JPH07109961A - 燃料ポンプ制御装置 - Google Patents

燃料ポンプ制御装置

Info

Publication number
JPH07109961A
JPH07109961A JP25811593A JP25811593A JPH07109961A JP H07109961 A JPH07109961 A JP H07109961A JP 25811593 A JP25811593 A JP 25811593A JP 25811593 A JP25811593 A JP 25811593A JP H07109961 A JPH07109961 A JP H07109961A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel pump
engine
relay
fuel
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25811593A
Other languages
English (en)
Inventor
Mamoru Takeda
守 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP25811593A priority Critical patent/JPH07109961A/ja
Publication of JPH07109961A publication Critical patent/JPH07109961A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料ポンプの作動騒音を抑制しつつ燃料供給
遅れに起因するエンジンの始動性低下を改善する。 【構成】 エンジン2に燃料を供給する燃料ポンプ8に
全バッテリー電圧に対応する高電圧とこれよりも低い低
電圧とを選択的に印加可能とし、イグニッションスイッ
チIGのON操作から所定期間だけ上記低電圧を印加さ
せる構成とする。かかる構成により、イグニッションス
イッチIGのON設定時点から直ちに燃料ポンプ8によ
る燃料供給が開始されエンジン始動操作に備えるためエ
ンジン2はスムーズに始動さる。また、この場合、イグ
ニッションスイッチIGのON設定から所定期間は、燃
料ポンプ8が低作動電圧で低速運転することから、該燃
料ポンプ8の作動騒音は低く抑えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、燃料ポンプの制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用エンジンへの燃料供給はバッテ
リー電圧により駆動される燃料ポンプによって行なわれ
るが、その場合、従来はドライバーがイグニッションキ
ースイッチを操作してイグニッションスイッチをON設
定し、さらにスタータスイッチをON設定した時点で燃
料ポンプが作動しエンジンへの燃料供給が開始されるよ
うに構成するのが一般的であった。
【0003】ところが、このようにスタータスイッチが
ON設定された時点で初めて燃料ポンプを作動させるよ
うにした場合には、スタータスイッチのON設定から実
際にエンジンに燃料が供給されるまでに時間的ズレが生
じることから、燃料の供給遅れによりエンジンの始動性
が悪化するという問題が生じることとなる。
【0004】このような事情から、例えば、特開昭57
ー65850号公報には、イグニッションスイッチがO
N設定された時点から直ちに燃料ポンプを作動させて燃
料供給を開始しもって燃料の供給遅れによる始動性の低
下を防止する技術が提案されている。そして、この場
合、燃料ポンプには常時バッテリーの全電圧がかかるよ
うに構成するのが通例である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
イグニッションスイッチのON設定と同時に全バッテリ
ー電圧が燃料ポンプにかかって該燃料ポンプが最高速運
転されるように構成すると、なるほどスタータスイッチ
がON設定された場合における燃料供給遅れに起因する
エンジン始動性の悪化は防止できるものの、特にエンジ
ン冷間時においては他の理由からエンジン始動性が悪化
することになる。即ち、エンジン冷間時においては燃料
の着火性が悪いことから、始動当初から燃料ポンプを全
バッテリー電圧をかけて高速運転させると、これに引き
続いてスタータスイッチがON設定された場合、スター
タの起動電圧が一時的に低下し、燃料の着火性が悪いこ
とと相まってエンジンの始動性が悪化することになるも
のである。
【0006】また一方、近年は自動車での野外活動ブー
ムの影響を受けて、例えばエンジンはかけずに停車状態
としたままイグニッションスイッチのみをON設定して
オーディオを聴くというような自動車の使用態様がとら
れる機会が増えたが、このような場合、上掲公知例のよ
うにイグニッションスイッチのON設定と同時に燃料ポ
ンプが全バッテリー電圧を受けて高速運転されると該燃
料ポンプの作動音が大きくなり、周辺環境を悪化させる
という新たな問題も生じることになった。
【0007】しかるに、かかる燃料ポンプの全バッテリ
ー電圧による高速運転に起因する作動騒音の増大及びエ
ンジン冷間時における始動性の改善という観点からの有
効な技術開発は未だなされていないのが現状である。
【0008】そこで本願発明は、燃料ポンプの作動騒音
を抑制しつつ燃料供給遅れに起因するエンジンの始動性
低下を改善し得るようにした燃料ポンプ制御装置を提供
せんとしてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として、請求項1記載の発
明では、エンジンに燃料を供給する燃料ポンプに全バッ
テリー電圧に対応する高作動電圧とこれよりも低い低作
動電圧とを選択的に印加可能とし、イグニッションスイ
ッチのON設定から所定期間だけ上記低作動電圧を印加
させるように構成したことを特徴としている。
【0010】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
燃料ポンプ制御装置において、上記燃料ポンプへの低作
動電圧の印加をエンジン冷間時においてのみ実行するよ
うにしたことを特徴としている。
【0011】
【作用】本願各発明ではかかる構成とすることによって
それぞれ次のような作用が得られる。
【0012】 請求項1記載の発明では、イグニッシ
ョンスイッチがON設定されるとその時点から直ちに燃
料ポンプが作動しエンジンへの燃料供給が開始され、燃
料供給管内の燃料圧が高められスタータスイッチのON
設定によるエンジン始動操作に備える。従って、スター
タスイッチのON設定とともにエンジンに燃料が供給さ
れ、エンジンはスムーズに始動さる。
【0013】また、この場合、イグニッションスイッチ
のON設定から所定期間は、燃料ポンプに低作動電圧が
供給され該燃料ポンプが低速運転することから、該燃料
ポンプの作動騒音は低く抑えられ、例えイグニッション
スイッチがON設定されたままの状態が続く場合であっ
ても該作動騒音が周辺環境に及ぼす影響は少ない。
【0014】 請求項2記載の発明では、エンジン冷
間時においてイグニッションスイッチがON設定された
場合に該イグニッションスイッチのON設定から所定期
間だけ燃料ポンプを低作動電圧で運転させることで、上
記記載の如き燃料ポンプの作動騒音が抑制されるとと
もに、スタータ電圧の低下が抑制されることで燃料の着
火性が悪い運転領域であるにもかかわらず良好な始動性
が確保されるものである。
【0015】
【発明の効果】従って、本願各発明の燃料ポンプ制御装
置によればそれぞれ次のような効果が得られる。
【0016】(a) 請求項1記載の燃料ポンプ制御装置に
よれば、イグニッションスイッチのON設定から所定期
間は燃料ポンプを低作動電圧で低速運転させることで、
燃料ポンプの作動騒音の増大を抑制して周辺環境を改善
しつつ、燃料の供給遅れに起因するエンジン始動性の悪
化を防止し得るという効果が得られる。
【0017】(b) 請求項2記載の燃料ポンプ制御装置に
よれば、上記(a)記載の効果に加えて、スタータ電圧の
低下を抑制することで特に燃料の着火性の悪いエンジン
冷間時においても良好なエンジン始動性を確保し得ると
いう効果が得られるものである。
【0018】
【実施例】以下、本願発明の燃料ポンプ制御装置を添付
図面に基づいて具体的に説明すると、図1には車両1に
備えられた本願発明の実施例にかかる燃料ポンプ制御装
置の全体システムが示されており、同図において符号2
は車両1の前部に配置されたエンジン、3は車両1の後
部に配置された燃料タンクであり、上記エンジン2に設
けたインジェクタ−等で構成される燃料供給手段7と上
記燃料タンク3内に配置した燃料ポンプ8とは燃料供給
管6により接続されており、該燃料ポンプ8により燃料
供給管6を介して燃料供給手段7側に燃料を送給し且つ
該燃料供給手段7によりエンジン2の各気筒に燃料を供
給するようになっている。
【0019】ここで、上記燃料ポンプ8は、バッテリー
4からのバッテリー電圧を受けて運転されるが、その場
合、該燃料ポンプ8にかかるバッテリー電圧はドライバ
ーによるイグニッションスイッチ5のキー操作に応じて
後述の制御回路Xにより制御されるようになっている。
尚、イグニッションスイッチ5は、図2に示すように、
イグニッションスイッチを構成するIG接点と、スター
タスイッチを構成するSTA接点とを備えている。
【0020】上記制御回路Xは、図2に示すように、常
開のリレー接点RS11とリレーコイルR11とでなる
第1リレースイッチ11と、常閉のリレー接点RS12
とリレーコイルR12とでなる第2リレースイッチ12
と、常開のリレー接点RS13と第1リレーコイルR1
31と第2リレーコイルR132でなる第3リレースイ
ッチ13と、常開のリレー接点RS14とリレーコイル
R14とでなる第4リレースイッチ14と、常開のリレ
ー接点RS15とリレーコイルR15とでなる第5リレ
ースイッチ15と、所定の抵抗値をもつレジスター16
と、タイマー回路17と、後述のエンジンコントロール
ユニット20とを備えている。また、上記エンジンコン
トロールユニット20は、第1アース断接手段21と、
エンジンが回転状態にあることを条件として該第1アー
ス断接手段21をアース状態とする第1制御部23と、
第2アース断接手段22と、エンジン冷間時を条件に該
第2アース断接手段22をアース状態とする第2制御部
24とを備えている。
【0021】そして、上記第1リレースイッチ11のリ
レー接点RS11は、そのプラス側が上記イグニッショ
ンスイッチ5を介することなく上記バッテリー4に接続
されるとともに、そのマイナス側は上記第2リレースイ
ッチ12のリレー接点RS12と第3リレースイッチ1
3のリレー接点RS13とを介して上記燃料ポンプ8に
接続されている。上記第4リレースイッチ14のリレー
接点RS14は、そのプラス側が上記イグニッションス
イッチ5のIG接点に接続されるとともに、そのマイナ
ス側は上記タイマー回路17のプラス側に接続されてい
る。上記第5リレースイッチ15のリレー接点RS15
は、そのプラス側が上記レジスター16を介して上記第
1リレースイッチ11のリレー接点RS11のマイナス
側に接続されるとともに、そのマイナス側は上記燃料ポ
ンプ8に接続されている。
【0022】一方、上記第1リレースイッチ11のリレ
ーコイルR11は、そのプラス側が上記イグニッション
スイッチ5のIG接点に接続されるとともに、そのマイ
ナス側はアースされている。上記第2リレースイッチ1
2のリレーコイルR12は、そのプラス側が上記タイマ
ー回路17のマイナス側に接続されるとともに、そのマ
イナス側はアースされている。上記第3リレースイッチ
13の第1リレーコイルR131は、そのプラス側が上
記第2リレースイッチ12のリレー接点RS12のマイ
ナス側に接続されるとともに、そのマイナス側は上記エ
ンジンコントロールユニット20の第1アース断接手段
21に接続されている。また、第3リレースイッチ13
の第2リレーコイルR132は、そのプラス側が上記イ
グニッションスイッチ5のSTA接点に接続されるとと
もに、そのマイナス側はアースされている。上記第4リ
レースイッチ14のリレーコイルR14は、そのプラス
側が上記イグニッションスイッチ5を介することなく直
接上記バッテリー4に接続されるとともに、そのマイナ
ス側は上記エンジンコントロールユニット20の第2ア
ース断接手段22に接続されている。上記第5リレース
イッチ15のリレーコイルR15は、そのプラス側が上
記タイマー回路17のマイナス側に接続されるととも
に、そのマイナス側はアースされている。
【0023】尚、上記レジスター16の抵抗値は、該レ
ジスター16を介して上記燃料ポンプ8に上記バッテリ
ー4のバッテリー電圧がかけられる場合においてその印
加電圧を全バッテリー電圧(14V)よりも所定値だけ小
さな値(例えば、9V)に設定し得るように適宜に設定さ
れており、従って、この実施例においては、14Vの全
バッテリー電圧が特許請求の範囲中の高作動電圧に該当
し、また9Vの電圧が特許請求の範囲中の低作動電圧に
該当する。また、上記タイマー回路17は、バッテリー
電圧がかけられた場合、その時点から所定時間(例え
ば、5秒間)だけ回路を閉成し、所定時間経過と同時に
回路を開成するように構成されており、この実施例にお
いては、このタイマー回路17により設定される5秒間
が特許請求の範囲中の所定期間に該当する。
【0024】続いて、叙上の如き構成の制御回路Xを備
えた燃料ポンプ制御装置の作動等について、エンジン温
間時とエンジン冷間時とに別けてそれぞれ説明する。
【0025】エンジン温間時 エンジンの再始動時等のエンジン温間時には、上記エン
ジンコントロールユニット20の第2制御部24により
第2アース断接手段22が非アース状態に設定されてい
る。従って、第4リレースイッチ14のリレーコイルR
14は励磁されず、リレー接点RS14は開成状態を維
持し、タイマー回路17は無効とされる。また、同時
に、第2リレースイッチ12のリレーコイルR12が非
励磁とされそのリレー接点RS12は閉成状態を維持す
るとともに、第5リレースイッチ15のリレーコイルR
15も非励磁とされそのリレー接点R15は開成状態を
維持する。
【0026】この状態で、ドライバーのキー操作により
イグニッションスイッチ5のIG接点がON設定された
とする。すると、第1リレースイッチ11のリレーコイ
ルR11が励磁されそのリレー接点RS11が閉成さ
れ、また、第2リレースイッチ12のリレー接点RS1
2も閉成状態にあるものの、第1制御部23により第1
アース断接手段21が非アース状態とされているため、
第3リレースイッチ13の第1リレーコイルR131は
非励磁とされそのリレー接点RS13は開成状態のまま
維持される。従って、この状態では燃料ポンプ8への通
電は行なわれず、該燃料ポンプ8は停止状態のまま維持
される。
【0027】ここで、さらに上記イグニッションスイッ
チ5が操作され、STA接点がON設定されると、スタ
ータモータ9への通電とともに、第3リレースイッチ1
3の第2リレーコイルR132が励磁され、リレー接点
RS13が閉成される。従って、上記第1リレースイッ
チ11,第2リレースイッチ12及び第3リレースイッ
チ13の各リレー接点RS11,RS12,RS13を介
して燃料ポンプ8に全バッテリー電圧(14V)がかけら
れ、該燃料ポンプ8は高速運転される。エンジンの完爆
後は、第1制御部23により第1アース断接手段21が
アース状態とれるため、STA接点のOFF設定後も全
バッテリー電圧による燃料ポンプ8の運転は継続され
る。
【0028】このように、このエンジン温間時において
は、IG接点のON設定のみでは燃料ポンプ8は運転さ
れず、STA接点がON設定された時点で初めて燃料ポ
ンプ8が全バッテリー電圧で高速運転されるものであ
り、従って、IG接点をON設定したままエンジンをか
けることなくオーディオを聴くような使用態様の場合に
おいては、燃料ポンプ8が運転されないためその作動騒
音が問題となることは全くない。尚、このエンジン温間
時においては、STA接点がON設定された時点で初め
て燃料ポンプ8による燃料送給作用が開始されるもので
あるため、燃料の供給遅れという問題が生じるのではな
いかとの懸念もあるが、温間時は先の運転時における燃
料が燃料供給管6内に残留していること、及び燃料の粘
度も低く送給がスムーズに行なわれることから、実用
上、燃料の供給遅れが問題となることはなく、良好な始
動性も確保されるものである。
【0029】エンジン冷間時 エンジン冷間時には、第2制御部24により第2アース
断接手段22がアース状態とされることから、第4リレ
ースイッチ14のリレーコイルR14が励磁され、リレ
ー接点RS14は閉成状態を維持する。従って、ここで
ドライバーのキー操作によりイグニッションスイッチ5
のIG接点がON設定されると、第4リレースイッチ1
4のリレー接点RS14を介してタイマー回路17に通
電され、該タイマー回路17は所定時間(例えば、5秒
間)だけ導通状態を維持する。このため、このタイマー
回路17による導通状態が維持される期間の間は、第2
リレースイッチ12のリレーコイルR12が励磁されそ
のリレー接点RS12が開成状態を維持するとともに、
第5リレースイッチ15のリレーコイルR15が励磁さ
れそのリレー接点RS15が閉成状態を維持する。
【0030】このため、IG接点のON設定と同時に、
レジスター16を介して燃料ポンプ8にバッテリー電圧
が供給され、該燃料ポンプ8は全バッテリー電圧(14
V)よりも低い作動電圧(9V)により低速運転される。
そして、この低い作動電圧による燃料ポンプ8の低速運
転は、IG接点のON設定後においてなんらキー操作が
行なわれなくても、またSTA接点のON設定操作が行
なわれたとしても、IG接点がOFF設定されない限
り、そのON設定から5秒間は継続される。
【0031】即ち、IG接点のON設定後、5秒間を経
過するまでにSTA接点がON設定されたとしても、第
2リレースイッチ12のリレー接点RS12が開成状態
を維持しているため、第2リレースイッチ12及び第3
リレースイッチ13を介しての全バッテリー電圧の供給
は阻止されるものである。また、IG接点のON設定
後、5秒間を経過するまでにSTA接点がON設定され
ない場合には、タイマー回路17により第5リレースイ
ッチ15のリレーコイルR15が非励磁とされそのリレ
ー接点RS15が開成されることで上記燃料ポンプ8へ
の電圧供給は断たれ、該燃料ポンプ8の運転は停止され
る。
【0032】これに対して、IG接点のON設定後、5
秒の期間中にSTA接点がON設定された場合には、低
速運転している燃料ポンプ8により供給される燃料によ
りエンジンは始動されるとともに、上記5秒間の経過後
は、上記タイマー回路17の導通状態が解除され第2リ
レースイッチ12のリレー接点RS12が閉成されると
ともに上記第5リレースイッチ15のリレー接点RS1
5が開成され、且つ第1制御部23により第1アース断
接手段21がアース状態となり第3リレースイッチ13
の第1リレーコイルR131が励磁されそのリレー接点
RS13が閉成されることで、燃料ポンプ8は全バッテ
リー電圧による高速運転に移行することとなる。
【0033】エンジン冷間時においては燃料供給管6内
に残留燃料が存在しているとは限らず、また燃料の粘度
そのものが高くスムーズな送給という点において問題が
あることから、エンジン始動時における燃料の供給遅れ
による始動性の悪化ということが懸念されるが、この実
施例の如くIG接点のON設定と同時に燃料ポンプ8に
よる燃料送給作用が開始され燃料供給管6内の燃料圧が
STA接点のON設定に先だって上昇せしめられること
により、エンジン始動時には燃料の供給遅れを生じるこ
とがなくスムーズにエンジンを始動させることができ
る、即ち、始動性の向上が図れるものである。
【0034】また、この場合、IG接点のON設定後の
所定期間だけは燃料ポンプ8を低い作動電圧で低速運転
させることで、先ず第1に、燃料ポンプ8の運転に伴う
騒音が該燃料ポンプ8を全バッテリー電圧で高速運転さ
せる場合に比して小ならしめられることから、例えば、
エンジンをかけずにIG接点のみをON設定してオーデ
ィオ鑑賞をするような場合においても支障がなく、従っ
て例えば、野外活動時等においても周辺環境への悪影響
が未然に防止されるものである。
【0035】第2に、エンジン冷間時は燃料温度が低く
その着火性が悪い。従って、このような条件下において
IG接点のON設定と同時に燃料ポンプ8が全バッテリ
ー電圧で運転されスタータ電圧が一時的に低下せしめら
れると、燃料の着火性の悪さと相まって益々エンジン始
動が困難となるが、この実施例においてはエンジン冷間
時にはIG接点のON設定後の所定期間は燃料ポンプ8
を低い作動電圧で運転させているため、スタータ電圧の
低下がほとんどなく、燃料の着火性が悪い状態であるに
もかかわらずスムーズなエンジン始動が実現されるもの
である。即ち、この実施例の燃料ポンプ制御装置によれ
ば、燃料ポンプ8の作動騒音の低下とエンジン始動性の
向上とを両立させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例にかかる燃料ポンプ制御装置
の全体システム図である。
【図2】図1に示した制御回路Xの回路図である。
【符号の説明】
1は車両、2はエンジン、3は燃料タンク、4はバッテ
リー、5はイグニッションキースイッチ、6は燃料供給
管、7は燃料供給手段、8は燃料ポンプ、9はスタータ
モータ、11は第1リレースイッチ、RS11はリレー
接点、R11はリレーコイル、12は第2リレースイッ
チ、RS12はリレー接点、R12はリレーコイル、1
3は第3リレースイッチ、RS13はリレー接点、R1
31は第1リレーコイル、R132は第2リレーコイ
ル、14は第4リレースイッチ、RS14はリレー接
点、R14はリレーコイル、15は第5リレースイッ
チ、RS15はリレー接点、R15はリレーコイル、1
6はレジスター、17はタイマー回路、20はエンジン
コントロールユニット、21は第1アース断接手段、2
2は第2アース断接手段、23は第1制御部、24は第
2制御部、Xは制御回路である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンに燃料を供給する燃料ポンプに
    全バッテリー電圧に対応する高作動電圧とこれよりも低
    い低作動電圧とを選択的に印加可能とし、イグニッショ
    ンスイッチのON設定から所定期間だけ上記低作動電圧
    を印加させるようにしたことを特徴とする燃料ポンプ制
    御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記燃料ポンプへの
    低作動電圧の印加をエンジン冷間時においてのみ実行す
    るようにしたことを特徴とする燃料ポンプ制御装置。
JP25811593A 1993-10-15 1993-10-15 燃料ポンプ制御装置 Pending JPH07109961A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25811593A JPH07109961A (ja) 1993-10-15 1993-10-15 燃料ポンプ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25811593A JPH07109961A (ja) 1993-10-15 1993-10-15 燃料ポンプ制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07109961A true JPH07109961A (ja) 1995-04-25

Family

ID=17315716

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25811593A Pending JPH07109961A (ja) 1993-10-15 1993-10-15 燃料ポンプ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07109961A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020095663A (ko) * 2001-06-15 2002-12-28 현대자동차주식회사 자동차 엔진의 최초 시동시 연료펌프 제어방법
KR100443191B1 (ko) * 2001-01-10 2004-08-04 혼다 기켄 고교 가부시키가이샤 전자식 연료 펌프의 제어 방법
KR100702454B1 (ko) * 2004-02-12 2007-04-04 혼다 기켄 고교 가부시키가이샤 엔진 시동 제어 장치
JP2009180085A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の燃料供給制御装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100443191B1 (ko) * 2001-01-10 2004-08-04 혼다 기켄 고교 가부시키가이샤 전자식 연료 펌프의 제어 방법
KR20020095663A (ko) * 2001-06-15 2002-12-28 현대자동차주식회사 자동차 엔진의 최초 시동시 연료펌프 제어방법
KR100702454B1 (ko) * 2004-02-12 2007-04-04 혼다 기켄 고교 가부시키가이샤 엔진 시동 제어 장치
JP2009180085A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の燃料供給制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6608394B2 (en) Starting system for vehicle
JP3826992B2 (ja) アイドルストップ車両
US7210442B2 (en) Engine control method and system having a voltage increasing circuit
JPH07109961A (ja) 燃料ポンプ制御装置
JP3753091B2 (ja) エンジンの始動制御装置、エンジンの始動制御方法およびその方法を実現するプログラムを記録した記録媒体
JP2003522883A (ja) 自動車の内燃機関のスタータに対する回路装置
JP2001041069A (ja) 建設機械のエンジン制御システム
JPH1026065A (ja) 自動車のスタータの切断を制御する方法および装置
JP2005337087A (ja) エンジン制御装置
JP2003065192A (ja) 内燃機関の制御装置
JP3959709B2 (ja) 自動車用電源装置
JPH1113524A (ja) 燃料噴射弁の駆動制御システム
JP2005014733A (ja) 車両用電源制御装置
JP4232729B2 (ja) エンジン始動制御装置
JP4259467B2 (ja) エンジン始動制御装置
JP3752733B2 (ja) 電気負荷の通電制御装置
JP3108288B2 (ja) エンジン始動装置
US5819695A (en) Cut-off device for engine starting systems
JP2766593B2 (ja) 内燃機関点火装置
KR102181435B1 (ko) 배터리 수명과 스타터모터의 성능을 향상시키는 퓨얼세이버
JP2006322361A (ja) エンジン自動停止始動装置及び方法並びにエンジン制御システム
KR0128346Y1 (ko) 자동차의 점화회로
GB2323631A (en) Diesel engine start inhibitor system
JP2001123923A (ja) 電流供給回路
KR20000033150A (ko) 엘피지 차량의 엘피지 솔레노이드 밸브 제어 장치