JPH05180296A - アクチュエータおよびその構造体 - Google Patents

アクチュエータおよびその構造体

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JPH05180296A
JPH05180296A JP3360633A JP36063391A JPH05180296A JP H05180296 A JPH05180296 A JP H05180296A JP 3360633 A JP3360633 A JP 3360633A JP 36063391 A JP36063391 A JP 36063391A JP H05180296 A JPH05180296 A JP H05180296A
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actuator
moving body
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Shigekazu Nagai
茂和 永井
Akio Saito
昭男 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】アクチュエータの形状をより簡素なものにする
ことにより、容易にアクチュエータの構造体を組み立て
ることができるとともに、空間の有効利用を図ることを
目的とする。 【構成】直線状に延在する柱体の一側面を開口部24と
して凹部が画成され、各外側面には、他の構造部材ある
いはその他の部材を取着可能な断面略T字状の溝部30
a乃至30fが夫々長手方向に沿って略同一構成で画成
されるフレーム12と、前記凹部に収納されるモータ1
2と、前記凹部に収納され、前記モータ14の駆動作用
下に前記凹部に沿って変位する移動体16と、前記モー
タ14の駆動力を前記移動体に伝達するタイミングベル
ト42と、前記移動体16の変位方向に沿って延在し、
前記移動体16が前記凹部に沿って変位する際に該移動
体16を支持するシャフト36a、36bと、前記フレ
ーム12に画成された開口部24に付設されるカバー部
材とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駆動源およびそれによ
って変位する移動体を構造部材に収納したアクチュエー
タおよびこれを連結してなる構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、構造部材と移動体とが個
別、且つ着脱自在に構成され、所望のスペース内でアク
チュエータまたは構造部材を連結して自在に組み立てて
形成するアクチュエータおよびその構造体を提案してい
る(特願平3−229185号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記提案に
関連してなされたものであって、外枠を構成する構造部
材に、少なくとも、移動体および駆動源を収納し、これ
によってコンパクトな形状で、且つ、所望の組み合わせ
が可能なアクチュエータおよびその構造体を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、直線状に延在する柱体の一側面を開口
部として凹部が画成され、各外側面には、他の構造部材
あるいはその他の部材を取着可能な断面略T字状の溝部
が夫々長手方向に沿って略同一構成で画成される構造部
材と、前記凹部に収納される駆動源と、前記凹部に収納
され、前記駆動源の駆動作用下に前記凹部に沿って変位
する移動体と、前記駆動源の駆動力を前記移動体に伝達
する駆動力伝達手段と、前記移動体の変位方向に沿って
延在し、前記移動体が前記凹部に沿って変位する際に該
移動体を支持する支持手段と、前記構造部材に画成され
た開口部に付設されるカバー部材と、を備えることを特
徴とする。
【0005】また、本発明は、直線状に延在する柱体の
一側面を開口部として凹部が画成される構造部材と、前
記凹部に収納される駆動源と、前記凹部に収納され、前
記駆動源の駆動作用下に前記凹部に沿って変位する移動
体と、前記駆動源の駆動力を前記移動体に伝達する駆動
力伝達手段と、前記移動体の変位方向に沿って延在し、
前記移動体が前記凹部に沿って変位する際に該移動体を
支持する支持手段とからなるアクチュエータを含む構造
体であって、前記構造部材の凹部に対して前記駆動源を
着脱自在に取り付ける取付手段と、前記構造部材に画成
された開口部に付設されるカバー部材と、前記アクチュ
エータまたは構造部材を複数個連結する連結手段とを備
え、前記構造部材の各外側面には、当該構造部材と他の
構造部材とを連結する前記連結手段が係合する断面略T
字状の溝部が夫々長手方向に沿って略同一構成で画成さ
れることを特徴とする。
【0006】
【作用】上記の本発明に係るアクチュエータでは、構造
部材の一側面を開口部として凹部が画成され、前記凹部
に駆動源および移動体等を収納することができる。前記
構造部材内に収納された移動体は、駆動力伝達手段を介
して前記駆動源の駆動力が移動体に伝達されるととも
に、凹部に沿って変位する際に支持部材によって支持さ
れる。一方、構造部材の各外側面には、他の構造部材あ
るいはその他の部材を取着可能な断面略T字状の溝部が
夫々長手方向に沿って略同一構成で画成されている。
【0007】また、本発明に係るアクチュエータの構造
体では、前記断面略T字状の溝部により、連結手段を介
して複数のアクチュエータまたは構造部材を連結して所
望の組み合わせのアクチュエータの構造体を形成するこ
とができる。
【0008】
【実施例】次に、本発明に係るアクチュエータおよびそ
の構造体について好適な実施例を挙げ、添付の図面を参
照しながら以下詳細に説明する。
【0009】図1は本発明の一実施例に係るアクチュエ
ータの斜視図、図2は図1の部分分解斜視図、図3は図
1に示すアクチュエータのカバー部材を開成した状態に
おける正面図、図4は図3の一部断面側面図、図5乃至
図7は夫々図3のC−C線、D−D線、E−E線に沿っ
た断面図である。
【0010】アクチュエータ10は、基本的に、外枠を
構成するフレーム(構造部材)12と、前記フレーム1
2に画成された凹部に配設され、モータ14の駆動作用
のもとに直線的に変位する移動体16を備える移動部材
18と、前記移動部材18を着脱自在にフレーム12に
取り付け、一対のプレートが接合して前記フレーム12
に装填されるインサートプレート20a、20bと、前
記フレーム12の両端部に取着されるエンドカバー2
2、23と、前記フレーム12の開口部24に付設され
るカバー部材26とから構成される。
【0011】詳細には、フレーム12は、図1および図
2に示すように、内側の底部両端側に、その長さ方向に
インサートプレート20a、20bを装着するための溝
部28a、28bが対向して画成され、前記溝部28a
に近接して段差部29が形成されている。前記フレーム
12の内側底面の端部には、傾斜して形成される補強用
のハリ部34a、34bが対向して設けられている。一
方、フレーム12の開口部24を除く夫々の外側面に
は、略同一且つ断面略T字状の溝部30a乃至30fが
その長さ方向に略平行して二条画成されている。このフ
レーム12は、軽金属の押し出し、または引き抜きによ
り成形される。なお、フレーム12の外側面に画成され
る断面略T字状の溝部30a乃至30fは、他のフレー
ム12、アクチュエータ10を連結し、または配線用通
路として用いられるもので、二条に限らず一条以上であ
ればよい。フレーム12の長手方向の両端部には、四隅
の角部に画成された孔部にねじ32を介して連結される
エンドカバー22、23が設けられている。
【0012】次に、移動部材18は、図2に示すよう
に、底部両端側に平行し、円柱状のシャフト36a、3
6bを装填するための断面略アーチ状の溝部38a、3
8bが画成された移動体16と、前記移動体16に挟持
手段40a、40bを介して端部を挟持し、回転作用下
に移動体16を直線状に変位させるタイミングベルト4
2と、両端部の長手方向に突出部44a、44bが略平
行して形成され、前記突出部44a、44bに夫々シャ
フト36a、36bを連結して移動体16を支持するガ
イド部材45と、前記ガイド部材45の一端側に配設さ
れ、連結されたモータ14の回転駆動下にタイミングベ
ルト42を回動させるモータプーリユニット44と、前
記ガイド部材45の他端側に配設され、タイミングベル
ト42に係合するアイドルプーリユニット46とから基
本的に構成される。
【0013】ガイド部材45は、平面部に画成された孔
部48にねじ32を介してインサートプレート20a、
20bに接合されるとともに、上面端部に設けられた突
出部44a、44bにはそれぞれ円柱状に形成されたシ
ャフト36a、36bが連結される。ガイド部材45の
下部底面には、フレーム12の段差部29に当接して位
置決めされる膨出部50が設けられている。
【0014】移動体16は、その上面にテーブル部52
が設けられ、前記テーブル部52に画成された孔部54
を介して他の部材が連結可能に形成されている。前記移
動体16の内部には、図3および図4に示すように、所
定長のピッチによりベルト歯が形成されたタイミングベ
ルト42の一端部に噛合して挟持する挟持手段40a、
40bが設けられている。前記タイミングベルト42
は、一端部を始点とし、他端部を終点として離間して形
成され、一端部および他端部が夫々挟持手段40a、4
0bによって挟持されている。この挟持手段40a、4
0bは、図4に示すように、前記タイミングベルト42
の一側面を平板状の第1プレート56a、56bに係合
させ、他側面をタイミングベルト42のベルト歯の凹凸
に第2プレート58a、58bの凸凹が噛み合うことに
より、タイミングベルト42の一端部を挟持する。そし
て、この第1プレート56a、56bおよび第2プレー
ト58a、58bを移動体に画成された夫々孔部60に
ピン部材62を介して装着することによりタイミングベ
ルト42を確実に挟持することが可能となる。前記移動
体16の下部底面側には、軸受部材64を介してシャフ
ト36a、36bを装着するための断面略アーチ形の溝
部38a、38bが画成されている。前記溝部38a、
38bは長手方向に略平行に二条画成されている。ま
た、前記軸受部材64は夫々前記溝部38a、38bに
対応して略アーチ形からなる直線ガイド軸受66a、6
6bと回転防止部材68a、68bとから構成される。
なお、本実施例では、モータ14からの動力伝達部材と
してタイミングベルト42を用いて説明しているが、こ
れに限定されるわけではなく、例えば、スチールベル
ト、チェーン、ワイヤロープ等を用いることも可能であ
る。より高精度の位置決めを行う場合には、ボールね
じ、台ねじ等の送りねじを使用すればよい。
【0015】次に、モータプーリユニット44は、図2
に示すように、夫々の外周側面部に断面略円形状の孔部
70a乃至70dが画成されるとともに、上面に略矩形
状の孔部72が画成されたギヤボックス74と、前記矩
形状の孔部72を介して回転自在に装填され、円形状の
突部にギヤ歯76が画成された第1ベベルギヤ78と、
前記第1ベベルギヤ78の軸部に連結され、タイミング
ベルト42を支持するプーリ80と、前記ギヤボックス
74の側面部に連結され、前記第1ベベルギヤ78のギ
ヤ歯76に噛合する第2ベベルギヤ82を軸支するモー
タ軸84を有するモータ14とから構成される。このモ
ータプーリユニット44では、第2ベベルギヤ82が連
結されたモータ14のモータ軸84と、第1ベベルギヤ
78を保持するプーリ80の回転軸とを直交もしくは斜
交させて噛合させている。前記噛合する第1および第2
ベベルギヤ78、82は、速比が等しくてもよく、また
異なるものでもよい。従って、モータ14を含むモータ
プーリユニット44全体をフレーム12の開口部24よ
り突出させることなくフレーム12の凹部内に収納する
ことが可能となる。なお、前記ギヤボックス74および
モータ14は、第1および第2ベベルギヤ78、82同
士の噛合精度を向上させるために、一体化すると好適で
あり、モータ14は正確な同期駆動、位置制御を行うサ
ーボモータ、ステッピングモータがよい。また、ギヤボ
ックス74の底部には、フレーム12の段差部29に当
接する膨出部83が設けられている。
【0016】次に、前記移動体16を間にしてモータプ
ーリユニット44に対向する直線上に配設されるアイド
ルプーリユニット46は、タイミングベルト42を支持
して回転自在に配設されるプーリ86を保持するととも
に、前記タイミングベルト42の張力を調節するために
変位可能に形成されたスライドブロック88と、前記ス
ライドブロック88の下部側に画成された孔部92を貫
通して挿入されるガイドロッド94と、前記ガイドロッ
ド94の両端部に孔部を介して連結される第1および第
2ガイドプレート96、97から構成される。この第2
ガイドプレート97には、プーリ86に支持されるタイ
ミングベルト42を挿通するための円形状の孔部90が
画成されている。前記スライドブロック88は下部側に
嵌挿される二本のガイドロッド94に支持されるととも
に、ガイドロッド94の長手方向に褶動自在に形成され
ている。また、第1および第2ガイドプレート96、9
7の底面には、膨出部98、100が設けられ、フレー
ム12の底部に画成された段差部29に当接して位置決
めされる。
【0017】なお、前記モータプーリユニット44およ
びアイドルプーリユニット46は、図3および図4に示
すように、ガイド部材45の両端側に対向して配設さ
れ、該モータプーリユニット44およびアイドルプーリ
ユニット46の夫々のプーリ80、86の外周面にタイ
ミングベルト42が懸架される。前記タイミングベルト
42の張力の調節は、一方のプーリ86を支持するスラ
イドブロック88を移動させることによって行うことが
できる。前記モータプーリユニット44およびアイドル
プーリユニット46の中間には、タイミングベルト42
の回動に伴って矢印AまたはB方向に変位する移動体1
6が配設される。
【0018】次に、フレーム12の開口部24に付設さ
れるカバー部材26は、図1に示すように、直線状に延
在して形成され、フレーム12の開口部24を移動体1
6のテーブル部52が変位する部位を除いて覆うように
形成されている。また、前記カバー部材の上面にセンサ
(図示せず)を付設するための溝部102を設け、前記
溝部102の所定部位にセンサを付設することにより、
移動体16の位置を検出することができる。
【0019】本実施例に係るアクチュエータ10は、以
上のように構成されるものであり、次にその動作につい
て説明する。
【0020】先ず、フレーム12の内側底部に画成され
た溝部28a、28bにインサートプレート20a、2
0bを装填する。この場合、前記インサートプレート2
0a、20bは略同一で一対に形成され、フレーム12
の底部の略中央を互いに背にして溝部28a、28bの
夫々にインサートプレート20a、20bの端部を傾斜
させて装填する。前記インサートプレート20a、20
bの端部が溝部28a、28bに挿入された後、フレー
ム12の底部略中央の背の部分を押圧して接合する。こ
のようにして、一対のインサートプレート20a、20
bをフレーム12の底部に装着することが可能となる。
【0021】続いて、前記フレーム12の底部に固定さ
れたインサートプレート20a、20bに対し、平面部
に画成された孔部48にねじを介してガイド部材45を
連結する。さらに、前記ガイド部材45の両端側に夫々
モータが付設されたモータプーリユニット44およびア
イドルプーリユニット46を直線上に配設する。この場
合、ガイド部材45、ギヤボックス74、第1および第
2ガイドプレート96、97の底部には、夫々膨出部5
0、83、98、100が設けられており、前記夫々の
膨出部50、83、98、100が段差部29に当接す
ることにより位置決されて配設される。
【0022】次に、前記フレーム12の底部に固定され
たガイド部材45の突出部44a、44bに対して、円
柱状に形成されたシャフト36a、36bを介して移動
体16を連設する。その際、前記移動体16の底部に画
成された断面略アーチ状の溝部38a、38bに夫々直
線ガイド軸受66a、66bおよび回転防止部材68
a、68bからなる軸受部材64を嵌挿する。前記軸受
部材64の断面略アーチ状の内周面にシャフト36a、
36bを夫々係合させることにより、移動体16は前記
シャフト36a、36bに沿って直線状に摺動すること
ができる。
【0023】そこで、図示しない駆動源に接続されたモ
ータ14を駆動させる。前記モータ14の駆動により、
モータ軸84に連結された第2ベベルギヤ82が回転す
る。前記第2ベベルギヤ82のギヤ歯と直交また斜交し
て結合される第1ベベルギヤ78が回転することによ
り、該第1ベベルギヤ78に同軸に連結されたプーリ8
0が回転する。前記プーリ80の回転作用下に該プーリ
80の外周面に接合するタイミングベルト42が回転す
る。
【0024】このタイミングベルト42は、図4に示す
ように、夫々の端部が分離して第1プレート56a、5
6bおよび第2プレート58a、58bにより挟持さ
れ、モータ14を正転/逆転させることにより、第1お
よび第2ベベルギヤ78、82を介して移動体16を直
線状に変位させることが可能となる。前記移動体16の
テーブル部52に画成された孔部54にねじを介して他
の部材を連結することができる。
【0025】次に本発明に係るアクチュエータ10を複
数個連結して組み立てたアクチュエータの構造体として
使用する場合について説明する。
【0026】図8に示すように、第1組立例に係るアク
チュエータの構造体120は、骨組を形成する複数のフ
レーム122と、第1乃至第3アクチュエータ124、
126、128と、作業テーブル130と、ワーク13
2と、前記ワーク132を保持するための孔部133が
画成されたワーク保持プレート134と、ワーク132
を収納するためのワーク収納ボックス135と、移動体
136、138、140と、ワーク把持手段としての吸
着用パッド142が連結されたシリンダ144と、シリ
ンダロッド146が突出した状態のシリンダ148とか
ら構成される。
【0027】第1アクチュエータ124は、その移動体
136の上面に取り付けられた第2アクチュエータ12
6を直線方向に移動さるためのものであり、前記第1ア
クチュエータ124に直交して接続される第2アクチュ
エータ126の移動体138には、吸着用パッド142
が連結されたシリンダ144が連設されている。また、
第3アクチュエータ128の移動体140には、ワーク
132を位置決めするために用いられるシリンダ148
が連設されている。なお、第1アクチュエータ124と
フレーム122との連結部には略平坦に形成されたモー
タボックス150が、第3アクチュエータ128とフレ
ーム122との連結部にはバルブユニット152が夫々
配設されている。
【0028】次に、動作について説明する。まず、第2
アクチュエータ126に連結されたシリンダ144に後
述するフレーム内の流体通路を介して圧縮空気を導入す
る。前記圧縮空気の供給により、シリンダ144のシリ
ンダロッド146が下方に変位してワーク収納ボックス
135に配置されたワーク132を吸着用パッド142
により吸着する。そして、再び、圧縮空気の供給により
シリンダロッド146を上方に変位させ、その状態を保
持しながら第1アクチュエータ124の移動体136に
連結された第2アクチュエータ126を移動させる。前
記第2アクチュエータ126は、吸着用パッド142に
吸着されたワーク132が所望の位置の上方に近接した
時に移動を休止し、第2アクチュエータ126の移動体
138を横軸方向に移動させてワーク132をワーク保
持プレート134の所望の孔部133に挿入する。この
時、確実にワーク132がワーク保持プレート134の
孔部133に挿入されるように、第3アクチュエータ1
28のシリンダロッド146を変位させて位置決めする
ことができる。
【0029】ここで、フレームおよびアクチュエータ等
を接続する連結手段について図9および図10を用いて
説明する。
【0030】図9において、第1フレーム160には、
各外側面の長さ方向に直線状の溝部162が略平行に二
条画成されている。前記夫々の溝部162には、ねじ1
64を介してねじ止めされるプレート166が摺動自在
に配設される。前記ねじ164の先端部は、円錐状に形
成されている。前記第1フレーム160の内部の略中心
部には、空気、油、水等の流体の伝送路である流体通路
168が貫通して形成されているとともに、角部の近傍
にはスプリング170を介してボルト172を挿入する
ための孔部174が画成されている。このボルト172
の頭部176は、前記夫々の溝部162の断面形状に対
応して形成され、前記第1フレーム160の一端側から
略直交する方向に指向して遊嵌される。また、前記ボル
ト172の中間部には、断面V字状の溝178が切ら
れ、前記頭部176の反対側にはスプリング受けとなる
円形状の凹部(図示せず)が設けられている。
【0031】そこで、前記第1フレーム160を内部に
図示しない移動部材およびモータ等が配設される第2フ
レーム180に連結して接続する際、第1フレーム16
0の一端側からプレート166を溝部162に挿入し、
且つ、スプリング170およびボルト172を孔部17
4にその長さ方向に指向して挿入するとともに、前記ボ
ルト172の頭部176を第2フレーム180の一端側
の溝部162と直交する方向に指向して遊嵌する。続い
て、ねじ164が溝部162を介して前記プレート16
6にねじ込まれることにより、ボルト172を介して第
1フレーム160および第2フレーム180が略直角方
向に連結固定される。すなわち、図11に示すように、
前記ねじ164の先端部の傾斜面がボルト172の断面
V字状の溝178の傾斜面に当接することにより、前記
ボルト172と一体化された頭部176が矢印G方向に
変位する。この頭部176の変位により、溝部162に
遊嵌されていた頭部176の裏側面と、前記溝部162
とが当接して第1フレーム160に第2フレーム180
が固定される。このようにして、第1フレーム160と
第2フレーム180とを簡便に連結することが可能とな
り、第1フレーム160内の流体通路168を介して流
体圧信号を伝送することが可能となる。なお、前記第1
フレーム160と第2フレーム180との連結部位に
は、連結される流体通路168の気密性を保持するため
に、前記連結部位を囲繞するシールド手段を設けると好
適である。このシールド手段により連結された第1およ
び第2フレーム160、180の剛性を増大させ、より
強固に連結することができるという利点もある。
【0032】次に、前記連結を解除して第1フレーム1
60から第2フレーム180を離間させる場合には、前
記ねじ164を緩めることにより、スプリング170の
弾発力によってボルト172が矢印F方向に変位する。
前記ボルト172の変位により、ボルト172の頭部1
76の裏面側が溝部162から離間して、再び、ボルト
172の頭部176が溝部162において遊嵌した状態
となる。前記ボルト172の頭部176の遊嵌により、
第2フレーム180の溝部162から第1フレーム16
0に挿入されたボルト172の頭部176が摺動可能に
なり、溝部162に沿って第2フレーム180を移動さ
せることにより取り外すことができる。
【0033】次に、アクチュエータの構造体の他の組立
例を図11に示す。なお、第2組立例以降において、前
記アクチュエータの構造体の第1組立例と同一の構成要
素には、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略
する。
【0034】図11は、アクチュエータの構造体の第2
組立例を示し、図8の第1組立例に電動アクチュエータ
用コントロールボックス182およびフィルタ・レギュ
レータ・ルブリケータコントローラ184を備え付けた
状態を示す。なお、図示しないコンプレッサ、除湿器、
アフタークーラー等を一体化して各アクチュエータのブ
ロック内に挿入することも可能である。この場合、フレ
ーム内に一体化もしくは接続して配線される。また、周
知のコンプレッサ、スクロールコンプレッサ等の吸器を
用いて真空圧力を循環伝送することも可能である。
【0035】図12および図13は、アクチュエータの
構造体の第3および第4組立例を示し、フレームにアク
チュエータ用コントローラとして機能するプログラミン
グボード付シーケンサを夫々取り付けた状態を示す。図
12にシリンダ144の先端部にメカニカルハンド18
6が付設された状態を示す。このプログラミングボード
付シーケンサ188、189は、前記フレームに着脱自
在に取り付けられている。前記プログラミングボード付
シーケンサ188、189に近接して、エンドレスベル
ト190a、190bが設けられたベルトコンベアアク
チュエータ192が連設されている。このベルトコンベ
アアクチュエータ192により、プレート部材194を
搬送することができる。なお、図12、図13におい
て、夫々のプログラミングボード付シーケンサ188、
189に入力される種々の信号、例えば、電気信号、流
体圧信号等の伝達は、夫々アクチュエータおよびフレー
ムの内部通路である流体通路、電気信号通路を介して行
われる。
【0036】なお、本実施例に係るアクチュエータは、
工場等における製造ラインに組み込むことが可能となる
よう、フレームの各外側面に断面略T字状の溝部を設け
ており、他のフレームまたはアクチュエータ等を連結
し、またはパネル等の取り付けに利用できるだけでな
く、配線、配管等を固定することが可能となるため、他
のフレーム等と本アクチュエータを必要に応じて組み合
わせることによりアクチュエータの構造体を構成するこ
とができる。このようにして構成されたアクチュエータ
の構造体において、連結部材である固定ボルトを緩める
ことにより移動部材はフレーム長手方向に移動可能とな
るため、組立作業に都合のよい位置にアクチュエータの
位置決めを行うことができる。
【0037】また、図示しない長尺なフレーム内に夫々
モータ14が連結された複数の移動部材18を収納する
ことが可能であるため、アクチュエータの小型化、軽量
化を図ることができる。
【0038】さらに、アクチュエータ内でトラブルが発
生した場合や保守点検の際には、移動部材のみをフレー
ムより取り外すことができるため、作業性を向上させる
とともに、予備の移動部材と簡便に交換等を行うことに
より、組み立てたアクチュエータの構造体の停止時間を
大幅に短縮することが可能となる。
【0039】加えて、本実施例において、フレームおよ
びアクチュエータ等の連結手段として複数本のボルト1
72を使用しているが(図9参照)、図14aに示すよ
うに、1本のボルト200を用いてフレーム202とフ
レーム204とを連結することもできる。この場合、図
14bおよび図14cに示すように、フレーム202、
フレーム204の連結強度の不足を補うために、補強部
材206、208、210を用いることにより、一層結
合強度を増大させることができる。なお、図15は図1
1に示すアクチュエータの構造体の連結部位に補強部材
206を付設したものである。
【0040】
【発明の効果】本発明に係るアクチュエータおよびその
構造体によれば、以下の効果が得られる。
【0041】すなわち、構造部材の開口部として画成さ
れた凹部内に、駆動源および移動体を収納し、該開口部
にカバー部材を付設することにより、前記開口部を略平
坦に形成することができる。従って、構造部材の各外側
面に画成された断面略T字状の溝部を介して他の構造部
材またはアクチュエータ等を連結し、所望形状のアクチ
ュエータの構造体に組み立てて構成することにより、工
場等での製造ラインに組み込むことが可能となる。ま
た、前記構造部材内に収納された移動体は、駆動力伝達
手段のもとに凹部を変位する際、支持手段によって支持
されるために安定して変位することができる。さらに、
前記アクチュエータは、外側面が夫々略平坦に形成され
ることにより、空間の有効利用を図ることができるとと
もに、限定されたスペースに応じたアクチュエータの構
造体を組み立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るアクチュエータの斜視図
である。
【図2】図1に示すアクチュエータの部分分解斜視図で
ある。
【図3】図1に示すアクチュエータのカバー部材を開成
した状態における正面図である。
【図4】図3に示すアクチュエータの一部断面側面図で
ある。
【図5】図3に示すC−C線に沿った断面図である。
【図6】図3に示すD−D線に沿った断面図である。
【図7】図3に示すE−E線に沿った断面図である。
【図8】第1の組立例に係るアクチュエータの構造体の
斜視図である。
【図9】フレームとフレームとの連結手段を示す斜視図
である。
【図10】アクチュエータにフレームを連結した状態に
おける一部断面図である。
【図11】第2の組立例に係るアクチュエータの構造体
の斜視図である。
【図12】第3の組立例に係るアクチュエータの構造体
の斜視図である。
【図13】第4の組立例に係るアクチュエータの構造体
の斜視図である。
【図14】フレームとフレームとの他の連結手段および
補強部材を示す斜視図である。
【図15】図12に示すアクチュエータの構造体に補強
部材を付設した説明図である。
【符号の説明】
10…アクチュエータ 12…フレーム 14…モータ 16…移動体 18…移動部材 20a、20b…インサートプレート 24…開口部 26…カバー部材 30a〜30f…溝部 36a、36b…シャフト 42…タイミングベルト 44…モータプーリユニット 45…ガイド部材 46…アイドルプーリユニット 80、86…プーリ 120…アクチュエータの構造体 172…ボルト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直線状に延在する柱体の一側面を開口部と
    して凹部が画成され、各外側面には、他の構造部材ある
    いはその他の部材を取着可能な断面略T字状の溝部が夫
    々長手方向に沿って略同一構成で画成される構造部材
    と、 前記凹部に収納される駆動源と、 前記凹部に収納され、前記駆動源の駆動作用下に前記凹
    部に沿って変位する移動体と、 前記駆動源の駆動力を前記移動体に伝達する駆動力伝達
    手段と、 前記移動体の変位方向に沿って延在し、前記移動体が前
    記凹部に沿って変位する際に該移動体を支持する支持手
    段と、 前記構造部材に画成された開口部に付設されるカバー部
    材と、 を備えることを特徴とするアクチュエータ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のアクチュエータにおいて、
    駆動力伝達手段はタイミングベルトを介して連結される
    駆動プーリおよび従動プーリを備え、前記駆動プーリと
    従動プーリ間の離間距離を調節する調節手段を有するこ
    とを特徴とするアクチュエータ。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のアクチュエータに
    おいて、移動体を支持する支持手段はロッドにより形成
    されることを特徴とするアクチュエータ。
  4. 【請求項4】直線状に延在する柱体の一側面を開口部と
    して凹部が画成される構造部材と、前記凹部に収納され
    る駆動源と、前記凹部に収納され、前記駆動源の駆動作
    用下に前記凹部に沿って変位する移動体と、前記駆動源
    の駆動力を前記移動体に伝達する駆動力伝達手段と、前
    記移動体の変位方向に沿って延在し、前記移動体が前記
    凹部に沿って変位する際に該移動体を支持する支持手段
    とからなるアクチュエータを含む構造体であって、 前記構造部材の凹部に対して前記駆動源を着脱自在に取
    り付ける取付手段と、 前記構造部材に画成された開口部に付設されるカバー部
    材と、 前記アクチュエータまたは構造部材を複数個連結する連
    結手段とを備え、 前記構造部材の各外側面には、当該構造部材と他の構造
    部材とを連結する前記連結手段が係合する断面略T字状
    の溝部が夫々長手方向に沿って略同一構成で画成される
    ことを特徴とするアクチュエータの構造体。
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