面略T
字状の溝部84a、84bは図示しない他のフレーム、
アクチュエータ等を連結するために使用され、通路84
a、84b、86a、86bは配線用通路、流体用通路
として用いられるものであり、この点も第1実施例と同
様である。
【0034】フレーム62の端部に取着される一方のエ
ンドカバー67の側面部には、ケーブル94を取り出す
ための複数の孔部96a〜96dが画成されている。従
って、前記孔部96a〜96dの中から所望の孔部を選
択することにより、ケーブル94の取り出し方向を選択
することができる。前記フレーム62に当接するサイド
カバー64a、64bの一側面には、該フレーム62の
係合溝88a、88bに係合する略L字状の突起部98
a、98bが設けられている。なお、前記突起部98
a、98bをフレーム62の係合溝88a、88bに挿
入する方法は第1実施例と同様である。前記突起部98
a、98bが設けられた側面とは反対側の側面には、サ
イドカバー64a、64bをフレーム62に固定するた
めにねじ部材90が螺入される長溝92が画成されてい
る。
【0035】テーブル機構76は、ボールねじ70の回
転運動を直線運動に変換するボールねじブッシュ100
と、前記ボールねじブッシュ100の両側面部に固着さ
れた一組のテーブルブロック102a、102bと、前
記夫々のテーブルブロック102a、102bと夫々の
ガイド部材78a、78bとの間に介装され、各ガイド
部材78a、78b上を摺動する保持部材104a、1
04bとを含む。なお、テーブルブロック102a、1
02bの上面に画成される連結用の孔部54並びに位置
決め用の凹部56は第1実施例と同様である。この場
合、トップカバー68の短手方向の両端部には、図9に
示すように、その長手方向に沿って断面略台形状を呈す
る通路106a、106bが略平行に二条画成されてい
る。
【0036】本実施例に係るアクチュエータ60は、基
本的には以上のように構成されるものであり、次に、第
1実施例に係るアクチュエータ10と比較してその動作
並びに作用効果が略同一である点は省略し、その異なる
点についてのみ説明する。
【0037】本実施例に係るアクチュエータ60が図1
に示すアクチュエータ10と異なる点は、フレーム62
が若干拡幅されて強固に形成されているとともに、テー
ブル機構76を構成する一組のガイド部材78a、78
bが所定間隔離間して略平行に二条画成されている点で
ある。従って、フレーム62並びにガイド部材78a、
78bに対する剛性が増すことから、図1に示すアクチ
ュエータ10では搬送されるワークの重量が比較的軽量
物であるのに対して、本実施例に係るアクチュエータ6
0では、約30kg以下のワークを好適に搬送すること
が可能となる。
【0038】なお、図11に示すように、サイドカバー
64a、64b、エンドカバー66、67等をフレーム
62から取り外した状態で他の装置に設置して使用する
ことができる点は、第1実施例と同様である。また、図
12並びに図13に示すように、本実施例に係るアクチ
ュエータ60に対しても形状が異なる一組のサイドカバ
ー108a、108b、109a、109bを装着する
ことができることは勿論である。
【0039】次に、本発明の第3実施例に係るアクチュ
エータ110を図14〜図16に示す。このアクチュエ
ータ110は、図10に示すフレーム62と同様に強固
に形成されたフレーム112と、前記フレーム112の
短手方向の両側面部に装着される一組のサイドカバー1
14a、114bと、前記フレーム112の長手方向の
両端部に装着される一対のエンドカバー116、117
と、前記サイドカバー114a、114bの上面部に係
合するトップカバー118とを有する。
【0040】前記フレーム112上には、モータ119
と、中空のブロック体からなり前記モータ119の回転
軸とボールねじ120とを同軸に連結するカップリング
部材121が収容された連結ブロック122と、軸受ブ
ロック124と、テーブル機構126とが設けられる。
前記連結ブロック122と軸受ブロック124との間に
は、前記ボールねじ120によって変位するテーブル機
構126を直線状に案内する一対のガイド部材128
a、128bが設けられる。前記夫々のガイド部材12
8a、128bは、フレーム112の上面に形成された
段部130に長手方向に沿って略平行に固着されてい
る。前記各ガイド部材128a、128bと断面略コの
字状の各保持部材129a、129bとの間には、複数
のベアリング部材131が配設されている。
【0041】フレーム112には略同一且つ断面略T字
状の溝部132a、132bと、互いに線対称に位置す
る断面略長方形状の通路134a、134b、136
a、136bが夫々長手方向に略平行に画成されてい
る。フレーム112の両側面部には、サイドカバー11
4a、114bを取着するための係合溝138a、13
8bおよびビス140を挿入するための長溝142が長
手方向に沿って夫々画成されている。
【0042】前記フレーム112に当接するサイドカバ
ー114a、114bの一側面には、該フレーム112
の係合溝138a、138bに係合する略L字状の突起
部142a、142bが設けられている。なお、前記突
起部142a、142bをフレーム112の係合溝13
8a、138bに挿入する方法は第1実施例と同様であ
る。さらに、夫々のサイドカバー114a、114bの
上下両端部には、長手方向に沿って略平行に通路144
a、144b、146a、146bが画成されている。
【0043】テーブル機構126は、ボールねじ120
の回転運動を直線運動に変換するボールねじブッシュ1
48と、前記ボールねじブッシュ148の両側面部に固
着された一組のテーブルブロック150a、150b
と、前記夫々のテーブルブロック150a、150bと
夫々のガイド部材128a、128bとの間に介装さ
れ、各ガイド部材128a、128b上を摺動する保持
部材129a、129bとを含む。前述したように、保
持部材129a、129bとガイド部材128a、12
8bとが摺接する部位には、複数のベアリング部材13
1が配設され、摩擦抵抗を減少させる。
【0044】なお、テーブルブロック150a、150
bの上面に画成される連結用の孔部54並びに位置決め
用の凹部56は第1実施例と同様であり、また、図6並
びに図7に示すように、形状の異なる一組のカバーを選
択的に装着することができることも同様である。
【0045】本実施例に係るアクチュエータ110は、
基本的には以上のように構成され、第1、第2実施例に
係るアクチュエータ10、60と比較して図17に基づ
いて説明する。
【0046】アクチュエータ110では、高剛性のフレ
ーム112とベアリング部材131を用いて摩擦抵抗を
減少させ、テーブル機構126を変位させるモータ11
9の出力を200〜240Wとすることにより、ワーク
の重量である積載荷重を60kg以下とし、ストローク
長が最大1000mmまで可能である。
【0047】このように、作業者は、種々の用途に応じ
て最適なアクチュエータ10、60、110を選択する
ことができるとともに、設置環境に応じて各種のカバー
を取捨選択して装着することが可能である。
【0048】次に、本発明の第4実施例に係るアクチュ
エータを図18〜図22に示す。本実施例に係るアクチ
ュエータは、図1に示すアクチュエータ10のボールね
じ24に代替してタイミングベルトによってテーブル機
構を直線状に移動させる点で異なる。
【0049】アクチュエータ160は、長尺なフレーム
162と、前記フレーム162に装着される一組のサイ
ドカバー164a、164b並びに一対のエンドカバー
166、167と、前記フレーム162上をタイミング
ベルト168を介して直線状に変位するテーブル機構1
70と、前記フレーム162の一端側に配設され、連結
されたモータ172の回転駆動下にタイミングベルト1
68を回動させるモータプーリユニット174と、前記
フレーム162の他端部に配設され、タイミングベルト
168に係合するアイドルプーリユニット176とを有
する。なお、前記サイドカバー164a、164b、エ
ンドカバー166、167並びにトップカバー(図示せ
ず)は、前記第1実施例とほぼ同様に構成され、その装
着の方法も同様であるため、その詳細な説明を省略す
る。
【0050】前記テーブル機構170を構成するテーブ
ルブロック178の内部には、図20A、図20Bに示
すように、所定長のピッチによりベルト歯180が形成
されたタイミングベルト168の一端部に噛合して挟持
する挟持手段182a、182bが設けられている。前
記タイミングベルト168は、一端部を始点とし、他端
部を終点として離間して形成され、一端部および他端部
が夫々挟持手段182a、182bによって挟持されて
いる。この挟持手段182aは、図20Aに示すよう
に、前記タイミングベルト168の一側面を平板状の第
1プレート184に係合させ、他側面をタイミングベル
ト168のベルト歯180の凹凸に第2プレート186
の凸凹を噛み合わせ、前記タイミングベルト168の他
側面を前記第2プレート186に係合させることによ
り、タイミングベルト168の一端部を挟持する。そし
て、この両プレート184、186をブロック体188
に形成された凹部190および溝部192に夫々装着す
ることによりタイミングベルト168を確実に挟持する
ことが可能となる。なお、図20Bは、同様にして、タ
イミングベルト168の一端部を挟持する場合の斜視図
であり、タイミングベルト168の両側面を一対のプレ
ート184a、186aで挟持し、前記一方のプレート
186aに形成された凹凸と噛合し、ブロック体188
aによりタイミングベルト168を挟持することができ
る。なお、本実施例では、モータ172からの動力伝達
部材としてタイミングベルト168を用いて説明してい
るが、これに限定されるものではなく、例えば、スチー
ルベルト、チェーン、ワイヤロープ等を用いることも可
能である。より高精度の位置決めを行う場合には、ボー
ルねじ、ストリングねじ、台形ねじ等の送りねじを使用
するとよい。
【0051】次に、モータプーリユニット174は、図
21に示すように、凹部が画成されたギヤボックス19
4と、前記凹部にベアリング196a、196bを介し
て回転自在に配設され、傾斜部にギヤ歯が形成された第
1ベベルギヤ198と、前記第1ベベルギヤ198に軸
部を介して連結され、タイミングベルト168を支持す
るプーリ200と、前記ギヤボックス194の四隅に画
成された孔部202にねじ止めされるギヤボックスカバ
ー204と、前記ギヤボックス194の側面部に連結さ
れ、前記第1ベベルギヤ198に噛合する第2ベベルギ
ヤ206をモータ軸208により軸支し回転駆動するモ
ータ172とから構成される。
【0052】このモータプーリユニット174では、第
2ベベルギヤ206が連結されたモータ172の回転軸
と、第1ベベルギヤ198を保持するプーリ200の回
転軸とを直交もしくは斜交させて噛合させている。前記
噛合する第1および第2ベベルギヤ198、206は、
速比が等しくてもよく、また異なるものでもよい。従っ
て、モータ172を含むモータプーリユニット174全
体をトップカバーから突出させることなく形成すること
が可能である。
【0053】また、前記ギヤボックス194の側面部に
配設されるモータ172の反対側面部には前記テーブル
ブロック178が当接した際に、衝撃を緩和するための
ダンパ210が設けられている。なお、前記ギヤボック
ス194およびモータ172は、第1および第2ベベル
ギヤ198、206同士の噛合精度を向上させるため
に、一体化すると好適である。また、モータ172は正
確な同期駆動、位置制御を行うサーボモータ、ステッピ
ングモータを使用すると好適である。
【0054】次に、前記テーブル機構170を間にして
モータプーリユニット174に対向する直線上に配設さ
れるアイドルプーリユニット176は、図22に示すよ
うに、基台を形成するプーリベース212と、前記プー
リベース212の上面に画成された孔部214にねじ止
めされるとともに、側部に画成された貫通孔216にボ
ルト218を嵌合して連結され、略中央にベアリング2
20を配設するための円形状の貫通孔222が画成され
たプーリボックス224とを含む。さらに、前記アイド
ルプーリユニット176は、前記ベアリング220を介
してプーリボックス224に軸部を介して回転可能に配
設され、タイミングベルト168を支持するプーリ22
6と、前記プーリ226の上面に突設する軸部228に
係合するベアリング230を略中央の円形状の孔部23
2に嵌挿してプーリ226の回転を支持するとともに、
略平行して突出するプーリボックス224の突部234
にねじ止めされるプーリボックスカバー236とを有す
る。なお、プーリべース212の一方の突部に接合して
テーブルブロック178に当接するダンパ238が設け
られている。前記ボルト218は、タイミングベルト1
68の張力調整用ボルトである。プーリベース212の
孔部214によりねじを介して仮止めされたアイドルプ
ーリユニット176は、ボルト218を介してこれと平
行に移動させ、適切な箇所で孔部214に嵌合するねじ
を増し締めし、固定される。
【0055】前記モータプーリユニット174およびア
イドルプーリユニット176は、図18に示すように、
ベースプレート219を介してフレーム162の長手方
向の両端側に対向して配設され、該モータプーリユニッ
ト174およびアイドルプーリユニット176の夫々の
プーリ200、226の外周面にタイミングベルト16
8が懸架される。前記モータプーリユニット174およ
びアイドルプーリユニット176の中間には、タイミン
グベルト168の回動に伴って矢印AまたはB方向に変
位するテーブルブロック178が配設され、前記テーブ
ルブロック178の底面部にはリニアガイド221に沿
って摺動する摺接部材223が連結される。
【0056】本実施例に係るアクチュエータ160は、
基本的には以上のように構成されるものであり、次にそ
の動作について説明する。
【0057】先ず、モータプーリユニット174、テー
ブルブロック178、モータ172が連結されたアイド
ルプーリユニット176にタイミングベルト168を懸
架し、ベースプレート219を介してフレーム162に
固定する。
【0058】なお、一組のサイドカバー164a、16
4b並びに一対のエンドカバー166、167は、設置
環境に応じて作業者が選択してフレーム162に装着す
る。従って、図19に示すように、前記サイドカバー1
64a、164bおよびエンドカバー166、167を
装着することなく使用することも可能である。
【0059】そこで、図示しない電源に接続されたモー
タ172を駆動させる。前記モータ172の駆動によ
り、モータ軸208に連結された第2ベベルギヤ206
が回転する。前記第2ベベルギヤ206と直交または斜
交して結合される第1ベベルギヤ198が回転すること
により、該第1ベベルギヤ198に同軸に連結されたプ
ーリ200が回転する。前記プーリ200の回転作用下
に該プーリ200の外周面に接合するタイミングベルト
168が回転する。
【0060】このタイミングベルト168は、図20
A、図20Bに示すように、夫々の端部が分離して挟持
され、モータ172を正転/逆転させることにより、第
1および第2ベベルギヤ198、206を介してテーブ
ルブロック178をリニアガイド221に沿って変位さ
せることが可能となる。前記テーブルブロック178の
上面部に画成された孔部239にねじを介して他の部材
を連結することができる。モータプーリユニット174
側およびアイドルプーリユニット176側に設けられた
ダンパ210、238は、前記テーブルブロック178
の直線往復運動による衝撃を緩和する機能を営むもので
ある。
【0061】なお、本実施例に係るアクチュエータ16
0においても、第1実施例のアクチュエータ10と同様
に、形状の異なる種々のカバーを選択して装着すること
が可能である。
【0062】次に、本発明の第5実施例に係るアクチュ
エータ240を図23〜図26に示す。このアクチュエ
ータ240は、図8に示すアクチュエータ60にシリン
ダ242を組み込んで両者を一体化したものである。
【0063】このアクチュエータ240は、モータ6
3、テーブル機構76等を含むアクチュエータ部244
と、前記アクチュエータ部244の外部に連設して設け
られたバランサ部246とからなる。この場合、前記ア
クチュエータ部244は、図8に示すアクチュエータ6
0と構成並びに動作が略同一であるため、同一の構成要
素には同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略す
る。
【0064】バランサ部246は、略角柱状のケーシン
グ248内にシリンダ242の一端部が固定されて設け
られる。すなわち、長尺なフレーム62の短手方向の一
方の側面部にプレート250を介して立方体状の連結ブ
ロック252が固着され、前記連結ブロック252にシ
リンダ242の長手方向の一端部が固定されている。シ
リンダ242は、略円柱状のシリンダチューブ254内
を往復動作するピストン(図示せず)を有し、長手方向
の両端部に夫々圧力流体を供給、排出するためのポート
256a、256bが設けられている。前記ピストンに
は外部に露出するピストンロッド258が連結され、前
記ピストンロッド258の先端部には所定角度傾斜する
連結板260が連結されている。前記連結板260の一
端部はテーブル機構76の一方のテーブルブロック10
2aに固着されている。この場合、バランサ部246
は、ポート256aから供給される圧力流体の作用下に
ピストンロッド258が矢印XまたはY方向に変位する
ことにより、同様に矢印XまたはY方向に変位するよう
にテーブル機構76を駆動させるモータ63を補助する
機能を営む。従って、前記モータ63に対する負荷が減
少する。
【0065】本実施例に係るアクチュエータ240は基
本的には以上のように構成されるものであり、次にその
動作について説明する。
【0066】このアクチュエータ240は、通常、略鉛
直方向に立設した状態で使用し、モータ63の駆動作用
下にテーブル機構76を略鉛直上下方向に移動させるこ
とによって前記テーブル機構76によって支持されたワ
ークを昇降させることができる。この場合、アクチュエ
ータ240を立設した状態で使用することにより、モー
タ63にはテーブル機構76並びにワークの重量分の負
荷がかかるが、前記重量分の負荷をシリンダ242の駆
動力によって補助することにより、モータ63の負担を
軽減することができる。なお、アクチュエータ240
は、略鉛直方向に立設した状態のみならず、所定角度傾
斜した状態で使用することも可能である。
【0067】次に、本発明の第6実施例に係るアクチュ
エータ270を図27〜図31に示す。このアクチュエ
ータ270は、モータの負荷を軽減する機能を営むシリ
ンダがフレームの内部に一以上収納されている点に特徴
がある。
【0068】このアクチュエータ270は、図31に示
すように、開口部272が画成され、底面部に断面略T
字状の長溝274a、274bが画成されたフレーム2
76を有する。前記長溝274a、274bは、該アク
チュエータ270を図示しない他の装置等に取り付ける
ためのものである。前記フレーム276の長手方向の両
端部には、一対のエンドカバー278a、278bが連
結され、一方のエンドカバー278aには一対の管継手
280a、280bが連結されている(図28参照)。
この場合、一方の管継手280aは、大気側に開放され
て圧力流体の排出用として機能するものであり、他方の
管継手280bは、圧力流体の供給ポートとして機能す
るものである。なお、前記フレーム276には、後述す
るように、一方の管継手280bから導入された圧力流
体を反対側のエンドプレート288まで流通させる通路
281が貫通して画成されている(図31参照)。
【0069】前記フレーム276の開口部272内に
は、図29に示すように、所定間隔離間して互いに平行
に配置された一組のシリンダチューブ282、284が
設けられ、前記シリンダチューブ282、284の両端
部には夫々エンドプレート286、288が気密に連結
されている(図28並びに図29参照)。この場合、一
方のエンドプレート286には、略中央に配置された一
方の管継手280aと各シリンダチューブ282、28
4内の室とを連通させる通路290が画成されている。
他方のエンドプレート288には各シリンダチューブ2
82、284内の室に夫々連通する連通路292が設け
られる。
【0070】さらに、フレーム276の開口部272内
には、図28並びに図29に示すように、モータ294
と、カップリング部材296を介してモータ294の回
転軸とボールねじシャフト298とを同軸に連結するた
めの連結ブロック300と、ワークを搭載するためのテ
ーブル機構302と、前記ボールねじシャフト298の
一端部を軸支する軸受ブロック304とが配設される。
なお、図27並びに図30に示すように、前記フレーム
276の短手方向の両側面部には一組のサイドカバー3
06a、306bが装着され、さらに、上面部には、テ
ーブル機構302が移動する間隙を除いて開口部272
を閉塞するトップカバー308がエンドカバー278
a、278bに連結される。前記テーブル機構302
は、図29並びに図30に示すように、一組のシリンダ
チューブ282、284間に配設され、フレーム276
の長手方向に沿って該シリンダチューブ282、284
の外周部を摺動するテーブルブロック310と、前記テ
ーブルブロック310の湾曲する凹部に固着されるスラ
イドブロック312と、前記テーブルブロック310の
底面部に固定されるプレート314と、開口部272の
底面に所定間隔離間して長手方向に沿って固着される一
組のガイド部材316a、316bと、前記ガイド部材
316a、316bとの摺接面が形成された摺動部材3
18a、318bとを含む。前記テーブルブロック31
0の両側部であって、各シリンダチューブ282、28
4の外周面に摺接する部位には、該シリンダチューブ2
82、284の長手方向に沿って断面略半円状の切欠部
位が形成され、前記切欠部位には、断面略半円状を呈す
る永久磁石320が複数個並設された部材322が固着
されている。なお、前記永久磁石320の形状は、その
断面が略半円状に形成されているが、これに限定される
ものではなく、シリンダチューブ282、284の外周
の一部または全部を囲繞する形状であればよい。
【0071】一方、夫々のシリンダチューブ282、2
84の室内には、圧力流体に押圧されて前記室内を往復
動作するピストン324が設けられている。各シリンダ
チューブ282、284の内壁を摺動変位するピストン
324は、夫々略同一に構成されているため、以下、一
方のピストン324を説明する。前記ピストン324に
は、略円盤状を呈する複数の永久磁石326が並設され
ている。この場合、本実施例に使用されるシリンダは、
ピストン324にピストンロッドが連結されない、いわ
ゆるロッドレスシリンダを採用しており、後述するよう
に、前記ピストン324の変位は永久磁石320、32
6相互間による磁気作用を介してテーブル機構302に
伝達される。なお、本実施例では、テーブルブロック3
10とピストン324の両方に永久磁石320、326
を設けているが、いずれか一方を永久磁石で形成し、他
方を磁性体で形成してもよいことは勿論である。さら
に、前記永久磁石320、326に代替して電磁石を用
いることにより、廉価に製造することができる利点があ
る。
【0072】本実施例に係るアクチュエータ270は基
本的には以上のように構成されるものであり、次にその
動作について説明する。
【0073】本実施例に係るアクチュエータ270をエ
アーバランサとして機能させる場合について説明する。
先ず、図示しない固定手段によってアクチュエータ27
0を略鉛直方向に立設した状態に固定する。この場合、
図28に示すように、管継手280a、280bが設け
られたエンドカバー278a側を上方に向けて固定し、
予め、一方の管継手280bにチューブ等を接続して、
他方の管継手280aは開放した状態とする。
【0074】そこで、前記チューブを介してアクチュエ
ータ270に圧縮空気を導入するとともに、図示しない
電源に接続されたモータ294を駆動させる。前記モー
タ294の回転駆動作用下にボールねじシャフト298
が回転し、ボールねじの螺回作用下にテーブル機構30
2が矢印X方向に変位する。
【0075】一方、前記モータ294の駆動と同時に管
継手280bから導入された圧縮空気は、一方のエンド
プレート286の孔部を通過し、フレーム276に沿っ
て画成された通路281を介して対向する反対側のエン
ドプレート288に供給される。そこで、前記エンドプ
レート288に供給された圧力流体は、連通路292に
よって分岐されて同時に一組のシリンダチューブ28
2、284内の室に供給される。前記供給された圧力流
体によって押圧され、各シリンダチューブ282、28
4内のピストン324が矢印X方向に変位する。この場
合、前記ピストン324に付着された複数の円盤状の永
久磁石326は、その磁気作用によってテーブルブロッ
ク310の切欠部位に固着された複数の永久磁石320
を引張する。従って、並列して配置された一組のシリン
ダチューブ282、284内の夫々のピストン324が
矢印X方向に変位すると同時にテーブルブロック310
を矢印X方向に引張する。
【0076】このように、前記テーブル機構302は、
モータ294によって回転駆動されるボールねじシャフ
ト298の螺回作用、並びにシリンダチューブ282、
284内を移動するピストン324の磁界作用が併用さ
れることによって、ともに矢印X方向に変位する。従っ
て、前記テーブル機構302に搭載されるワークが重量
物であっても、モータ294にかかる負荷が軽減されて
好適にワークを矢印X方向に搬送することができる。さ
らに、例えば、モータ294に図示しないエンコーダを
連結し、前記エンコーダからの信号に基づいて搬送位置
を検出することにより、矢印X方向における所定位置で
高精度な位置決めを行うことが可能となる。
【0077】このように、本実施例に係るアクチュエー
タ270は、モータ294と一組のロッドレスシリンダ
を共働させることにより、エアーバランサとして機能さ
せることができるが、これに限定されるものではなく、
アクチュエータ270を略水平に設置した状態におい
て、モータ294またはシリンダのいずれか一方のみを
駆動させることにより、ワークの搬送等を行うことがで
きる。
【0078】なお、本実施例に係るアクチュエータ27
0は、フレーム276内の開口部272に並列に二本の
シリンダチューブ282、284を配設して説明してい
るがこれに限定されるものではなく、一本以上あればよ
いことは勿論である。
【0079】次に、本発明の第7実施例に係るアクチュ
エータを図32〜図35に示す。
【0080】従来、モータの回転軸とボールねじとを、
例えば、カップリング部材を介して連結することによ
り、前記モータの駆動力をテーブル機構に伝達してい
る。前記モータの回転軸とボールねじとを連結する場
合、前記回転軸とボールねじとを同軸に保持する連結ブ
ロックが設けられている。また、前記カップリング部材
は、前記モータの回転軸とボールねじとの軸心のズレを
吸収するとともに、回転運動を直線運動に変換する際に
発生する振動や、ボールねじがより長尺になるにつれて
発生する特有の撓みを持った回転運動(いわゆる、縄跳
び現象)等に起因する振動をモータ軸に伝達することを
防止する機能を営む。
【0081】ところで、前記カップリング部材は回転す
る際に余分な慣性力が発生することから、例えば、サー
ボモータ等の高い動特性が要求されるモータでは、前記
慣性力によって動特性が阻害されるという不都合があ
る。また、モータの小型・軽量化を図ることにより、ア
クチュエータ自体をよりコンパクトにして汎用性を向上
させたい、という要請がある。
【0082】そこで、本実施例に係るアクチュエータで
は、前記モータの回転軸と、テーブル機構を直線状に変
位させる駆動軸とを一体化し、アクチュエータ自体の小
型・軽量化を図ることができる点に特徴がある。
【0083】このアクチュエータ330は、外枠を形成
し開口部332を除く側面部に断面略T字型の長溝33
4が略平行に画成されたフレーム336と、前記フレー
ム336の底部に配設された直動ガイド338と、ボー
ルねじシャフト340の回転作用下に前記直動ガイド3
38に沿って直線状に変位するテーブル機構342と、
前記フレーム336の一端部に連結されたモータ344
とから構成される。
【0084】前記テーブル機構342は、直動ガイド3
38に沿って摺動する軸受部材346と、前記軸受部材
346に固着されボールねじブッシュ348に嵌合する
ボールねじシャフト340の回転作用下に直線状に変位
するテーブル349とを含む。
【0085】モータ344は、図34に示すように、ケ
ーシング350内に収納されるモータ部352とエンコ
ーダ部354とから構成され、前記ケーシング350は
ブラケット部356が形成されたフレーム358並びに
エンドカバー360を含む。前記ケーシング350内に
は、ボールねじシャフト340と一体成形されモータ軸
として機能する駆動軸362が配設されている。前記駆
動軸362はブラケット部356に支持された第1ベア
リング部材364と、後述するエンコーダフレーム36
6によって支持された第2ベアリング部材368とによ
って保持される。
【0086】前記第1ベアリング部材364は、いわゆ
る深溝玉軸受として機能するものであり、その側面部に
は、第1ベアリング部材364を軸線方向に沿って支持
するスプリングワッシャ370が設けられる。この第1
ベアリング部材364並びにスプリングワッシャ370
は、以下の機能を有する。
【0087】すなわち、本実施例における第1ベアリン
グ部材364は、駆動軸362がケーシング350の外
部に露出する部位に近接して配置され、駆動軸362に
対する半径内方向の保持力を有することにより、永久磁
石372とステータコイル374間のクリアランスを高
精度に確保するとともに、ボールねじシャフト340の
縄跳び現象等に起因する振動がモータ部352に伝搬さ
れることを防止する機能を営む。
【0088】なお、モータ344の発熱に伴うフレーム
358と駆動軸362との素材間の熱膨張量の差から発
生する変位は、前記第1ベアリング部材364を側面か
ら保持するスプリングワッシャ370が弾性変形して軸
線方向に変位することにより吸収される。この結果、第
1ベアリング部材364に対して軸線方向の応力が発生
することを阻止することができる。
【0089】駆動軸362にはリング状のモータロータ
376並びに永久磁石372が順次外嵌して夫々固着さ
れ、前記永久磁石372の外周面に対応するフレーム3
58の内壁面にはリング状のステータコイル374並び
にステータ鉄心378が夫々固着されている。前記駆動
軸362とモータロータ376とを固定するには、図示
しない面取り部位に止めねじを係合させる、あるいは回
り止め用キー溝、止め輪、カラー等により固定する方法
がある。また、接着剤、シュパンリング等を用いる方
法、あるいは駆動軸362に直接、磁石を装着した後、
着磁させ、該駆動軸362とモータロータ376とを一
体的に形成してもよい。
【0090】エンドカバー360の内壁にはエンコーダ
フレーム366が固着され、前記エンコーダフレーム3
66は、ベアリング押さえ380を介して第2ベアリン
グ部材368を支持する。この場合、前記第2ベアリン
グ部材368は、並列にボール369が配設された、い
わゆる複列アンギュラ玉軸受を構成する。前記第2ベア
リング部材368は、並列に配設されたボール369が
軸線と直交する線に対して夫々所定角度傾斜して配設さ
れていることから、軸線方向に対する荷重並びに前記軸
線に直交する方向に対する荷重を吸収することができ
る。なお、前記第2ベアリング部材368は、他の組合
せに係るアンギュラ玉軸受、組合せ円錐ころ軸受あるい
は複列円錐ころ軸受等に代替してもよい。
【0091】前記エンコーダフレーム366には、所定
間隔離間する一対の基板384a、384bがピン38
6を介して固定され、前記一対の基板384a、384
bには夫々発光部および受光部からなる一対のフォトセ
ンサ388a、388bが固着される。前記駆動軸36
2の一端部にはナット部材390が嵌合され、前記ナッ
ト部材390の外周部にドーナツ状のエンコーダディス
ク392が固定される。前記エンコーダディスク392
には、図示しないスリットが画成され、発光部からの発
光光を前記スリットを介して受光部で受光することによ
り、モータ344の回転速度、テーブル349の位置等
を検出する。
【0092】本実施例に係るアクチュエータ330は基
本的には以上のように構成されるものであり、次にその
動作並びに作用効果について説明する。
【0093】先ず、モータ344にリード線を介して接
続された図示しない電源を付勢することにより、前記モ
ータ部352が駆動され、駆動軸362が所定方向に回
転する。従って、前記モータ部352による回転運動
は、駆動力伝達軸として機能するボールねじシャフト3
40を介してボールねじブッシュ348に伝達され、前
記ボールねじシャフト340によって回転運動が直線運
動に変換されてテーブル349を変位させる。
【0094】この場合、前記モータ344の作動中にお
いて、第1ベアリング部材364は、前述したように、
ボールねじシャフト340に起因する振動を吸収して、
該振動が駆動軸362に伝達されることを防止するた
め、モータ部352に損傷を与えることなく回転運動を
安定して継続させることが可能となる。
【0095】また、前記回転運動に伴ってモータ部35
2が発熱し、フレーム358と駆動軸362との異なる
素材間による熱膨張量の差によって、該フレーム358
が駆動軸362の軸線方向に沿って変位する場合であっ
ても、該変位をスプリングワッシャ370が軸線方向に
弾性変形して吸収することができる。従って、第1ベア
リング部材364に対して軸線方向の応力が負荷される
ことを阻止することができる。
【0096】次に、本発明の第8実施例に係るアクチュ
エータの概略構成図を図35並びに図36に示す。
【0097】このアクチュエータ400は、図33に示
すアクチュエータ330と同様に、ボールねじ402と
モータ軸404とを同軸に一体化して形成し、該アクチ
ュエータ400の小型化を図っている点が共通している
が、前記ボールねじ402の一端部にブレーキ機構が収
納されたブレーキブロック406を設け、他端部に、例
えば、アブソリュートエンコーダ、セミアブソリュート
エンコーダ等のエンコーダ408、並びにモータ410
がハウジング412内に収納された駆動制御部414を
フレーム416に固定して設けている点で異なる。な
お、前記ブレーキブロック406に近接してボールねじ
402の一端部を軸支する軸受ブロック418がフレー
ム416に固設され、さらに、前記軸受ブロック418
と駆動制御部414との間にテーブルブロック420が
矢印方向に変位自在に配設される。前記駆動制御部41
4には、図36に示すように、ボールねじ402の軸線
方向に沿って配設され、モータ410の電源、制御信号
並びにエンコーダ408によって検出される信号を外部
に導出するためのバス線422a〜422dが設けられ
ている。
【0098】前記ハウジング412内におけるモータ軸
404の両端部には、ボールねじ402による振動がモ
ータ軸404に対して伝達されることを阻止するための
複列の第1ベアリング424並びに第2ベアリング42
6が設けられ、前記第1ベアリング424並びに第2ベ
アリング426によってモータ軸404を保持してい
る。このように、駆動制御部414にバス線422a〜
422dを設けることにより、個別に信号通路、配線通
路等のスペースを設ける必要がなく、アクチュエータ4
00のより一層のコンパクト化を図ることができる。
【0099】次に、本発明の第9実施例に係るアクチュ
エータの概略構成図を図37〜図40に示す。なお、図
35並びに図36に示すアクチュエータ400と略同一
の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明
を省略する。
【0100】このアクチュエータ430は、ボールねじ
432の一端部側にリアルエンコーダが配設されたエン
コーダブロック434並びに手動用のハンドル436を
設け、前記ボールねじ432の他端部側に、ブレーキ機
構438、クラッチ機構440、モータ442並びにエ
ンコーダ444を含む一体化された駆動制御ブロック4
46を設けている。前記エンコーダブロック434およ
び駆動制御ブロック446は、フレーム416に画成さ
れた長溝を介して固定される。
【0101】前記駆動制御ブロック446にはターミナ
ルブロック448が連設され、前記駆動制御ブロック4
46とターミナルブロック448は、夫々のブロックに
設けられたバス線422a〜422dによって接続され
る。前記ターミナルブロック448に連結されたリード
線450を介して図示しない外部の制御装置に接続され
る。
【0102】この場合、図38に示すように、駆動制御
ブロック446とターミナルブロック448とを一体化
したブロック452で形成してもよい。また、図39に
示すように、前記駆動制御ブロック446内に配設され
る各構成要素を複数のブロック毎に分割するとともに、
前記分割された各ブロックを相互に着脱自在に形成する
ことも可能である。すなわち、駆動制御ブロック454
は、複列のベアリングが配設されるベアリングブロック
456と、ブレーキ機構が配設されるブレーキブロック
458と、クラッチ機構が配設されるクラッチブロック
460と、モータが配設されるモータブロック462
と、エンコーダが配設されるエンコーダブロック464
と、集中配線機構が設けられたターミナルブロック46
6とを含む。この場合、前記ターミナルブロック466
には、ボールねじ432の軸線に直交する方向または軸
線に沿った方向のうち、所望の方向を選択してインター
フェースドライブ468を装着することが可能である。
前記インターフェースドライブ468は、図40に示す
ように、フレーム470の底面部に配設されたコネクタ
472を介して外部に信号を導出することができる。こ
のように各構成要素をブロック化することにより、所望
のブロック体を連結構成することが可能となる。
【0103】次に、本発明の第10実施例に係るアクチ
ュエータの概略構成図を図41〜図43に示す。
【0104】このアクチュエータ480は、ボールねじ
482の両端部をフレーム484に固定された一対の軸
受ブロック486a、486bによって保持し、移動ブ
ロック488が一対の軸受ブロック486a、486b
間を矢印XまたはY方向に変位自在に形成されている。
前記移動ブロック488は一体化して形成され、前記移
動ブロック488内にはモータ490、ベアリング49
2、エンコーダ494、ブレーキ機構496並びにクラ
ッチ機構498が配設されている。このように、その両
端部が固定されたボールねじ482に対して移動ブロッ
ク488が変位するように構成することにより、該ボー
ルねじ482を回転させることによって発生する、いわ
ゆる縄跳び現象を防止することが可能となる。なお、前
記移動ブロック488に対する電源、信号等の供給は、
図42に示すように、フレーム484の上方に設けられ
たフレキシブル基板500を介して行われる。この場
合、前記フレキシブル基板500と移動ブロック488
とはソケットを介して接続される。なお、図43に示す
ように、前記移動ブロック488に配設された各構成要
素を着脱自在な複数のブロック488a〜488eに分
離し、相互に着脱自在に連結して構成することも可能で
ある。
【0105】次に、本発明の第11実施例に係るアクチ
ュエータを図44〜図46に示す。
【0106】このアクチュエータ510は、上方に突出
して一体成形されたガイド部512a、512bを有す
るフレーム514と、前記フレーム514の短手方向の
両側面部に装着される一組のサイドカバー516a、5
16bと、前記フレーム514の長手方向の両端部に装
着される一対のエンドカバー518、519と、前記サ
イドカバー516a、516bの上面部に係合するトッ
プカバー520とを含む。
【0107】前記フレーム514には、モータ522
と、モータ軸とボールねじシャフト524とをカップリ
ング部材526を介して連結する連結ブロック528
と、前記ボールねじシャフト524の一端部を軸支する
軸受部材530と、前記モータ522の駆動作用下に矢
印XまたはY方向に変位するテーブル機構532とが配
設される。なお、図9に示すアクチュエータ60と略同
一の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説
明を省略する。
【0108】本実施例に係るアクチュエータ510は、
フレーム514の両端部に長手方向に沿って突出するガ
イド部512a、512bを該フレーム514と一体成
形するとともに、前記各ガイド部512a、512bに
対して断面略L字状の第1サイドプレート534a、5
34b(図46参照)を夫々固着し、一方、前記各ガイ
ド部512a、512bの側面部に摺接する断面略台形
状の第2サイドプレート536a、536bを夫々配設
している点に特徴がある。
【0109】すなわち、図9に示すアクチュエータ60
では、テーブル機構76を構成するテーブルブロック1
02a、102bとフレーム62との間にガイド部材7
8a、78bおよび断面略コの字状の保持部材104
a、104bを介装して構成している。これに対して、
本実施例に係るアクチュエータ510では、図45に示
すように、例えば、アルミニウム等の材料によってガイ
ド部512a、512bとフレーム514とを同一部材
で一体成形し、さらに前記第1サイドプレート534
a、534b並びに第2サイドプレート536a、53
6bに対し、夫々アルマイト処理を施すとともに、テフ
ロン加工を施している。前記各第1サイドプレート53
4a、534bは夫々ガイド部512a、512bに固
着され、一方、各第2サイドプレート536a、536
bは夫々断面コの字状の保持部材538a、538bに
固着されて各ガイド部512a、512bを側面から支
持するように形成される。このように、予め特殊加工が
施された第1サイドプレート534a、534b並びに
第2サイドプレート536a、536bを用いることに
よって、テーブル機構532が変位する際に生ずるガイ
ド部512a、512bとの摩擦力を減少させることが
でき、耐用性を向上させることが可能となる。
【0110】
【発明の効果】本発明に係るアクチュエータによれば、
以下の効果が得られる。
【0111】すなわち、作業者が設置環境、用途等に応
じて自在にカバー部材を選択してフレームに装着するこ
とができるとともに、前記カバー部材を簡便に着脱する
ことができることから、簡素な機構により廉価に製造す
ることができる。
【0112】また、シリンダを介して駆動源に対する負
荷を減少させることができることから、テーブル機構に
よって搬送されるワークの範囲を重量物まで拡大するこ
とが可能となる。
【0113】さらに、駆動源の駆動軸と駆動力伝達軸と
を一体化して形成することにより、前記両者の連結スペ
ースをなくしてアクチュエータの小型化を図ることが可
能となる。
【0114】さらにまた、駆動制御ブロックを用いるこ
とにより、従来、夫々個別に連結された各構成要素が一
体化されるため、アクチュエータの小型化を図るととも
に、各構成要素を相互に一体的に制御することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るアクチュエータの斜
視図である。
【図2】図1に示すアクチュエータの部分分解斜視図で
ある。
【図3】図1に示すアクチュエータの一部省略平面図で
ある。
【図4】図1に示すIV−IV線に沿った縦断面図であ
る。
【図5】図1に示すアクチュエータから各種のカバーを
取り除いた状態を示す斜視図でる。
【図6】図1に示すアクチュエータの変形例を示す断面
図である。
【図7】図1に示すアクチュエータの変形例を示す断面
図である。
【図8】本発明の第2実施例に係るアクチュエータの斜
視図である。
【図9】図8に示すIX−IX線に沿った縦断面図であ
る。
【図10】図8に示すアクチュエータの部分分解斜視図
である。
【図11】図8に示すアクチュエータから各種のカバー
を取り除いた状態を示す斜視図でる。
【図12】図8に示すアクチュエータの変形例を示す断
面図である。
【図13】図8に示すアクチュエータの変形例を示す断
面図である。
【図14】本発明の第3実施例に係るアクチュエータの
斜視図である。
【図15】図14に示すアクチュエータからトップカバ
ーを開成した状態の平面図である。
【図16】図14に示すアクチュエータのXVI−XV
I線に沿った縦断面図である。
【図17】各種のアクチュエータの機能を比較した説明
図である。
【図18】本発明の第4実施例に係るアクチュエータの
部分分解斜視図である。
【図19】図18に示すアクチュエータの部分斜視図で
ある。
【図20】図20A並びに図20Bは、本発明の実施例
に係るタイミングベルトの把持手段を示す説明図であ
る。
【図21】本発明の実施例に係るモータプーリユニット
の分解斜視図である。
【図22】本発明の実施例に係るアイドルプーリユニッ
トの分解斜視図である。
【図23】本発明の第5実施例に係るアクチュエータの
斜視図である。
【図24】図23に示すアクチュエータのトップカバー
を開成した状態の平面図である。
【図25】図23に示すアクチュエータの部分分解斜視
図である。
【図26】図24に示すアクチュエータのXXVI−X
XVI線に沿った縦断面図である。
【図27】本発明の第6実施例に係るアクチュエータの
斜視図である。
【図28】図27に示すアクチュエータのトップカバー
を開成した状態の平面図である。
【図29】図27に示すアクチュエータの部分斜視図で
ある。
【図30】図27に示すアクチュエータのXXX−XX
X線に沿った縦断面図である。
【図31】図27に示すアクチュエータのフレームを示
す斜視図である。
【図32】本発明の第7実施例に係るアクチュエータの
斜視図である。
【図33】図32に示すアクチュエータの一部省略斜視
図である。
【図34】図32に示すアクチュエータの断面図であ
る。
【図35】本発明の第8実施例に係るアクチュエータの
概略構成断面図である。
【図36】図35に示すアクチュエータのXXXVI−
XXXVI線に沿った縦断面図である。
【図37】本発明の第9実施例に係るアクチュエータの
概略構成断面図である。
【図38】図37に示すアクチュエータの一部省略斜視
図である。
【図39】図37に示すアクチュエータの変形例であ
る。
【図40】図37に示すアクチュエータの変形例であ
る。
【図41】本発明の第10実施例に係るアクチュエータ
の概略構成断面図である。
【図42】図41に示すアクチュエータの一部省略斜視
図である。
【図43】図41に示すアクチュエータの変形例であ
る。
【図44】本発明の第11実施例に係るアクチュエータ
の平面図である。
【図45】図44に示すアクチュエータのXXXXV−
XXXXV線に沿った縦断面図である。
【図46】サイドプレートを示す斜視図である。
【符号の説明】
10、10a、10b、60、110、160、24
0、270、330、400、430、480、510
…アクチュエータ 12、62、112、162、276、416、48
4、514…フレーム 14a、14b…サイドカバー 16、17…エ
ンドカバー 18…トップカバー 20…モータ 22…カップリング部材 24…ボールね
じ 26…連結ブロック 28…軸受ブロ
ック 30…テーブル機構 32…ガイド部
材 36a、36b…係合溝 46a、46b
…突起部 48…ボールねじブッシュ 50a、50b
…テーブルブロック 52…保持部材 56…位置決め
用凹部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直線状に延在するフレームと、 前記フレームの複数の側面部に着脱自在且つ選択可能に
    装着されるカバー部材と、 前記フレームに配設され、駆動源の駆動作用下に該フレ
    ームの軸線方向に沿って変位するテーブル機構と、 前記駆動源の駆動力をテーブル機構に伝達する駆動力伝
    達手段と、 を備えることを特徴とするアクチュエータ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のアクチュエータにおいて、
    駆動力伝達手段は、少なくともボールねじシャフトまた
    はタイミングベルトからなることを特徴とするアクチュ
    エータ。
  3. 【請求項3】直線状に延在するフレームと、 前記フレームの複数の側面部に着脱自在且つ選択可能に
    装着されるカバー部材と、 前記フレームの軸線方向に沿って配設され、シリンダチ
    ューブ内を変位するピストンに磁石が設けられたシリン
    ダと、 前記シリンダチューブに摺接する部位に近接して磁石が
    設けられ、駆動源の駆動作用下に該フレームの軸線方向
    に沿って変位するテーブル機構と、 前記駆動源の駆動力をテーブル機構に伝達する駆動力伝
    達手段と、 を備えることを特徴とするアクチュエータ。
  4. 【請求項4】請求項3記載のアクチュエータにおいて、
    シリンダは、フレームの軸線方向に沿って1個または複
    数個並列に配設されることを特徴とするアクチュエー
    タ。
  5. 【請求項5】請求項1または3記載のアクチュエータに
    おいて、カバー部材は、フレームの短手方向の両側面部
    に装着される一組のサイドカバー、フレームの長手方向
    の両端部に装着される一対のエンドカバー、並びに前記
    一対のエンドカバーの上面部に係合するトップカバーを
    含むことを特徴とするアクチュエータ。
  6. 【請求項6】直線状に延在するフレームと、 前記フレームの複数の側面部に着脱自在且つ選択可能に
    装着されるカバー部材と、 前記フレームに配設され、駆動源の駆動作用下に該フレ
    ームの軸線方向に沿って変位するテーブル機構と、 前記駆動源の駆動軸と一体化された駆動力伝達軸と、 を備えることを特徴とするアクチュエータ。
  7. 【請求項7】直線状に延在するフレームと、 前記フレームに配設され、モータの駆動作用下に該フレ
    ームの軸線方向に沿って変位するテーブル機構と、 少なくとも、モータ、前記モータの回転検出機構、ブレ
    ーキ機構、並びにクラッチ機構が収納される駆動制御ブ
    ロックと、 前記モータの回転軸と一体化された駆動力伝達軸と、 を備えることを特徴とするアクチュエータ。
  8. 【請求項8】請求項7記載のアクチュエータにおいて、
    駆動制御ブロックは夫々の構成要素毎にブロック化さ
    れ、前記ブロック化された構成要素は相互に着脱自在に
    連結されることを特徴とするアクチュエータ。
JP28012493A 1993-10-12 1993-10-12 アクチュエータ Expired - Fee Related JP3729420B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28012493A JP3729420B2 (ja) 1993-10-12 1993-10-12 アクチュエータ
DE69432192T DE69432192T2 (de) 1993-10-12 1994-10-08 Linearantrieb
EP94115897A EP0647503A3 (en) 1993-10-12 1994-10-08 Linear guide unit and linear guide unit system.
EP98118380A EP0896855B1 (en) 1993-10-12 1994-10-08 Actuator
KR1019940026011A KR0156592B1 (ko) 1993-10-12 1994-10-11 액추에이터 및 액추에이터 시스템
US08/321,771 US5689994A (en) 1993-10-12 1994-10-12 Actuator and actuator system
US08/858,568 US6142030A (en) 1993-10-12 1997-05-19 Actuator and actuator system
US09/633,194 US6370975B1 (en) 1993-10-12 2000-08-04 Actuator and actuator system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28012493A JP3729420B2 (ja) 1993-10-12 1993-10-12 アクチュエータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07110057A true JPH07110057A (ja) 1995-04-25
JP3729420B2 JP3729420B2 (ja) 2005-12-21

Family

ID=17620674

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28012493A Expired - Fee Related JP3729420B2 (ja) 1993-10-12 1993-10-12 アクチュエータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3729420B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999035419A1 (fr) * 1998-01-07 1999-07-15 Smc Kabushiki Kaisha Vis-mere et procede de fabrication correspondant
US6000292A (en) * 1996-01-19 1999-12-14 Smc Kabushiki Kaisha Actuator
JP2010214501A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Yamaha Motor Co Ltd 単軸ロボット及びケース部材
CN112453936A (zh) * 2020-11-18 2021-03-09 衡阳市群立新科机械有限公司 一种轿车制动鼓加工用夹持装置及其使用方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI598525B (zh) 2013-11-01 2017-09-11 山葉發動機股份有限公司 致動器
KR102029843B1 (ko) * 2013-12-31 2019-10-08 현대자동차 주식회사 다축 이송장치용 구동유닛

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6000292A (en) * 1996-01-19 1999-12-14 Smc Kabushiki Kaisha Actuator
DE19681732B4 (de) * 1996-01-19 2009-06-10 Smc K.K. Stellglied
WO1999035419A1 (fr) * 1998-01-07 1999-07-15 Smc Kabushiki Kaisha Vis-mere et procede de fabrication correspondant
US6446520B1 (en) 1998-01-07 2002-09-10 Smc Kabushiki Kaisha Feed screw and method of manufacturing the same
JP2010214501A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Yamaha Motor Co Ltd 単軸ロボット及びケース部材
CN112453936A (zh) * 2020-11-18 2021-03-09 衡阳市群立新科机械有限公司 一种轿车制动鼓加工用夹持装置及其使用方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3729420B2 (ja) 2005-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0156592B1 (ko) 액추에이터 및 액추에이터 시스템
CN1195947C (zh) 线性致动器
KR101802899B1 (ko) 액추에이터
KR100204838B1 (ko) 전동 액츄에이터
EP3262320B1 (en) High speed rod-style linear actuator
KR20080072816A (ko) 클램핑 장치
JPH11122866A (ja) アクチュエータ
JP2002174317A (ja) アクチュエータ
JP3301490B2 (ja) アクチュエータの構造体
KR100517131B1 (ko) 전동액츄에이터 및 그 조립방법
JPH07110057A (ja) アクチュエータ
CA1241040A (en) Lifting head of swivel arm of assembly robot
JPH11108141A (ja) アクチュエータ
CA2483810A1 (en) Concentric pneumatic/hydraulic power feed apparatus
CN1078838C (zh) 工业机器人
JPH05180295A (ja) アクチュエータおよびその構造体
KR100829861B1 (ko) 탁상형 엔씨 선반
JPH05180296A (ja) アクチュエータおよびその構造体
KR100327540B1 (ko) 공작물 선형 이송장치
EP0377753B1 (en) Shaft support structure for industrial robots
JP3267641B2 (ja) アクチュエータ
JPH11108142A (ja) アクチュエータ
CN114850989B (zh) 大型回转类零件内壁多机协同柔顺加工装置和控制方法
CN220787267U (zh) 一种具有治具快速脱磁功能的传输线机构及生产装置
CN218490824U (zh) 上料机构及电机加工装置

Legal Events

Date Code Title Description
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050930

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091014

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees