JPH07109812B2 - 巻線装置 - Google Patents

巻線装置

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JPH07109812B2
JPH07109812B2 JP3283529A JP28352991A JPH07109812B2 JP H07109812 B2 JPH07109812 B2 JP H07109812B2 JP 3283529 A JP3283529 A JP 3283529A JP 28352991 A JP28352991 A JP 28352991A JP H07109812 B2 JPH07109812 B2 JP H07109812B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、テレビジョン
受像機のブラウン管のアノード電圧を供給する為に用い
られるフライバックトランス等のような多層コイルを製
造する場合ににおいて必要とされる巻線装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像機のブラウン管のアノ
ード電圧を供給する為に用いられるフライバックトラン
ス等のような多層コイルは、例えば、特開平2−201
907号公報等において開示されているように、ボビン
に線材巻付層とフイルム巻付層とを交互に積層させて製
造される。
【0003】その際、フイルム巻付層は、供給部側から
連続して移送されて来る絶縁フイルムテープの所定箇所
にエンボスや必要ならば他の加工を前もって施すと共
に、これを所定の長さに切断(以下、これをカットテー
プという。)して線材巻付層上に巻き付けて形成される
が、このような多層コイルを製造する為の巻線装置は従
来、各種型式ものが実用に供されている。
【0004】例えば、その代表例として、供給源から連
続して送られて来る絶縁フイルムテープにエンボス等の
所定の加工を施すフイルム加工装置の上方または下方
に、ボビンが装着されたスピンドルを位置させると共に
スピンドルとフイルム加工装置間に、フイルム加工装置
を通過した絶縁フイルムテープの先端部幅方向一端を挾
持して移送することによりボビンの溶着位置へ絶縁フイ
ルムテープの先端部を位置決めさせるフロントニップを
装着した巻線装置が挙げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、係る巻線装置
は、フロントニップを上下方向及び前後水平方向(スピ
ンドルの軸心方向)の二方向に移動させて絶縁フイルム
テープを移送するものであるから、一つのスピンドルに
対して一つのフイルム加工装置を装着、すなわち、1対
1の関係に装着しなければならなく、その為、例えば、
六つのスピンドルを装着する場合等の所謂、多錘型の場
合においては、スピンドル数と同数のフイルム加工装置
の装着が必要とされ、従って、装置コストが高価になる
欠点を有していた。なお、この欠点は、スピンドル数が
増加されるほど顕著であり、それ故、多錘型であっても
限られたスピンドル数にしなければならなかった。
【0006】本発明は、このような欠点に着目し、これ
を解決すべく鋭意検討の結果、ボビンが嵌着されたスピ
ンドルを左右水平方向に所定間隔に複数位置させると共
にフロントニップを、上下方向、前後水平方向(スピン
ドルの軸心方向)及び左右水平方向の三方向へ移動し得
るように装着して、フイルム加工機を通過した絶縁フイ
ルムテープを、複数のボビンに対して順次位置決めし得
るように構成すればよいことを見出したのである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
巻線装置は、供給源から連続して送られて来る絶縁フイ
ルムテープに所定の加工を施すフイルム加工装置の上方
又は下方に、ボビンが嵌着されたスピンドルを位置させ
ると共に前記スピンドルと前記フイルム加工装置間に、
前記フイルム加工装置を通過した前記絶縁フイルムテー
プの先端部幅方向一端を挾持して移送することにより前
記ボビンの溶着位置へ前記絶縁フイルムテープの先端部
を位置決めさせるフロントニップを装着した巻線装置に
おいて、前記スピンドルを左右水平方向に所定間隔に複
数位置させると共に前記フロントニップを、上下方向、
前後水平方向(前記スピンドルの軸心方向)及び左右水
平方向の三方向へ移動し得るように装着して、前記フイ
ルム加工装置を通過した前記絶縁フイルムテープを、複
数の前記ボビンに対して順次位置決めし得るように構成
したことを特徴とするものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る一実施例について図面に
基いて述べると、図1は巻線装置のカットテープ供給部
の正面図、図2は図1の右側面図であるが、両図におい
て、所定間隔に配された一方の一対のスピンドル1a,
1b及び他方の一対のスピンドル1c,1dは、図示さ
れていない駆動装置により回転し得るように枠組構造体
2に装着されていると共に枠組構造体2は、図示されて
いない他の駆動装置により所定角度に回転し得るように
装着されている軸3に固着されている。
【0009】その為、一方のスピンドル1a,1bにボ
ビン4を嵌着すると共に他方のスピンドル1c,1dに
ボビン4を嵌着し、これらのスピンドル1a〜1dを水
平方向に位置させた状態において駆動回転させることに
より、線材巻付部Aの一対のボビン4に対して線材を巻
き付けて所定の線材巻付層を形成することができると共
に、テープ巻付部Bの一対のボビン4に対してカットテ
ープ5(平面図である図3参照)を巻き付けて所定の絶
縁フイルムテープ巻付層を形成することができる。
【0010】なお、カットテープ5は、図示されていな
い供給源から連続して移送されて来る絶縁フイルムテー
プ6を所定長さに切断して形成されるが、前記切断に先
立ってフイルム加工装置7によりエンボス8aや必要な
らば他の加工がされる。すなわち、テープ巻付部Bの下
方に配設されているフイルム加工装置7は、エンボス加
工部8や必要ならば他の加工部を備えており、この装置
7を通過する絶縁フイルムテープ6に最初にエンボス8
aが加工され、次いで、必要ならば他の加工がされる。
【0011】そして、その先端が、スピンドル1a,1
bのどちらか一方、例えば、スピンドル1aの方へ移送
され、これに嵌着されているボビン4に対して所定に位
置決め(図4において示されている状態に位置決め)さ
れると、図示されていない溶着器により溶着され、最後
に、図示の位置10で切断されて所定の巻き付け長さに
される。その際、絶縁フイルムテープ6の幅方向の一端
がフロントニップ11で挾持されると共に他端がリアニ
ップ12で挾持されて図示されていないカッターにより
切断される。すると、スピンドル1a又は1bが駆動回
転され、カットテープ5がボビン4に巻き付けられる。
これにより、カットテープ5の下端が次第に上昇される
と共に、このテープ5を挾持しているリアニップ12も
等速に上昇される。
【0012】図5及びこの図の左側面図である図6にお
いて、リアニップ12の装着態様が拡大されて示されて
いる。両図において、リアニップ12は、縦レール13
で案内され、かつ後述のプッシャーバー14で押されて
上方へ移動し得ると共に、プッシャーバー14が下方へ
移動されると同方向へ移動し得るように装着されてい
る。すなわち、図6のZ−Z矢視図である図7におい
て、縦レール13に摺動し得るように係合されたベース
15にリアニップ12が固着されている。なお、縦レー
ル13はレールブラケット16に固着されていると共に
このブラケット16の下端に、ストッパー17が装着さ
れている。その為、ベース15に形成されている突起部
18(図7参照)がストッパー17に当接して縦レール
13の下端から離脱するのが阻止される。
【0013】また、レールブラケット16は、揺動機構
19を介して軸20を支点として図6において左右方向
へ揺動し得るように装着されている。従って、これの揺
動と一緒に縦レール13が揺動されるが、その状態が図
1において示されている。図示の如く、実線で示されて
いる基準位置から鎖線で示されている右または左の位置
へ揺動される。なお、軸20は、レールブラケット16
に固着されているブラケット21に一端が固着されてい
ると共に他端が、装置フレーム22に装着されている軸
受23で支持されている。
【0014】一方、揺動機構19は、装置フレーム22
に固着されたガイトレール24で案内されて移動し得る
ように装着されたスライドベース25と、このベース2
5上に固着された水平アーム26及びこのアーム26上
に固着されたブラケット27と、レールブラケット16
に装着された軸受28で一端が支持された軸29の他端
とブラケット27に一端が固着された軸30の他端とに
係止されたリンク31と、装置フレーム22上に固着さ
れたエアーシリンダー32と、このシリンダー32のピ
ストンロッド先端に一端が固着されると共に他端が水平
アーム26に固着された連結具33とで構成されてい
る。なお、エアーシリンダー32は、図5において、反
手前側にピストンロッドを備えている。
【0015】而して、エアーシリンダー32のピストン
ロッドを出没させてスライドベース25と一緒に水平ア
ーム26及びブラケット27を、図6において左右方向
に移動させることができ、かつこの移動より、レールブ
ラケット16と一緒に縦レール13を、軸20を支点と
して図示の如くに左右に揺動させることができる。
【0016】次に、リアニップ12は、平面図である図
8において示されているように、エアーシリンダ型チャ
ックで構成され、一対の爪34を互いに接近させてカッ
トテープ5を挾持したままの姿でプッシャーバー14で
押されて縦レール13で案内されて上昇される。そし
て、図2において示されている上方の14aの位置へプ
ッシャーバー14が移動され、リアニップ12がボビン
4に接触する直前の挾持解除地点(図示12aの地点)
に上昇されると、一対の爪34が互いに離反されてカッ
トテープ5の挾持が解除されると同時にプッシャーバー
14が迅速に下方へ移動される。しかし、リアニップ1
2は、ヒステリシスブレーキ機構40によりプッシャー
バー14より遅く降下される。これにより降下停止時す
なわち、ストッパー17に突起部18が当接する際、過
度の衝撃を防止することができる。
【0017】なお、ヒステリシスブレーキ機構40は、
レールブラケット16に装着されたプーリ41と、装置
フレーム22に装着されたプーリ42と、装置フレーム
22に固着されているブラケット43に装着されたプー
リ44とに掛け渡され、その一端が、リアニップ12が
固着されているベース15に係止されたワイヤ45の他
端に、適当な重錘46を懸垂させて構成されている。ま
た、ブラケット43にエアーシリンダ47が固着されて
いるが、これのピストンロッド先端に固着されたアーム
48に一対の棒状ガイト49が所定間隔に固着されてい
る。その為、装置フレーム22の貫通長穴50を経てピ
ストンロッドを突出させて図5において二点鎖線で示さ
れているように49aの位置へ一対の棒状ガイド49を
移動させることができる。
【0018】続いて、プッシャーバー14の昇降装置に
ついて述べると、正面図である図9及びこの図の平面図
である図10において、昇降装置51は、左右に所定間
隔に配設されている。以下、右側に配設されている昇降
装置51のみについて述べるが、左側に配設されている
図示されていない昇降装置も同一に設けられている。
【0019】図11は、昇降装置51の側面図であり、
これらの図において、昇降装置51は、装置フレーム2
2に固着されたロッドレスエアーシリンダ52のスライ
ダー53にブラケット54を固着すると共に、このブラ
ケット54に軸55の下端を固着し、かつこの軸55の
上端にプッシャーバー14を固着している。その為、図
11において示されているように、スライダー53を最
下位置へ移動させた状態においては、プッシャーバー1
4は、図2において示されている下方の位置に位置さ
れ、かつスライダー53を最上位置へ移動させた状態
(図9参照)においては、図2において示されている上
方の位置14aに位置される。
【0020】このように、昇降装置51は、スライダー
53を上下動させることによりプッシャーバー14を水
平に昇降させ、よって、リアニップ12を縦レール13
で案内しながら下方の位置から上方の位置へ移動させる
ことができる。なお、プッシャーバー14の昇降に際
し、これの邪魔にならないように、棒状ガイト49が4
9aの位置(図5参照)から実線で示されている位置へ
移動される。
【0021】図9においては、供給源から連続して移送
されて来る絶縁フイルムテープ6が一点鎖線で示されて
いると共に前述のフイルム加工装置7が二点鎖線で示さ
れているが、この加工装置7より上方であって、かつ前
記テープ6の移行路に位置されるように、ブラケット6
0にフロントニップ11が装着されている。図10にお
いてフロントニップ11の平面視姿が示されている。こ
れからして明らかのように、フロントニップ11は、上
述のリアニップ12と同様にエアーシリンダ型チャック
で構成され、一対の爪61を互いに接近させて絶縁フイ
ルムテープ6を挾持することができる。
【0022】なお、上下方向、前後水平方向(スピンド
ル1a,1bの軸心方向)及び左右水平方向の三方向へ
移動し得るように装着されている。最初に、上下方向へ
移動し得るように装着されている態様について述べる
と、図9,10及び図10の右側面図である図12にお
いてその駆動側が示されている。すなわち、螺子軸62
は、装置フレーム22に固着されている軸受63,64
で支持され、かつこれに隣接して装置フレーム22に固
着されている駆動装置65とのベルト掛けにより正逆回
転され得るよう装着されている。その為、この軸62に
螺着されているナット66を上下動させることができる
と共に、このナット66が固着されているベースブラケ
ット67を、装置フレーム22に固着されているガイド
レール68で案内して上下動させることができる。
【0023】また、ベースブラケット67にスライダー
69が固着されているが、このスライダー69は、ガイ
ドレール68に摺動し得るように係合されている。よっ
て、ベースブラケット67上に装着されているスライド
べース機構70と一緒にフロントニップ11を上下動さ
せることができ、係る上下動において、フロントニップ
11は、図2において示されているように、絶縁フイル
ムテープ6を挾持する下方の位置と、その挾持を解除す
る上方の11bの位置間において移動される。
【0024】一方、スライドべース機構70は、ベース
ブラケット67上に固着された第1ベース71と、この
ベース71上に固着された第1ガイドレール72と、こ
のレール72に摺動し得るように係合されているスライ
ダー73が装着された第2ベース74と、このベース7
4上に固着された第2ガイドレール75と、このレール
75のガイド溝に嵌挿されたレール76を固着している
水平アーム77と、第2ベース74の一端に固着された
ブラケット78と第1ベース71に固着されたブラケッ
ト79とを介して装着された第1エアーシリンダー80
と、水平アーム77に固着されたブラケット81と上述
のブラケット78とを介して装着された第2エアーシリ
ンダー82とで構成されている。
【0025】その為、第1エアーシリンダー80のピス
トンロッドを出没させることにより、第2ベース74
を、第1ガイドレール72で案内して図10において前
後水平方向に移動させることができると共に、これによ
り第2ガイドレール75、レール76及び水平アーム7
7等を一緒に同方向へ移動させることができ、従って、
フロントニップ11を、絶縁フイルムテープ6に対して
接近、離反させることができる。なお、係る前後水平方
向の移動において、フロントニップ11は、スピンドル
1a,1bの軸心方向(図1,2参照)に移動される
が、上方の11bの位置では離反され、かつ下方の位置
では接近される。
【0026】また、第2エアーシリンダー82のピスト
ンロッドを出没させることにより、水平アーム77を、
第2ガイドレール75のガイド溝で案内して図10にお
いて左右水平方向に移動させることができ、従って、フ
ロントニップ11も一緒に同方向へ移動させることがで
きる。なお、この移動は、フロントニップ11が、図
1,2おいて示されている中間の位置11aに位置され
ている時に行われ、この移動と前述の上方への移動とに
よりフロントニップ11を、ボビン4に接近した11b
の位置へ移動させることができる。図10においては、
第2エアーシリンダー82のピストンロッドが基準位置
へ没された状態が示されている。
【0027】而して、このような三方向への移動制御に
より、フイルム加工装置7を通過して上方へ移送されて
来る絶縁フイルムテープ6の先端部を、スピンドル1
a,1b夫々に嵌着されているボビン4の溶着位置に対
して順次、位置決めさせることができ、従って、スピン
ドル数とフイルム加工装置数とを1:1の関係に設けて
いた従来装置に比して装置コストの低減化を図ることが
できる。
【0028】図1,2において、例えば、スピンドル1
aに嵌着されているボビン4の溶着位置に対して位置決
めさせるに当っては、供給源からの絶縁フイルムテープ
6の先端部が、下方の基準位置のフロントニップ11で
挾持されてそのままの状態でエンボス加工8aが行わ
れ、続いて、必要ならば図示されていない他の加工部に
絶縁フイルムテープ6の所定箇所が位置決めさせられる
ようにフロントニップ11が上方へ所定距離移動されて
停止する。すると、他の加工がされ、その後、再び上方
へ移動されて11aの位置で停止される。なお、下方の
基準位置のリアニップ12は、一対の爪34を互いに離
反させて絶縁フイルムテープ6の移行を許し、また、一
対の棒状ガイト49は、フロントニップ11の移動に邪
魔にならないように所定に出没制御される。
【0029】次いで、中間位置の11aの位置のフロン
トニップ11が、左側へ水平に移動され、かつ更に上方
へ移動されて11bの位置に達し、これでボビン4に対
して絶縁フイルムテープ6の先端部を位置決めすること
ができ、そして、ここが図示されていない溶着器で溶着
されると、図示されていないカッターにより図示10の
位置で切断される。なお、フロントニップ11が、左側
へ水平に移動される時点で、縦レール13が左側へと揺
動されて13aの位置へ変位される。また、絶縁フイル
ムテープ6の切断に先だって下方の基準位置のリアニッ
プ12の一対の爪34が互いに接近され絶縁フイルムテ
ープ6が挾持される。以下、カット後、スピンドル1a
が駆動回転され、カットテープ5がボビン4に巻き付け
られてその下端が次第に上昇されるが、リアニップ12
もプッシャーバー14で押され、かつ左側へ揺動された
13aの位置の縦レール13で案内されて等速に上昇さ
れる。
【0030】このようにして、スピンドル1aに嵌着さ
れているボビン4に対してカットテープ5を良好に巻き
付けることができる。なお、上方の11bの位置に達し
たフロントニップ11は、前記溶着を終えると、挾持を
解除し、図2において左方向へ水平に後退され、かつ下
方の基準位置へ戻されると共に右方向へ水平に前進さ
れ、前記切断時に絶縁フイルムテープ6を挾持してい
る。
【0031】引き続いて、同様の工程を経て他方のスピ
ンドル1bに嵌着されているボビン4に対してもカット
テープ5を巻き付けることができるが、この場合におい
ては、フロントニップ11は、図1において、中間位置
の11aの位置から右側へ移動され、また、縦レール1
3は右側へ揺動される。
【0032】そして、全てのボビン4に対しての巻き付
けを終えた後、枠組構造体2が回転され、テープ巻付部
Bに、巻線し得たボビン4(スピンドル1c,1dに嵌
着されているボビン)が位置されると共に線材巻付部A
に、テープ巻きし得たボビン4(スピンドル1a,1b
に嵌着されているボビン)が位置される。なお、これら
に対しても同様にカットテープ5を巻き付けることがで
きる。
【0033】以上、本発明に係る一実施例について述べ
たが、本発明においては、フイルム加工装置数とスピン
ドル数との関係は、1対2の関係に限定されず、スピン
ドル数をそれ以上に装着してもよい。また、図13にお
いて示すように、絶縁フイルムテープを上方から下方へ
移送するようにしてもよく、この場合には、フイルム加
工装置の下方に複数のスピンドルが位置される。なお、
図9中、85は、駆動伝達軸機構を示し、これを介して
図示されていない左側の螺子軸62が駆動回転される。
図10中、86は、第2ベース74用ストッパー機構を
示している。
【0034】
【発明の効果】上述の如く、本発明によると、同一のフ
イルム加工装置を通過してくる絶縁フイルムテープを、
複数のスピンドルに装着されているボビン群に対して順
次、位置決めさせ得ることができて装置コストの低減化
が図れる巻線装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】巻線装置のカットテープ供給部の正面図であ
る。
【図2】図1の右側面図である。
【図3】カットテープの平面図である。
【図4】ボビンに対する絶縁フイルムテープの位置決め
態様を示す拡大図である。
【図5】縦レールの装着態様を示す正面図である。
【図6】図5の左側面図である。
【図7】図6のZ−Z矢視図である。
【図8】リアニップの平面図である。
【図9】プッシャーバー及びスライドべース機構の装着
態様を示す正面図である。
【図10】図9の平面図である。
【図11】昇降装置の側面図である。
【図12】図10の側面図である。
【図13】本発明の他の実施例に係る巻線装置のカット
テープ供給部の正面図である。
【符号の説明】
A 線材巻付部 B テープ巻付部 1a〜1d スピンドル 4 ボビン 5 カットテープ 6 絶縁フイルムテープ 11 フロントニップ 12 リアニップ 13 縦レール 14 プッシャーバー 70 スライドべース機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給源から連続して送られて来る絶縁フ
    イルムテープに所定の加工を施すフイルム加工装置の上
    方又は下方に、ボビンが嵌着されたスピンドルを位置さ
    せると共に前記スピンドルと前記フイルム加工装置間
    に、前記フイルム加工装置を通過した前記絶縁フイルム
    テープの先端部幅方向一端を挾持して移送することによ
    り前記ボビンの溶着位置へ前記絶縁フイルムテープの先
    端部を位置決めさせるフロントニップを装着した巻線装
    置において、前記スピンドルを左右水平方向に所定間隔
    に複数位置させると共に前記フロントニップを、上下方
    向、前後水平方向(前記スピンドルの軸心方向)及び左
    右水平方向の三方向へ移動し得るように装着して、前記
    フイルム加工装置を通過した前記絶縁フイルムテープ
    を、複数の前記ボビンに対して順次位置決めし得るよう
    に構成したことを特徴とする巻線装置。
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