JPH07109794A - 瓦 - Google Patents

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JPH07109794A
JPH07109794A JP25728393A JP25728393A JPH07109794A JP H07109794 A JPH07109794 A JP H07109794A JP 25728393 A JP25728393 A JP 25728393A JP 25728393 A JP25728393 A JP 25728393A JP H07109794 A JPH07109794 A JP H07109794A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
shaped main
roof tile
roof
tile
Prior art date
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Pending
Application number
JP25728393A
Other languages
English (en)
Inventor
Kokichi Shibata
幸吉 柴田
Yasuhiro Noguchi
安廣 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
Priority to JP25728393A priority Critical patent/JPH07109794A/ja
Publication of JPH07109794A publication Critical patent/JPH07109794A/ja
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】複数枚積み重ねても崩れることのない瓦を提供
する。 【構成】瓦1を構成する平板状本体2の棟側端縁の表面
側に間隔をおいて複数個の凹部22aを形成するととも
に、その裏面側にこの凹部22aに対応して複数個の凸
部を形成する。さらに、平板状本体2の軒側端縁に形成
した脚部24の底面と凸部の底面とを略同一平面上に位
置するように形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、瓦に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、瓦は、セメント、骨材、合成繊
維に水を混合した組成物などを所定の厚みにプレスし、
脱水することにより製造されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
して製造された瓦を保管あるいは輸送するため、複数枚
の瓦を積み重ねる場合、瓦がその位置によって厚みや高
さが異なると、徐々に傾斜がきつくなって不安定とな
り、崩れるという問題があった。
【0004】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、安定して複数枚積み重ねることのできる瓦
を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも軒
側端縁に脚部を備えた平板状本体と、この平板状本体の
左右一方側端縁に連続して形成された連結重ね部とから
なり、平板状本体の棟側端縁の表面側に間隔をおいて複
数個の凹部を形成するとともに、その裏面側に前記凹部
に対応して複数個の凸部を形成し、さらに、脚部の底面
と凸部の底面を略同一平面に位置するように形成したこ
とを特徴とするものである。
【0006】
【作用】一の瓦の上に他の瓦を積み重ねる。この際、一
の瓦における平板状本体の軒側端縁の表面に他の瓦にお
ける平板状本体の軒側端縁に形成された脚部を載せると
ともに、一の瓦における平板状本体の棟側端縁の表面側
に形成された凹部に他の瓦における平板状本体の棟側端
縁の裏面側に形成された凸部を嵌め込む。
【0007】この結果、一の瓦の上に他の瓦をほぼ水平
状態で確実に保持することができ、保管時などにおいて
複数枚の瓦を安定して積み重ねることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0009】図1乃至図6には、本発明の瓦1が示され
ており、この瓦1は、平板状本体2と、この平板状本体
2の左側端縁に連続して形成された連結重ね部3とから
なり、この平板状本体2における表面の左側、棟側およ
び右側には、左台状部21、段丘部22および右台状部
23がそれぞれ台地状に形成されている。また、平板状
本体2における表面の軒側は、なだらかな下り勾配に形
成され、その端縁は垂直に切り落とされてその裏面を越
える高さの脚部24に形成されている。
【0010】さらに、平板状本体2における表面の略中
央には、その棟側から軒側端縁近傍にかけてその表面よ
りもわずかに高く所定の横幅の雨逃し部25が形成され
ている他、この雨逃し部25の棟側には、平板状本体2
の表面よりも若干高い島状部26,26が間隔をおいて
形成されている。この島状部26には、釘穴がその表面
から裏面にかけて貫通されている。
【0011】ところで、平板状本体2の左台状部21お
よび右台状部23の棟側には、その表面よりもわずかに
低く所定の縦長さの葺き足調整部21a,23aがそれ
ぞれ形成されており、瓦1を敷設した際、すなわち、一
の瓦1の左側に隣接して他の瓦1を敷設した場合、一の
瓦1における平板状本体2の左側端縁に他の瓦1におけ
る平板状本体2の右側端縁が接合し、一の瓦1の左台状
部21と他の瓦1の右台状部23によって断面略台形状
の山を形成すると同時に、それらの棟側において、一の
瓦1の葺き足調整部21aと他の瓦1の葺き足調整部2
3aが左右方向に連続するようになっている。この葺き
足調整部21a,23aの縦長さは、脚部24の底面の
縦長さよりも大きく形成されており、この範囲内におい
て脚部24を棟側方向あるいは軒側方向に調整しつつ載
置することができる。
【0012】なお、右台状部23の裏面側には、後述す
る連結重ね部3を収容できる空間が形成されている(図
6参照)他、その棟側隅部分は切り欠かれており、瓦
1,1を敷設した際、この切欠部と連結重ね部3の棟側
隅部分とが干渉しないようにしている。さらに、脚部2
4の略中央は、前述したように、瓦1,1を敷設した
際、一の瓦1の左台状部21と他の瓦1の右台状部23
とを接合して形成される断面台形状の山に対応して切り
欠かれている。
【0013】また、段丘部22は、棟側端縁に向かって
平板状本体2の表面よりも若干高く形成された第1段丘
部221と、この第1段丘部221よりも若干高く形成
された第2段丘部222からなり、その第2段丘部22
2には、断面台形状の凹部22a,22aが間隔をおい
て形成されている他、その裏面には、前述した凹部22
aと対応する位置において、この凹部22aに対応する
断面台形状の凸部22b,22bが突出して形成されて
いる(図3参照)。そして、この凸部22bの底面と前
述した脚24の底面は、図3に示すように、略同一平面
上に位置している。
【0014】この結果、強風によって雨水が瓦1の表面
を伝って軒側から棟側に押し上げられることになって
も、2段構造の段丘部22によって瓦1の棟側端縁を越
えて野地板に流れるのを確実に防止することができると
同時に、瓦1を複数枚積み重ねた場合、一の瓦1の凹部
22aに、その上に重ねられる他の瓦1の凸部22bが
噛み合い、両者を略水平状態で確実に保持することがで
きる。
【0015】一方、連結重ね部3は、前述した右台状部
23の裏面に形成される空間に対応してその横幅および
縦長さが設定され、その左側端縁および棟側端縁にはそ
の表面よりも若干高く肉盛り部31が形成されている。
この結果、隣接した一対の瓦1,1の接合部分から雨水
が入り込んでも、その表面を伝って棟側から軒側に向か
って流れ、肉盛り部31を越えることはない。
【0016】次に、この瓦1を用いて屋根を葺く場合に
ついて、図7を参照して説明する。
【0017】まず、一の瓦1を右下に配置し、その釘穴
から釘を挿通して図示しない野地板に固定する。この
後、一の瓦1の左側に隣接してその連結重ね部3上に、
他の瓦1における平板状本体2の右台状部23が位置す
るように被せるとともに、一の瓦1における平板状本体
2の左側端縁に他の瓦1における平板状本体2の右側端
縁を接合させ、一の瓦1と他の瓦1にわたって左台状部
21と右台状部23によって断面台形状の山を形成す
る。この際、瓦1における平板状本体2の右台状部23
の棟側隅部分は切り欠かれていることから、一の瓦1の
連結重ね部3の棟側隅部分と干渉することはない。次い
で、他の瓦1を釘打ち固定し、以下同様に一の瓦1の左
側に順次他の瓦1を配置し、固定する。
【0018】このようにして、瓦1が1列敷設されれ
ば、その棟側に2列目の瓦1を敷設する。具体的には、
先に固定されている隣接した一対の瓦1,1上におい
て、その棟側に敷設される一の瓦1を、その脚部24の
中央切欠部が軒側に敷設した一対の瓦1,1の左台状部
21と右台状部23によって形成された断面台形状の山
を跨ぐと同時に、脚部24の底面がそれらの葺き足調整
部21a,23aに位置するように配置し、釘打ち固定
する。この際、軒側に敷設した一対の瓦1,1の左台状
部21と右台状部23を接合することによって連続した
葺き足調整部21a,23aに、棟側に配置する一の瓦
1の脚部24を位置させ、その葺き足調整部21a,2
3aの範囲内において屋根の流れ方向にずらすことで葺
き足、すなわち、重ねを調整することができる。この結
果、屋根の大きさが変化しても、瓦1の重ねを調整する
ことで対応することができる。
【0019】以下同様に一の瓦1の左隣に他の瓦1を、
一の瓦1の連結重ね部3の上にその右台状部23が位置
するように被せ、さらに、他の瓦1の脚部24の中央切
欠部が軒側に敷設した一対の瓦1,1の左台状部21と
右台状部23によって形成された断面台形状の山を跨ぐ
と同時に、その脚部24の底面がそれらの葺き足調整部
21a,23aに位置するように配置して釘打ち固定す
る。次いで、その左隣に他の瓦1を順次配置して固定
し、瓦列を形成した後、さらに、その棟側に同様に瓦列
を形成すればよい。
【0020】このようにして瓦屋根を葺いた場合、瓦1
における平板状本体2に形成された雨逃し部25によっ
て左右に別れて流れ落ちる雨水は、その軒側に配置され
た瓦1における平板状本体2に形成された雨逃し部25
の左右一方に導かれる。すなわち、一の瓦1の雨逃し部
25の左側を流れる雨水は、その軒側に位置する他の瓦
1の雨逃し部25の右側を流れ、以下分流された状態を
維持しつつ流れ落ちることになる。この結果、雨水は平
板状本体2の中央で合流することがなく、合流した場合
の半分の流量で緩やかに雨樋まで導くことができる。し
たがって、強風で雨水が棟側に押し上げられても、その
流量が少ないために瓦1の重ね部分に入り込んだ雨水が
瓦1の棟側端縁を越えて野地板に流れることを防止する
ことができる。
【0021】また、このような瓦1を保管するため、あ
るいは、輸送するため、複数枚積み重ねる場合は、図8
および図9に示すように、一の瓦1における平板状本体
2の軒側端縁の表面に他の瓦1における平板状本体2の
脚部24を載置するとともに、一の瓦1に形成された凹
部22aに他の瓦1の凸部22bを嵌め込む。以下同様
にして他の瓦1を順次積み重ねればよい。この結果、瓦
1を複数枚積み重ねた際、上下一対の瓦1,1におい
て、下方の瓦1の凹部22aに上方の瓦1の凸部22b
が噛み合って確実に保持すると同時に、ほぼ水平状態で
積み重ねることができ、複数枚積み重ねた瓦1が崩れる
ことがない。
【0022】なお、本実施例においては、連結重ね部3
を平板状本体2の左側端縁に連続して形成した瓦1を例
示したが、平板状本体2の右側端縁に形成してもよい。
この場合には、左台状部21の裏面側に連結重ね部3を
収容できる空間を形成する必要がある。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、少なくと
も軒側端縁に脚部を備えた平板状本体と、この平板状本
体の左右一方側端縁に連続して形成された連結重ね部と
からなり、平板状本体の棟側端縁の表面側に間隔をおい
て複数個の凹部を形成するとともに、その裏面側に前記
凹部に対応して複数個の凸部を形成し、さらに、脚部の
底面と凸部の底面を略同一平面に位置するように形成し
たことにより、複数枚の瓦を確実に保持しつつほぼ水平
状態で積み重ねることが可能となり、保管時などにおい
て瓦を複数枚積み重ねても崩れることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の瓦を示す斜視図である。
【図2】本発明の瓦の平面図である。
【図3】本発明の瓦の背面図である。
【図4】本発明の瓦の右側面図である。
【図5】図2のA−A線端面図である。
【図6】図2のB−B線端面図である。
【図7】本発明の瓦を用いて屋根を葺く場合の施工説明
図である。
【図8】本発明の瓦を複数枚積み重ねた場合の右側面図
である。
【図9】本発明の瓦を複数枚積み重ねた場合の背面図で
ある。
【符号の説明】 1 瓦 2 平板状本体 21 左台状部 22 段丘部 22a 凹部 22b 凸部 23 右台状部 24 脚部 3 連結重ね部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも軒側端縁に脚部を備えた平板
    状本体と、この平板状本体の左右一方側端縁に連続して
    形成された連結重ね部とからなり、平板状本体の棟側端
    縁の表面側に間隔をおいて複数個の凹部を形成するとと
    もに、その裏面側に前記凹部に対応して複数個の凸部を
    形成し、さらに、脚部の底面と凸部の底面を略同一平面
    に位置するように形成したことを特徴とする瓦。
JP25728393A 1993-10-14 1993-10-14 Pending JPH07109794A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25728393A JPH07109794A (ja) 1993-10-14 1993-10-14

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25728393A JPH07109794A (ja) 1993-10-14 1993-10-14

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JPH07109794A true JPH07109794A (ja) 1995-04-25

Family

ID=17304230

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25728393A Pending JPH07109794A (ja) 1993-10-14 1993-10-14

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JP (1) JPH07109794A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013249582A (ja) * 2012-05-30 2013-12-12 Toshiba Corp 屋根瓦型の太陽電池モジュール

Cited By (1)

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