JPH0710993U - 振動体の固定構造 - Google Patents
振動体の固定構造Info
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- JPH0710993U JPH0710993U JP3766693U JP3766693U JPH0710993U JP H0710993 U JPH0710993 U JP H0710993U JP 3766693 U JP3766693 U JP 3766693U JP 3766693 U JP3766693 U JP 3766693U JP H0710993 U JPH0710993 U JP H0710993U
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- Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)
- Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案はハンダ付けされない端子を有する振
動体をプリント基板に実装する構造に関し、基板の穴形
を改善することで、異音を減少させることを目的とす
る。 【構成】 振動体と該振動体の位置決めをする舌片と該
振動体を実装する基板を有する装置において、該端子を
挿入する穴に切り欠きを有するプリント基板を備える。 【効果】基板穴を改善するだけで、コストアップ無しに
異音を減少できる。
動体をプリント基板に実装する構造に関し、基板の穴形
を改善することで、異音を減少させることを目的とす
る。 【構成】 振動体と該振動体の位置決めをする舌片と該
振動体を実装する基板を有する装置において、該端子を
挿入する穴に切り欠きを有するプリント基板を備える。 【効果】基板穴を改善するだけで、コストアップ無しに
異音を減少できる。
Description
【0001】
本考案は、位置決め用舌片を有する振動体をプリント基板に実装する構造に関 する。
【0002】
従来、圧電ブザー等の振動体をプリント基板に実装する場合、振動体のリード 端子は基板に形成された配線パターンとハンダ付けされるが、基板の実装面積を 拡大させるために振動体本体は基板から浮かせた状態で実装される。従って、リ ード端子をハンダ付けする際、振動体が傾かない様に、予め振動体が固定できる ような位置決め用舌片が必要となる。
【0003】 以下、図面を用いて従来の振動体の実装構造を説明する。図9は振動体(例え ば圧電ブザー)をプリント基板に実装したときの図で、図中3は振動体素子を樹 脂モールドした振動体本体、1、2は位置決め用舌片で振動体本体3と樹脂によ り一体成型されている。位置決め用舌片1、2には外側に向けて爪4、5が形成 される。6はリード端子でプリント基板10に形成された配線パターンとハンダ 付けされる。11、12は、振動体の位置決め用舌片1、2が挿入される位置決 め穴で長方形の形状に開けられている。14は振動体のリード端子が挿入される リ─ド穴で、基板10の裏面には配線パターンが形成されており、その配線パタ ーンとリード端子6がハンダ付けされ、電気的に接続される。また、振動体本体 3と基板10の空間13には他の電子部品が実装可能となっており、基板の実装 密度を上げる構成となっている。
【0004】 そして、振動体3を基板10に実装する際は、図9に示すように、位置決め用 舌片1、2を位置決め穴11、12に挿入して仮止めした状態で、端子6をハン ダディップによりハンダ付けする。
【0005】
図10は振動体を基板に実装した時(図9)の位置決め用舌片付近20の拡大 透視図である。振動体を基板に実装すると、位置決め用舌片2の外側の面21が 基板の位置決め穴12の側壁に接触し、さらに、位置決め用舌片の爪5の上側の 面22が基板10に接触する。図11は上記接触面を示す位置決め用舌片2の斜 視図で、図中8、9は接触面を示す。
【0006】 上記のように実装された場合において、ハンダ付けする際位置決め用舌片1、 2は樹脂性のため前記接触面8、9にハンダが付着しない。そのため、振動体自 身の振動(例えば、圧電ブザーON時の振動)により、前記接触面8、9が基板 10とすれあう事になり、異音を発する場合がある。 また、この異音を防止するために位置決め用舌片1、2を接着剤等で固定する 方法が考えられるが、材料費の増加や工数が増え手間がかかる問題がある。
【0007】 そこで、本考案は、位置決め用舌片を有する振動体をプリント基板に実装する 構造において、コストアップ無しに前記位置決め用舌片と基板との接触面がすれ あう事により発生する異音を減少させる事を目的とする。
【0008】
上記問題を解決するために、本考案は、位置決め用舌片を有する振動体の、前 記舌片をプリント基板に設けた位置決め穴に係合させ、プリント基板に固定する 構造において、前記舌片と前記位置決め穴とが接触する接触面に切り欠きを設け 、前記接触面の面積を小さくしてなることを特徴とする。
【0009】
位置決め用舌片と位置決め穴とが接触する接触面に切り欠きが設けられること により、位置決め用舌片と位置決め穴とが接触する接触面の面積が小さくなる。 従って、こすれ合う接触面の面積が小さくなり、それに伴い異音も小さくなる。
【0010】
以下、図面を用いて本考案の実施例を説明する。図1は本考案の第1の実施例 を示す図で、位置決め用舌片付近の拡大透視図である。また、図2は図1におけ る接触面を示す位置決め用舌片2の斜視図で、接触面は斜線で示す。尚、図1、 図2において、図9乃至図11と同一部分には同一符号を付しており、また、以 下に示す他の実施例の図についても同様である。本実施例では、振動体の位置決 め用舌片2と前記振動体を実装する基板10の位置決め穴12との接触部に三角 形の切り欠き15を形成している。従って、かかる切り欠き15を形成すること により、位置決め用舌片2の外側の面21と基板10の位置決め穴12とは、図 2の30で示す様に2辺で接触することになる。また、位置決め用舌片2の爪部 5の上側の面22が基板10に接触する面は、図2の31で示すような形状とな る。
【0011】 上記のように位置決め穴12に三角形の切り欠き15をいれることにより、位 置決め用舌片2と基板10との接触面30、31は、従来例(図11の8、9) に比較して、減少していることがわかる。そして、前記接触面が減少することに より、振動体が振動したときの異音を低減できる。 図3は、本考案の第2の実施例を示す図で、位置決め用舌片2と基板10の位 置決め穴12が接触する面に台形の切り欠き16を形成した図で、図4は図3に おける接触面を示す位置決め用舌片2の斜視図で、接触面は斜線30、31で示 す。図5は、本考案の第3の実施例を示す図で、位置決め用舌片2と基板10の 位置決め穴12が接触する面に円弧の切り欠き17を形成した図で、図6は図5 における接触面を示す位置決め用舌片2の斜視図で、接触面は斜線30、31で 示す。いずれの場合も、位置決め用舌片2とその舌片を挿入する位置決め穴12 との接触面は、従来の接触面よりも小さくなる。
【0012】 尚、位置決め用舌片2とその舌片を挿入する位置決め穴12とが接触する面の 反対側の面(前記舌片の内側部)の穴形状は、基板10と前記舌片2が接合しな いため、異音を発生する原因にはならず、前記穴形状は特定せず、平面、四角、 三角、円弧等のどの形状でも構わない。図7は位置決め穴12に形成した切り欠 きが三角形の場合の穴形状の実施例を示す。(a)図は位置決め用舌片2の内側 の穴形状が平面状の場合、(b)図は四角形状の場合、(c)図は三角形状の場 合、(d)図は円弧形状の場合を示す。
【0013】 また、基板の位置決め穴12に切り欠きを入れるのでは無く、位置決め用舌片 2に切り欠きを入れてもよい。図8は本考案の第4の実施例を示す図で、位置決 め用舌片2が基板10に接触する面に四角形状の切り欠き40を入れた舌片の斜 視図である。もちろん、この切り欠き形状は、三角形、円弧の形状の場合でも構 わない。この場合でも、基板10との接触面は斜線41、42で示すように、従 来例(図11の8、9)に比較して減少しており、従って、振動体が振動したと きの異音を低減できる。
【0014】 尚、以上の実施例では、片側の位置決め用舌片2についてのみ説明したが、他 の舌片についても同様である。また切り欠きの形状も以上の実施例に限定される ものではない。
【0015】
以上のように、本考案では位置決め用舌片と位置決め穴とが接触する接触面に 切り欠きを設けて、その接触面積を小さくしたので、部品や工数等を増加するこ となく、振動体が振動したときの異音を低減できる。
【図1】本考案の第1の実施例の平面図及び断面図
【図2】本考案の第1の実施例の位置決め用舌片の斜視
図
図
【図3】本考案の第2の実施例の平面図及び断面図
【図4】本考案の第2の実施例の位置決め用舌片の斜視
図
図
【図5】本考案の第3の実施例の平面図及び断面図
【図6】本考案の第3の実施例の位置決め用舌片の斜視
図
図
【図7】本考案に係る基板穴応用例を示す図
【図8】本考案の第4の実施例を示す斜視図
【図9】従来の圧電ブザーの基板実装状態を示す正面図
【図10】従来の振動体の固定構造を示す平面図及び断
面図
面図
【図11】従来の位置決め用舌片の斜視図
2 位置決め用舌片 10 基板 12 位置決め穴
Claims (1)
- 【請求項1】位置決め用舌片を有する振動体の、該舌片
をプリント基板に設けた位置決め穴に係合させ、プリン
ト基板に固定する構造において、該舌片と該位置決め穴
とが接触する接合面に切り欠きを設け、該接合面の面積
を小さくしてなることを特徴とする振動体の固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3766693U JPH0710993U (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 振動体の固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3766693U JPH0710993U (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 振動体の固定構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0710993U true JPH0710993U (ja) | 1995-02-14 |
Family
ID=12503962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3766693U Pending JPH0710993U (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 振動体の固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0710993U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4994419A (ja) * | 1972-11-13 | 1974-09-07 | ||
JPS5182521U (ja) * | 1974-12-23 | 1976-07-02 | ||
JPS51145222U (ja) * | 1975-05-15 | 1976-11-22 |
-
1993
- 1993-07-09 JP JP3766693U patent/JPH0710993U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4994419A (ja) * | 1972-11-13 | 1974-09-07 | ||
JPS5182521U (ja) * | 1974-12-23 | 1976-07-02 | ||
JPS51145222U (ja) * | 1975-05-15 | 1976-11-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980901 |